10 冷たい校舎村9
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[敵わないなぁって思ったけど、それと同時に、]
いや、おっきいんじゃなくて……等身大。 ぴったり、なのかな。
[わたしから見上げたら大きく見えただけで 向井くんはずっと向井くんのまま生きてる。 わたしは腑に落ちたような心地で表情を和らげた。]
今回は、ね。内緒にしよ。
[次なんてないだろうけど、きっとそういうことじゃない。 わたしは無粋なことは言わずに、ただ頷いた。 空いた手でひとつチョコを掴み、向井くんの前でふたつ。
これは10円を置いてった世界の主さんとわたしの分。
わたしは向井くんに続いてせいさん≠終える。 向井くんの筆箱から>>250もわたしのお財布からも、 ついに10円玉が消えてなくなった。]
(438) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃
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[帰りは歩かない? って提案したのはわたし。 でも向井くんの平穏を乱すようならやめる。 どちらにせよ、帰り道は向井先生>>407による フーセンガム講座をお願いしたかもしれない。
結構切れやすいんだね、とか、 何個かまとめて食べないと足りないね? とか。 わたしは普段の授業よりずっと真面目な生徒として 話を聞いていたと思う。
だから帰りは行きよりずっと早く着いた気がした。 いつの間にか戻ってきた学校で、 わたしは規定の位置に自転車を返却する。]
(439) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃
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今日はありがとう。
[わたしは自転車から手を離し、向井くんの正面に立つ。 冬の太陽は短くて、夕焼けも終わりの頃だったかな。]
文化祭、楽しかったね。 本当に楽しかったの。
[わたしが向井くんに渡すのはもう「ごめん」じゃない。 まだ暫くゼロにはならないかもしれないけど、 わたしの心を満たす思い出は明るい音をしている。
沈みかけの夕陽が眩しくて、わたしは目を細めた。 そのおかげでいつも以上に笑顔になれた気がする。]
(440) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃
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……それじゃ、ばいばい。
[この前みたいに後ずさりで逃げるんじゃなくて、 今度≠ヘちゃんと向井くんを待つよ。 それが終わったら、別々の道に進もう。
わたしは一人歩きながら お行儀悪くフーセンガムを口に入れて、 上手に膨らませる練習を始めた。]*
(441) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃
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— 乃絵ちゃんとわたし —
[『くれいし めい』と『くろさわ のえ』。 わたしたちの出会いにこれ以上の説明はいらない。
毎年恒例のクラス替えを終えた3年9組の教室。 見知ったクラスメイトもいたし、 唯一の友達であるひとみちゃんもいた。
先生がやって来るまで、それぞれが思い思いに過ごす。 女の子の中には、 新しいグループに馴染もうとする人たちもいたかな。
わたしは自分から誰かへ話しかけに行くこともせず、 ただ自分の席でぼんやりと過ごしていた。 まだわたしが月曜の放課後に巡り会う前のこと。 わたしの音楽はもう衰え始めていて、 すべてに無気力だった新学期初日。
乃絵ちゃん>>0:143は、わたしの後ろの席だった。]
(442) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃
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— 乃絵ちゃんのお見舞い —
[わたしは多くの視線を浴びながら病院の廊下を歩く。 ちゃんと規定の時間内だよ。怪しい人じゃないよ。 わたしは看護師さんに堂々と挨拶をしながら、 通い慣れた乃絵ちゃんの病室へたどり着いた。]
乃絵ちゃん。
[乃絵ちゃんはいたかな。 おそらく個室である部屋へ、いつものようにお邪魔する。
わたしがここに来るのはもう数回目になる。 毎日はどうしても来られないけど、 わたしはできるだけ顔を出しているつもり。 毎週金曜は必ず来るねって最初のお見舞いで伝えた。 今日はその、何度目かの日。]
(443) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃
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今日はね、お土産を持って来たんだよ。
[わたしは荷物≠置いてベッドの横へ腰掛けると、 鞄の中からいちご味のチョコとフーセンガムを出す。 とある筋の方にご同行願った駄菓子二選だ。]
それと……これ。
[わたしは荷物≠サイドテーブルの上に置いた。 乃絵ちゃんには部屋に入った時から見えていただろう。 だってコレは、さすがに鞄には入り切らない。]
暫くはわがまま叶えられないから、 ずっとどうしようかって考えてて。
[わたしが撫でたのは小さなおもちゃのピアノ。 グランドピアノのシルエットから わたしは視線を乃絵ちゃんへ移した。]
(444) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃
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どんな曲が、聞きたい?
