1 冷たい校舎村(別)
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―― げんじつせかい ――
[ 目を開けたら、私の部屋だった。 机の上に広げられた塾の宿題を枕にして、 私は眠ってたみたい。
なあんだ。やっぱり夢だったんだ。 あまりにも生々しかったから、 夢じゃないって信じちゃってた。 でも、目が覚めてみれば、 夢以外の何物でもない ]
(+0) 2020/11/13(Fri) 01時頃
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[ こんな格好で寝たら肩が凝っちゃう。 私は思いっきり伸びをして、 あ、今何時かなってスマホに手を伸ばした。 スマホに表示されるのは、 現在時刻とメールのお知らせがいくつも。
メール来てたんだ。気づかないくらい寝ちゃってたのね。 なにかなって、私はタップして―――― ]
(+1) 2020/11/13(Fri) 01時頃
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[ そのまま、スマホを落とした ]
(+2) 2020/11/13(Fri) 01時頃
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[ ごとんっていう音にはっとして、慌てて拾い上げる。 信じられない気持ちで、もう一度見返した。 何度読み返しても結果は変わらない。 夢の中で届いたメールと同じ。 ただひとつ違うのは、送信者名がバグっていないこと。
遺書にしか思えないメールの送信者は、、ヒナだった ]
(+3) 2020/11/13(Fri) 01時頃
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あれは、ただの夢でしょ?
[ そう思った。そのはずだった。 でも、夢で見たのと一字一句同じメールが届くなんて、 そんなことある? それとも今いるここも夢の続き? 夢なら早く覚めてほしい ]
(+4) 2020/11/13(Fri) 01時頃
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[ そういえば、届いてたメールは1通じゃなかった。 他のメールも確認しないと。
担任のたつみ先生から、メールが来てた。 ヒナが病院に救急搬送されたって。 病院の住所と名前が書いてある。 最寄りの救急病院だった。
残りのメールはメアから。 「誰か帰ってきた?」 「まだ?」 「私、病院に行くね」 「病院についたよ」 そんな一言だけのメールがたくさん届いてた ]
(+5) 2020/11/13(Fri) 01時頃
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[ ねえ、「帰ってきた?」って何。 それって、まるで、まるで、 あの夢が、夢じゃなかったみたい。
私、帰ってきたの? 私、精神世界にいた? ヒナの精神世界にいたの? ]
(+6) 2020/11/13(Fri) 01時頃
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とりあえず、病院に行かなくちゃ。
[ 行ってどうこうなるものじゃないけど、 でも、家でじっとしてるなんて、 そんなこととてもできなかった。
私は、あの世界にいた9人と、 たつみ先生にメールを送る ]
『今から病院に向かいます』
(+7) 2020/11/13(Fri) 01時頃
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[ 立ち上がって、部屋着なことに気づいた。 クローゼットを開けて、少し考えて、 私はミモレ丈のゆるふわスカート>>2:70を取り出す。 形に残る、文化祭の思い出の品。ヒナの作品。>>2:129 普段着にするには少し甘すぎるけど、 冬に着るには少し薄すぎるけど、 着れないこともない。 地味目の上着を持ってきて、 分厚いタイツを履けばきっと大丈夫。 今日は大雪じゃないし ]
(+8) 2020/11/13(Fri) 01時頃
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[ 部屋を出ると、廊下で妹にばったり会った。 妹はあの日から、私と顔を合わせると、 申し訳なさそうな顔をする。 そのくせ、口元は笑ってるの。変な顔。 この子が何を考えてるのか、 やっぱり私にはさっぱりわからない。
でも、もしも普通は相手の気持ちがわかるものなら、 この子に私の気持ちがわかるとしたら、 人間的に問題があるのは私よりもこの子が上だと思う。 私のプライドが傷つくと承知の上で やったってことでしょ? それって相当性格悪いわよね? ]
(+9) 2020/11/13(Fri) 01時頃
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[ でも、本当にわからないの。 理解できないし、変わってると思う ]
桃香って変な子よね。 [ そう言ったら、妹の眉が奇妙に歪んだ ]
昔から、私のお下がりは嫌だって、 散々駄々をこねて 新しいものを買ってもらってたじゃない。
でも、彼氏は私のお古がいいのね。
[ 矛盾してると思う。理解できない。 心底不思議でそう言ったら、 何か喚きだしたけど興味がなかった。 うっかり相手をしちゃったけど、 私、今はそれどころじゃないの。 喚いてる妹は放置して、私は両親の部屋に向かう ]
(+10) 2020/11/13(Fri) 01時頃
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[ ノックをして顔を覗かせたら、 母は寝てたけど父はまだ起きてた ]
先生からメールが来て、 友達が病院に救急搬送されたって。 私、行ってくるね。
[ 私がそう言ったら、父は読んでいた本を閉じた。 眼鏡を外してベッドから降りる ]
お父さん?
