31 私を■したあなたたちへ
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……… っ、 朝から、そんな冗談、
………
[辛うじて絞り出せたのは、それだけ。 彼を伺うも、平然とした様子に見え、 軽口に違いないと思うのに。でも、何故、とか。 上手く処理できない感情の渦が再び頭を擡げてきて。 それなのに、顔は勝手に熱くなって行くからもう、 どうしようもなくなって、両手で自身の頬を覆った]
……ずるい、です。
[冗句だろうとそうでなかろうと。 こんな風に揺さぶられると為す術がない。*]
(278) azure_blue 2023/11/26(Sun) 17時頃
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武装――… ええと、身だしなみとしての化粧の方ではなくて、 戦闘服のようなもの …ということなのですね。
[其々の舞台に向かうための。 何をしている人か分からなかったのは間違いがなくて しかしそれは演出のためだったのなら納得も行く。]
それじゃ、こちらの方が “素” に近いのね……?
[ついつい、興味が湧いて来てしまう。 不躾かと気付いて時折視線外しつつも、 きっともっと素になれる彼も居るのだろうと思えば 今ここで垣間見えるものがないかと、自ずと探して。]
(285) azure_blue 2023/11/26(Sun) 18時半頃
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…そっ、 ……そうなの……? それなら……少なくとも、先刻のは。 冗談じゃない、って、受け止めますけど……
[朝いちばんに不意打ちを受けてしまったら 彼の直球をそのまま受け止められるだけの 適切な言葉を紡ぐ用意が今の私にはないし。 この後の園内観光で必要以上に意識してしまいそうで やっぱり彼はズルいと思う。
むう、と何かをこらえる顔は まだ朱に染まったままだったかもしれないが 今は食事を、と、フレンチトーストを残さずに頂いた。]
(286) azure_blue 2023/11/26(Sun) 18時半頃
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宇宙遊泳から…!? 最初からクライマックスですのね! ……わ、わかりました。覚悟してご一緒します。
[彼の方から一旦保留のような形にしてくれたために 食事を終える頃までには、一見 落ち着いていていられたと思う。 けれど心は当然ざわざわと落ち着かない。
食事が終われば、モナリザさんが 彼と私の食器を回収してくれた。
身の回りを整える時間を貰ってから、 彼について宇宙遊泳のアトラクションへと足を運ぶ。**]
(287) azure_blue 2023/11/26(Sun) 18時半頃
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―― 宇宙遊泳 ――
ジェットコースターって、屋外をごく普通に 駆け抜けるものしか知りませんでした。 VRだと、どうなっちゃうのかしら。 ゴーグルが飛んで行ってしまったら大変ですし、 さかさまに反転したり、はそんなにしない……?
[コースターはおろか、VRだって初めてだ。 渡されたVRゴーグルもしげしげと眺め、>>300 コース想定で心の準備をしようとした。]
…遊園地は、定番だって言いますものね。
[傍らから零れた一言は耳ざとく拾いつつ 特段何のとも言わず。自分はそれでも 遊園地は無かったな、と思いながら。 ただしい位置に装着すると、世界は一気に宇宙船に跳ぶ。]
(302) azure_blue 2023/11/26(Sun) 22時頃
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[元生徒の悪戯のお陰もあってアトラクションに 対してのLVは少し上がったとは思っている。 それでも、足が地から離れる感覚にヒヤリとした。
壮大な宇宙旅行>>115>>116から、 突然のアクションへの布石。>>117 周囲が見えない分声は抑えたものの、 急激な降下・落下には思わず小さく悲鳴が洩れた。 宇宙船を掠める隕石の演出など、余りにリアルで 映像だということを忘れて身を竦めたり。
速度を落とした宇宙船が目的地とされる場所に 辿り着き、半分放心状態だったかもしれない。 音声案内にハッとして、VR装置を外し、 ようやっと見慣れた遊園地に戻ってきて。 隣からの視線に気づくと、急におかしくなってしまった。 くすくすと笑いが込み上げて、止まらなくなる]
(303) azure_blue 2023/11/26(Sun) 22時頃
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…… ふ ふふふっ。 こ、こわかった……! 小隕石がすぐ脇を掠めるんですもの。 わた、し、 当たるかと思って! あの急カーブ、避け切れていたのかしら。
[最近の映像は本当にリアル、と、 涙目になったのを軽く押さえつつ]
あ、でもね? スピードは案外大丈夫でしたの。 昨日の宇宙パーティでレベルアップしたみたい。
[あれも一人では対処できなかったけれど。 ぐ、と拳握ってみせて、安全装置が外れたなら そろりと地面に降り立つだろう。*]
(304) azure_blue 2023/11/26(Sun) 22時頃
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―― 宇宙遊泳 ――
だって……! はー……もう。 くるしい!