[爪の短い指先を鍵盤に沈めると、 高いチープな音が病室の中、密やかに鳴る。]*
(445) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃
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— 月曜の放課後 —
[年が明けると受験の色がより濃くなって、 わたしたちの登校日は少しずつ減っていった。
それでもわたしは毎週必ず音楽室へ赴く。 授業のない日までヨーコ先生の所へ行ったら、 さすがにちょっと苦笑されちゃった。
でも先生は約束通り部屋を開けてくれて、 わたしは残された数少ない時間をここで過ごす。]
(446) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃
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[柊くんはどうしていたかな。 柊くんが来る日、 わたしの音楽はただ一人へ向けたものになる。 纏う空気を眺めたり、時には直接尋ねながら、 限られた時間に寄り添う音楽を奏でた。
やっぱり技術は完全に追いつきはしていないけど、 あてもなく弾いていた頃よりずっと筋の通った音がする。
そんな時間を何度過ごせただろう。 わたしは30分の終わり、柊くんへ話しかけた。]
渡したい物があるの。
[鞄からある物を取り出し、わたしは柊くんの所へ向かう。 今の観客席はどこだったかな。 いつものドアの前? それとも別の場所? どこでもテーブルはないから、手渡しするしかない。]
(447) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃
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はい。
[ビニールの音と共に現れたのは購買のクリームパン。 いつかわたしが奢ってもらった物だ。]
最初はお金を返すつもりだったんだけど、 もうすぐ食べられなくなる物だから。 甘いの平気?
[いつの間にかカレンダーは新しいページに変わって、 わたしたちはもうすぐここに入れなくなる。 3年に上がったばかりの頃、 許可もなく迷い込んだ春が近づいていた。]
返すの遅くなってごめん。 お腹空いてたから、すごく助かったよ。
[今更だとしても心残りはヤだったから、 わたしはまるいクリームパンを柊くんへ差し出す。]*
(448) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃
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── ひとみのバレンタイン大作戦 ──
[目の前でぴらぴらと >>425 チョコの袋を見せびらかすように振られたら そりゃあ答えはYES以外の何者でもなく。 ]
うお。まじで。ほしいです。ほしいです。 ありがと〜!!!
[って受け取ったんだけ ── ど 中身は『21点のチョコレート』………ん? ]
………す、すげぇ アートじゃん。やるね。
[なんだろう。何を模してるのだろう。 8点の岩モチーフよりかは良かった筈なんだけど>>430 それでもこの21点が何を象ったチョコなのかは判らない]
(449) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 08時頃
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は、腹に入れば同じ!っていうしな! さんきゅー!