[ 首を傾げたら、もう遅い時間で危ないから、 車で送ってくれるって。 玄関で待っていなさいって言われて、私は素直に頷いた ]
ありがとう、お父さん。**
(+11) 2020/11/13(Fri) 01時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2020/11/13(Fri) 01時頃
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[ 父の運転で、病院に向かう。 助手席に座って、私はまっすぐ前を見てた。 私、どうして病院に向かってるのかな。 そんなことを考える。
家でじっとしてなんていられなかった。 行かなくちゃって理由もなく思った。
でも、でも、ね、 メアの話が正しければ、あの精神世界を閉じるために、 誰か一人残らなくちゃいけない。 だとしたら……ヒナは、助からない。
きっと今頃、ヒナの治療にあたってるお医者さんたちは ヒナを助けるために力を尽くしているのに。 ヒナは、多分、助からない。 そのことを、私は知ってる ]
(+12) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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[ そして、もし、もしも、ヒナが助かったとしたら、 その時は、別の誰かがあの世界に残ることになる。 誰かが、ヒナの代わりに命を落とす。
私、何を祈ったらいいんだろう。 みんなで帰ってはこれないって知ってても、 みんな帰ってきますようにって願うの? そんな、決して叶わないお願いごとに意味ある?
でも私、 私が残るから、みんなは帰っていいよとは言えなかった。 一人残って、あの世界を閉じる役目を引き受けてもいい。 そんな風には思えなかった。今も思えない。 帰ってこられてよかったって思ってる ]
(+13) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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……お父さん。
[ 口数の少ない父は、黙って運転してくれてる。 真っすぐ、暗い道の先を見つめたまま、 私は父に話しかけた ]
私、自分のこと、なんでも持ってるって思ってた。 何も欠けたところがない勝ち組だって。 でも、私、大事なところが欠けてる。 そのことにやっと気づいた。
[ 多分、自分に欠けたところなんかなくて、 自分のことを勝ち組だって思ってた。 それこそが、私の欠陥だった ]
(+14) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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[ 出来のいい姉と出来の悪い妹。 両親のいいところを全部もらった私と、残りかすの妹。 そんな風に本気で思ってた。 でも違った。 私は、普通の人が当たり前にできることが、 どうやらできないらしい。 私は欠陥品で、 プライドなんか粉々に砕けて、 それでも、 あの世界にたった一人で残ろうとは思えなかった。
だからきっと、 こんな感じでこれからも生きていくんだと思う。 人の気持ちをわからないまま。 空気を読めないまま。 無神経って言われても ]
(+15) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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ごめんね、こんな娘で。 私、自分のこと、出来のいい人間だと思ってたのに。
[ 自嘲の笑みを浮かべた私に、 思いがけない父の言葉が降ってきた ]
「お父さんな、会社で、 トンビが鷹を生んだなって言われてるんだぞ」
[ 思わず、え、と聞き返して、思い当たる。 私の家庭教師の生徒は、父の同僚の娘さんだった。 私が家庭教師になってから成績が上がったって、 ご両親にも喜ばれてたんだった ]
(+16) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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「でも、そんなことは関係なく、 お前は、父さんと母さんの大事な子供だ」
(+17) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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[ 「そんなことは関係なく」 その言葉に、思わず目を見開いてしまう。 言葉を探すように、父は少したどたどしい口調で、 「桃香は」と言う。
なんでもよくできた私に比べて、 出来がいいとは言えない妹。 姉へのコンプレックスで潰れてしまわないように、 両親は二人とも大事に思っていることが伝わるように、 気を遣っていたつもりが、 甘やかしすぎて増長させてしまった。 父はそんなことを言った ]
(+18) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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[ 甘えて、甘やかされて、すべてを許されていた妹。 私はあんな風にはなりたくなくて、 ひたすら上を目指してた。
私、もしかしたら、そうしたら愛されるって思ってた? 甘えられない代わりに出来のいい娘でいることで、 両親の自慢の娘でいようと思った?
わからない。 人の気持ちがわからない私は、 自分の気持ちすらよくわかってなかったみたい ]
(+19) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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……お父さんとお母さんは、 私の自慢の、大事なお父さんとお母さんよ。
[ 病院に到着した。 父は夜間出入口の前に車を停めてくれる。 迎えに来るから連絡しなさい、と言われて頷いた ]
ありがとう。行ってきます。*
(+20) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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[ 目の前は真っ白。 ]
(+21) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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[ 操縦士の指示通りに動く、 ただただ海を征く船でありたかった。 ]
(+22) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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[ 残念だね。 志帆は人間だし、こころもあるし、 時には指示に逆らいたくなることだってあるんだよね。
澱のように、黒い気持ちが溜まった結果なのよね。 ]
(+23) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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『理帆ちゃんはいいなぁ!』
[ 言いたくても言えなかったんだもん。 だけど、言える立場じゃないのはわかってる。 言えないよ、理帆ちゃんには。 ]
(+24) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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──現実世界──
[ ジェットコースターから飛び降りたみたい。 心臓がばくばくしてる。 ]
ぇ……、 いま、の、なに?
[ ねえ、なんなの。 暗闇の中、枕元を探して携帯を立ち上げる。 光がとても眩しくて、目を細めた。
日付と時間を確かめていたら、不意に目に入ったの。 手首に不自然な線のようなもの。 ]
(+25) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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[ 携帯からの光じゃ全然足りないから リモコンを探り当てて照明のスイッチオン。
……蚯蚓脹れ。 パジャマを捲ったり覗いたりしてみれば、 至る所が赤く盛り上がっている。 精神世界でナイフをあてたところと見事一致です。 ]
帰ってきたの?
[ それとも追い出された? わからない。 目を丸くして考えてみるけど、なんもわかんない。 ]
(+26) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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[ 呆然として、携帯に再び手を伸ばせば、 メールの通知に気がついた。
古い順から一通目。琴子。 二通目、担任。三、四、五……通目、めあり。 めありで通知がいっぱいになってたから、 めありのから開こうね。>>+5 ]
……めありぃ。今帰ってきたっぽいよ。
[ めあり本人に届くはずのない答えを零して、 メールをひとつひとつ検分していく。 ]
(+27) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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ことめろ、どうして?
