35 忙しい人のための手紙村(宇宙編)
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夜更けに響いた破滅の音に起こされ、不安に駆られた乗客たちは集会所へと集まった。単純な直接通信の機能しか果たさなくなった携帯を携えて。
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外の世界を知りたい。古来より、人間のこの意欲ほど、大きな情熱はありません。
ラニアケアの薄暗い片隅に灯る矮星を巡るこの小さな天体は、おおむねDHMOで覆われています。 あたらしい宇宙人が発見されて以来、この瑠璃色の地球に人間は引き付けられてきました。
数万にのぼる自治政府数、長大な変光星跳躍点列、etc… 煩雑さに満ちているにもかかわらず、どうしてこれほどの渡航者を魅了し続けてきたのでしょうか――
(0) 2024/04/04(Thu) 12時半頃
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西暦2XXX年、地球は資源も人口もパンク寸前です。
人類は地球の代わりになる惑星を求めて、各国から宇宙探索者を派遣しました。
探索者の孤独を解消するため、宇宙間でやり取り出来る電子メールが開発されたのはごく最近の事です。
これは、宇宙に旅立った探索者が他の探索者、あるいは地球に残して来た家族や友人とメッセージを送り合う、日常のお話。
(#0) 2024/04/04(Thu) 12時半頃
宇宙でたった一人の、深い孤独。
彼らはどれほど"手紙"に癒されていることでしょう。
まだまだ帰還予定の遠い探索者も、
もうすぐ帰還する予定の探索者も。
二度と帰還できない探索者も───。**
(#1) 2024/04/04(Thu) 13時頃
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───どこかの宇宙空間
ふーっ……
[それなりに近い位置で小さめの隕石同士の衝突に遭い、あわや巻き込まれて死ぬかと思ったが。最新型の探索ロケットは華麗にその場から自動運転(小ワープ)して、逃れてくれた。どっと汗が噴き出て、力が抜ける。]
はー……びっくりした。 レーダー確認してたけど警報鳴らなかったな。局に報告しとくか……。
[タッチパネルに触れて、ホログラムの便せんを目の前に出す。 音声で報告してもいいのだが、タイムラグがまあまあ長いのでどのみち通話にはならない。一方通行同士のやり取りなら、目が癒される電子メールの方が好きだった。
ホログラムの柄を選んで、小さなひまわりがたくさん揺れる映像を選んだ。 電子メール(便箋)の下部に、夕陽色の、オレンジの光を放つひまわりがゆらゆら揺れている。]
(1) 2024/04/04(Thu) 13時頃
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これでよし……っと。
[報告メールを送信すると、ゆるく目を閉じる。
宇宙に来てから、寝ている時間がとても長くなった。
地球の夢を見るのが、一番の楽しみなのだ。]**
(2) 2024/04/04(Thu) 13時半頃
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───某国・宇宙局本部
[探索者からの報告メッセージを受けて、あちこちの担当に連絡を送ったあと自分の席で一息。 給仕ロボットが珈琲を運んできたので、ありがと、と言って受け取る。ロボット相手にお礼なんて、と笑う者も居るが、無言で受け取るのは落ち着かない性分だった。
先ほど受け取ったホログラムの便せん。下部で揺れるひまわりを眺めつつ、珈琲に合成ミルクを注ぐ。]
チェビィの乗ってる『レッドストーン325号』、最新型の筈だけど電子メッセージの遅延があるな。この報告も2日前の送信のようだし…。 まあ、急ぎの用なら十数時間で着く音声のほうで来るだろうけど。
[急ぎでないなら、出来るだけ電子メールを使いたい心理は理解できる。
一昔前の地球でなら見られたのだろうか? この見事な、夕陽に揺れるひまわり畑を。]**
(3) 2024/04/04(Thu) 13時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2024/04/04(Thu) 13時半頃
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― 地球/日本 ―
[傘を打つ雨音。静かに降り注ぐ雨は、景色を曇らせる。 差している傘を少し後ろへ傾けると、僅かに覗いた空を仰いで。]
……宇宙では、雨は降らないものね。 なゆたん、元気かな……。
[雨が降ると、傘を差していても少し濡れてしまうし、気温も下がるけれど。 これは、地球でしか見られない景色で。 そして、生きる物にとっては必要な水。恵みの雨でもある。]
[携帯している端末を空にかざすと、パシャリと1枚撮ってみた。]
(4) 2024/04/04(Thu) 23時頃
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── 宇宙のどこか ──
[宇宙飛行士は、地球の夢ばかり見る。 その日もそうだった。 日本のどこか………見慣れた町、見慣れた道路。 なんてことはない日常の風景だけど、ずっと見ていたくなる。]
ん…… ………、
……ちょっと寝過ぎた、か?
