28 僕等(ぼくら)の
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─七尾ちゃんとその後!─
「えっ? ….わー!?」
>>3:+64しまった油断しすぎたー! 咄嗟に隠したけど、待受は見られてしまったかな。いや見られたからこその反応かな。 ううう、不覚。だけど、ここはもう認めてしまおうかな。
「…これ、内緒ね?」
好きな人、と口にしなくったってわかると思う。 待ち受けをチラリと見せて、また隠した。
「ほら、だから、合宿の時 大和くんにカップケーキ持ってって貰ったでしょ? お弁当食べてほしくって、ついでにって…。」
(+0) 2023/08/19(Sat) 00時半頃
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その後黒猫ヘルメット七尾ちゃんとのツーショット撮ったりとか、ヘルメットに貼るシールだとかを見て回ったりとかしたけど。 ヘルメットが早速役に立つ状況は嫌だったなあ。 病院も忙しすぎて仕方ないしね。 みんな大丈夫だったかな。 私はまた、みんなに個別に大丈夫かメッセージやショートメッセージを送ってみたけど。 返事は、あまり期待できそうに無い。 あまり期待できそうに無いけど。
ニュースを見て、見覚えのある星座図にパチリと目を瞬かせたのだった。
(+1) 2023/08/19(Sat) 00時半頃
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「…獅子座と、蟹座?」**
(+2) 2023/08/19(Sat) 00時半頃
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─命くん─
大和くん──命くんとは、できる限りの時間一緒にいた。 だからこそ会えない時間は寂しかったし、より長い時間会えてない気がしてしまう。 >>+3花火を見に行った帰り…、繋いだ手が嬉しくて、もっとずっと一緒にいたくて、告白したのはやっぱり私からだったかな。 それとももし命くんからだったなら私は物凄く照れたと思うけど。
そうして私たちはお付き合いを始めていた。
でもロボットが暴れ始めてからまたなかなか会えなくなった。 >>+4復興支援なんて危険すぎるしやめてほしいけど、みんなが出来ることをしなくちゃならない期間なのかもしれないと…無理しないでね、と伝えるしか無かった。 『私も好き。だから無理しないで、ちゃんとご飯食べて水分とってよく寝てね。』 会いたい。今すぐ会いたい。でも、とワガママ言えない私がいた。
(+7) 2023/08/19(Sat) 01時頃
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でもね。 >>+1>>+2星座図だ…、なんてぼんやりニュースを眺めていたけど。 血の気が引くとはまさにこのことだ。 あの辺り、大和くんの家のある方じゃ無い!? ど、ど、どどどうしよう!? え、生きてるよね、ちゃんと生きてる? ガクガク震えながらスマホを握りしめる。なんとかキッチンに向かってコップにお水を入れるけど震えて上手くできない。でも、無理矢理水を一杯飲んで気持ちを落ち着かせた。深呼吸を繰り返してから…七尾ちゃんと買ったヘルメットを被り、リュックを背負って外に出た。 私の家からは学校に向かう感じ。 そちらに近づいていけば行くほど、危ない箇所が増えていく。
(+8) 2023/08/19(Sat) 01時頃
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自分の家の方は無事だったから、こちらの方に向かえば向かうほど心臓が苦しくなってくる。 どうしよう。 早くうちに避難してきてって言えばよかった。 復興支援も大人に任せて危ないことしないでって。 大丈夫?生きてる?怪我してない? いろんな不安がごちゃ混ぜになってくる。 今にも泣きそうな顔で進んでいると…スマホが震えた。 素早く画面を見ると、それは──。
「命くん!!!無事?大丈夫!? よかった今どこ? うちは大丈夫だよ、家もなんともないもん!
う、ううっ、良かった…!」
まだ姿も見えてないのに、声が聞けた安心感で涙が止まらなくなってしまう。 暫く鳴き声を聴かせてしまった後、今の自分の場所を知らせて、相手の場所を聞いて。 良いあたりで落ち合おうと約束して、そのまま向かいたいところ。**
(+9) 2023/08/19(Sat) 01時頃
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─命くん─
命くんと一緒にいるととても楽しい。 ドキドキしたり、焦ったり、切なかったり、──何でもしてあげたくなっちゃうんだ。 もっと頼ってほしいし、でも私も甘えたくなっちゃう。 でも、美味しいって私の作ったものを食べて浮かべる笑顔が可愛くて。もっと見たいなんて思ったのが始まりだったと思う。 >>+10花火を見上げた日も、はしゃぐ横顔が可愛いな、なんて。 でもとても綺麗だったよね! 私も一緒に夜空を見上げて空に咲く華を見つめてた。 そんな時に手を引かれて。 「私も…大和くんのことが、好き。」「私も、ずっと一緒にいたい…です。」 真っ赤になりながらそう答えて、そっと大和くんに身体を寄せた。 私はそれだけでも幸せだった。私から告白するつもりだったのに、大和くんも同じように思っていて告白してくれたんだもの。 まるで夢のようだと思って、その日は気持ちがふわふわしてなかなか眠ることが出来なかった。
(+14) 2023/08/19(Sat) 08時半頃
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でも、現実はなかなか上手くいかない。 元々大和くん──お付き合いを始めてからは命くんって呼ぶようにしてる──が忙しい人だって言うのは知っていた。 それが親のせいだって知ったら憤慨するしか無かったけど、私は法律に詳しく無い。どうにかならないか、と思うけど…落ち着いたらお父さんに頼ろうと思う。あの人なら、弁護士の知り合いとか居るだろうし、財務整理とか?して、命くんに責任が行かないようにしてもらうんだ。 復興支援だって危ないけど、お父さんのことがあるから誰かがやらなくちゃいけないと言うのも理解はしてる。 だから私も病院にお弁当を届けたりはしていたし、お父さんに言われたら荷物を運んだりもしてた。この数日で台車の使い方は随分慣れたんだ! でもまさかこんなに街が破壊されてしまうなんて。 命くんの安否すらわからなくなるなんて! こんな事なら…と、後悔しても始まらない。 不安でたまらなくて、そんなところに命くんが生きてる、無事なんて電話が来たら…涙腺崩壊待った無しだよ?
