31 私を■したあなたたちへ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
夜更けに響いた破滅の音に起こされ、不安に駆られた乗客たちは集会所へと集まった。単純な直接通信の機能しか果たさなくなった携帯を携えて。
|
ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2023/11/14(Tue) 22時頃
|
ある日、あなたの元へ一通の招待状が届く。
差出人の名を見て、恐らくあなたは不審に思う。
――――なぜなら。
(#0) 2023/11/14(Tue) 22時頃
・*・‥‥………‥‥・*・‥‥………‥‥・*・
謹啓 盛夏の侯
皆様には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび かねてからの念願が叶いまして
銀島にてテーマパーク「ギャラクシー・ランド」を
開園することになりました
つきましては 皆様をお招きして
正式オープン前のお披露目を催したいと存じます
ぜひご来場くださいますようお願い申し上げます
謹白
××××年7月吉日
煙崎 るくあ
・*・‥‥………‥‥・*・‥‥………‥‥・*・
(#1) 2023/11/14(Tue) 22時半頃
招待の挨拶に続いて、日時や場所が記載されている。
宿泊・交通費については招待主が負担するとのことだが、
出席の可否を取るつもりがないのか、
往復はがきなどはない。
そして、何よりも。
差出人の「煙崎るくあ」
あなたは彼女のことを知っていた。
彼女が 数か月前に死亡していることも。
(#2) 2023/11/14(Tue) 22時半頃
|
「いらっしゃいませ。 私はギャラクシーランドのガイド、モナリザです。 ここではこの『アポロ』をご使用ください。 各施設に入室の際や、注文、通信などに ご利用できる便利なデバイスです。
アトラクションに、食事、自由に過ごしてくださいね。 明日の夜にはパレードも行われます。 何か、ご不明な点がありましたらお呼びください」
(@0) 2023/11/14(Tue) 22時半頃
|
八月の終わり、
招待状を受け取ったあなた達はそれぞれに用意された船で銀島にやって来る。
関東から数時間程で着く人工島だ。
船を下りると人型ロボットが近づき、機械音声とともにストラップ付きのカード型デバイスを手渡してきた。
どうやら島全体がテーマパークとなっているらしい。
眼前にはロケットエンジンを模したオブジェや、チューブ型の通路があった。
通路を抜ければ軽やかな音楽が流れ、遊園地らしきアトラクション施設やホテル、レストランなどの建物も目に入るだろう。
しかし、広大な敷地には、あなた達以外の客やスタップの姿などは見当たらない。
また、いつの間にか携帯電話も使えなくなっていた。
(#3) 2023/11/14(Tue) 22時半頃
招待された者同士に見知った顔もあっただろうか。
なぜここに集められたか
その理由に思い当たるものが、
少なくともひとりはいたのではないか――――。
(#4) 2023/11/14(Tue) 22時半頃
|
なあ。 こんなことして――莫迦げてると思うか?
……。 …………、お前は俺にとって唯一の家族、 誰よりも大切な妹、だった。
赦してくれとは言わないさ、 ただ……判ってくれ、
何だってお前が殺されたのか、 お前を……殺したヤツを追い詰めたい……、 できることなら同じ目にあわせたい……、
そう願ってしまうことを。
(1) 2023/11/14(Tue) 22時半頃
|
|
いつか 宇宙をテーマにした遊園地で 思い切り遊びたい、言ってたよな。
だから、ここは、 うってうつけの舞台だと 思わないか? ――――なあ、るくあ。**
(2) 2023/11/14(Tue) 22時半頃
|
灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/14(Tue) 22時半頃
|
──どこかの劇場→控室──
[場内が割れるほどの拍手を背に受けて、楽屋に戻ると、大量の胡蝶蘭が目に入る。圧倒されるほどの量だが、いつもの光景だった。 白の蘭、赤紫の蘭……立ち並ぶ【中村綺羅之介様】の札の中にひとつ、見慣れない名前がある。 首を傾げてジッと見ていると、付き人の麗(レイ)が、何やら封筒を持って前に出てきた。]
『キラさん。たった今、胡蝶蘭の送り主がこれをキラさんに渡して欲しい、と。 もとい、配達人から。受け取りました。』
[男か女か判別付き兼ねる容姿の付き人に振り向く”キラさん”は、これまた判別のつかない見目をしている。──否、豪華絢爛な花魁衣装を来た”彼”は、どの角度から姿を捉えても女性そのものでしかなかった。 麗しき遊女は、早く着替えたいんだけどねぇ、といった顔で封筒を受け取ると、まだ抜けきれぬ優雅な女の仕草でゆっくりとそれを開けた。 次の瞬間、その端正な眉が歪む。 中から出てきたのは、一通の招待状だった。>>#1]
……え?
るくあちゃん?
