23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。
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[小休止中の2,3のやり取りで情報の少なさを痛感したわたしは、謎の「少女A」の手掛かりを探して、1階の教室から探索を進めていた。 その間誰かとすれ違えば会釈や手を振り挨拶しただろうけれど、積極的に同行したりはしなかったのじゃないかな。 いつの間にか窓の外は暗闇。 元から薄気味の悪い廊下の奥は 10メートル先も見えなくなっている。
チャイムの音が鳴り響く>>#0 思わず1,2歩下がって息を殺すも、 アナウンスは何も流れない。 状況の変化に急かされるように、すべきことへ。*]
(65) 2023/04/24(Mon) 08時頃
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―― 2F階段踊り場 ――
[踊り場の大きな鏡の前に もし通行人がいたり、階段に影を見ることがあれば 誰も居なくなるのを待ったし、 見落としがなければ、誰の目もないと思えるタイミング。 バーチャルスマホをもう一度開き、 ゲーム用の画面を表示させる。 暗闇の中でスマホの光は目に痛くて、 何度かぱちぱちさせた後で画面を消した。
わたしに与えられているのは、 【配布能力:サイキックリーディング】 ―――いわゆる村陣営の攻撃職。]
(66) 2023/04/24(Mon) 08時半頃
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[必要なものは「映し出すもの」。 廃校に水晶玉はあるかしら? 「桜森高校」に占いフリークの先生がいた …とかでない限りは、考えにくい気がした。
だったら。真っ先に思い浮かぶのは鏡。 でも夜の廃校のお手洗いなんて雰囲気がもう…… 通るだけで足が竦んでしまうほどで。 入るのも無理と判断して、 結局辿り着いたのはスタート地点。]
(67) 2023/04/24(Mon) 08時半頃
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[大きなフレームに囲われた、 その硬質の手触りに指を滑らせる。
… ひやっとしてる。
音にならない程度の声で呟き、 そうして、集中しようと双眸を伏せた。]
(68) 2023/04/24(Mon) 08時半頃
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[
判断したかったのは、 クリムゾンレッド。
伝わるイメージは 【 白色 】 の光を帯びて。
]
(69) 2023/04/24(Mon) 08時半頃
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[大和くんを『視』ようと思ったのは、 出会いと、ゲーム開始の前後とで、 彼に抱く印象がゆらゆらと一定しなかったから。 最初に「友達」になってくれると言った彼が、 どういう人なのかを知っておきたいという私情もある。 他に気になる人もいくらか居たけれども、 まだ会っていないからと、一度目では除外している。
イメージはすぐに霧散してしまった。 上下階段とその先の暗闇しか写さない 鏡の表面を確かめるように見詰め。 足音をたてないように場を離れる。 *]
(70) 2023/04/24(Mon) 08時半頃
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[少しだけ疲れてしまった。 力の行使に体力が必要なのなら、 VRの再現率どうなってるの、本当に。
2-3と標識のある教室にするりと滑り込み、 教卓の下に潜り込んで膝を抱いた。 人狼役の人に与えられた能力によっては どこに居ても変わらないかもしれない。
……それでも覆いがあるだけ、いい。 朽ちかけたバリケードに身体を預け、 夜をやり過ごそうと――――
朝はいつ来るのかな? 嫌な想像も心に過ぎる **]
(71) 2023/04/24(Mon) 08時半頃
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ノッカは、メッセージの到着を知らせる通知。ゆるゆると頭を上げてスマホを開き返信する**
2023/04/24(Mon) 08時半頃
ノッカは、返信などしながら、出来るだけ休息を取ろうと努めた**
2023/04/24(Mon) 10時頃
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[一挙に通知が入り始めて、慌てている。 顎先に手を当てて考え込んだり、 思いがけないことに固まったりしながら
人よりもゆっくりした操作で順次返信中*]
(112) 2023/04/24(Mon) 15時半頃
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―― 1階・用務員室 ――
[校舎の階段を降り、廊下を急ぐ。 指定の部屋に着くと、中に気配がある。 数度ノックをした。]
……鮫島先輩? 野々花です。 [声をかけ、招きがあるならそのまま中へ。]
(118) 2023/04/24(Mon) 17時半頃
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ありがとう。 雨、降っちゃった ね。
[扉を開けてくれたので、ひとつ頭を下げて室内へ。 用務員室に入るのは初めてで、物珍し気に周囲見回しながら勧められた椅子に腰かけ]
…そうだったんですか。それで。 解約してしまうと、今だと不便じゃない です? あ、わたしも、高校に入るまで持ってなかったので、 なくても何とかなるかな…?
