23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。
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[演目は勿論、『È strano Sempre libera』
スローなヴィオレッタの独唱は試合向けのプログラムではない。ただ決められたエレメンツを完璧にこなすだけだった去年よりは、ゆったりと情感たっぷりに滑りあげる。
――本当の愛は、私に不幸を齎すものなの? ――悩める心よ、どう解決すれば?
トップスピードもジャンプの高さも難易度も、拙く劣ってしまっても。恋人を想い憂う表情が、空を抱く指先が、ヴィオレッタの苦悩と欣幸を描き出す。戯れの快楽の中に、たった一つの愛を信じて。
接がれた翼で氷を蹴る。丸く広がる裳裾は、まるで一瞬椿の花が咲いたように。]
(398) りしあ 2023/05/05(Fri) 21時頃
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[伸びやかなスケーティングの一足一足を、彼らに捧げよう。 ダブルアクセル、 いつもモニタの向こうから見守り、今も応援してくれているワカナさんへ。 得意の片手を上げたトリプルフリップ、 LINEで励まし寄り添ってくれた野々花と、隣で支える柊へ。 スパイラルステップシークェンスから、羽搏くイーグル、 儚くも強くて、自分より相手を大事にできる沙羅と、沢山世話を焼いてくれた桐野へ。 途中サルコゥの着氷が乱れて上体が傾いても、すぐに笑顔で持ち直す。 大きく三度脚を振り上げるフライングバタフライ、 滑れない心的外傷を払拭するキッカケをくれた鮫島へ。 キャメルスピンからドーナツポジションに、 帰還後暫しの共闘を経たキルへ。
――楽しむの、そう楽しめばいい。 ――快楽の渦の中で死んでいく。
打ち拉がれても、自由を求め心を飛ばすヴィオレッタ。 自身の経験だけでなく、見守ってきた諸々も多分に含まれていた。恋する姿はいつだって、キラキラ輝いて美しい。]
(399) りしあ 2023/05/05(Fri) 21時頃
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[その狂おしいほどの情愛で、 焦がれる心で、 リンクの氷をも溶かさんと。]
(400) りしあ 2023/05/05(Fri) 21時頃
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[最後のオイラーからの三回転ループが決まれば、ホッと安堵が浮かぶ。
――その愛の鼓動は世界をときめきで満たす。 ――神秘的で、誇り高く、心に苦しみと喜びを齎すもの。
拍手の聞こえる中、ラストは跪いて椿の髪飾りを手に、今は届かぬ彼の人へ捧ぐ――。
全力で滑りきったその瞬間、周囲の音が消えてしまったかのように錯覚する。二呼吸して、動悸と興奮、目眩と疲労がどっと押し寄せてきた。 ずっと諦めきれなかったこの場所に、還ってこれた。氷の上に、熱い滴がはたはたと落ちていく。]
(401) りしあ 2023/05/05(Fri) 21時頃
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[今更慄く足を引きずって、万感の想いをこめた礼を。"願い"を見届けてくれた一人一人に感謝を。 フェンスに越しに幼馴染から花束を受け取って、客席に大きく手を振った。**]
(402) りしあ 2023/05/05(Fri) 21時頃
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[規則的な心臓の音に聞いていた。 つい今しがたまでのものとは違う 穏やかな温かさ。
自身の呼気もようやく整ってきて、 傍らの存在と視線を交える。 少し、くすぐったかった。]
……平気?