(3) 2023/11/15(Wed) 00時半頃
|
|
[るくあちゃん。
数か月前に亡くなった、煙崎るくあ。 中村綺羅之介のファンクラブ、『キランディ倶楽部』会員NO.001328。 いつも舞台を観に来てくれて、熱心な手紙を送ってくれて。出待ちに何度も現れる彼女と、言葉を交わす姿も目撃されていたかもしれない。
彼女が亡くなった事は、テレビの小さなニュースに流れた。 変わった名前だから付き人の麗も覚えていて、大声出しながら楽屋に駆け込んでくるものだから、『しーっ…』と人差し指を唇に当てた。
友達だったわけでもなく、あくまで自分のいちファンであった彼女だけど。 あの感情を何と形容すればよかったのか。
───だけど。]
………なんで、るくあちゃんから私に招待状が来るわけ?
(4) 2023/11/15(Wed) 00時半頃
|
|
──銀島「ギャラクシー・ランド」──
[その場所へは、用意された船で到着した。 降りた途端に何処かから人型ロボットが近付いて来て>>@0、思わず後ずさりする。]
うわぁ、びっくりした! ロボットなのね。
[機械音声とともに渡されたデバイスを受け取ると、訝しげにサングラスを上げて眺めた。 ロボットに案内されて歩きながら、全体を見渡す。オープン前というだけあって、何処もかしこも真新しい。そして、人っ子一人いなかった。 未来的なデザインに感心して、スマホで何枚か写真を撮る。 その際、アンテナが立っていない事に気が付いて。]
なーに、スマホ使えないの? まあ完全オフだから……いいけど……
[ずっと女形を演っている影響で、女言葉が端々に出てしまう。このためゲイと噂される事もあったが、そう言うわけでは無かった。ただ、面倒なので否定もしないというスタンスで居る。]
(5) 2023/11/15(Wed) 00時半頃
|
|
さて……、招待状をくれた”るくあちゃん”はどこかに居るのかねぇ。
[──此処には勿論、誰にも何も言わずに来た。
わざわざ一人で赴いた理由は勿論、 知りたかったからだ。
死んだ筈の彼女から、何故、招待状が来たのか──。]**
(6) 2023/11/15(Wed) 00時半頃
|
|
― →銀島 ―
[数か月前に亡くなったはずの、るくあちゃんの名前が書かれた招待状。 船の甲板で、潮風に靡かれながら、手に持ったそれにもう一度目を落とす。
顔を上げると、遥か遠くに見えた島影は、だんだんと大きく視界に広がってきて。 やがて、目的地に着いた。]
[船を降りると、人型のロボット>>@0が近付いてきて、カード型のデバイスについて説明を受けて。]
――……分かりました。ありがとうございます。
[差し出されたそれを受け取って、歩を進め、チューブ型の通路を抜けると、 その場所には軽やかな音楽が流れており、様々な施設が目に入る。>>#3]
……これが、『遊園地』? ……不思議。
[ぽつりと呟くと、辺りを見回しながら、人気のない園内を歩き出す。 携帯電話が使えなくなっている事には、まだ気付かないままで。**]
(7) 2023/11/15(Wed) 01時半頃
|
|
――銀島上陸――
「チェッ、さすがにこんな離島じゃ電波届かないか。 生配信は諦めるしかない。ざんねぇん。」
腰に当てたのと反対の手は、指先が見えない程のスピードで忙しなく自前の携帯端末を操作している。数週間前に発売されたWシリーズ最新機種の、撮影特化型モデル。大事な商売道具だ。 蛍光ラメのマニキュアでカラフルに彩られた十指、ミントグリーンの人差し指でとんとん、と画面を叩いて溜息を吐く。オフライン専用機と化した無用の長物をチャームまみれのウエストポーチに仕舞うと、代わりに折り畳み式ジンバルとカメラを取り出した。
(8) 2023/11/15(Wed) 08時頃
|
|
『地球星人のみんなァ! チョ〜ッス!! 〜明日も銀河の彼方から〜 銀河ギャルの🍭キャンディ🍬です!
今日はココ、開園前のテーマパーク、 ギャラクシーランドにやって来ました! なんとなんと! 島全体がテーマパークになってるんだって!
