8 Solo Assembly Letters
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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外の世界を知りたい。古来より、人間のこの意欲ほど、大きな情熱はありません。
ラニアケアの薄暗い片隅に灯る矮星を巡るこの小さな天体は、おおむねDHMOで覆われています。 あたらしい宇宙人が発見されて以来、この瑠璃色の地球に人間は引き付けられてきました。
数万にのぼる自治政府数、長大な変光星跳躍点列、etc… 煩雑さに満ちているにもかかわらず、どうしてこれほどの渡航者を魅了し続けてきたのでしょうか――
(0) 2021/04/12(Mon) 19時頃
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――とある世界、とある時代、とある街で――
[アップライトピアノの上に楽譜の冊子が置かれている。 この楽譜に収録されているピアノの練習曲は、全てが練習曲でありながら、一曲一曲に固有のタイトルがつけられている。 それぞれのタイトルを思いながら弾くことで、楽曲の世界観を想像させる――ピアノを習う子どもの興味を惹くための仕掛けだ。]
『悲しい恋』への食いつきは尋常じゃなかったな……。 あの調子でいい加減、左手の三連符も上達してくれるといいんだけれど。
[音楽を習いに来ている筈なのになぜか自作の小説の講評を求めてくる教え子のことを思う。 今は夜も更けた頃、月明かり差し込むこの部屋にいるのは、この音楽教師ひとりだけ――]
(1) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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[――否。 ここにいるのは、ふたり。 音楽教師である人間と、その人間にだけ知覚できる妖精だ。]
ん、グラーツィア。どうしたの? ……、……うん?
[アップライトピアノのてっぺんから楽譜のページを見下ろして覗き込む、白いドレスの女のカタチ。 妖精の声らしきものは耳でははっきりとは捉えられないが、この妖精が何を伝えようとしているのかは、長い付き合いの中でこの人間にも理解できるようになってきていた。それでも]
ええと、何言ってるのグラーツィア? 『異世界をいっぱい集めて繋げてみたい』なんて。 異なる世界っていうと、大陸同士を繋げるとかそういう……えっ違う?
[妖精の世界観や思考の組み立てが、全て人間の理解の範疇にある訳ではない。]
(2) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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うーん、よく解ったような解らないような。 それにしても何でいきなりそんなこと――… ああ、そういうことか。
[固有のタイトルを持つ練習曲を幾つも収めた楽譜の冊子も、まるで似たようなもの。 それを見て思いついたのかと、この人間――セシル・グレースは納得した。]
もしもそんなことが叶うのなら。 様々な世界の音楽が一堂に集う場っていうのは、きっと素敵に違いないだろうね。
(3) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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……ああ、もしもそんな旅路が叶うのなら。 レティとも一緒に行けたら、きっと――…
[セシルは俯き、グラーツィアはただ笑っていた。]
(4) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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――そして、後日――
―――――――――――――…
(5) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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今の状況に対して僕の理解が追い付かない。
[いつものアップライトピアノの両隣には、四角い箱型にアコーディオンめいたボタンやらスパゲッティめいた管やらが並ぶ四角い箱型の木製らしき何か(つまりマシン)が鎮座している。 月明かりが燦燦と差し込む窓の横には、異なるたくさんの窓。その窓のそれぞれに、見慣れぬような、どこか既視感のあるような、とにかく様々な景色が映っている。]
ねえグラーツィア。 もしかしてのもしかしてなんだけれど。 本当に『異世界をいっぱい集めて繋げ』ちゃったの?? 妖精って本当一体ナニモノなんだい!?
[グラーツィアはえっへんと胸を張っている。]
(6) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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ああもう、分かったよ、分かったから運営やります! えっと、こっちの青い窓とこっちの赤い窓が選手控室。 それでこっちが大会決着後の宴会場。 あの、この宴会場ってサイモンの――…っていうか、
[何食わぬ笑顔で拳の素振りを始めてみせるグラーツィアに、セシルは唖然とした顔を向けた。]
『チーム対抗・異世界混合大乱闘武闘大会』って そんな話は今まで一切聞いてなかったよ!? 本当に何考えてるのグラーツィア!?
[セシルの世界と時代に近代オリンピック大会が開催されていたか否かはここでは伏せるが、とにかく、そういった平和の祭典をセシルは想像していない。 古代帝国のグラディエーター。白薔薇と赤薔薇の戦争。神々の最終戦争ラグナロク。そういったもののイメージがふっと頭を過る。]
(7) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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『キミに配慮して、死人が出ないように設定しているから気にすることはない』? 気にするなって言われても……はいはい、解ったよ。
それでグラーツィア、“選手”って言っていたけれど、控室には誰もいないみたいだよ? ……ああ、選手はこれから呼ぶから僕はこっちのキーボードからあれこれ打ち込んどけ? えーっと……。
[このグラーツィア、謎のマシンに関してのろくな操作説明をセシルにしていない。 それでもセシルになんとなく操作方法が分かったのは妖精のある種の加護か魔力か。 舞台セッティングに必要な設定構築を、セシルはアコーディオンについているようなボタンをかちかち押して進め始めたのだが――]
(8) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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あのさ、グラーツィア。 控室にはそれぞれ『青い本』と『赤い本』を置いておくんだよね? 今君が設置したやつ、どう見ても『紫の本』なんだけれど。
[そう言ってセシルが振り返った時、グラーツィアは、彼女にしては珍しく険しい顔をしていた。 「険しい」といっても、妙に固まった真顔、という程度の無表情ではある。]
……え、『控室とのパスが断絶したっぽい』?
[中央の鍵盤を叩く妖精が零す思念を、セシルは拾う。]
(9) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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『エリア分離やフィールド移動も 上手くいってないっぽい』
『ギミックやエネミーの力加減が何か違う』
『そもそも一部の世界と上手く繋がらない』、……。
[そして妖精は笑顔に戻り、両手で じゃーーーん と不協和音の爆音を響かせた。]
(10) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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『事故《バグ》った』
(11) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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――おかしな公演の舞台へようこそ!――
[キミは今、どうしていただろうか。 何気ない日常の最中? 今まさに死を迎える瞬間? どうあれ、キミの足元に突然ぽっかりと穴が開き、キミは落下するような感覚を覚える。 そして落下の最中、キミの目の前には一瞬だけ、こんな光景が映る。
近代西欧めいた調度品に囲まれながらも、ピアノの脇にレトロフューチャーなマシンを完備した>>6部屋。 ピアノの前でてへぺろをする、黒い長袖のカーディガンに白いプリンセスラインドレス、黒いピンヒールを纏った妖精。 マシンの前で頭を抱えて悲鳴を上げている様子の、白いタキシードに黒い革靴を纏った人間。 数多の世界を映す窓の形は見えないが、部屋の中に月明かりが燦燦と降り注いでいることは判るだろう。
この時、妖精も人間もキミに向けて何かメッセージを向けることはない。 キミは紫の光に包まれ、さらに落下していく。]
(12) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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[気が付けばキミは、別の空間にいる。 キミにとって思い入れや因縁のある場所――によく似た空間だ。 そこがキミに縁ある場所そのものでないことはすぐに察せられるかもしれないし、そうでもないかもしれない。 ともあれ、キミの丁度目の前には、次の3つのものがある。
1、料理店のメニューのような紫色の冊子。 2、まるで置き手紙めいた、生成りの便箋。 3、小さな赤いポスト――のようなもの。
紫色の冊子の内容については少し後に話すとして――。 置き手紙のほうには、こんな内容が記されている。]
(13) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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はじめまして、こんばんは。 突然だが、キミは異世界混合大乱闘武闘大会『ラプソディ・パーティ』の選手に選ばれた。 そしてワタシが作ったこの世界に呼び寄せられた、という次第だ。
さあ、愉しい大乱闘で魅せてくれ――と言いたいところだったが。 舞台構築の際に設定ミスをしたので中止にすることにした。ごめんね!
