10 冷たい校舎村9
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嬉しいよ、わたし。
炭蔵くんが同じ人間で。 ここにいたのが、炭蔵くんで。
[だからわたし、素直にその気持ちを伝えた。 今はたぶん、言って伝える場面だと思ったから。 向き合って一緒に深呼吸。一回、二回。 胸に手を当てると、鼓動も落ち着いていくのが分かる。]
(52) 2021/06/14(Mon) 15時頃
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そんな顔見せられたら、 わたしも一緒に頑張りたいって思うもの。
[完璧、というのが何事にも冷静沈着で 正解を選び続けることを言うのなら、 今の炭蔵くんは完璧じゃないのかもしれない。
でも、それがいいの。 わたしにはぴったり、大正解。
ここにはもうわたしたちしかいなくて、 埋もれられないどころか民衆でもなくなっちゃった。
王様と民衆じゃなくて、炭蔵くんとわたし。 再度繋がった視線>45は、 前だけを見つめているような気がした>>31。]*
(53) 2021/06/14(Mon) 15時頃
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[お互いの意思を確認した上での作戦会議>>30。 わたしは心当たりがある様子の炭蔵くん>>46へ 不思議そうな顔をする。
もし炭蔵くんがカッターナイフを取り出したなら、 わたしは懐かしそうに目を細めた。 わたしが聞いて>>1:138、炭蔵くん>>1:325が拾った。 はじまりの日のことだ。
もし見せられたのが左手首なら、 わたし、炭蔵くんの頬に指を伸ばしてつねったと思う。 自分で自分の手を傷つけるなんて、何してるの。ばか。
言いたいことは分かるけどね。 真実は、生クリームみたいに甘くない>>4:522。]
(54) 2021/06/14(Mon) 15時頃
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……わたしもあるよ、心当たり。
[乃絵ちゃんがわたしにだけ零してくれたこと>>0:718。 だからその詳細までは話さないけど、 わたしが聞こえなくなったため息を探すように 耳を澄ませたら、何かあることくらいは伝わるかな。]*
(55) 2021/06/14(Mon) 15時頃
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— 3-9教室 —
[最初に気づいたのは炭蔵くん>>48だった。 昨日までなかった足跡が、扉の外へ続いている>>4:496。 どうやら3階の階段を昇ったようだった。]
うん。
[分かっていたことだった。 何ならさっきまでそれを前提に話してた。 でも直面するとやっぱりわたしの身体は強張る。
九重さんを思い出した。ひとみちゃんも、向井くんも。 それが本当じゃなくても、人が死ぬことはやっぱり怖い。
炭蔵くんの視線に気づかないまま、わたしは教室に入る。 気づいてないから、泣きそうな顔も隠せなかった。]
(56) 2021/06/14(Mon) 15時頃
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[わたしは鞄からヘアピンを取り出すと、 炭蔵くん>>49の言葉に顔を上げた。
みんなでいろいろ書き込んだ寄せ書きみたいな黒板。 壁にはフォトフレームに収められた写真が並ぶ>>10。 廊下とは違い、今度は文化祭以外の思い出もたくさん。]
こういうのは、卒業式にやるものじゃん。
[お別れはまだ、ちょっとだけ早いよ。 わたしは一人呟いてから炭蔵くんの見ているものを見る。
『 じゃあな、いってくる! 』だって>>4:497。
その意味を知る人はここにはいない。 でも、わたしは返すためのコートを強く握りしめた。 こんな時でも深爪は、何の跡も残してくれない。]
(57) 2021/06/14(Mon) 15時頃
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[わたしは炭蔵くんに黒いシンプルなヘアピンを渡した。 そのままの足で、わたしは教壇をのぼる。
足元にはチョークが落ちていた。 縁から零れたというにはあまりにも遠く、 まるで、持っていた誰か>>4:498が落としたみたいだ。
わたしは屈んで、チョークを摘み上げる。 いつかのように、三本の指だけが白く染まった。]
……ねぇ、炭蔵くん。 頭の中の世界って、どれくらい頭の中だと思う?
