26 卒業試験の共存試験【R18ペア】
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[ いくらなんでも正当防衛の範疇から外れるだろう抵抗を受けた煙からの質問には沈黙をもって答える。 倒すべき相手に捧げるのは純粋な集中と結果のみでいい。
ほとんど抱きしめる距離で凶刃の狙いを定める。 同時に、項垂れていた彼が振り返り、首を差し伸ばした。
その顔に眼鏡はない。]
(1) 2023/07/24(Mon) 08時半頃
|
|
── …っ!
[ 色硝子を外した真紅の邪眼に捉われる。 吸血鬼特有の凝視能力については学んできていたが、これほど圧倒的な力に直面するのは初めてだった。
全身が鎖で縛られたように重くなる。 それでいて苦痛ではなく、まるで彼のために「待て」を命じられた犬になった気分だ。]
(2) 2023/07/24(Mon) 08時半頃
|
|
[ だてに護衛なしで出歩いているわけではないと納得するが、むろん堪能している場合ではなかった。
抵抗しきれぬなら受け流す──
あえて全身の力を抜き、重力に任せる。 腕の中の煙もろとも倒れ込む中、こちらに向けられた彼の顔がなおも近づくのを見た。]
(3) 2023/07/24(Mon) 08時半頃
|
|
[ 蠱惑的に薄く開いた煙の唇の奥には、玉髄にも似た牙が覗く。 美しいが、それが危険な武器だということを、同じ吸血鬼として認知していた。
反応できるものなら刃を引き戻して顔面を削いでしまいたいところだが、煙の術下にある今は難しい。 とっさに合わせ鏡のように口を開く。
迎え打つつもりはあったのだけれど、それが接吻けという形になったのは彼の狙いどおりだったのだろうか。 だとしたら強引な接吻けだ。 小さな痛みがあって、血が香る。*]
(4) 2023/07/24(Mon) 08時半頃
|
|
[ 煙は牙以上に舌を用いて口腔を蹂躙してゆく。 筋肉質の粘膜が縺れあい、彼の血を注ぎ込まれた。]
…う、
[ 強い酒にも似た刺激的な血の味が脳裏を灼いて、鼻にかかった呻きが漏れる。 亢進剤を混ぜた血液パックなど比較にならない活力が駆け巡って、体が熱いくらいだ。 なんという年季の入った貴顕の血。中毒性すらありそうな。
敵にこんな糧を与えるなど、煙のあれは事故だったのか ? 狙ってしたように見えたが── ]
(9) 2023/07/24(Mon) 11時半頃
|
|
[ 不意に体にのしかかっていた重しがとれて、動けるようになる。 煙が距離をとり、懐かしげに旧知を語るのを聞いた。]
── そうだった。
[ 話をあわせたのは、彼の油断を誘うための方便だ。 彼の血の味を体が喜んでいるのは感じる。だが、具代的な記憶は汲み出せない。
惑わされるな、と自身に言い聞かせる。 過去に何があったにせよ、所詮、今まで忘れられていた程度の関わりだ。]
(10) 2023/07/24(Mon) 11時半頃
|
|
[ 手にした刃を下ろして、記憶の糸がつながったらしい彼が次にどう出るのか様子を伺う。 どのみち、この間合いでは切先も届かない。
先程の攻撃で仕留められたら、卒業試験はA判定でクリアといったところだったが、さすがにそこまで甘くはなかった。
こちらも吸血鬼だとバレてしまった以上、ハードルは上がったけれど、諦めるという選択肢はない。*]
(11) 2023/07/24(Mon) 11時半頃
|
|
[ 煙の宣言と共に、喉の奥から応えるものがある。 やはり先ほどの血は仕込みだったのだ。 とはいえ、痛みや状態不良をもたらすものではなく、ただ、彼の力に共振しているだけのようだった。
そして、似た反応が、より深いところからも出ているのを感じる。]
── …、
[ 確かに、この身は過去にも彼の血を味わったことがあるようだ。 教官たちは知っていてナルミを選んだのだろうか。]
(14) 2023/07/24(Mon) 18時半頃
|
|
[ 微笑を保ったまま、煙は無防備に、むしろ攻撃を誘うような足取りで近づいてくる。 特殊弾を喰らった傷はまだ塞がっておらず、だが、彼は痛苦の片鱗も浮かべてはいなかった。 紫煙に誤魔化されることのない魔血の香りが届いて、眩暈がしそうだ。ごくわずかな量ですらこれほどの影響力をもつ血…。もっと欲しい。]
ならば、おれの中でお眠りなさい。
[ 自分の唇を噛み、薬漬けの血の苦さで中和を試みる。 そして、刃の攻撃をフェイントに、煙の首筋を牙で狙った。 残りすべて、貰い受けると。*]
(15) 2023/07/24(Mon) 18時半頃
|
|