設定ミスのせいで、キミは今キミがいるフィールド、つまりその空間から出ることができなくなっている。 キミが元の世界に帰るためには、ワタシとセシルでこの世界の故障を直さないといけない。そして世界の修復には、まだしばらく時間が掛かりそうだ。 修復作業が進むうちに、他の選手がいるフィールドに移動できるようになるかもしれないけれど、あんまり期待はしないでくれたまえ。
そうそう、この空間の壁とか家とか山とかをキミが壊しても別にいい。 けれどキミが何をしても、その空間や、ワタシが作ったこの世界からは出られない。
とりあえず、キミたちみんな、元の世界に戻れるようにはすると約束しよう。
(14) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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さて、大会は中止、キミたちは世界の修復待ち、というわけだが。 それでも折角こうして、ありとあらゆる色んな世界からキミたちを集めてしまったことだからね。 設定ミスの所為で暫くはみんな直接会うことはできないけれども、セシルの霊感のお陰で幸い、キミたちどうしで手紙の遣り取りはできるようになった。
この手紙の近くに赤いポストのようなものがあるだろう? その赤いやつに手紙を投函すれば、他のフィールドの選手に手紙が届くようになっている。 ただ、あくまで手紙だからね。相手に届くまでにはそれなりのタイムラグがあるのでその心算で。丁度、郵便屋ってやつが手紙を配達しに行くくらいの時間差だと考えてくれ。
それと、ポストは手紙を送る以外にも、何かしら言いつければ小間使いとして働いてくれる。 何か欲しいものだとか頼みたいことだとかがあれば気楽に命令するといい。
(15) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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ともあれ、キミたちどうし、直接会えないなりに交流を深めて貰えたら幸いだ! 元の世界への帰還を待つ間、文通でも楽しんで過ごしてくれたまえ。
季節の風巡る丘、うたかたの繁栄の都、 数多の人間《しろ》と人狼《あか》散る館を歩いた 恩寵と死生を授く、旧き地母神の末裔 グラーツィア
(16) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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追伸
はじめまして、異なる世界から連れて来られた君。 僕は『ラプソディ・パーティ』の主催のひとりのセシル・グレースだ。 グラーツィアはもうひとりの主催……というより発案者で、この世界をデザインした妖精、って考えてほしい。
正直、グラーツィアの手紙は分かりにくいところも多いだろうから、何か聞きたいことがあったら、僕らのもとに手紙で伝えてほしい。 ただ、こちらもすぐには返事ができないだろうから、そこは容赦願いたい。
君たちに迷惑をかけて本当にすまない。 妖精ってやつには正直ヒトの心はないけれど、約束は守る手合いだ、っていうのは僕が保証する。
セシル・グレース
(17) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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追伸
紫色の冊子には、君を含めた全ての参加者とフィールドの情報が載っている筈だ。 異なる世界のことを知ることは悪い事じゃないし、寧ろ素敵だと思うから、良かったら読んでみて。
(18) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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[さて、紫色の冊子の内容について。 こちらには二つ目の追伸の通り、全ての参加者の名前と顔写真、そして各フィールドの情報が記されている。 フィールド情報については、そのフィールドの名前と共に縁のある参加者の名前も共に記されているから、それぞれ誰と縁の深い場所であるのかはすぐに判るだろう。]
(19) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
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――郊外の屋敷――
[郊外にある大きな屋敷。
喧騒とは縁遠く、
小鳥がさえずる声がささやかに響く。
くつろげる中庭があり、
裏庭には墓石が佇む。
そこは女の生まれた場所。生活の場所。
そして女の潰えた場所]
[そこにあるのは追憶の残滓。
想い出はおぼろげな形をとって、
女の前に現れるだろう]
(#0) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
――死と生者の森――
[その場所は生を歌い、生を喜び、新たな命を育み、光に満ちた世界。
とても穏やかで心地よい空間である。
木々の狭間に鳥の囀りを聴くだろう。
湖面透き通る湖のほとりを目指して森の動物たちは集い、長閑な鳴き声をあげるだろう。
しかしそれはその場所の片面の姿に過ぎない。
やがて宵闇の帳が森を染めれば様子は一変する。
しん、と静まり帰り静寂が森を包み。
漂うのは濃厚な死の気配]
(#1) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
[どこかからホゥ、という鳴き声さえ聞こえる。
その時虚空を見上げれば、
白い身体を優雅に滑らせて暗闇を舞う梟が見えるだろう。
それは一筋の光のようだ、が――――そうではない。
なぜなら森の動物たちはひたすら息を詰めてその行方を見守っているだけだ。
" 白い梟は死の御使い。
魅入られたら連れて逝かれる。 "
黒い猫が不吉の象徴と言われるような、
俗説とそれは一緒か。信じる者にとってはまあ、一緒だろう。
ともあれ森は静かである。
白い梟を見失うことなく追い、折よく蔦に覆われた小さな石造りの家に辿り着けたとしても。
迎える者は誰もいない。 ―――そう、誰も]
(#2) 2021/04/12(Mon) 19時半頃
特記事項:
”参加者”が足を踏み入れた直後は昼の森ですが数分もすると夜の森となります。
夜の森は見通しが悪いですが危ない生き物は見当たりません。
ただ、誰かに見られているという感覚は付きまとうでしょう。
その”誰か”=白い梟であると気付くかどうかは各自にお任せします。
(#3) 2021/04/12(Mon) 20時頃
――ベルモントパーク競技場――
[雲一つない青天。
周りを見渡せば、よく手入れされた芝、均されたダート、
定期的に配置された埒が目に入る。
そして、ホームストレッチに面するがわには巨大な観客席がある。
……そう、ここは競馬場。
競走馬の戦場にして、何よりも速さこそが評価される場所。]
(#4) 2021/04/12(Mon) 20時頃
備考:
他より速くトラックを駆け抜けることで継続ダメージを与えることができます。
(#5) 2021/04/12(Mon) 20時頃
――月明かりの倫敦――
[ 産業革命も只中にある19世紀のロンドンでも
ここは人間が住む“表の世界”・『大英帝國』。
霧の都は東西から双生の月に照らされ、
嵐の前の静けさのように静まり返っている。 ]
『 DOMINE SALVAM FAC REGINAM
NOSTRAM VICTORIAM PRIMAM 』
─主よ、我らが女王ヴィクトリアに御加護を─
[ テムズ川のそばでのっぽとたたずむ
そんな祈りの刻まれた大時計の文字盤だけが
ウェストミンスターの鐘の合図を待つように
ひとり、熱心に時を刻みつづけていた。 ]
(#6) 2021/04/12(Mon) 20時頃
備考:
・19世紀、産業革命期の大英帝国倫敦です。
(が、蒸気機関が発達しており魔術・魔導機巧などが
存在する所謂史実とは異なるスチームパンク世界です。)
不思議と人は居ませんがロンドン内に稀に出現する『空間の歪み』に近付くと怪物や魔物に出食わすかもしれません。
(※人間でなければ襲われませんし、人間でも魔術師の類であると分かれば同族扱いされて見逃されるかもしれません。)
・なお空間の歪みは本来は化物たちの住む『もう一つの英国』に繫がっていますが本ステージには実装されてないのでうっかり潜ると虚空に落ちてステージ死します。
(#7) 2021/04/12(Mon) 20時頃
――六道珍皇寺――
[ゆらゆらゆらゆら雪洞提灯。
人と妖とが行き交う妖怪夜行のお祭り騒ぎ。
冬だというのにその寺には花が咲く。
狂い咲くのは緋色の桜。
───桜の木の下には、死体が埋まっている。
赤き桜の木の下の
更にその下井戸の底。
冥府の扉は────]
(#8) 2021/04/12(Mon) 20時頃
備考:お寺にある緋色の桜に近づきすぎると生気を吸われます。
(#9) 2021/04/12(Mon) 20時頃
――ホーンテッド・ダブリン――
[ 世にも奇妙な聖杯戦争の跡地へようこそ! ]
(#10) 2021/04/12(Mon) 20時頃
[ここは21世紀初頭のアイルランド・ダブリン市街地――が異界化した街。
この異界に太陽は昇らない。人影もない。
あるのは永遠の夜とモノクロームの街並み、
闊歩するのは暗くおぞましき神秘のモノたち!
東から西に流れるリフィー川、南北に延びる広大なオコンネル通り、
ダブリン城、トリニティ・カレッジ、聖パトリック大聖堂、
繁華街たるテンプル・バー、そして中央郵便局。
それらはカタチだけを残して、いや、時にはカタチすら歪ませて、
黒い影めいた亡霊の住処と成り果てている。]
(#11) 2021/04/12(Mon) 20時頃
[「ジェニファー・バトラーズ」が生きる世界のダブリンでかつて、
願いを叶える力を有する“聖杯”をめぐって
魔術師たちが繰り広げた戦争があった。
その魔術師たちが戦闘用の使い魔として呼び出したのが、
人類史に刻まれた英雄の影法師――“サーヴァント”。
その戦争で潰えた6騎のサーヴァントの残留思念めいたモノが
黒い影めいた亡霊という形で、この異界を彷徨っている。
「剣士(セイバー)」「弓兵(アーチャー)」「槍兵(ランサー)」
「騎兵(ライダー)」「魔術師(キャスター)」「暗殺者(アサシン)」
これらの特性を備えた亡霊たちが
あなたの存在に気づき次第、問答無用で襲い掛かるだろう。
この異界に出現するのは、件の聖杯戦争で潰えた6騎のカタチだけとは限らない。
あの聖杯戦争にまったく無関係の英霊のカタチだって、
クラスさえこの6騎と同じなら、ふらっと出てくるかもしれない。
もしかしたら本来“英霊”ではない誰かや何かの影だって
あなたを襲う亡霊として現れるかもしれない。]
(#12) 2021/04/12(Mon) 20時頃
備考:
現実のダブリンとの考証は特にしなくて構いません。
なんとなく西欧の現代都市、くらいのイメージで大丈夫ですし、異界化しているので普通に現実離れしていてもOKです。
「黒い影めいた亡霊」については、PCと物理的・魔法的に攻撃し合える悪霊、くらいのざっくりしたイメージで構いません。
(一応シャドウサーヴァントのイメージですが、Fate作品に詳しくない方もいらっしゃると思うので、あまり厳密に考えなくて大丈夫です)
クラスの定義に関しても
「剣士→剣を持っている」「弓兵→何かを撃ってくる」
「槍兵→何か長柄の武器を持っている」「騎兵→何かに乗っている」
「魔術師→魔法使いっぽい」「暗殺者→暗殺者かスパイっぽい」
くらいのかなりアバウトな認識で構いません。
ちなみに川に沈むとステージ死します。
(#13) 2021/04/12(Mon) 20時頃
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[紫色の冊子>>19のフィールド情報の記載については次の通りだ。
“ ヴィクトーリア『郊外の屋敷』>>#0 キリト・W・キリシマ『死と生者の森』>>#1>>#2 セクレタリアト『ベルモントパーク競技場』>>#4 ガブリエル『月明かりの倫敦』>>#6 暖琴『六道珍皇寺』>>#8 ジェニファー・バトラーズ/デアドラ『ホーンテッド・ダブリン』>>#10>>#11>>#12 ”