(+15) 2023/08/19(Sat) 08時半頃
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「命くん!私も無事、良かったああああ!」
>>+13走ってくる命くんを見て私も大きく手を振った。 両手を広げて私からも命くんに抱きついて、わんわん泣いてしまったからお互い泣いてしまってたんだね。
「ううっ、みこ、命くん…! 生きてて、よっ、よかっ、た…!」
私だってその時汗かいてたし、命くんが汗をかいて汚れてるなんて気にもしなかった。できなかった。 命くんが生きて無事でいてくれる奇跡に感謝するしか出来なかった。 でも、暫しそうして抱き合って、涙も落ち着いてきた頃。
(+16) 2023/08/19(Sat) 08時半頃
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「家潰れちゃったの!? えっ、待って、じゃあこれから…。」
どうするの、と問いかけようとして言葉を止める。 手で涙をごしごし拭いてから、キリッと気合いのこもる顔になった。有無を言わせない、言わせたく無いそんな顔。
「命くん、うちに来て? うちの方は全然被害なかったから大丈夫!」
その説得の中で、お父さんは医者で忙しいし彼女さんのこともあって今は家に一人暮らし状態な事や、そのお父さんの部屋が災害時の荷物部屋状態になってる事も話して。 こんな事態だからこそ、お父さんも許可してくれると思うし、許可させる。
(+17) 2023/08/19(Sat) 08時半頃
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「また、離れ離れでいて。 生きてるかどうか不安になるの、嫌だよ…。 だから、…一緒に、いて?」
またこんな風に不安になって飛び出すのは嫌。 感動の再会も要らない。それよりは、二人揃って状態がわかる方が良い。 またこんな事があると思うと想像しただけで視界が滲む。 そんな潤んだ瞳で命くんを見つめて、でも絶対譲らないと言う強い意志もそこにあった。**
(+18) 2023/08/19(Sat) 08時半頃
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─命くん─
「お父さんの部屋も、段ボール沢山だけど 寝られなくはないよ? それかソファ。廊下はあんまりだよ!」
マットレスを運んで廊下に並べようかとも思ったけど、それをするにはお父さんの部屋のクローゼットをどうにかしなくちゃいけない。 それをするには大量の段ボール箱をどうにかしないといけないから、一先ずソファをお勧めする。 さっ、流石に私の部屋のベッドはね、お付き合いしてるけどお付き合いしたてだからマズイかなくらいの理性はあるよ! 着替えはクローゼットじゃなくて、普段使いのカラーボックスに入ってたからお父さんのを借りれば何とかなると思う。 足りないのは買い足そう。 そんな計画を頭に思い浮かべながら手を繋いで歩き始めたんだけど…。
(+22) 2023/08/19(Sat) 09時半頃
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「えっ!? あっ、ありがとう…。 七尾ちゃんとお揃いなの。 七尾ちゃん黒猫で、私が白猫。 えへへ、本郷さんと連絡取れたら 本郷さんにはピンクのつけよって話してるんだ。」
>>+21猫耳ヘルメットを褒められて頬が熱くなる。 ふにゃっと目元が緩んで嬉しくて笑っちゃった。 バタバタしててメロメロとかとは別だけど、可愛い頂きましたよ七尾ちゃん! そのまま帰宅したら先ずはお風呂を沸かして先に入ってもらって、その間にご飯の準備。 甘い卵焼きとお豆腐のお味噌汁、ほうれん草の胡麻和えにウィンナーを焼いたのと簡単なのだったけど、一先ずお腹を満たして欲しかったんだ。 お父さんにも連絡入れておく。
(+23) 2023/08/19(Sat) 09時半頃
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『彼氏の家が潰れたけど彼氏は無事でした。 大和命(やまとみこと)くんです。 お父さんのいろいろ借りるけどこんな時だから良いよね。 家が無いからうちに泊まってもらいます。』 相談じゃなくて決定事項として。
その後、ちょっと情緒不安定だった瑠璃川先生(お父さんね?)なんて、私は知りません。**
(+24) 2023/08/19(Sat) 09時半頃
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─命くん─
>>+25私は古い木造の家で暮らした事がないからピンとこなくてきょとんとしちゃうけどね。 命くんの家に入った事はないはずだし。 それに私は命くんがそばにいてくれた方が安心する。 一応部屋は別だけど、扉一枚あるだけでお隣の方が安心するもの。 これまで離れていたんだから当然。ね? それに考えたくはないけど、私の家に被害が及んだ場合は…とかさ。 一緒にいられて、一緒に…の方が良いなんて後ろ向きかな? でも離れ離れよりずっと良い。 あれなら一緒に寝たって構わないんだけど、そうなると流石に…ね?二人ともお年頃だしお付き合いしてるんだしそう言うのだって不自然じゃないんだろうけど、それはそのう色々落ち着いた後でも良い気もするしこんな時だからこそと言う気もするしでもまだその命くんがそうしたいならって私何言ってるんだろうね!?
(+39) 2023/08/19(Sat) 15時頃
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「うん、ほら私目が青いでしょ? それが白猫のイメージだったんだって。 って、七色に光る本郷さんは面白すぎるよ〜!」
>>+26白猫は確かに七尾ちゃんがおすすめしてくれたけど。 >>+27本郷さんにゲームのイメージもなく真面目な優等生イメージのままの私は、なんでそれ!?とコロコロ笑ってしまった。 もしかして本郷さんそう言うグッズ好きなのかな?とか思っちゃう。ほら、合宿でお土産を選ぶ時とかにそう言うのを凝視してる場面を見た!とかさ? >>+28でも、続く命くんの反応にまたカアッと頬が熱くなる。 それは、その、…私だって。
(+40) 2023/08/19(Sat) 15時頃
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「私だって、命くんが好きすぎて、大事すぎて。 …はしゃぎすぎてる自覚はあるよ?」
だって無事だった。怪我もなく生きててくれた。 そのことで胸がいっぱいで、いつも以上にテンションが高い自覚がある。 だからぷいとちょっと横を向きながら、照れ隠しにそんなことを言って頬を掻いた。 嬉しいの。命くんがいてくれる事が。 それだけでこの世界に感謝したくなるくらいに。
そうして一度私の家に帰ってきたのだけど、やっぱり疲れてるのかな? お風呂でのぼせたのか顔が真っ赤になってた命くんに、冷たい麦茶を差し出して。 先に食べてて良いよ?と言ったけど、ちゃんと待っててくれたんだよね。 ちなみに命くんにはお父さんのTシャツとハーフパンツを貸し出した。今日は部屋にいるだろうし、パジャマにするには早すぎるかなって。 お風呂上がりの私もラフな格好。半袖シャツとショートパンツの部屋着になって、それから二人でちょっと冷めちゃったけどご飯を食べた。 こう、命くんと合流するならもう少しいろいろ用意してたんだけど、やっぱりタイミングって難しい。 でもいつも通り美味しいって食べてくれるから、良かった、って笑顔でホッと出来たんだ。
(+41) 2023/08/19(Sat) 15時頃
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「うん。私も、こうしていられるだけで幸せ…。」
片付けも済ませてから二人でソファに座って、テレビを消した後に呟いた。 絡め合わせた指先に少しだけ力を込める。 瞼を閉じてしまった命君を見て、私も目蓋を閉じて頭をそっと命くんの肩に預けた。 隣にいる。大好きな人が隣にいてくれる幸せ。 こんな時だからいつも以上に幸せなのかもしれない。 これを味わえるのが普通じゃないって分かったから。 こう出来ている事が平和なんだって知ったから。
(+42) 2023/08/19(Sat) 15時頃
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「今はいろいろと大変だけど…。 もうロボットが現れなくなっても こうして一緒にいられたら良いなあ…。」
学校はどうなるんだろう。 進学は?卒業は?就職とかも、これからどうなっていくのか今はわからない。 私の家の近辺は恵まれてる方で、学校近くや命くんの家なんて潰されて崩されて、命を失った人だっているんだろう。 そう思うと本当に命くんが無事だったのは奇跡でしかない。その奇跡に感謝してしまう。 今後の将来のことを考えたくても、今はそこに視線が向いてしまうんだ。
いつだって命くんの隣が良い。
(+43) 2023/08/19(Sat) 15時頃
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「…落ち着いたら、病院の方、手伝いに行く予定なの。 命くんも一緒に来てくれる? お父さんの勤務してるとこ、忙しいんだって。 私たちに何ができるって言うより 小児病棟の子どもたちの遊び相手…とか。」
だから、今は今できることに目を向けよう。 遠い未来より、今は確実に今を生きなくちゃ。 復興支援なんてもう危なっかしくて送り出せない。 だから父さんの勤める病院──この辺りでは大きな病院の一つを口にした。**
(+44) 2023/08/19(Sat) 15時頃
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─三回目襲撃前─
「やっ、大和くんは…。 最初はほんと忙しい人なんだなあって…。 正直、餌付けに近い感覚で せっかく同期だし、おやつ目当てにでも 部活来てくれたらな、なんて思ってて…。