[ ねえ、どうしてよ。教えてよ。 ]
(+28) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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[ わかんない。わかんない。わかんない。 携帯片手に固まってたら、もう一通メールが届く。>>+7 ]
びょーいん、……いかなきゃ。
[ 救急搬送されたって。 病院に行ったところで何かできるわけでもないけど。 だって呼ばれたわけだから、いかなきゃね。 人間って聴力が最後まで残るってきいたことあるし、 案外呼びかけたら、なあに?って起き出すかもじゃん。
変換する時間も惜しくて、『わたしもいく』と返信。 ベッドから飛び降りた。** ]
(+29) 2020/11/14(Sat) 00時頃
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―― 現在/病院 ――
[ 夜の病院はひとけがなくて、しんとしてる。 なんだか、あの世界で登校した時のことを思い出した。 静まり返った昇降口に戸惑ったっけ。
名前を呼ばれた気がして顔を向けたら、 体当たりするみたいにメアが抱き着いてきた。 私のメールが届いた後、 入口で待っててくれたみたい ]
ただいま……でいいのかな。
[ 「帰ってきた?」ってメアのメールを思い出して、 私はそう言ってみる。 あの世界は、私が見た夢じゃないのよね? 私は、単に夢から覚めたわけじゃなくて、 あの世界から帰ってきたのよね? ]
(+30) 2020/11/14(Sat) 00時半頃
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[ シホも帰ってきたみたい。 「わたしもいく」ってメールが届いてたから>>+29 そろそろ来るんじゃないかって、 そのまま入り口で待つことにした。
メアが「みんな帰ってくるよね?」って言う。 私はうんって……言えるわけないじゃない ]
メアが言ったんじゃない。 あの世界を閉じる人は、帰れないって。
[ こういう時、こんな返事をしてしまうから、 私は無神経って言われるのかな。 でも、他になんて答えればいいの? ]
(+31) 2020/11/14(Sat) 00時半頃
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[ 私がそう言ったら、メアは、 あの世界を閉じる人は、 みんなの中の誰かである必要はないって言いだした。 なによその新情報。聞いてない! そんな大事なこと、どうして教えてくれなかったの! ]
ヒナと関わりの深い、もう亡くなってる人……?
[ 世界を閉じるのは、 世界の主と関わりの深い故人でもいい。 必ずしもあの校舎にいるうちの一人である必要は ないんだって。 もう一度言う。 そんな大事なこと、どうして今まで黙ってたの! ]
(+32) 2020/11/14(Sat) 00時半頃
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それなら、それなら……、 みんな無事に帰ってきてって、願ってもいいのかな。
[ ヒナも、みんなも、みんな揃って、 あんな寂しい場所に誰も置き去りにならずに済むように。 そうお願いしても、いいかな** ]
(+33) 2020/11/14(Sat) 00時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2020/11/14(Sat) 00時半頃
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[ 言いたくても言えない>>+24。って私にはわからない。 言える立場とか、言えないとか、 そういう感覚、私にはわからない。 言っていいことと悪いことって どうやったらわかるんだろう。 みんなはどうしてわかるのかな。
たとえそれが裏とか表があるということだとしても、 無神経ではないということで、 気遣いができるということで、 私にはないものを持ってるっていうことなんだろうな ]
(+34) 2020/11/14(Sat) 19時頃
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―― 現在/病院・夜間入口 ――
[ 新情報が聞けたけど、正直今更感がすごいと思うの。 みんな帰ってこれる可能性がある。 みんな帰ってきてって願ってもいい。 それは確かに嬉しいけど、 でもその情報を一番必要としてるのは、 帰ってきた私じゃない。 まだあの校舎にいるみんなの方だ。
テレパシーテレパシー。>>46 この情報、校舎のみんなに届きませんか。 無理かー。
ところで、変な姿勢で寝ちゃってたせいか、 肩凝りが酷くて。右肩が痛い。>>181 リコが帰ってきたら、肩揉ませようと思う** ]
(+35) 2020/11/14(Sat) 19時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2020/11/14(Sat) 19時頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2020/11/14(Sat) 21時半頃
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[ 静かで冷たい病院の廊下に、 カツンカツンっていう足音が響いてきた。 こっちに向かってくる足音だってわかったから、 顔を向けたら、たつみ先生だった ]
先生、こんばんは。 ヒナは、
[ 頭を下げて、夜の挨拶をすると、 先生は渋い顔をしてた。 それでなくても愛想のない顔なのに ]
(+36) 2020/11/14(Sat) 21時半頃
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[ 高校生がこんな時間に出歩くのはとか、 受験生なんだから帰って寝ろとか、 渋い顔で始まったお説教を私は遮る ]
父に車で送ってもらいました。 帰りも迎えに来てくれます。 夜更かしは慣れてます。受験生なので。 大体、こんな状況で、 家に帰っても寝れるわけがないです。 それで、ヒナは、
[ 外部受験なので受験勉強頑張ってます。 ゆーえーにー、夜更かしにも慣れっこです。 おとなしくのこのこと家に帰るわけないです。 畳みかけるように言うと、 先生は諦めたようにため息をついた ]
(+37) 2020/11/14(Sat) 21時半頃
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[ ヒナは、一酸化炭素中毒で、 予断を許さない状態、らしい。 お母さんも病院に来てる、そうだ。
一酸化炭素中毒。どうして、そんな。 助かっても深刻な後遺症が残ることもあるって、 聞いたことがある。 どうして、どうして、 ……って、ヒナは死ぬつもりだったんだものね。 助かった時の後遺症のことなんか、 考慮に入れる必要、ない。
ああ、メアがまた泣いちゃう。 鞄からハンカチを出してメアに渡しながら、 私は唇をかみしめた* ]