キミがどんな世界の出身であっても、置き手紙と紫色の冊子に綴られている文字と言語は不思議と理解することができる。 これはきっと、「他の参加者からの手紙」についても同様だろう(読めない手紙も中にはあるかもしれないけれども)。]
(20) 2021/04/12(Mon) 20時頃
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[そして小さな赤いポストは――ポストらしく、その場から動かない。 けれども手紙に記されている通り、キミがポストに何かしらを命じれば、ポストはまるでキミの従者のように意のままに働くだろう。 ……もしかしたら命令拒否やボイコットをすることも、注文に反したモノを持ってくることも、はたまた故障してしまうこともあるかもしれないけれどもね。
文通に必要な道具はキミのフィールドにもあるかもしれない。 もし見当たらなくても大丈夫。ポストに命じれば、ポストは難なくレターセットを出してくれるだろう。
ともあれキミたちはしばらく、互いに顔を合わせることもないまま、このおかしな世界の中で過ごすことになる。]
(21) 2021/04/12(Mon) 20時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2021/04/12(Mon) 20時頃
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[これは、人理を守るために戦う者たちのひとりが、 ひとりぼっちで舞台に立たされた夢幻の物語。]
(22) 2021/04/13(Tue) 07時半頃
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―― カルデア:ジェニファーのマイルーム ――
「今回もお疲れ様でした、ジェニファーさん! また新作礼装のテストの時にはお願いしますね」
こちらこそお願いしますね、メリッサさん。 いや別に毎回コスプレ要員に使われ……げほん、コスプレしたいって訳じゃなくて、ただ技術部の開発に貢献できてるなら良いよってだけですけど。
[マイルームを後にするメリッサを見送り、目の前で扉が閉まった後に、ジェニファーはほうと一息ついた。 なお、直近の魔術礼装のデザインは「白いハツカネズミの着ぐるみ」である。胸には何故か「あし☆もふ」という名札タグがついていた。]
(23) 2021/04/13(Tue) 08時頃
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暫くは特異点の兆候もなさそうだって話だし、 アイツらが何かまたやらかすような季節でもないけど――
[「アイツらはその『まさか』の時にしでかすんだよ」というキャスター・アザリアの忠告が聞こえた気がして、ジェニファーはひとりごちていた口をつぐんだ。 「アイツら」とは、ジェニファーの契約下にあるライダー・スナーク・マグレガーのこと。複数形だが一騎の存在だ。ついでに言えばこの時の「アイツら」は、物体Xからアーチャーになったりした存在を含む物言いでもあったりはした。 一体何を言っているか分からない? 譬えこの世界の住民であってもすぐに理解できる者は多くないと思うから大丈夫だ。]
(24) 2021/04/13(Tue) 08時頃
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[名状し難いキャロルとヤドリギの加護を受けたリア充ボスに汚染された地獄の冬。 架空フェスによる転売ビジネスと熱中症の危機に瀕した熱波の夏。 ハンバーガー製造機の参戦から始まった総勢8つ(確か)の統一性希薄ステージから成る盤上即売島国〜94種類のコスプレ写真集と水着もあるよ!〜。 ついにはスペースなんとか襲来によるコズミックインベーションの災禍にさらされたユニヴァース編に至り――。
無論、ライダーが特に絡まないものも含め、人理のゆらぎたる特異点の発生は絶えずにある。 今この時は奇跡的に(?)、本当に何もない平穏な時だった、という訳だ。]
……あの人にまた、手紙でも書こうかな。
[いつかの過去のカルデアにも、このような「暫くの平穏な日々」があった。 今では終焉した文通ブームが発生したのも、丁度こんな穏やかな日常の中だった。 もっとも文通ブームの時は、ジェニファーだけが【郵便局業】という特異点解決級の地獄の多忙をキメる、インフルエンザ発症者が出て医療班が修羅場になるなどの事件もあった訳だが、カルデア全体でいえば穏やかな日常の範囲内だったといっていい。]
(25) 2021/04/13(Tue) 08時頃
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ってあれ。インク全部乾いてる!? しまった。忙しすぎて全然気づいてなかった……。
[小さなガラス瓶の中で濃緑の固形物と化したインクを前に、頭を抱えた。 購買部購買部……と頭の中で繰り返すも、今度は脳裏にいつかのランサーの諫言がよみがえる。 アザリアやスナーク・マグレガーよりも後にカルデアに召喚されジェニファーと契約した、三枝槍と月刀の英雄だ。]
(26) 2021/04/13(Tue) 08時頃
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『豪奢に溺れた官吏の如き飽食に慣れてはなりませぬ、マスター。 故にその端数分の謎肉バーガーは私が回収して必要な部署に分配しますからこちらに。 というよりあのキャスター……いや今はセイバーか……ともかくあの天使は何故バーガーを2個以上の単位で回収するのでしょうか。1個バラでの交換の何が問題だというのか。そもそも『嫌だ』『気色悪い』『アロハのアーチャーがやれ』『宗教上の理由で本当は禁忌なんだよ』『あの写真集何なの? あのボディペイントは衣装扱いでいいの?』などと宣っておきながら結局謎肉交換業の店員を続けるなど適任は他にもいるだろうに天使たるものが何ゆえに自らの信義と信仰に反することを(※以下略)』
(27) 2021/04/13(Tue) 08時頃
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[……途中長々とした愚痴と疑問を挟んでいたが、つまるところ「物資ロス禁止」ということだ。 ランサーのこの姿勢のお陰もあって、あの地獄のクリスマスで大量に稼いだ(彼にとっては「稼がされた」)資源も無駄なくカルデア内で配分することができた訳でもあったのだが]
食べ物じゃないけれど、バレたらまたお説教されそうだな……。 こういう役はキャスターだけで十分かと思ってたんだけれどー!
うーん、こういう、時は、……
(28) 2021/04/13(Tue) 08時頃
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とりあえずお酒よね!!
[このマスター、極めて安易な現実逃避をキメはじめた。
どんっ。テーブルの上に蜂蜜酒の瓶を置く。 ぐいっ。グラスに注いだ甘美なアルコールを一息に飲み干す。 ジェニファーのマイルームには現在、他にも、宅飲み用のスコッチウィスキー、アラック、マッコリ、更なる蜂蜜酒、黄金色の蜂蜜酒、会津産の蜂蜜酒、カルデア技術部謹製の蜂蜜酒、モザイクの取れない蜂蜜酒のストックが完備されている。 カルデア内にねねのカフェ&バーが開設されて久しいにも関わらずのこの酒のため込みぶり、蓄財を厭うランサーのみならず、医療班のひとりでもあるアザリアにも大分いい顔をされない有様ではあったが――]
(29) 2021/04/13(Tue) 08時頃
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〜〜30分後〜〜
[こんこんこんこん。ノックの音。]
「マスター、入るよ?」
[しゃーっ。自動ドアの開く音。]
「…………」
[とんとんとん。サンダルが床を踏み進む音。]
「……………………」
(30) 2021/04/13(Tue) 08時頃
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「風ー邪ーフラーーーーーグ!!!! もう何度目!? いい加減にしろこのバカ酔っ払い!!」
[泥酔からの寝落ちを華麗に達成したジェニファーの襟をアザリアは乱暴に掴み、そのまま医務室へと引きずっていく――]
(31) 2021/04/13(Tue) 08時頃
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2.14革命機構 ミサキがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(2.14革命機構 ミサキは村を出ました)
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―― さあ、夢幻のはじまりだ ――
わたしは夢の中を落ちていく。 これが夢だとはっきりと分かる程の鮮明な夢。 ――これは夢じゃなくて本当に現実? 真っ暗闇の落下はきっと悪い寝ざめ。
わたしはさっきまで何していたんだっけ? ミードを呑んでいた。ランサーに怒られる気がしたから。 ランサー。ランサー。■■・■■。 ――ランサーはもう倒されてしまったでしょ?
わたしとニーシャと手を組んだランサーたちは…… ううん、ニーシャなんていない。 アイツはわたしのニーシャなんかじゃない。 ベル・サードランド。わたしを騙したマスター。 そして今はベル・エティヴ。ただのカルデア職員。
(32) 2021/04/13(Tue) 09時半頃
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わたしは人理保証機関カルデアのマスター、ジェニファー・バトラーズ。 わたしは“ダブリン聖杯戦争”のバーサーカー、デアドラ。
(33) 2021/04/13(Tue) 09時半頃
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真っ暗闇の中で一瞬だけ、わたしのヒトミに何かが映る。 それはわたしの“夢見る魔眼”―― 未来視の魔眼が映したモノじゃない。 多分それは今の光景で、もしかしたら過去のレコードみたいなモノで。
なんとなく、“善き隣人”――妖精がそこにはいて。 なんとなく、ライダーばりのイカれた企みをやらかして。 なんとなく、ものすごいドジを踏んだんだって、判った。
……ライダー? ライダーってこんなトンチキなことしたっけ? 違う。ライダーはあのライダーじゃない。 よく覚えてないけれど多分、あのライダーはこういうことをする人ではない。
(34) 2021/04/13(Tue) 09時半頃
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紫の光。 グレン・エティヴの陽が落ちた後の、 ほんの、ほんの一瞬の黄昏にも似た紫。 けれど行き先はきっとうるわしきアルバではない。
寧ろこんな――こんな? 異界に勝手に引きずり込んでくるみたいに、 変に変な光景でふわっとさせてくるやつは――。
(35) 2021/04/13(Tue) 09時半頃
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――ホーンテッド・ダブリン――
キャスタああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
[ジェニファー――否、“デアドラ”と呼ぶ方がふさわしい装いの美少女が、すさまじい声量の怒声を震わせる。 ここでの「キャスター」とは無論アザリアのことではなく、カルデアで見知っているキャスタークラスの誰のことでもない。 かつて繰り広げられた“ダブリン聖杯戦争”に召喚された“あのキャスター”だ。]
うーッ、はーッ、……さっきのアレがキャスター? ううん、違う。確かに妖精っぽいのはいたけれど ああいう感じのオトコじゃなかった気がする。 ……あれ、キャスターってどんな感じだったっけ?
