27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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── 美術館二階・特別展 ──
[そこは馴染み深さと歴史を同時に感じさせるような空間だ。 成海の実家は日本家屋なのでそう思うのかもしれないが。 歴史的価値を想像すれば博物館のほうが相応しいようにも思えるが、それらは確かに芸術的美を持ち合わせていた。
子棚は武家の娘が輿入れに持参した調度品らしい、彫り込まれた模様が格式高さを主張している。 ガイダンスによれば中の図柄も興味深いもののようだが、触るのはよしておこう。
鈍く光沢を放つ時代蒔絵の小箱には、蝶らしき姿が金属粉で描かれている。 こうしたものに選ばれるのは鶴や富士、趣深い和の風景などのイメージがあったが、女性の為に作られた品だったのだろうか?]
(327) 2023/07/26(Wed) 16時半頃
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[一色で塗り潰されたような虹彩の瞳が一点を映したまま、 それは食い入るように見つめているのか、硬直しているのか。]
(328) 2023/07/26(Wed) 16時半頃
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[兄の部屋には小さな頃に凝っていた昆虫の標本が今も飾られていたので 女性はあまり好ましく思わないのではと、それとなく聞いたことがあった。
少女は静かに笑って大丈夫だと、素敵なコレクションだと思うと立場上当然だろう返事をした記憶。 思えばまるでただの子供のような、思慮の浅い問い掛けだった。
けれど、黒いアゲハ蝶が特に綺麗で気に入っているのだと言う様子には嘘が無いように思えたのだ。 だから、立場が変わった後はいつか蝶を模したアクセサリーでも贈ろうと密かに思っていたけれど──]
(329) 2023/07/26(Wed) 16時半頃
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[あの子──婚約者だった女の子がいたら、さぞ食い入るように眺めていただろう。蝶の蒔絵の小箱も、他の展示物も。
不美人ではないものの素朴な顔立ちで集団の中では埋もれるが、 長い黒髪と品の良いファッションが印象に残る子だった。
二人の間には刺激やときめきは存在しない。 けれど、彼女とならば家庭を持っても上手くやれると思えるような、穏やかな温かさは確かにそこにあった。
あれやこれやと知識を語るでも、上流階級らしい所作で品評するでもない彼女との美術館デートは 家族で足を運び有名芸術家や己にコネがある者の作品にしか興味が無い父にただ付いて回った時よりも余程楽しかった。 地元の海を描いた絵の前で、そっくりだと子供みたいな感想を口にして静かに笑っていた姿を今も覚えている。
心優しいごく普通の少女が、自分の立場を築く足場の腐敗を少しも気に留めていないとは思えなかったけれど 家に思うことがある成海と違い、生まれた市の伝統と自然を実父に習い彼女自身も心から愛しているように感じた。]
(330) 2023/07/26(Wed) 16時半頃
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[種が腐っていたのか土が病んでいたのか、 はたまたそれこそが天命だろうか。
二人の間に花が咲く未来は訪れなかった。*]
(331) 2023/07/26(Wed) 16時半頃
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― 独白 ―
[回谷こころには年子の妹がいる。
容姿も、勉学も、要領も、 何もかも全てにおいて自分よりも秀でていた。 これで性格くらい難があるのなら 少しはましだったかもしれないけれど、 素直で愛嬌があり、それでいてどこか抜けていて 嫌味なく人に愛される子だった。
地元の田舎ではご近所付き合いも健在で、 一つ学年が違っても年の近い子は顔見知りで。 親も、友人も、初めて好きになった人も。 誰もかれもふとした折にあたしとあの子を比べて どこか嘲りと憐れみの混じった眼差しを向ける。
明るく面倒見がよく優しいと 誰かの目に映るそれは 地元を離れて以降の姿に過ぎない。]
(332) 2023/07/26(Wed) 17時半頃
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[それでも自分なりに頑張ったこともあった。 お洒落したり、盛り上げ役を買って出たり、色んな分野に手を出してみたり。
