10 冷たい校舎村9
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―― 回想/文化祭当日 ――
…………ふーーん?
[ 私は偶々そこに居た黒沢さんに 声を掛けてみた、というだけだったのだけど。 こちらにかち合ってしまった目線に、 彼女だったのかと、少し苦虫を噛んで。
なんだか歯切れの悪い返答に、>>1:464 少しばかりまた眉間に皺が寄る。]
……まあ、見つけたらサボるなって ちゃんと伝えておくから。
(7) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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[ 私もまた、歯切れは悪かったかもしれないけど。 何もなかったような表情してないあなたのせい。]
…… 何かあるなら、言えば。
[ いつも私に小言を言うみたいに なんでも言って来ればいいだろう、――って。 黒沢さんはあの子じゃないのにさ。 どうしても、どうしてもね。
八つ当たりめいた思いを抱いてしまう。 そしてそんな事を考える自分に嫌気が差す。 ずっと繰り返している無限ループ。]
(8) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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[ 吐き捨てるように言ったその一言。 彼女に伝えようとはそこまで思ってないけど、 もしかしたら聞こえたかもしれない。
急がなきゃ、と屋台を離れる。 いってらっしゃいの声を背に受けながら>>1:464、 ちいさく、ため息を一つ吐いて。]
(9) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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[ それから それから? 探し人は存外すぐに見つかった。>>1:599]
あ、柊君!居た!
…………ええと、とにかく、 ちょっと手伝って。
[ ちら、と目の当たりにした表情は 想像していなかった類のもので。 流石にこんな顔色の人間を客寄せに使おうとは 思う気にはなれなかった。
だから私の手伝いを口実に。 調理室の方へと、避難がてら連れて行った。]
(10) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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[ どちらかというと裏方寄りの場所だから、 調理室内は閑散としていた。 その辺にあった椅子を指差して、 座れば、なんて言っておいて。]
ちょっとは休んだら。 余力があったら生クリーム泡立てるの 手伝って欲しい気はするけれど。
[ 冷蔵庫にあった生クリームと、冷たい缶ジュース。 はい、とジュースを渡しながら、様子を窺って]*
(11) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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―― 現在/食堂 ――
[ クレープ生地を作りながら、またぼんやりと 文化祭の頃の事を思い出していた。 あの時は一生分のクレープを焼いた気はしたけれど、 こうしてまた作ろうとしているとはね、と。
フライパンを温めて、 さて作っていこうか、腕を捲り、]
[ 楽しいお菓子作りタイムを劈く悲鳴。>>#2]
(16) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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なに、この声、うるさ、……ッ
[ 耳を抑えようとしても、その声は聞こえる。 次いで聞こえるチャイムの音。……チャイムの音?
食堂の時計は、午後の8:50を指していて、 ……時間の流れがなんだか可笑しいと。 流石に怖気が走るような気がした。]
(23) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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[ つよがりみたいにふつふつと、 フライパンの上で生地は焼きあがっていく]**
(25) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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── ? ──
[ 別に、綿見家に何か問題があったとか。 トラウマになりかねないような事があったとか、 そういうのは別段、無かったんだ。 ただ何か欠けているような気は、ずっとしてた。
ただ両親は共働きで、一人でいる事が多くて。 ある時それを寂しいよって言った気がする。 そうしたら、
『 茉奈には本当は双子のきょうだいが 居たかもしれないのよ 』 って。
これが欠けたものだったのかなって。 そうだよって、脳裏に声が響いた、気がした。]
(134) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[ 私が受け取っている愛は二人分。 なら私も二人分頑張らないと。
……なんて。昔はね。 健気にもそんなことを思っていたけれど、 私に出来ることはどこまでも一人分。 飛び抜けて頭が良いわけでもないし、 運動がとっても得意な訳でもなかった。
生きることを私は出来るけれども、 生きやすくなる能力は、あの子が持ってるんだ。 それこそ私の分まで。]
(135) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[ それで。 全部悟った。 頑張っているけど、 頑張っていたけれどどうにもならないって。
本当はそんなことありえる訳もないし、 ずっと鳴り響く実態のない声なんて 私の思い込みの幻聴だって一蹴すれば それまでの話なんだ。
…………私、諦めたく無かったのかな なんてことは、思うけれど。 うるさいうるさいあの子の声は、 もう私を追い詰めることしかしない。]
(136) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[ もう互いに罵り合う事しか出来なかった。
あの子ならきっと出来るんでしょう、 私の分まで持ってるんだから。]*
(137) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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── 現在/食堂 ──
[ 無心でクレープを作っていた。 こんな状況下でおかしいのかもしれないけど、 こんな状況だからこそ、というところはあって。
さっきの。鳩羽くんとのやりとりを ぼんやりぼんやりと思い返す。]
(138) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[ 文化祭だけが楽しかったということ>>1:654、 ……それ以外には、何かしら苦しかった、って。 それ以外に楽しい事が何も無かった、って。 きっと息苦しいだろうなとは、思う。
楽しいことをしていて罪悪感を抱くってことも 無いわけでもない、……のは、経験則として。]
