28 僕等(ぼくら)の
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それはそうとして、お父さんから避難するように言われている。 お父さんはお父さんで何らかの情報を得てるのかな? それとも、天文部の合宿所の近くと私の学校の近くと。私に関係してる場所で二回もロボットが出現したから、そのせいかも。 もしかしたら天文部そのものがロボットに関係するのでは──、なんて考え過ぎかな?
「でも、出現場所はそれぞれ違うよ。 日本に現れた、くらいしか共通点ないじゃん。 最悪、避難した先に現れるかも…。」
それは、確かにそう。 どこが戦場になるか分からない。 だからいっそ、今までのことを考えるなら日本脱出? ──それも良いかもしれないなんてお父さんがいうから、私は慌てて否定した。
(+7) 2023/08/17(Thu) 19時半頃
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「やだよ!?私みんなと別れたくない! 好きな人いるしまだ告白もできてない…。」
ガシャン。変な音にお父さんを見ると、持ってたカップをソーサーに落としたみたい。あっぶない、割れちゃうじゃん。 え?いつの間に?相手は誰だって?
「…私だって好きな人くらいできるよ。 お父さんだって好きな人できたでしょ? 告白してお付き合いできて一人暮らしするんなら 好きな人と暮らしても良いよね?」
なんか言葉に詰まってるお父さんは珍しい。 けど、避難かー。お父さんは忙しいし私はどうしてと一人の時間が多い。ほら、そうこう言ってるうちにお父さんの携帯が鳴った。また病院に逆戻りだ。
(+8) 2023/08/17(Thu) 19時半頃
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「避難については考えとくし、お父さんはもう良いよ。 病院の近くに仮住まいする方向で考えようかな。 とにかく、私一人でいるならこの家が一番だし みんなから…離れたくないから。」
みんなより、彼だったけど。 何かいいたげなお父さんを押し出すようにしてお弁当を持たせて背を見送る。 今日は話があったから来たけど、もう帰ってこないかもね。 今日も帰ってきたより寄った、だろうし。 >>+5そんなやりとりの後、七尾ちゃんからの返事が来てホッとした。
(+9) 2023/08/17(Thu) 19時半頃
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『七尾ちゃん!よかった通じたー! うちも大丈夫だったよ、怖かったね。 雑貨屋さんでシールとかカップとか見たくて… 七尾ちゃんはヘルメット持ってたっけ? それの飾りも買いたいんだ!いつなら大丈夫?』
そんな風に、心配よりは買い物メイン、通じた喜びメインの返事になる。 だってねえ、こんなことが繰り返し起きてるし。 多分起きるよ、空前のヘルメットデコブーム。 普段から使えるヘルメットがあなたの命を救う! …かもしれないじゃーん?*
(+10) 2023/08/17(Thu) 19時半頃
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─瑠璃川宅─
さて、今日は何を作ろうか。 日持ちする物を作っておこうかな。でも、いつ電気がダメになって冷蔵庫が機能しなくなるか分からない。 となると、日々食べるものだけ買って作ろうかな。 …急に来てくれることになったら24時間スーパーを頼ろう。 なんて考えてるとまたメッセージがくる。今日は調子良い!
