10 冷たい校舎村9
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[赤いランプが消灯する。]
(19) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃
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[乃絵ちゃんの母親が呼ばれ、 そして、外で待っていた私たちにも、 看護師さんが声をかけてくれた。
——「峠は超えました。もう大丈夫です。」と。
その瞬間、私の心の中でずっと張り詰めていた何かが切れて、 後から後から、よかった、よかった、という気持ちが沸き出してくる。]
(20) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃
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[おかえり、乃絵ちゃん。 帰ってきてくれてありがとう。
芽衣ちゃん、炭蔵くん。 頑張って連れ戻してくれてありがとう。]
(21) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃
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[何も知らなかった落第生がひとり、 全身の力が抜けて萎むように、肺の奥から息を吐いて。 目に滲みそうになった涙を手の甲で押さえる。
もうこれ以上ここにいるのも邪魔だろう。 今夜は安心して、もう帰っても大丈夫。
集中治療室前から歩いて去って、 そこまではまだ冷静を取り繕えた。 けど、気持ちを抑えることはやっぱりできなくて。]
(22) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃
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……乃絵ちゃんが! 帰ってきたよー!
[夜の静かな病院内を早足で歩き回り、 ここに駆け付けたクラスメートに出会うたびに、 それを報告して回っただろう。
スマホという文明の利器を使えば早いじゃんって、 賢い誰かはすぐにツッコミを入れてくれるんだろうけど、 賢くない落第生なので、許してほしいかな。]
(23) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃
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[駐車場には母親も待たせている。 もしかして寝ちゃってるかもしれないけど。
だから、なるべくすぐに帰らなきゃと思っているから、 呼び止められなければ駐車場へ向かうつもり。
積もる話は、後日に取っておきましょう。ね。*]
(24) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃
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[そういえば、喉が乾いたな。
って、張り詰めていたものが切れた後、ようやく自覚する。 寒い日は体内が乾燥しやすくて、それに気付きにくい。
病院の外に出てから、少し離れた場所のコンクリートの縁に腰掛けて、 向井くんに奢ってもらったコーラをポケットから出し、 ちょっと考えてから、思い切ってプルタブを引いた。]
(41) myu-la 2021/06/16(Wed) 20時頃
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[ プシャッ。
——やたら爽やかな音と同時に、 シェイクされた炭酸が噴き出して、顔に飛沫がかかった。]
(42) myu-la 2021/06/16(Wed) 20時頃
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…………あはははは!
[泡が溢れて手がネトネトになる。 外の空気はひんやりしていて、コーラの液もすぐに凍るように冷えていく。 案の定の結果につい、笑いが溢れてしまった。
なんとも間抜けな祝杯だね。 今の気分にも似た、気が抜けてゆるゆるになった甘ったるい水を飲み干して、 ハンカチできちんと顔を拭いてから、母の待つ車へと向かった。*]
(43) myu-la 2021/06/16(Wed) 20時頃
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— 後日・乃絵ちゃんのお見舞い —
やっほ。
[病室のドアをガラガラと開けながら、 最寄りのお店を覗きに来るような日常の感覚で、 ベッドにいるであろうその子に声をかける。
いろいろあったけど、生きててまた会える。 今はそれで十分。 楽しいことはこれからいくらでもあるんだから。
詳しい事情を知らないままの私はその詮索もしない。 お父さんのこととか……誰かに教えて貰ったりもしたかもしれないけど、 少なくともこの場では、乃絵ちゃんが話したいことだけ話してくれればいい。]
(80) myu-la 2021/06/17(Thu) 00時頃
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おかえり。ってもう言ったっけ? はいこれ、駅前のお菓子屋さんのクッキー。 長持ちするから、良くなったら食べてね。
[紙袋に入れたお見舞い品を渡す。 たぶんこうしていろんな人が見に来てくれているんだろうな、 って、そんな想像はできるから、 私からの気持ちは重くならないように留める。]
(81) myu-la 2021/06/17(Thu) 00時頃
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傷の具合はどう?