こっちは一緒に楽しんでるつもりだったけど、 実はなんにも楽しめてなかったっていうのは。 堪えるとこは、あるね。……
(139) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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でも、まあ、……そこまで私達が背負うことは それほどないと思うよ、優しい鳩羽くん。
[ 人が抱え込めるものは限度があるから。 他人の荷物まで頑張って背負いまくって こちらが潰れてしまうこともある。]
考え過ぎない方がいいんだよ。 しょうがないことが多いから。
[ そんなことをぽつりと、諦めたように零して、]
(140) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[ ──── で、現在。 目玉商品のグロいクレープはちょっと自重した。 手元に完成したのはおかず系クレープが幾らかと 材料のあったチョコバナナなどなど。
ラップをして冷蔵庫に入れて、 クレープがあります、なんてメモ書きもひとつ。
教室周辺の喧騒はまだ知らない。 持って行った方が良いだろうか。 悠々と、焼き立てをひとつ頬張りつつ。]**
(141) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[ 本当の友達なら、悲鳴が聞こえたら すぐに駆けつけるべきだって、
そうでなくても、クラスメイトの誰かが 危険な目に遭ってるかもかもしれないから 心配くらいすべきだって、]
[ 多分それは正しくて、良い人ならそれをやる。]
[ ………私はやらないけど。って、 苛立つように聞き流して。]
(251) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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[ そういうのが自然に出来る良い子ならよかった。]
(252) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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[ それでも何か起きたのか、様子くらいは 見に行くべきだっただろうかなんて思って。 ゆっくりと2階の方に歩いていた。
途中で血相を変えた樫樹くん>>133とすれ違い、 ……何があったのって、声をかけたかったけど。 その余裕も無く男子便所の方に 彼の姿は消えていた。
流石にそれを追ってまで聞くような真似はしない。]
(253) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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── →3-9教室 ──
[ 真っ先に目に入ったのは黒板だった。 知らない間にたくさんの書き込みがあって、 その一つ一つがこの状況の異常さを 物語っているようだった。
そんな中、私が書き込むのは 普段の日常と変わらないような一文で。
『 食堂の冷蔵庫にクレープがあります 綿見 』
緊張感もへったくれもなかった。]
(254) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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[ 書き終えたなら、しばらくまじまじと 再度黒板の中身を読み込んで、……
閉じ込められた。出られない。オーケイ。 留守番、……そんなことしてたんだ。えらいね。 それからひときわ異質なもの、 ”人形が隣の教室で殺されていた” って。
なんだそれ。人形は人形じゃん? 首を傾げつつ、わからないでいる。
教室に誰かが居たならば、声をかけられたりは したのだろうか]*
(255) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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── 回想/いつかの ──
[ フツーの家庭環境があまりわからない、と>>244 彼に対して私が悟ることは恐らく、そう無い。
父と母と一人娘の私。 二人分の愛と期待を受け取って、仇で返す。 そんな行いばかりしている気がする。>>248 ただでさえ私はいけない子だから。
しんどいね、と。 その言葉に曖昧に笑んだ。 どちらかというと諦めることで 楽をしようとしてるから。
……さっきから頭の中の声が煩くなってきていた。]
(322) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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[ 望まれるような、 愛するのに楽な子には、きっとなれていない。]
……そう、いうもんなのかな。 でも、あながち間違ってない気はする。
無償の愛なんてのも限りがあるし、 善意も食い尽くせば枯渇するからさ。 生きるためにそういうものは要る、か
[ ベイビネス、みたいな。生きるための戦略。 高校生は半ば親の手を離れたような、 それでもまだ頼らないといけないような、 そんな中途半端な時期。]
(323) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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[ 3人分の期待は少々私には荷が重い。 応えなくても良くなれれば、幾らか楽だろうか。]
……そうだね。 自分一人で全てが完結できれば その方がきっと楽なんだろうね。 他人の目とか期待とか、気にせずにさ。
何だか珍しい話しちゃったね。
[ ひとりでいいのはもしかしたら 寂しくもあるかもしれないけれど。
今は、この声が止んでくれさえすれば、って あの子の声を聞きつつ思った。]*
(324) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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[ 先にあの子を裏切ったのが私だって知ってる。 幼い私は2人分がんばるよって、 健気にもそんなことを言っていたから。]
(325) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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── 回想/文化祭当日の、──
[ そんな話を彼としたのはいつだったかなって、 青い顔をしている彼を見つつ思う。>>291 尤も、あの時青い顔だったのは私の方だが。
何せ私がぐいぐい引っ張っている間も 軽口ひとつ出てこなかったくらいだ。 ここまで静かだと、何だか調子が狂うけど。 やたらとモテて賑やかな人って印象はあったし。]
(326) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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…………探してた、わけじゃないけど。 まあ少しくらい抜けても大丈夫じゃない。 見てる限りずっと働いてた気がするから。
[ 呷られたジュース、それを飲み終えたのか、 さっきまでの静けさはどこへやらという様子で ぺらぺらと彼は喋り始めて。>>292