[乱れた髪に行為の痕跡を感じて、 整えるように優しく撫でた。]
(403) yunamagi 2023/05/05(Fri) 21時頃
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[それから立ち上がって、水を注いだグラスと、 ブランケットを持ってくる。]
はい、喉乾いたよね。 それと、その恰好だと、寒いだろうから。
[グラスをテーブルに置いて。 悪戯っぽく片目を瞑ってから、 ブランケットで自らと野々花を包み込んだ。
頬を彼女の頬にすり寄せる。]
(404) yunamagi 2023/05/05(Fri) 21時頃
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…… 野々花、すごく…… かわいかった。
[セクシャルな賛美の形容を口にしようとして 押し留める。
声をあげた覚えもないのに、自身も乾いていた。 冷たい水を一口飲んで、 彼女の唇と乳房に冷たいキスを落とす。
そんな、じゃれ合うような触れ合いの時間を過ごして。]
(405) yunamagi 2023/05/05(Fri) 21時頃
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そろそろ帰らないとね、家の人が心配するから。 送っていくよ。
[日が暮れかけていた。 手放したくない、離れがたい気持ちは 別れる前からつのっていたけれど、 そういうわけにもいかないだろう。]
またおいで。 今度は野々花手作りの…… ケークサレだっけ、 食べたいな。
[そういって、見送ろうか。*]
(406) yunamagi 2023/05/05(Fri) 21時頃
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ニジノは、ワカナの元へ滑り行き、ぎゅーーーーっとハグした。
りしあ 2023/05/05(Fri) 21時頃
ニジノは、ワカナにチークtoチークもサービスサービスぅ!
りしあ 2023/05/05(Fri) 21時頃
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―観戦席:花から花へ―
[初めて見た時は廃校で、 焦点の定まらない不穏な様子から。 次は帰還後すぐのカプセル内、モニタ越し奮闘する姿を。 野々花から見せてもらった写真と聞いた話、 直接顔を合わせたこともあったかどうか、
兎も角、氷上の虹乃は登場から違っていた。 生気溢れる表情は踊れる幸せに満ちて。
どちらといえば硬質な印象のあった彼女の、豊かな表現力。 スローな曲目でも間延びしない 華やかで、伸びのあるスケーティングに。 神に祝福されたかのごとく全て成功を収めるジャンプ。
取り立ててスケートに明るくない柊でも 見入っていた数分間が終わって。 リンクに跪く彼女に拍手と花束を送った。*]
(407) yunamagi 2023/05/05(Fri) 22時頃
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[どれほどの時間の後か。 視線が交錯し、恥ずかしそうに微笑んだ。 労わるように髪を撫でる指が心地良い。]
……うん。 ……大丈夫。すこし時間を、置けば。
[グラスを両手で受け取って、唇を付ける。 熱に曝された草木が水を吸い込むように、 喉に染みわたるようだった。]
(408) azure_blue 2023/05/05(Fri) 22時頃
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ありがとう。あったかい。 ……こうやって一緒に暖まれるの、 なんだか、夢みたいで、…まだドキドキしてます。
[ブランケットの中、傍らのひとに寄りかかる。 頬が触れ合えば、くすくすと笑った。 「かわいかった」なんて、言われてしまうと、 忽ち頬に羞恥がのぼる。]
………やだ……恥ずかしい。 奏人くん、も、 その…… ぅ、すご、くて… ………優しくしてくれて、ありがとう。
[何かを口にしたら最中の色々を思い出してしまい、 ブランケットを、湯気が出そうな顔まで引き上げたり。 唇や胸への冷えた口付けに、小さく吐息漏らしたり。 身体を重ねた後の、穏やかな戯れの時間。]
(409) azure_blue 2023/05/05(Fri) 22時頃
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ほんと。もう、こんな時間なのね………
[帰宅を促す声に、ようやく、 カーテンの隙間から差す陽が 夜に近い時刻を示していることを知る]
帰りたくないな、
…って、言ったらどうする?