でも、いつも美味しいって食べてくれるし お話ししてみたらその、楽しいし、 嬉しそうにご飯食べてるとこ見てたら、その、 …きゅんっと…わあああこれ恥ずかしい今の無し!」
>>+32改めて好きなところを語ろうとするとすごく恥ずかしいんだなって最後もうダメでした! 真っ赤になって両手で顔を覆う。もうやだ恥ずかしい! そりゃ他の子だって美味しいって食べてくれるしリクエストだってしてくれるけど、こう、嬉しさが違ったの。なんて言ったら良いんだろうね!? 七尾ちゃんが星座の本を買ったなら、私はこれもオススメだよって星に関する物語の本を教えたりした。 カフェのスイーツは紅茶と一緒に。 散々迷った末に決めたのはオレンジムース。爽やかな酸味と優しい甘さが夏の熱った体にちょうど良い。
(+45) 2023/08/19(Sat) 15時半頃
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そして今日のお礼にってクッキーを包んだのを渡してお別れしたんだけど。 その後日。
『七尾ちゃんは知ってるからご報告ね。 大和くんとお付き合いすることになりました。 こんな時に良いのかなって思うけど こんな時でも好きを諦めないでよかった。』
そんなメッセージを送ることになる。 その日の私はかなりかなり浮かれてたと思います!**
(+46) 2023/08/19(Sat) 15時半頃
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─七尾ちゃん─
そういえば三回目の襲撃の後。 >>+1大丈夫かなってメッセージ送ってみたんだけど、やっぱり混線してるのかな? それとも忙しすぎて大変なのかも。 ちょっと気になって、襲撃から数日後に七尾ちゃんにまたメッセージを送っておいた。
『大丈夫かな。こちらは大丈夫です。 こっち方面は比較的無事だったみたい。 大和くんとも合流できました。大和くんも無事! だけど家は潰れちゃったみたい。 七尾ちゃんちは大丈夫? 何かいるものとかあったら こっちのライフラインは生きてるので教えてね。』**
(+47) 2023/08/19(Sat) 15時半頃
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─命くん─
>>+49願いや気持ちが重なるのはとても嬉しい。同じ事を思ってくれてるんだなって心が温かくなる。 だからお互いに一緒に暮らしたいと言い合った時、私は頬を染めながら微笑んでいた。 そうなったら良いな。そうしたいね。 成人年齢が20歳から引き下げられた昨今、女性としては年齢が引き上げられる形にはなったけど男女共に18で結婚ができる。 それも、親の同意無しに。 漫画を読んでいたりすると女子は16から…なんて記述がたまにあるけど、今はそうなんだって。 今は18で成人だから、その歳になれば結婚だって出来ちゃう。 まあ、薄ぼんやりそんな未来だって考えちゃう時もあるけど、おとなしく?同棲からかな、なんてね。
(+53) 2023/08/19(Sat) 16時半頃
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今回みたいに否応無くじゃなくて、自然と思い合って一緒に暮らしたいな。 でも、そんな贅沢なこと言わなくても、こうして一緒に暮らせるのは勿論嬉しいし、安心できる。 >>+50でも、寝顔発言には驚いちゃった。じわじわ頬が熱くなるけど…まさか寝顔写真が送られてきたのがバレてたりしないよね? でもそれにしたって寝顔見たいって…えっと、一緒に寝るのだって…いやでも、まだ早いような、私も見たいな、は変かな? ちょっと混乱してたけど、お手伝いの話に気を取りなおす。
(+54) 2023/08/19(Sat) 16時半頃
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「うん、力仕事は歓迎されると思うよ。 今はいくら人手があっても足りないって。 私は、流石にご飯作ったりも出来ないから 読み聞かせとか、英語の対応を少しかな? 母国語が日本語じゃない人のケアとか。 英語だけは得意だし日常会話なら出来るしね。
みんなもきっと、大丈夫だよ。」
それしか出来ないけど、それなら出来る。 こう言う時だからこそお父さんがすごい仕事をしてるんだなあって尊敬する。 だから忙しくしてても我慢できたし、我慢してきた。 ──お父さんがお母さんを助けられなかったのを責めたのは私だったし、その罪滅ぼしみたいに働いてるのも知ってたから。
(+55) 2023/08/19(Sat) 16時半頃
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でも、そんな風にふっと自責の念を感じる直前。 命くんと視線が絡んだ。 強い意志を感じる大きめの目。キリリとした眉毛、全体的にハッキリとした目鼻立ち。 彼のその顔が真っ赤になっている。 そんな彼に見つめられてどきりと心臓が強く跳ねて。
「…。」
>>+51問いかけに答える代わりに、私の頬がますます赤くなった。 視線が一度迷うように落ちて、でもまた彼の目をまっすぐに見つめる。 きゅ、と緊張するように唇を引き結んだ後──そっと瞳を閉じて顔を上げた。 ほんの少し傾けながら、私の方からも命くんの唇の方に顔を寄せていく。 ぎこちなく、限りなくゆっくりと。
(+56) 2023/08/19(Sat) 16時半頃
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だって、"キスして良いよ"も"勿論大丈夫"も変だと思ったんだもん。 "私もしたい"も、なんだか変な気がして。 だから今は言葉を止めた。 命くんとキスしたいのをそのまま行動で示す。
繋いだ手が強張って、心臓が煩いくらいに早く高鳴っていた。**
(+57) 2023/08/19(Sat) 16時半頃
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─命くん─
「それはお母さんがね、教えてくれたから。 それに満遍なく出来るのもすごいんだよ? 病棟には勉強したくて我慢してる子もいるらしいから 命くんならそう言う子達に教えてあげられるもの。 でも、ありがとうね?」
無理してるつもりは無いし、我慢しすぎてるつもりは無いけど。 でも我慢はしてきたし無理も少し。それでも命くんがそばにいてくれるならもっと頑張れる──なんて言ったら、心配かけてしまいそうだけど。 でも隣にいてくれるから十二分に安心できて、いつもより伸び伸びと過ごせる気がしてるんだ。 私も命くんに無理はしてほしく無いからきっとお互い様なんだろうね。
(+63) 2023/08/19(Sat) 18時半頃
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>>+60でも、言葉を途切らせた私の代わりに命くんがお礼を言ってくれた。 それにも私は言葉を返さない。私も。そう返したいけど、今は目を閉じてキスを待つのに精一杯になってたから。 目蓋を下ろしたその先。 吐息が混じり合って間近に命くんの存在を感じる。やがて唇に柔らかなものが触れて、ゆっくりと触れ合わせるだけの距離からより近くを求めるように重ね合わされた。
(+64) 2023/08/19(Sat) 18時半頃
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「ん…っ。」
小さく声が漏れる。初めてのキス。 キスがこんなに幸せな気持ちになるものだって知らなかった。唇を触れ合わせているだけなのに心臓がこれでもかと高鳴って、命くんに聞こえてしまいそう。 頭の芯がジンと熱く痺れて蕩けそうになってくる。 どれくらいそうしていたんだろう。 唇が離れた時は少し名残惜しい気がしたけれど、唇にそっと指を添わせて俯いた。 本当に、キスしちゃった。大好きな人と。 その感覚の余韻につい浸ってしまう。 きっと私は耳の先まで真っ赤になっていた。 キスは甘いと言うけれど、味じゃなくて感覚で甘いと思ってしまうのがよくわかる。 大好きな人とのキスはものすごく甘いものなのだ。
(+65) 2023/08/19(Sat) 18時半頃
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「え、あっ…、ん…。」
"もっと好きに"の声に驚いて顔を上げる。 でも重ねられた唇を拒むなんてするはずが無い。 甘く受け入れて、私からも唇を押し付ける。 離れてはまたどちらからとも無く唇を寄せて、繰り返されるキスに甘く吐息をこぼしながら──とさ、と気付くと背がソファに付いていた。 唇が離れてそのまま命くんを見上げる私の眼差しは甘く蕩けて、潤んで。恥ずかしいけれど、私だって今のキスで昂ってしまった事がわかってしまうかもしれなかった。 でも背に回された手が抜けて、繋いでいた手が両手に繋ぎ直される。 もう決して離さないんだと言うような、互い違いに指先を絡めた繋ぎ方で。 そうして真っ赤な顔で目を閉じたり開いてりしている命くんを、呼吸を整えながらまっすぐに見上げていたけど。
(+66) 2023/08/19(Sat) 18時半頃
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>>+61それを言うなら、私だって救われていた。 たくさん食べてくれるのは嬉しかったし、あの寂しい誕生日を塗り替えてくれたのは命くんだ。 私の心をすくいあげて助けてくれたんだ。 でもきっともうその前から好きだった。 好きだから会う機会を増やしていって、命くんの傍にいたかったんだと思う。 私にヘラの名前は勿体無い。 だけど命くんがそう言ってくれるなら──。
「私も──ずっと、命くんと一緒にいたい、です。 結婚も、嬉しい。 ずっと…大好き、命くん、大好き。」
来年になったら。 せめて先に籍だけ入れるのも良いかもしれない。二人が18になったら、誰の許可も必要なくできるんだもの。 でも今はそんな法律の話だとか制度の話なんて出したりしない。 ただ、それが嬉しいと素直な気持ちを伝えて微笑んだ。 じわっと涙が滲んでくるのは嬉しいから。 繋いだ手に力を込めて命くんを見つめ続ける。
