27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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――告知前:カフェ
[>>10 銀の言葉を静かに認めた田端の、 おもてに昇るものを見極めようとする。 彼女が相手に合わせて笑う、そんな記憶はなかったから、 どうしても不自然なものに映った。 この状況のせいか、他に因するものがあるのか、 判別する術はなかったが。 知る機会があるだろうか――――いつか。
明日も、また明くる日も、彼女の髪に留まる紫を 見られるといい。黒翼の男の言葉が真実なら、 誰かの生を願うことは誰かの死を求めることだ。 それでも、それが叶うことを銀は望んでしまう。]
また、後で。
[彼女が西門を気にしているのを察して、 漸くそれだけを口にする。 お辞儀して、カフェの奥へと引き返した。*]
(80) 2023/07/29(Sat) 14時頃
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骨谷くんのやりたいこと、なんでしょう? 手向け……とかは、気にしないでいいと思う。
[>>23>>24>>25 骨谷の言葉を受けて。 誰かのために作りたいという想いと創作欲以外は、 後からついてくるものだからと。 慰めになるかは分からない言葉を落とす。]
決まったモチーフを持たないデザインは 感覚的に捉えてしまうから、 好みは、というと難しいわね……。
[先ほど見せてもらった図案の話だ。 皆のイメージに合ったものと考えると、 もう少し具体的なもののほうが良いのだろうが。]
(81) 2023/07/29(Sat) 14時半頃
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あ、うん、お目当ての絵画があるの。 今から見に行くつもり。
[こんな状況だというのに、銀の眸は輝きを増す。 嬉しそうに口許で手を合わせて、 気付けば、骨谷の視線が間近にあった。]
……これ? まだ消えてないのね。 大丈夫、夢から醒めようと思って、 こう、ぺちっと。
[自分で引っぱたくモーションを見せる。 >>1:376 せっかく福原から保冷剤を渡されたのに、 大げさだなあとばかり、放置していた。 素直に冷やしておけばよかったと省みながらも。 変色して、今も痛々しい痕の残る骨谷の手形とは 比べ物にはならない。 何でもないと示すように、軽い声音で。]
(82) 2023/07/29(Sat) 14時半頃
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だから、振られてはいないわ。
[続く問いに返す言葉は確たる響きを帯びた。 >>0:401 運命の相手が銀を拒否するなど、 有りえないのだから。*]
(83) 2023/07/29(Sat) 14時半頃
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――告命の刻:カフェ
[>>0>>1>>2 聞き覚えのあるバリトンが告知する。 目覚めたもの。 彼の告げる名前には自身も含まれていた。]
……教授、と、骨谷くんと……私?
[死を約束された者がひとりだけなら、 皆を一緒に目覚めさせてもよさそうなものを。 順番に少しずつ覚醒させられるらしい。
喜びの感情は沸かない。 男の言葉に真実が含まれることは、 理屈でなく感覚で理解しつつあったが。 全てを鵜呑みにしたくない、抗いの気持ちもあった。 姿の見えないその男を思い描いて、空を睨む。**]
(88) 2023/07/29(Sat) 14時半頃
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――カフェ
[>>42>>43 骨谷のぼんやりとした声を聞く。 銀と同じ立場の彼は、黒翼の男の言の通りなら、 ここで夢を諦めることのなくなった。
>>49 カフェに現れた仁科が 嬉しそうに声をかけられる。 一見したところ、彼女に目立った変化は 見受けられない。 おいしそうにおにぎりを食べる姿が視界に入れつつ。
>>55>>56 回谷の方に目をやると、 彼女は骨谷との会話の途中だったが、 黒翼の男の宣告に、彼女も銀の様子が気になったらしい。 視線が交じった。 仁科とともに明るく笑う回谷は 生者の椅子が減ったことを気に留めていない。]
(101) 2023/07/29(Sat) 16時頃
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回谷さん……。
[回谷の笑顔が心からのものであるがゆえに、 はじめて、銀の胸が痛んだ。 ――――先に待ってる。 口に出すことはできなかった。 >>97>>98 新たに柊も顔を見せた。
この場で、回谷にその言葉を伝えるのは、 ここにいる他の面々に意識させることになる、 あまりに残酷な言葉だったろう。 結局、いつも通りの笑みを浮かべるだけ。]
大丈夫よ、柊くんも元気そうで何より。
[生還できてよかったと口にする柊に応えた。 心なしか、以前よりも元気に見えるくらいの彼に、 違和を覚えるほど柊のことを知りはしない。 緩く微笑みを返して。]
