32 Zug Zwang
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
アシモフが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ヴィーシャ、ロバート、ルーカスの3名。
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10時間……。 [長くも短くもない、というのが青年の感想だった。 それより早くに彼の気が済めば、その時点で 終わるのだろうことも想像できる範囲ではあった。 しかし首を傾げられる理由は掴めず、 訝しげに眉を寄せ] なんです、その顔は。せっかくの機会です、 ぼくも無意味に過ごしたくはないのですが。 [抗議めいた言葉を吐き、窓へと視線を戻した]
(0) 2023/12/19(Tue) 22時頃
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[それから一歩、窓辺に向けて踏み出して、 また足を止め] ……達せられそうですか、あなたの目的は。
[横目で見やって問いかける。
10時間のうち幾分かはもう使った後だろうが、 正確に確認せずとも、 まだ半分以上は残っているとは思えた。 しかしその時間で足りるものなのかは、 純粋に疑問だった。
彼にはまた首を傾げられるのかもしれないが、 青年にとっては確かめておきたいことだった]*
(1) 2023/12/19(Tue) 22時頃
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………
[一度、手を取る事を拒んだ口で 何を言うんだろうかとその顔を凝視したが。]
…そうか
[短く受け取り流した。]
(2) 2023/12/19(Tue) 22時半頃
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白銀の盤か?
心配されなくても後9マスで完成する。 …まあ、次のゲームはそれ以上 死ぬ様に作るつもりだが。
[折角最後になるかもしれないのなら いっその事盛大に、華々しく。 誰もが残らない程のゲームも悪くはないが
どうせ目指すのなら ――― ]
・・ あんたにその完成を 見せてやれないのは残念だな。
(3) 2023/12/19(Tue) 22時半頃
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[そう告げる口元は笑っていただろう。
‥…しかし、 盤を何故其処まで気にするのか、は 既に口にし回答を得はした気もするが 根本的な理由を質せていない様に思えて。
再度、首を傾げる様に問う。]
何故、それ程『白銀の盤』を気にする? *
(4) 2023/12/19(Tue) 22時半頃
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[犬は飼い主の腕の中、 黒い瞳をただただ青年に向けている。]*
(5) 2023/12/19(Tue) 22時半頃
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[凝視の理由は察せず、 今度は青年が首を傾げることになった。 白銀の盤について語り始めるのを聞けば、 一旦は言葉を挟まずに聞き] もっと残り少ないかと思っていましたが…… 9マスですか。 それだけ死ぬかどうかは作りによるんでしょうね。 [とはいえ完成するように作るのだろうとは思えた。 開催を繰り返しているのなら、 知見も増えているだろうと。 詳細まで思い浮かべる気には到底なれず、 視線を窓の向こうへ戻したが]
(6) 2023/12/19(Tue) 23時頃
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……ぼくが尋ねたのは、 あなたがぼくを起こした目的、のことです。 何かしら用があったんでしょう?
疑問があるなら解決していってください。 協力はするつもりです。 また後で起こされてはたまりませんから。 [気にしたのは白銀の盤ではないことを伝え、 応接室で唐突に問われたことが用件かと 予測の上で告げる。>>0:45 ここで永遠に眠るつもり、と告げた思いは 今でも変わってはいなかったから]
(7) 2023/12/19(Tue) 23時頃
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[窓に歩み寄ると、食堂の裏手の風景を眺めて] ここから白銀の盤が見えるのか、 興味が湧いて来たのは事実ですが。
興味があったのはそれだけですね。 [話題に上る程度ならそれほど気にはならずとも、 あれは血塗られたものであって、 持ち主は本心からそれを綺麗と称する。 その事実は青年にとって、やはり受け入れ難いもの。 それもまた、変わってはいなかった]*
(8) 2023/12/19(Tue) 23時頃
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協力
[投げかけられた単語を拾い、復唱する。 ……だが、暫く悩んでから頭を振った。]
……もう二度と起こしはしない。 俺もそんなに暇じゃない。 疑問も…、…もういい。
(9) 2023/12/19(Tue) 23時半頃
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[其方へ向けていた視線を床上へ落とし、 投げ遣りにその協力を拒否した。
聞いた所で理解しきれる気もしない。 どころか、より苛立ちを募らせる結果となるのが 目に見え投げ出したくなった。
もっと拗れるだろうと予測し取得した時間を どう消費したものかと思い悩む始末に、 最初の頃の様な自嘲気味の笑いを溢す。]
(10) 2023/12/19(Tue) 23時半頃
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[それに知った所で 知ってしまう事で 自分の中で何かが変化してしまう。 そんな懸念が浮かんでしまい ……怖くなった。]
(11) 2023/12/19(Tue) 23時半頃
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権限を与えられている者からは 食堂の窓からも目視が可能だ。
……だが、今は極夜だ。 全貌どころか手前までしか見えないだろう。
[中から見るには食堂の灯りでは足らない。 精々見えて一番手前の…、王らが配列される その最後列くらいのものだろう。
あの業で輝く美しい盤は 今は唯闇夜の中で眠るばかりで。 素気の無い返答には唯、そうかと返すのみ。]
(12) 2023/12/19(Tue) 23時半頃
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無駄にしたくないなら好きに過ごせばいい。
…ひとつ、 俺の質問に答えはしてくれた礼に 望む事があるなら叶えてやらないでも無いが。
できる範囲でだけどな。