(+67) 2023/08/19(Sat) 18時半頃
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この、今の不安な情勢がいつまで続くかわからない。 だけどこの言葉があればなんだって頑張っていける。 そう、思えた。**
(+68) 2023/08/19(Sat) 18時半頃
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─お父さんの態度─
瑠璃川先生は瑠璃川先生で結婚予定の彼女がいて娘と別居予定だったんだからその態度本当やめてほしい。 そんな事を笑顔で瑠璃川先生に言ったらオロオロ後にガックリだった。 不思議ですね先生? >>+62命くんは正式に時間を取って結婚の挨拶をしてくれたんですよ。 勿論、このお忙しい中で瑠璃川先生もお時間を取っていただいたのは…、何よ、他人行儀嫌だって?知らないよ! まあ忙しい中だったしこんなご時世だから正式な場で、と言うのは難しかったけどね。 お父さんの仕事の合間に時間を取ってもらってのことだった。 それは感謝してる。 だけど、支援活動もしてくれてる、正式に娘と付き合ってると表明してくれてる相手に失礼じゃ無いかと。 それは分かってるそうだけど、娘の親というのは複雑らしい。 ただ、私と命くんが同い年という説明をしたからかお父さんは勘違いしている。 もう二人とも18だと。 だから結婚しようと思ったらできちゃう──のが問題なのかもしれない。 でも、二人で暮らしてるのは(この情勢が落ち着くまでと言いながらも)許可してくれてるのでそこはありがたい。 その点は命くんの家が今はもう潰れてるせいもあるんだけどね。
(+69) 2023/08/19(Sat) 19時頃
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一応前向きに受け止めてくれてるらしい。 私たちが学生のうちは支援もしてくれるらしいけど、情勢が落ち着いたら住む場所は変える方向で説得された。 一緒に暮らして良いの?は黙殺されたから良いと言うことにしておこう。沈黙は罪です。 ただ一つ。 気持ちが真剣なのなら、いつか式を挙げて見せてほしいとお願いされた。 お母さんの式の時のヴェールが残っていて、それを譲りたいからと。 それは勿論、否定するつもりは無かったからその後に命くんにも伝えたよ。 一緒に住むことも否定はされてない、とも伝えたけど。
何はともあれ、早く平和な世界に戻ってほしいよね。 それ以降お父さんの態度は多分軟化した…はず。**
(+70) 2023/08/19(Sat) 19時頃
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─支援活動─
病院での支援活動。私は子供たちの相手、ご老人を始めとした患者の話し相手、日本語より英語のコミュニケーションを求める人の対応が主になった。 子供達の相手は楽しいんだけどね。 ずーっとおしゃべりしてる(と言うより聞いてる)のは、地味にしんどい事なんだと実感した。 傾聴ボランティアって聞いたことあったけど、やってる事はそれに近いかな。そして、それがそもそも存在する意味もよーくよーく分かった。 だって、こんな情勢なんだもん。みんなが不安で、誰かに話を聞いてもらいたがってる。 ただ、病院に来た人みんながそれを医者相手にやっちゃうと本当に医療が必要な人に医療の手が届かなくなるから、こう言う支援も必要なのだ。 その中で私の弱点は、瑠璃川っていう珍しい苗字。 『んま〜瑠璃川先生の娘サン!』程度で終われば良いけど、息子の嫁に〜とかは本当に断り方が難しいし、人によっては何度も同じ話をループさせてくる。 そういう意味では英語対応の方が気楽。どの支援を求めれば良いのか、どの科に行けば良いのか、そんな母国語ならスムーズに手に入れられる情報を説明することが殆どだからね。
(+71) 2023/08/19(Sat) 19時頃
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公共機関の乱れは大変だけど、私は命くんの自転車の後ろに乗せてもらってる。 『重くない?』とは思ったけど電動だから大丈夫らしい。確かにこんな時には自転車重宝するよね。 免許の話が出たら「原付…くらいだよね、まだ。」と現実的な話。 免許取っても良いけど…筆記は…なあ…と試験勉強から目を背けようとする私もセット。 原付の免許取得に筆記が必要かどうか知らないけど、どうなんだろう? 二人乗りのことも合わせて調べてみても良いかもね。**
(+72) 2023/08/19(Sat) 19時頃
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─命くん─
「うん…私も、今まで生きてきた中で 今が一番嬉しいよ、命くん。 ずっと、ずっと大好き…。」
>>+74気持ちを重ね合わせながら、一緒にという言葉に頷く。 ずっと一緒に。ずっと、いつまでも。 今まで生きてきた中で今日が一番嬉しい日だけど、一緒に過ごしていく中で一番嬉しい日がもっともっと増えていけばいい。 大好き。その言葉が胸に沁みて言葉が詰まってしまいそうになるけど、それでも同じかそれ以上の気持ちを伝えたくて言葉を重ねていく。 浮かべた微笑みは可愛らしいけどほんの少しぎこちなくて、いつかもっと微笑む日が増えてくれたらと願う。 そして、微笑みを増やすのが私であればと願いは更に増えていってしまうけれど、それだけ彼と一緒に生きていきたいと願ったから。
(+83) 2023/08/19(Sat) 21時頃
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「ん、ふぁ…っ?」
両手を繋ぎ合わせながら、言葉以上に唇を重ね合わせていく。 >>+75その中で耳たぶに甘い囁きと共にキスされるとひくんと肩が跳ねた。 唇が塞がれてない分、擽ったさから変に高い声が漏れる。 首筋にも口付けられて、いい香りなんて言われるとなんだか妙に恥ずかしくて首元まで赤くなってしまったけど、キスが優しくて振り払う事はない。
(+84) 2023/08/19(Sat) 21時頃
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「ぁ… 命くん…?」
手のつながりが解けて抱きしめられると、ほんの少し身じろぎした。 背筋を撫でられ、肩に触れられて。私の形を確かめるような手つきと自分とは違うその手の硬さにまた緊張してしまう。 正直、家に来てって言った時にはここまで考えていなかった。 無事を喜んで、一緒にいたいと願って、これからも一緒だねって。 何よりも命くんが無事である事に感謝していた。 でも、じゃあ何も期待してなかったかと言えば嘘になる。 まさかファーストキスに止まらず、プロポーズに至るとは思ってなかったけれどそれだっていつかはと夢見た事。
じっと命くんを見上げる。 ほんの少し眉を下げた、困ったような顔で。 けれど期待に満ちた潤む瞳で。
(+85) 2023/08/19(Sat) 21時頃
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「…あの。 電気…消さない?」
だから、緊張にかすれる小さな声でそんな事を言うことになった。 この続きを、想像してしまえたから。 そして望んでもいたから。*
(+86) 2023/08/19(Sat) 21時頃
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─七尾ちゃん─
まあ、学校は今となってはバッキバキやで!状態らしいので、授業とか講義とかどうなるんだろうねえ…な私なんだけど。 登校日とかあるって事は、もしかしたら無事な箇所があったのかそれとも青空教室とか別の施設を借りてやってるのかも。 やっぱり情報網が大混乱だよね。そういう情報はこちらには回ってきてなかったみたいだし。
>>+78ともあれ七尾ちゃんからの連絡にホッとした。 その中で命くんの安否が書いてあったから、返事をしようとしてちょっと首を捻って悩む。 もう今となっては隠すようなことではないし。
(+87) 2023/08/19(Sat) 21時頃
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『大和くんとは今、一緒に住んでるよ。 とにかく七尾ちゃんが無事でよかった。』 『(嬉しい、とニコニコするケサランパサラン)』 『窓ガラス大変だったね。今はもう塞いでる? 段ボールとかで一時凌ぎできるって聞いたけど 虫除けにはミントが良いって聞くよ!』 『(大丈夫?と心配するケサランパサラン)』
どうしてもこの季節、蚊をはじめとした虫の被害が気になるところ。 虫除けとか蚊取り線香とか、そもそも早く窓が塞がると良いなと願ってはいる。 けど流石にそれはなんとも…! 『何かあったら遠慮なく相談してね』 とは伝えておこう!*
(+88) 2023/08/19(Sat) 21時頃
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─支援活動とか─
>>+81その効果は絶大でした(棒読み)。
辺りに「んまぁああっ!」とか「きゃっ♡」とか「あらあら!」なんて声が飛び交う中、された私は真っ赤になって機能停止。 両手で顔を覆って恥ずかしがってたりしたけど命くんはその後大丈夫だったかな? なお私はおばさまがたの良いおもちゃ…ううん、「若い人は良いわね〜!!!」を全身に浴びることになりました。 まあ、恋人いたのね!とか、お父様はご存知かしら!からの、うちの嫁に〜が無くなったのは良かったんだけどね! そっちはそっちで揶揄われてないか心配です。 命くんも相当恥ずかしがってたみたいだし…。 後にちびっ子たちが同じセリフを言いながらぎゅーしてたのでさらに心配です。 う、嬉しかったけどぉ…! あとちょっとお父さんにも飛び火したみたいだった。まあ仕方ないよね!
