28 僕等(ぼくら)の
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―― 三度目の襲来から六日後 ――
[あたしは自分の部屋にいた。 …あたしの家、マンションも無事じゃなくって。 窓ガラスは全部割れてしまったし、建物にも ヒビが入ってるって管理人さんも言ってた。
それでもあたしはこの家にいた。 ……お父さんも、お母さんも、心配だったから。
お母さんからは実家の秋田に行けって 言われたけど、家と病院とを往復する お母さんを一人にしておける訳無いし。 家の片付けだって全然残ってたから。]
(+35) 2023/08/19(Sat) 14時半頃
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[家では一人の時間が多くなった。
……と、思ったら、 なんでかお兄ちゃんが帰ってきてた。 こういう時こそ安全な場所に居た方が良いのに、 何も言わないで家の片付けを手伝ったり。 いつの間にか車の免許を取ってて、 レンタカーを借りてお母さんの送り迎えを するようになってた。
何も言わないの、お父さんと同じだね。
なんて、一人心の中で呟いて。 それでもあたしよりは遥かに両親の役に立って くれてるお兄ちゃんに、そっと感謝もしてた。]
(+36) 2023/08/19(Sat) 14時半頃
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[学校は被害の大きさから休校を繰り返してた。>>18 その間、あたしは街に出て、街の片付けの 手伝いなんかをしてた。
水道が止まっちゃったのもあって、 お母さんとお兄ちゃんがいない間に 水汲みもしてたし、ごはんもあたしが作った。 ガスも襲来直後は止まってたんだけど、 お兄ちゃんが携帯コンロを持って来てくれてた おかげでなんとかなっていた。
お風呂も、お兄ちゃんの車頼りで。 ……正直に、本当に、存在がありがたかった。]
(+37) 2023/08/19(Sat) 14時半頃
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[ある程度家の片付けも終わって、いよいよ お前だけでもって秋田に送られそうになった。
あたしは拒んだ。 離れたくなかった。 ただのワガママだ。でも、
あたしだけがいなくなるならいいけど、 家族の方がいなくなってしまうのが たまらなく嫌だった。
そうして今のあたしは、家族の不在時に 必要な事を全部やる係に就任した。 ここを離れるとしたら、 家族四人で揃ってる時だけだよ。**]
(+38) 2023/08/19(Sat) 14時半頃
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―― 先輩達からの連絡 ――
[授業が無い日も多いのに、 あたしは忙しくしてしまっていた。 けど、お兄ちゃんが帰ってきてくれたから 幾らか楽になった所もあって。]
んあっ!? …先輩からのLINE? あっ……あわ…>>+47
[数日前に貰っていたメッセージに そう言えば反応出来てなかった事を忘れていた。>>+1 まだ登校日もあるからって後回しにしてたのもあった けど、意外とあたし達が学内で会える機会は 訪れてくれなかった。もっとも、]
(+76) 2023/08/19(Sat) 20時頃
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[先輩の方もお父さんのお手伝いをしてたりと 学業より専念する事があったから、 学校内で会える機会が無かったのかもしれない。
ともあれ、数日振りの先輩だった。 部員にまとめてじゃなく、個別にメッセージを 送ってくれる先輩はやっぱり優しいな…なんて 感動しながら、文面に混ざる『大和くん』という 名前に頬が綻んでしまった。 同じく数日前に貰えた報告。>>+45>>+46 二人がちゃんと無事を確認し合えてたのが 他人事ながらも嬉しく思えてしまった。]
(+77) 2023/08/19(Sat) 20時頃
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『先輩〜!連絡遅れてすみません!!』 『(アヒルが慌ててるスタンプ)』 『大和先輩の無事が確認できたの良かったです!』 『あ』 『あたしの方も無事でした 窓ガラスとか割れたりして大変でしたけど、 穴が開いたりとか倒壊とかは無かったので 家で過ごせてます。』 『大和先輩の家潰れちゃったんですか!? ええ、た、大変…避難所に行ってるんでしょうか』
[大和先輩の家が倒壊した、という内容の 衝撃があまりにも強過ぎて 支援の件については飛んでしまった。]
(+78) 2023/08/19(Sat) 20時頃
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[大和先輩大丈夫なんだろうか…。 と、返事が来るまでうんうん悩んで。 けれど、もし先輩から「一緒に住んでる」なんて 報告が来てしまったなら。 あたしは肩を跳ねさせ、近状の苦しさなんて 忘れて食い付いてしまっていたかもしれません。 まあもしはぐらかされても、 前後して送られてきた大和先輩のメッセージから 『一緒にいる』なんて送られてくるので、 二人が同棲している事はつつ抜けて しまうんですが。**]>>+52
(+79) 2023/08/19(Sat) 20時頃
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―― 三度目の襲来から六日目の夜 ――
[あの怪物があたし達の街近辺に現れる間隔は 比較的短くて。平均して一週間前後で 起きてたように思う。 だから、もしまた来るのなら。 …昨日から、おとといから、 ざわざわと胸の内に不安を飼っていた。
今度もしまたこの街に現れたのなら。 …………考えたくないのに、 考えてしまって夜に何度も目を覚ました。]
(+93) 2023/08/19(Sat) 22時頃