(36) 2021/04/13(Tue) 09時半頃
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[実のところ、一部の(デアドラにとって)重要な事柄を除き、“ダブリン聖杯戦争”に関するデアドラの記憶はおぼろげだ。 戦の藻屑となったサーヴァントたちの真名も、それらを使役してきたマスターたちのことも、ついでに言えば当時のダブリンがどんな街だったかも、このバーサーカー――狂化に侵された狂戦士のサーヴァントにはすぐには思い出せなかった。
尤も、倒された者の中でたった一騎――“あのランサー”については、とある事情で今のデアドラにもはっきり思い出せている記憶があるのだが、それについては後の話としよう。]
(37) 2021/04/13(Tue) 09時半頃
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[ぱっと目についたのは真っ赤な小型の――ポスト型の何か。それが何やら土産物だったり書籍だったりが並ぶ棚のひとつに鎮座している。 近くには学帽に黒ガウンを羽織った小さなクマのぬいぐるみも見える。]
わたし知ってる。“大学”っていうんだよねここ! 大学には大学生の恰好をしたテディベアがいるって言ってたもの! 大学生の恰好はライブラリで見たから間違いないよ!
[誰がそんな知識をジェニファー/デアドラに吹き込んだのかは兎も角として、彼女はそう判断した。 実際ここは、かのケルズの書を図書館に所蔵していることでも知られるトリニティ・カレッジの、観光客向けの購買を模した空間だ。]
キャスター。キャスター! キャスターッ!! わたしにキャンパスライフでもさせたいの? そこのポストに宿題でも投げ入れろっての? ご丁寧に教科書みたいなホンまで置いてってる。どんなグリモワールの心算?
[そう言うなり、その場に魔力で編まれた“旅人の杖”を出現させ(※臨戦態勢ということである)、紫色の冊子をぱっと開く。]
(38) 2021/04/13(Tue) 09時半頃
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――――――…詐欺被害者の個人情報?
[見ず知らずの何者かの顔写真と名前らしきもの、どこかしらの場所らしき情報が付された文章。 事情を把握していない初見では(多分バーサーカーでなくとも)すぐには正しい意図には辿りつけなかった。 (なお初見でこのような印象が口をついて出たのは、だいたい例のライダーのせいである)
生成りの便箋の存在に気づいたのは、それからだった。]
(39) 2021/04/13(Tue) 10時頃
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…………、はん? うぃ? ふわっと?? あー。あらす。なるなる。ほむ。ふぇー? おう。そっか。ほむほむ。あれもか。なるなる。
うぃうぃ? あー。ほむ。 はんはん。おー。おー? あ、こっちも。へぇー。そういうことかー。
(40) 2021/04/13(Tue) 10時頃
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じゃあ妖精殺すか。
[この状況の元凶が“あのキャスター”ではないらしいことは把握した。]
〜〜〜〜〜〜、ジェニファーそれは落ち着こう? 魔力浪費は得策じゃないって先輩から言われたでしょ。 手紙が本当ならわたしは舟でもここから出られない。 だから向こうが来たら1ターンで殺して聖杯を回収さ。
[元の世界に戻すという妖精の約束は読んでいる筈なのだが、それでもこういう言葉が口をつく辺りが狂化している。]
出られない? 誰が決めたのそんな宿命めいた確定? わたしはここから出る。出るったら出るんだよ! ハイ宝具解放! “死にも別てぬ”―――…
(41) 2021/04/13(Tue) 10時頃
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……いや、落ち着こう。宝具中止。
[英霊の狂気と人間の理性が半端に同居するこのジェニファー/デアドラ、妙に態度が不安定である。 ともかく、マスターとしての理性で周囲の状況を今一度確認する。 土産物の上の置き土産めいた手紙と冊子、ポストの確認と観察も含めてだ。]
どこの季節のどいつなのか知らないやつらの 勧めにノるなんて危なっかしいけれど。 特異点の突破口って大体罠に掛かって見つかるものだし。 それに―――…
[例の紫色の冊子に記載されていた面々を思う。 「セシル」のいう通り、異なる世界を知ることは寧ろ素敵なこと。 これは「もう存在しない世界」から来た人物をも抱えるカルデアのマスターなればこその思考だったかもしれない。]
(42) 2021/04/13(Tue) 10時頃
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[
『その戦争で潰えた6騎のサーヴァントの残留思念めいたモノが 黒い影めいた亡霊という形で、この異界を彷徨っている。』
紫色の冊子の中、自身の“フィールド”と思しき場所についてそう記載されているのも理解しながら――。 デアドラは、商品と思しき筆記用具とレターセットを勝手に拝借して、何かを書き始めた。]
(43) 2021/04/13(Tue) 10時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2021/04/13(Tue) 10時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2021/04/13(Tue) 10時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2021/04/13(Tue) 10時半頃
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─ 京の町 ─
ふん、ふふん、ふーん
[ぽっくりぽこぽこ いつも通りに町を歩く。 文明開化の流れは早く、日々景色は変わっていく。]
とーちゃんとかーちゃんとも、見たかったんだぞ。
[もう叶わないとはわかっている夢だけれど、そう思わずにはいられない。 ぼーんやりと空を眺めて────]
(44) 2021/04/13(Tue) 16時半頃
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────お?
[唐突な浮遊感。]
おおおおお〜〜〜〜〜〜?
落ちるんだぞ〜〜〜〜!? あっ、そこのひと!琴を助けて
ほしいんだぞ〜〜〜〜〜
ぞ〜〜
ぞ〜
[手足をじたばたさせて、一瞬見えた2人に声をかけたものの見事にスルー。 さみしいエコーを響かせまだ落ちる。]
(45) 2021/04/13(Tue) 16時半頃
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─ 六道珍皇寺 ─
ぶえっ
……んん?なんで寺にいるんだぞ?
[気がつけば、見慣れたお寺。 そしてあるものを見て目を見開く。]
なんでまだこの桜が紅いんだぞ……!?
[もうこの桜は──いや、そんなことはどうでもいい。 とにかく、この桜にはもう関わりたくない。 桜から距離を取ろうと踵を返して]
(46) 2021/04/13(Tue) 16時半頃
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んん? んんん?
[手紙を見つけた。 近づけて見た。 遠ざけて見た。]
んーんん?
いせかい こんごー だいらんとー ……んんー?
[……]
わかんないんだぞ! ぜーんぜんわかんないんだぞーー!!
[ぽい!と手紙を投げ捨ててその場で尻もちついてじたばたした。 幼女に複数単語の集合体は難しかった。]
(47) 2021/04/13(Tue) 17時頃
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未練はなかった。 あるのはただの――、
(48) 2021/04/13(Tue) 18時半頃
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[光に還る。落ちていく。 叶わなかった夢も、届かなかった約束も、 すべて無に帰して消え失せる。 残るのはただ、無残な骸のみ。 わずかに残った意識も、最後の願いを祈り消えていく―― はずだったのだが]
[一瞬見えたのは、カオスな部屋と困った様子の人影。 誰何の声すらあげられないまま、 落ちて、落ちて]
(49) 2021/04/13(Tue) 18時半頃
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…………。 天国って私の家のことだったんです?
[そうして降り立ったのは、見覚えのある庭。見覚えのあるテーブル。 あたりを見回せば、見覚えのある家屋。 ――ここは自分の屋敷だ]
[ついでに自分を見てみれば、 「死んだ」ときと全く同じ服装だ。 現代的な至って普通のシックな冬服と、 それに見合わない物騒な太刀を二振り、腰に挿している]
(50) 2021/04/13(Tue) 18時半頃
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はっ、 まさか、生前の私の行いが芳しくなかったから ジバクレイになってこの地に縛り付けられたとか……!?
どうしましょうどうしましょう……! ずっとこのままなんてオチは考えていなかったのです! 誰かと喋ることもできないのですよね! 幸せな風景を指を加えてみてるしかないのですよね!! 羨ましすぎて孤独に震えて泣いちゃうじゃないですかーー!!
(51) 2021/04/13(Tue) 18時半頃
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ぜー、はー……。 み、水がほしいです…………。
[椅子の背に手をかけて腰を下ろす。 そこでようやく、 目の前に小さな赤いポストがあることに気づく]
え、なんですかこれ。 勝手に動いて、あ、どうも……。
[ポストが呼び出した水の入ったコップを手に取って、 こくりと一杯。普通の水だった]
あなたは何なんです? ここはいったい……? ……手紙?
(52) 2021/04/13(Tue) 18時半頃
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[ポストがこうべを垂らした先には、シンプルな便箋。 中を読めば、一応の経緯が書かれていた]
えーと、バトル大会が開こうとしたけど失敗して、 私達は閉じ込められているんですね? 今できることは、他の参加者に手紙を届けることだけ。
わかりました。 しっちゃかめっちゃかな状況ですけど、 これでも私魔術師ですもの。 フシギなことがあっても飲み込めます。
[先の混乱を棚の上に上げて胸を張る]
(53) 2021/04/13(Tue) 18時半頃
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えっと、じゃあまずはレターセットをいただけませんか? あと封蝋のセットと万年筆、 インクは宵闇に近い青色がほしいですね。
[告げて、望みのものが手に入れば、 椅子に座って文字をしたためる]
(54) 2021/04/13(Tue) 18時半頃
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んっと……えっと…… よくわかんないけど、今琴がいる寺は、琴の知ってるいつもの寺じゃないのか? そういえば爺も誰も、人っ子一人みんないないんだぞ。
[ごろんと往来に大の字になって手紙を読んでも、誰も叱らない。 というか誰もいない。 そんなことはありえない。 だってここは京の町。人も妖も、いつもごった返しているはずなのだ。]
つーかいせかいってなんだあ? とーちゃんが来た"外国"とは違うのか?
[ごろんびたん。 大の字からそのままごろごろ地面を転がる。]
(55) 2021/04/13(Tue) 19時半頃
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ヤダーーーーーーーッ!!!! つまんないんだぞ!!!
[ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴツン 転がってそのまま民家に激突。 そしたら逆に転がる。]
見慣れた景色すぎてつまんないんだぞ!! お外見たいんだぞ!!
ヤ"ーーーーーーーーーーーッ!!!!
[できるかもしれない、じゃなくて行きたい。 今すぐ。 よくわからないことに飛ばされたと思ったらいつもの場所なんて見飽きてる。]
(56) 2021/04/13(Tue) 19時半頃
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ふんぬ!!
