10 冷たい校舎村9
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[ みんなの未来の中に、私はいる。>>76 鳩羽君の中にも。 そう断言してくれるの、嬉しいね。 未来の私にもちゃんと居場所があるって思える。 大丈夫、青春はちょっとくらい クサくってもいいんだよ! ]
(108) takicchi 2021/06/17(Thu) 02時頃
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[ 例えば、鳩羽君が落ち込んでたら?>>77 ]
その時は、ちゃんと大丈夫じゃないって教えてね。 笑っててもいいから。
[ 無理してでも笑いたければ、笑っててもいいよ。 でも、ちゃんと教えてほしい。 いきなり学校サボったりしたら、 表情からも声からもキャッチしようがないでしょ。 大丈夫じゃない時はひとりぼっちでいちゃいけない。 これ、死地から帰った先輩からのアドバイスね。 あ、ここ笑うところ(しつこい) ]
そんな時じゃなくても、ココアくらい奢るよ。
[ 綾鷹?ほうじ茶の方なら歓迎なんだけど ]
(109) takicchi 2021/06/17(Thu) 02時頃
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[ そんな話をしていたら、鳩羽君がなにやら閃いた>>78 ]
え?眼鏡?
[ 眼鏡仲間。眼鏡繋がり。 どうしよう。日本語の意味はわかるはずなのに、 鳩羽君の言ってる意味がわからないの。 確かに私も鳩羽君も眼鏡だけど! 待って、眼鏡繋がりって友達より上なの!?>>79 鳩羽君の中で眼鏡ってどれだけ重要なの!?
とりあえず、病院の中は年中快適気温に 保たれているから、この病院から一歩外に出た途端、 鳩羽君の眼鏡は鳩羽君の息で曇ると思う。 がんばってね!……何を?* ]
(110) takicchi 2021/06/17(Thu) 02時頃
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[身体が寒くて目が覚めた。 どうやら勉強中に寝ちゃったみたい。 開けっ放しのカーテンからは、 大雪なんて降りそうにない夜空が広がっている。
冷えきった手を擦り合わせてみたら、 どうしてか左手だけがすごく温かかった。 まるで、さっきまで誰かと手を繋いでいたみたい。 わたしは反対の手に息を吹きかける。]
(111) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時頃
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[見慣れた制服は朝着るようにハンガーにかかっていて、 お財布は左ポケットじゃなくて鞄の中、 胸ポケットは指で押しても布の弾力しか返って来ないし 右ポケットの中で握るわたしの手のひらは空っぽだ。]
……夢じゃない。
[それでも、メール>>3:+4を見る前から分かってた。 校舎に置いてきたことも、わたしが新たに抱えたものも、 全部、覚えていたから。
わたしは私服の上に血に染まっていない コートとマフラーを着込んで階段を下りる。]
(112) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時頃
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[お父さんがリビングにいることは、 1階の廊下に漏れる明かりからすぐに分かった。]
お父さん、
[わたしがお父さんを呼ぶと、 お父さんはグラスに入った液体を揺らして振り返る。 わたしの髪みたいな色。お酒だと思うでしょ。 残念。正解は麦茶でした。 お父さんは、お母さんの前ではお酒を飲まない。
あの日>>2:600もそうだった。 お父さんはわたしへ少し恥ずかしそうな顔をするけど、 隠すつもりもなかったくせに。 わたしは迷わずお父さんの隣に座る。 顔を上げると、お父さんの大きな手がわたしに触れた。
わたしはお父さんの少し硬い手のひらにじゃれながら、 お父さんの悲しそうな顔を眺めていた。 今度はあの日>>2:601に戻っちゃったのかな……でも、]
(113) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時頃
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[目元の皺、いつの間にか結構増えたね。 クマもちょっと濃くなってる気がする。 お母さんが死んで、お父さんもわたしも もう動けない、進めないと思ってたのに、 そんなことなかったみたい。
——わたしたちは、生きている。 鼓動を奏でる生者の時は止まらない。 立ち止まっているつもりでも、 わたしたちは少しずつ前に進んで、 お母さんのことを忘れていく。
夢を語る溌剌とした表情も、怒った時の鮮烈な声も、 頭を撫でてくれた柔らかい手も、味の薄かった料理も、 わたしたちの願望が、お母さんの本当を塗りつぶす。]
(114) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃
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お父さん、わたしね——