[こて、と、彼の肩に頭を乗せて、 暫し反応を窺ったりもしたけれど。]
(410) azure_blue 2023/05/05(Fri) 22時頃
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……なんて。 うん、また、来ます。
ケークサレはうちで焼いて、あとは…… 他になにか、食べたいもの考えておいてね。 シチューとか、お野菜たっぷりのスープとか、合うと思うの。
[身支度をして、送ってくれるという 言葉に甘えて一緒に彼の家を出る。 彼の好きな食べ物、苦手な食べ物、リサーチしながら。
……母親は兎も角、事情を知らない父からは 帰らないなどといったら鬼のように電話が来そうだ。 それとなく話を通して、理解を得るまでは難しい。 とはいえ奏人くんなら、母も父も納得はしてくれると思う。]
(411) azure_blue 2023/05/05(Fri) 22時頃
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奏人くん。今日も、ありがとう。 またね。おやすみなさい。
[改札の前か、それとも別の場所か。 やっぱり、離れ難くて。 眉が下がってしまいそうになる。
別れの挨拶は、ここのところ恒例になった通り。 背伸びして、彼の首に、腕を回して。 ちりん――と、バッグの中の猫が音を立てた。**]
(412) azure_blue 2023/05/05(Fri) 22時頃
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―それから:1―
………… ごめん、落ちました。
[浪人の報告は、 まず勉強会を開いてくれた桐野と、勿論野々花にも。 残念ながら、勉学に身を費やす性分ではなかった。 野々花が三年になったら、 デートも控えなければならなくなるし、二年生の間にと 思う存分青春を堪能した結果だともいえる。]
玲ほど運は悪くないから いけると思ったんだけどなあ。
[自分を過信する癖がある。肩を竦めて。]
(413) yunamagi 2023/05/05(Fri) 22時頃
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[翌年、野々花と希望の大学に入学できれば 一緒の学年になれたからこっちのほうが良かったね。
と笑みを浮かべたことだろう。*]
(414) yunamagi 2023/05/05(Fri) 22時頃
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[……どのくらい経ったのだろうか。 腕枕の中のサラは、まだよく寝ていた。
起こさないようにベッドから抜け出す。 そっと乱れた髪を撫で。 脱ぎ散らかした服を着て、1階へ。
外はだいぶ日暮れていて、 お腹もしっかり空いている。
…リアルのサラと、 ……とうとう、してしまった。 >>1936 ……可愛い顔を思わず反芻して。 いや、反芻すると色々とこうまずい。中断。
碧はリビングで寝ていて、 横を通り抜けてキッチンへ行った。]
(415) steel 2023/05/05(Fri) 23時頃
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[適当にケチャップと冷ご飯でチキンライスを作り 卵を片手で2個持って割る。これだけ得意。 先程のライスに薄い卵焼きを乗せたら完成。
2つのオムライスはあっためて食べれば良いので。 ふたたび自室に戻る。
サラはまだ眠ってるだろうか。
しばし顔を眺めて、 まだ少し紅潮の残る頬に、口付けた。]*
(416) steel 2023/05/05(Fri) 23時頃
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―― 11月XX日/新横浜スケート会場 ――
[真っ白なリンクの中で、 ニジノは、軽やかに、艶やかに舞っていた。
一縷の綻びも崩れもなくパーフェクトで決めたジャンプ。 「この脚はみんなからの贈り物」そうニジノは言った。 真実、彼女は跳んだのだろう。 左脚に刻まれた、鷹の羽と桜>>262を力にして。
ニジノの一挙手一投足すべてに 想いが込められている。 だから、あんなにも美しい。 だから、こんなにも胸を打つ。 ]
(417) azure_blue 2023/05/05(Fri) 23時頃
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[滑らかに伸びやかに羽根を広げるその様は、 初めて会った時に抱いた、憧れた、 ニジノの印象そのままに。 知らず、涙が溢れた。
演目が始まる前から祈るように組んでいた指先は、 スケーティングが進むにつれ無意識に解け。 ニジノの演技が終わった瞬間、 それは惜しみない拍手に変わる。**]
(418) azure_blue 2023/05/05(Fri) 23時頃
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[頬に落ちてきた感触>>416に、睫毛を震わせ。 うっすらと、瞼を持ち上げると。]
……っ。あきら?
[未だ覚醒に至らない頭、ぼんやりと瞳に映った姿に、名を呼ぶけれど。 段々と覚醒してきたら。]
きゃっ!
[真っ赤な顔で、掛布団の中に顔まで潜り込ませた。]
(419) doubt 2023/05/05(Fri) 23時頃
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ニジノは、ワカナから紫の薔薇の花束を受け取った(確定描写!)