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[ようやく電力が復旧してきたけど、 安定供給まで行くにはもう少しかかるらしくて。 部屋の電気は夜の早いうちから消すようにしていた。 だから、外からの光が窓から良く入ってきて。
いつの間にか夏休みは終わって、 残暑すらこの街から逃げ出してしまった様に 夜は涼しく過ごしやすくなっていた。
遠くで鳴く虫の声は災害後と変わりなく思う。 …虫は、変わらないんだな。なんて ぼんやりと考えながら、ふと 窓の方へと身を寄せる。]
(+94) 2023/08/19(Sat) 22時頃
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[教室からクラスメートの半分くらいがいなくなった。
街から避難したり転校したり>>@1、 被災したり、…しんでしまったり。 精神的に参ってしまって、だったり その理由は色々だったけど。 残ってる人も皆、表情は一様に暗かった。
あたしと同じように、 これからどうなるんだろうって 不安が何処かしら顔に浮かんでいて。 本当に…教室は様変わりしてしまって見えた。
せめてもう、こんな事は起こらないで欲しい。 心の中で何度も祈っているけれど、 ……きっとまた何か、起こってしまうんだろうって そんな予感めいたものも感じてしまっていた。]
(+95) 2023/08/19(Sat) 22時頃
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[窓の外を見つめる。 四階からの景色でも、街の様子は変わって見えた。 一週間も経ったから大通りだとかは舗装されてきた けど、民家や住宅にはまだ爪痕が残っていて。
窓のへりに頬杖を付きながら ただただぼんやり眺めてしまった。 もし、今度はうちがああなってしまったら… ――― ]
(+96) 2023/08/19(Sat) 22時頃
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[ぶんぶんと頭を振って嫌な想像を追い払う。 溜息を吐きながら今度は目線を上げた。 そこに広がるのは秋の夜空。
きらきらと輝く星は、 前に部屋から見上げた時よりも うんと数を増やしている様に見えた。
…多分、街の明かりが減った?から?かな。
それとも]
(+97) 2023/08/19(Sat) 22時頃
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………空に昇っちゃったから、かな。
(+98) 2023/08/19(Sat) 22時頃
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[暫く眺めてから窓を離れて。 ベッドに倒れ込めば、頭から布団を被った。 そのうち暑くなって手足とか出しちゃうけど、 観念したように眠りに落ちていって。 ……やっぱり何度か目を覚ましちゃうのだけど、 それでも。その日の夜は静かに 更けていった。**]
(+99) 2023/08/19(Sat) 22時頃
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―― 四度目の襲来 ――
[その予感は奇しくも当たってしまった。>>+93>>+95 ………今度は、どれ程の被害が 出てしまうのだろうか。] >>#1
(+118) 2023/08/20(Sun) 07時半頃
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[七尾の自宅は学校からそう遠くない。 徒歩で2、30分かかるくらいの近郊で、 偏差値が丁度良く制服も可愛いから、みたいな 特に大事でもない要素から其処を選んでいた。
特段やりたい事もなかったし。 強いて言うなら部活動が豊富だったから、 というのも理由の一つだったかもしれない。 自分の肌に合う部活があれば…って。
そんな高校周辺に… ――― 七尾の自宅近くに、 あの怪物はまた出現した。
万一の時にと備えてあった荷物を抱え、 兄の車に乗車し街からの脱出を試みた。]
(+119) 2023/08/20(Sun) 07時半頃
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[人口が減ったからか、そして避難経路は 舗装や整備が優先的に行われていたからか 比較的車での移動も速度を出せた。 向かうのは父の病院がある街、だけど。 ………車の中から高校の方角を見遣る。 黒い、大きな怪物。 在り得ない高さのそれを、七尾千映は。]
……………悪魔……っ
[そう憎々しげに睨み、呼称していた。]
(+120) 2023/08/20(Sun) 07時半頃
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[軍部に情報が隠されていたとしても 連日テレビ番組で、SNSで、あの怪物の事は 取り上げられ。その中には『地球を守る使者』なんて 説も飛び出したりしている。
だけど、七尾千映には とてもそうには思えなかった。
街に住まう人間だからこそ強く、 何も知らないからこそ慮る事由も無く、 憎むべき対象としてしかそれを認識できない。
…せめて、]
(+121) 2023/08/20(Sun) 07時半頃
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[せめて今度の被害は少なく済みますよう。
前に向き直り、ぎゅっと目を閉じ。 膝で拳を強く握りながら。 ただそれだけを 祈りはして。
**]
(+122) 2023/08/20(Sun) 07時半頃
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―― 四度目の襲来:遠ざかる街、敵、ソレ ――
[大きな音が車の後ろから、道の向こう… ――― あたし達の街の方から響いてくる。 何度も>>234、何度も>>234、…なんども>>259。 遠ざかる内に音は小さくなったけど、 最後の音は前二回よりうんと大きくて。 耳を塞いでいた手を離して、ゆっくりと 後ろを振り向いてその光景を見た。 二体の怪物が白い煙を上げていて、 車が進む度、その煙が晴れていった。 そこで見えたのは、白くて丸い…?]