[バッ!と立ち上がり、赤い異物(ポスト)をガッ!と掴む。]
ぬぬぬぬぬぬ……う"ー!!
[突っ込んだ。 ポストの入口こじ開けて。 頭を。]
これ!これでさっきみたいにぴゅーん!ってできないのか!? だってこんなの琴の知ってる町にないんだぞ!! わ"ーーーーーー!!!
[じたばたばたばた]
(57) 2021/04/13(Tue) 19時半頃
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〜60(0..100)x1分経過〜
……ぐすん
[ダメでした。 かなしい。 ]
(58) 2021/04/13(Tue) 19時半頃
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[ぴったり1時間暴れて疲れてまた転がった。
こころなしか毛先の炎もちろ……ちろ……と消沈している。
つらたんぴえんまる。]
(59) 2021/04/13(Tue) 20時頃
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紫の本には、他のメンバーと居場所が載ってるんですね。 ……なんか皆さん、雰囲気あっていいところですね。
私のところは、
[『――そして女の潰えた場所』]
…………。 そうですけど。そうですけどおおーーーー。
[複雑な気分で紙面を見る]
(60) 2021/04/13(Tue) 20時半頃
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それにしてもこのフィールド、 聖杯戦争がダブリンであった世界、ですか。
[聖杯戦争で、 この屋敷が戦いの舞台になったこともある。 その時に派手に壊れたはずだが、 この世界の屋敷は傷一つない]
どんな聖杯戦争だったんでしょうか。 どんな終わりを迎えたのか……気になりますね。
(61) 2021/04/13(Tue) 20時半頃
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表の裏は、また別の面。
(62) 2021/04/13(Tue) 21時半頃
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── それはどこかの人類最前線 ──
・ [人類の叡智とは、すなわち書である。 粘土板、パピルス、竹簡、亀甲、羊皮紙、 帛を経て紙のそれが世界を席巻し、やがて 石の類に文字を刻む技術を身につけて── そうしてヒトは記録を遺す。 他者より優れたるを、名誉を、祝福を、 反省を、後悔を。喜劇を、悲劇を。 史実を、事実を、真実を、虚実を。 そんな記録の集積を、ヒトは。人類は、 ──歴史、と呼ぶ。 ]
(63) 2021/04/13(Tue) 21時半頃
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[そして。 そんな人類の歴史──社会存続を保証する 機関こそが【カルデア】であり、いわば ・・・ 人類を代表する事務局ということになる。 そんなこのカルデアを切り盛りするのが、 そして突如として座していた司令室の一角 から奈落の穴へと落とされたものこそが、 このサーヴァントたる女性であった。 ] ・・
(64) 2021/04/13(Tue) 21時半頃
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次は、日本ですね。お寺に……赤い桜?
桜の木の下の死体、聞いたことありますよ。 魔術的にも色々と悪巧みができそうな伝承ですよね。
(65) 2021/04/13(Tue) 22時頃
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── そして見覚えあるハレの地へ ──
[そうして降り立ったのは。 見覚えのある広い芝とダートのサーキット、 その階段状に高く起こされた観客席の一角。 人の気配もないままに、なぜか流れるBGMは あの名曲、『ニューヨーク・ニューヨーク』 ──ああ、見覚えのある場所ですこと ]
(66) 2021/04/13(Tue) 23時頃
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[見回す彼女の容姿を軽く述べよう。 二つにわけた栗毛の長髪は、日に照らされると 赤く輝くかのよう。 すらりと背の高いその姿は、優に180cmを超えようが、 一方で女性的な優美さをその体躯の曲線で示す。
きっちりとアイロンがけされたと思しきシャツに、 見た目からは意外なほど深くスリットの刻まれた スカート──そこまではまさにヒト。
しかして彼女を純粋にヒトたりえないと思わせる、 そんな外見的特徴がふたつ、同時に目に見えよう。
すなわち、頭の上で細やかに動く長い馬の耳と、 尾骶のあたりから長く伸びるこれも栗毛の尾──
……それを直に見ることのできるものがいま、 ここにいるかは別の話であるが ]
(67) 2021/04/13(Tue) 23時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2021/04/13(Tue) 23時半頃
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―― 光あるところには闇もまたある。 ―― 闇あるところには光もまたある。
(68) 2021/04/14(Wed) 00時頃
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― 地上の銀河《ミルキーウェイ》と呼ばれる街 ―
[無数の星は太陽の輝きの前に姿を消し、 ビルの屋上からは、道を歩く人々の群れが見渡せる時間。
四本の足で大通りを駆け抜ける影があった。 口に何かの箱の入ったビニール袋の持ち手をくわえながら。 猫が歩けば尻尾も揺れるしビニール袋もぶらぶら揺れる]
[にゃん、と啼けない猫の代わりに、 ちりん、と尻尾を彩るリボンについた鈴が鳴る]
(69) 2021/04/14(Wed) 00時頃
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[黒い身体を悠々と前へと進ませ光の中を行く。 賑やかな通りを進む姿は人々の注目を集めるが、 応えてやる気はさらさらない。契約主が待っている。
セカイに大きな戦いがあって変革の波が押し寄せても、 契約主の悪癖は変わらない。こうして用事を押し付けてくる。
いつしか黒猫の姿は闇に消える。 明るい大通りから光の射さない路地裏へ踏み込んだのだ。 角を2回曲がったところで立ち止まる。 再び鈴が鳴るより早く、契約者の男はこちらを見据えてくる]
(70) 2021/04/14(Wed) 00時頃
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……遅いですよ、カント。 私が一冊読み終える前でなければと……、
[男が片手に持つ文庫本(200ページ程度)は既に閉じられている。 何も持ってないもう片方の手が黒猫の方に伸びる。 これは絶対黒猫の口から袋を取り上げるやつなので、 黒猫は目を細めた。
ところが何も起こらなかった。 男は消え、黒猫は袋をそっと地面に置き、あくびした]
(71) 2021/04/14(Wed) 00時頃
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― おかしな公演の舞台へ ―
[落ちていく。 誠に遺憾だがカントもせっかくの”プレゼント”も置き去りにして。
叫び声こそあげないが、 落ちていく最中に見えた光景を驚きを持って目に焼き付けようとした。 男の主観では古めかしい機械、と二人の人影。 ”黒い女”も”白い男”も男に言葉を手向けることはなく、 男の方も何かを問う暇があるはずもない。
もう、はためくコートの裾と紫の光くらいしか見えない]
(72) 2021/04/14(Wed) 00時頃
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[やがて落下感に身を委ねている時間は終わる。 不運な誰かを巻き込むこともなく緑生い茂る地へ転がり落ちる。
とっさに行ったのは周囲を警戒することだったが、 男の危惧に反して其処はあまりに牧歌的で平和。 ――それに男の見知った場所であった。 なんとなく違和感はあるが]
はて、……こんなもの置いた覚えはないのですが。
[例えば目の前にあるポストと冊子と手紙の三点セット。 害あらば即刻燃やそう。 そう思いながら手紙の封を切った]
(73) 2021/04/14(Wed) 00時頃
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[――――数分後]
つまり、 …私は繋げられた。 異世界ですか。……興味深いですね。
[図らずもカントを待つ間読んでいた本の内容を思い出す。 空間跳躍、時間跳躍、果ては異次元跳躍は誰でも可能となるか、 そんな実にもなるかわからぬことを綴っていた。71(0..100)x1点と言ったところか。
男のセカイにはそれを可能とする者もいる、 ……気がしなくもない。 だが男自身はそうではないしむしろ一般人レベルだというのが、 現時点での男の主張である。異論は受ける]
(74) 2021/04/14(Wed) 00時頃
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しかし、やはり机上の空論で暇を潰すより、 この目で見る方が良いですね。 今は未だ識る段階に過ぎずとも、手紙の言が本当ならば。
……一緒に見る相手がいないというのは些か不服ですが、 呑むとしましょう。
[その時だ。 夜の帳が前触れなく降りて、森は別の顔を見せる]
……さっそく仕事のようですよそこのポスト。 ライトをひとつ。
[夜闇を切り裂く一条の光を受け取ると、迷うことなく歩き出す。 ――閉じられた森。 ――できることは限られ、その中に手紙を待つことがある。 男の口元に皮肉気な笑みが浮かんだのはほんの一瞬]
(75) 2021/04/14(Wed) 00時頃
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《赤》となるべきものがいた。 《青》となるべきものがいた。 これは、そんな彼らが織り成す、二重螺旋めいた物語、
・・・・ ――― ではない。
(76) 2021/04/14(Wed) 00時頃
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人々が畏れ、疎み、憎んでいた そんな夜はもう、─────訪れない。
(77) 2021/04/14(Wed) 08時半頃
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昼も夜は元は一つだったのだから、 堅く閉ざされた門扉が開かれてしまえば 世界の垣根は取り払われ、少しずつ融け合ってゆく。
はたして再びばけものと人とが 手を取り合う世界は来るのか。
HappyEnd それは“ みんなが笑って暮らせる世界 ”とやらを 望んだものたち次第だった。
(78) 2021/04/14(Wed) 08時半頃
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( では、ボクもこんな結末を望んだか...って? ええ〜? ....まさかぁ。
何度裁きや試練が下っても同じ轍を繰り返す 愚かな人間も、主の恩寵を受けぬ穢れたばけものも。 滅んじゃえばいい、と始めたのは.... ボクから、なんですから! )
(79) 2021/04/14(Wed) 08時半頃
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─── 19世紀、大英帝国は倫敦にて ───
「 ボクとしては、そーいうの...。 求めていなかったんですよぉ? 」
・・・・・・・ [ 月がひとつの日、 教会の屋根に佇んでいるのっぽの十字に腰掛け さま変わりしてゆく霧けぶる街の夜に ひとかけらの嘆息を溶かしてゆく男がひとり。
カソック姿はそのまま、 けれどもかりそめの姿を取り払ったいまは 陽射しを集めたような明るい髪ではなく 黄味のブロンドを夜風に遊ばせている。 ]
(80) 2021/04/14(Wed) 08時半頃
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East West (『 東 と 西 の両岸に双生の月が浮かぶ時、 ビッグ・ベンの鐘は三度鳴き声をあげる。 』 )
[ ...彼、クリストファー・アーベントと”名乗っていた” 大魔術師と謳われた存在がふたつの英国へと下した予言。
一度隔てられた世界が衝突を始めているという予兆、 どちらかの世界が滅ばねばどちらの世界も滅ぶと言う話。 それは詰まるところ──まったくの『ウソ』だった。 ]
(81) 2021/04/14(Wed) 08時半頃
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[ その”正体”を知るものはごくわずかだが、 その虚言が暴かれたいま。
彼のすがたはキャンバスが混じり合うころ、 その表舞台からひっそりと姿を消すことになる。
そうして、この晩は───────── 長らく馴染み深かった倫敦の夜を見納めとばかりに、 見下ろしていた時だったのだ。 ]
(82) 2021/04/14(Wed) 08時半頃
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「 あーあ...。
頭の堅いミカエルにも怒られちゃいましたし。 ”彼”にジャム塗れにされるのは もぉーっと、ご容赦願いたいですし...。
愚かなかたたちが”同じ轍を踏むその日”まで。 .......見ものとさせて頂きますよぉ。 」
(願うのならば、御使いたるボクたちでも分からない 審判の日よりも早く... ” その日 ”が訪れんことを。)
(83) 2021/04/14(Wed) 08時半頃
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「 では、両女王陛下、みなさん───── 暫くのあいだ、さようなら。 」 ・・・・・・
[ あの夜のトランペットのような高らかさはなく、 ただただわずかな翼音が夜穹に響く。 ひとひらの白羽根が路地に滑り落ちていった。 ]
(84) 2021/04/14(Wed) 09時頃
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・・・・・・ [..........落とされたのは、飛び立ったはずの倫敦。 けれども夜空を見上げれば、そこにあるのは月”ふたつ”。]
(85) 2021/04/14(Wed) 09時頃
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─── 月明かりの倫敦 ───
[ ちょうど飛ぼうとしていたときでしたし、 咄嗟に翼を震わせたものですから、 無様に落ちて石畳に転がる────なぁんて!