でも、「下位互換」だなんて冗談交じりに言われて。 道化を演じるのも段々と馬鹿らしくなって、 逃げ込むように一人の世界に没頭することが増えた。
地元の小さな美術館。 金持ちが道楽でやっているような、滅多に人も来ないような場所。 閉館時刻ぎりぎりまで入り浸って ぼうっと絵の世界に没頭するその時間が 中高生の頃のあたしにとっては癒しだった。]
(333) 2023/07/26(Wed) 17時半頃
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[絵は好き。 品定めしてくることもないし、 そっと心に寄り添ってくれたり、 逆に強烈に引き込んでくれたりする。
どんな絵にも背景があって、 誰かが魂を削って作り上げている。
絵画の世界に思いを馳せればその瞬間だけは 自分じゃない誰かになれるような気がして。]
(334) 2023/07/26(Wed) 17時半頃
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[こんな世界、嫌いだった。 何もかも煩わしかった。 ずっとずっと、ここじゃないどこかに行きたかった。
でも、どこかってどこなんだろう。
何者かになりたいと願い、信じ続けながら、 未だ、その答えを見つけられずにいる。**]
(335) 2023/07/26(Wed) 17時半頃
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―おいしいプレゼンとかお菓子とか―
[柊くんからのプレゼンポッキー>>262をありがたくいただき、甘いイチゴの香りと食べ応えのある粒触感に口角が上がる。 他愛のない会話で一緒に食べるお菓子は楽しい。 柊くんは他の人は「先輩呼び」なのに仁科のことは「さん呼び」のままでいる>>264のは、嬉しいこと。
出発してから起床したためはじめの方のお菓子はきっと逃したが、銀先輩が「被ってなくて良かった」と言っていたから>>230、それはそれですごいなあと思う。 アーモンドフィッシュは帰りのバスでの楽しみにしたいので、そう言った。小さな約束のようなもの。 ゆえに]
ほひい
[ポッキーを口に含んだままに、ノリくんのクッキーも強請る。>>268 泣き真似っこには最弱じゃないよと声をかけようとしたが、言葉を発する前にそのままクッキーにぱくりと食いついたので、せんべいを差し出す。 みんなで食べると美味しいので、柊くんにも、食べる人がいるのなら周囲にもお裾分け。]
(336) 2023/07/26(Wed) 17時半頃
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[わいわい集まって何かするのは企画してくれる人がいて初めて成立するので貴重だ。 今回で言えば西門教授(課外授業なのだが)。
自分には中心になる素養はないし、お米のパーティー>>257>>258>>259が開催されたなら嬉々として参加する。そもそも米好きとしてはたまらない会なので、なんなら定期的にやってほしいくらいである。 その場合は、具材の提供も辞さない。
いつかのある日。 尋ねた諸事情。 家庭の事情で親と暮らせない>>298、と言われたなら仁科はそこで納得しただろう。 けれど、彼の"煙幕"はいずれ、私のような空気の読めない―それでいてしつこい―人に聞かれている姿を見て知ることになる。
少しの自己嫌悪と、変わらずにいてくれる明るさに安堵する。 米パーティーで、うまくいえないけれど・・・本気で楽しそうしている姿を見たなら、次の開催もしてほしいと思うのだ**]
(337) 2023/07/26(Wed) 17時半頃
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あ、メグココちゃんも見た? じゃあ陽炎や白昼夢じゃなかったのか。
うん、何もない方向に向かってたから 変だなと思って。
[オレがチケットを手にしたところで、 テンション高めの合の手>>317が入った。 同い年のはずだけど、話題にそぐわず明るい声音と 彼女の纏う雰囲気が、年下なのではと錯覚させる。 「雰囲気ある」、に完全同意して頷くオレ。]
タカナル先輩が天国みたいとか 言ってたっけ。 天使じゃなくて幽霊が居たり?
[本気で幽霊に怯えてるなら、一緒に行こうかと 誘ってみる場面だけど。 怖がる口ぶりなのに、むしろメグココちゃんは楽しそうだ。 くるくる変わる表情は、どこかあどけなくて可愛らしい。]
(338) 2023/07/26(Wed) 18時半頃
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なんか機嫌いいね、羨ましい。 ここ、気に入った?