(102) 2023/07/29(Sat) 16時頃
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[カフェに集ういずれかと、軽くやり取りをしただろうか、 ほどなくして、その場を後にした。*]
(103) 2023/07/29(Sat) 16時頃
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――邂逅
[福原に展示が変わっている可能性を指摘されて、 美術館到着後すぐ、目録を確認していたのだ。
配置こそ変わっていたものの、 あの絵は未だここにあることが判明した。 そして、それ以上の情報も手に入れる。 ともかく今は彼(彼女)に会うことだ。
十年、ひとひとりの一生からすると、 決して短くない歳月は、 数百年の時を息づく美術品には僅かな時間。 自然、歩みが速まった。]
…………っ。
[絵の飾られた二階の一室は特別展示室ではない、 どちらといえば、あまり有名でない作品が 展示されている部屋だ。]
(104) 2023/07/29(Sat) 16時頃
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[近付くにつれて、速度を緩め息を整える。 十年ぶりに会うのだ。 気を引き締めて、深呼吸。 そのようにして対面を果たした。]
会いたかった。
[目を細めて見つめる。 山羊の頭蓋骨を被った人物は、変わることなく 死者を眺めている。
これまでも、これからも変わりはしない。 銀の心が永遠であるように。]
(105) 2023/07/29(Sat) 16時半頃
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[死者――――あの黒づくめの死の使いが 連れていくのが銀だとしても、本当は構わなかった。 死を望むわけではない、自己犠牲の精神でもない。 痛いのも、未来がなくなるのも、消えてしまうのも 怖いし、嫌だ。 ただ、この場所で命を落とし、彼(彼女)に殉じるのは 自身にとって相応しいと思えたのだ。
皆の命も助かる。 おまけというには大きすぎる恩恵まで与えられて。 しかし、その択はもう残されていないらしい。
ならば、銀はこの絵とともに生きるのみだ。 これからも――――。]
(106) 2023/07/29(Sat) 16時半頃
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……?
[そこで、漸くあることに思い至る。 美術館で災害が起きたとあの男は言った。 どれ程のものだったのだろう、 この絵は無事だったのだろうか。]
…………アリババ、さん?
[念じれば会えるかもしれないと田端は言っていた。 質問も受け付けると。
全てを認めたわけではないのに、 その言葉を求めるなど矛盾した言動だと、 意識の片隅で理解しながらその名を呼んだ。]
(107) 2023/07/29(Sat) 16時半頃
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この人は、無事なの……?
[問いに答えはあっただろうか、 暫くの間、蒼ざめた顔は祈るような心地でいる。**]
(108) 2023/07/29(Sat) 16時半頃
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――回想:カフェ
―――『 運命 』
[>>114>>115 骨谷に問われた絵画のタイトルだ。 口にしてから、少し気恥ずかしくなる。 特に秘めるつもりはないが、 今まで人に話したことはない。 どう思われるかを気にしたこともなかったが、 きっと傍から見たら酷く莫迦げたことだろうから。]
……観るの? そうね、絵画だものね。 そう……、じゃあ、絵を観ることがあれば 感想聞かせてほしいわ。
[銀を惹きつけてやまないあの少年(少女)だ、 他者も惹かれてしまうのではないか、 少しばかり複雑な心境で返した。*]
(149) 2023/07/29(Sat) 22時半頃
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[>>150>>151>>152 絵の前に、銀ひとりでいるのだと思っていた。 ほんの少し困ったような男の様子に、これまで、 帽子の下の顔を認識していなかったことに気づく。]
直接、本人に……訊く?
[そんなことが可能だというのか。 差し出される手。取ってもいいのだろうか。 呼びつけておいて、銀はこの男のことを善きものと 捉えられずにいる。]
お仕事なのね。
[誰かがやれねばならないことならば仕方ないと、 割り切って、男の存在を許容できるほどの度量は ――ない。 しかし、せっかく来てくれたのだ。 もう少し中立的な気持ちを心がけよう。]
(200) 2023/07/30(Sun) 09時半頃
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――――怖いわ。
[絵を見つめて、ぽつり零した。]
だって、会って、 もうこの人がこの世にいなくなっていても、 失われていなくても、
連れて帰ることはできないんでしょう?