御使いとして” あってはならない ”ことは どうやらうまく避けられたみたいでした。
ほ、っと息を吐きます。 ]
( しかし...。 )
(86) 2021/04/14(Wed) 09時頃
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ここは─────── ...。
[ええ。ボクが今し方去ろうとした ロンドンと同じ夜... ではなくって。
ボクが『悪戯』をした”あの夜”のようでしたから、 思わず水鏡のような青い目を大きく瞠ったものでした。]
ナイトウォーカー ( ...” かれら ” のしわざ、でしょうかぁ? ) [真っ先に頭に過ぎるのは英国に棲むかいぶつたち。 やっぱりジャッジは保留にしておくべきではなかったかも、...と肩を竦めていると、ふ、っと思い出すようなこともあります。 ]
(87) 2021/04/14(Wed) 09時半頃
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ああ、そういえば......
『面白いもの』をお見かけしたような。
[ >>12そう、ここに『落ちてくる』までのさなか。 主のような”全知ではない”御使いにはご事情は まぁったくわかりませんが。
ずいぶんと”お困り”のようすの男性と、 ちょぉっとジャッジを下して差し上げてたくなるような 女性のすがたを思い出して─────────
ふぅむ、と目の前にあった教会の扉を開けました。 ]
(88) 2021/04/14(Wed) 09時半頃
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[落ちた場所に置かれていた紫色の本、生なりの便せん...、 それから、見慣れた赤い色をした...英国でも見覚えのある ポストに見受けられるものがあることも ちゃあんとわかっていましたけれど、ね。
まずは、...。 手紙と本とを拾いあげるとゆっくりと椅子に腰かけ、 どうやら置き手紙らしい その便箋に目を通すことにしたのです。]
(89) 2021/04/14(Wed) 10時頃
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|
[ そうして最後まで『それ』を読み終えると、 にーっこりと笑って────────
ビリビリと裂いてしまいました。 ]
(90) 2021/04/14(Wed) 10時頃
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[ 特にポストに言伝ることもなく、 ひらりと目の前に降らせた便箋を掴むと 流れるようにさらさらと文字を記せば ぽっかりと口を開けたポストの中に──────
なかば投げ入れるように。 ]
(91) 2021/04/14(Wed) 10時頃
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[自身も含めた6人(?)の詐欺カモ用個人情報――ではなく“選手一覧”としての情報の中で、デアドラが一番初めに引っかかりを覚えた相手へと、勝手に取ってきた筆を執る。
その引っかかりというのは、些細といえば些細なものだ。 ただ「なんとなく、覚えがあるような気がする」という直感。 無論、ジェニファー/デアドラはこれら“選手”たちの誰ともこれまでに会ったことはない。故にこの時の直感も(少なくとも直接的には)ただの勘違いでしかない筈だが――。]
(92) 2021/04/14(Wed) 11時頃
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[ そうして彼は満足したように肯くと、 ”何事もなかったように”パラパラと紫の本を捲ることにした。 ]
( ...こんなことに御使いを巻き込んでおいて、 ・・・ 『地母神の末裔』などと名乗る相手ですもんね。 封を切った瞬間、いっそいかずちでも下るように わざわいでも仕込んでおいても良かったのかもしれません。 ───もっともそれを思いついたのは、 お手紙をお送りして暫くあとでのことでした。残念、残念。 )
(93) 2021/04/14(Wed) 11時頃
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[「日本風のようで、西欧風のようで、怪奇のようでもある、誰か」。 そこが最大の引っかかりだったのだが、この時のデアドラの思考では、それをはっきりとは言語化できていなかった。 ともあれ、手紙の切欠はそんな些細な“人違い”だった。]
うーん、おーもーいーだーせーなーいー。 大変なことだった気もするけど……。 ま、いっか!
[ちなみにこの時手紙に記した内容は、21世紀初頭の人類の国際社会においては、初対面の相手にいきなり告げるようなことではおそらくないだろう。 デアドラはこの時、「人の感情を特に慮らない」バーサーカーのノリで大変楽しく手紙を書いていた。]
(94) 2021/04/14(Wed) 11時頃
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[さて、名前と顔写真だけでいえば、「日本風のようで西洋風のようでもある」人物は、紫色の冊子の中には他にもいる。 いるのだが、このデアドラにとっては「怪奇っぽい」というのが、目を惹かれる大きなポイントになっていたらしい。]
あ。 テディベア入れれば良かった。
[第一号の封筒をポストに投函してからはっと気づく。 試しに(宛先等を全く記さぬまま)大学ベアのぬいぐるみを一個ポストに突っ込もうとしたが、ちょっと大きすぎて上手く入らない。 とはいえ中綿を詰め込んだやわらかめの材質のテディベア、無理やり詰め込めば(無残な状態で)ポストに入りそうな気もしたが――。 ここで人間としての理性が戻り、ぬいぐるみ虐待は阻止されることになる。]
(95) 2021/04/14(Wed) 11時頃
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せっかくだしお土産いっぱい持ってって後で送っちゃお。 テディベアじゃなくてもいいし。 ねぇポスト、ここにある、封筒に入れられそうなモノ全部持ってって!
[「従者をこき使う」ことに大変慣れた口調で、ポストの反応を慮らずに命令した。 果たして小さなポストに実際にこんなことができるのか? きっとなんとかやり遂げてくれるだろう、多分。]
(96) 2021/04/14(Wed) 11時頃
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―――…ここには長居できなそうだし。
[モノクロームの屋内に音が溶ける。 革靴の足音。空気を揺らす羽音。 微かな、微かな、ヴァイオリンの調べ。 デアドラはその気配の方に振り向かぬまま、ただ、“旅人の杖”だけを宙に浮かせて構えた。]
(97) 2021/04/14(Wed) 11時頃
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代執筆 レックスがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(代執筆 レックスは村を出ました)
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[ 見方によっては” 被害者リスト ”とも取れる冊子を 最初にボクの頁を確かめてから.......、 一頁一頁目を通していました。 ]
ふんふん.... あっ、やっぱり.... このロンドンは” あの日 ”なんですねぇ。
[ かりそめの名でも姿でもなく ボクの姿と名前が書かれた頁に薄笑みを湛えながら、 共に巻き込まれた被害者さんたちの 『フィールド』とやらを目にします。 ]
(98) 2021/04/14(Wed) 15時半頃
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( ...ボクはひとも、ばけものの彼らも、大嫌いです。
主の言葉をお預りする役目のボクでも、 かれらに主が御目にかけなさる意味も 愛されるだけの価値も、 まぁったくわかりません。
夜に生きるかれらが嫌いな理由なんて 言うまでもありませんし、 ひともまた、いつも口先の祈りばかり。 都合のよい時だけ天に縋るものの多いこと。
イヤになっちゃいますよねぇ? ) [ ねえ、そんなもの...滅んじゃえ、と思っても。 仕方ないって。 そう思いませんか? ]
(99) 2021/04/14(Wed) 15時半頃
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[ ──ぼんやりと思索しながら最初に目を留めたのは、 どなたかの御屋敷らしいフィールドでした。 ]
(100) 2021/04/14(Wed) 15時半頃
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( あの夜お願いされたって” 復活の呪文 ”なんて、 かれらのためなんて使う気はありませんでした。 でも、なにをするのかわからないトリックスター。 愚者のカードがよくお似合いの道化じみた彼が あまりにも傲慢で、愚かで、罪深くて ...ちょぉっとだけ、ね。面白くなっちゃったので。
そんなに大きなお口を叩けるだけの何かがあるなら、 やらせてみようと思ったのです。 )
[ ええ、主がいくら試練を与え給うたところで 何度だって同じことを繰り返すものたちが ハッピーエンドに辿り着けると言うのなら、ね。
───見てみたいじゃあないですかぁ。 ]
(101) 2021/04/14(Wed) 15時半頃
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( ...それだけのことを言って、失敗した彼らの顔。 ボクはそれを笑ってあげたいだけなんです。
....ほら、やっぱりボクのジャッジこそが 正しかったんですよ、ってね。 )
(102) 2021/04/14(Wed) 15時半頃
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んえー……んおー…… ぶーえー……
[いじけるのをやめ、紫色の冊子を手に取る。 ぺら、ぺら、とめくり、じーっと見つめて]
読めないんだぞ
[ちのうのもんだい]
(103) 2021/04/14(Wed) 16時頃
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[冊子の表紙に、筆記用具をぐーで握ってぐりぐりと大きく字をかく。
『よみがなふってください』 『あとこのあかいのなに』
投☆函]
(104) 2021/04/14(Wed) 16時頃
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[ ──────閑話休題。
これは、そう。一種の......、 死者への興味でもあり、 『違う世界の存在』とやらへの興味でもありました。
フィールドとして記載された文言を見ていると きっとこの方は" そう ”なのだろう、と 思いましたから。
( とは言えもし、 そのお方のことを詳しく知れていたのなら....。 ボクはお手紙をお送りしようなんて 思わなかったのかもしれませんね!