(+89) 2023/08/19(Sat) 21時半頃
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家ではソファの前に情報誌が増えている。 更に専門学校の本とか資格の本がひっそりと増えてたりする。 こんな日々だからこそ、未来のことを考えるのは楽しいし生きる糧になるよね。 私も前向きに専門学校の事は考えるようになった。 でも、調理系じゃない。そしていま二択でちょっと迷ってるところだったりする。 理容師と美容師。気持ちは、理容師に若干傾いてるけど。 ただどちらも突発的に思った事だから、まだ自分の気持ちは固まってない。 そんな事は、多分話してなくても命くんには伝わってると思う。 >>+82なぜなら触れ合いながら座ってることが多いから。 聞かれたら答えるし、そうでなくてもくっついてる。 私のお気に入りは膝の間に座ること。 そんな姿勢で本や新聞を読んでるから、色々伝わることもあると思う。テレビを見てる時もそうだなあ。 ただこの姿勢の困る事は、直ぐにキスしたくなる事だよね。 真面目に勉強する時は(限りなく少ない時間なんだけど)ちゃんと対面か距離を置いて座って机に向かうのが一番見たい。*
(+90) 2023/08/19(Sat) 21時半頃
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─命くん─
>>+91目元に光るものがあったから、その溢れる先に唇を寄せた。 ほんのり海の味がして、ああ、生きてるんだなってなんだか嬉しくなる。 でもそう。最初は無事を喜び合うだけで十分だと思っていた。 でも、好きな人とこうして隣り合って、触れ合って、想いを伝えるだけじゃ飽き足らない。 そんな私の欲深さを思い知る事になる。 それに──。
「…そ、ゆ、こと、言われると…恥ずかしい…。」
ゆるく拳を握って口元を隠してしまう。 そんな甘い声、出してた? だけどいま、もっと命くんに触れてもらいたい。 お互い生きてる事を確認し合いたいし、もっと甘えたい。甘えて欲しい。もっと沢山キスがしたくて──命くんのしたい事全部受け止めたい。 ロマンチックさとはかけ離れてるかもしれないけど、思えばあの危機から逃れた事自体がロマンなのだと思う。 危機から脱した果てに再会した二人なのだから、もうそれ自体がロマンの果て…なのかも。
(+103) 2023/08/19(Sat) 22時半頃
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>>+92此方のことを気にしてくれる優しさに小さく頷きながら、甘い囀りを溢していく。 恥ずかしいけれど嬉しくて、自分の体が全く知らない反応をする事に、自分の口から聞いたこともないような甘えた声が漏れる事にも驚いて。 とても甘くて、幸せな痛みがある事も知った。 ──医者の娘として一つだけ懺悔するとするなら、流石にこの事態を想定してなかったから、命くんが持ってなかったらそのまま…したかもしれない事だけど。
翌朝、再び顔を見合わせた時。 色々思い出して真っ赤になってしまう私は、きっとこの災難の中でいちばんの幸せ者なのだと思えた。*
(+104) 2023/08/19(Sat) 22時半頃
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─支援活動とか─
お父さんはほっとけば良いと思うよ! 命くんに仕事任せすぎ!…とは思うけど、それだけ認めてくれてるって事なら…でもねえ? ちなみにお父さんの彼女さんは看護師の方だった。成り行きで知る事になったけど、だいぶ若い人だったからまあ17の娘がいたら嫌だよねえ…と何だか納得しちゃった。 もちろん、それでも良い!って燃え上がる人もいるだろうけどさ。 今となってはそれで良いかもって思ちゃう不思議。 自分が幸せで満たされてると他のことを考える余裕も出てくるんだなって思てしまった。
でも不安な日々は続いてもいる。 いつになったら、ロボットの襲来は終わりを迎えるのだろう。 若しかしたらまた街が潰されるかも。 今度は自分たちの家が。病院が。ううん、もっと被害は拡大して世界滅亡…? そんなことを考えちゃう時は、命くんにぴったりくっついてる。 特にそんな事を考えちゃうのは夜が多いよね。 暗い時間帯、いつ何かが消えてもおかしくない。 そんな不安に駆られて命くんの寝ているところに潜り込んでは安心してる。逆のことがあってももちろんおいでってするけど、命くんは大丈夫なのかな?
…命くん依存症かも。なーんてね?
(+105) 2023/08/19(Sat) 23時頃
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「災害支援で活動してる理容師さんたち見たの。 髪の毛整えたり、髭を剃ってあげたりして 身だしなみを整えてあげてたんだ。」
ある日、私はそんなふうにどうしてそれを目指そうと思ったのか告白し始めた。
「確かに利用者さん、さっぱり気持ちよさそうでね。 災害時だけじゃなくて要介護の人に 訪問理容室したりもしてるらしくて。 こういう仕事カッコいいな〜と思ったけど 圧倒的に男性の利用者が多い分野だし 普段の仕事なら美容師さんの方が良いけど そうなると、剃刀を扱えないから…。」
髭を整えてもらってさっぱりした利用者さんの姿は印象的だった。 でも、小さい子の髪の毛を器用に編み込んであげてる美容師さんも素敵だった。 >>+101ダブルライセンスコースもあるとは聞いたけど私の頭の方が心配になる。
(+106) 2023/08/19(Sat) 23時頃
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むーん…と、襲撃の起きてない平和な日に悩むけど。
「…理容師さんなら、命くんの髭だって 整えてあげられるんだよなー、なんて。 頑張ってダブルライセンスコース狙おうかなあ…?」
どちらもできるならそれも良いと思うし、あとは私の頑張り次第だろう。 本来なら災害時のことを念頭に仕事を考えたりしないから、普段の仕事も考えないといけないよね。 でもそういえば、命くんは建築系の進路に進むのかな? もし難しいから悩んでると聞いたなら、頭とか勉強とかじゃ私は役立たずだけど。
「資格合格したら、私がなんでも いうこと聞いてあげるとか? なーんて!」
なんて、そんなことを言って笑ったりもした。 割と本気だけどね!