[炭蔵くんはここで前髪留めるかな。 わたしはみんなの文字がたくさん並ぶ黒板を見ていた。 置いていく10円>>3:590だって 頭を振ったら耳から出てくる訳もないんだから、 問いの答えは想像に容易くはあるんだけど、それでも。]
(58) 2021/06/14(Mon) 15時頃
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ここに書いたら、伝わるかなぁ。
[楽しかった文化祭、目を惹く綺麗な文字>>1:317。 あの日黒板に書かれたのは、楽しいことだけだったね。]
(59) 2021/06/14(Mon) 15時頃
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[結局、わたしが待たせちゃったかも。 チョークを元に戻して、手を叩いたわたしは 炭蔵くん>>50と一緒に教室を出て行く。
教室には写真と寄せ書きと。思い出だけが、残った。]
……行こう、きっと待ってるよ。
[『一緒に帰ろう』 右肩上がりの癖のある文字は、無人の教室に佇む。
わたしたちは足跡に導かれるように3階へ進む。 みんなの待つ、3階へ。]*
(60) 2021/06/14(Mon) 15時半頃
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— 3階 —
[途中、1枚欠けた写真>>4:507には気づけたかな。 3階に上がると寒さが増した気がした。 制服姿のわたしは身を震わせる。
少し先、開いた窓>>4:520が原因のようだった。 雪が降り込んでいる。]
……こんな時まで仲良しなの。
[窓の下に何かがあるのは、この距離からでも分かった。 それに——わたしは階段を上がってすぐにある 教室>>4:496の中を見る。
こんな時まで、近い場所>>4:494にいるんだね。
わたしの腕は二本しかないし、身体は一つしかない。 炭蔵くんと同じ。だからわたしはまず教室に入った。]
(61) 2021/06/14(Mon) 15時半頃
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— 階段前の部屋 —
[衣装部屋だったらしいそこは、 ラックとハンガーが脇に並んでいただろうか。 中央にできた道の先には姿見があって、
——鳩羽くんが、倒れている。]
……。
[わたしは血溜まりの前まで近づいた。 裾が床につかないように気をつけながらしゃがみこむ。]
(62) 2021/06/14(Mon) 15時半頃
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また明日って言ったじゃん。
[わたしは鳩羽くんに話しかけた。返事はない。 下手くそな「笑顔」がマネキンに赤く刻まれていた。
抜け殻みたいだなって、思った。 それに、何にも似てなんかないのに、 向井くんの話をした、あの廊下を思い出した。 涙が水たまりになったみたいな、あの廊下を。
ほんのちょっとの間だけ、わたしはコートに顔を埋める。 感情を逃すように息を吐いた。]*
(63) 2021/06/14(Mon) 15時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/14(Mon) 15時半頃
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[ 同じ人間で良かった。>>52 一緒に頑張りたい。>>53 暮石のくれる言葉は、心の中に滲むように広がる。
今この瞬間に至るまでこの世界で誰かと過ごしてきて 沢山の言葉を交わして、何人もの姿を見送ってきた。 もうこの世界に残されたのは俺たちだけだとしても、 ココにあるのは、俺たちの気持ちだけじゃない。
真っ直ぐに同じ方向を向いている。 これも多分、俺たちだけじゃないと良いな。 ]
(64) 2021/06/14(Mon) 16時半頃
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[ 心当たりの件については、>>54>>55 詳細は語られなくとも時折聴こえていた ため息≠フ理由に繋がりそうだった。
あのはじまりの日のカッターナイフ。 まだたった2日前のことなのに、 何故だか遠い昔のように感じるよな。 俺たちは多分、あの時から気付いてたのかもな。
それから、手首のこと。 頬を抓られても然程痛くはなかっただろう。 ]
これは向井が悪い
[ と、罪を擦り付けてもおこう。 *]
(65) 2021/06/14(Mon) 16時半頃
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[ そうして、教室に入る時、 盗み見た暮石の顔は泣きそうで、>>56 帰った≠ニ信じていても、 悲惨な状態のマネキンがあるのは確かに なるべく見たくはないものだろうと思う。 ]
