27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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『ありがとう。 目覚めてからも、休める時は休め。 悲しんでくれたら死んだ奴も報われるだろうな。
もし自分が目覚めなかったら みんなによろしく。 それから、出来れば早く忘れてくれ。』
(16) 2023/08/02(Wed) 03時半頃
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[自分が死んでも、悲しまなくていい。 本心でいえばそうだが、打ち込まなかった。 だからせめてもしもこの夢が自分のものだったら、 通り過ぎていく風のように 空に送る影のように 消えてなくなって忘れてくれればいい。
この命ひとつで済むのなら、それでいい。
それがいい。
悲しいのは、嫌いだから。]
(17) 2023/08/02(Wed) 03時半頃
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[そんなメールを送り終えた頃、また天使が生を告げる。 高祈成海、仁科桃華。]
ああ、帰れたか。
[少しばかり気掛かりでいた、同じ色。 全く話せていない、後輩。 そういえばまだ呼ばれていない田端はどうしているだろうか。 先に起きて行った奴らに何の挨拶もできていないな。 とりとめもなく思考の渦に飛び込むと やはり少し静止してしまう癖はあって。]
行くか。 田端や仁科も心配だし。 自分は高祈とやり残したことがある。
[各々にごく短い個別メッセージを送る。]
(18) 2023/08/02(Wed) 03時半頃
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[仁科が見たエントランスの林檎は7つから5つに。 そしてそれはやがて5つから3つになるのだろう。 足元に砕けて腐った林檎をたったひとつだけ残し。
──本当に、誰の林檎が砕けたというのか。
手を伸ばし、回谷の髪をぐしゃぐしゃと掻き回すと 行くぞ、と一言だけ告げて美術館の中へと歩き出した。
歩いていれば誰かには会えるだろう。 回谷が別行動をとるなら止めることなく一度別れることになる。**]
(19) 2023/08/02(Wed) 03時半頃
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─ ロータリーからビデオルームへ ─
[出し惜しみ損だという声。>>25 拗ねたような口振り。>>26 ポツポツと落ちる不満そうな言葉を受けながら、ただゆっくりと背中を撫でる。
穏やかで切ない『日常』にフェルマータを打ったのは カメラを切ったシャッター音か、黒い天使の宣告か。
減っていく夢の住人の名を聞き、 少しずつ、少しずつ、確定が迫ってくる。 残りは田端里実、回谷こころ、大藤久影。 やはり焦る気持ちもなく、ただ名前の羅列を心に反芻した。]
(46) 2023/08/02(Wed) 16時頃
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ビデオルームに居るらしい。
[高祈からの返事は自分を模したように簡素なもの。 敬語でもなければ口語でもない、箇条書きのようなレスポンス。 送った内の一つは既読が付くこともないまま。 もうひとつからは返事があったろうか。 居場所がわかるうちから攻めていくかと、二人歩き出す。
気が付けばカメラはどこかに消えていた。 持っていたはずのおにぎりでさえ。]
───……。
[少しずつ迫っている。 起きるか、それとも目覚めないかの宣告が。*]
(47) 2023/08/02(Wed) 16時頃
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─ ビデオルーム ─
[そこに辿り着いてから、回谷と高祈がいくらか会話を重ねている。 話の邪魔をすることなく、繋いでいた手をそっと放した。 心配をしているということを投げかける回谷に、静かにそれを聞く高祈。
