26 卒業試験の共存試験【R18ペア】
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すぐに役立つとは思わなかったけれど……
[呟いて、脱ぎ捨てた服を呼び寄せ、即席の人形に着せかける。 その胸のあたりにブローチを留めた。 今までのオークションで入手した、琥珀の嵌まった大ぶりのものだ。 指先を爪で突いた血の珠を琥珀に塗りつければ、じわりと吸い込まれて消える。
これで大まかな準備は完了である。*]
(113) nekomichi 2023/07/31(Mon) 19時頃
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[ 作戦開始の気負いも見せず、煙が愛技を仕掛けてきたりするから、声は殺さず呻いておいた。 ここにいては、また誘惑に駆られかねないと、早々にバスルームへ移動する。
ちらと覗いたところでは、彼はホテルの備品で人型を作っているようだった。 頭を撃ち抜かれたら、羽毛が散るのかもしれない。]
(114) enju2 2023/07/31(Mon) 19時半頃
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[ 手早くシャワーを浴びて身綺麗にする。 彼の名残が漏れるのが気になって遅れを取ったりしたら元も子もない。
服は彼に破られたままだったから、ひとまず、紐なしになったバスローブを羽織っておく。
服に仕込んでいた暗器はできるだけ回収しておいた。 手に馴染んだ武器に触れていると、条件反射のように、彼を殺す動きを頭の中でシミュレーションしてしまうのだけれど、実害はないから黙っておこう。*]
(115) enju2 2023/07/31(Mon) 19時半頃
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[作戦の準備をする間にバスルームから戻ってきた彼が部屋の中を動き回っている。 時折殺気とも付かない気配が飛んできたが、害はなさそうなので気にしないでおいた。]
こちらにおいで。 仕上げをしよう。
[こちらは変わらぬ素裸のままで彼を呼ぶ。 その肌にはいくつかの文字と文様が墨書されていた。 簡易な魔除けで、実体持つものには無意味だが、呪詛の類を逸らす程度の役には立つ。]
ここに横になって。
[示したのは、やはりベッドの上だ。]
(116) nekomichi 2023/07/31(Mon) 22時半頃
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おまえを血族の一員に迎え入れるにあたって、私から名前を贈ろう。
[呼び寄せた彼に接吻けて、息の交わる距離で告げる。]
祗蘭。 それが生まれ変わるおまえの名だよ。 覚えておきなさい、祗蘭。
[彼の胸板に綴った字は、彼の文化には無いものかもしれない。 荒れ地でも逞しく咲く蘭に由来する名は、一方で芝蘭と音通する。 芝蘭結契と綴る熟語の意味を、いずれ彼にも教えたい。]
(117) nekomichi 2023/07/31(Mon) 22時半頃
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[彼の肌にも魔除けを書いた後、手首を自らの爪で裂く。 溢れた血が凝って、短い刃の形を成した。]
では、いくよ。
[囁いて、切っ先を彼の心臓に擬する。*]
(118) nekomichi 2023/07/31(Mon) 22時半頃
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[ 煙が肌に書き記している不思議な紋様を見る。 伸びやかに、あるいは跳ね、滴り、捻れて、跳ぶ、強弱のある線。 彼自身の才を具象化したような自由な図柄だと思った。 おそらく文字列であろうと検討はつくけれど、これもナルミが知らない吸血鬼の歴史につながるものなのかも知れない。
寝台に導かれ── 仰臥すべきか伏せて、腰を上げるべきかは少しだけ考えた── 横になって、煙を見上げる。
名を贈ると言われ、息を詰めた。 もう番号で管理されるのは卒業なのだ。]
(119) enju2 2023/07/31(Mon) 23時半頃
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祗蘭。
[ 彼が口にした響きを繰り返し、静かに笑みを刻む。]
目覚めた時、そう呼ばれるのを楽しみにしています。
[ 彼の血でできたナイフに手を添え、彼を見つめたまま、己が心臓へと押し下げた。*]
(120) enju2 2023/07/31(Mon) 23時半頃
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[彼が伏せて腰を上げていたら、うっかりと官能の第二幕が上がっていたかもしれない。 実際に行われるのは、血の洗礼だ。]
祗蘭。私の愛しい子。 おまえの命を断ち、新たに私に繋ごう。
[言葉を贈り、添えられた彼の手と共にナイフを彼の心臓へ埋める。 そのまま横へ大きく引き裂けば、血飛沫と共に黒い風が噴出した。]