『ううん。あれはそう思っても仕方ないよ。 あんなのを合宿でも間近で見たんでしょ? 二度と見たらそりゃそう思うって…。』
それは本当にそう。 一度目で難を逃れて、二度目も無事だなんて強運だと思うもん。 今回こそダメー!って思うよ、そりゃ。
(+14) 2023/08/17(Thu) 20時半頃
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『家も揺れたりしそうだから、せめて 可愛いプラの食器用意しとこうかなって…。 割れたら大変じゃない? あ、ヘルメットは災害?ロボット?対策用! 避難してる時に欲しいなーって思ったんだよ。 震災の時にも、買い物かごを浮かせて被って 難を逃れた人もいるんだって。』
今回のことは、自身のような唐突な災害に似てる。けれどロボットということは製作者がいて、操作する人間も居ると思う。 思うんだけど、どうなんだろう? でもそこまで返事して。 >>+12避難の話にちょっと手を止める。
(+15) 2023/08/17(Thu) 20時半頃
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『そうだね、お父さんにも避難しろって言われた。 でもお父さんはほとんど家にいないし、 今の事態じゃ仕方ないんだ。 だって、医者だから救助の方に駆り出されてて…。 でもどこに出るのか分からないのに 避難の意味あるのかなって思っちゃってる。』
『それじゃ明日にでも。 学校の最寄り駅で9時に待ち合わせでOK?』
そこまで打って、また指先を滑らせる。 ちょっと私の頬が熱い。
(+16) 2023/08/17(Thu) 20時半頃
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『私、好きな人がいるの。その人がまたこの家に 私の作ったご飯食べに来てくれるかもしれないから この家離れたくないんだ。』
ちょっと、いろんな人と話せる環境が遠かったから。 つい、そんな事を七尾ちゃんに伝えていた。**
(+17) 2023/08/17(Thu) 20時半頃
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─瑠璃川宅─
七尾ちゃんの使うスタンプかわいいなあ。 うさぎ好きなのかな?
『(調べてきたよ、ネットでと話すヤブ医者スタンプ)』
『何もないよりかカバンで守るの良いと思うけど こんなの続くならヘルメットあって良いかなって。 調べたらある程度小さくなる収納式?とか 見た目帽子みたいなのもあるんだよね。 帽子みたいに常に被ってるのもありかも?』
『(ヘルメット 帽子型 の検索結果をぺたり)』
『でも何でこの辺なんだろうね…? 呪われてたりするのかな。 それとも秘密の何かがあったり?』
(+23) 2023/08/18(Fri) 07時半頃
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>>+18>>+19ね、なんでこの辺なんだろう。 天文部の誰かが、あれに関わってるとか。 恵一くんとかなんか呼び出してそう!柊木くんとノリで! あっでもそれなら、村の子だっけ。A? その後の方が何かありそうだけどさ。 >>+20そして待ち合わせの日を決めて、落ち着いてたんだけど。 >>+21かえってきた反応に「ま、まだだし!」と思わず口で返したけど。 >>+22七尾ちゃんからの気遣いも届いて、クスッと笑った。女の子だもん、恋バナ楽しいよね。でもそうしたら七尾ちゃんにも聞いちゃうけど。 ケサランパサランが照れ照れしてるスタンプを送って、その日は終わったかな?
(+24) 2023/08/18(Fri) 07時半頃
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そして待ち合わせの時間5分前に待ち合わせ場所へ。 今日はジーンズで動きやすさ重視! 歩くかもしれないし、避難するかもしれないからね。
七尾ちゃんの姿が待つ前か後かに見えたら、手を振って近づいていく。**
(+25) 2023/08/18(Fri) 07時半頃
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『だってお誕生日ケーキ焼いてあげたかったの。 お誕生日ならホールケーキにしたいし 夏生まれだからクリーム痛まないか心配だったから 家に誘ったんだよ、だからなの!』
>>+27確かに。異性は仲が良くないと誘ったりしないと思うし、同棲でもあまり家に誘わないけど。 天文部の子達なら多分みんないけるかな、なんて思うけど。 むむう、ほっぺた熱い。もう、七尾ちゃんったら…!