正直、見ていて痛々しい。 へらへらとした軽薄な笑みも、 きっと心配かけないようにとしている振る舞いも。
見えている虚勢は虚勢にならない。]
(327) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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[ けれど、そう思って欲しい心理も、 わからなくはないから。 じっとその姿を、黒い目で見つめて。]
多分、……自分が思ってる以上に 疲れてるんじゃないかな、柊くん。 人と接するって、それなりに気を遣うし。 ここまでお疲れ様でした。
[ 何かあったのだろう、とは感づいているが。 じゃないとあんな表情、そうそう見ない。]
(328) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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良いよ、居ても。 その代わり、……はい。
[ 言いつつ手渡したのは生クリームの入ったボウル。 正直忙しいという状況ではあるのと、 手伝って貰えれば私は楽になるという打算と、 綿見に手伝わされてたって口実になるでしょ、と。]
お菓子作りってストレス発散に結構良いから。 手を動かしてれば落ち着いてくるかもよ。
……なにか、あったんでしょ。
[ 言いたくないなら言わなくて良いけど。 そう付け加えつつ、自身もまたボウルを手に 慣れた手つきでかき混ぜてゆく]*
(329) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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―― 21:30 ――
[ 黒板とにらめっこしていれば、 そのうち鳩羽君が教室に帰ってきた。>>393 ちらりとその横顔を見て、不思議に思う。
憔悴しきった顔は、先に会った時から 少し想像つかないようなもの。]
…………うわ。ひっどい顔
[ どう、言うべきか迷って。 出てきた言葉はそんなものだった。]
(455) 2021/06/09(Wed) 17時頃
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なんかあった? ……というか、人形が殺されてた、って 一体何なの?
[ 矢継ぎ早にそんな事を聞いてみるけれど>>394 答えられそうにないなら軽く後頭部をはたく位。 無理はすんなの意味を込めて。
私が呑気にクレープを作っている間に 色々と状況は変化していたようで。]
(456) 2021/06/09(Wed) 17時頃
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[ クレープについての呟きを聞いたならば、 ああ、と言葉を漏らして。]
冷蔵庫にあるから。 食べたいときに食べればいいよ。
[ クレープは逃げないし。 食べて即リバースなんてされても こちらは嬉しくない。
手頃な机の上に無遠慮に座りつつ、彼の様子を見る]*
(457) 2021/06/09(Wed) 17時頃
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―― 21:30後 ――
[ 幾らかそうやって鳩羽君とは話は出来ただろうか、 メイちゃんがやってくれば>>388軽く手をあげて 付け足された黒板の文字をちらりと見る。
友達想いな文字>>350を一瞥、しつつ。]
……何だか面倒なことになってるよね。 ただ楽しいだけの思い出の場所だったなら 良かったんだけどな……
[ そんな事を呟きつつ、 呼び止められなければ、そのまま教室を出て 廊下の方に向かうだろう]*
(458) 2021/06/09(Wed) 17時頃
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── 3-9教室→2F廊下 ──
[ 廊下から出たところ。 丁度女子トイレから出て来たらしいひとみの その姿>>358がちらりと見えて。 ゆっくりと手を振ってみる。]
…… や、 えっと、…… 大丈夫?
[ ぱきりといつのまにか廊下に増えていた カッターナイフの替え芯を踏みつけつつ、 少しぎこちない、心配の言葉を]**
(459) 2021/06/09(Wed) 17時半頃
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―― 二階廊下 ――
[ ひとみの表情は思っていたより暗くなかった。 けれども、彼女も直接"怖いの"は見たらしい。]
ああ、そうなんだ、…… 私は見てないんだけど、さっき鳩羽君に どういう風になってるか教えてもらって。
……思ってた以上に、質が悪いね、これ。
[ お手上げのポーズを見れば>>499 何だかおかしくなってくすりと笑うけど。]
(519) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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まあ、あまり理解しないほうが良いかも。 変な場所に来てしまっているってことは、 うっかりするとこの場所と同化するとかも 有り得たりはする事で、…………。
そうなると私たちもおばけの仲間入り、 一生出られない、なんてこともあるかもね。
[ ずっと終わらない文化祭で楽しく遊ぼうよ、 ……って言うべきか。 それはちょっとわからないけれど。]
(530) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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……利美さ。 帰れたのかな。
[ ここで死ぬってことは、 どういうことなのだろうかと。ぽつり。]*
(531) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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―― 現在 ――
皆とずっと一緒に居たい、なら そういう線もあると思うんだよね。
ただ、利美の人形があって、 それでいて利美が消えてるから。 この場所に取り込みたいみたいなことは ちょっと、違うのかなって……
取り込んだ結果人形になったなら 校舎内に殺人鬼でも居るのかな。
[ ちょっと驚かせてしまったかな、とは思うけど。 そういう怪談はなかなかあるものだから。
この場所を作りだした存在の目的が 何なのかもよくわかっていないし。>>538]
(555) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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人形になることで帰れるっていう規則なら、 帰れてる可能性はあるけど、……
……うん。 ここに居ないってことは、帰れてるって。 そう、思いたいね。
[ 利美からこっちに連絡をくれればいいけれど 相変わらず携帯は黙ったままだし。]
(556) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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…… ひとみは、早く帰りたい?