[そう聞いてみるけど、どう?と聞かれても困るかな。 身体のあちこちに自分でつけたらしい切り傷だもの。 きっと痕も残り続けるだろうし、 忘れようとしても忘れられないものになってしまうんだろう。
ふと、乃絵ちゃんの顔の近くに自分の頭を近付けて、 両手で髪を掻き分けて、頭頂部から額にかけての頭皮を見せようとする。 自分で確認できないけど、うまく見えるかな。]
(82) myu-la 2021/06/17(Thu) 00時頃
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見える? 傷痕。
小さい頃にね、知らない大人に殴られた時の。 ……私にもあるんだよね。
[髪を掻き分けている手を下ろして顔を上げ、 秘密の共有をしちゃったね、という気持ちで、にひひ、と笑む。
嫌なことを忘れても、傷の痕は残るのだろう。 それは私も一緒だから。
どうか、そのことには負い目を感じずに生き続けて欲しい。]
(83) myu-la 2021/06/17(Thu) 00時頃
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傷痕が目立たなくなるメイクってのがあってね。 今度、教えてあげるね。
[とりあえず、退院していろいろ落ち着いてからの予定をひとつ、 ねじこんどいてもいいでしょうか。]
うち、門限が厳しいけど、 友達が遊びに来てくれるのは大丈夫だから、 来てくれたら、お母さんもお父さんも喜ぶなぁ。
卒業前にまたお泊まりしてお菓子パーティーしたいね。 あれねぇ、すっごく楽しかった。
[狭い場所に閉じ込められるのは勘弁だけど、 あの世界に招いてくれたことは特別な体験で、間違いなく嬉しかった。*]
(84) myu-la 2021/06/17(Thu) 00時頃
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— 病院 —
芽衣ちゃん! おかえり!
[>>126あの世界から帰還して、ここに到着したその姿を見れば、 もちろん手を伸ばして、そしてそれはすぐに取られる。 ぎゅっと握られた手は暖かい。
触られた場所に傷は無いけど、 あの世界であった時と同じように、ハンカチが覆われる。]
(251) myu-la 2021/06/17(Thu) 21時半頃
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うん、うん。
[乃絵ちゃんを連れて帰ってくれてありがとう、とか。 いろいろ、言わなきゃいけないことはあったはずなのに。 感情がそれどころじゃなくて、つい、 芽衣ちゃんの背中にまで腕を回して、ぎゅっとくっつこうとする。]
良かった。 良かったよね。
[一人ならギリギリ我慢できたのに、確かめ合うとまた泣きそうになる。 私が渡したお守りのボタン、効果はあったのかな。 あったのならきっと、ぼたんが芽衣ちゃんたちを支えてくれたんだろう、って。 そう思ってもいいかな。
涙が溢れる前に離れて、笑って誤魔化して。 そして、また学校で会おうと言葉を交わす。 私たちの日常に、また戻っていけるように。*]
(252) myu-la 2021/06/17(Thu) 21時半頃
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— お見舞いにて —
なになに? え、何これ、なんかすごいお菓子!
[>>181乃絵ちゃんが誰からもらったか、 取り出したお洒落な缶に詰まったお洒落なお菓子にテンションが上がる。 お見舞い品じゃないの?と思いつつ、 もちろんこういうスゴイオカシには目がないもので、 食べ切れないならしょうがない。ちょっとだけ貰いました。]
(258) myu-la 2021/06/17(Thu) 22時頃
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[頭の傷跡を見せて何も伝わらなかったら、 そのまま恥ずかしさでマジ頭突きしてしまいそうだったけど、 まあそんなこともなく。
私が昔、何があったのかは本当に面白い話じゃないから、 聞きたがらない限りは言わないけど、 傷があるのは一緒だからね、って、そういうこと。]
(259) myu-la 2021/06/17(Thu) 22時頃
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クレープ作るの? じゃあ私は食べる係で! ……だめ?
[>>184計画はどんどん楽しくなっていくね。 私は甘いものを食べるのが好きだけど、料理の経験はあまりない。 文化祭のクレープは見守るほうに徹していたしね。
だからどんなトンデモクレープが出来上がるか分からないけど、 まあ、その時は一緒に笑ってよね。]
(260) myu-la 2021/06/17(Thu) 22時頃
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[さて、番代ひとみこと私ですが、 なんだかゴツい響きのある苗字と、ひらがなの可愛い名前がミスマッチだと、 そういう自覚をしながら18年生きてきました。
学校という社会においては誰もが名前呼びというわけにもいかず、 苗字呼びされることも多いので、諦めていたけど、 私としては当然、名前で呼んでくれるほうが嬉しいので。]
いいよ!!! 呼んで呼んで!!!!