[そのワクワクが彼女から伝わってくる。 この課外授業に参加した以上、 みんなレポートや単位のためだけでなく、 何かしら美術芸術に興味があるのは自明。]
ドシャ降り雨もあがったし、 想像してたよりずっと荘厳で不思議なトコだ。 彼女を犠牲にしてまで来たかった美術館だし、 オレも満喫しなきゃな。
[内出血もそろそろ色が変わる頃合いか、 痛みは表面的なヒリヒリでなく奥でズキリと 疼くようになってきている。 彼女のように期待と高揚もあるけれど、 オレはそれを上回る不気味さや違和感も 同時に感じていて、さっきから首筋の産毛が がぞわぞわ逆立つようだった。憂鬱だ。]
(339) 2023/07/26(Wed) 18時半頃
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―回想:お米(消費させ)パーティ―
[その時、田端は圧倒的に食材提供者であり、お米を炊く係でもありました。 腹ぺこ学生が集まり、こちらとしても沢山食べてほしいですから、大きな土鍋でお米を炊く事にしたのです。 野菜は生でそのままが難しそうなものは事前にオカズにしてタッパーに入れて持参しました。 無限もやしピーマンだとか、ラタトゥイユだとかの夏野菜のおかずです。 勿論、そのまま持っていってくれたらの願いを込めて野菜そのものも運び込みました。 母親ネットワークでいくらやマグロも安く美味しいものが買えましたのでそれはみんなで割り勘でしょう。海苔も同じくです。 酢飯用の調味料はこちら持ちでも構いませんけれどね。米を消費して欲しいのですから。]
(340) 2023/07/26(Wed) 19時頃
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[そんな会の開催は、お米が増えてどうしようもなくなった時や、お米好きの声>>337が聞かれたならそれなりの回数開催されたはずです。 夏と秋にはほぼ定期的だったかもしれません。 けれど、もしそのお米好きの声や他のやりたいと言う声がなかったり、届かなかったりしたら、やらなかったかもしれませんね。
どの会でも、田端は準備する側に回っていて、本人が食べてる姿はほとんど見られませんでしたから。]*
(341) 2023/07/26(Wed) 19時頃
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[美術館の屋根の全容を呆けるように見上げていたら、 傍らから声がかかった>>321 シロマちゃんの目線は手元のスケッチブックに向いていたから、 オレは見せた方が早かろうと頁を捲る。]
次の作品の構想、まとめようと思って。 途中のトンネルと吊り橋、 すごくなかった? この建物自体も、自然と不自然が 絶妙なバランスで、惹きつけられる。
(342) 2023/07/26(Wed) 19時頃
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何か……掴めそうなんやけど、う〜ん。
[ともすれば抽象画でも通じそうな 多角形と曲線の調和した図案。 けれどそれらは全面でなくワンポイント。 幾つかはカップのカタチで区切られている。
シロマちゃんには、研究室の誰かには、 話したことはあったっけ。 オレの祖父は界隈でそれなりに高名な陶芸家で、 オレの夢はジイちゃんの窯元を継いで 陶芸家になることだ――って。**]
(343) 2023/07/26(Wed) 19時頃
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へー…何もない所に。 ますます不思議だね。
[自身を独特なあだ名で呼ぶ骨谷。>>338 彼も確かにスーツの男を見たようで うんうんと相槌を打ちつつ。
なお年下っぽいと評されたことがあれば そんなに子供っぽい…!?と 地味にショックを受けたと思われる。余談だが。]
幽霊よりも天使の方がレアっぽいから ちょっと見てみたいけど、 でも確かにさっきの人は あんまり天使って感じじゃなかったよねえ。黒いし。
[引き続きやや失礼な物言いをしつつ。 気に入ったのかと言う問いにはうん、と 元気よく首を縦に振った。]
(344) 2023/07/26(Wed) 19時半頃
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やっぱりさー、郊外だからなのかな。 街中の美術館とはまたちょっと違うっていうか 建物全体が美術品って感じがする。 中見るのも楽しみだよー。
[タイルの敷かれた道と荘厳な雰囲気の建物は それだけで異世界に繋がる入り口のようだ。 目を輝かせていたが、続いた言葉にはやや苦笑して肩を竦めた。]
彼女を犠牲にって…… ……さっきから気になってたけど、 頬っぺたのそれ、やっぱ痴情の縺れなんだ? ご愁傷様。
[一見冗談のような台詞だが多分洒落じゃないんだろう。 段々と紫に変わりつつある痕は 見ているだけでやや痛々しい。 何か冷やせるものでもあればよかったけれど、 生憎保冷材は品切れである。]
(345) 2023/07/26(Wed) 19時半頃
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てか、そんなに楽しみにしてたんだ。 何か目当ての展示品があるとか?