(+107) 2023/08/19(Sat) 23時頃
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それにしても、離れていれば触れたくなるし、触れたらより触れたくなって繋がりたくなる時もしばしば。 ちょっと私は七夕物語を思い出していたりする。 …一年引き剥がされたくないけど、それだけくっついていたい恋人同士の気持ちもわかる。 だからこそ、ちゃんとやるべき事をやってからを心掛けよう。*
(+108) 2023/08/19(Sat) 23時頃
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─平和な日々─
>>+111そう言えば命くんとは沢山キスしてる。 毎日のおはようとおやすみ、その間にも何回も。 最初の頃こそ照れ臭かったけれど挨拶のキスは二人だけの時には普通になっていたし、それ以外でもしたい時にはそれとなく近付いて…ほっぺたや唇にチュッ、て。 それだけでも凄く幸せな気分になるから、こう言うのはこれからも続けていきたいなあ。 きっとお父さんと彼女さんもそうなんだろうと思う。 こういうの、年頃の娘には見せたくないだろうし私もお父さんに見られたくないもん。 そういう意味でも理解ができて寛大な心になる。 もしかしたら再婚のこと、今まで我慢させてきたのかもしれないしね。
それとは別の話で、進路のことも考え始めた。 やっぱり両方できるように頑張りたい。 美容師なら着付けとかも習うだろうから、成人式には着物…なんてね? って、そう言えば成人式って何歳で出席なんだろう。前の成人は二十歳だったけど。十八ならまだ専門生じゃないよね、と気付いてみたり。
(+123) 2023/08/20(Sun) 08時頃
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「顔の産毛剃りもやるみたいだから、 その時に眉毛を整えたりするみたい。 ふふ、確かに命くんはお髭濃くないよね。 眉毛がキリッとしててかっこいいの。」
手を伸ばして、ぺたぺた顎周りを触ってみる。 一応生えてるんだろうけど、今はわかんないなあ。 応援するって言ってくれたから、ありがと、ってまた頬にキスして。
(+124) 2023/08/20(Sun) 08時頃
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「うん、…えー、私は良いんだけど。 でも、うん。約束ね? その時はなんでも、お互いにね!」
>>+114ちょっと勢いに驚いたけど、私のいうことも聞いてくれるっていうなら頑張っちゃおう! えへへ、と照れ笑いしながら指切りして、苦手な勉強も頑張ろうと決意し始めていた。 本当、命くんは私が元気に鳴るやり方が上手。 多分命くんのお願いなら私なんでも聞いちゃう気がするんだけどね。 ああでも、子供は…うん。 ちゃんと結婚してからが良いと思うんだ。 だからそれは、うっかりお父さんがやってきた時にバレないようにしてソファの横と、私の枕元にあったり…する。 こ、こっちは念のため!念の為! つい予備とか買う癖があるからだし、それにはお父さん関係の所から融通とか一切してないからちゃんと買ってるし!
──子供はいつか授かったら嬉しいけど。 ちゃんと育てられる時になってから、欲しいもんね?**
(+125) 2023/08/20(Sun) 08時頃
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─四度目の襲来─
「Everyone has to go to the emergency shelter. Please follow him! It’s this way.」
>>+115>>+116四度目の襲来時、まだロボットは動き始めていないようだったけれど私たちは避難を開始していた。 命くんが子供たちを誘導してくれる。 私は日本語が母国語じゃない人たちのために英語で声をかけ始めた。 子供達の中にも日本語では分からない子たちもいるからね。 でも命くんが近くにいてくれる時でよかった。 >>+117それに重篤な子たちは移送が済んで他のも大きい。私たちの避難誘導でなんとかなるレベルの子達だからだ。 でも、それでも入院が必要な子たちでもある。 必要以上に不安にさせないよう、此方は必要以上に不安な顔を見せないようにしないと。 そんな緊張感があった中、命くんが抱きしめてくれたから私も一度ぎゅっと抱きついた。 普段なら恥ずかしくなったり周りから冷やかされたりの行動だけど、こんな時はみんなもそう冷やかすこともないし、わたしもむしろ落ち着ける。
(+126) 2023/08/20(Sun) 08時頃
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「うん、大丈夫。一緒に避難しよう! 七尾ちゃんもだし、他のみんなもだけど…。 とにかく今できることしないと!」
命くんがヘルメットを被せてくれた。七尾ちゃんと選んだ白猫のヘルメット。 七尾ちゃんも活用してくれてるかな。 でもちょっと動揺を抑えられたわたしはニコッと笑って命くんと子供達を誘導し始める。 わたしの方は簡単な英語メインでね。 そのうち子供達だけじゃなくて英語を聞きたい人たちも集まってくるだろうけど、ここの集まりは子供メインで移動している。 なのでこの一角はかなりヘルメットが可愛いんだけど、それは周りにも良い効果だったみたい。 小さい子たちが避難しているのは胸を痛める現場でもあるけど、可愛いは正義。可愛いは癒しなんだから!
それにしても、無事に避難誘導を終えた後に見たロボットは──。
(+127) 2023/08/20(Sun) 08時頃
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「ああいう土偶居た気がする…?」
いやそれとは違う気がするけど。 あれはどんな動きをしてくるんだろう。 今度は、どんな被害が出てしまうのか。**
(+128) 2023/08/20(Sun) 08時頃
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─ロボットの呼ばれ方─
そう言えば、あのロボット。特に毎回出現するあのロボットはなんで呼ばれていただろう。 小児科界隈の子供達の中では、アレは「コーラ」と呼ばれている。 ロボットが暴れているのを直接かテレビかで見て、小さな子が「コラーッ!」とそれに向けて怒ったのが、何となくアレに向けてみんなが怒るようになり、けれどコラーだと叱る時や注意する時と被るから、コーラと形を変えたらしい。 PやCから始まる飲料関係の皆様はすいません。 でもほら、世間一般的には違うかもしれないし。
でも、わたしの中ではアレはコーラで定着しつつある。 本当にコラッ!だもの。いや、それじゃ気が済まない。
何であんなのがこの街に現れるようになったのかな? 何で、私達の街が犠牲になっているんだろう。**
(+129) 2023/08/20(Sun) 10時頃
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─四度目の襲来─
「ビーム…。」
>>+134確かに、あれは今までの取っ組み合い?の格闘戦のようなものではない気がする。 確かコーラ(子供達命名)もビームは使っていたけれど…アレはより遠距離型のような気がする。 でも、遠距離?だとしたら攻撃対象はコーラじゃないの? 接近戦に向いてるようには見えないけれど…という事は、より被害が拡大するのでは? 前回の戦いを思い出す。 ここにまで被害が及ぶ可能性もあるんだろうか。 でも、できれば避難は考えたくない。 だってここにはまだ、たくさんの患者さんがいる。 お父さんが、いる。 そこから離れるのはあまりにも…。
(+137) 2023/08/20(Sun) 10時半頃
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>>+135少し暗い想像図に頭が支配されそうだったけど、命くんの呼びかけにハッと現実に引き戻された。 そう、今回は避難が間に合った。その筈。 きっと大丈夫! 命くんと手を繋いで、ちょっと元気をチャージさせてもらおう。 でも、…この街は。病院は。放棄する事になるんだろうか。 流石にこの回数同じ場所に現れたなら仕方がない事かもしれない。 それでも離れたくないなんて言ったら、もう政府が保護してくれる対象外となるんだろう。 わたしはどうした方が良いんだろう。 懸念は逃げた先で更に襲来があった場合。 この回数ここで戦闘があるなら、逃げた方が安全なような気もするけど…。
「やだ!そんな趣味の名前なの? やっぱりハートは心臓の形じゃない? でもそうなると、弱点が出てるような気もするし…?」
>>+136反射的にラブラブ号を否定しちゃったけど、そんな名前のロボットに街を破壊されたくないよ! そうじゃなくったって嫌だけど! でもハートと言えば心臓。弱点をあんなふうに丸出しにしてるとは考えにくい。むしろ。
(+138) 2023/08/20(Sun) 10時半頃
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「それとも本当に、あ、愛の力で、 コアを守ってる感じだったりするのかな…。 ハートの顔部分?は盾みたいな感じで キャタピラ部が動力源、みたいな。」
両者とも動かない。それが怖くて、繋ぐ手に力を込めて寄り添ってしまう。 コーラもラブラブ号もできればこのまま壊れて仕舞えば良いのに。**
(+139) 2023/08/20(Sun) 10時半頃
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─平和な日々─
お互い、キスされると照れてキスする時は積極的。 褒めるのは好きだけど褒められるのは照れくさい。 色々私たちにてるところが多い気がするけど、やっぱり褒められるのもキスされるのも好き。 >>+131顔立ちを褒められると頬が熱くなって、でもふにゃっと笑って「ありがと♡」とお礼を言うのも好きだもの。 命くんといるとたくさんの好きに溢れてて、本当に出会えてよかったって思えるんだ。
>>+132そう言えばあれの用意は一応してるけど、命くんわたしの部屋に入ってくれないんだよね。 恥ずかしいらしいんだけど、そんなに気にする事ないのに。 理由を聞いたら逆に赤面しそうだけど、確かにわたしの部屋は一番私のにおいが強い場所かも。 長年ここで暮らしてきていたし、衣服もある。昔からのぬいぐるみや本なんかも揃っていて、思い出の場所でもある。 でもそんなこと言ったら、膝の間に座ってる時の私なんて、直に命くんの香りに包まれてるんだけどね!