ビデオルームだけ空間が変わったように、硝子窓に雨が叩きつけ 飛び交う蝶と第三者の気配がする。 は、と短く吐いた息は溜息に近い。 回谷がその場を後にしたのを見送ると 無遠慮に高祈の傍に近づいた。]
(81) 2023/08/02(Wed) 20時半頃
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痛いだろ。
[まるで痛そうには見えない。 赤く筋の引いた頬に手を伸ばすと、甲でぐいと拭った。 黒い蝶は不思議と自分を攻撃してくることはない。 ならばやはりこれは、高祈の創造したものなのだろう。
群がる黒い蝶に向かって軽く手を払う。]
(82) 2023/08/02(Wed) 20時半頃
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[暗いビデオルームに動いた影は手で蝶を霧散させ 傷を脱ぐう事で甲に薄く伸びた赤は、見るまに酸化し黒に近づいていく。 丸で痛みを伴って居ない顔をして、平然と喋るから]
何だって傷は痛いだろ。 肉体にしろ精神にしろ、夢にしろな。
[ほんの少し眉を寄せたが、その機微が伝わったかはしれない。
高祈がいつものように話す。 自分も常と変わらぬ態度で、向き合うでもなく隣に 椅子があればそこに腰を下ろした。]
もしかしたら自分の夢かもしれないからな。
(105) 2023/08/02(Wed) 23時半頃
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[ポケットの中に、黒く汚れた手を差し込む。 ヒヤリと冷たい感触は薄く丸い金属のもの。]
やり残してただろ、コイントス。
[双子かもしれないとまことしやかに噂されたあの時。 ならばどちらが兄か弟かと、決めようと言ったのも遠い日のよう。 こちらからも、そして向こうからも出されることのなかった硬貨を 今手のひらに出し。]
心残りは少ない方がいい。
[霧散した中から一匹だけ、標本になった蝶を見つけ。 あれが高祈の心残りだろうかなと、少し思考を泳がせながら。*]
(106) 2023/08/02(Wed) 23時半頃
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[スマホにひとつふたつとメッセージが返り震えていることに気づき 軽く触れると後輩からの返事が読めた。 生きているようだ、という返事には少しの間時が止まった。
それは羨望や悔いなどではなく。 起きた彼女が平和に生きることを想像してのもの。 狭いバスの車内で隠れるように眠るより 暖かな日差しの中の柔らかなベッドの上で。 何故かそんなことを思った。
素早く返答を送ると、端末をポケットにしまう。 もうひとつ、同期から返らぬメッセージは気掛かりだが。**]
(107) 2023/08/03(Thu) 00時頃
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[自分は、自分の事を伽藍堂だと思っている。 何か大切なものを生きてきたどこかで、或いは生まれたその時に ぽっかりと無くしてしまったように感じている。 それでも感情の起伏が無いわけではない。
傷が痛い事を感じない程、平然を装う姿は 心配を、怒りを滲ませる。
気まぐれに現れては、核に触れぬ話題を持ち出し 手を取ることも距離を詰めるでもなく ひらりひらりと舞い遊ぶ蝶の方がまだマシだ。 隣に座り硬貨を手にしながら、一度高祈に視線をやる。]
(110) 2023/08/03(Thu) 00時半頃
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大体覚えてる。
[持ちかけられた他愛もない話の端々。 例えばどんな話をしただろうか、律儀に覚えていることは多いはずだ。
あの完璧そうな飄々とした男から間抜けな声が漏れ 笑みまでこぼすから、今はまあ良しとするかと 親指と人差し指の間に硬貨を乗せる。]
表なら高祈、裏なら自分。 いくぞ。
[ピンッとコインを弾きあげ、甲に落として捕まえる。]
………お前はどっちがいいんだ?
