10 冷たい校舎村9
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─ 少し前 : 校内 ─
[ あてもなく校舎を歩いていた 相変わらず3年9組以外の人は見かける事無く
クラスメイト以外を消し去ったままに 文化祭の日縫い留めた光景は とても現実のものとは思えなかった
加えて、もちろん全てを試したわけではないが 何故か校舎から出る事は出来なくなっていた ]
(126) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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…誰か、死にたがってるのかなぁ。
[ ふ、と足元のカッターナイフを拾い上げて カチカチと手持無沙汰に音を鳴らせば 飛び出た小さな銀色に困惑した高校生の姿がぼんやり浮かぶ
こんなものは登校した時にはもちろんの事 文化祭の日にだって無かった筈だ。
それは"誰か"からのメッセージに思えるのに それが誰なのか、一人一人の顔を頭に思い浮かべても 当てはまるようで何一つ当てはまらない。
自分なんかに分かるわけがない。 …それがどうしようもなく寂しかった ]
(127) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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[ 分かることなんて、あのメールの送り主は 引導を渡された後の世界に行った後にも 文化祭の思い出を持って行きたいと思う程 楽しく思っていたのだろう、と。
そんな推測だけ。
不可思議な状況の中で、今の状況と メールの送り主は無関係と思う方が難しかった
文化祭での落下事件で間接的な関わりになったとはいえ 自分にとって文化祭は「 楽しかった 」
そう言う事は出来るけれども 深い思い入れがあるかと問われれば その答えは否だった。
だから ]
(128) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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何で限界まで溜め込むかなぁ。 助けてくれる奴絶対いただろうに
[ 文化祭を「楽しかった」と言い切った誰かへの 八つ当たりだと知りつつも窓ガラスに映った 自分に向かって毒づいた。
皆と文化祭で深い思い出を築いたくせして 何一つ悩んでる事を打ち明けず。 限界になってから皆を巻き込んで。
もし仮に自分がそれを知ったとして その"誰か"を救える自信なんてまるで無いくせに。 "誰か"が分からないから無責任に言葉を放つ ]
(129) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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[ ──はぁ。
深い深い溜め息が耳を打つ。 自分が無意識に漏らしたのか 或いは何処からか聞こえたのか。
…判断は出来なかった ]
(130) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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─ 現在 : 3年10組 → 廊下─
[ ふ、と気付くと大分時間が経っていたようだ 校内から出る事は出来ない。 教室に戻ろうとして]
…悲鳴!?
[ 劈くような悲鳴>>#2にドキリとして足を止めた
何処か聞き覚えのある悲鳴…。 昼間にも一瞬すれ違った九重のものだろう
続いて朝にも聞いたチャイムの音>>#3
…きっと何かあった。 悲鳴が何処からかは分からなかったけれども 何処か人の居る場所へ行こうと 3年9組の教室の方へ駆けだした ]
(131) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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何かあった…よな
[ 通りがかった3年10組の前。
思わず覗き込むと"何か"にカーテンを 被そうとしていた柊>>121の姿とそれを手伝う 黒沢>>125の姿が目に入った
人形の状況を詳しくは見ていないけれども 一般的に日常で目にするような光景では無い事実だけは 鮮やかな赤と共に頭に捻じ込まれて ]
(132) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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…、ごめんっ!