(121) nekomichi 2023/08/01(Tue) 00時半頃
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[呪詛と怨念と澱みが凝ったような颶風が渦を巻き、室内のあらゆるものを吹き飛ばしなぎ倒す。 極小の嵐の中心で、自身は石のように動きを止めていた。 息も止め、微塵も動かずに気配を殺す。 動かずさえいれば、魔除けの紋が姿をも隠した。
憎悪の対象を見失った異形の群れの前にあるのは、標的の気配を纏う形代だ。 荒れ狂う群れは唯一気配のするそれへ襲いかかり、仕掛けられていた呪に捕らえられた。
琥珀を使った呪は、肉体持たぬものを捕らえ封じ込める。 呪詛を封じた琥珀は真っ黒に染まってがたがたと震えたが、やがて元の透き通る色を取り戻した。 中央に滲む太く黒い筋が、狂える眷属らを封じた証だ。]
(122) nekomichi 2023/08/01(Tue) 00時半頃
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[音の止んだ部屋で、そっと息を吐き出す。 事前に準備できていたからこそ凌げたものの、まともに受けていたら危険だった。 実体の無い相手は厄介なのだ。
あらためて、愛しい子の様子を見る。 黒い嵐の間も見つめ合っていたのだ。彼の瞳から光が消える瞬間も、ずっと見ていた。
おびただしい血が流れ出し、周囲を染めていた。 血の気の失せた彼の体は、まるで蝋細工のように白い。 ただ、散らした唇紋だけは色を残していて、未だ誘うようだった。]
(123) nekomichi 2023/08/01(Tue) 00時半頃
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おいで、祗蘭。 私の愛しい子。
[歌うように告げて、刃を成していた血の硬化を解く。 液体に戻った血が、彼の心臓に染みこんでいった。]
私のもとに戻っておいで。 目を覚まして、私に接吻けておくれ。
祗蘭。私の子。 おまえを私の血で目覚めさせるよ。
[手首の深い傷から、惜しみなく血を注ぐ。 彼の体が貪欲に血を吸い込むのを見守り、新たな命を得るのを、与えた名を呼びながら待った。*]
(124) nekomichi 2023/08/01(Tue) 00時半頃
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[ 血の刃が心臓に至る。 苦痛というほどの痛みはなかった。 ただ昏迷に落ちてくだけ。
その中で、彼の紅の双眸が輝いている。 導きの星のように、それを最後まで見ていた。]
(125) enju2 2023/08/01(Tue) 07時半頃
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[ さらば同級生たち。
おそらくは血の兄弟姉妹であり、柵でもあった者たちに別れを告げる。
彼がどんな方法で呪詛を解くのかわからないけれど、あれらもまた彼を目指した一種の恋敵だった。]
(126) enju2 2023/08/01(Tue) 07時半頃
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── …
(127) enju2 2023/08/01(Tue) 07時半頃
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── ……
(128) enju2 2023/08/01(Tue) 07時半頃
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── ………
(129) enju2 2023/08/01(Tue) 07時半頃
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[ 目覚めよと呼ぶ声がする。]
(130) enju2 2023/08/01(Tue) 07時半頃
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[ 温かい流れに浮かび上がるように、祗蘭は死の中から戻った。
初めに彼を見、その声を聞き、その唇に触れる。*]
(131) enju2 2023/08/01(Tue) 07時半頃
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[注いだ血を飲み干して、裂けた胸が修復されていく。 透けそうなほど白かった肌に赤みが戻る。 睫毛が震え、唇がわなないて、 開かれた瞳の中に、私がいるのを見た。]
おかえり、私の祗蘭。
[呼びかけ通りの接吻けを受けて、微笑みながら抱き起こす。]
(132) nekomichi 2023/08/01(Tue) 08時半頃
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身体はどうだい? 痛みはないかい?
私の事はわかるね?