[ 煙は舞うように迎え撃ち、詠うように語った。 狙った首筋は右腕でガードされたが、牙が肉を穿つ感触にいっそ獰猛な気分になる。
血を吸い尽くしてやると豪語したものの、彼はその血を媒介に呪いを紡ぐのだった。]
── …ッ
[ 彼の昔話と体の奥の囁きを信じるなら、過去と、先ほどの接吻けと今回で三度の血を交わしたことになる。
始祖に近い古代種の血が胃の腑で湧き立った。]
(19) 2023/07/24(Mon) 20時頃
|
|
[ 支配に慣れた、だが情愛によって命ずる声に、彼の右腕を咥えたままで膝が落ちる。
── 血の序列に従うべし。
盲目的な服従は《サンシール》において、反射レベルで叩き込まれてきた。 だが、彼は標的でもあるのだ。
びくびくと痙攣する四肢はまだ、この状況を覆そうと敢闘していて、傍から見ればまるで釣られた魚のようだろう。*]
(20) 2023/07/24(Mon) 20時頃
|
|
[ 誰が怯えてなどいるものかと、気持ちは反発するけれど、言い聞かせるような彼の声音に、束縛を重ねられた。 ]
うう…っ
[ 彼は腰をかがめて頭の高さをあわせてきたものの、相変わらずナルミを中途半端に吊り下げられたままに留め置く。
そして、彼の顔が視界から消えた次の瞬間、喉を穿たれた。]
(22) 2023/07/24(Mon) 23時頃
|
|
[ 吸血痕がないことを隠蔽の手段とも組織の誇りともしている《サンシール》の構成員にとって、それは何よりの屈辱となる烙印だ。
わかってやっているわけではなかろうが、彼を消す理由は積み増しされた。]
── ぐ、
[ いいようにされている悔しさに、くぐもった声が漏れるけれど、顔に朱が差すどころか、血を奪われた結果として肌が蒼白になり、知覚のレベルが落ちてゆく。 痛みがあれば、まだそれを支えにもできたろうに、彼の略奪は酩酊に誘うようですらあった。*]
(23) 2023/07/24(Mon) 23時頃
|
|
[ 意識が昏くなりかけていたが、美味しくないと聞こえた。 でも飲んだところを見ると粗食にも耐えられるのか、単なる悪食か。 食餌の心配までされては笑えない。
煙が闇を召喚したときは、身を固くしたけれど、どうすることもできはしなかった。 膝立ちのまま縛り上げられて目を閉じる。]
(27) 2023/07/25(Tue) 00時頃
|
|
[ 今は耐えしのぶ時と自分を律していたが、間近で再び香る彼の血に、縛られた体が騒いだ。
三度の血の供与で支配下においたくせに、さらに血を与えようとは、何の目的があってのことか。
彼の血がもたらす活力は経験済みだったし、このままでは回復もままならないのだけれど、易々諾々と従うわけにはいかない。]
(28) 2023/07/25(Tue) 00時頃
|
|
── う…
[ 頭ではそう思うのに、唇に血の滴が落ちてくれば、喉を鳴らしてしまうのだ。
彼を仕留めた暁にこそ本当に好きなだけ飲んでやると誓って、少しだけ、妥協した。*]
(29) 2023/07/25(Tue) 00時頃
|
|
[ 煙の血はやはり格別で、すぐに体に力が戻り始めるのがわかる。 それがわかっていて、彼は先に拘束したのだろう。
暗殺の経緯について話が及べば、不可避に与えてしまう情報をできるだけ減らすべく、彼が心を奪われたなどという目を閉ざしておく。 動機についてはその通りで、煙もまたその手の人心把握に精通しているかと思われた。 忘れてはならない、彼は一大勢力を築く吸血鬼の長だ。
その彼もさすがに、ナルミが数多の候補者の中で脱落せずにいられたのは、画像データで見た彼と視線があって以来、運命のようなものを感じて懸命に追いかけてきたからだとまでは知るまいが。]
(33) 2023/07/25(Tue) 08時頃
|
|
[ 支配の力が使える以上、暗殺計画についてもっと尋問してくるかと身構えるも、彼の話はおおいに逸れた。
この後に及んで、ナルミのことを気に入っているのだと、 殺意も思慕の一環とは酔狂にもほどがある。
ならばその一途なところをこちらも示すとしよう。]
(34) 2023/07/25(Tue) 08時頃
|
|
[ 噛み裂くようにして彼の腕から牙を外す。
横抱きにされるのは初めてで、いつ落とされるかわからない不安定さを感じたが、縛られた身では、打つ手もたいしてなかった。 代わりに、飲んだ血に対して、その支配力を押さえ込もうと自己暗示を用いる。
すでに自分は吸血鬼だ。 親が誰かすら知らないけれど、血統が上書きされるはずはない。 ゆえに彼の言うことをきく必要はない、殺せ。*]
(35) 2023/07/25(Tue) 08時頃