[彼女と険悪になってまで来たいとは、 さぞ見たい物があったのではないかと。 興味が湧いて聞いてみるけれど。**]
(346) 2023/07/26(Wed) 19時半頃
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―到着・降車―
[西門教授に運転を含めたお礼を述べて何番目かに降車。 まずは、ぐっと伸びをした。]
はー、くうきうまい
[空気は吸うもの。湿った香りを吸い込み濡れた地面を見れば先ほどの豪雨がここにもあったことが確かにわかるけれど、今の空を見ているとワープしたかのようでなんとも不思議だ。]
りょーかいス
[集合時間とかレポートの期限などを聞いて柔軟をしながら返事。 仁科はレポートをつくるのは苦ではない。 というのも、見たもの感じたことの記録をつけるという意味では、自らレポートのようなものを作り始めるくらいだから。 それよりも、16時までかとやや早い集合を残念に思いつつ時計を見やる。 しかしこの天候の変化を見せつけられては早めに帰るのが安全だとも思えたため異論はない。]
(347) 2023/07/26(Wed) 19時半頃
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―美術館前―
[迎えてくれた建物はそれそのものが作品のようでもあり、ほのかに笑んでちょっと間立ち止まって見ていたけれど]
あれ
[視界によぎった影を眼球で追えばそれは人形をしていたものだから、顔ごとそれを追いかける。 黒のスーツを着ているのだとは一拍遅れて気づいた。 夏に不似合いなその姿にしばし目線を留め、瞬きひとつで見失った不思議なその人に、跡地をしばらく眺めていた。
――我に返るとなんとも言えない気分になる。 言葉にできない気持ちが胸に留まり刹那途方に暮れた。 こんな感覚は知らない。
ふるっと頭を振ると、あれは管理人さんかもしれないしそうでなくても人がいたならば挨拶をすべきだったかなと考える。]
(348) 2023/07/26(Wed) 19時半頃
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ニトカは、建物周辺を少し彷徨いてから館内へ向かう**
2023/07/26(Wed) 19時半頃
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[バスの中で教授から「吊り橋」って聞いた時、興味半分怖さ半分くらいだったかな。 吊り橋はアニメや映画の中では大概盛り上げ役?で、渡ってる途中で端が切れたり、真ん中に追い詰められて川へ飛び込んだり、不意に恋愛が始まったりしてさ。 色んな想像を巡らせながら実際に渡った吊り橋は、思いの外大きくて新しくて、100人乗ってもダイジョウブ〜!って頑強さを備えていた]
(349) 2023/07/26(Wed) 20時頃
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─美術館前に到着─
[バスが到着した後、僕はたぶん早いうちに降りたと思う。 何せ周りは全員年上の先輩方で、みんな優しくて気遣い屋さんばかりだから、最年少の僕には「先にいいよ」って言ってくれたんだよね(たぶん) だから僕は、リュックを片手に一足先にバスの外へ]
西門先生、運転ありがとうございました おつかれさまでした〜
[運転席の教授にペコリと頭を下げてから、雨が上がったばかりの地面に降り立った]
へ〜〜……すっご〜〜いい 綺麗な建物だなぁ…
[かつて足を運んだコトのある美術館も、古かったり様式めいたりして、大小なりとも赴きはあったけれど、今目の当たりにしているのは、どのタイプとも違う気がして。 一言で言えば、斬新]
(350) 2023/07/26(Wed) 20時頃
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いいッスね〜〜…入る前に、外観見て回ろうかな ……っと
[リュックを背負いながら入口の方へ足を向ければ、向かう先には黒いスーツ姿の男性が。>>254 言い方からして、美術館の人だろう。黒いスーツ姿は、この建物の雰囲気にマッチしている気もするけど、夏にその姿はなかなか大変かもしれない]
………。
[お暑い中ご苦労さまです、と近づいた時に心の中でそっと伝えて。 ただし、券売機の方へは近づかず、少し横に逸れて建物の外観がよく見える方へと移動した。スマホを構えて写真を撮る。 美術館の内部も当然気になるし楽しみだけど、外観を記録するのは日が高いうちに行っておきたかった]
(351) 2023/07/26(Wed) 20時頃
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[そんな風に敷地内の立ち入れる範囲で撮影をしていたら、先輩たちが次々と入口の方へ向かうのが見えたかな。そういえば、集合は16時だって言ってたっけ。 建物自体にも興味はあるけど、中を見て回る時間は意外と少ないかもしれない。 あと、事前に調べた館内のカフェも気になる。イチゴのロールケーキあったよな。あれ食べたい]
……、そうと決まれば
[早く中に入らなきゃ。 館内へ移動する途中で仁科さんを見かけたら声掛けしたかな]
そろそろ中へ行きませんか?