(+38) 2020/11/14(Sat) 21時半頃
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──現実世界──
[ ばたばたと準備。 着替えている最中に、首にも蚯蚓腫れを発見。 こわー。こわいね。
ハイネックに、ぐるぐる巻きのマフラーで隠す。 これでかわいい志帆ちゃんの完成です。やったあ。 顔は、しんでるけど。 無理でしょ、この状況で。可愛くいられるわけない。 ]
(+39) 2020/11/14(Sat) 22時頃
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[ 準備がうるさかったのかな。 自室の扉が控えめのノックの後に開いて、 パパがそろりと顔を出した。 なにしてるんだって。なにしてんだろうね。 これから病院にいくんだよ。 ]
びょーいんに行ってくる。 ……友達に呼ばれてるから。
[ 理帆ちゃんのこともあるし、 あんまり詳しくはいいたくなかったよ。 怪訝な顔をしたパパ。わかる。
こんな遅くに呼ぶのは非常識だな、って。 わかるよ。ほんと非常識だよね。 なに勝手に死のうとしてるんだろうね。 ]
(+40) 2020/11/14(Sat) 22時頃
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[ なんで勝手に死のうとして、 勝手に人の事を精神世界に呼んでるんだろ。 ]
(+41) 2020/11/14(Sat) 22時頃
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[ 後半はいいけど、前半は許しがたい。 月に代わって、ご案内☆ じゃなくてお仕置きしちゃうよ。 ]
(+42) 2020/11/14(Sat) 22時頃
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[ どうしても行かなきゃいけない。 パパを説得して、タクシーを呼んだ。 明日も仕事あるだろし、 出来の悪い次女の事なんか置いといてゆっくり寝てね。 きっと起きているだろうママにもよろしく。 ]
(+43) 2020/11/14(Sat) 22時頃
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──病院──
[ メーターが思ったよりも早く回るのを見ながら、 無言ではやくはやくって、携帯を握りしめる。
深夜の病院って思ったよりも、怖いね。 辿り着いた先、釣銭はいりません。 お札を何枚か取り出してタクシーの運転手に渡す。 開いた扉を閉めずに、早足で目的地に向かう。 どこかな、ここ? きょろきょろして。 知ってる顔をみっつ見つけて、寄る。
めあ、って声を掛けたら、素早く動くめあり。 ]
(+44) 2020/11/14(Sat) 22時頃
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……めありぃ、生きてるね。
[ どん、って体当たり。めありの洗礼。 抱き着かれながら、重力に抗えずに地面に尻もち。 受け止めきれなかったね。ごめん。 ゆりのハンカチも落ちたかも。>>+38
立ち上がって、コートのすそを払った。 ] ゆりーのも、息してるね。 ……うん、よかった。
[ なにがいいのか具体的にはすぐ言えないけど、 でもさ、百合亜がここにいてうれしいよ。 かしこがいると百人力じゃん! かしこの力で琴子をどうにかして。どうにか、* ]
(+45) 2020/11/14(Sat) 22時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2020/11/14(Sat) 22時半頃
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[ シホからはメールが届いてた。 届いてたから、シホが帰ってきてるのは知ってたのに、 実際に顔を見たらほっとしたの。 わかってたことを目視してから安心するなんて、 全く非効率だと思う。 非効率な、私の心 ]
シホも無事だね。 よかった。 ……シホも、
[ メアのマネキンは見た。 私も多分、あの後マネキンになったんだと思う、 だったらやっぱり ]
(+46) 2020/11/14(Sat) 22時半頃
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シホも、あの世界で死んで、マネキンになったの?
[ 言っていいことと悪いことがわからない私は、 オブラートになんて包まないで直球で聞くよ。 普通の人なら、ヒナが生死の境をさまよってる病院で、 “死んだ”なんて口に出すのは 憚られるのかもしれないけど。 私にそんなデリカシーはやっぱりないの。
たつみ先生にはきっと意味不明な会話だったと思うけど、 そういう配慮もやっぱりない。 説明するつもりもないので、 こんな夜中にクラスメイトのために駆け付けた 可愛い教え子たちのために、 何か温かい飲み物でも奢ってくれないかな。 というか奢ってください* ]
(+47) 2020/11/14(Sat) 22時半頃
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ゆりは、ハンカチは涙を拭くのに貸した時点で洗濯確定だから、いいよ。許す。
2020/11/14(Sat) 22時半頃
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[ 現代っ子はデジタル依存!てよくいうけど、 やっぱね。顔と顔を合わせるのは大事だよね。 顔を見て、声をきいて、体温確かめてって。
ま、手紙とメールなら、 どっちもどっちじゃんね〜とおもうけど。へへ。 ]
うん、元気。
[ なんなら、ここで月うさポーズをしてもいいくらい。 かおはしんでるけど、 きっと64(0..100)x1点くらいの出来になるよ。 ]
(+48) 2020/11/14(Sat) 23時頃
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[ あ、だめ。−10点くらいの出来になるかも。 かなり微妙な出来になっちゃう。 中央くらい。志帆らしいね。 オブラートなしの直球ストレート。 一瞬だけどうしようかなと目を逸らした。>>+47 ]
……そぉだよ。 みてみる? まだ腫れてるの。
[ コートの裾をまくりがてら、 担任に視線が行って。 じょしこーせーの瑞々しい身体を見たいなら、 たつみんさあ、コーヒーかコンポタ奢ってよ。と言う。 あほらしくて付き合ってらんねーとおもったのか、 担任は病院内に消えていく。まったねー。 ]
(+49) 2020/11/14(Sat) 23時頃
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[ 担任が視界から消えたのを確認してから、 コートと、ニットを捲れば、蚯蚓腫れがみえた。 傷にはなってないから、まだ見れるでしょ。 ]
あの世界で、 切ったところがこんなんになってんの! びっくりだよね。
……ゆりーんやめありぃは? 誰かの声が聞こえた? 手首とか切った?