(+140) 2023/08/20(Sun) 11時半頃
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そんな、日常の思い出が潰された人も多いんだろう。 私の部屋は、私達の家は、今回の襲撃から逃れられるんだろうか。 それは心配だけど。 でも一番は一緒に逃げること。 そして、命くんと一緒に生きていくことなんだ。**
(+141) 2023/08/20(Sun) 11時半頃
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─四度目の襲来─
お父さんを置いていきたくない。 >>+142そんな気持ちを何処かで察してくれたのか、美琴くんのかけてくれた言葉にこくんと頷いた。 実は、前よりはお父さんを置いていけないって気持ちは薄れてる。 だって私には命くんがいるように、お父さんには彼女さんがいたから。 できれば離れたくないけれど──流石に今回のことで、私がどうしたいと言うよりも父さんに避難を強制させられる可能性はあった。 その方が安全性が高そうだと言われたら、何度も続くこの町での出現から何も言えない。 でもそれもこの戦いが終わったら。 また無事に生き延びれたら考えよう。 先ずは今回を生き延びること。 その為に、私たちはできる最善を尽くしてるんだから。
(+145) 2023/08/20(Sun) 12時頃
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>>+144そんなことを考えてるとコーラが転んだ!? 今までそんな事はなかったからビクッと体が震えてしまう。 まさか、あのハートは見えない何かで攻撃した? どうなんだろうかと思えば後退し始めたハートに眉が寄る。
「…遠距離型に、見えるから。 距離を測っているか、…。」
思いついた事はある。まさかと言う思い。
(+146) 2023/08/20(Sun) 12時頃
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「…戦いたくない、怖気付いてる? まさか、あれ、人が乗ってる、…とか?」
今までのが無人で戦ってるとは特に思ってなかった。 でも、もし戦いたくない人が乗っているなら、出来れば和解して欲しい。 戦ってほしくない。平和に終わらせられるはず。 だって人間には知恵があって、言葉があるんだから。
まさか、そんなものでは終わらない戦いだなんて知らないから。 わたしは勝手に、そんな希望的な推測を立てた。**
(+147) 2023/08/20(Sun) 12時頃
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─四度目の襲来─
残念ながら、怖気付いたとか非好戦的だとか、わたしの希望的観測は外れてしまっていた。 >>219それとも、コーラが活発な活動を見せ始めたからこその迎撃? >>232コーラがハートに迫る。 >>233コーラがハートを捉えんとすると、ハートが割れて開いて。
「あっ。」
>>234コーラが回避する。ハートから放たれたのは、むしろ今までのものより殺意が高く見える──砲撃? あ、と小さく声を漏らした次の瞬間にはそれが街に着弾して、辺りは何も…そう、何も。
(+150) 2023/08/20(Sun) 16時頃
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「命くん、閉めよう!」
今まで隙間か窓か、見えるところから覗いていたけどそれも無理かもしれない。 命くんの手を引いて、隙間を閉じて内側の防御力を高めよう。 直接着弾しなくても、衝撃で飛んできたものでこちらに被害が出るかもしれない。 だから手を引いて、私たちもより中の方へ。 時々避難所の内側も地震のような揺れが生じる。 どちらの攻撃で、どちらの動きだろう。 怖くなって目を伏せる。 だけど、わたしの手を小さな手がくい、と引いた。 見ると、不安そうな子供たちが。 ああ、そうだ。わたしがこんな不安な顔見せちゃダメ。 チラ、と命くんを見上げる。 にこ、と笑顔を向けて、命くんから元気をもらおう。 そうしてから子供達に顔を向けて、膝を折って目線を合わせた。
(+151) 2023/08/20(Sun) 16時頃
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『大丈夫かな?』 「大丈夫だよ、ここ頑丈だから!」
『でも怖いよー!』 「そうだね、それなら歌を歌おうか?」
床に座って、小さな子を膝に乗せて。 この短い期間にもいろんな歌を覚えたんだ。手遊び歌だから、昔私たちも歌ったのかもね? "バスに乗って"なんて、こんなにガタガタ揺れてる時にはちょうど良い歌じゃない? "どんな色が好き"とか、みんなに聞きながら、子供達とお話しするみたいな歌を選ぶ。 そうしたらみんなにも笑顔が戻ってきて、わたしもほんの少し救われた気がしたの。**
(+152) 2023/08/20(Sun) 16時頃
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─四度目の襲来─
>>+153子供たちと向き合う前に、命くんがぎゅっと抱きしめてくれる。 わたしも一度強くぎゅっと抱きついた。周りの子供達も、大人も、少しはしゃいだ声がしたけれど気にしない。
『さんごおねえちゃんはほんとうに みことおにいちゃんがすきなんだね!』 『らぶらぶー!!!』 「そうだよー、命くんのこと大好きなんだ。 準備ができたら、お嫁さんにしてもらうんだから。」
歌の合間にそんなやりとりだってあった。 揺れよりも何よりも、何も無くなった焦土のような真っさらな大地に恐怖を覚えていたけれど。 それを忘れるように笑顔を浮かべる。 実際そうして話している時が紛れるもの。 命くんの温もりを感じるとそれだけで気持ちが落ち着くの。 みんなのお話を聞いて落ち着かせているようで、わたしの方がみんなに元気をもらっていたと思う。 特に命くんからは…想像以上に元気をもらってたから。
(+160) 2023/08/20(Sun) 20時半頃
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「はい、ポケットを叩くと… ビスケットじゃなくてキャンディが出ました〜!」
不思議なポケットの歌を歌ってから、ビスケットだとアレルギーを持ってる子がいたら可哀想だからよりアレルギー食品の少ない飴をポケットから出して子供達に配る。 きゃっきゃっと喜ぶ子供たちの笑顔は大人たちにとっても癒しだったから。 命くんにも手伝ってもらって手持ちの分を配り終えた頃、外は静かになっていたかもしれない。 でも、まだ身体が揺れる気がして命くんに背中を預けて、そのあとすぐにぐるりと振り向いて肩口に額を預けた。 子供たちと接していると忘れられるけど。 自分たちの住んでいる街が本当に消えてしまう。 そんな恐怖に改めて襲われて、なんていうか…ちょっとわたしも、限界が近かったのかもしれない。
(+161) 2023/08/20(Sun) 20時半頃
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「…外、出たら。どっか旅行、いこ?」
お父さんに許可を取らなくちゃ。 お金の問題はまあ大丈夫だと思う。お年玉はあるし、もらってた生活費だって無駄にはしてない。 だからこれは、ある意味わたしからのヘルプサイン。
この土地から離れたくない。 だけどあんな光景を見るのは嫌。 あれに巻き込まれるのはもっと嫌。 ここから逃げ出してしまうようで心苦しいけれど。 それでもどこか、遠くに行きたい。 じわ、と滲んだものが命くんの服に染みて。 ごめんね、と小さく小さく呟いた。
彼以外に聞こえないように。*
(+162) 2023/08/20(Sun) 20時半頃