[船の壁に取り付けられた、1人用の睡眠用区画(スリープ・コンパートメント)で目が覚める。 古めかしい腕時計をちらりと見て、ふたたび目を閉じた。 留め具で体が固定されているので寝返りは打てないが、もぞもぞと手足の筋肉を伸ばして、起きる準備を始める。]
ふー、そろそろ目的地だから、働かないとなぁ…
(5) 2024/04/04(Thu) 23時半頃
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[覚悟を決めて留め具を外し、ゆっくりと伸びをした。ふわりと身体が宙に浮いて、狭い船内を移動すると、所定の席──コックピットに着く。 片手に持っていたゼリー飲料のような朝ご飯を口に咥えて、モニタを確認した。ちょっと行儀の悪い所作だが、どうせ一人だ。]
よしよし、順調っと。
[目的の惑星を捉えたレーダーを眺めて、朝ご飯をちゅーちゅー吸いつつ。先刻まで見ていた夢の事を考えていた。]
……なんか、雨が降ってたな。夢の中。
[雨。なんて懐かしい。 しとしと降り注ぐ雨の中、振り向くと、自分より少し低い位置にあった傘の下に、見覚えのある顔がいた。 そう、あれは地球に居る、幼馴染の───……。]**
(6) 2024/04/04(Thu) 23時半頃
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― 高校/温室 ―
[雨の中、高校への通学路を歩いて。 学校に着いたのは、始業よりも大分早い時間。
教室へ行くよりも先に、園芸部の温室へ入ると、並べた育苗ポッドの傍へ行って。]
あっ! 芽が出てる! やったー!
[口元に持ち上げた両手の指先を合わせると、嬉しそうに顔をほころばせて、それからまた、写真を1枚パシャリ。]
[植物たちに水やりを終えると、電子メールを表示させた。]
(7) 2024/04/04(Thu) 23時半頃
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[那由多へ送信した電子メール(便箋)の下部には、にこにこ笑顔の描かれたトマトが、楽し気にぴょんぴょん跳ねている。]
[それを眺めながら、自身も、目を細めて笑んだ。**]
(8) 2024/04/05(Fri) 00時頃
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『テラフォーミング(惑星地球化計画)が実現しうる 惑星はすでにいくつか候補を見つけております』
[悠々とした笑みを携え、 ホログラム上で立派な髭を蓄えた男が喋り続ける。 プランA テラフォーミング計画 プランB スペースコロニー計画 それからプランC・・・
既に聞いていた内容に軽くうなずき、 煙草をくわえ、その髭面をのんきに腕組みしながら 眺めていたが、プロジェクトチームのメンバー発表で ポロリと口の端から煙草が落ち、腕をかすめた。]
(9) 2024/04/05(Fri) 16時半頃
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―― 宇宙のどこか ――
あっっつ、
[弾けるように飛び起き、腕をさする。 煙草の火傷の跡はすでにそこにはない。]
……夢か、
[宇宙船の中だ。 当然ながら、火気厳禁。 煙草も吸うことはできない。 男はポケットをごそごそと探り、 スティックキャンディーを取り出した。]
(10) 2024/04/05(Fri) 16時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2024/04/05(Fri) 17時頃
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[地球の万里にメッセージを送信して、ふっとため息をついた。]
ずっと一人だし、話題が少なくて、なんか夢を見るたびに内容書いちゃうな。 退屈だろうに、こまめに返事くれて本当……。
[彼女が送ってくれる地球の話題は何でも興味深く有難かった。天気の話すらもはや懐かしい。 目を閉じると、雨音や匂いを思い出そうと、記憶を手繰り寄せる。]**
(11) 2024/04/05(Fri) 18時頃
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ったく、 こーんな遠いとこに自分でくる羽目に なるとは思わなかったよなぁ。 それもこれも全部、 俺が天才すぎるのがいけない……。
おい、起きてるか、YARS。
[ぶつぶつと誰に言うでもなく文句をこぼし、 スティックキャンディーを口に咥え 船内にいるはずのAIロボットに呼びかける。]
(12) 2024/04/05(Fri) 21時半頃
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「私は睡眠を必要としていません」
わかっとるわい。 探索のデータと座標を転送してくれ。 ユーコピー?