[ちなみに腹に入ったチョコの味は6(0..100)x1点だった 70点以上なら、ほら、見た目だけかあってなるし。 30点以下なら、翌日トイレとお友達になっていたのは きっと、ここだけの話。 ]*
(450) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 08時頃
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── その後の話 ──
[鳩羽家のその後の話をしておこう。
結論から言うと、 俺たちは、正式に三人家族になった。
優しすぎる父を動かしたのは あの夜の息子の訴えだったのか、 アイちゃんの働きかけのおかげかは判らない
裏で弁護士に相談するなどアイちゃんが暗躍してたって話 これはずうっと後で知ることで。 お花畑・鳩羽憐は「俺の説得が効いた!」と思ってる。
きっといまは、それで良い話。 ]
(451) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 08時半頃
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[けれど結果的に、 俺たちは、鳩羽家を解散した。
アイちゃんは遠い街で就職を決めた。 俺は家を出るという決意は変わらず、 ボロアパートで一人暮らしを始めることになる。 俺たちの3人の家には、今、父親だけが住んでいる。
もう会わないし、お金も払わない。 それは母親だった誰かとの父の決別。
ひとり+ひとり+ひとりになった三人家族は、 それでも、あの頃以上の繋がりで、絆で、 ちゃんと、今のかたちを保ってる。 ]
(452) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 08時半頃
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『 アイちゃん、ネコ居たよ、ネコ 』 『 やべーこのアパート隣うるせー 』 『 アイちゃん初給料出た?奢って! 』
(453) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 08時半頃
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[タイムラインに並ぶ俺の言葉に いつだってすぐに2件既読が付いて ほんのすこしだけ遅れて父親の真面目なコメントが付く アイちゃんからはときどきしか返ってこない。
初給料奢って、だけには『嫌』って即答だったけど 俺んちにスゴイオカシが届く未来もあるかもしれない
既読の2件が新しい鳩羽家のかたち。 おかげさまでホームシックになることはなくて 新しい生活も、なんとか上手くやれている
既読が3件になることは、これから先当分ない筈。]
(454) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 08時半頃
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[今までどおりの三人家族は ほんのすこしだけ新しい三人家族。
もしかしたらこれからずっと先の未来に、 親父が既読の3人目を連れてくるかもしれないけれど そのときは「14年ぶり」じゃあなくて 見知らぬ誰かに、「はじめまして」がいいな。]*
(455) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 08時半頃
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── 新居?へのお招き ──
[俺の新居は、6畳1間のボロアパートで、 高校からは1時間もかからない距離。>>266
だからネコを流したタイムラインと同じ場所で 遊びに来い!って言ったりしただろうし、 焼肉やろーぜ!とかも叶ったかもしれない。
男子は雑魚寝で良ければいつだって。 ただし布団は無いから夏を推奨する。
女子は泊ま……りはちょっとあれだろ、って さすがに俺も男子なんで!誘わないけど。 でも家出娘や遠出娘があれば、 きっと泊めてやらないこともない。
大学入学後すぐに冷蔵庫には 「ほろ●い」が常備されることになったけど 咎められたら反省会はいつだって開かれる。 ]
(456) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 09時頃
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[それから、そうだな。
こないだ約束したばかりのシンはもちろん、 あの日約束したユキにも個別で連絡はするよ。
こっちは不特定多数へのあそぼーぜーじゃなくて きっとマジでのお誘い。あの日の続き。 ミルクティーとココアじゃなくて、 酒…… いや、まだ早ぇって言われるならお茶で許す。]
『 そろそろ反抗期迎えたー? 』
[なんだよその誘い文句は、ってさ。>>4:406]
(457) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 09時頃
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[ユキとはどんな話をするのかな。 互いの近況、昔の話。新しい未来の話。 時間は「あの日」ほどは1日は長くないけれど、 でも「あの日」以上に夜は長い、はずだから。
たぶん、今ならなんでも話せるよ。]**
(458) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 09時頃
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―― お見舞い:ヨーコ先生 ――
先生、進路希望変えたいんですけど。
[ お見舞いに来てくれたヨーコ先生にそう言うと、 先生は食べていたシュークリーム (ヨーコ先生が持ってきた)を持ったまま固まった。 「え!?今から!?」 眼鏡の向こうの目を真ん丸にさせる先生に、 はい、と私は頷く ]