[やっぱり、死んだらそこで止まっちゃうんだよ。 だから生きている方がいい。 どんなに苦しくても、辛くても、生きて足掻く方がいい。
そのためならわたし、ワルモノにもなれるよ>>5:222。
心臓がバクバクしてる。声を出す喉も上手く動かない。 それでもわたしは、お父さんと話をした。]
(115) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃
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[月が朝焼けの空に掠れる頃、 何かが破裂したような音がした。]*
(116) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃
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[わたしの乗ったタクシーが病院の前に停まったのは、 他の車>>8より後のこと。
目覚めた時見た夜空はもうどこにもなくて、 わたしは朝焼けも過ぎようという早朝に 病院へ足を踏み入れることになった。]
(117) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃
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— 病院・待合室 —
[乃絵ちゃんの手術は既に済んでいて、 今は乃絵ちゃんの生命力に託した状態。 集中治療室に入ることは当然叶わず、 わたしは待合室にいる。
面会時間外だというのに、 病院の中には見知った顔がたくさんあった。 みんなはどこにいたかな。
たとえばそこに一日限りの相棒>>8がいたなら、 挙げた片手にこたえるように、 わたしの右手の人差し指はわたしの前髪の縁を伝う。 毛先に触れるたび、指の皮膚がじんと痺れた。]
(118) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃
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[炭蔵くんの前髪はすっかり元通り。 昨日の今日どころかさっきの今だ。 約束が果たされるのはもう少し後のことなんだろう。
そう思ってもわたしはいつものように、 炭蔵くんへ個人的に声をかけることはない。 だってもう、二人じゃない。
止まった一日は終わった。 わたしはまた民衆に埋もれていく。]*
(119) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃
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— 病院・集中治療室前 —
[わたしたち以外に、見慣れない女性がひとりいる。 集中治療室の向こうを見るその人が、乃絵ちゃんの お母さんだってことはさすがのわたしもすぐに分かった。
顔立ちに乃絵ちゃんと似ているところはあったかな。 乃絵ちゃんに毎日お弁当を作ってくれるお母さん。 お菓子も手作りにこだわっていたお母さん>>3:205。 苺が好きだった話>>4:469、わたしは理由を聞けたかな。 夜食>>4:309のエピソードはどうだろう。
少なくとも、わたしの知る乃絵ちゃんのお母さんは 乃絵ちゃんを傷つけたりしなかった。否定も、何も。
でも乃絵ちゃんはお母さんのこと、諦めてた>>5:209。 お母さんは、乃絵ちゃんの救いにはならない。 だからわたしも家族の話をやめた>>5:225。
でも、ここに乃絵ちゃんのお父さんの姿はない。]
(120) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃
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……乃絵ちゃん、苺がすきなんです。
[なんで声をかけたのかって言われたら、 わたしたぶん納得のいく答えを出せない。
いきなり隣に来て声をかけてきた子どもに、 乃絵ちゃんのお母さんはどんな顔をしたんだろう。 必要ないって、害になるって、馴れ合いだって、 そう決めつけられた>>5:1乃絵ちゃんの友達が 何人も駆けつける光景を、どう見てるんだろう。
乃絵ちゃんのこと、どう、思ってるんだろう。
わたしは細める前の目で乃絵ちゃんのお母さんを見る。]
(121) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃
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乃絵ちゃんを見てください。
……乃絵ちゃんは、ここにしかいないので。 生きているので。
[見知らぬ子どもが急に生意気なこと言ったんだもの。 怒られたって睨まれたっていいよ。
こんなことしたら、乃絵ちゃんに迷惑をかけちゃうかな。 でも、ここには乃絵ちゃんのお父さんはいないから。 逆らえない、お母さんしかいないから。
わたしが知っているのは、乃絵ちゃんとお父さんのこと。 お母さんの意思は乃絵ちゃんからも聞いてない。]
(122) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃
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突然、すみませんでした。 ……失礼します。