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─四度目の襲来─
「うん…、うん、合宿も行きたかった。 星見るの良いよね、でも展望台…。」
展望台は一度きりだけど、初めてコーラが現れた場所だ。 それを思い出してふるっと頭を横に振る。 命くんの声は優しい。 そんな命くんの服をぎゅっと握りしめて、今はみんなから隠してもらっていた。 まだ本当は気を緩めるべきじゃないと思う。 子供達だってそばにいる。 だけど、私だってちょっときつい。 あんな光景を見たくなかったんだ。 マンションは無事かな。 こんな事なら、お母さんも連れてきてあげるんだった。 お母さんは生きてはいないけど、位牌とかお墓とか、思い出のものとかちゃんと残ってるかしら。 生きてる人が最優先とは言うし解るけど、もし消えてしまっていたらごめんなさいなんて、そんな後悔の念もある。
(+172) 2023/08/20(Sun) 21時半頃
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「あー、今年はすごく暑いから海…。」
海…に、蹴り飛ばされたコーラの敵を思い出す。 違う、違う。楽しいことを思い浮かべよ! 確かに今年は水泳の授業でしか水着になってない。スクール水着だし、回数も片手で数えられるくらいだし男女でタイミングも違ってた。 そんな日常を思い出して、なんだか懐かしくなってしまう。 学校も壊れた。街も更地になった。マンション無事かな。 せっかく命くんが色々話してくれるのに嫌なことばかり思い浮かんでしまう私はダメだ。 頭を撫でてくれる手が優しい。 手を背中に回してぎゅっと抱きついた。胸いっぱいに命くんの香りを吸い込んで、ふっと体の力を抜く。
(+173) 2023/08/20(Sun) 21時半頃
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「プールのあるホテルに泊まって…。 のんびりプールデート、したいな?」
ちょっと涙がこぼれたから目元が少し赤い。 だけど元気が出たのは、やっぱり命くんの存在あってこそだった。 やっと気持ちが落ち着いてきた。まだまだ危ういかもしれないけど、やっと肩口から離せた顔はへにゃりとした気の抜けた笑顔。
「水着も買わなきゃね。 もしかして…命くんが選んでくれる?」
流石にプールに行くのにスク水はダメだよね、なんて笑ってみせる。 プールのあるホテルならそこにも売ってそうだから、そこで用意しても良い。 のんびり。のーんびり。そんな日があっても良いよね?
わたしも、襲撃があったばかりのこの時は、その衝撃を忘れたくて遠くに行きたかったんだ。*
(+174) 2023/08/20(Sun) 21時半頃
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─もしかしたらのお話─
私たちは気づいていなかったけど。 いろんな人たちが行き交っていて、取材に来た人やスマホで撮影する人たちもいたんだろう。 病院やその辺にも。
もしかしたら、感動の再会シーンとか。 わたしと命くんが抱き合ってる写真とか、どこかに流れていたかもしれない。 お父さんの病院にやってきた取材の人たちが、わたしや命くんの様子も映していたかもしれない。
今のわたしは、それを見ることはなかったけど。*
(+175) 2023/08/20(Sun) 21時半頃
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─四回目の襲撃─
「うん。良いね。じゃあ、そこにデート行こ? 遊園地とかもそのうち行きたいなあ。 受験合格したら、そっちもね。 映画とか…夜空を見に行くとか。 たくさん、デートしたいなあ。」
まだ、今は心が辛くてなかなか立ち直れないけど。 少しずつ楽しい記憶で塗り替えていければ良いと思う。 たくさん命くんと楽しいことをして。 それでもよかったねと笑えるように。
(+181) 2023/08/20(Sun) 23時頃
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「え?別に良いけど…えっ??? 合格した時のお祝い候補ってどれだけ…? そんなに水着、期待してくれるんだ。 期待外れじゃないと良いけど…。」
>>+177まさかの合格祝いレベルだったらしいそれに驚きながらくすくす笑っちゃう。 うん。こうして笑い飛ばしてしまおう。 不安も、怖い気持ちも。あの景色もみんな全て。
(+182) 2023/08/20(Sun) 23時頃
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>>+178──ちなみにスク水を見たいと言われたらちょっと戸惑いながらも着るのは吝かでもないので、もし機会があったらお願いしてみてほしい。 スク水はあまり遊びという感じがしないし、変な話マニアックな気もしてしまう。 いかにも学校です!という、名前がでかでか書かれた状態が特に良くない。 流石にデートではそれはないから、着るとしても家の中とかだとは思うけどね。
…それにしても裸だって見せたことあるのに、まだまだ恥ずかしさが消えないのはなんでなんだろうね?
(+183) 2023/08/20(Sun) 23時頃
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病院の窓や壁に微細な罅が入ってる。 でもコレは、耐震構造の一つもあるらしい。いきなりボキッと折れることがないように、微細な罅が所々入って構造を保つようにしてるんだとか。 とはいえ修繕は必須だろうなあ。 今のところは普通に使えるみたいだけど。 あのたぬきも転がってしまっていて、あたりにはいろんなものが落ちていて、戦いの跡といった風情だった。 その割にはうちのマンションは比較的無事でホッとする。 やっぱり微細な罅は入ってるし、窓は目張りのおかげで割れてはいないもののここだって修繕──ううん、建て替えが必要なんだと思う。 それでも家に戻って来れたのにホッとしてた。 若しかしたら色々と物が散乱してたかも。 ライフラインは止まっていたかも。だけど。
(+184) 2023/08/20(Sun) 23時頃
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「んむっ!? ん、…。」
玄関の扉が閉まったと同時に抱きしめられてキスされて驚いたけど、わたしはすぐにそれを受け入れる。 瞼を下ろして唇を寄せて、舌先を伸ばして覚えたばかりの大人のキスを強請る。 こうして二人きりになったなら、わたしは瑠璃川先生の娘でもなく、小児科に手伝いに来たお姉さんでもない。 ただの瑠璃川珊瑚として、命くんに甘えたい。触れ合いたい。繋がりたい。
「命くん…。怖かった、怖かったの…。」
やっとその気持ちを吐露できて、すん、すん、と啜り泣いた。
(+185) 2023/08/20(Sun) 23時頃
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「だから、だから今日は、もう離さないで…。」
元より命くんはそうしてくれるつもりだったみたいだけど、そんなお願い事をする。 その日はもうそのまま、わたしの部屋に来てもらって。 わたしとしてはそこで着替えとか持ってきて、リビングに戻るつもりだったけど。
「…あ!」
>>+180なんて良い笑顔を見せてくれたんだろう。 枕元に置いたものを見つけられて、一瞬息を呑んで顔が真っ赤になった。 そういう意味で部屋にまできて貰ったんじゃない。そうじゃ無いんだけど。 真っ赤になったままベッドに押し倒されることに異存は無いから。 わたしは顔を真っ赤にしたまま両腕を伸ばして命くんを抱き寄せた。**
(+186) 2023/08/20(Sun) 23時頃
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