|
|
[ 室内を移動しただけでナルミの体はソファに降ろされる。 煙はまだ通報するつもりはないようだ。 彼なりの余興を続けたいらしいが、拘束されている以上、進行はより一方的になる。]
そこまでする必要はない…っ
[ 律儀に主張し、蹴ったりもがいたりするのは、協力的だったなどと言われたくないからだ。 靴や身頃にまだ隠してある武器が見つかったところで、今更、説明はいらない。 ]
(38) 2023/07/25(Tue) 20時半頃
|
|
[ むしろ、彼の血が呼び覚ます活力は、いささか強すぎ、動いて発散させなければ制御が難しいほどだ。
彼が勧めたように好き放題に飲むなど、怖くてとても試す気にならなかった。*]
(39) 2023/07/25(Tue) 20時半頃
|
|
[ 素肌に彼の掌を宛てがわれ、これまでと違う感触に気色ばむ。 ぶつかるでも掴むでもない、探るような手の動き。 その下で逸るものがある。
血に相性があるというのか── 煙の言葉を鵜呑みにしかけて、苛立たしげに頭を振る。 信じさせることで支配を正当化しようという魂胆に違いないのだから。
落ち着くためにも的確に人体の急所を狙って踵を落としたりするのだけれど、煙はしゃべりながら攻撃を巧くあしらって、ナルミを武装解除するのだった。 さりげなく戦利品もせしめている。]
(43) 2023/07/25(Tue) 23時半頃
|
|
[ 自分で剥いておいて、自制が難しいとは、とんだ言いがかりだろう。 まして自制する気もないらしく、縛り上げたナルミに屈辱的な姿勢を取らせて眺め、息を逸らせている。]
本気か。
[ 顔を歪めて吐き捨てるが、事前に情報は得ていた。 標的は人種や性別、貴賤を問わず己が臥所に連れ込むと。]
(44) 2023/07/25(Tue) 23時半頃
|
|
[ ゆえに、彼の油断を誘う手段のひとつとしてハニートラップも当然、選択肢にあった。 ナルミとしては、できることならその前の段階でケリをつけたかったところだけれど、ここに至ってはもはや、使えるものは全て使って任務を果たさなければならない。
睦言すら組織の道具であるのだ。]
── … !
[ 肌を這う舌の感触に、唇を噛んで小さく震えた。*]
(45) 2023/07/25(Tue) 23時半頃
|
|
[ 標的とベッドを共にする可能性は計上されていても、煙の性技まで把握できているわけではない。 この状況で針などどうするのか予想がつかなかったが、すぐに自分の体で体験することになった。]
── っ?!
[ うなじを掻き上げる彼の指を感じた直後に体が弛緩する。 金縛りとも麻痺とも違う。 意識も知覚もあるのに、抵抗できない。]
(48) 2023/07/26(Wed) 08時頃
|
|
[なすがままの肢体を検分され、息を詰める。]
いや、 だ
[ 良くなるのは、あなただけだろうと反発するけれど、避けようもない。 これから何をされるか理解はしているし、そうなった場合に備えての訓練も受けている。 あまり思い出したくないが、成果は出そう。*]
(49) 2023/07/26(Wed) 08時頃
|
|
[ たった一本の針の施術の結果、ナルミの体は否応なく煙の情欲に捧げられてしまう。 ]
…うっ
[ あられもなく暴かれた窄まりを指で弄られて、掠れた息が漏れた。 身動きがとれないというのに、感触はむしろ鋭敏なほどに彼の動きを汲み取る。 それも彼の血の効果らしい。]
(52) 2023/07/26(Wed) 21時半頃
|
|
[ いくよ、と気軽な声をかけて、煙が押し入ってくる。]
ぐ…ッ
[ 弛緩していても、反射で筋肉が締まって、彼の侵攻を阻もうとするのが我ながらいじらしい。 むろん、それでどうなるものでもなく、煙の質量を奥まで突き入れられ、つながれてしまう。 ]
(53) 2023/07/26(Wed) 21時半頃
|
|
[ だが、これしきで降参はしない。 快楽に溺れることなく任務を果たせるようにという指導の下、教官らに幾度となく蹂躙を受けてきた身だ。 驚きも快感も失われ、性交など肉の摩擦だけのことと了見している。
強い血のせいで調子は狂わされているけれど、多少、熱に浮かされたところで、鍛錬の成果が覆るなど信じるものか。
後は、彼が満足して油断するタイミングを待てばいい。 否、待つだけではなく、仕向けるのだ。
彼が促したように声を上げて、切ない表情を作ってみせよう。*]
(54) 2023/07/26(Wed) 21時半頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る