[わたしじゃなくて『乃絵ちゃんの友達』が 悪く言われるのはヤだから、わたしはちゃんと謝った。 ちゃんと謝って、ちゃんとお辞儀をして、離れる。
乃絵ちゃんのお母さんが何をしたところで わたしは振り返らなかったし、 わたしの耳が何かを拾おうとしてもすべて手放した。]
(123) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃
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[こんなこと言う必要、なかったんだけどね>>5。 わたしのやることってやっぱりどこかズレてるのかも。
コートのポケットに適当に突っ込んだお財布の中、 たった1枚がひどく重く感じた。]*
(124) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃
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— 帰還 —
[それから暫くは待合室にも寄りつかず、 病院の片隅にある椅子に腰掛けてぼーっとしていた。 早朝と夜の境目にある空を眺めていると 変な時間に目覚めたせいで瞼が重くなってくる。 右手のピリピリとした感覚がどうにか留めてくれた。
不安は思ったより大きくない。 乃絵ちゃん>>5:211は自分の現状を教えてくれて 事実、そうだったんだけど、 最後に聞いた言葉>>5:264が再会を望むものだったから。
望んでも叶わないことはいっぱいいるけど、 たまにはその通りになってもいいでしょう。 自動販売機の飲み物、 これからずっと違う物が出てきたっていいから。
わたしはただ、乃絵ちゃんの明日を信じたいだけだ。]
(125) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時頃
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[わたしにその答えを教えてくれたのは、 消灯したランプ>>19じゃなくて微かに聞こえた声>>23。
音の先を覗き込むと、ひとみちゃん>>23が 薄暗い病院の中を歩き回るのが見えた。 もし出会うことができたなら、わたしは思わず ひとみちゃんの手をとろうとする。
左手を底に据えて、ほかほかの右手で蓋をする。 おにぎりを作ろうとしているのか、手のひらでぎゅっと。
わたしの右ポケットは空っぽで>>111、 何度も力を借りたぼたんは見当たらなかった。 ひとみちゃんに手を払われでもしない限り、 傷のあった側面>>2:13を指で辿って探ろうとする。
そこに傷があってもなくても、わたしのところへ 帰ってきていた紺色のハンカチを重ねようか。]
(126) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時頃
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……よかった。
[こうしてちゃんと話せたのは、 お菓子パーティー>>+0以来かな。
持ち寄ったお菓子を並べて、どんな話をしたんだっけ。 趣味以外の話>>0:713? あの時みたいに知らない仲じゃない。 明るい我らが看板娘の声があれば、 また違った話もできたのかもしれないけど。
すごく離れていた気がするのに、 あの世界でもたった2日、ここではもっと少ない。 わたしが零す言葉はどっちに向けられていたんだろう。]
(127) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時頃
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よかったよ。
[じゃあ、どっちもにしよう。 わたしはもう一度同じ言葉を繰り返した。
それ以上は引き留めたりしない。 ひとみちゃん>>24が長く一人でいられないことは 分かっているつもりだから。]
また学校でね。
[わたしはひとみちゃんの背中を見送る。 その光景が、見慣れた日々と重なった。]*
(128) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時頃
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[一緒に帰ってきたからかな。 わたしが来てから乃絵ちゃんが目覚めるまで、 そう時間はかからなかったと思う。 待合室の時計がそれを教えてくれた。 乃絵ちゃんのお母さんの姿はない。 家族だから、一足早く側にいけたんだろう。
みんなも朗報に集っていたかもしれない。 少なくとも鳩羽くん>>11はたぶんその一人。 さっきまで別の場所にいたんだろう。 わたしも人気の少ない場所でぼーっとしていたから、 わたしたちの再会はたぶんこの瞬間だ。]
(129) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時半頃
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……うん。
[困ったな。 明日≠フない一日は終わったから、今のわたしには もう、背に手を当ててくれる相棒>>5:71がいないのに。 いつもみたいに笑ったつもりなんだけど、 眉だけが乗り遅れて眉尻を落としちゃった。 右手の人差し指で下がった皮膚を押し上げる。 指先の触れた場所だけ熱かった。]