新たに認めたその手紙をポストに入れたのは ” 知らないからこそ ” だったのでしょう。 ]
(105) 2021/04/14(Wed) 16時頃
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[ややあってぽんっと紫の冊子がまた出てきた。 ひらがなを振られてわかりやすくなっている。 やったあ。
それと、これはポストというらしい。 それに]
ほしいもの? ほしいものって、かすてらとかでもいいのか!?
[キラキラと目を輝かせガタガタとポストを揺する。 すると、開けたままのお口にかすてらがシューッ エキサイティンッ]
(106) 2021/04/14(Wed) 16時頃
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んんーーー!!! はふへら!(かすてら!)ほんほほらほ!!(ほんものだぞ!)
んぐんぐ……おいしいんだぞーっ! なあなあ!他には? 金平糖にかりんとう、まんじゅうに……えっと、えっと、 お外のお菓子とかもあるのかー!?
[バンバンと叩く。 ぽぽぽん、と見たこともないキラキラした甘いものがたくさん!]
すっごーい!! こんなの見たことないんだぞ!!
(107) 2021/04/14(Wed) 16時頃
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[キラキラとしたお菓子の中、ひとつつまみあげ食べてみる。 黒くて硬い、飴?かな? を口に放り込んで]
……これいらない。
[返却]
[なお、こちら、アイスランドの有名な飴。 リコリス味のものです。 おいしくないよダディ。]
(108) 2021/04/14(Wed) 16時頃
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ええーと、
であどら……きらきらした子なんだぞ!
うぃ……く?れんすばーぐ、あおやま……これなんて声出せばいいんだ?長いお名前なんだぞ!
せくー、れ、たり、あ、と……お耳生えてるんだぞ!妖か?
きりと……、……?きりしま……きゃははっ、真ん中にお顔があるんだぞー!
がぶりえる……あっ!とーちゃんがたまに言ってたてんし?か?すごいんだぞー!
[読み仮名を振ってもらった冊子を見ながら、ポリポリとクッキーを食べている。 ボロボロ食べかすが頁に落ちている。]
(109) 2021/04/14(Wed) 16時半頃
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みんなには会えないのか? このぽすとにお手紙いれて、お話するのか? うーーーーーーん……
[パタパタ足を遊ばせて、地面をゴロゴロ。 何をお話しようかな。]
(110) 2021/04/14(Wed) 16時半頃
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……なるほど。
[観客席に置かれていた手紙をペラペラと。 状況を理解すれば、心なしか耳は垂れた]
久しぶりに、心置きなく前に出られるかと。 最初のページでちょっと期待してしまいました。
[しょんぼり。]
(111) 2021/04/14(Wed) 18時頃
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[トリニティ・カレッジ構内の購買からぴょんと飛び出し、広い屋外へと裸足の爪先を着ける。 “選手一覧”たる紫色の冊子の顔写真には映っていない、真紅のマントと白金のワンピースの「ズタボロになった裾」が夜の闇に翻る。]
戦うにはお土産物は邪魔だからこっち! 『問答無用』っていうなら遠慮なくぶっ潰すからよろしくね、いかにも悪魔なあなた!
[その「悪魔」――黒い影めいた亡霊の顔は、亡霊らしく半ば崩れていて、そのカタチも表情も窺えない。 そして呟きのひとつも聞こえない――亡霊の呟きはきっと、その腕の中のヴァイオリンの音色にかき消されていた。そのくらいの音量で聞こえるくらいの位置まで、デアドラはその亡霊と対峙していた。]
(112) 2021/04/14(Wed) 18時半頃
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……ここが“あの”ダブリンで、 あなたが“あの”6騎の誰かってなら、 わたし、あなたと戦ってる筈だよね? ちょっと待って誰――はぅッ、アーチャーなのは確定!
[このバーサーカー、曲がりなりにも当人を模した亡霊を前にして、しかも確り攻撃を喰らっておいて、すぐには相手のことを思い出せなかった。 並のヴァイオリンよりも大きな音色が真空の矢となり、デアドラの肩を掠めた。]
アーチャーでも悪魔ってなら。 やっぱりあなたの相手には――
(113) 2021/04/14(Wed) 18時半頃
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キャスター! あなたがぴったりさ!
[“旅人の杖”――それは「天使」と見做されるキャスター・アザリアの武器。 無論ここにあるのは当人のオリジナルではなく、あくまでデアドラの魔力で編み出したレプリカに過ぎない。 レプリカだけのそれは空中でひとりでに弧を描き、無数の風の刃を「悪魔」に飛ばしていく。
……そして無論、これは本来の“ダブリン聖杯戦争”でのバーサーカーの得物ではない。 サーヴァントとしてのデアドラが本来用いるのは「ウシュナハ三兄弟の武器」だ。 喩え自分の側にそのひとりがいるのだと彼女が認識していても、変わらず勝手にその武器を使役する。 けれどもここにいるジェニファー/デアドラが用いるのは彼らの得物ではなく、ジェニファーとして契約しているサーヴァントたちのものだ。]
(114) 2021/04/14(Wed) 18時半頃
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[相手が本来のアーチャーであれば――そしてマスターも共にいれば――まともに受けたこの迎撃で一旦退いていたかもしれない。 されどここにいるのは亡霊。しかも大会主催者が作り出したステージエネミー。変わらずに音の矢を撃ってくる。 正体が分からないまま無暗に戦うのは危険かも、と考える程度の理性はデアドラにもある。]
……、ねえアーチャー。 あなたって、本当に悪魔?
[答えなんて返らないと思いながらも、呟きが漏れた。 無論「真性の悪魔」がそうそう出てくることはない、という魔術師としての知識もあった故の言葉だが――。]
あなたの音色って天使にも似てる。 歌曲王さんもそんな風に言いそ…… いや本当に言ってたっけ?
[「歌曲王」の後世の記録、そしてカルデアでの「ふたりぶん」の該当者に関する記憶を引っ張り出す余裕まではないまま、デアドラはカレッジからの撤退を決めた。 全速力で駆ける、跳ねる、駆ける――。]
(115) 2021/04/14(Wed) 18時半頃
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わたし、ベルモントパークで優勝できるかな?
[逃走中、そんなぶっ飛んだボケが口をついて出た。デアドラは馬ではない。 ちなみにジェニファー/デアドラの競馬に関しての知識は薄い。関心も無い訳ではないが、薄い。 それ故に『セクレタリアト』の名を冠した馬耳の女性(?)の顔写真を見ても特に心当たりを持たなかったという、一部のカルデア職員及びサーヴァントが知ったならば絶叫するか喜んで説明タイムに入るかするだろう状態であった。]
(116) 2021/04/14(Wed) 18時半頃
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ええと、こちらは……
[続いて、紫の冊子を手に取る。 参加を予定していた面々……ということらしい。 ひとり、ふたり……数えて、指でなぞり]
ああ、──戦りたかった。残念です。 ルーラーだった頃みたいに、心置きなく戦えたかも しれなかったのに。ついてないのかしら、私……
[嘆き節を上げつつ、目線はポストに向かう]
(117) 2021/04/14(Wed) 19時頃
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ねえ、あなた。 便箋とペンをくださる?
[と、件の赤いポストに手を差し出せば、 直ぐに手に受け取って。 手紙……どうしましょうね? 首を傾げつつ。 再度ポストに目を向けて一言]
(118) 2021/04/14(Wed) 19時頃
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あなた。 この国では、ポストは青いものなのですよ? せっかくですし、土地に合わせてお色直しはいかが?
[うっそりと笑みかけるのに合わせて、 さてポストは素直に従ったかどうか── まあ、どちらでもいい話ではあるのだけれど]
(119) 2021/04/14(Wed) 19時頃
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……あったあった。 基本的にはちゃんと私の家準拠なんですね。 [中庭からリビングへと移動する。 目当てのものは2つ。米びつの中に米を確認すると 米を炊く準備をする。 炊飯器をセットした後、 もう一つのものを確かめに冷蔵庫を開ける]
やっぱりこれがないと始まらないですよねー!
[冷蔵庫の真ん中に鎮座しているのは、藁の束。 ――納豆である。 取り出して、ふと思いついてポストにそっと入れてみる。 ぎりぎり入らない]
(120) 2021/04/14(Wed) 19時半頃
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うーん、もうちょっとだと思うんですけど……。 くしゃっとなって、 ねばねばしいことになったら怒られそうだから 止めておきましょう。うん、私ってば冷静!