[ "手伝うよ"
そう言うつもりだったのに口を衝いたのは逆の言葉だった
メンタルは残念ながら強くない。…どちらかと言えば弱い。 特に血を見るのが昔から大の苦手だった。
ぐわんと視界が揺れそうになり男子便所の方へ 慌てて逃げ出していた。
足元ではいつの間にか落ちていた 剥き出しのカッターナイフが踊る
不可思議な状況に混乱と動悸が収まりそうになかった **]
(133) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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─ 回想 : 文化祭 ─
[ ぐらり、揺れて、落ちる。
気付けば先ほどまで居た階の一つ下の床で 天井の装飾を見上げつつ悲鳴が降ってくるのを ぼんやりと感じていた
あれ、今何が起こったんだ、とか。 床って意外とヒンヤリしてるのな、とか。
しょうもない事ばかり考えていた。
──要は放心状態というやつ。 怪我は無かったもののその姿が 心配を呼んでしまったようで ]
(474) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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ごめん、…ありがと。
[ 結局委員長>>1:361や保健委員に連れられて 保健室に運び込まれていた ]
[ どうやら番代が状況は既に伝えてくれていたようで 迎えてくれたのは血相を変えた保健室の先生だった]
(475) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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…、うん、大丈夫 ちょっと?落ちただけだから… [ 此方を心配する矢継ぎ早な声に>>1:522 あわあわとしながら答える。
"うっかり脚滑らせて落ちまシタ" "楽しい文化祭…の筈だったんだけどなぁ" "番代ひとみサン"
どれも間違えでは無いが何処かたどたどしく 動揺も手伝ってかフルネームで答えていた。
( 何故って、大勢が"自分を"見てる状況には慣れてない ! )
心配させないように器用に答える芸当は どうやら俺には荷が重かったようだ ]
(476) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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[その様子を見て渋い顔になった保健室の先生が すぐさま病院へ連絡を取ったのは無理からぬ事だっただろう ]
親には伝えないでほしいな、…て。
[ 保健室の先生に伝えたが当然却下だった。
出来れば伝えたく無かった。 転勤に付いていきたくない、と駄々を捏ねて 意地っ張りな喧嘩の末に一人残った事は記憶に新しい。
ぽふんと枕に頭を預けて思わず溜め息を吐いた
禍福は糾える縄の如しと言う。 福が無い…なんて言うつもりは無いけれど 禍が最悪のタイミングで訪れるのは質が悪い ]
(477) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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[ ─ 閑話休題
病院から無事に退院する事が出来た時には 既に文化祭は終わっていて打ち上げの真っ最中だった
何となく気まずくてそーっと会場に入る]
ありがとね、心配かけたね
[ 暮石>>1:542に声を掛けられた
その頃になれば大分落ち着いてきていたから 多分普通に話すことが出来た。
踏み込まない同士、緩やかに平和な時が流れる]
(478) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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ん、ありがとう。ホント、生きづら過ぎて カミサマに嫌われてるんかと思っちゃう。
[ カミサマなんて信じて無いけどねー。
慎一>>1:470にポンと肩を叩かれへらっと不器用に笑った
かわいそうに、な視線には慣れっこになってたから苦笑い 向井とこの高校で会う前の姿は、知らない。 知ってるのは、皆の輪の中で楽し気に笑う姿だけ ]
向井も会計お疲れ様。 あれだけ盛況だったら大変だっただろ。
[ 会計は確かぴったり合っていたと報告があった。
綺麗で浅い所しか知らない俺は すごいな、なんて呑気に労う、それだけだった ]
(479) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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[ その後黒沢に呼ばれ黒板に書いた後 >>1:351]
うん、大丈夫。 何処も悪く無かったよ、お医者さんのお墨付き!
[ 申し訳なさげな表情>>1:351にぶんぶんと手を振った 実際診て貰ったら何処も異常は無かったようだし。 元はと言えば、自分が器用に立ち回れなかった故の 騒動なのだから気にさせたくは無かった ]
…良かった、広報のSNS通じてクラスの様子見れて 俺も楽しかった。
[ おかげでそんな寂しくなかった、と。 俺のための広報では無かったから "ありがとう"は流石に言わなかったけれど ]
(480) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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うん、そうしよ。 そうだ、俺も撮って良い? [ そういえばクラスの皆の写真はたくさん見たけれど 黒沢自身の写真はあまり無かったような。
お道化てカメラを向けたが入ってくれただろうか? もし撮れたならばグループラインに 唯一撮った写真が並んだかもしれなかったけれど。
集合写真の時には俺も黒沢も入った写真を撮れた
禍福は糾える縄の如し。 集合写真を撮る時までに間に合わせてくれた 福を司るカミサマに心の何処かでちょっぴり感謝した ]
(481) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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[ その時食べた几帳面なクレープが炭蔵作と知って こんな時まで委員長!?と心の中で突っ込みを入れたり。
保健室へ走ってくれた番代へ"あの時はありがとう"って。 言ったのはまた後日の話だ **]
(482) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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─ 回想 ─
[ "またお前か。"
病院に駆け付けた父親の第一声がそれって。 …何か笑っちゃうよね
どんだけ信用無いんだよ、って話 ]
(651) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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…そんな事言ったって。
[ 思わず口を尖らせてボソリと呟いたのは 階段から落ちて担ぎ込まれた病院の中。 目の前には遠くへ越して行って久しぶりに… と言ってもほんの一か月前に喧嘩別れした 父親が立っていた
何か文句でもあるのか。 思わず口を衝いた反抗的な言葉にすかさず 強い言葉が返り思わず首を竦めていた
"俺だって好きで落ちたわけじゃない!"