[>>184そりゃあもう食い気味に、呼び方の壁は崩してしまおう。 願ってもないことなのよ、乃絵ちゃん。*]
(261) myu-la 2021/06/17(Thu) 22時頃
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— 病院 —
[芽衣ちゃんに抱きついた後、 離れたら、今度は芽衣ちゃんのほうから来た。>>303 もう一度、ぎゅっ。 いろいろあったし、離れてからの時間の感覚が曖昧だ。 なんだか名残惜しい。]
……あっ。
[芽衣ちゃんの手の上、渡したぼたんのお守りが見える。 私の見えない友達の象徴。 それはきっと、芽衣ちゃんの力になってくれたのかな。]
(305) myu-la 2021/06/18(Fri) 01時半頃
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サイコーだよ、芽衣ちゃん。 すごい。
[あの時、託した大事なものが、今こうして帰ってきて。 それと一緒に、あの校舎の中に閉じこもろうとしていた友達も連れてきた。 その過程に何があったかは想像するしか無いけれど、 目の前にいる友達のおかげだということは分かる。
幼い頃からの友達を忘れようとして疲れた私が、 結局のところ、揺るぎない結果をもたらしてくれたのは、 芽衣ちゃんという友達の存在だった。
それを噛み締めながら、 青いボタンを指先で摘んで、握り締める。]
(306) myu-la 2021/06/18(Fri) 01時半頃
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おかえり、芽衣ちゃん。 ……おかえり、ぼたん。 芽衣ちゃんを助けてくれて、ありがとう。
[こちらに帰ってきてから姿を現さないあの子の名前を口にする。 芽衣ちゃんにはもう何も隠すことは無いから。]
私にしか見えない友達、ぼたんって言うの。 こんな感じの、薄青色をしたワンピースの、 5歳の子供の背丈をした、可愛い子。
[私に見えていたイメージを言葉にして共有する。 ……もう、その姿と顔は私の中で崩れてしまったけれど、 私と芽衣ちゃんの間で共有することで、いつか、 思い出せる時が来るのかな。]
(307) myu-la 2021/06/18(Fri) 01時半頃
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[もう、私は一人でも生きていける。 恐怖も痛みも自分で背負っていける。
だから、ぼたんを思い出すことは、私の償い。]
(308) myu-la 2021/06/18(Fri) 01時半頃
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……また、いつもの放課後にね。 “待ってる”から。
[去り際にそう言って、期待を込めた言葉を芽衣ちゃんに残す。
もちろん、芽衣ちゃんの話を聞くという約束は忘れていないから、 それを待ってるよ、と言ったつもり。
卒業まで残り少ない帰宅部。 卒業したら活動はおしまい? ……終わらせない方法を、今は考えてる。*]
(309) myu-la 2021/06/18(Fri) 01時半頃
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— その後・喫茶店 —
[暖房の利いている店内に入るとホッとする。 雪は降っていないものの、今日の冷え込みも強い。
待ち合わせの席に向かえばそこには既に美沙さんがいて、 ブラックのコーヒーを味わっているのが見えた。]
こんにちはー。
[美沙さんに促されるまま着席し、コーラフロートを注文する。 今日は私の都合に合わせて貰ったのだけど、 この人に奢ってもらうのは今日が初めてじゃないので、 遠慮する気持ちもどこかに置いてきている。]
(386) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃
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遅くなって本当にごめんなさい。 ようやく思い出せたことがあるんです。
[コーラフロートを待つ時間もそこそこに話を切り出すと、 美沙さんは、この時を待っていたかのように和らいだ表情を見せてくれる。]
「いいのね? ひとみちゃん。」
[全てを思い出して背負うと決めたこと。 友達のせいにしてきたことを、真実として向き合うこと。 覚悟は決めたから、静かに頷いて見せる。]
(387) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃
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……あの誘拐犯が私を殴ろうとして。 その時、咄嗟に逃げようとして……
[夢中でカーペットを引っ張った結果、 それが誘拐犯の死に繋がったこと。 私がそれを覚えていたことを、全て告白する。
美沙さんは頷きながら、黙って聞いてくれた。 手元のメモに何かを記すと、それを閉じて、 優しい笑みを向けてくれる。]
(388) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃
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「話してくれてありがとう。 これで、調書を上げられるわ。 この事件についてはこれで全て終わり。
安心して。 これは事故だし、それを示す証拠も揃っているから。 ひとみちゃんが罪を背負うことは絶対に無い。
……事件を終わらせる前に、あなたの証言が聞きたかった。 辛かったでしょうけど、本当にありがとう。」
(389) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃
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[美沙さんは、この刑事さんは、 全てを分かっていた。
あの誘拐事件の当事者である私が、 何もかも「ぼたん」のせいにして耳を塞いだ、あの時から。
私の心の破綻に気付いて、ずっと、 本当のことを見極めるために、調べてくれていた。]
(390) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃
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……こちらこそ。 ありがとう、美沙さん。 ぼたんのことを否定しないでくれて。
[私を助けてくれたこの人が、 ぼたんという見えない友達を否定しないでいてくれたから、 私の壊れかけていた心は守られていた。 自分で気付くのに、10年以上かかってしまったけど。
私を守ってくれていた全ての大人に、感謝しなければならない。 そして、もう大丈夫だと伝えなければならない。]
(391) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃
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今の私が生きてるの、美沙さんたちのおかげだからね。
[コーラフロートが来たので、 早速その甘さに舌鼓を打ちながら、 美沙さんに笑顔を返す。
あの暗闇から助け出してくれたこの人と、 ずっと私の心を支えてくれたぼたんと、 危険から遠ざけてくれた両親と、 そして、あの校舎で自分に向き合わせてくれた友達たち。
その全てのおかげで、私はこれからも強かに生きていく。*]
(392) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃
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— バレンタイン大作戦 —
[豊高の3年生の三学期は、いつまで登校日だったっけ? 高校生活最後のバレンタインデー。 その日に授業があれば良かったけど、 そうでないならちょっと早めの日取りで、 勝手にバレンタイン大作戦を決行します。
その日、大きな紙袋を抱えてえっちらおっちら登校した私は、 クラスメートに出会うたび、その中身の義理チョコを配って歩く。
バイトもしてない一学生の身分ですので、 限られた予算の中で、可能な限りたくさんのチョコを錬成しました。 市販のチョコを溶かして、砕いたクッキーと混ぜて、 固めてデコっただけの簡単なやつだけど。]
(424) myu-la 2021/06/19(Sat) 00時半頃
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はい、向井くん。 どーぞ。
[向井くんには8点の出来栄えのチョコを渡す。 あの病院で奢ってもらったコーラのお礼になるかな?]
樫樹くん、あげる! うっかり落とさないようにね。
[樫樹くんには11点の出来栄えのチョコを渡す。 どうにも運の無い瞬間をよく見ている気がして、 チョコを渡す時もちょっと緊張しちゃうやつ。]
鳩羽くん、ほしい?
[鳩羽くんには、21点の出来栄えのチョコを。 見せびらかすようにチョコの袋をぴらぴらしてから、 義理で良ければ、の注釈付きで春をお裾分けしようか。]
(425) myu-la 2021/06/19(Sat) 00時半頃
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あっ炭蔵くん、チョコいる?
[炭蔵くんを見かければ、71点の出来栄えのチョコを渡す。 我らが無敵の委員長の進路はどうなっていただろう。 炭蔵くんを前にするたび、クラス委員決めの時に私も立候補したことを思い出す。 やっぱこの人には敵わないよなぁというのを何度も目にしていたから。]
大学はもう決まったんだっけ。 新しい環境でも頑張ってね!
[余計なお世話かもしれないけど、 (ほんの一瞬だけ)対抗馬の立候補者だった私から、 何気無しに軽いエールを送る。]
(426) myu-la 2021/06/19(Sat) 00時半頃
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[そんな調子でチョコを配り続ける1日。 たくさんあるので、余ったら女子で集まってパーティーしようか。
……そしてその日、 クラス一のイケメンである彼はどうしていただろう。 やっぱり女子に囲まれていたりする?
