23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。
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聞かれたくないことは特にない。 最終日、ここで死んだら 本当に死ぬって聞いたから。
[誰かを手にかけるしかないにしても、 酷い頼み事だ。 最初の頼みから、>>1:359 きっと、彼には酷いことをしている。*]
(115) 2023/04/26(Wed) 16時半頃
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[似合っている>>114と言われてしまえば、はにかむしかない。石を弾いた手をもう片方と合わせて首の後ろで組む。]
>>115 そんな噂聞いてたんだ。
んー。 それって要は、死にたいってこと? 自殺じゃなくて殺されたい?
[普通に考えて、誰かに自分を殺してくれなんて頼んで了承されるケースはごく稀だろう。それならこの場に来ようと思うのも、まあ、わかる話ではあった。]
(116) 2023/04/26(Wed) 16時半頃
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[>>116 特に気をしたふうでもなく、 会話を続ける鮫島に頷いて。]
大事な人の願いで、自殺はできないんだ。
……でも、結局同じことなんだよね。 ここに来たってことは。
[>>2:369 野々花に言われるまで、 そんな当たり前のこともわかっていなかった。*]
(117) 2023/04/26(Wed) 16時半頃
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ヤマトは、キリノにLINEを打ち始めて五秒で何かに気付いて鮫島に連絡した。
2023/04/26(Wed) 16時半頃
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>>117 なるほどねえ。
[組んだ手で支えた頭を反らすように、月を見上げる。]
……どう転ぶかわかんなかったから 報告が後回しになったけどさ。
キリノと協力して、 誰も死なないで済むような願いの仕方を 最終日組で意思統一してやろうってなってんだよね。
けど、
(118) 2023/04/26(Wed) 16時半頃
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お前が望むなら、 お前の願いも叶えられるように 調整したいなとも思ってて。
…………どうしたい?
[或いは、]
ゲームは平穏に終わらせてから、 現実世界で俺がお前を殺してやってもいいけど。
(119) 2023/04/26(Wed) 16時半頃
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キリノは、俺はむっつりではない。オープンスケベ。
2023/04/26(Wed) 16時半頃
サメジマは、何やらしょーもない宣言が行われている気がした。
2023/04/26(Wed) 16時半頃
ヤマトは、俺は淫乱じゃない‼️
2023/04/26(Wed) 16時半頃
キリノは、淫乱戦艦ヤマト
2023/04/26(Wed) 16時半頃
ヤマトは、キリノ俺はハーロックがいいから宇宙海賊
2023/04/26(Wed) 17時頃
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[鮫島の視線の先を追って月を見上げた。>>118 誰も死なないで済む願いのかけ方と聞いて、 目を瞬かせる。]
そっか、両陣営協力すればできるよね。 犠牲を最小限にして現実に戻ること。
[>>119 その提案に、視線を月から彼の顔に走らせる。 見上げる形は変わらない。]
(120) 2023/04/26(Wed) 17時頃
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―――――― ここで死にたい。
[微笑む。 明かされないルール。気に入らない思惑。 歪んだ世界。 反発心ならあった。奴らの企みを 壊せるなら壊してしまいたいという思いも。
だけどその提案はあまりにも魅力的で。 自分には相応しいものに思えたから。]
(121) 2023/04/26(Wed) 17時頃
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[現実世界で彼の手を汚させる気はない。
それに、この空間での死こそが、 相応の結末であると。**]
(122) 2023/04/26(Wed) 17時頃
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[届いていたLINEに返信を打ちながら、結論が出されるのを待った。それは恐らく、予想していた通りの。
ふ、と端末を消す。]
…………ん。
わかった。
どういう風にするのがベストかは、 他の連中とも相談すっけど。
最終日、連れてくわ。
[月に背を向けて、校舎へ戻る道を行く。 振り返りはしなかった。]
(123) 2023/04/26(Wed) 17時頃
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ニジノ
元気にしていますか? ニジノへのLINEのお返事が間に合わないまま ニジノがリアルに戻ることになってしまったので、 届くかな…届かないよね、 届かなくても、 やっぱり送りたいと思います。