無理はしなくていいからな
[ それでもきっと、暮石は見ると言うだろうが。 あやすようにぽん、と小さな頭をひとつ叩いて 教室の中へ踏み込んでいた。 ]
(66) 2021/06/14(Mon) 16時半頃
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リハーサルにしても、 まだ少し早いよなあ
[ 正しく卒業アルバムのように並ぶ、 整列された写真たちと寄せ書きの黒板。
ヘアピンを受け取り、>>58 その黒板に文字が書き足されるのを見ていた。 ]
どのくらい頭の中、って…… さあな、それは俺にも分からない
[ 量の多い前髪を上に掻き上げて、 てっぺんに集めてヘアピンで固定しながら、 暮石の不思議な質問に答えて。 ]
(67) 2021/06/14(Mon) 17時頃
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[ 刻まれた文字に、眸を薄める。>>60 ]
伝わると思う、 いや思うじゃなくて、絶対伝えよう
[ チョークの粉が少し舞う。 精神世界なんだ、問いの答えはわからない。 分からないけど、まだ気持ちは伝えられると思う。
だから、俺は黒板に新たな書き込みはしなかった。 ちゃんと一緒に帰ってから、 卒業アルバムの裏表紙にサインしよう。 それまでは、お預けだ。 ]
(68) 2021/06/14(Mon) 17時頃
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どうだ、似合うか?
[ ヘアピンをつけ終えたなら、 検討した結果を見せつけるよう>>42 暮石にファッションチェックも依頼していた。* ]
(69) 2021/06/14(Mon) 17時頃
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[ そして、思い出を教室に残して向かった先。 三階に辿り着くと、寒さが増す。 暮石の視線の先を追えば、 ひとつだけ窓が空いているのが見えた。>>4:520
俺の腕も二本しかないし、身体も一つしかない。 暮石と同じで、手近な教室に足を伸ばす。>>61 ]
(70) 2021/06/14(Mon) 17時頃
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[ 後ろから、中に倒れている鳩羽を見た。>>4:496 顔をコートに埋める暮石の隣にしゃがみ込み、 背中を擦るように手のひらを添えた。
そして、もう一本の手はカッターナイフを拾う。 ]
まだ俺たちに明日≠ヘ来てない この校舎の中は、 永遠に同じ日付を繰り返してる 俺は鳩羽と約束したんだよ、
俺たちが目指すべき明日は、もう少し先にある
[ そう、俺も約束したんだ。 この校舎が動き出す明日へ。>>4:366 ]
(71) 2021/06/14(Mon) 17時頃
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だから、鳩羽はきっと、 一足先に明日≠ナ待ってるだろ こんな作り物の笑顔じゃない、 本当の笑顔を浮かべてな
[ 話しながら、 暮石が途中で顔を上げないことを願っていた。 だって、俺も泣きそうになってたから。 もし見てしまったのなら? ……他のみんなには内緒にしてくれ。
特に、綿見には言わないように。 ]
(72) 2021/06/14(Mon) 17時頃
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[ 衣装部屋の中にあるもので、 可能な限り文化祭の日に近くなるよう ごちゃごちゃとした装飾をつけてやろう。 どうだ、満足のいく出来栄えになっただろうか?
それから、暮石が落ち着いた頃に、 開けっ放しの窓の方へと向かうだろう。* ]
(73) 2021/06/14(Mon) 17時頃
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[ 近づけば、窓の外ではなく、 窓のすぐ近くに、 降り積もる雪に覆われたマネキンがひとつ。
吹き込む風が、雪が、冷たくて。 窓枠に、手をかける。
なあ、暮石覚えているか? はじまりのあの日、一緒になって覗いたこと。 あまりにも深い闇が広がっていて、 言葉を失っていたっけ?>>1:297 その気持ちを覚えているから、 下を見ないようにそっと窓を閉めた。 ]
(74) 2021/06/14(Mon) 17時頃
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[ そうして、マネキンの傍にしゃがみ込み 上に積もる雪を、素手で払い除けていた。
顔があるべき場所になくったって、 これは柊だと分かっていた。 ]
こんなところに一人で、寒かっただろうな ……暮石、鳩羽の傍に運んでやらないか?