[手のひらを開ける前に、運命を問う。*]
(111) 2023/08/03(Thu) 01時頃
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面白かったけどな。
[話に聞いた大学の七不思議を確かめたこともないし 自販機の不味いジュースを買うことこそしなかったが それらは本当に他愛もない事で、くだらない話で。 今となってはそれが日常というものだったんだなと気付く。
例え真面目な話をされていたとしても、 常日頃、笑みに隠した心を吐露されていたとしても、 変わらず同じように受け止めていただろうが それもまた『たられば』の話。]
(118) 2023/08/03(Thu) 02時半頃
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そうか。
[高祈の希望の、その中の単語をどうしても耳が拾ってしまう。 『兄を二度喪う』ということは既に一人、本当の兄を喪っているということだ。 高祈とはお互い家族構成のような家の話をした覚えがない。 高祈ホールディングスについて詳しければその事実も知れたかもしれないが 生憎家柄には興味など全く無かった。
自分にとって彼は『高祈成海』であり、 たまに絡んでくる同期で、妙に笑顔を張り付かせていて、 自分と話す時は少し息を抜いていて、黒い物ばかりを身につけた 高祈成海以外の何者でもない。
だから兄がいた事も、 その兄が亡くなっていたことも知りはしなかったが──]
(119) 2023/08/03(Thu) 02時半頃
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悪いな、自分が兄らしい。
[手の甲に落ちたコインは、裏の面を顕にする。 これが夢なら高祈の希望くらい叶えてくれてもいいようなものだったが なにかの意志を持つようにそれは逆の面を見せていた。
三分の一の確率で、喪う二人目の兄となる。 何を考えているかもしれない神はこちらの希望など聞き届けもしないのだから 無惨にも死に往く一人を救うことは、高祈にも誰にも出来ず その一人が自分である可能性は、低くない。
だからこそ、と。 一度立ち上がり高祈の前に向き合うように立つ。]
(120) 2023/08/03(Thu) 02時半頃
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[黒と黒。 顔さえ似ていれば本当に双子と思われてもおかしくはない。 しかしこの色には明確な違いがあった。
自分の黒がすっぽりと抜け落ちた影の色だとすると 高祈の黒は何かを弔う喪を纏う黒。 只管に黒を身に纏う姿はまるで、喪に服しているようだと>>0:290 いつも、そう思っていた。
もしここに─先に目覚めた者の中に─高祈を想う者がいたとして 或いは回谷が現れたりしたら 余計な誤解や嫉妬を招くかもしれないが、少しの間許して欲しい。
向き合うまま一歩と近付きその距離を詰め 似たような背格好の高祈を、ゆるく抱き締めた。]
(121) 2023/08/03(Thu) 02時半頃
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もし自分が死んでも、喪に服さなくていい。
[今みたいに、頑なに黒を着なくていい。 カラスアゲハに纏われなくていい。 傷を、痛みを、見て見ぬふりなんかしなくていい。 笑いたくない時には、笑わなくていい。]
好きに生きろ。
[何があったかなど知らないが。 知ることもきっと無いのだろうが。 こんな時だからと、自らが思う確信に触れる。]
(122) 2023/08/03(Thu) 02時半頃
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[ひとつふたつ言葉を小さく耳元に落とし、 回谷にしたのとは違う、やや乱暴で雑に頭をぐしゃぐしゃにする。 もし否定の言葉が、拒否の言葉が、困惑の言葉が伺えたなら]
兄貴の言うことは聞いておけ。
[そう言って、珍しく口角を上げた。 新しい肩書きだ、折角なら便利に使わせてもらう事としようか。**]
(123) 2023/08/03(Thu) 02時半頃
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[影と翳、違う色の同じ黒がただ一度だけ寄り添う。 日常の中で付かず離れず、友人とも知り合いとも違う距離感を保ち続けたその関係性を 非日常のこの世界の中で、壊した。
これが最後になってしまうから、かもしれない。 最後にならなければいい、とも思う。 しかし最期であっても構わない。
伝えるべきことは伝えられたはずだ。 「簡単にあれこれ言ってくれるよね」と拗ねるような声 >>138 移ったように遅れて笑みを浮かべる表情 >>140 「もう、大丈夫」と伝える声 >>151
気がかりだった一つが ゆるりとほどけていく。]
(165) 2023/08/03(Thu) 21時頃
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……そうだな。 万が一自分が残ることになって、高祈が何度も思い出してくれるなら。
[その言葉は >>141 自分の望むものではなかったけれど。]
そうしてくれれば 『大藤久影』は報われるのかもしれないな。
[無にも近い、しかし彼にはすぐに見て取れるのだろう。 少し伏せた瞼の奥には、憂いのような色が滲む。]
(166) 2023/08/03(Thu) 21時頃