[ 二人はどうだったのかなあって、首を傾げる。 いや、ほんとにね。 どうして琴子の精神世界で、 理帆の声が聞こえたのかなって、ふしぎだよ。* ]
(+50) 2020/11/14(Sat) 23時頃
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[ 元気って、元気じゃない顔でシホは言う。>>+48 ああ、同じだねって私は思う。 私もね、体は元気なの。 メンタルは、メアとシホを見てちょっと浮上したけど、 まだわりとグロッキーかもね。
オブラートに包まない私の質問に、 シホは目をそらしたけど、>>+49 返ってきたのは肯定だった。 やっぱり帰ってくるためには、 あの世界で死なないといけないみたい。
あの世界に残ると現実では死んじゃうのに、 現実に帰るためにはあっちで死ななきゃいけないなんて、 変なの。 まったく論理的じゃない仕組みだと思う。 どちらかの世界でしか生きられないってこと? 生きていく世界を選べってこと? その割に、私に選択肢なんてなかったけど。 容赦なく殺されたよね ]
(+51) 2020/11/14(Sat) 23時半頃
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[ え、先生、シホの身体見たいの? むっつり? って視線を向けたら先生は背を向けた。 私はブラックコーヒーがいいです。 長い夜になりそうなのでそうリクエストしたけど、 先生は買ってきてくれるのかな。 ヒナのお母さんのところに戻っただけかも。 買ってきてくれたら、 それはシホの身体を見たいってことで、 それはそれで問題よね ]
わ、なんでそんなことに。
[ シホが服を捲ったら、そこには蚯蚓腫れ。>>+50 雪は降ってないけど寒いんだから、もういいよ。 風邪ひくよって、私はすぐに戻してもらおうとする。 私? 私はね…… ]
(+52) 2020/11/14(Sat) 23時半頃
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[ 思い出して、私は渋面になったと思う。 さっきのたつみ先生に負けないくらい ]
私は何も聞いてない。どこも切ってないよ。
[ なんだかすごく平和に帰ってきたみたいじゃない。 でも、そんなことなかった ]
私は現代文のテストやらされて……、
[ 屈辱。言いたくない。言いたくない! でも「ゆりーのだから100点取れたんだよね」なんて シホに言われたらもっと惨めになる ]
(+53) 2020/11/14(Sat) 23時半頃
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…………0点だったことしか覚えてない。
[ あーーーーーー! でも、まだシホでよかった。 これがリコだったら指差して笑われそう。 私、屈辱で憤死する。
八つ当たり気味に私はメアからハンカチを取り返して、 自分の鞄に突っ込んだ ]
だから、痕とかそんなのは全然ない。 肩は凝ってるけど。
[ それは、勉強机で寝てたせいで、 私の死に方は関係ない……はず>>172* ]
(+54) 2020/11/14(Sat) 23時半頃
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[ かしこの考察。合ってるね。>>+51 精神世界にまだ居たら、 かしこパワーで琴子のことも、みんなのことも、 きっといい方向に導けたでしょうに。
へんな仕組みも、絡まった糸をほぐすように、 どうにかいい糸口がある、のかもしんない。 しんないけど!わかんないけど! ]
(+55) 2020/11/15(Sun) 00時頃
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[ めありぃはおしるこだかんね! 買ってきてくれるかはわかんないけど、 意味不明な会話をする生徒をそっとしておいてくれる、 やさしさは受け取っておくね。たつみん。
JKの身体が見たかったら、夏を待ってください。 手首よりももっと先が夏服なら見れるよ。笑。 ]
わかんない。けど。 なんかリンクしてるのかもね。 [ 精神世界と現実世界。>>+52 琴子の心と体がリンクするのは解るけど、 志帆のもリンクすんだあとすこしおもしろい。 風邪は引きたくないから、 ニットとコートとで再び手首を覆い隠そうね。 ]
(+56) 2020/11/15(Sun) 00時頃
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[ 百合亜の顔、すっごい渋い。>>+53 渋顔選手権あったら、1位とれるよ。 メンタルが元気なら、一枚記念の写真撮ったのにな。 ]
うん。 ……うん。ん?
[ え?聞き間違い?>>+54 0って、前に10ってつかないの? え?まじ?ってめありと固まってたとおもう。 めありの手からハンカチが消えて、 めありと志帆の固まった体が動き出す。 え?ふつうにびっくりでしょ。 ]
(+57) 2020/11/15(Sun) 00時頃
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よっぽど難しいテストだった、の、かな? そもそも問題文が読めなかった? 英語とか、あ、違うな。スイス語?とか?