[会うことが叶って、触れて、話して。 それで、それから――? 一度でもいいから直接触れあってみるか、 一度しかないならこのままの永遠を保つのか。 男から提示された突然の選択肢に、 銀の胸中は激しく揺れる。]
(201) 2023/07/30(Sun) 09時半頃
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会うわ。
[逡巡の後、銀は男の白い手袋に手を伸ばす。
エデンの園で禁断の果実に手を伸ばした女と、 同じ道を選ぼうとしているのだろうか。 そんな思考が過った、**]
(202) 2023/07/30(Sun) 09時半頃
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――回想:カフェ
[>>153>>154 励ますのは銀のほうであるべきだ、 なのに、回谷は笑みのまま気遣う言葉をかける。 自分は無事でなくてもよかった、という本心を 口にするつもりはない。 怖いことに変わりはないし、"最期"の時に 冷静さを保てたか自信はなかったから。]
……ネタ。そうね。 信じてもらえるかしらね?
[回谷の軽口に合わせて首を傾げてみせた。]
そうだ。来週の週替わりランチは 待望のエビ天そばだから、楽しみね。
[一緒に食べるのを楽しみであると、昼食をともにできる 数少ない友人に、"待ってる"の言葉の代わりに。*]
(225) 2023/07/30(Sun) 11時半頃
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呼び方……銀でいいです。
[>>203>>204>>205 名前ではなく、 呼び方を聞かれたため、答えるまで一拍間が空いた。 変名を名乗るという考えはなかったから、捻りのない。]
そう、田ば……彼女から、貴方のことを。
[怒ってましたよ、と言い添えようとして、 浮かんだ田端の像が泣き顔だったから、口を噤んだ。
助言を聞くことなく、銀の手は取られて。]
(226) 2023/07/30(Sun) 11時半頃
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――絵画の中
[>>206>>207 どこかに迷い込んだという感覚はなかった。 描かれている山岳の風景が焼き付いていたからだろうか、 風に、草が揺れる気配がした。
自身の輪郭がぼやけているような、触覚の鈍さ。 つまり違和はある。]
……ここが、絵の中……?
[離れた場所で、男が寛ぐ気配がする。 仕事中なのでは? と思ったが突っ込むこともなく、 周囲に神経を凝らした。]
(227) 2023/07/30(Sun) 11時半頃
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[絵の中の彼らは、相変わらず 黒い布の掛けられた死体を眺めている。 何か喋っているのかもしれない。 彼らの声を、動く様を確認するのが酷く恐ろしかった。
目を閉じて胸に手を当て、深く息を吐いた。 ここまで来たのだ、今しかないのだ。 腹をくくって目を開けると、 銀はフード付きのマントのようなものを纏って、 足元もシンプルな革のサンダルに変わっている。
鏡に映したわけでもないのに、 自身がどのような姿をしているのかが分かる。 衣装以外は、今の銀のままのようであった。 恐らく、この場に相応しい容を取るより、 自身で対峙したかったのだろう。]
(228) 2023/07/30(Sun) 11時半頃
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こんにちは。 ……はじめまして?
[他の人物を排除して、目当ての人物に声をかける。 ゆっくりと山羊の頭が銀のほうを向く。 山羊の骨の、眼窩の奥から視線を感じた。
彼(彼女)は今、ここに在て、 銀の存在を視認している。 背筋を走るぞくぞくとした感覚。 何故だろう、高揚というよりは寒気に近い。
僅かに覗く口許が開いた。]
『 』
[馴染みのない言語が、二人の間に流れる。]
(229) 2023/07/30(Sun) 11時半頃
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……え? 今、何て言ったの?
[簡単に入り込めてしまったから、 てっきり、通じるものだとばかり思っていた。 それとも、もう少し知りたいと求める 意志の力が強ければ叶うのだろうか。
その点には自信があるつもりだったが。]
私、あなたに聞きたいことがあって、 あなたのいるこの場所で事故があって、 無事でいるか心配で、だから…………、
[急に風が強くなってきた。 バサバサとマントがはためいて、銀の声も大きくなる。 面倒になって手を伸ばした。運命の相手へ。]
(230) 2023/07/30(Sun) 11時半頃
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……一緒に、来て!
[途端、ぐにゃりと空間が捻じ曲がる感覚。 風は一段と強くなって、銀を渦の中に引き込もうとする。]
アリババさん……!
[彼は無事だろうか。 あまり心配する対象ではない気もしたが、念のため、
次の瞬間、銀は絵から放り出されていた。**]
(231) 2023/07/30(Sun) 11時半頃
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――絵画の外
[>>235>>239 アリババが彼(彼女)の耳に何事か 語りかける。それを銀は絵画の外側から見ていた。]
……どうして?