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[死にたい、という事と 死んでもいい、という事は 似ているようで全く違う。
どうでもいい、と どれでもいい、が違うように。
黒と黒が違うように。
この世界において既に決められている死を願ったところで 神は無情で、聞き届けてくれないのかもしれないけれど。 自分の灯が潰えることで他の道が続くなら、それを望む。
それは『死にたい』わけではない。]
(167) 2023/08/03(Thu) 21時頃
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誰かの為じゃない。 全部、自分のエゴだ。
生きていてほしい、それだけだ。
[本当に身勝手なエゴイズムの押し付け。 生者と決まった者が、死者であるかもしれない相手に落とす呪詛のように。 自分がこうして口にする全ては、呪詛返し。 生きてくれという、重い、希望。]
そろそろ、行くか。 田端からの返信がないのが気になる。
[大丈夫と告げられたならゆっくりと離れ、普段と変わらぬ距離をとる。 その前に、高祈のポケットに運命を分けた硬貨を忍ばせる。 彼が目覚めた時、現実にその現物があるとは限らないけれど。**]
(168) 2023/08/03(Thu) 21時頃
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─ ビデオルームを出て ─
[察されることの無い憂いは直ぐに消える。 消した訳ではない、単に表に出すことを不得意とするあまり 自然とそうなってしまったと言うだけのこと。
足早に去りゆく弟の言葉に、そろそろかと。>>175 どこかへと向かう別の黒を見送る。 最後になるかもしれない背中を。
そして回谷が見えたなら常のように軽く頭を動かした。>>173 ぎこちない笑みだなと思えど、それを口にすることはやはりなく。 ただ、黒い瞳を一度その手に落とし。]
田端から返事が返らない。 仁科にも会えればと思うが、ついてくるか? [その両名と今までいた事も知らぬ自分は、そう声をかけ。]
(187) 2023/08/03(Thu) 23時頃
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[そういえばメッセージが来ていたなと確認をとると、それは仁科のもので。 文面を読み、なにか打ち込んで。
──結局は送らずに削除した。
三分の一の確率は例え自分と仁科のような関係でも、重い。 自分の心残りはもう伝えられたのだから。]
(189) 2023/08/03(Thu) 23時頃
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もう時間もないか。
[見送れるのなら。 骨谷や柊、銀、福原、西門教授。 その人達の生還も見届けることは叶わなかった。
それは自分が砕けた林檎だからだろうか。
宣告もきっともうそろそろな気がしている。*]
(196) 2023/08/03(Thu) 23時頃
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素っ頓狂な声だな。
[高祈の言葉に上がった、裏返る声には >>206 聞こえるか聞こえないかの大きさで呟いた。
エントランスに仁科が残っているらしいことを聞けば 顔を見るくらいは出来るかもなと、一二歩歩を進めて。]
………繋ぐか?
[唐突に、手を差し出す。*]
(208) 2023/08/03(Thu) 23時頃
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素直だな。
[隠しているつもりか、そんなつもりも無いのか 素直に口元がムズムズしているような表情が見て取れた。 一瞬吹き出しそうになって顔だけ逸らして耐え、 手を繋いだならそのまま、生還する仁科に会いに行こう。
言葉も多く交わすことは出来ないだろう。 会いに行くことさえ、置いていく側としては重荷かもしれない。 それでも仁科は「話しましょう」と言ってくれたから。]
(215) 2023/08/03(Thu) 23時半頃
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─ エントランス ─
[目覚めてしまう前に、顔を合わせるくらいは間に合ったろうか。 林檎は自分が見た時よりも数多く樹に戻っている。 あと三つ。いや、残るはあと二つ。]
話すのは上手くない。 大したことは、伝えられないが。
[普段、口数の少ない自分が言葉を選び真っ直ぐに向ける。]
ありがとう。
[メッセージから読み取れる、仁科なりの気遣いへの感謝。 また会えるか、これが最後か。 自分か、回谷か、田端か。 天使の宣告はきっとすぐそばで*]
(217) 2023/08/03(Thu) 23時半頃
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[そういえばあまりに普通に聞こえたからスルーしてしまったが。 田端が今、子供になっている…? >>207
一体どういうことなのか。 自分の生死がどうであれ、探し出さねばなるまい。 向こうに会う意思が無ければそれも難しい世界かもしれないが**]
(219) 2023/08/03(Thu) 23時半頃
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