ニジノの元気が無かった原因が やっとわたしにも分かったの。 ゲームの異常さに、ニジノは気付いていたのね。 気付いていて、口にしないでいてくれていたのね。 もう少し早く情報収集出来ていれば、 最後に見たのが、無理に笑ったような顔じゃ なかったのかなって思うと、後悔が募ります。
(124) 2023/04/26(Wed) 17時半頃
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…まだ、こちらはどうなるかわかりません。 でも、ニジノとした約束、ちゃんと覚えてるからね。 動画のURLも、教えて貰わなきゃ! 2回目の女子会もあったらいいな。 わたし、実はああいうのも初めてだったの。 ニジノに、会いたいな………
…… 湿っぽくなりそうだから、 ここで終えるね。
「また」会いましょう。
野々花
(125) 2023/04/26(Wed) 17時半頃
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[キルロイさんの最後のメッセージには やっぱり少し、眉を下げた。]
(126) 2023/04/26(Wed) 17時半頃
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[グレーアウトしたメンバーでも、 送受信の履歴が残っている。 届かないであろうメッセージをひとつ、 そして、遅れていたLINEの返事をもうひとつ。
息をついて。 引き続いての気掛かりへ、 迷い迷い、もう一通。]
(127) 2023/04/26(Wed) 18時頃
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[LINEを送信し終えて、 またひとつ息をつく。
すっかり日課になっていた報告を 忘れていたことに気付くけれど、 目まぐるしく変わる事態に、それどころではなくなって。]
………。あ。
[もうひとつ返事を取り落していた。 全体LINEを眺めた後、
「参加:△]と送信する。 グラウンドに行けない事情はごく一部しか知らない。 説明は省き、行けたら行くのニュアンスで 受け取ってくれればいいと思った。 **]
(128) 2023/04/26(Wed) 18時頃
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ーグラウンド/キャンプファイヤー会場準備ー
[沢山作った薪は何回かに分けて運ぶ必要があった。 えっちらおっちら運び、適当な広さの場所に組始める。
キャンプファイヤーを組むコツは空気が通るようにすることだが、この世界の酸素と火は関係ない。
少年らしく雑に組んだ。
傘のように薪を斜めに立てかける閉じ傘型。 中心に高い炎が燃え上がるのが特徴だ。
まあよくある形か。]
(129) 2023/04/26(Wed) 18時頃
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[着火に使うトーチも作った。枝にガーゼを巻き付け、アルコールを染みさせている。
着火剤とかはない。しかし、クルーエル社が少年のやってることを見れば、むしろシステム作り替えて追加しても火をつけさせてくれるはず。
だってキャンプファイヤーは最高のショーだから。
マッチだって廃校のものは使えないかと思ったが、擦ったら簡単に火がついた。ねー。]
(130) 2023/04/26(Wed) 18時頃
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[ちなみにVRで水や火を再現するのは尤も難しいらしい。
だからプールは空なのか、だから廃校なのかとかいちいち思い付いたが、褒めて褒めてと鮫島にLINE連打はやめよう。
彼は少年の逞しい妄想が大好きらしいが。 ちなみに妄想だけで一年ぐらいVR世界にいてもネタは尽きない。
鮫島は少年といたら厭きないだろう。 などと謎のプレゼンを考える。]
(131) 2023/04/26(Wed) 18時半頃
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とりあえずこれで準備完了かな。
[寂しい会場だ。食べ物や飲み物があればもっと華やかなのに。でもキリノが演奏するなら、少年も裸踊りぐらいできるかな。参加者ゼロ確定じゃん!]
よし、後やりたいこと…
[ちょっとだけグラウンドの隅へ。そこには、椿の木があった。2人で眺めた椿。]
(132) 2023/04/26(Wed) 18時半頃
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キリノは、参加者が帰って行ってしまう…>裸踊り
2023/04/26(Wed) 18時半頃
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[夜まま>>89と聞いて、窓の方へ視線を向けたけれど。 今日明日のこと>>94と聞けば、玲へ視線を戻す。
不安そうな、緊張した様な顔になってしまっただろうか。 頭を撫でてくれて、両手を包む様に握られて。 まっすぐに向けられる視線。
信じてくれる、に、頷いた。]
[続く言葉>>96>>97>>98には、涙が零れてしまいそうで。 とても悲し気に、顔が歪んでしまって。]
[でも、貴方もとても悲しそうな顔をしているから。]
[真っ直ぐに見つめられる瞳。 差し込む、月明かりの中。
――……顔を寄せて、玲に唇を重ねた。]
(133) 2023/04/26(Wed) 19時頃
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それなら、先に帰って待ってるわね。 ――……って、私が言うと、思う?