[ ね。たぶんそうだよ。とめありと顔を見合わす。 痕とかはのこってなくてよかったな。
めありは詳しくはいいたくなさそうだったけど、 百合亜とも志帆とも死に方が違うって。そっか。 ]
(+58) 2020/11/15(Sun) 00時頃
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……次は誰が帰ってくるのかなあ。 [ どうなんだろうね、と深く吐いた息は、 しろく、空に消えていく。** ]
(+59) 2020/11/15(Sun) 00時頃
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[ かしこパワー?>>+55 どうなのかな。どうなんだろうね。 私、勉強はできるけど、 それだけだって思い知っちゃった。 学校でも塾でも習わない、 教科書に載ってない問題は解けないみたい ]
(+60) 2020/11/15(Sun) 00時半頃
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[ たつみ先生は表情ないけどいい先生です。 きっと今も時間外労働です。 でも来年の夏は私も志保もJKじゃなくてJDなので、 先生はJKの身体見られないと思います。>>+56 あんまり言うとブラックコーヒー、 冷たいの買ってこられても困るので このへんでお口にチャック ]
シホ、切ったって言ったよね。 それで、リンクしてるって。 シホ……切ったんだ。
[ あの世界の主はヒナ。 自殺を図ったのはヒナ。 それなのに、あの世界で、シホは自分を切ったんだ。 だって「切られた」じゃなくて 「切った」って言うんだもの。 それは、そういうことだ ]
(+61) 2020/11/15(Sun) 00時半頃
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[ 「なんで切ったの?」 聞きたかったけど、聞かなかった。 それは、気遣いとかそういうのじゃなくて、 知りたいけど、知りたくないっていうか。 そういう、私の気持ちの問題。
ヒナが自殺を図ったって事実で 今割と打ちのめされてるのに、 シホがあの世界で自殺のようなことをした理由を聞くのは ちょっと今は、耐えられそうになかった。 殺されたとかそういうのなら、聞けたと思うんだけど ]
(+62) 2020/11/15(Sun) 00時半頃
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[ でも、私の0点の件を話すのは、もっと耐えられない! そんな、フリーズしないでほしい>>+57 ]
私には難しいテストだったの。日本語だったけど。 ……というか……うん、そうだねえ……、
[ 私、あの時、自分じゃなければ100点取れるのかなって 思ったけど。 無理じゃない?って今は思うの ]
あのテストで100点取れるなら、 あの世界の主が誰なのかもわかったし、 そもそも、ヒナのこと、止められたかもしれない。
[ そうじゃない? 違うかな? 私、この分野ではかしこじゃないって思い知ったから、 間違ってるかもね ]
(+63) 2020/11/15(Sun) 00時半頃
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[ 次は、ってシホが白い息を吐きだす。>>+59 みんな揃ってとっとと帰ってきなさいよって思うけど、 そのためにはあの世界で死ななきゃいけないと思うと、 複雑な気持ちにもなった ]
そう、それよ。 聞いてよシホ、 メアってば、すごく大事な情報を言い忘れてたのよ。
[ ああそうだった、この情報も共有しとかなくちゃって、 私は世界を閉じる人についての新情報>>+32を シホに伝えることにする。 本当はまだあの世界にいる人たちに届けたいんだけど、 ままならないものよね。 メアは「ごめんねごめんね」って言ってるけど、 十分反省してほしい** ]
(+64) 2020/11/15(Sun) 00時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2020/11/15(Sun) 00時半頃
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[ 自殺を図ったヒナは、 スイセンの花を一輪抱いてたんだって。>>5 それを聞いた時、 私は校舎に咲いてた花のことを思い出した。 ああ、あの世界はヒナの世界だったんだって、 思い知ったような気がした。
スイセンの花言葉は「うぬぼれ」とか「自己愛」とか そういうのみたいよ。 ヒナ、どういうつもりでスイセンを抱いてたのかな。 それとも、深い意味なんかなかったのかな。
私なら、ヒナに黄色のスイセンあげたいな。 ううん、ヒナだけじゃない、みんなにあげたい。
黄色のスイセンの花言葉は 「私のもとへ帰って」らしいから。 みんな一緒に帰って来いって、そんな気持ちを込めて。 たとえそれが、死にたくなるような現実だとしても** ]
(+65) 2020/11/15(Sun) 13時頃
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[ もし、まだ私があの校舎にいたら、 きっと自分の分だけご飯を作って食べていたと思う。 人の分も作るなんて、誰かに言われなければ 思いつきもしなかったと思う。 人の分も作る? どうして私がそんなことしてあげなくちゃいけないの?
不利益を被ること、損をすることが私は好きじゃない。 でも、私のその考え方こそが、 私に不利益をもたらしていたとしたら? ]
(+66) 2020/11/15(Sun) 19時頃
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[ もし、3-1の誰かが、どうにもならない理由で、 私にノートを返すという約束を破ったとしたら、 私はどうするのかな。 中学の時みたいに、もう二度と貸さない?