柊くんの様子を伺いつつ、 彼の周りから人がいなくなるタイミングを見て、 ささっと近付いて、チョコを手にした。]
(427) myu-la 2021/06/19(Sat) 00時半頃
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柊くん。
[クラスメートの男子みんなに配っている手前、 彼にも68点の出来栄えのチョコを普通に渡そうとして。
以前からずっと気になったまま、氷解していない疑惑を、 聞くタイミングはもう、今しかないと思った。]
ねえねえ、ちょっといい? ……たくさん女の子に手を出して泣かせてるって噂。 聞いたことあるんだけど、本当?
[正直に答えてくれたらチョコあげる、という動作で、 笑ってない瞳を、じいっ、と彼に向ける。*]
(428) myu-la 2021/06/19(Sat) 00時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
myu-la 2021/06/19(Sat) 00時半頃
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— バレンタイン大作戦with炭蔵くん —
[>>481そこそこな出来栄えの義理チョコを渡しつつも、 今日の炭蔵くんが私の渡したチョコ以外に貰えていないことを知れば、 目を丸くして驚いただろうと思う。]
あっ、そうなんだ……。 でも炭蔵くんなら大丈夫だよ。絶対。
[>>482推薦は通らなかった。それはあまりにも意外で。 思えば、彼の父親のスキャンダルのニュースを目にしたことがある。 まさかそれが直接の繋がりになっているなんて、 庶民の私は想像もできていない。]
(531) myu-la 2021/06/19(Sat) 15時半頃
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私はねー、
[私が住んでいる場所からも近い大学の名前を挙げる。]
そこの、心理学部。 入試は大丈夫だったし、ほぼ確定したようなものかな。
[進路は、あの校舎に閉じ込められる前からの志望校だったけど、 今はより明確に志す気持ちが強い。
両親とがっつり相談して、家から通える距離と学費、 その他もろもろを折衷しつつ、今の私にとってやりたいことを最優先にして、 ようやく決断することができた。]
(532) myu-la 2021/06/19(Sat) 15時半頃
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なに?
[受験の話の後、炭蔵くんの様子が何やら変わる。 そして告げられるのは、5歳の頃の事件の話。>>484>>485
それを聞いて私は、しばらく固まっていた。 まさかこんな時に、まさか炭蔵くんから、 その話が出てくるなんて思わなくて。
大きく報道もされた事件だもの、 知っている人はどこかにいるとは思っていたけれど。]
(533) myu-la 2021/06/19(Sat) 15時半頃
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あ……うん……。 そう、なんだ……。
[すぐに言葉が出てこない程度には動揺した。 拐われた瞬間のことはフラッシュバックするけれど、 あの時、近くに誰かがいたことは覚えていなかった。
お互いに、5歳の子供だ。 もし炭蔵くんが行動を起こしてくれていたとして、 それでどうにかなったなんて思えないし、想像もつかない。
でも、例えば……そうだな。 少しでも救出が早まって、そうしたら私もぼたんを生み出すことが無くて、 両親も美沙さんも私をそこまで気にせずに放任して……]
(534) myu-la 2021/06/19(Sat) 15時半頃
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いいよ、そんなの。
[ダメだ、考えても想像がつかない。 少なくとも、炭蔵くんがどうしようと今の私は今の私だから。 彼が抱えているであろう罪悪感なんて、いらないものなんだ。きっと。 だけどその罪悪感と後悔が、炭蔵くんを炭蔵くんたらしめているのならば。 私に言えることが、何かあるんだろうか。]
……私は生きてるし、 毎日、楽しく過ごせているから。 いいんだよ。
[怒りもしなければ、軽蔑もせず、嫌悪もしない。 だけど、その後悔を否定もしたくなかった。 私は、それらの複雑な感情が入り混じった、困惑した笑みを浮かべる。>>486]
(535) myu-la 2021/06/19(Sat) 15時半頃
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……今の炭蔵くんならきっと、 同じような目に合いそうな子を見かけたら、 絶対に助けてくれるんだって、信じてるから。
[そうでしょ、無敵の委員長。 だからこれからも頑張ってね、よろしく!って、 義理チョコに乗っけて、私はそうエールを贈るんだ。*]
(536) myu-la 2021/06/19(Sat) 15時半頃
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— 女子の秘密のお泊まり会 —
[その日は朝からバタバタしていた。 部屋の掃除に、キッチンの準備。 両親も手伝ってくれて、我が家は一気に綺麗になる。
お泊まり会にうちを使いたいと伝えたら、 両親は嫌な顔一つせず了承してくれた。 娘を知らない場所に遊びに行かせて門限が破られるよりは、 自宅で目の届く場所にいるならばそれでいい、と思うことは分かっていたので。
ウキウキ気分で始まったお泊まり会。 卒業前の思い出作り、になるのかなぁこれも。
>>516クレープ作りでてんやわんやして、 綺麗に整えたキッチンはすごいことになったけど、 みんなで掃除して元通りにしたので、両親が眉を顰めることもなし。]
(560) myu-la 2021/06/19(Sat) 17時半頃
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[私の部屋でみんなが寝れるスペースを作りつつ、 中央のテーブルにお菓子を広げて摘んでガールズトーク。 こんな特別感、他じゃ味わえないね。]
それじゃあこのへんでコイバナいきますかー?