[銀は連れ出そうと手を伸ばした筈だ。 夢の中でも叶わないのだろうか? それとも、拒絶されたのだろうか。――――雷鳴。
雷は怖くない。 自身の頭上に落ちるまでは。>>0:201]
では、何が怖いのかしら。
[呆とした声で呟く。 生気のない顔色で、唇の色を失って。 銀の衣服は絵の中で着ていた赤茶けたフード付き マントと、家畜の革を鞣したサンダル履きのまま。]
(249) 2023/07/30(Sun) 14時頃
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[粗く触りの悪い生地を、もぞと動かした。 思い出す眼窩の下の平坦な目。]
…………――――っ。
[つ、と一筋の涙が零れる。 銀は絵画の中に封じ込められたものは永遠だと 信じていた。会わなければ、これから先もずっと 信じていられただろう。
数世紀前に写し取られた景色の中を侵して、 初めて気づく。 その画の中に答えはあったというのに。 運命の相手、そう彼(彼女)はとっくに死んでいた。 銀が恋に落ちた瞬間にも。]
(250) 2023/07/30(Sun) 14時頃
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[力が抜けたように、冷たく滑らかな床に横たわる。 荒い生地がちくちくと肌を指す感触は本物のようなのに、
ここはどうあっても夢の中なのだ。*]
(251) 2023/07/30(Sun) 14時頃
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[>>252>>253 どのような形にせよ、失われたのだ。
男の掌がフード越しに触れる。 頭上から振ってきた声は、穏やかな響きを帯びて。 ぼんやりと、意外だな、と感じている。
臥する今の銀に、返す余裕はなかったが、 男の言葉は届いていた。
間もなく、気配はなくなったのだろう。*]
(269) 2023/07/30(Sun) 16時頃
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――美術館二階
[銀がひとりになってから、 どれくらいの時間が過ぎたか。
そも夢の中で、時間の概念が どれ程の意味を為すのか。 思考など放棄してしまいたかったのに、 人は案外無にはなれないものだ。
ぼんやりとしながらも、 取り留めのないことを考えていた。]
(278) 2023/07/30(Sun) 16時頃
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…………福原くん? ……大丈夫ではないわ。
[>>264>>265 近くに座り込む後輩に、 顔だけ上げて短く答えた。 動くと、重たいマントがごわついた音を立てる。]
福原くんは大丈夫?
[鸚鵡返しに口にする。 カフェでは明るい姿を見せ、食事のみならず 保冷剤まで用意してくれた福原。 西門が姿を消し、骨谷と銀が夢から覚めると 伝えられた今ではどうあったろう。
生気を欠いたままの表情で投げた問いは、 気遣いゆえというより、殆ど反射で口にしたもの。*]
(279) 2023/07/30(Sun) 16時頃
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[>>299>>300 自身で言った通り、福原は 銀の目にも常と変わりなく見えた。]
背中……?
[後ろを向く福原の背を見つめる。 意味を解するまで、暫しの間。]
……ありがとう。 大丈夫ではないけど、いざ口に出すとなると 何も思いつかないわ。
[横たわったまま、福原の背に向けて呟く。 彼と会うのが最後かもしれないという考えに及ばずに、 いつも明るく親切な後輩だから、いつも通り、 元気づけてくれようとしているのだと受け止めて。]
(304) 2023/07/30(Sun) 19時半頃
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また福原くんのご飯食べたいわ。 冷蔵庫の余りものでちゃちゃっと 作れるようなやつがいい。
[回らない頭で、思いついた願いを口にした。 それから、変わらぬ姿勢で目を閉じる。]
……もう少ししたら、起き上がれると思うから。
[夢の中でも眠れるのだろうか。 >>1:360 田端には助けを呼んでと言っておいて、 福原に大丈夫じゃないと呟いて、 そのくせ自身は助けを借りるつもりなどないのだ。
もう一度、ありがとう、と小さく添えた。*]
(305) 2023/07/30(Sun) 19時半頃
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――美術館二階
[>>308>>309 現実世界に戻ったら。 福原のその一言の意味を理解して、 ムクリ半身を起こす。 まだ七分の一、楽観視しているのか、 最後の籤を引かない自信でもあるのか、 何でもないことのように口にする福原の顔を 見つめて。]
目が覚めたわ。
[呟く銀の顔は相も変わらず蒼ざめていて、 いつもの笑みはなかったものの、 表情はずっと淡々としたものだ。]
(314) 2023/07/30(Sun) 21時頃
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そんなに落ち込んで見える? ……まあ、こんな場所に倒れてれば、 それもそうね……。
[漸く自身の状況を把握したように独りごちて、 肩を竦めた。]
……あら、福原くんも着替えたの? さっきまで、違ったわよね。
高祈先輩が怪我したとはあったけど、 福原くんも何かした?