(+29) 2023/08/18(Fri) 17時半頃
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─そして待ち合わせ─
「七尾ちゃん!今日は付き合ってくれてありがと! それじゃあいろいろみてこっか?」
早速合流して隣り合い歩き始める。 学校の最寄り駅から、方面的にはうちの方。 荷物の中にはお礼のおやつを入れてあるけど、これはまだ後で良いかな。
「一人で行ってもよかったんだけど ほら、学校も休みの日だしそれならってね。 七尾ちゃんもヘルメットとか見る? この辺りだと品薄になってるかもだよ〜。」
そんな話をしながら向かったのはショッピングモール。 雑貨屋さんも入ってるし、アウトドア用品も揃う。他には自転車屋さんとか、それ以外にもモール内の通路には特集として災害対策のものとか非常食なんかが並んでた。 やっぱり今、非常時なんだなあ。
(+30) 2023/08/18(Fri) 17時半頃
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「ライフラインがいつ止まるか分からないから 水のいらないシャンプーとかボディシート、 飲み水や非常食も気にしておかないとね。 なんだっけ、社会でやった…オイルショック? あれみたいに混乱でものがなくなるかも。 七尾ちゃんちはお母さんがそう言うのしてる?」
ちらほら、品薄なのか「現品かぎり!」とか「在庫僅か!」みたいな張り紙も見える。 通販で買い足しておこうと考えつつ、ハ…、と私は立ち止まった。 そして視線の先のものを手に取ると、キラキラした眼差しで七尾ちゃんを振り返り手の商品をアピール。
(+31) 2023/08/18(Fri) 17時半頃
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「七尾ちゃん見て!ヘルメットに付ける猫耳!」
私が手にしたのはプラスチック製のツヤッとした感じのだが、もふもふしたタイプも置いてある。 三角耳はともかく丸っこいのはなんだか猫耳よりクマっぽい気がするけど。 あー、これつけたヘルメットをつけた七尾ちゃん絶対似合う!
「七尾ちゃん、ヘルメットにどれかつけない?」
うっきうき、と私は七尾ちゃんにお勧めするのだった。**
(+32) 2023/08/18(Fri) 17時半頃
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─三回目の襲来─
一回目は合宿所の近く。 二回目は学校の真上。 なら三回目は別の場所なんじゃ?──と、思っていた私の楽観的とも言える予想は外れ、三回目の襲撃もまた学校の間近だった。
>>#4いつも出てくる、勝つ方のロボットの足元に私たちの学校があったのだ。
>>227恵一くんが家にいて私服で過ごしてるくらいの時間帯だから、私も家にいて不思議じゃない。 家にはたくさんの水のペットボトルに非常食。水や電気がなくてもしばらく何とかなりそうな荷物を箱買いして、お父さんの部屋に段ボールに入れたまま置いてある。 こんな事態だから出て行く話は有耶無耶になったままだ。きっとお父さんだって再婚どころじゃなくなってる筈。 冷凍庫には保冷剤を買って詰めて、クーラーボックスで簡易冷凍庫として使えるように日々備えていた。 備えあれば憂いなしと言うけど、やりすぎって笑われても良いくらいにするんだ。 だって、うちから病院に支援することになる可能性だってある。 そんな家だけど、お父さんの部屋以外は日常を保っている。 保っていたんだけど…。
(+33) 2023/08/18(Fri) 18時半頃
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「きゃっ!?」
地響き。何がどうなったのか分からない。 でも最初のは一瞬で終わったから、自身じゃないなと直感的に悟った。 テレビをつけたけれど、緊急避難速報?だとかが出ていて、やっぱり私たちの学校が…?