「アイ、コピー。転送しています」
[指示を出しながらモニターに向かう。 惑星に直接降り立った探索隊に同行させている 姉妹機から、探索の記録やデータが この母船のAIロボットに飛ばされてくる。 それらの送られてくるデータの中、 いくつかの画像に目を通し。 そのうちの1枚に目が留まれば、ふっと笑んだ。**]
(13) 2024/04/05(Fri) 21時半頃
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んもーーーーー!!! 一体!いつ!!!帰って来るのよあのバカは!!!
[定期的に爆発する感情のままに、 クッションへ勢いよく拳を振り上げて……
ぽす。と気の抜けた音が続いた。]
(14) 2024/04/05(Fri) 22時頃
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別にいいわよ。 お仕事忙しいんでしょうしぃ? 簡単には帰ってこられないのも知ってるけどぉ。
もうちょっとどうにかなんないもんかなぁ。
[電子メールの受信箱を無暗にタップして 新しい受信がないかをチェックしつつ。 書きかけては下書き保存した送信メールの山を 消せずにいるあたりどうかしている。]
(15) 2024/04/05(Fri) 22時頃
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……向こうで誰かよろしくやって、
[だから帰って来られないとか? なんて、嫌な考えを振り切るよう言葉を止め、 クッション共々ベッドに倒れ込んでみるけれど。 不安な気持ちは一度湧いたら消えてくれない。
ぶすくれた表情で昔貰ったメールを眺めながら、 あー、うー、と言葉にならない音を漏らしていた。]
(16) 2024/04/05(Fri) 22時頃
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[ 手紙は嫌いだ。後から読み返せてしまうから。 でも電話はもっと嫌いだ。取り繕えなくなるから。 顔を合わせて憎まれ口を叩いてしまうくらいなら、 手紙で少しは落ち着いた態度をと思うのだけれど。]
なかなか帰って来なかったり、 筆不精のあいつが全部悪いんだもん……。
[ 自分だって返事を書くのに一ヶ月掛けたのを棚上げし、 うだうだモードに突入するのだった。**]
(17) 2024/04/05(Fri) 22時半頃
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― ×日後?/夜中 ―
[受験勉強を終えると、んーっと伸びをして。 端末を手に取ると、那由多から返信が届いていた事に気付いて、嬉しそうに目を細める。 電子メールを表示させると、すぐに返信をした。
返信したメールの下部には、一生懸命お餅をつく二匹の兎。]
……トマト、なゆたんが帰ってくるまでに、 できるかなー。 [温室で育てている、冬春トマトと呼ばれるそれは、寒い冬の間に栄養を蓄えるので、甘くてとても美味しいらしい。 上手に作れるといいけれど。]
[ベッドサイドに端末を置くと、布団に潜る。 見る夢は、広いお花畑の夢か、それとも。**]
(18) 2024/04/05(Fri) 23時頃
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[どこかの宇宙船。 実験用のネズミ達が飼育されている、小さなケージの中で。 乗組員達からは『No.1』と呼ばれているアシモフは、 備え付けの回し車の中で走りながら、思考に耽っている。]
[どうやって、ここから脱出しようか……。**]
(19) 2024/04/05(Fri) 23時半頃
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[何かを受信した気配を感じたが、緊急色ではなかったため、薄目でちらりと見ただけだった。 モニタに広がる宇宙空間を細い瞼に映して、 また、眠りに落ちる。]**
(20) 2024/04/06(Sat) 00時頃
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[各宇宙船の探索記録とデータを眺めて、うーんと伸びをした。 どの船も探索は順調のようだ。]
そろそろ、いくつかの船が帰還する時期だな。
───みんな無事に帰ってきてくれよ。**
(21) 2024/04/06(Sat) 00時頃
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[僅かに笑みながら思い出したのは、 地球を発ってすぐのころに送ったメールのこと。
小さいころから家が隣同士で、 自分より少し年下のその少女とは よく一緒に遊んでやった。 大きくなってからも何かにつけかまっていたのだが。 面と向かって顔を合わせることの方が多かったから、 メールのようなものを送る機会はそうなかった。
そんな彼女に、自ら撮影した地球の画像をつけて。 選んだ電子メール(便箋)の下のほうでは ホログラムの猫が月に向かって飛びつこうと じゃれるように動いている。
俺の柄じゃないが、確か猫が好きだったはずだ、 と思いながら選んでみたのだ。]
(22) 2024/04/06(Sat) 00時頃
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[星間飛行中は基本的に 睡眠用区画(スリープ・コンパートメント)で眠っている。
また何か見せたくなるような景色があれば 送ってやりたいが、基本的に周りは夜を煮詰めたような 無数の光と、どこまでも続く闇ばかり。
元々の俺の性分もあるにはあるが、 そんな環境の中にいるのだ。 筆無精になるのは仕方がない。 そうだろ?