そうすると、連絡取れませんね…残念。
(120) 2023/04/24(Mon) 17時半頃
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[言われてみれば代替になるものが多い。頷きつつ。]
ゲームも、画面と睨めっこしている時間が 思った以上に多くて…… 楽しいこともあるんだけど。
[鮫島先輩の手から出ては消える端末を目で追った。 願いについての問いは、何度目かのデジャヴ。]
アナウンスあったのに、わたし入力忘れてます。 …というか……今の時点で入れられるような ものじゃなくて、実は困っちゃってるの。
[用務員室に来る直前にか、キルロイさんから届いたLINE。 その返答にも少し繋がる…と 頭の隅で思いつつ、 困ったように眉を下げた。]
持ち帰って考えられるものだとばかり……
(122) 2023/04/24(Mon) 18時頃
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[考え込まないで話せているおかげか、 普段より饒舌になっている気がする。 或いは鮫島先輩の纏う雰囲気や、 会話のリズムがそうさせているのかもしれない]
強い望みがあるから参加する、 って人が多いかも、こういうゲーム なら。
……うん。鮫島先輩はそうだと思ってました。 なんて言うのかしら…… 『自分』がある? っていうのかな…?
……心境の変化があった?
[気になる言い回しに、自然、身を乗り出してしまった。]
(125) 2023/04/24(Mon) 18時半頃
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……?
[気になる話。 鮫島先輩の言葉が緊張感を帯びた気がして わたしも少し唇を引き締めて、耳を傾ける]
どうして…… ええと、 わたし、姉を亡くしていて。 それ以来、学校に行けなくなってしまって。 リハビリ、みたいな形で勧められたの。 賞金や、望みが叶うらしいということよりは …もちろんそれも大事なんだけど、
歯車外れた「わたし」をどうにかしたい、 だったと思う。…今思えば。
[答えになってる?と小首を傾いだ。]
(129) 2023/04/24(Mon) 19時頃
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…そう? そう、かな。 それなら嬉しい、です…
[「ちゃんと回復してるんじゃないかな」 その言葉に、背を押された心地になる。 思わずぱっと顔を上げるけれど、 少し前の低い呟きを思い出し]
……え…と。
[本能的に、恐ろしいと感じた。 先輩の知る何かを、問いかけるのが。]
思い違いが、あった……?
(134) 2023/04/24(Mon) 19時頃
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…――はい。
[後の連絡をと言われれば、 問いを呑み込んで素直にこくんと頷き]
言っておきたいこと…… ってそんな、最後みたいな…
……、なら。 さっきも、少し言ったけど、 やっぱり、縁 無くなっちゃうのは寂しいですよ。 折角会えたのに。
[スマホを持てばいいのに、ということではないし、 それどころの状況ではなさそうでも、やっぱり、 言っておきたいことは言っておこうと、 無理に口許上げて、文句のような態でひとつ。]
(136) 2023/04/24(Mon) 19時半頃
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よろしい。
[勝った。みたいににんまりと。]
… なんて。 [出来るか出来ないかは別なのはわかってる]
何かわかったら連絡ください。
[居住まい正して、見送った。 背が見えなくなってから、踵を返して移動を始める。*]
(139) 2023/04/24(Mon) 20時頃
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―― どこかの廊下 ――
… 言われると、 会わないと駄目だって思ってしまうでしょ …
[画面の中の文字を辿る。 約束はあって、でも会うとして行先の確認がまだだ。 少し考えた後、LINEを2つ送信。]
(228) 2023/04/25(Tue) 10時半頃
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[待ち合わせ場所に向かいながらも、 少し焦ったように、忙しなく教室や部屋を覗く。 視線は右に左に、 …だめ、見つからない。]
……キルロイさんっ!!
[わたしにしては大きな声で、 通信相手の名を呼んだ *]
(229) 2023/04/25(Tue) 10時半頃
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[1F。1年生の教室は見た。 階段を上がり2階へ。2階上がってすぐの教室を覗き、 名を呼んでみても返答はかえらない。 それらしき姿が見えない。]
……キルロイさん……
[キルロイの言葉が文字通り彼の意志なら。 これ以上をわたしが何か伝えるのは、 よくないことかもしれない。 だけど…]
……っ
(255) 2023/04/25(Tue) 13時半頃
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ノッカは、ヴァーチャルスマホを開き、勢いで文字を入れ始める。
2023/04/25(Tue) 13時半頃
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(…… 叶えさせて、あげない)
[少し目元を拭って LINEのメッセージを閉じる。 そうして、投票先を選択した *]
(256) 2023/04/25(Tue) 13時半頃
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―― 2階廊下 ――
ニジノ……?