[ひとまず納豆をしまい込み、炊けるのを待つ間 手紙をしたためる]
(121) 2021/04/14(Wed) 19時半頃
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[……なおこの時手紙に綴ったとある文言、本人は「馬に仕える者」という意図で書いている。 本当に 馬 そのものがその職種か、それに類似する役職に就いているなどとは微塵も考えていない。]
でも本当になんで耳つけているのかな? 単にオシャレってだけなのかも。 それとも――呪い?
[「見た目で判断しないでくれる?」とはジェニファー/デアドラの主義だが、実際のところ、彼女自身が他者に対してつい見た目で判断してしまうことは未だにある。実際、少し前に手紙を出した相手に対してまさにそうしていた。 もしかしたらまずいことを書いてしまっていたかも、と理性の部分で思ったのは、既にポストに手紙を投函してしまった後のこと。]
(122) 2021/04/14(Wed) 19時半頃
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――さて、例の手紙>>122を出すまでの間に何があったか――
[辿り着いたのはダブリン城の中――ではなく、その敷地内の塔の平らな屋上。 ひとまず「悪魔」を振り切ったと判断し、一息ついてから声を挙げた。]
ねえポスト、いる? いるね! よし! でさ、さっきのお土産物ちゃんと全部持ってきたよね? ってあれ? 何にも持ってな――…
(123) 2021/04/14(Wed) 19時半頃
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[目につくや否や相変わらずのただの赤いポストでしかない物体ひとつを前に不平を零しかけた時、ポストは、なんと、何もない空間から、ポストカードセット(※購買から勝手に持ってきた商品)を出現させた。]
! うわっすごい! すごいよポスト!! これ何の魔術? ひょっとして虚数? とにかくすごいよ! ありがとー!!
[つんつるてんのポストをなでなで]
(124) 2021/04/14(Wed) 19時半頃
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[ポストカードの他にも、しおりだったりハンカチだったり、靴下や小型のアクセサリーだったり(なんと、購買に確り並んでいた)。 そうしたものをポストがどこからともなく出してくるのに目を輝かせながら、同時に「お手紙のお土産」としての品定めをしてもいた。]
それにしても怪我したら、文通も何もできないし……。 やっぱりさっさと妖精殺すか。
[などと宣いながら、傷に痛む肩を押さえながらもしっかりレターセットを準備。 屋上が平らだったのをいいことに、寝そべりながら手紙をしたためていった、という訳である。 ……便箋を地面に直置きせず、ポストに下敷きになる何かを持ってきて貰う程度の理性はちゃんとあった。]
(125) 2021/04/14(Wed) 19時半頃
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んーーー
[くしゃくしゃっと紙を丸めて、ぽい、と空中に放る。 指先を向ければ、それは青白い鬼火に包まれ消えた。]
これでいっか!
[まずはひとーつ!]
(126) 2021/04/14(Wed) 20時半頃
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[この森の中には、外界から隔絶されたように建つ、 石造りの小さな家がある。>>#2 道を見失うことはなく、道行きの間に違和感を拾うこともできた。
かつての大きな戦いの際、 男が『一度潰えた』地点近辺に生えている大樹がないのだ。
ならばこの空間は男にとっては過去のものだ。
その、事実確認があろうがなかろうが、 このような空間を構築した存在はやはり興味深い。 過去にセカイを揺るがした存在――あるいは、 現在のセカイを再構築した両王にも匹敵するだろう]
(127) 2021/04/14(Wed) 23時半頃
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……そのような存在が、 私達に本来ならば大乱闘をさせようとしていた……? なんのため……娯楽でしょうか。 まったく強大な存在の考えることはわかりませんね! 当代の王にでも訊けばわかるのか……いやはや。
[ともあれ目的地たる家に到着し、無人であることを確かめると、 明かりをつけて湯を沸かし紅茶を淹れてくつろぎ始めた。 勝手知ったる様子である。 無理もない。元の世界における我が家と同じだし。
……で、あるからして、この家にレターセットがあることも識ってはいるのだが、 男はあえてポストにレターセットを持ってこさせた]
(128) 2021/04/14(Wed) 23時半頃
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……これは。
[男はポストの使い勝手の良さに感心した。 契約《エンゲージ》済の黒猫はここにはいないし、思いきり使ってやろうと決意を固め、 羽ペンもインクもお茶菓子も用意させた。
茶葉とバターをふんだんに使ったクッキーの香りが漂う中、 紫の冊子を手に品定め――己以外のフィールドの]
何やら日の差さぬ暗い場所がいくつか見受けられますね……
(129) 2021/04/14(Wed) 23時半頃
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[主催者への『御礼状』を抜きにすると、 記念すべき一通目となる手紙────── その投函後も冊子を捲っていたボクでしたが。]
...。 そうですねぇ。 あ、 紅茶を一杯頂けますか?
[かたわらに佇む赤いポストを横目に見ると、 手紙の配達以外に使う気のなかった用意されたそれを 思案げにくちびるに指を宛てて眺めこむと... うん、考えを改めることにしたんです。]
(130) 2021/04/15(Thu) 06時頃
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( どうせなら、 使って差し上げたほうがよいでしょうから。 )
(131) 2021/04/15(Thu) 06時頃
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[ そのあと、ややあって 蓋を開けたポストの口に蒸気が満ちるころ。 ]
...うーん。 この茶葉、ボクはちょぉっと苦手でして。 ......淹れ直していただけますかぁ?
[ 香りに気付くや否や、眉のはじっこを下げて。 ]
(132) 2021/04/15(Thu) 06時頃
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[ 溢れた香りに好みの茶葉でないと悟ると 何度となく「やり直し」を告げて、 ようやく認めたかと思えば口を付けては にっこりと笑い────温度にまで閑かにうるさ方。
...天使はポスト相手に体のいい憂さ晴らしを始めていた。 ]
(133) 2021/04/15(Thu) 06時頃
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[ さて、そのあいだにも指は手持無沙汰でしたから。 本を捲っていました。 ]
(134) 2021/04/15(Thu) 06時頃
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そういえばさポスト。 あれ――被害者リスト持ってきてる?
[カレッジの購買に置きっぱなしにしていた紫色の冊子のことを指して問う。 デアドラからの語の言い直しは特になかったが、ポストはデアドラの意を察知したか忖度したかして、目的の品をぽんと出してきた。 一度目を通していたそれを、今一度読み直す。]
ふむ。ほむ。だよね。 記憶違いじゃなかった。
(135) 2021/04/15(Thu) 09時半頃
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ふしぎ! アルバやアルスターの森にも似てるのかな?
[そのフィールドの話は、まるで神話か伝説の世界そのままのよう。 そしてそのフィールドの主の、ぱっと見は神秘の存在らしからぬ装いの顔写真をもしげしげと眺める。]
日本にはこんな言い伝えもあるのかな? おばあちゃんやひっちゃまなら知ってるかな。
[ここで「日本」の語が出てきたのは、その「被害者」、もとい“参加者”の名前の響きがそれっぽいと感じられたから。 もっとも他のルーツを示唆するような名前でもあり(他の参加者にも該当者がいるが)、それ故に「わたしの知らなかった日本百景」とは断言もできなかった。 ともあれこの興味が切欠となり、デアドラは筆を執った。
……ちなみにここで挙げた「おばあちゃん」とは、ジェニファー/デアドラの実の祖母のことでなく、ついそのように慕ってしまう相手のこと。 そして大変フランクに口にした「ひっちゃま」とは、ずばり、神霊のひとり、である。]
(136) 2021/04/15(Thu) 09時半頃
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[ ところで─────────
このロンドン、ひいてはイギリスは『勿論』 正史と呼ばわれるものとは違う 歴史の位置づけにある。
(同じ世界のものがどこかの特異点では英霊として 喚ばわれたことがある、と言うのはさておき)
正史では“ヴィクトリア朝”と呼ばれるころの英国。 ただし表の英国の女王はエリザベスであるし、 影の英国の女王こそがヴィクトリアである。
では、時計塔の碑文が“ああ”である理由はと言えば またそれは別の話として─────────。 ]
(137) 2021/04/15(Thu) 10時頃
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[ とは言え、正史に通じる部分もまたあるのだ。 たとえば、『19世紀においては』... ]
(138) 2021/04/15(Thu) 10時頃
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へえ...、 ふんふん。 ここも『英国』なんですね。
[ 20世紀に起こったアイルランド独立戦争。 もちろんボクたちの世界はまだそこに 追いついていません。
( アイルランドは英国の自治領のままですから ボクがそう認識してしまっていたって、 しかたありませんよね。 )
そう、次に目を留めたのはダブリンの街の フィールドについて書かれたものでした。 ]
(139) 2021/04/15(Thu) 10時頃
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[ 太陽もない常夜に“おぞましき神秘”が闊歩する。 文面からは『影の英国』を彷彿とさせるその場所は
( もっとも、かれらの国は モノクロームではない....とはいっても、 そんなことはたいして重要じゃあありませんし )
筆を執るだけの興味になりましたが、 もし彼女が手にしている“杖”のことを知れていたなら もうすこし。ながぁい文面になったのかも しれません─────ね?]
(140) 2021/04/15(Thu) 10時頃
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[ 元々、ここはボクが滞在していた 教会でしたし勝手知ったるものでして。
そういえば、と思い出したように 教会の奥にゆくと何種類かある封筒と便箋を 運んでくるのでした。 ]
(141) 2021/04/15(Thu) 10時頃
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[時間は少々進む。 記念すべき(?)最初の手紙をポストに投函した後、 便箋の重なりをぺらぺらとめくりながらふと呟く]
思うにこのポスト、いい趣味してますねえ……。
[めくられる重なりは終わりに近付くにつれ色合いを変えていく。 暗きから明るきに。 そう、さいしょの便箋が暗い色だったので、 ちょうど暗い場所をフィールドに持つ者に手紙を出すにはちょうど良かった。
もっとも、 ”其処”をはじまりに選んだ理由はそれだけではないのだが]
(142) 2021/04/15(Thu) 10時頃
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