[ そういえば、柊の下の名前はユキだったか。 誰かを下の名前で呼んだことはない俺は、 ふと頭の中で、連想ゲームをしていた。
それと、寂しがりな柊のことだ、 ひとりで廊下に残されるより良いだろ? *]
(75) 2021/06/14(Mon) 17時頃
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— 教室まで —
[死んだらそこで終わり>>1:527。 わたしは一昨日、炭蔵くんとそんな話をした。
どんなに思い出を大切にしたって、 そこに新しい何かは二度と生まれない。 声も、顔も、温度も、過ごした時間も、人の気持ちも、 全部、掠れていくばかりだ。
それは、嫌だった。怖かった。 帰ったって信じようとしても、 終わった姿を見るのはお母さんを思い出すから。]
……だいじょーぶ。
[頭を叩かれる感覚がして、 炭蔵くん>>66がわたしより先に教室へ入っていく。 その腕にはまだ絆創膏>>2:364があったかな。 向井くんが悪いと主張する炭蔵くん>>65だったけど、]
(76) 2021/06/14(Mon) 18時頃
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あって五分。
[と、わたしはその意見を却下した。 向井くんがこんなびっくりすること望む訳ないでしょ。 わたしの中の向井くんはそういう人だ。 でも炭蔵くんの前では違うのかなって思うから、五分。
本人>>0:707は仲の良さは否定してたけど、 長い付き合いであることは言葉の端々に見えてたから。]
向井くんはつねったらびっくりしちゃうよねぇ。
[そんな話も少し前のこと。 わたしたちが目にするのは卒業アルバムみたいな教室。 そこでわたしは文字を書く。
わたしが書いている間に炭蔵くん>>67も身支度を 整えたみたいで、ファッションチェックを仰せつかる。]
(77) 2021/06/14(Mon) 18時頃
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なんか、ちょっと幼く見えるね。
[留め方の問題かな。それとも眸がよく見えるから? 頭のてっぺんで固定された前髪は量が多くて、 ヘアピンだとちょっと力不足だったかなって思う。 わたしは表情を和らげながら、ヘアピンから逃れた 端の前髪に手を伸ばして、横へ流そうとした。]
よく見えるよ。わたしはこっちの方がすき。 だから……似合うんじゃない。
[わたしの返答はやっぱり自分基準で、 少し考えてから依頼主>>69に沿う回答も付け加える。
わたしたちは足跡を追った。 炭蔵くん>>68の伝えようって言葉が胸に残っている。]*
(78) 2021/06/14(Mon) 18時頃
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— 3F階段前の部屋 —
[さっきは頭、今度は背中。 炭蔵くん>>71の温度が冷えたわたしの身体に広がる。 カッターを拾う姿は見えなかったけれど、 続く言葉にわたしは息を吐くのをやめた。]
ここに、明日≠ヘない……。
[何度朝を迎えてもスマホの日付は変わらなかった。 わたしたちは、同じ一日を繰り返している。 止まった校舎に明日はないんだ。 黒板に書かれた文字>>4:497を思い出していた。 わたしは顔を上げて炭蔵くん>>72を見る。]
(79) 2021/06/14(Mon) 18時頃
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……うん。
[やっぱり、よく見えるよ。泣きそうな顔。 わたしは指摘することなく頷いた。 だって、きっとわたしも同じような顔をしている。
だからこのことは二人だけの秘密にしよう。 わたしは人差し指を自分の口元に押し当てて笑った。]
(80) 2021/06/14(Mon) 18時頃
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[それから炭蔵くん>>73は部屋を豪華に飾りつけている。 文化祭の時、鳩羽くん情報量過多だったよね。 ごちゃごちゃとした装飾にそんなことを思い出していた。
……うん、もう大丈夫。 わたしは自分の足で、もう一人の下へ向かう。]
(81) 2021/06/14(Mon) 18時頃
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