そんな言い訳を心の中でしてはいたが、 これならまた送ってもいいかもしれないと 思える画像が、送られてきたデータの中にあった。**]
(23) 2024/04/06(Sat) 01時頃
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[ 人が多くなった時世でも隣同士というのは 何かにつけて顔を見合わせることが多く。 保護者の帰りが遅いからと遊んでもらっており、 隣人のエフには小さい頃からベッタリだった。 それこそ舌っ足らずで、えぅ、とか呼ぶ時期から。
歳はそこまで離れていない、筈なのに。 彼にとっては妹みたいな存在なのか、 宇宙探索者として宇宙に旅立ってから 初めて送られてきた手紙に憤慨したものだ。]
(24) 2024/04/06(Sat) 03時頃
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もーーーーー!! 何よ何よ何よ!!!この猫!
どんな顔して選んだのよこれ!! 私のこと、まだ子供だと思ってくれちゃって!!
[ 愛らしい便箋も内容が内容のせいで 語気を強める原因にしかならなかった。 ずっと会えないことが決まっているから、 寂しさで泣かないよう強がっているだけなのだが。
そんな事実から目を背けるように大袈裟に声を張り 嗜めるドアのノック音に慌てて口を噤む。 夜中に大声出してごめん、と控えめな声で謝り、 深呼吸して改めて文面に目を移した。]
(25) 2024/04/06(Sat) 03時頃
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[ 手紙だというのに、勝手に音声付きで聞こえてきて 更には頭に置かれた手の感触まであるよう。
もう子供扱いしないで、と口では言っていても、 その手を振り払ったり出来ずにいたせいで 何かに付けて撫でられていた記憶がある。
もしかすると、両親が撫でた数を足したとしても 彼の撫でた数には及ばないんじゃないかってくらい。 ちょっと言い過ぎかもしれないけど、 それだけ、一緒に居た時間が長かった。]
(26) 2024/04/06(Sat) 03時頃
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[ こんなのいつ使うのよって思っていた便箋で、 出来る限り言葉を柔らかめに綴ったつもりだけれど。
慣れない環境でナーバスになっていて、 これがただの空元気だったらどうしようと悩んで ベッドに沈んで追加の手紙を送るか呻いたのだった。]
(27) 2024/04/06(Sat) 03時頃
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[ そうして、月日は流れ。 割った卵の黄身が双子だっただとか、 虹が重なってふたつ浮かんでいる写真だかを、 雑に貼って近況報告するまでには至れてはいるのだが。
距離が単純に遠くて受信に時間が掛かっているのか、 探索するにあたって長い休眠に入っているのか、 送った手紙への返事が来ずにいる。
他愛のない雑談ばかりであったし、 宇宙の闇に吸い込まれる郵便事故が起こったって 別に困ったりはしないからいい、けれど。]
(28) 2024/04/06(Sat) 03時頃
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[ 下書き保存をしていた手紙を削除する最中。
うっかり音声録音が起動し、漏らしたボヤキが 送信された事実に気付くのは当分、先の話。**]
(29) 2024/04/06(Sat) 03時頃
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