…言っても無駄な事は分かっていた。 苛立つ声が10倍にもなって帰ってくるだけ。 だから、言葉を飲み込んで、黙り込む。
静かに、静かに。己の存在を消すように ]
(652) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[ ──はぁ。
深い溜め息が降ってくる。
俺と父親は、あまり似ていない。 なのにすぐ溜め息をつく癖だけは しっかり似るもんなんだな。
…なんか、ヤダな。 ]
(653) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[ "最近、どうだ。" ──別に。普通だよ。
"朝起きてるか。" ──大丈夫だよ。
"勉強してるか。" ──やってるって。
ギクシャク、ギクシャク。 互いに目も合わせる事無く 安っぽいジュースの果汁より薄い会話が続く
表面だけの上っ面を撫でた会話をしたら終了。 父親は会計と退院手続くをするとの事で ほっと安堵の息を吐いた時 ]
(654) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[ ──父親の携帯が着信を告げた。
仕事の電話だろう、あまり聞かないよう 部屋を出ようとしていると 背後からガシャンと音が聞こえ振り返る。 父が携帯電話を取り落した音だった。
"一人で、帰れるな?" 何があったのか訊こうとしたけれど 尋常ではない様子に口をはさむことはできなくて ]
(655) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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──ハァ、嘘だろ!?
[ 打ち上げが終わり帰路に着くころ。 父親からの着信があり硬い声で 弟が交通事故で亡くなった、と連絡が入った
…嘘や冗談を何より嫌う父が こんな悪質な嘘を吐くはずがない事は 分かっていたけれど受け止めきれなくて。
──ハァ。 深い、深い溜め息が携帯電話の向こうから流れる。
"お前の病院に呼ばれてる時に亡くなったそうだよ" …そっか父親は死に目にも会えなかったのか。なんて。 痺れる頭で理解したのは随分後の事だった ]
(657) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[ 俺と弟は特別仲が良いわけでも悪いわけでもない ごく普通の兄弟だっただろう。
ただ"要領の良い"弟はパパッ子で上手に父親に 甘えては仲良く二人で出掛けたりしていた。
俺が中学の頃どんなにねだっても貰えなかった 自室や携帯電話は、俺が高校生になって手に入れた時に アッサリと中学生の弟にも与えられた。 同じように努力した習字だって より良い成績を取って褒められたのは弟だった。
両親ともに決してワザと差別しよう、だなんて 思っちゃいなかっただろう。
…でも高校生ともなれば自然と分かっちゃうんだ。 両親ともに、弟の方が可愛いと思ってる事くらい。]
(658) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[ ──なんで。
死んだのが弟の方だったんだろうなぁ。 *]
(659) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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── 翌朝 : 2F階段 ──
[ 学校に泊まる事になる、なんて思いもしなかったが 男子便所で落ち着きを取り戻した後は 手伝いに参加しつつ男子たちと共に就寝したのだろう
翌朝、まだ暗いうちに目を覚ます そっと寝床を抜け出て新鮮な空気を吸おうと階段の方へ
剥き身のカッターナイフをそっと退かして階段へ座り込んだ 注意していたつもりだったけれども チクリ、刃の一部が指先に赤い筋を作って 自分の要領の悪さにまた溜め息が出た ]
(661) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[ 暫くぼんやりしていたけれど ふ、と辺りの様子がおかしい事に気付く。
辺りは文化祭の賑やかな装飾が施されて居た筈なのに 不意に線香の匂いが鼻を衝いた ]
…嘘、だろ…
[ 顔を上げてすぐに気づく。
…目の前に広がるのは弟の葬式会場だ。 実際の会場で見た時には笑顔を浮かべていた筈の 弟の遺影は憎しみを露わに此方を睨んでいる
何時しか辺りには真っ黒な影のようなものが 多数浮かんで俺を睨んでいた
…いや、睨んでいるような気がするだけだ 彼らには睨む顔も眸も無かったのだから ]
(662) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[ ── お前が死ねば ]
[ わんわんと鳴り響く声の輪唱に 耳を塞いだけれども、その声は途絶えない 苛む声から逃れようと脚を踏み出せば
ぐらり、揺れて、落ちる。
期せずして、それは文化祭で落ちた階段と同じ場所。 違う事といえば、そう、今度は何かから逃げ出そうと きつく耳を塞いでいたこと ]
(663) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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── 翌朝8:50
[ 1階の階段の付近に 一体のマネキン人形が首の折れた状態でひっそりと倒れていた
辺りの景色には何ら違いは無いが 線香のような香りが薄っすら漂っていたかもしれない
遠目から見れば単なるマネキンが倒れている 風に見えたかもしれない。
…が近くで見たならば、まるで何かを諦めたかのように 薄っすらと微笑む表情が見えただろう
まるで元からその姿であったかのように 樫の樹で作られたそれは、静かに横たわっていた **]
(664) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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