[私の笑い声に、彼の声も重なって。>>316 恐怖を乗り越えたことによる笑いだけではなく 徐々に違うもの――安堵のような――も 微かに混ざっていたかもしれない。 彼が本当に楽しそうに笑う、こんな姿を、 私も初めて見るものだから。
そんな風にしていたおかげで、なかなか 降りることが出来なかったけれど、 招待客以外に人のいない遊園地なのだ。 一つのアトラクションでゆっくりしていても 誰も困りはしない。]
(327) azure_blue 2023/11/27(Mon) 00時半頃
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ええ。怖かったし、たのしかった。 ……ふふ。 灰羅さんは、さすがに余裕そうでしたね。
[手を伸べてくれるのには、少し瞬いた。 今朝のことも影響して、刹那躊躇うけれど。 私からもそっと掌を彼に預けて。]
――…ありがとう。
[微かに惑ってしまう心は、そっと押し留めて。 静かに礼を伝えると、とん、と、爪先を地に付けた。]
(328) azure_blue 2023/11/27(Mon) 00時半頃
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それじゃ、次は観覧車。
[彼の提案に否やはなかった。 惑星パーティのように不意打ちがあるわけでもなく 間違いなくゆっくりした乗り物と信じられる。 どちらからともなく歩き出しながら。]
メリーゴーランドは、灰羅さん的にはいまひとつ? 私も、通り過ぎるだけで満足してしてしまったから 乗ろうと思う気持ちはなくて……
――ネオンやフェイクジュエリーのきらきらした世界で 馬や流れ星や、馬車に見立てた惑星がくるくる…って。 誰かが綺麗な世界で楽しそうにしているところを 遠くから見ているのが好きなのね、きっと。
(329) azure_blue 2023/11/27(Mon) 00時半頃
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[それはきっと、保健室で談笑する 生徒たちを眺めている時と同じ。>>2:96 でも、一昨日の夕暮れ時は、楽しさよりも どことなく切なさを連れて来ていたように思う。 あの時にひとり メリーゴーランドに乗っていたのは――…
―― そこで、ふと思い出した。]
(330) azure_blue 2023/11/27(Mon) 00時半頃
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…メリーゴーランドといえば 一昨日にね、白馬の王子キラ様を 写真に撮らせて貰ったのですけど、
……煙崎さん……、るくあさんへの 手向けや、お供えのようなことは やっぱり、しないほうが良いかしら……?
[まだるくあの名を出すべきではないのではと 躊躇う気持ちはもちろんあったのだが。 しかし、今日明日には救援が来るのなら、と 遠慮がちに灰羅さんの方を見上げた。
死の淵で最後にキラ様を頼ったるくあさんが、 彼を厭うことはないと思っているけれど。 灰羅さんとしては複雑かもしれないと。
観覧車はもうほど近くに見えてきていた。**]
(331) azure_blue 2023/11/27(Mon) 00時半頃
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―― 園内 ――
そういうもの? 中村さんも、卯木店長も楽しそうだったのに。
[背を押すわけではないが 見たままを伝えるだけはしておく。 メリーゴーランドを見詰める私の眼差しに 彼が何を見て取ったかは気付かずに。 手向けについては、危惧したようなことはなかったようで 内心でほっと胸を撫で下ろしながら、頷いた。]
(339) azure_blue 2023/11/27(Mon) 11時半頃
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よかった。ありがとうございます。 でも、そうですね、ここにお供えの場所はないのね。 この島そのものが墓標だということを知らない時に お家の近くにお墓があればと考えたことだったから。
[キラ様はこの遊園地に来ているのだから 一緒に遊びたかったとしたるくあの願いは ある意味叶っているのかもしれない。 事態が大きくなっている今、 写真を残したらのちのち却って不都合が あるだろうかとも思いを巡らせて。]