[眉を下げて、笑み。]
私も、私が最終日に残って、 玲には先に帰ってほしいって、ずっと思ってた。 でも、貴方は譲ってくれないでしょう? ………それならせめて、最後まで一緒に居たい。
……どうしても、どうしても、貴方と一緒に居たいの。
災いがふりかかるかもしれないなら、 貴方一人でなんて、絶対に嫌。 リスクも災いも、全部私も一緒に受けたい。 私だけ安全な所で守られて、 貴方だけが危険な目に遭うなんて、絶対に嫌よ。 私だって、貴方を守りたい。
(134) 2023/04/26(Wed) 19時頃
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私、全然役に立たないかもしれないけど。 頑張るから。 私の手を離さないで。 私も、貴方の手を、絶対に放したくない。
私は、貴方の――……。
(135) 2023/04/26(Wed) 19時頃
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面倒かけるね、でもありがとう。
[>>123 鮫島の返事に礼を言った。]
相談……、 もう殆ど別ゲームなんだし 皆で話せばいいのに。
蚊帳の外は寂しいものだよ。
[できない理由があるなら別だ。 去っていく逆行の背中を見送って。]
(136) 2023/04/26(Wed) 19時半頃
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[作り物の夜は続いている。 よくできた場所だけど、他に生き物の気配はない。 虫であったり野良猫だったり。]
蜘蛛の巣はあったのにな。
[ゆっくりと校舎へ戻る。
それから届いたLINEに目を通した。**]
(137) 2023/04/26(Wed) 19時半頃
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……もう、最後の人狼も、分かっているのね。
もう、役職なんて全然関係ないなら。 私が隠れている必要も、ないのね。
[ふふっと、笑って。]
(138) 2023/04/26(Wed) 19時半頃
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[瞼を伏せ、祈る様に手を組み合わせると。
私の背に、光の翼が現れて。 傍にあった聖書が光り、風もなく、ぱらぱらとページがめくれる。]
『神のまことは大盾、小盾。夜、脅かすものをも、 昼、飛んでくる矢も恐れることはない』
『主よ、わたしと争う者と争い、わたしと戦う者と戦ってください。 大盾と盾を取り、立ち上がってわたしを助けてください』
[玲へ向けて両手を広げると、大きな光の盾が現れて]
(139) 2023/04/26(Wed) 19時半頃
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どうか、私が愛する人を、守ってください。
彼の、私達の、みんなの行く末を照らし、 光の道へ、導いてください。
[私の背の翼と、光の盾が霧散して、無数の光の翅が降り注いだ。]
[――……それは神様と、私からの祝福]
【配布能力:光のディフェンス】
(140) 2023/04/26(Wed) 19時半頃
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陀羅尼 サラは、メモを貼った。
2023/04/26(Wed) 20時頃
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ーグラウンド/椿姫ー
[今はやるべきこと、考えることが沢山ある。 だけどこれは必要なことだ。
少年は彼女に椿の花を贈った。それを彼女は髪に飾り、はにかんで微笑んだ。
彼女を選ばなかったけど。 少年は彼女が好きだった。
彼女との幸せを、ほんの一時夢見た。
赤い花は何も語らない。でも少年の声はーー]
俺さ、寂しがりでお喋り大好きだから。 選ぶならこの役職しかねえと思った。
夜明けに相方がお前なのにはビックリした。 嫌だったんじゃないよ、お前の地雷踏んで、 怒らせた直後だったからな。
(141) 2023/04/26(Wed) 20時頃
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屋上で、研吾が横にいるのに。 お前が俺に沢山沢山二人だけの会話を送ってくるからマジ焦って。
誤魔化すために嫌われた!なんて言ったり。
誤解はすぐに解けたが、お前の地雷や、自分をチョロいと言うのは気になったよ…
なんとかしてやれねえかと、さ。
鮫島との関係で自分に自信がなくなり、俺は信頼する二人、つまりお前とサラを頼った。
…こんな風になるつもりじゃなく。 本当に苦しくて、苦しくて。
だけど、俺は本当は研吾に言わなくちゃ駄目だった。
ーー助けて、は。
(142) 2023/04/26(Wed) 20時頃
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……お前の願い。お前との約束。 足りなかったレポート。
お前が言うなと言った言葉。 お前が言って欲しいと言った言葉。
叶えられなかった。
ーー今でもどうしたら良かったかわからない。 俺は、俺の気持ちがわからなかった。 本当に、わかってなかった。
お前は可愛い。お前が好きだよ。 でもそれ以上にどうしようもなく…
聴こえるか?俺達の窓、お前はまだ見えるの? お前はバーチャルスマホないから、見えんのかな。
俺にはまだ、見えてるんだ。
(143) 2023/04/26(Wed) 20時頃
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俺たちは、共鳴者。魂が惹かれあった。
【配布能力:以心伝心】
ニジノーー虹乃。 俺はこの馬鹿げたゲームを終わらせる、必ず。
……研吾と共に。
(144) 2023/04/26(Wed) 20時頃
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