[質問を重ね、彼の状態を確認し、ついでに胸の尖りを指先でくすぐる。 バスローブから引き抜くように起こしたので、やはり互いに裸だ。*]
(133) nekomichi 2023/08/01(Tue) 08時半頃
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[ 死に返りの中で今日までの記憶を失うことになるかも知れないと思ったけれど、どうやら杞憂だったようだ。
接吻けの合間に畳み掛けるように質問を投げてくれる彼が、文字通り己の血肉となった親だとわかる。 彼の手で何度も快楽に喘いだことを体も覚えていて、待ちきれないような擽り行為に身悶え、彼の腕に身を投げかけるのだった。]
ええ、俺はあなたの祗蘭です。
[ 晴れてそう名乗れる喜びに破顔する。*]
(134) enju2 2023/08/01(Tue) 19時頃
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[祗蘭と名乗って、彼が晴れやかに笑う。 その表情だけで、全ての苦労が消え失せるようだ。 腕の中に収まった彼を抱きしめ、舌や指で戯れる。 早くまた彼と愛を交わしたい。]
祗蘭。 私は目的のものをもう手に入れたようだ。 早く帰ろう。
[愛しい子を手に入れた以上、この後のメインオークションなど興味はないと、帰還を告げる。]
(135) nekomichi 2023/08/01(Tue) 22時頃
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[彼の胸に手を当て、闇を喚ぶ。 細やかに織られた闇は服の形を成して彼を包んだ。 黒一色の漢服が彼の精悍さを引き立てる。]
服を贈るという約束だったろう? 帰るまではそれで納得しておくれ。
[最初に交わした約束を果たす気はあるのだと言いつつ、自身もまた闇の衣を纏う。 黒い薄絹を幾重にも重ねた古風な衣装は、明らかに女性のものだった。 編んだ髪を解けば、長い髪が背に広がる。]
(136) nekomichi 2023/08/01(Tue) 22時頃
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では、エスコートしておくれ。
[長手袋に包まれた手を彼に差し出した。*]
(137) nekomichi 2023/08/01(Tue) 22時頃
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[ もう帰るという彼に同意する。 そんな風に見つめられ、触れられては、一刻の猶予もなく抱き合いたいくらいだ。]
ふふ、ありがとうございます。
[ エキゾチックな服を贈られ、謝意を告げた。 彼が約束を忘れずに果たしてくれたことが、とても嬉しい。
とても滑らかで上質な布地でできた、動きを妨げることのない服だった。 着たままでも、彼の指をつぶさに感じられる。]
(138) enju2 2023/08/01(Tue) 22時頃
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[ 一方で彼が女性の服を纏う姿に感嘆する。]
変装にしても麗しすぎて、皆、目が離せなくなりますよ。
[ 自分がその一号だと自負する。]
では、僭越ながら。
[ 暗殺者から一時的に鞍替えして、麗人の手をとった。*]
(139) enju2 2023/08/01(Tue) 22時頃
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[彼に手を委ね、歩き出す。 その途上で思い出し、視線をベッドの上に向けた。
掛け布団の人形は無惨な姿になっていたけれど、琥珀のブローチはまだ胸元に留まっている。 それを視線で呼び寄せて手に取り、彼に差し出した。]
おまえの中にいた呪詛を封じてある。 私が処分しても良いけれど、どうしたい?
[荒れ狂う黒い影の正体が墜ちた同族であることは、気配で分かった。 ならば自ずとその正体も推測が付く。 まずは彼の判断を待つべきものだろう。*]
(140) nekomichi 2023/08/01(Tue) 23時頃
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[ 彼が差し出した琥珀を見て目を細める。 影たちは彼の幻影を喰らって満足して消えたかと思ったが、甘い見込みだったらしい。]
あなたを襲う以外の役に立つとは思えないけれど、 手懐けられるというならどうぞ。
俺に返すつもりなら、眠らせてやってくれ。
[ 祗蘭となった自分にとっては過去にしたいものだと告げる。*]
(141) enju2 2023/08/01(Tue) 23時半頃
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そうか。 ならば良いようにしておこう。
時間を取らせたね。 行こうか。
[琥珀を懐に収めて、改めて促す。 彼の他に持ち出す荷物などは無い。]
(142) nekomichi 2023/08/02(Wed) 00時頃
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