[図書室に急いでいたら、 少し先の廊下にニジノの姿を見つけた。 ひとり佇む姿が消え入りそうで、 思わず小走りに彼女に近づく。]
……どうしたの、何かあった…?
[酷く憔悴したような様子に狼狽えて、 思わずニジノの腕に手を伸ばした。 触れられれば、そっと彼女の腕に触れて。
まだ返事が出来ていないメッセージの中に 気になる言葉があったけれど、それに関係することだろうか]
(261) 2023/04/25(Tue) 15時頃
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あの、わたし、 今から待ち合わせあって、 行かなくちゃならなくて――
でも、このままじゃ心配…だよ…
大丈夫……? ニジノ…。
[急いではいたが、 ニジノをひとりにしておきたくはない。 誰かいないかとつい、周囲を見回してしまう*]
(262) 2023/04/25(Tue) 15時頃
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本当に……?
[ニジノの様子は尋常じゃない。 何かが起きている気配はあるけれど、 まだ、わたしは何も知らなくて。 顔を逸らすニジノを案ずるように見詰める。 振り払われはしなかったから手は置いたまま。 重なった手にもう一方の指を置いて、柔らかく包んだ。] 待ち受け写真…… 設定画面で電話番号を入れてスマホの同期をしたら 普通に写真も持ち出せる と思っていたけれど。 [わたしが知っていてニジノが知らないとは 思っていないから、もしかして認識違ってた?と焦り顔]
(265) 2023/04/25(Tue) 15時半頃
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できた? よかった……!!
[腕を目いっぱい上げてハイタッチ。 無理をしてはしゃいでいるようなニジノが 痛々しかったけれど、わたしも微笑で合わせて]
ううん。 …… じゃ、行くね。
また、話そうね。LINEも、落ち着いたら返すね。 [大丈夫かな、って、振り返り振り返り。 わたしはニジノに手を振った]
(274) 2023/04/25(Tue) 16時頃
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[まだ懸念は残っていたが、一度ニジノと別れて。 上がって来た階段の方に少し道を戻り 図書室の引き戸をノックして引いた。 あちこち錆びついていたためか軋む音がしたが、 後ろ手にきちんと閉めて、それから周囲を見回す。
待ち合わせ相手を見つけたら、小さく手を振る。]
(275) 2023/04/25(Tue) 16時頃
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お待たせです。 …かなり、待たせてしまって。
[申し訳なさそうに眉を下げた。**]
(276) 2023/04/25(Tue) 16時頃
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―― 2F:図書室 ――
キルロイさんは……ううん。 会えなかった。 あの後もLINEで何度かやり取りをしていて。 彼の、願いを聞いて…どうしても気になって 少しでも、会えるならと思ったのだけど。 あと、そこでニジノに会って。 やっぱり、様子が少し、だいぶ…、
[聞いてはいたけれど、 心配な様子だったと、言葉少なに告げて、 ドアの向こうを案じるように振り返り。 適当な椅子を引き、浅く腰掛けた。]
(294) 2023/04/25(Tue) 19時半頃
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[印象が変わったと言われれば、 少し、驚いたような顔をしてから ややおいて表情をほころばせた。] …そう、かも。
人に話しかけることがそんなに怖くなくなったし、 これをして・言って平気かな… と 不安になることも、前よりは、減ったかも? 最初に、柊くん先輩と校内を見たり。 みんなに引き合わせて貰ったおかげ。
……あ、前、ってまだ2日目だね。 なんだか、いろいろあった気がします。
(295) 2023/04/25(Tue) 19時半頃
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うん――
[覚えています、という意味の首肯。]
………願いは、 ますます、優先順位が下がっちゃった。 姉さんの願いを、叶えたい気持ちは 変わっていないの、でも、 人の願いを押しのけてまで…… ここで願わなくても良いこと、だったの。
気持ちは本当に嬉しかった。 だから、ありがとう。
(296) 2023/04/25(Tue) 19時半頃
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ニジノが? ……あ、ニジノ何だか筋肉好きみたい。 沙羅やわたしも、握手してもらったけど、 ……そういうの、ではなくて?