[花瓶に挿したひまわりのTシャツ姿に気づいて、 まさか彼も絵画のひまわりの中にでも入ったのかと 尋ねてみる。*]
(315) 2023/07/30(Sun) 21時頃
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あ、私が静かに眠れるようにってこと?
[>>327>>328 福原の言葉に驚いて目を瞠る。 つくづく気遣いのできる後輩だと思う。 手作りのおにぎりに保冷剤、これがいわゆる女子力と いうものだろうか。 抱いた感想が場違いであることは理解しながらも。]
そうなんだ、 絵画の中にでも入ったのだと思ったわ。 ミュージアムショップね、私も行ってみようかな。
[笑顔で返されれば、疑う理由などない。 頷いてから、銀はゆっくり立ち上がった。 裾まで覆う重いフード付きマント。機能性とは程遠い。 どうせ夢から覚めたら消えてなくなるのだろうから、 このまま着ていくとしようか。]
(338) 2023/07/30(Sun) 22時頃
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そうね。 せっかくだし、ここ、観て廻ってくるわ。
[災害でどの程度被害があったものか、 失われたものは"他"にもあるだろう。 鑑賞できるうちに観ておこうと。 それに、銀がここで横たわっていれば、 福原にも面倒をかけてしまう。
絵画へと向き直る。振り返らないつもりでいたが、 やはり最後にこの目に留めておこう。 十年以上の年月、銀の心の大切な部分を占めていた絵を 目に入れて、別れを告げた。]
さよなら。
[音に乗せた後で、福原の方を見る。]
(339) 2023/07/30(Sun) 22時頃
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ありがとう。
[やはり、彼にはこの言葉が適当だと思えた。 漸く戻ってきた淡い笑みを浮かべて、
彼がそれ以上止めることがなければ、 この部屋を後にするつもり。*]
(340) 2023/07/30(Sun) 22時頃
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そう? 私はあまり勘がよくないから 言葉にしてもらえるほうがありがたいわ。
[>>346>>347>>348 きっと、銀が気づいてない所で これまでも色々と気を配ってくれていたのだろう。]
素敵な場所だものね。 そう、この絵、子供の頃に見た時も、今も いいなって思えたわ。
[彼の視線を受けて、添えると背を向ける。 足取りが軽やかなものでなかったのは、 重いローブのせいだったことにしよう。*]
(350) 2023/07/30(Sun) 22時半頃
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――美術館探索
[福原と別れたあとは、近くの特別展示室を覗いて 見て廻る。それから階下へと降りたが、 一階は到着後に観ているものも多い。
ずるずるとマントを引き摺るようにして のんびりと歩く。 鑑賞というには集中を欠いていたものの、 先ほどの落ち込みを思えば、各段にましになっている。 福原が助けになったことは明らかで、 時間の経つとともにありがたいなとしみじみ思う。]
あ、ここね、ミュージアムショップ。
[目的というわけではなく通りかかっただけだ。 きっと、夢の外に持ち出すことはできないだろう。 パンフレットやオリジナルグッズを見るともなしに。]
(355) 2023/07/30(Sun) 23時頃
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…………。
[残された時間は明示されていなかった。 ただ、時が迫っているような、急き立てられる感覚。
未だ誰とも分からない、最後にここに残る者のことを 考えるのは気が重い。]
アリババさん、 やっぱりちょっと憎らしく思ってしまうわ。
[息を吐く。その掌も声を優しいものだったけれど。
今は最後のひとりとなった者が 少しでも安らかに眠れるといい――そう願うだけ。*]
(357) 2023/07/30(Sun) 23時頃
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[グループLINEを長いこと確認していなかった。 >>316 骨? 骨谷のLINEに疑問符を浮かべる。 ボーンチャイナとは聞いていたが、どういうことだろう。
何かを打とうとして、 伝えるべき言葉はないのだ。 この中にひとり、永遠に会えない人物がいるのだとしても。 >>80 また、後で。 ここでもう一度、会っておくべきだっただろうか、 考えて首を振る。 それから、ふと、スマホを構えて自撮りした。]
……この衣装で、 スマホって合わないわね。
[画像を見て呟く。これも消えてしまうのだろう。 それでも、少し笑えたから良かったのだと思う。*]
(361) 2023/07/30(Sun) 23時半頃
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