……実際にそんな状況になってみてからでないと わからない、なあ。 でも、少なくとも私は、 二度と貸さないに決まってるじゃない、とは 断言できないのよね ]
(+67) 2020/11/15(Sun) 19時頃
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[ でも、私は今でもプライドはものすごく高いし、 プライドで飯は食えないって言われても、 プライド捨てるくらいなら餓死するって言い返すと思う。
私はかしこで勝ち組だよ。 欠陥品かもしれないけど、 ものすごく高価な器にひびが入ったって、 粉々にして捨ててしまえとはならないでしょ? 金継ぎして大事にするでしょ? 私の傷は、致命傷なんかじゃない。 傷があるって事実が死ぬほど悔しいけど、 それでも豪華に金継ぎして、 私は私を生きてやるからね ]
(+68) 2020/11/15(Sun) 19時頃
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[ 同じ穴の狢じゃないけど、 でも、3-1のみんなは大事な友達よ。
ちなみに狢はあまり可愛くないから、 みんなとっとと穴から出てきた方が いいと思うな(笑)** ]
(+69) 2020/11/15(Sun) 19時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2020/11/15(Sun) 20時半頃
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[ あの世界のみんなは、大雪に閉ざされた校舎の中、 文化祭の光景に囲まれているのに、 現実世界に帰ってきた私の方が、 文化祭の衣装着てるの、おかしくない? そう考えるとちょっとだけ愉快な気持ちになれたかも ]
(+70) 2020/11/15(Sun) 20時半頃
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[ たつみ先生は戻ってこない。 可愛い教え子たちに奢ってやろうって 発想はなかったみたい。 ひとけのない病院の入口に、空調の暖かさは届かない。 節電かな。エコですね ]
自販機コーナーで飲み物買わない?
[ 温かいものが飲みたくなって、 私はシホにそう言った* ]
(+71) 2020/11/15(Sun) 20時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2020/11/15(Sun) 20時半頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2020/11/15(Sun) 20時半頃
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[ Q.友人の精神世界に閉じ込められたとき、 どう行動するのが最適解だろうか。 ]
(+72) 2020/11/15(Sun) 21時頃
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[ A.臨機応変に対応しましょう。 ]
(+73) 2020/11/15(Sun) 21時頃
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[ もし学校や塾で習っても、 こんなことしか教えてくれなさそうだよね。
答えは自分で考えろ、って言われると困っちゃうな。 教えてくれたら、できるかもしんないけど。 パンケーキのレシピみたいにね。 ]
(+74) 2020/11/15(Sun) 21時頃
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[ 切ったよ。>>+61>>+62 自分で、自分の意志で、自分の事を切った。 なんで切ったの?って言われてもさ、 理帆ちゃんの声がまた聞きたくて。 志帆はいいね、以外の言葉が聞きたくて。
手首とか切ったところで、 精神世界でも、現実世界でも、 理帆ちゃんの声は聞こえてないんだけどね。笑。 ま、きこえてきたら、幻聴だしね。笑。 ]
(+75) 2020/11/15(Sun) 21時頃
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[ 百合亜は気遣いか、それ以上は聞いてこないから、 ただただ、うんうんって頷いただけになった。
ありがとうねえ。 もし言いたくなったら言うから、 そんときは回谷さん家の、 お金をかけても出来の悪い次女の話を聞いてね。 ]
(+76) 2020/11/15(Sun) 21時頃
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[ フリーズしちゃうよ。>>+63 だって、志帆の中では、 ゆりーんは問題をすいすい解いちゃう子だもん。 できないことなんて、あんまりないでしょ。 ]
ん〜、そっかあ。
……うん。うん。 きっと誰も100点とれないよ。 とれるなら、ことめろくらいじゃない?
[ 琴子がどうして死を選ぼうとしたのか、知らない。 ほかの子も一緒でしょ?と思うけど、違うのかな。 0点を取ったという問題の内容はわからないから、 何とも言えないところがあるけども。 ]
(+77) 2020/11/15(Sun) 21時頃
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[ わ。勢いがすごい。>>+64 重要なこと、と教えてもらったこと。>>+32 ぱちぱち瞬いて。 ]
……ことめろの近くで、 だれか亡くなってたら、いいけど、……
[ 人の死を願うなんて不謹慎かも。 でも知らない誰かより知ってる誰かのほうが大事なの。 おじいちゃんとか、おばあちゃんとか、ほら、 お年を召した方は天に昇る時期も、ちかいし、ほら。
言い訳してるけど、不謹慎なのは変わりない。 めありもちょっと微妙な表情。 ]
(+78) 2020/11/15(Sun) 21時頃
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[ 誘われれば、小さく頷く。>>+71 精神世界にいたときみたいには、 靴はしんでないけど、ちょっとここ寒いね。 ]
たつみん、買ってきてくんなかった!
[ 悲しい!って大げさに伝えて、 なんてないことないように、 軽やかに病院の中を三人でゆきましょうか。* ]
(+79) 2020/11/15(Sun) 21時頃
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[ きっと誰も100点取れないよ。>>+77 どんな問題だったのか、私は言わなかったのに、 シホはそう言った。 ヒナなら100点取れた? ヒナに100点取れるなら、 それでもヒナは自殺をしたかった? 私、0点だったけど、もし問10があったなら、 メールを読んだ時の巫百合亜の気持ちを問われたなら、 意味が分からなかったし、思わず縦読みしちゃったけど、 質の悪い夢だって思いこみたいくらい、悲しかったよ。 私の悲しみ程度じゃ、ヒナを思いとどまらせられない? そっかー ]
(+80) 2020/11/15(Sun) 21時半頃
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[ 新情報に、シホは “ヒナの近くで誰か亡くなってたら”って言った。>>+78 私はシホと同じようにぱちぱちと瞬いて、 そういえば、って呟いた ]
“関わりの深い”って、結構あいまいな表現よね。 “関わりの深い”の定義ってなんだろう……。
[ もう亡くなってる人に遠慮なんかいらないって 私は当たり前のように考えてた。 でも、なんだかシホの声は言い訳じみてて、 メアも微妙な表情をしてる? ご先祖様とかじゃ駄目? そんな都合よく出てきてくれたりしない? 廊下に花が咲くような意味不明な世界なら、 何でもありなんじゃないかと思ったんだけど ]
(+81) 2020/11/15(Sun) 21時半頃
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[ 大急ぎで病院まで来たくせに、 ヒナが治療を受けてる部屋の前まで行くことも、 ヒナのお母さんに挨拶をすることもできずにいる。 入口で足踏みして、 次は自販機コーナーに行こうとして。 まるで時間稼ぎみたい。
部屋の前まで行ってしまったら、 ヒナが帰ってこれたのか、帰ってこれなかったのか、 はっきりするまで、もう二度と動けない気がして ]
(+82) 2020/11/15(Sun) 21時半頃
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先生はきっと給料日前なのよ。 許してあげよ?