[むふふ、と笑いながらサイコロを振って、 出た目を確認すれば、乃絵ちゃんのほうを見やる。]
ここだけの話さ! ぶっちゃけ! 誰が気になってるの!?
[>>518じりじり、乃絵ちゃんに話を迫りながら、 右手の指に掴んだオレンジ味のグミを乃絵ちゃんの口元へ。 これはまるで自白剤だと言わんばかりの雰囲気で食べさせつつ、 さて、乙女の秘密を聞き出すことはできたかは、果たして?*]
(561) myu-la 2021/06/19(Sat) 17時半頃
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— バレンタイン大作戦with柊くん —
[聞くならば最後の機会、と思って臨んだバレンタイン。 あれから噂の元を探ってみても、何も確証は得られずに、 もやもやしてばかりだったから、本人に確かめるしか無かった。
柊くんと一緒に寄り道をして遊んだ帰り道を覚えている。 こちらが一方的に距離を取って終わらせたことも。 開いた距離感は戻ることなく、とうとう今に至るわけで。
そこのところの答えをようやく、直接聞けた。>>564 ……今までは確かめる勇気すら無かったこと。]
(585) myu-la 2021/06/19(Sat) 19時半頃
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そっか。 ……そっかぁ。
[女癖が悪い、というよりは、節操が無い、という感じ? そしてそれが本当かどうかを確かめる術も無い。 だけど私は信じたかった気持ちがある。 退屈な私の放課後に彩りを加えてくれた彼のことを、 私を傷付けるために一緒にいてくれたわけじゃないって。]
(586) myu-la 2021/06/19(Sat) 19時半頃
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柊くんのこと、わかんなくなってさ。 一緒に帰ろうって私から誘ったのに、 そういうこともしなくなって。
噂はあくまでも噂だって思おうとしたのに、 なんか、ごめんね。半分信じちゃってたから。
……その中学の頃の関係は、 ちゃんと終わらせたんだよね?
[確かめるように、もう一度じっと見つめる。 彼の交友関係に口を出せる立場ではないけれど、 今はもう、そういうことをしていないという言葉は信じたい。]
(587) myu-la 2021/06/19(Sat) 19時半頃
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話してくれてありがとう。 柊くんと一緒の帰り道はすごく楽しかったよ。
[ちょっとだけ、夢を見せてもらったしね。 ……とは、言葉にはしないけど。]
はいこれ、義理ね。
[疑惑を抱いていた彼へ、これで区切りとでも言うように。 義理チョコの義理部分を強調しつつ、68点のチョコを渡そうと。*]
(588) myu-la 2021/06/19(Sat) 19時半頃
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— バレンタインwith芽衣ちゃん —
[>>577そしてその日、友チョコを貰った。 配布の合間に芽衣ちゃんから透明な袋を渡され、 ちょっとびっくりして跳ねる。]
わ! ありがとー!
