28 僕等(ぼくら)の
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―― 肉体的疲労、夢、朝 ――
[多分乾先輩と柊木先輩については 他の誰かが、或いは先生が見つけて その点については大きな騒ぎにならなかった んだと思う。
七星先輩はどうなったのかな…。 LINEして返信は無くて、既読だけで、 先生達が連絡取るって言ってて…。
小屋が消えるなんてあるの…? 巨大なブルドーザーが潰した? でも、パソコンとかもったい無いよね? 先輩達の用意したイベントじゃなかったの? 何がどうなってるんだろう。どうして…。
お風呂を済ませてから即座に横になった 布団の上で、ぐるぐるゴロゴロ考える。
(279) 2023/08/14(Mon) 07時頃
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[消灯時間をとっくに過ぎているからと 電気をつける事は許されず。 でも個室だからスマホは点けられて…けど、 この事態についてネットの知恵袋を開く気力は 残ってなかったし、頭が回らなかった。 月と星灯りしか入ってこない部屋は暗く。 目が慣れてきても全部が真っ暗な輪郭としてしか 確認する事ができない。 頭はずっとぐるぐるとしたまま、 ちゃんとした答えが見つかるまで 眠れる気がしない。
と、思ってたのに。]
(280) 2023/08/14(Mon) 07時頃
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[自宅以外での宿泊。 一日中中や外やと歩き回る。 騒動の中感情の起伏すらも疲労値に換算されて。 身体の方は既に眠気の限界を超えていた。
だから、
七星先輩 ゲーム 山小屋 天体観測 ワープ 花火たいかい せんぱいたち
数多考えるべき事に溺れながら、 七尾千映は深い眠りの底へと落ちていった。**]
(281) 2023/08/14(Mon) 07時頃
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―― 合宿所:朝 ――
[目を開ければ朝陽が部屋を満たしてた。 物の輪郭は個性を取り戻して、早鳴きの蝉が 外でジリジリと目覚まし代わりに鳴いている。
見知らぬ天井。 ぼーっとしながら、ここが自分の部屋じゃ ないって気付けたなら、二度寝することなく 体を起こす事ができた。]
……あさ…
[寝起きの舌の足らなさがとろりと 今その時刻を呟く。目を擦ってから、 ベッドから抜け出て。 顔と歯を 洗って。]
(289) 2023/08/14(Mon) 07時半頃
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[起き抜けだったからか、膨大な出来事に 脳が拒否反応を起こしていたからか、 食堂に着くまでは昨夜の出来事について 何も思い起こさずにいた。
朝ごはんと一緒に行われるミーティング。 そんな記憶だったけど、朝ごはんは並んでたかな。 無ければ「あれ?」て呟きながら、あっても ポヤポヤとしたままで空いてる席に着いた。 不意に声を掛けられて顔を上げる。 そこには乾先輩が居て。>>263>>264]
(290) 2023/08/14(Mon) 07時半頃
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おはようございます 昨日? …あ… 先輩も、大丈夫でしたか…?
[徐々に昨夜の、玄関先での光景を思い出せてきて。 口を突いて出たのは先輩に対しての心配だった。 柊木先輩に介抱されてた所は見て覚えてたから 尚更、なんだけど… そもそも大丈夫じゃなければ こうして声を掛けられてなくって、 例えば部屋で休んでたんじゃ?とか あとから気付きが広がる。 間違った事を聞いちゃったかも、て過ぎりつつ。]
(291) 2023/08/14(Mon) 07時半頃
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あたしは大丈夫でした。 本郷先輩と先生のトコに行って、 先生に飛びついちゃいましたけど…
[なんて、自分の今の失態を上塗りする様に 昨晩の自分の失態を晒して、誤魔化して。]
先輩、無事そうで良かったです。
[あの時と同じ様な、少しだけ元気は欠けた 屈託ない笑顔を向けた。]
(292) 2023/08/14(Mon) 07時半頃
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[そろそろミーティングが始まりそうな気配に 乾先輩は自分の席へと戻っていく。>>264 再び頭をポヤポヤさせながら ミーティングの内容に 耳を>>#1 ――――― 、、、 ]
(293) 2023/08/14(Mon) 07時半頃
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[地震。ドンッ、と、文字にすると呆気ないけど 圧の有る大きな音が突如響いて。]
――― っえ、 え ? うそっ …??!