「嘘ぉ…???」
>>234また戦いが始まっているのはわかる。だけど、見覚えのある筈の場所が壊れていた。学校が、ロボットの争いに巻き込まれて。 ゾッと血の気が引いた。今日、学校があったりまだそこにいる時間帯にこれが起きていたら? 死ぬ!死ぬじゃん!本当に! なんだか今まで日常を保てて居たからか、薄ぼんやり遠くに感じて居た危機を間近に覚えてへたり込む。 でも、避難表示を見てハッとヘルメットを被った。 まだデコレーションしきれてないけど仕方がない。 それと非常用持ち出しのリュックを取りに行く。避難するにしてもどこに?と、分からなくてテレビ画面を見に戻った。 その手にスマホが握りしめられている。
(+34) 2023/08/18(Fri) 18時半頃
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──みんな無事かな。 ──大和くん、大丈夫かな。
こんな時に電話して安否が確認できたら良いのだけど、逃げてる最中でトラブルに巻き込まれたらと思うと連絡できなかった。 >>258>>259ドォン、だとか、ガリガリガリ…と言う衝撃音が遠くに聞こえる気がした。事実、学校から見てうちの方面じゃなくて、反対側の方に攻撃が向いたらしい。 ほっとして良いのか悪いのか。それでもまだ時々地面が揺れる気がして、私は部屋の中に釘付けだ。
(+35) 2023/08/18(Fri) 18時半頃
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「大和くん…。」
泣きそうな声で、好きな人の名前を呼ぶ。 連絡取りたい。取れない。緊急事態だもの、私だって父さんから何か指示が出るかもしれないし…。
不安な気持ちを押し殺して、わたしはご飯を炊き始める。 ご飯が炊けたらおにぎりをたくさん作って、お稲荷さんにもして、誰からも連絡が入らなかったら父さんの病院に持って行くんだ。
それも、この争いが終わってからじゃないとできないけどね。**
(+36) 2023/08/18(Fri) 18時半頃
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─七尾ちゃんとお出かけ─
「うん、それじゃ今度一緒に作ろ? バターがなくてもサラダ油とかでも何とかなるし その時にあるのでクッキー焼いてみようね。 勿論、全部揃ってたらしっかりレシピ使ってね!」
…なんて笑ったのは、今後流通どうなるの?と言う不安からだ。 サラダ油は買い置きがあるけど、バターは無い。 そうした普通の生活を送れることがどんなに幸せか、何となく今はまだおそれを感じてる段階だけど、これからどうなって行くんだろう。 日本の技術は高く復興は早い。──と、YouTubeで見た。震災直後のこととか、駅前の道路が陥没した時の話だ。 だから復興は早いだろうけど、その分この災害?の終わりが見えないのが不気味であり不幸でもある。 でも今は平和なんだから、となんとか気を取り持って。
(+44) 2023/08/18(Fri) 21時頃
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「あー、私も予備は買おうかな。 お父さんは自分のあるだろうけど 誰かに貸出できたらなって。 自分の壊れちゃうかもしれないし…。 沢山あるけど、取り敢えず自分の身を守るために ヘルメット優先で良いんじゃ無い?」
>>+39おか、は、おかあさんかな? 仲良いんだろうな、と笑顔で聞きつつもヘルメットを推してみる。落下物でだったり、衝撃で吹き飛ばされて…なんて想像は難しく無いからね。 踏み潰されたら何もかも、なんてことは考えたく無い。 >>+40お兄ちゃんは家を出たらしい。 それは心配だろうなあ、なんて思ったけど。
(+45) 2023/08/18(Fri) 21時頃
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「そっか〜、それならチラシもらってこうか? 水とか重いのは注文して届けてもらう事もできるみたい。 生協とかでも避難リュック通販してたし…。 そう言う飲食面は親に任せたらどうかな。 それで、出来るならお兄ちゃんにも 送るなり声かけるなりしてみたらどう?」
と、いろいろ並ぶ中にあったチラシをとって七尾ちゃんにも渡してみた。 こう言うのは早めに注文しておかないとなくなるからね。 どんな時も対応できるように。 そしてお兄ちゃんとも連絡を取るのが良いと思う。
でもそれよりさ?
(+46) 2023/08/18(Fri) 21時頃
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「ええー!?七尾ちゃん絶対似合うって!」
>>+41に合わないなんて何言ってんの!? 絶対似合うよ、こんなの絶対可愛いじゃん! と、私は絶対七尾ちゃんに着けてほしい!ってなってたんだけど。 >>+42うん、一緒につけるのはまあ良いよ。可愛いし、これなら私のだってすぐに分かりそうだし? >>+43でも次の言葉にわたしはボッと頬を赤らめた。 …好きな人がいるって伝えたの、不味かったかなあ。これを付けて、可愛いって言ってもらえるところを想像すると、…うう、嬉しいけど恥ずかしいけど嬉しい!