[バレンタインは友チョコの交換も乙だよね! と、私も28点の出来栄えのチョコを取り出して、渡す。 お互いのバレンタインはそれぞれ忙しいだろうから、 離れていく芽衣ちゃんの背中を見送りつつ、貰った袋を握り締めた。*]
(589) myu-la 2021/06/19(Sat) 19時半頃
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— バレンタインwith柊くん —
そっかぁ……。
[>>642理由を聞けば、それはすとんと附に落ちる。 好いて貰えるのが嬉しいという気持ち。 それを想像できないわけがなかったから。]
信じるよ。 っていうか、私だって噂だけで柊くんを疑ったんだから、 ……ごめんね。
[楽しかった放課後の時間を終わらせたのは、私のほう。 それは紛れもない事実で、今にして思えば心残りのひとつ。]
(677) myu-la 2021/06/20(Sun) 03時半頃
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— バレンタインwith柊くん —
そっかぁ……。
[>>642理由を聞けば、それはすとんと附に落ちる。 好いて貰えるのが嬉しいという気持ち。 それを想像できないわけがなかったから。]
信じるよ。 っていうか、私だって噂だけで柊くんを疑ったんだから、 ……ごめんね。
[楽しかった放課後の時間を終わらせたのは、私のほう。 それは紛れもない事実で、今にして思えば心残りのひとつ。]
(678) myu-la 2021/06/20(Sun) 03時半頃
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義理だって本命だって、たくさん貰ってるんでしょー?
[>>643きっと、そう、きっと彼にとって私からの1個のチョコなんて、 些細な気持ちの破片でしかないのだろうけど。
バレンタインのチョコレートは、 「好き」を証明する気持ちが形を成したもの。 それを手渡すことで、伝わってくれればいい。 ……義理だけどね!*]
(679) myu-la 2021/06/20(Sun) 03時半頃
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— お泊まり会にて —
[冷える冬場はパジャマも厚くなる。 もこもこしたデザインで、淡い紫色と白色の水玉柄。 更にその上にポンチョ風に青い毛布も被っている。
>>630乃絵ちゃんがうろたえるのを間近で見るのは面白い。 グミはおいしいよ、食べなよ。
>>571芽衣ちゃんも乗っかってくれて逃げ場を塞ぎに回る。 アイコンタクトで同意を返し、私の目にはワクワクの笑みが浮かんでいる。]
(680) myu-la 2021/06/20(Sun) 04時頃
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[——と、そうしていたら、 >>632バレンタインの話に逸らされてしまった。 あら残念。でも、まあいっか。]
バレンタインに渡す計画? いいねー、うんうん。 私はもう決めてあって……
[と、バレンタイン当日に大量にチョコを作ってバラ撒く作戦を、 このお泊まり会の面々にだけ、秘密の先行公開をした。]
(681) myu-la 2021/06/20(Sun) 04時頃
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[そして結局、恋バナには戻れずに終わったんだっけ。 たくさん楽しい話をしたから、眠気に紛れてよく覚えてない。
布団に横になったらすごく気持ち良くて、 そのまま眠りへ落ちてしまいそうだったから、 >>659>>665それから静かに交わされた話は耳に届いていない。
なんとなく聞こえてきたのは、LoveとかLikeとか。 なんだろうねぇ、違いって。 私もまだわからないな。 考えながら、そのまま夢に落ちた。**]
(682) myu-la 2021/06/20(Sun) 04時頃
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— 料理は計画的に —
[いやあ、先日の物体Xの処理は大変でしたね……。 >>930乃絵ちゃんにありがとうと言われながら、 物理的にほろ苦い思い出を振り返る。
自分も料理の腕にはムラがあって、 バレンタインに作ったチョコには出来栄えが悪いものも多々含まれていたものの、 乃絵ちゃんの錬成したものを口に含めば含むほど、 我が身を振り返って涙が出てきた。
ちゃんとした料理、作れるようになろう……。]
(1001) myu-la 2021/06/21(Mon) 18時頃
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[>>931そして改めて差し出されたクッキーの包みは、 芽衣ちゃんと一緒にリベンジして作ったものだという。
まともな食べ物になっているらしいと聞きつつも、 おそるおそる受け取って、そして次に見せられたのはメモ。>>932]
茉奈ちゃん先生……!