ところで、こぉんな場末の動画で暇潰ししてる 無知蒙昧なる地球星人のみんなは知らないかも知れないけど、 銀河のことはエゲレス語でギャラクシーって言うんだよ! あれ、ここってボクの母星だったかしら〜?』
桟橋の途中から、波立つ海と燦々と輝く日差しを背景に、颯爽と降り立つ自身の姿を画角に収める。テーマパークのシンボルらしき巨大なエンジンの前で、《Galaxy🪐 Land》とデカデカ書かれた入口ゲートの前で、ついでにガイド役の艶めかしい腕をした白いロボットと肩を組んで。 斜め43度の拘り決めポーズで姦しく撮影を終えると、転送された動画データと編集点を手早くチェックした。
(9) 2023/11/15(Wed) 08時頃
|
|
「そぉだァ。配信規約とか、 撮影禁止スポットとか、解禁日とか。 諸々どこで確認したらいいですか? ディザーサイトもないみたいだったし、 パンフレットとかに書いてあります?」
足取り軽く人を模した機体に駆け寄ると、早口で質問攻めにする。主に、動画配信に纏る質疑応答だ。 やりとりの合間に興味深々、頭部の円らなモノアイレンズを見つめて、ニッコリ視聴者向けの作り笑顔。
「――ふむふむっと。
とりあえずは、それくらいですね。 じゃあねぇモナリザchan! ありがと!」 ついつい、平たい頭部のなだらかな曲線をぺたぺた撫で回してから、別れ際にウィンクと投げキッスを残して踵を返す。
頓着なさそうに振る舞ってみるものの、実際は腑に落ちないことだらけ。居心地の悪さは拭えず、一番尋ねたかったことは口にしていない。
(10) 2023/11/15(Wed) 08時半頃
|
|
煙崎るくあ
その字面を辿るだけで、音にして脳裏に響かせるだけで、胸が甘く痺れる。 信じ難い訃報を耳にしたのは記憶に新しく、ほんの数ヵ月前のこと。通夜にも葬儀告別式にも呼ばれることはなかったのに、何故今頃になって、彼女の名前で招待状が届いたのだろう?
「――よりにもよって、このボクに。
るくあ、もしかしてあれは誤報で、 実はキミは生きていたりするのかな。 それとも、誰かの悪質なイタズラかな。
……嘘でも会いたい。会いたいよ。
会えるものなら、もう一度。」
表情は昏く、声音は低く。口遊む吐露に、長い爪が折れそうなほどきつく拳を握って深呼吸を二つ。その苦々しささえ霧散させるように、照り付ける太陽は*眩しかった。*
(11) 2023/11/15(Wed) 08時半頃
|
|
── 兎坂庵 ──
[ 昔ながらの和風の平屋に、木目調のテーブルと椅子、 天井から吊るされた丸いペンダントライトは 提灯のように柔らかい和紙に囲まれた中で 淡い橙色の光を放っている。
この場所は、卯木が祖父母から受け継いだ 和風喫茶:兎坂庵。 いつもはお客様や、常盤色の着流し姿の男性店員と 撫子色の茶衣着姿の女性店員であふれる店内も 定休日のこの日は誰もいなくガランとしたもので── 静寂に包まれた店内で、 卯木は先日届いた招待状を無言で眺めていた。>>#1
──煙崎るくあ。 数ヵ月前に若くして亡くなった、 兎坂庵によく来店してくれていたお客様。 彼女は珍しい部類のお客様だったと卯木は思う。 ]
(12) 2023/11/15(Wed) 11時半頃
|
|
[ たまに一部の女子学生からは、 「兎型に丸まった団子や大福、 兎の飾り切りがされたフルーツや野菜、 兎型の陶器の箸置きがかわいい」と 評判になっているようだが、
全体的にほっこりと落ち着くように設計された店内は どちらかというと疲れた社会人や 中高齢者の憩いの場として機能している。
そんな中、煙崎るくあのような女子高生が来店し、 かつ、ほかの女子学生のように はしゃいで料理の写真を撮ることもない。 落ち着いて店の雰囲気やお茶を堪能する彼女のことを どこか異質な存在だと思っていたことは否めない。 ]
(13) 2023/11/15(Wed) 11時半頃
|
|
[ 煙崎るくあは友人たちを伴って 兎坂庵を訪れることもあったが、 一人で来店することの方が多かったように思う。
窓から中庭が見える席がお気に入りで、 外に顔を向けては、 春から初夏に色づくツツジの玉作りや 秋に色づく錦木の低木などをよく眺めていた。
そんな煙崎 るくあと卯木が親しくなったきっかけは、 出先でばったりと彼女と会ったあの日に遡る。 ]
(14) 2023/11/15(Wed) 11時半頃
|
|
── 回想:2年と数ヵ月前・とある歩道橋の下で ──
ああ、煙崎さん。おはようございます。
[ 兎坂庵が毎年休みを取っているその日、 思いがけず煙崎るくあと出くわした卯木は、 少しだけ面喰いながらも、 すぐに笑顔になって彼女と挨拶を交わした。
この日、卯木が手にしていたものは、 真っ白な菊の花束と駄菓子の入った紙袋。 従弟の命日だったこの日は、 彼が亡くなった歩道橋で手を合わせた後、 お墓にお供えする予定だった。
卯木の荷物に一瞬、怪訝そうな目を向けた煙崎るくあに 卯木は小さく苦笑を零した。 ]
(15) 2023/11/15(Wed) 11時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る