[って。で、バスから先に降りたのに、先輩たちが券を買い求める列の一番後ろについて入館券を買う]
あ、バーコード決済使えますか?
[山奥だが電波は入る。あれ?美術館のWi-Fiを拾ってるのかな?まぁいいや。 キャッシュレス決済をしたら、その場で抽選くじが始まる。残念、1ポイントしか戻ってこなかった。*]
(352) 2023/07/26(Wed) 20時頃
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[そういえば僕は交流会には参加したかな、どうかな。 今回の課外授業は、教授に特別にお声がけいただいたので来たけれど、普段は研究室に所属しているわけじゃないから、機会はなかったかもしれない。
次にまた催される機会があって、お声がけいただいたら参加するかも。そんな感じです、ハイ。*]
(353) 2023/07/26(Wed) 20時頃
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―― 現在:美術館 ――
[ レポートだって仕上げなきゃいけないし、>>#12 ろくに作品を見ないまま、 いつまでもトイレに籠っているわけにもいかない。
気分の悪さを押し殺して、俺は館内の観覧を再開した。 特別展やまだ見ていなかったものを眺めつつ、 研究室の誰かとすれ違うことがあれば、 軽く挨拶くらいはしたと思う。
もし、誰かに顔色の悪さを指摘されたなら、>>305 「ちょっと寝不足でー」とか言って、 いつものにへらっとした笑顔で誤魔化しただろう。 ]
(354) 2023/07/26(Wed) 21時半頃
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[ それからも館内を散策すること十数分。 俺はまた1枚の絵画の前で足を止めることとなる。
神々を模した複数人の男女と、 その上空にいる愛のキューピッドが 矢を打ち放つ直前の姿が見える。
解説を見ると、この男女の中には 作者の友人をモデルにした人が何人かいて、 この中の2人が恋に落ちていることを知った作者が 「この2人には愛の矢が放たれているんだ」と 主張するために描かれた絵画だという説があるらしい。
解説を見た後、再び俺は絵画へと目を向ける。 でも、どの2人が恋をしているのか 俺にはさっぱり分からなかった。 ]
(355) 2023/07/26(Wed) 21時半頃
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[ 思えば俺は、恋愛感情というものを 抱いたことがないのかもしれない。
告白はされても基本的に断っていたけど、 「今は好きじゃなくてもいいから」とかで 押し切られるように付き合ったことは何度かある。
恋人は俺なりに大事にしていたつもりだし、 できるだけ相手の希望に添うように心掛けてもいた。
でも、やっぱり恋愛感情がないことは 相手には分かってしまうものだから、 「告白したのはこっちだから我慢してたけど、 やっぱり愛されてないんだなって思いながら 一緒に過ごすのは辛い」 と言われて振られるのがお決まりのパターンで。>>182
期待に応えられないことに不甲斐なさを感じつつ、 でも、できないんだから仕方ないよなって、 俺は恋愛事についてどこか諦めていたんだ。 ]**
(356) 2023/07/26(Wed) 21時半頃
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