りしあ 2023/05/05(Fri) 23時半頃
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― その後 ―
[私の身体に奇跡が起こり、病気が治って。 高校に復学した私は、調理部に入った。
理由は勿論、いつかのために料理に慣れておきたいから。 そして家で作っても、食べて採点してくれる人が居ないから、で。]
[玲のお母様が家を空けがちになったら、 受験生の玲をサポートしたくて、料理を作りに行ったりして。
時には野々花と、日本に居たらニジノとも、一緒に料理を作って勉強したり。 焼いたお菓子を並べて、そのままパジャマパーティーもしたかもしれない。 そんな時は、二人の近況や、恋のお話も聞いたかも。]
(420) doubt 2023/05/05(Fri) 23時半頃
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[その後、3年の高校生活を経て、私は大学の看護学科に進学した。 病に苦しむ人の心に、寂しさに、寄り添いたいと思ったから。]
[けれども、そんな日々もそう、長くは続かないのかもしれない。 だって、私にとって一番幸せにしたくて、大切な人が他に居るから。 私を望んでくれるのなら、玲を、家庭を一番に大切にしたいから。]
[窓から差し込んだ光、吹き込む風に、聖書のページがパラパラと捲れる。 ――……【配布能力:光のディフェンス】 その能力は、もう私には無いけれど。 私自身の力で、玲を、まだ見ぬ家族を、守りたい。だって。]
私は、貴方の――……。
[貴方達の――……。 守護者、なのだから。>>3:135>>3:-250 ――……この先も、ずっと。**]
(421) doubt 2023/05/05(Fri) 23時半頃
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─ 数年後・とある医科大学 ─
[奏人と野々花とのLINEグループに 花見の計画をぽちっと送信して。
大和からの意味不明LINE爆撃には 🐒🐒🐒スタンプを適当に押す。 婚約したよ、って一文だけ、きちんと付け加えた。
そして、桜舞う学内を、 ゆっくり歩いて学食へ向かう途中。 サラからのLINEがぴこん、と。🐰
眼を上げると、少し先に笑顔の彼女が居た。
桜吹雪の中、微笑んで。]
(422) steel 2023/05/06(Sat) 00時頃
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[──、
一瞬、あの廃校で出会った、 高校二年生の彼女の姿と重なって、 眼を何度か擦った。
彼女が どしたの? といった顔で、駆け寄って来る。]
……なんでもないよ。
あの廃校のことを、ちょっと思い出しただけ。
[そうして、 今はすっかり元気になって、 同じ大学に通う彼女、 いくつかの季節の後には妻になる彼女に向かって。
──両手を拡げて、微笑んだ。]*
(423) steel 2023/05/06(Sat) 00時頃
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―それから:2―
今日は寒いからシチューが食べたいな。 お歳暮でホワイトソースが贈られてきたけど、 うちじゃ使い道なくて。
結構あるから、持って帰ってもらえると。
[ベシャメルソースのことだが、柊に違いはわからない。 季節が巡って、夏から秋、 一緒にスケート観戦に行った11月を過ぎて冬になった。 野々花は柊の元を訪れては、会話に、触れ合い、 食事を作ってくれることも、恐らくしばしばあって。]
(424) yunamagi 2023/05/06(Sat) 00時頃
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いつも作ってもらってばかりだから、 たまには僕が作るよ。 ……トーストに、ハムエッグ、それとサラダ。
食べて行ってくれる?
[あからさまな朝食のメニューを口にして。 さて、その頃までに宿泊の許可が下りていたものか。 困った様子をされたなら、冗談だよと笑って、 今度のランチにでも振る舞おうか。]
(425) yunamagi 2023/05/06(Sat) 00時頃
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[やがて春が訪れて、彼女と本物の桜を見る。 たくさんの出来事を重ねていく。]
あ、落ちちゃったけど、この先、大学。 来年一緒に受けるし、ちょっと寄ろうか。
[少し遠回りになる道を、歩こうと提案した。 大学を入って、目的があるように真っすぐ歩く。 しっかりと手を繋いで。]
(426) yunamagi 2023/05/06(Sat) 00時頃
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…… 野々花。この先、グラウンドがある。
[それだけ告げて、足を止める。
そこから足を進めるか、別の道を通るかは 彼女次第。 どちらにしても、これからも同じ道を 歩いていくつもりだから。**]
(427) yunamagi 2023/05/06(Sat) 00時頃
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