はい、今からです。
[ 冗談だよね、と目で訴えるヨーコ先生に、 マジです、ととどめを刺した。 先生の顔が半泣きになる ]
(459) takicchi 2021/06/19(Sat) 09時半頃
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[ まあ、無理もないかなと私は思う。 先生は、3-9の生徒全員の進路希望の相談に 乗らなきゃいけない立場で、 その中で、私はほぼ進路が確定した、 いうなれば安泰の生徒だったはずだ。 それが、こんなタイミングで自殺を図り、 進路希望を変えたいという。 炭蔵君のお陰で色々楽をしていたのに、 こんなタイミングで色々降りかかって ……というか、主に私が降りかけて、 申し訳ないとは思ってる。 思ってるけど、ここは譲れない ]
(460) takicchi 2021/06/19(Sat) 09時半頃
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「……それで?どうしたいの? 進学をやめて就職とか、」
[ 豊高は進学校だし、進学率を上げたいはずなのに、 ヨーコ先生はそんなことを言い出した。 ……希望大学変えるより、就職の方が指導が楽とか 思ってませんか。でも駄目です ]
弁護士になりたいので法学部に進みたいんですけど。
「ひょわああああああああ!?」
[ 私の希望にヨーコ先生は悲鳴を上げた。 でも駄目です。これは曲げられません。 私の進路相談、がっつり付き合っていただきます。 なにしろヨーコ先生は、3-9の担任なんですからね?** ]
(461) takicchi 2021/06/19(Sat) 09時半頃
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── お見舞い ──
[ どうやらグッドタイミングだったらしい。>>208 あの時と同じ台詞だったとしても、 今、黒沢は目の前に生きているのだから、 不安になる必要もないんだったな。
喜んでもらえているのなら、本望だ。
ところでどうだろう、俺がお見舞い一番乗りか? なんて、病室内のお見舞いの品の有無を確認する。 ]
(462) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃
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まだ慣れはしないな こうして、真っすぐに目が合うのは どうにも落ち着かないものだ
[ 見ての通りだ、分かるだろう? ちらりと黒沢の方に視線を向けるが、 やはり視線はすぐに外してしまう。 それから、斜めに流されている前髪を弄び、 ふうと息を吐き出した後に、笑って黒沢を見る。
それから、どうやらこれまでの欠点を、>>210 前髪を短くしたことで補ってくれるらしい。 目は口程にものを言う、──か。 ]
(463) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃
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……なるほど、確かにそれは一理ある 少しばかり完璧に近づけたか?
[ 顎に指を添えて、一考。 やっぱり黒沢から視線を外す。
不器用な部分を補填してくれるのであれば、 思った通りに意図が伝えられるのであれば、 それは黒沢の思い描く、 完璧な炭蔵祐駕≠ノ近づいただろうか? ]
(464) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃
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[ 熱視線が向けられているとはつゆ知らず、>>211 二度と後悔することのないよう、この手は掴む。
──そんな思いで、掌を重ねたのだが、 ふと顔をあげれば、>>212 黒沢の顔はりんごのように紅くなっていた。 ]
……やはり、まだ具合が悪そうだな あまり無理はするなよ?
[ 熱でもあるんだろうかと、重ねた掌を離し、 ナイフに手を伸ばしていた。>>142 ]
(465) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃
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[ どうやらフルーツはお好みだったようで、>>213 俺は安心してりんごを剥くことに集中できる。 リハビリをどこまで続けることになるのか、 それはまだ俺には分からないことではあるが、 8割回復できるのなら大したものだろう。
その頃には、正しいナイフの使い方で りんごを綺麗に剥くことができるようになるといい。 ]
(466) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃
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[ それから、黒沢の決意の話。>>214 先日聞いたような決意を思い出しながら、>>171 黒沢の母親≠フ話を知る。
話し合えたと聞けば、少しだけ口許が弛んだ。 黒沢家の母親は、良い母親だったようだ。 俺を責め立てるような母とは違う。
姉の話も知る。>>216 不倫をしたことは許されることじゃない。 分かっていながらも、 どうしてそのような行為に及んでしまったのか 俺にとっては不思議でならなくて、 相手の生活はどうなっているのだろうかと考えもする。 ……けれど、そうだなあ。 黒沢の負担が減ったのならば、今は問題ない話だ。 ]
(467) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃
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