[大地震?!なんて頭の中一杯に広がって 急いで机の下に隠れてじっとした。 防災訓練のたまもの。だけど、 揺れは大きなものが一回だけで続かなくて。 一体何が起こったの…?と あたしは机の下から顔を出した 時、]
(296) 2023/08/14(Mon) 07時半頃
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[丁度窓の外の光景 が見え て。]
(299) 2023/08/14(Mon) 07時半頃
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―― コックピット内 ――
[大きな怪物。>>#1 ついで現れたもう一体の怪物。>>#2 現実離れした光景に呆気に取られている間に、 七尾千映はコックピットへ転送された。 天井や壁の見えない広い空間。 不自然に切り取られた様に映る外の景色。 宙に浮く七脚の椅子。 浮くぬいぐるみ。
目を見開いたまま、 気が遠くなる心地に襲われた。 告げられる内容も耳に入って来なくて>>@44 そのまま後ろに倒れ………]
(300) 2023/08/14(Mon) 07時半頃
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[…そうになるには朝は元気で、 若くて無理だった。 だから、]
な、なん、なっ……… なに、これ…!!!
[悲鳴に近い声を上げた。 昨晩の混乱の再来。…だけど、 今度は尻もちをつく事も、 大人に泣きつきに行く事も許されただろうか。*]
(301) 2023/08/14(Mon) 07時半頃
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―― 続、コックピット ――
[一頻り悲鳴めいた声を上げ終われば 若干の疲労からか、吐き出した為楽になったからか 頭に冷静さが戻って来た気がした。
昨晩に続けて2度目だったからかもしれない。
ふう、ふっ、と呼吸を整えて。 いつの間にか両のこめかみに伸ばしていた 手を下ろす。冷静になった頭で再度周囲を見回して 一体ここは何処なのかと考え始めた。]
こっく、ぴっと…
(330) 2023/08/14(Mon) 10時頃
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[頭が真っ白になりながらも聞いていた 七星先輩から語られた話の断片を思い出し、 状況を把握し直す。>>@44
ゲームは現実で 地球に現れる6体の敵 パイロットになって…今から戦う
6体って事はあたし達一人に1体? あれ?でも、今ここにいるのは7人で。 今映って?る大きな怪物を含めての6体? なら、一人余るのかな?とか 妙な矛盾に首を傾げてみたけど、 既に飛んでいる質問の邪魔にならないよう 押し黙っている事を選択した。]
(331) 2023/08/14(Mon) 10時頃
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[宙に浮いてるぬいぐるみは『ハロ』って いうらしくって。>>@44
顔の周りは不気味だけど、 ぷよぷよ浮いてる姿が妙に可愛らしくて。 爆弾だーとか、生き物だーとか言われてるけど 手元の寂しさからか不用心に、あたしは その生物へと手を伸ばしていた。
捕まえられたなら、 抱きかかえる事もできたりするのかな。]
(332) 2023/08/14(Mon) 10時頃
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[そうして七星先輩やハロが皆からの質問に 答え終わった頃にか最中にか、 七星先輩の言う『戦い』が始まったのなら。 黙ったまま。 時折展開に悲鳴を上げながら、 七尾千映は何をするでもなく …何ができるでもなく その流れを眺めていただろう。*]
(333) 2023/08/14(Mon) 10時頃
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―― 合宿所:食堂 ――
…ううっ、 やっぱり先生に飛びつくのは、 ちょっとやり過ぎー…ですよね。
[驚いた様な声を上げられて、 ほんの少しでも間を置かれたなら ああ…って告白した内容に対して羞恥が廻って。 顔を赤くしながら俯いた。>>338 なんであんな事しちゃったんだろう。 縋れるものが欲しかった。 安心できるものが欲しかった。 暗がりの寝床で抱き枕を引き寄せる、様な。]
(398) 2023/08/14(Mon) 16時半頃
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[そうして俯いてると、いやそうじゃない とでも言うように(そう解釈した)、 「もっとしっかりすれば」なんて続いて。>>340]
えっ、ええっ そんな事ないですよ! あたしだってもう高校生なんだし もっと落ち着けっていうヤツでー…えへへ。
…うん、そう…ですよね。 きっと七星先輩はなんか手品でもして 高速帰宅しちゃっただけですよね。
(399) 2023/08/14(Mon) 16時半頃
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[色んな事を誤魔化す様に、考えない様に。 理解のできなさを無意識に理解して 都合の良い解釈でもってして 「おかしな事はなかった」事にしようと 話を合わせる。ちょっと強引だけど。]
はい。大丈夫だって信じてます。 もう朝ですし…きっと、 何かの夢だったんですよ。
[最後まで笑顔でいてみせて。 そうして乾先輩は向こうの席へ帰っていった。
……、やっぱり距離感ちょっと近いな? なんて肩越しに感じたのは秘密だ。 **]
(400) 2023/08/14(Mon) 16時半頃
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―― コックピット:後方 ――
[そう、抱き枕。 普段から愛用してるのもあって 安らぎを得ようとすると自然と何かを抱いたり 抱き着こうとしてしまう癖があった。 で、でも、人に対しては無いよ? 無くってえ…。
だから、宙に浮くぬいぐるみに 自然と手が伸びていた。
意外と簡単に捕まえられて抱き締められた。>>372 重さが感じられないのはきっと浮いてるからで、 腕の中に納まるとハロはうごうご……っ]
(401) 2023/08/14(Mon) 16時半頃
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う、にゃぁ…!