[そうか、そういうことなんだね! 茉奈ちゃん先生の言う通りにすれば大丈夫。 メモの中にあった名前を見て、信頼感を覚える。]
(1002) myu-la 2021/06/21(Mon) 18時頃
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そうだね……。 私もリベンジしよっと。
[2人が茉奈ちゃん先生に教わったのなら、 私にもできない道理がない。いや、できる。 参考に、と差し出してくれたメモを受け取って、 やる気を新たにするのであった。
料理の腕はまだまだ発展途上なので、 これからも茉奈ちゃん先生にはお世話になることであろう。きっと。
数年後、そこにはカレー程度の料理なら作れるようになったひとみの姿が! ……そんな未来で、また会いましょう。*]
(1003) myu-la 2021/06/21(Mon) 18時頃
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— それから —
[某大学の心理学部への進学を決めた私は、 高校の頃とはまた違った環境で、今を楽しく生きている。
自分の身に起こった人間の心理の不思議を学びつつ、 それを生かしてカッコいいカウンセラーの先生になれたらなって思ったけど、 人生そこまで上手く行くかはわかんないし、それはまだ先の話。
大学には家から通える距離だけど、 もういい加減に子供から卒業したい私と、 子供離れしたい両親がよーく話し合って、 門限は撤廃されたから、新鮮な気持ちでサークル活動に勤しんでいる。
テニスやバレーボールをしてみたかったけど、 運動部経験も無くて体力がついていかなさそうだったので、それは断念。 でも、もっと面白そうなものに出会えたから。]
(1009) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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[豊高を卒業後も、あの校舎に閉じ込められた面々を始めとした友達には、 ことあるごとに連絡を送っている。]
うちの大学の軽音楽サークル、 来週の土曜日、演奏会だから! よかったら来てね!
[……と、頻繁に行われる公開演奏会のお誘いを。
楽器初心者ながらに飛び込んだ軽音楽サークルでは、 高校の頃の音楽5の成績を頼りになんとか着いていきながら、 最初のうちは専ら客引き宣伝を担当している。
いつの日か、まともに弾けるようになったギターを、 お披露目できるようになるように、練習に時間を費やしている。]
(1010) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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[高校の頃の二人だけの帰宅部を忘れてはいなくて、 その時の縁は絶対に終わらせたくはなかったけど、 環境が変わってしまった今、どうだろう。
ピアノを習っていた芽衣ちゃんに、 拙いながらも、今度は私のギターの音色を届けられるかな。 その日が来るまでどうか待っていてくれるかな。 宣伝の声がけはうるさいくらいに何度もし続けるからさ。]
(1011) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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[——とある晴れた日、ふと立ち寄った河原。 川の水面は太陽の光を反射して、キラキラと煌めいている。
それを眺めながら腰を下ろすと、 あの夏の日に捨てられていた、私の紫色の獏のポーチを思い出す。
誰がやったのかも結局分からず終いで、 私の中にずっと残っている戒めのひとつ。]
(1012) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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[楽しいことだけ楽しんで生きていければいいと思っていたし、 私は私を嫌いじゃない人たちとだけ一緒に居れればいい。 でも、そんな生き方をしていても、悪意を向けてくる人はいるんだ。
思えば、昔からそれは身を以て知っている。 迷子になって一人ぼっちで歩いていたら、知らない大人に拐われた時のように。
理不尽な悪意がどこにでも存在することも、 それで心が壊れそうになった時、何が私を救ってくれたのかも、 すべて理解することができて、だから私はようやく大人になれるのかもしれない。]
(1013) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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[たくさんの人からの愛を受けながら、 そして時々、悪意に晒されながら、 それでも私は、強かに生きていける。]
(1014) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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……だよね? ぼたん。
[もう姿も見えず、声も聞こえない友達の名前を呼ぶ。 あの校舎で全てを自覚してから、彼女の声が聞こえることはない。
でも、私はあの子を忘れたわけではない。 薄青のボタンのお守りを、ポケットの中で握り締める。
あの子は私の心の一部だから、いつでも私と一緒にいる。 薄青のワンピースを着た5歳の子供の姿で。 優しい笑みを浮かべて、傍に立っている。
美沙さんや、芽衣ちゃんや茉奈ちゃんと話して共有したあの子の存在。 私だけではなく、他の人と話すことで共有できたあの子の存在。 それが否定されない限り、いつまでも。]
(1015) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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[河原に吹き込むそよ風が頬を撫でる。 それは、ぼたんが私の頬に触れたように感じられた。]
そうだね、そろそろ行かなくちゃ。 サークルの練習時間に遅れちゃう。
[立ち上がって、買ったばかりのギターケースを持ち上げて、 何もない虚空に目を向けて語りかければ、 そうだね、昔からずっと、いつもと何も変わらない。
見えるよ、きみの姿が。]
(1016) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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[「どんなに暗い闇の中も、これからも一緒に乗り越えていこう。」*]
(1017) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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