どうしたの、それ。
[眦への絆創膏チャレンジは成功していたかな>>5:212。 傷を示すついでに、わたしは片眉の救出に成功した。 ぐりぐりと温かい指を押しつけたまま、 わたしは丈ぴったりのダッフルコート>>5:+53を見る。]
(130) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時半頃
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[持ち帰れなかったこと気になってたから、 置いてきぼりにしてなくてよかったなって。 これで誰も寒くない。隣同士、顔のない人形を思う。]
ありがとね、鳩羽くん。
[傷の理由を聞けた後かな。わたしはそれだけ告げた。 何にとかそういうことじゃないから、それだけ。
鳩羽くんの前にしては口数の少ないわたしだけど、 作り物じゃない顔でニッて笑うから、 今はそれで許してほしいな。]*
(131) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時半頃
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── 病院・メイ ──
[ノエが目覚めて、喜びを共有して。 だけどそのあと俺は、小さなその姿を探してた。 ようやく見つかったメイは、 ひとり、人の少ない場所にいて >>129 なんだ、ここに居たんだ、ってさ。
無事帰ってきていてよかった、の気持ちも込めて。 それからちゃんとまっすぐお礼を伝えただろう>>12
戻ってこない眉尻の理由>>130 いつもよりも口数が少ない理由。 ピンとなんて来なかったから、 鳩羽憐は、首を傾げて不思議そうに、眺めるだけ。]
(132) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 08時半頃
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[腕もふたつずつ、身体もひとつずつだったふたりが、 昨日′わした言葉を俺は、知らない。>>5:71 ノエを明日≠ノ連れてきてくれたふたりが、 何を語ったのかは知らない。
また逢える、って言葉をくれたメイが、 いつもの顔を見るよりも前に、>>5:18 探しに来てくれたことを、知らない。
今は手元にあるコートに逃された感情も、 そのときに交わされたふたりだけの秘密も。>>5:80 勿論、俺が、知るはずなんて、ない。 ]
(133) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 08時半頃
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[だから、俺が知っているのは 昨日の8:50≠ゥら繋がった今日≠フ、メイだけ。]
これ? ああー・・帰ってきたら切り傷できてた。
[ニセモノの名残。って俺は表現を加える。>>130 自分が何をしていたのかは覚えているから それでできた傷だって、ちゃんと俺は理解してる。
メイは、俺の人形、見たのかな。 だったらもしかしたら、伝わるかもって。 ]
(134) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 08時半頃
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……ん?なんで?
[察しの悪い俺はさ。ありがとって言われても まー、なんのことだかさっぱりで。>>131
でも、理由が聞けなくともさ、 作り物じゃない笑顔で笑うなら、それでいーや。 だから俺もつられて、ニッって笑うんだ。 ]
(135) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 08時半頃
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ま、いーや どういたしまして
[もうだいぶ遠い日みたいに思う「昨日」のように 俺はメイの頭をぐしゃっと撫でるんだ >>3:73 なんで頭を撫でたかって?しらねーよ!ってさ。
頭を撫でるときは、「褒める時」なんだろ。 その解釈は案外間違ってないかもよ。
丈ぴったりのダッフルコートは 袖がクッションにはならなかったけど >>4:146 痛くしてないつもりだから、安心してな。 ]**
(136) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 08時半頃
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── お見舞い ──
退屈してるだろうと思ってな
[ あの時と同じ言葉で迎えるから、>>13 俺の眉毛はハの字を描いて垂れ下がる。 でも、ここは音楽室なんかじゃない。
綺麗な折り目のついた白いシーツに視線が移る。 黒沢の腕に繋がる傍らの点滴が、 ぽたぽたと時間の流れを告げていた。 ]
(137) ゆら 2021/06/17(Thu) 09時半頃
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