お供えが難しかったら。 何か別の形を考えますわ。
るくあさんのお好きな花が分かれば、 島の片隅に植えさせていただいたり ね
(340) azure_blue 2023/11/27(Mon) 11時半頃
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――→ 観覧車 ――
[途中、誰かと出会うことがあったなら ひらひらと片手を振り、連れ合いに倣うのだろうし。 なにかしらの会話もあったかもしれない。
近くに見えてなかなか近づかなかったのは、 観覧車が私の想定よりも大きいものだったからか。 ついつい、入口で説明書きを覗き込んでしまうのは 惑星パーティでの惨事が浮かんだためでもある。]
……あんぜんな乗り物。確認OK。
ここから乗るのですね。 こうして近くで見ると、ゴンドラまでカラフル。
[アポロを使って受付を通り、搭乗口前へ。]
(341) azure_blue 2023/11/27(Mon) 12時頃
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[眩しい日差しを避けるようにそっと睫毛の上に掌を かざしつつ、ごくゆっくりと回るゴンドラの連なりを 興味深げに見上げた。 乗ってしまえばどれでも同じだと思うだろうか。 でも、折角乗るのだからと、少し考えて。]
あれに乗りましょう。
[一台を選び出す。 指し示したゴンドラが、下からは落ち着いた色に 見えていたのに、実際は金だったことに気付くのは 実際に目の前に来てから。]
(344) azure_blue 2023/11/27(Mon) 12時頃
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?? 思ったよりも……派手……? あっ、乗り込むために、止まってはくれないのね…!
[当たり前のことを口にしながら、 タイミングを見極めてゴンドラに乗り込んだ。**]
(345) azure_blue 2023/11/27(Mon) 12時頃
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―― 園内 ――
クリスマスローズ。 薄い花弁の可愛いお花だから るくあさんのイメージにもぴったりですのね。
種を手に入れて、落ち着いたら ……私、またここに植えにきます。
[好きな花はなかなか話題に上るものでもない。 るくあの好む花を彼が知っていたことに 助けられた気分で、ありがとうございます、と 礼を口にして微笑んだ。]
(355) azure_blue 2023/11/27(Mon) 16時半頃
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―― 観覧車 ――
[灰羅さんの言う通り、 ゴンドラは内装の色も金になっていた。 茶金の座席シートは単独でならシックと 言えなくもないと思ったけれど……]
本当。全部同系色に統一されてる…… これそのものが、クリスマスの飾りみたい。 派手だけど、面白いかもしれませんね。
[宇宙コンセプトとは少々趣が異なるが ツリーのオーナメントの中に居るようで 物珍しくもあって、きょろきょろと見回し。 座席の片側にそっと腰を下ろした。]
(356) azure_blue 2023/11/27(Mon) 16時半頃
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[初めての観覧車。 足はゴンドラの床に付いているのに、 ゆらゆらと覚束ない浮遊感があるのは この島への船や遊覧船とも似ていた。]
え…っ……あれを…? ええ、生徒のリクエスト通り撮りましたけれど。
[彼の要望に瞬いた。 生徒に見せるものなのだから、彼相手に 躊躇するのはおかしいとは思いながらも、 データを保存した私用端末を取り出す。]
(357) azure_blue 2023/11/27(Mon) 16時半頃
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…。 データ送信ならまだしも、こんな風に 直接ひとに見せるのって、恥ずかしい…… …はい、これです。 ……ちらっと見たら返してくださいね…?