(+47) 2023/08/18(Fri) 21時頃
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「ちょ、まっ、…しょうがないなぁ〜? じゃあ私白猫ね? …でも、黒猫七尾ちゃんは 誰をそんなにメロメロにしたいのかにゃ?」
な〜んて、ちょっと牽制してみたり。 ちなみに猫耳は後付けのものと、ヘルメット自体が猫耳付きのがあって…私は後者を選ぶことにした。 猫耳の内側がピンクなのがポイント高い。 購入後にカポっと一度被って、「どうかな?」と首を傾げて披露してみせた。*
(+48) 2023/08/18(Fri) 21時頃
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─三回目の襲来─
外が光った。 驚いて思わず窓から外を見てしまう。 その光は、美しかった。 そんなことを思うのは不謹慎だと思うのに。
なんだかとても胸が締め付けられる気がして。
わたしはそっと涙を流した。 その涙の理由は、きっと誰も知らない。**
(+57) 2023/08/18(Fri) 22時半頃
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─七尾ちゃんとお出かけ─
「うん? うーん、うん…そうだね。 本郷さんかあ、お菓子作りのってくれると良いけど…。」
そしてそもそも、連絡が届けば良いのだけど。 お勉強とか塾とか忙しそうと言う偏見で、一瞬渋りかけたけど七尾ちゃんが言うならそうしよう! もとより悪い子じゃ無いのは知ってる。ただ、成績お察しな私が彼女にうっすらコンプレックスを刺激されるだけ。
(+58) 2023/08/18(Fri) 22時半頃
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「一応連絡とってみるけど、 最近回線不安定みたいだから 連絡付き次第、してみようか。」
そう言って目の前で本郷さんに連絡してみる。 『急にごめんね! 今度七尾ちゃんとお菓子作りするんだけど もしよければ一緒にどうかな? こんな時だから、大丈夫な時で良いよ!』 このメッセージが届いて、返事も無事に届くのはいつ頃かな?*
(+59) 2023/08/18(Fri) 22時半頃
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─七尾ちゃんとお出かけ─
「いや。七尾ちゃんだって可愛いからね? ショートカットよく似合ってるし 美人とか可愛いとか言ってくれるのは嬉しいけど…。」
>>+54青い目だから白猫、はわかったけどね。 絶対七尾ちゃんのこと好きな人いると思うんだけどな〜。 少なくとも可愛いと思ってる人はいる。私だ! こんな可愛い後輩だからこそお買い物誘ったんだしね。 >>+55でもそんな可愛い後輩だからこそ、そんな相手いないって聞いてほっとしちゃう悪い先輩だよ。 ライバルじゃなかった、なんてね。 ましてやそんなに褒めてもらったなら…!
(+60) 2023/08/18(Fri) 23時頃
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「もう、七尾ちゃん褒めすぎ! 七尾ちゃんも被って見せてよ〜!」
なんて、スマホを操作して写真でも、なんてしてるけど。 さっきの本郷さんへのメッセージを送信した時とか、今だとか。 無造作にスマホを取り出してるから…見えたかもしれない。
私の待受は大和くんの寝顔かもしれないので! …きっと、合宿帰りにやっぱり恵一くんが撮ったんだと思うよ。多分ね。 もしそうじゃ無かったら、大和くんのお誕生日の時、ケーキと一緒に撮った写真かな!
(+61) 2023/08/18(Fri) 23時頃
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「二人で被って、一緒に写真撮ろ? あれなら本郷さんにもおすすめしようよ!」*
(+62) 2023/08/18(Fri) 23時頃
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