[ 変な質問をしたと思う、けれど。 だって、この場所にいたい人間が言いそうなこと。]*
(557) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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―― 21:30 ――
[ そーそー、イケメンが台無しだよだなんて 軽口の様に返すけれども、>>489 弱々しいその様子を見てしまうと 私も平時の様にお道化られたかどうか。
マネキンが殺されていた件について>>490、 聞くことが出来ればなるほどと。 それなら"殺されていた"と形容されても きっとおかしくないのだろう。 想像するだけであまりいい気はしない。]
……そんなに悪意はないのかな、って さっきまで思ってたんだけど。 前言撤回、悪意めっちゃあるじゃん。
[ 死体を用意するとか。悪趣味。]
(571) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[ ところでどうでもいい話だけれど、>>492 こちらへの視線が何かに向いているならば 流石に私でも気づいちゃうと思わないかな鳩羽君。
気付けば慌てて座り直して。 私だからなんだって????? と言わんばかりにげんこつを落としておこう。
弱ってる人間になんて仕打ちだって? どう見ても強かな人間だろ。]
(573) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[ 閑話休題。 利美が見つからない。 それから、……人形が彼女によく似ている、と。
クラスメイトでも殺してみたかったのか、 あのメールの送り主は。]
ああ、探し回ってる声がしたと思ったら。
なにそれ、最悪。 明らか嫌がらせじゃん。 意味わかんないんだけど。
[ 分かりたくもないけど。 苛立ちが微かにこもった声で、呟く。]
(575) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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……それ、ってさ。 利美は、人形にされた、ってこと、なのかな
[ こんな場所だからそんな変な事くらい 起こり得たりはするかもだけど。
その割に私の身体は別に、人形じゃない。 いつもと変わらないまっくろい瞳だし。 ほっぺをつねると普通に痛い。]*
(579) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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―― 22時、前 ――
[ 教室を出る間際。 メイちゃんが鳩羽君にやっていた生存確認は 見ていて何だか愉快だった。 遠くで小さく噴き出す私が居ただろう>>521
出る間際に掛けられた声には>>522 にこっと微笑んで見せて。
レシピひとつぶんの思い出、 上手な作り方のアドバイスも添えてあった筈。]
(582) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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……そーだね、 ここは、……多分、現実じゃないしね。
[ 楽しいだけの世界でいてくれたら。 何の心おきもなくずっと居られたのにね。]
(583) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[ 流石にそんな事は言わないけれど。 最後ににこっと微笑みかけて、教室を出た。
危ないのかもしれないけれど、 それすらどこか、どうでもよかった。]*
(584) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[ 自分は死にたいけれど、 他の人は死んで欲しくないみたいな思考。
矛盾しているようだけれど、 あるよね、って思う。]
(608) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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―― 現在 ――
[ 即答>>586に少し驚いて、それから笑って。 そっか。そりゃそうだ。]
まあ、どれだけの時間が経ってるか 正直定かではないよね。
ずっとこんな暖かいような生温いような そんな空気の中に居るのも、そうだね。
[ 閉所恐怖症みたいな感じなのかな、と。 そんなことを思いながら彼女の話を訊く。
本当はもっと空気は冷たいし。]
(609) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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……そう じゃ、ないかな。 こんな場所に逃げたいと思うくらいだもの。
私? …… ちがう、よ。 メールは送ってないし。
[ メールは送ってないけど。
ここから出ることが出来たとして。 現実に戻ったところでどうにもならないって、 あっちに戻る意味はあるの?って、 考えているとこは、ある。]
(610) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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食堂にクレープ、作った奴があるから。 食べに行ったらどうかな。
[ そう言いつつ、もし一緒に来て欲しいならば ついていくつもりはある。 そうでないならば、彼女を見送ろう]*
(611) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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