[写真を表示して、彼に向けて手渡した。 もぞ、と足を揃え直して、視線を逸らす。 間近で見える反応は、羞恥しか生まない。]
謎だったあの紐、衣装のコードだったみたいです。 なにか大がかりな宇宙艦隊モノの 女スパイのような役どころの衣装なのですって。
[一応、の説明を付け足しつつ。 端末が返ってくるのを落ち着かなげに待った。*]
(358) azure_blue 2023/11/27(Mon) 16時半頃
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―― 観覧車 ――
[携帯端末が使えなくなっていることを忘れていた。 元々、無くても困らない程度の使用頻度だから 数日電波が入らなくてもさして問題はなくて。 ただ、無断欠勤ともなれば学校からの連絡が 入っているだろうからそこだけは少々心配か。]
ふふ。大変でした。 着方の見本があるわけでもないので、もう、 コードも飾りもそれらしく付けるだけにしてしまって。
[似合っていると言われても 喜んで良いもの……?と悩んでしまう。 まぁ、生徒に請われたとはいえコスプレをすることも 人にそれを見せることも最初で最後だと思うので。 有難く受け止めつつ――続いた言葉には はた、と首を傾げた。]
(367) azure_blue 2023/11/27(Mon) 20時半頃
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[もう少し着飾ったら、と言われて む、という顔になる。]
……暗に、地味って言ってます? これがスタンダードですの。
テーマパークといったって、 いい大人がひとりで来るのに 浮かれた格好、できないわ。
[失敗があったとしたらロングスカートで来たことだ。 遊園地にはもう少し動きやすいほうが良かった。 ぷくぷくしていたが、礼と共に端末を返されて、 それを受け取りながら、視線を彼へと戻した。]
(368) azure_blue 2023/11/27(Mon) 20時半頃
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………いいえ。 ……何、でしょうね。 こう言ったら失礼かもしれないですけど。 灰羅さん、…最初から、ずっと、 なんだか危なっかしかったですし。
[貸衣装屋での短いやり取り。 互いに初対面にも関わらず、あの応酬だけで 「もしや」と直感的に感じるくらいには。]
あなたの抱いていたそれと同じではないけれど、 私は、昔、似た性質の情念に 長く触れていたことがあって。 だから、……放っておきたくなかったんです。
(369) azure_blue 2023/11/27(Mon) 20時半頃
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[続いた問いは>>366 直ぐには意図が伝わらず、数度瞬く。 昨日のやり取りを辿ってみて、漸く得心した。]
……もしかして。昨日の銀の館で、 私が口を滑らせたこと……?
[彼の確認は、そういうことだろうか。 大丈夫かと問われたら答えは『大丈夫』になるが 詳しい話を自ら口にするのは躊躇われた。 今ならば虐待として議論を呼ぶ話になってしまいかねず あまり気持ちの良い話ではないと思われたからだ。]
(370) azure_blue 2023/11/27(Mon) 20時半頃
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―――…、 私は、大丈夫。 もう、終わったことだから。 全部、昔に置いて来たことです。
……自我を持つことが赦されない、 自由のきかない環境に、18まで居たの。 長く、そうやって雁字搦めだったものから 突然突き放されて、私がわたしではなくなって。 世界のすべてがなくなったように思えて――…
[悩んだ末に、抽象的な表現にとどめた。 詳しく、と言われれば別だが、今は このくらいの表現が適当だろうと。 何となく、彼の表情を伺うことが出来ず、 視線は随分と高くなった外に向いた。]
……
(371) azure_blue 2023/11/27(Mon) 20時半頃
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灰羅さんの傷とは、決して、“同じ” ではないんです。 状況も、きっと全く違います。
でも、あのとき、あなたの心が どういう場所に居るのかだけは なんとなく、分かる気がしてしまって。 それで、色々言ってしまったのね。
[見誤れば見当違いもいいところのそれに、 感謝している、と言われてしまって。 改まってのその言葉に、何と言っていいか 言葉を探し、探し、ぽつぽつと。]
(372) azure_blue 2023/11/27(Mon) 20時半頃
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……灰羅さん、昨日よりもずっと 落ち着いているように見えるから。
それだけでも、 よかった、と、思って――…
[昨日の今日なのだ。 傷はまだ真新しいまま其処にあるのだとしても。**]
(373) azure_blue 2023/11/27(Mon) 20時半頃
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―― 観覧車 ――
……… うん。
[無理に引き留めたようなものに、 私の出来たことに対して見合わないほど、 十分すぎる礼の言葉をいただいてしまっている。
だから、大丈夫だと告げる彼へは、 視線を合わせての微笑みに留めた。]
(385) azure_blue 2023/11/27(Mon) 22時半頃
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空が近い ――… 生きてきた中で、今が一番高い場所に居るのね。
[視線のほとんどを前方に据えていたし 時折逃れるように窓の外に向けた視線も形だけ。 いつの間にかゴンドラを囲むのが 空の蒼と海の碧になっているのに、息を呑む。 いつか焦がれた空だ。 高い高い所に行けば 手が届くと思ったこともあったのに。]
(388) azure_blue 2023/11/27(Mon) 22時半頃
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