[あたし視点は同性だってわからないから。 わからないから、その辺り撫でられるのは 駄目だと思うんだ…!! ヘンな声を上げて ハロを抱きしめる腕を緩めてしまったし、 だから脱出できたのかもしれない。>>373]
(402) 2023/08/14(Mon) 16時半頃
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[本郷先輩の方へ行った後は ハロは自由にしていたかもしれないし、 戻ってきてくれたかもしれない。
…だけど、 多分(生物的な表記として)メスだって 教えて貰えない限りは、再度抱き締める事は しなかったことでしょう。
…こんなとこで、こんな状況で 顔が赤くなってるなんて事は、 ……誰にもバレてませんよーに…。**]
(403) 2023/08/14(Mon) 16時半頃
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―― コックピット:戦闘風景 ――
[先輩達がそれぞれ七星先輩に言葉をかけ、 或いはハロに対して疑問を投げかけ。 降り注ぐ星の様な質問の数々を 一人と一匹は前方の画面から注意を 逸らさないように全て受けきっていた、と思う。 あたしは黙ったまま、事の起こりと 質疑応答の内容を観て聴き続けていた。 単に言葉を失くしてたって言えるのかも。 空間に不自然に切り出された景色…、 画面は、その中で起こっている事が 規模が違って見えて、偽物の様に感じていた。]
(430) 2023/08/14(Mon) 18時半頃
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[さっき、このコックピットに来る前に見えた ダンゴムシ上の怪物がゴロゴロと転がる様も。 軌道上の家屋が潰れていく光景も。 蹴り上げられて砂浜画へ放り出され、 砂埃が上がり、また地面が陥没して見えるのも。
多分このロボット?の手の部分かな、が 画面の端から現れて、目の前?の怪物に突き刺さる。 そうしたら二つに割れて……]
……これ、ゲーム…? それとも映画? 映画、だったとしたら …ううん、ゲームであっても すっごい大がかり過ぎて…。
(431) 2023/08/14(Mon) 18時半頃
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[もしかしたら誰かと感想が被ってかも知れない。 けれど。 たくましい想像力と現実逃避…元より 現実離れした状況にそんな頓狂な感想を溢す。 特別上映会か何かなんだろうか。 でもそれなら何故、自分なんかが参加できてるの? と更に疑問を口から溢して。
どうあれ現実だと考えられない。 感じられなかった。
七星先輩の『説明』も耳に入るようで入らない。 >>@59>>@60>>@61>>@69>>@70
ゲームじゃない、なら映画。>>@44 なんて安直な考えだけど、それくらい あたしには現実離れして見えていたし感じていた。]
(432) 2023/08/14(Mon) 18時半頃
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[ロボットの動きに合わせて。 或いは、攻撃を受けたのならそれに合わせて 振動でも伝わって来たならまだ、現実かもと 思えたのに。
あたしは信じられていない側だ。
…………信じるのを、拒んでるのかも。
だから、先輩達が各々の反応を重ねて、 ヤバいんじゃ?マズいんじゃ? なんて表情を浮かべていても、ピンと来てなくて。*]
(433) 2023/08/14(Mon) 18時半頃
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―― コックピット:戦闘風景、そして ――
え?
[スマホにLINEが届いたって振動が来る。 何だろう?て取り出して、天文部のグループLINEに 通知が入っているのを確認できた。 LINE繋がるんだ。 …いや、そりゃあ、 何処か異次元に飛ばされたーとかってワケじゃ 無いんだから当たり前?かな? そんな一思考を交えてから内容を確認すると、 LINE元は瑠璃川先輩だった。>>437 『みんな無事?怪我してない?避難できてる?』]
(452) 2023/08/14(Mon) 19時半頃
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……………………え ?
(453) 2023/08/14(Mon) 19時半頃
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[なんの事だろう。何か起こったのかな? 内容の意図がイマイチ掴めなくって思考を巡らせて あっ、と気付いた。 そう言えばここに来る前に地震があったっけ?>>#1 ちょっとここでの出来事が 現実離れし過ぎててつい忘れてしまっていた。 あれだけ大きかったんだから、何かしらニュースに なったり警報とか入ってきて心配してくれたのかも。
瑠璃川先輩、やっぱり優しいな。 なんて呑気に考えながらグループLINEに反応する。]
(454) 2023/08/14(Mon) 19時半頃
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『あたしと先輩達は無事です。 瑠璃川先輩は無事でしたか?』
(455) 2023/08/14(Mon) 19時半頃
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