[とはいえ、以前の最期を見届けた者としては 此処から青年が望むもの等「早々の死」 くらいのものだろうかと予測はして。
そうなるのなら、 ……そうだな。
叶えてやるかは迷うだろう。]*
(13) 2023/12/19(Tue) 23時半頃
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[彼が悩む様子を見せた末に出した結論は、 青年にとっては投げ遣りさを感じるもので] ……本当にいいならいいのですが……、 気が変わるなら早めにしてくださいね。 ……、
(14) 2023/12/20(Wed) 08時半頃
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[届くかも定かでない呟きを漏らす。 この静まり具合なら届くのかもしれないが。 白銀の盤が見えると聞いて窓の向こうを探すと、 極夜の闇に閉ざされた中、彼の言う通りに チェス盤の最後列がかろうじて目に入った。 その向きで置いてあったのか、と 今更な感想を抱きもしたが、 見えることが確認した以上、青年の興味は失せ] 本当ですね。 煌々と照らされよく見える、 なんてことにならず幸いでした。 [淡々と言って窓辺を離れた]
(15) 2023/12/20(Wed) 08時半頃
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[好きに過ごせと言われてちらりと彼に目を向け、 続く言葉を聞きながら座る席を選ぶ。 結局、彼らから数席離れた 斜向かいの位置に腰を下ろして、再び頬杖をつき] 望むことですか、……そうですね。 あなたが現実に戻った後、 ぼくの体を殺しておいてくれませんか? [要望しながらも、叶うとは思っていない様子で。 何の期待も籠もらない瞳を彼に向け、 そのまま食堂内へと視線を流した]**
(16) 2023/12/20(Wed) 08時半頃
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……………
(17) 2023/12/20(Wed) 12時半頃
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[確かに聞こえてきた言葉へ、 思わず睨んで返す。 だが其処には鋭さは無く …込められているのは恨みの様な感情で。]
……俺の中に無い感情だ。 あんたが俺に向けただろうものは。 名前が付かない、付けられない。 理解しきれない。
だから考えるだけで……頭に来る。
[苦々しげに本意を吐露する。 この邂逅一番の不機嫌顔を浮かべながら そう吐き捨て、視線を外す様は まるで敗した様な無様さを晒していた事だろう。]
(18) 2023/12/20(Wed) 12時半頃
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ゲーム中でなければ照らす必要も無い。 此処に置いてあるのはあくまで仮初。
俺の部屋ではしっかり飾られているさ。
[確かに極夜の中であれば 展示室に映し出す際、灯りで照らす必要もある。
そもそもにそんな興味を持っていないだろう、と 今に細工は何も施していない。 ただ経過による軌跡が増えただけで。
全貌が見たいというのなら それを叶えてやりでもしただろうに ]
(19) 2023/12/20(Wed) 12時半頃
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[そうして望まれた内容を聞き、目を丸くする。 外していた視線を瞬時に其方へ寄せ その瞳と対面する が すぐにか視線は流れて行き。
さして期待も込められ居ない事を感じ取る。 ……が、]
‥‥……ふ
[笑いが、零れる。 やはり死を望むのかというのと、 そして思うより更に深い底へと落ちようとするのと ]
(20) 2023/12/20(Wed) 12時半頃
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俺に手を汚させたいのか、ルーカス。
(21) 2023/12/20(Wed) 12時半頃
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[意図に含まれていないかもしれないが その願いを叶えれば事実そう成ると指摘して。 笑った。
わらった。
顔に笑みを作るだけのそれだが その容は何処までも楽しそうにも 願った者を嘲うかの様にも …ともすれば悲しそうにも映るかもしれない
ただただ、昏い笑みを浮かべてみせた。]*
(22) 2023/12/20(Wed) 12時半頃
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[恨みがましい視線と苦々しげな声音が、 青年に共感を抱かせた。 文脈や程度は違えど、青年も彼に対し そのような感情を抱いたことはあったから。 たとえば嬉しさを感じてしまう言葉を かけられたとき、などに] ……あれは断片です。 あなたへの思いは一言では表せない。 なかには、あなたにとって わかりやすい思いもあるんじゃないですか。
[伝えたものだけが全てと思われるのが不本意で 青年は補足を試みるが、果たしてどう響くのか]
(23) 2023/12/20(Wed) 14時頃
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[青年の要望に、彼は“わらった”。
当然の事実を指摘する言葉に引かれるように 青年の視線は再び彼に向いて、 その言葉と笑みから読み取れるものを探し]
……、気が進みませんか。 [少なくとも軽く考えての返答ではなさそうだ、と 感じた末の問いかけを呟いたが、 返答には期待しないまま、少し視線を落とした。 テーブルが邪魔しなければ、 彼の犬が見えたかもしれない]
(24) 2023/12/20(Wed) 14時頃
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別にあなたでなくともいいのですが、 他に頼める相手がいませんので。 ぼくに命があれば あなたと心中でもよかったのですが、 そのときは犬たちを先に送らねばなりませんか。 …… [彼らの向こうにある壁を視界の中心に移し、 ある種の夢物語を日常会話のような軽さで呟いて、 ふと、何か思いついたように言葉を切り]
(25) 2023/12/20(Wed) 14時頃
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……ヴィーシャ。 ぼくは父に復讐をするつもりでした。
どんな風にかは以前もあなたに 語ったことがあるはずですが……、 父を殺す気は無かったんですよ。 なぜだかわかりますか? [言葉を重ねながら彼に視線を戻す。 脈絡のない話と思われるのかもしれないが、 青年の中では繋がっている話だった。 青年が死を望む理由。 それを彼に話しておきたい気分になったのだ]**
(26) 2023/12/20(Wed) 14時頃
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