(+155) 2023/08/20(Sun) 20時頃
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……あれ、なんだろう…?>>260
(+156) 2023/08/20(Sun) 20時頃
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[疑問を口にした所で誰からも、 何処からも答えが返って来ることは無くて。 その白いのも認識できない程遠ざかった所で、 先にハート型の方が。続く様にいつも出てくる 人型…?の方が、上から徐々に消えていった。
あれは『終わった』合図だと、 テレビやクラスでの会話の中で聞いてたから お兄ちゃんとお母さんとに向け声を掛け 車を道端停めてもらった。
三人でその方角をただ茫然と眺める。 …街は、家は、無事なんだろうか…。]
(+157) 2023/08/20(Sun) 20時頃
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[しばらくそのままでいたけれど、 現地に戻るには危ないという流れになって あたし達は当初の予定通りおとうさんの病院がある 街の方へと再度車を走らせた。 ――― 車内では自然、 これからどうするかの話が出て。 流石にもう離れるべきだろうって 二人の間で話がまとまっていた。]
(+158) 2023/08/20(Sun) 20時頃
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[……あたしの疎開が決まった瞬間だった。]**
(+159) 2023/08/20(Sun) 20時頃
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―― 四度目の襲来:夜 ――
[お父さんの居る病院のある街に着いて、 手頃なホテルに家族三人で部屋を取って、泊まった。 晩御飯は適当に食べて、三人揃ってひたすら テレビのニュースを眺めていた。
高校から少しだけ離れた市街地。 焦土と化した大地と、最後に大きな音を響かせた 白煙立ち込めるあの光景の中で起こった>>259 衝撃波の影響で傾いた電信柱、傾いた家。
度重なる襲来の影響で街からは人が減ってたし、 三度目ともなると避難も早かったからか、 この間の襲来よりは犠牲者の数は少ない。 ……けれど、いない訳じゃなくて。]
(+167) 2023/08/20(Sun) 21時頃
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[どのチャンネルを回しても同じニュース、 映像、現地の人へのインタビュー。 周辺病院への取材や泣く子供達… ――― もしかしたら瑠璃川先輩達の 病院にも行っていたのかも。
そんな映像がひっきりなしに流れて。 あたしは次第に見る気を失くして、 お兄ちゃんもIフォン見る方に移って、 お母さんだけはずっとテレビを見続けてて…
そうして夜が更けていって、 お風呂も済ませたあたし達は寝る事になった。 けど、]
(+168) 2023/08/20(Sun) 21時頃
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[部屋を抜け出して、あたしは ビジネスホテルの人のいないラウンジで しばらくぼんやりと過ごしていた。 また途中で目を覚ましてしまって。 …今度は寝付けなくって。
缶ジュースに少し口を着けてからぼーっと 今日見た光景とニュースとを思い出しては 頭を振って追い出して、それを何度か 繰り返して時を過ごしてしまった。
ふ、と 外の景色が見えそうな上から下までの窓を フロアの端に見付けて、そっと近付いた。]
(+169) 2023/08/20(Sun) 21時頃
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[上を見上げると
夜色が、広がってて。 でも、 星は見えなくて。
あの合宿での 星空が恋しくなった。]
(+170) 2023/08/20(Sun) 21時頃
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…また、 皆で見たいな。
[ひとり、呟いて。
部屋に戻りながら 一つ、小さな決意を固めるのだった。**]
(+171) 2023/08/20(Sun) 21時頃
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