[どの程度の触られ方かによる。 それ以上だと状態異常かもしれない、けど …と首を傾いだ。] とても、元気がない感じだったの。 今度、またお話してみる。
[と、ニジノの話はそこで置き]
(311) 2023/04/25(Tue) 21時頃
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どうしてですか。 そんなことないのに。
[そこに関連性が読み取れなくて なぜか安堵したような様子に、くすくすと笑う。 そうして、その後に続く言葉に静かに耳を傾けた後、 視線を床に落とした。]
……わたしも、です。 何か起きてるような…… というか、起きているんだと思う。起きてる、よね?
……状況が変わってしまったかもって、 さっき、伝えたのも、実はそのことで……。
(312) 2023/04/25(Tue) 21時頃
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先輩は、誰にも、なにも聞いていない……?
[床から視線を上げ、柊くん先輩をじっと見る。 何か確たるものを掴んでいるようには聞こえず、 未だそれが“予感”の範疇であるなら、 わたしと同じような立場なのかもしれない。*]
(313) 2023/04/25(Tue) 21時頃
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[情報量には少し差があるものの、 殆ど分かっていないという返答。] ――ううん。 わたしは、朝まではごく普通に、 人狼ゲームをしようとしてた。
何かがおかしいみたい、って気付いたのは、 ……鮫島先輩と、お話してたときで… その後も、他の子の様子を見て、 不安がどんどん膨らんで…ニジノのことも。
[問われたことには簡単に補足説明。 答えながら、どんどん表情が曇ってしまう。]
(334) 2023/04/25(Tue) 22時半頃
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……何でも叶う、なんて。 大きい餌で釣ろうとするのは、 それだけのリターンがあるから…… どうしても叶えたい願いがあったり、 それこそ、先輩のように、 わかっていても参加するひとを 集めてなにか、したいんでしょうか…
……。
(335) 2023/04/25(Tue) 22時半頃
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…そんなのは、 いや。
[ぽつりと呟く。]
(336) 2023/04/25(Tue) 22時半頃
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………迷ってる?
まだ、 迷ってる……?
[真摯に紡がれる言葉。 情報の渦と、何ともいえない感情に 頭が追いつかなくて、問いの形になった。*]
(337) 2023/04/25(Tue) 22時半頃
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どうして、 ここの人たちは、
聞くところ察するところ、 破滅的な願いばかり ――――
(367) 2023/04/26(Wed) 00時頃
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[俯いた前髪の下で、双眸を伏せる。 指がひどく冷たくなる。肩が震えた。
沸々とわたしの中に湧き上がるもの。 衝撃や情や悲しみ、それ以上に、 それ以上に今、この身体を震わせるもの。
―――これは紛れもない 怒り だ。]
(368) 2023/04/26(Wed) 00時頃
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……システムに殺して貰おうと……って…
なら、 参加を決めたのは? 願いのために奔走するのは? 投票先や、力の行使先を選ぶのは。 先輩じゃないの? ……自分で選んでるじゃない。 ……わたしに言わせれば、同じだわ……!
(369) 2023/04/26(Wed) 00時頃
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[頭ではわかっている。 「訳アリ」が集まるなら、当然、 そういう事情の人も多くなること。 一人一人に事情があって、切実な思いがあって、 どうしようもなくてその結論に行きつく場合もあること。 悲しみの最中にあれば、猶更だと。
でも。 でも、なんだろう。
心がついていかない。 ]
(370) 2023/04/26(Wed) 00時頃
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[くる、と踵を返して、 大和くんと鮫島先輩と探索していたあたりの棚へ。 そうして、大和くんが戻したと記憶していた場所で アルバムを見つけてそれを引っ張り出すと、] ……
[元の場所に戻って、近くの机に置く。 叩きつける形にならないよう努めて配慮したけれど、 音は出てしまったかもしれない。 ]
(371) 2023/04/26(Wed) 00時頃
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先輩の妹さんのことは知らないけれど。
わたしがあなたの妹だったら、 そんなつもりで言ったんじゃないって、
あの世でパンチでもなんでもして 現世に送り返します。 ――――……
[喉の奥が引き絞られるようで、 これ以上の言葉が出てこない。 今ならありとあらゆる
目の前の人の端整な顔を ぐっと睨み付け、今度こそ本当に踵を返した。]
(372) 2023/04/26(Wed) 00時頃
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失礼します!
[図書館の扉は音を立てて閉まる。* ]
(373) 2023/04/26(Wed) 00時頃
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