[ 3人分の飲み物も奢れないくらい困窮してるのね。 そうでなければ可愛い教え子に 飲み物をごちそうしてくれないわけがないよね。
先生に不名誉なレッテルを貼りながら、 自販機コーナーに足を向けた* ]
(+83) 2020/11/15(Sun) 21時半頃
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──回想、文化祭──
[ あの日はね、めちゃくちゃに働いたよ。>>515 きちんと数えてないけど、 文化祭中に焼いたパンケーキは、 もしかして572枚くらいにはなるんじゃない!? 腕が筋肉痛になっちゃったかもな。 でも楽しかったな。いい青春でした。 きっと、高校3年生のあのときしか体験できないこと。]
(+84) 2020/11/15(Sun) 22時頃
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[ そう思うと、 やっぱり理帆ちゃんにはごめんね、て思うな。 18歳の理帆ちゃんは、6歳の志帆がいるから、 文化祭を楽しんでる余裕なんてなかった。 帰ってくるの遅いって、泣くし。 おなかすいたよって、泣くし。 ]
(+85) 2020/11/15(Sun) 22時頃
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[ 花の女子高生。 箸がころがっても笑い転げてしまうお年頃。
琴子の失敗を聞いたら、>>2:293 息ができないくらいに笑ってしまうよ。 お客さんも笑ってなかった? 笑いすぎて呼吸困難になってなかったか心配です。 それくらいに芸術点が高いとおもう。 ]
(+86) 2020/11/15(Sun) 22時頃
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[ もしかすると、 ううん、もしかしなくても、 売り上げがすごかった理由のひとつは麗かも。 教室の外まで列が伸びてたんもんね。>>2:233 ]
ねー。 かっこよさの秘訣、教えてほしいくらい!
[ 話はふらふら。雑談だもん。 ふりるを相変わらず触りつつ、笑った。 ]
すきなこぉ?
[ 好きな子。いい子な回答してもいい? クラスメートのあなたたちが好きだよ。 ]
(+87) 2020/11/15(Sun) 22時頃
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[ 恋愛的、な意味で言えば、 好きな子は、好きな人は、初恋以来なかったかも。 彼氏はいたことあったけど、 押しに流されるまま頷いて、結局別れちゃった。
いい子な回答と併せて、琴子に伝える。 聞かれたら、聞いちゃうでしょ。 だからね、 ]
ことめろは、好きな人いるの?
[ 首を傾げながら、質問返し。 ]
(+88) 2020/11/15(Sun) 22時頃
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[ 琴子の回答には思わずびっくり。 ことめろらしいねぇって、 感想をにこにこしながら伝えたの。
自分で自分の事を好きだなんて、 本気で、羨ましかったんだぁ!* ]
(+89) 2020/11/15(Sun) 22時頃
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[ 「どうして死のうとしたの?」 私、ヒナが帰ってきたら、そう聞くと思う。 どうして?って、私は今まで何度もヒナに聞いて、 そのたびにヒナは私の納得のいく答えをくれた。
私とヒナは別の人間だから、 大事にしてるものだって違うし、 価値観だって違う。 でも、ヒナの話を聞けば、 私とは違うものを大事にしてるヒナのことが分かった。 分かってた、と思う。 ヒナは可愛いの追求者。 だから私の中で、ヒナは可愛いランキング一位だった ]
(+90) 2020/11/15(Sun) 22時半頃
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[ でも、ヒナが死のうとした理由を聞いて、 私、その答えに納得できるのかな。 そうか、そうだったんだ、なるほどね。 そう思えるのかな。
好奇心を満たしたい。理解して、納得したい。 その気持ちの一方で、納得したくないとも思う。 そうだったんだ、なるほどね。 そういうことなら仕方ないね。 ヒナが死を選ぼうとしたことを、 そんな風に理解したくない。
理解したくない、なんて。 そんな気持ちは、初めてだったかもしれない ]
(+91) 2020/11/15(Sun) 22時半頃
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[ もし、誰かがヒナの代わりに残ろうとするなら、 私はその人にもどうして?って聞きたいよ。 どうして? 自分が死のうとしたわけでもないのに、 肩代わりして死のうとするの?
知りたい。 でも、きっと理解できない。 納得したくない。
そもそも、肩代わりしたら帰ってこれないんだから、 そんなこと聞くこともできないのよね。 私に一生解けない問題を抱えて生きていけってつもり? そんなのは断固拒否だからね* ]
(+92) 2020/11/15(Sun) 22時半頃
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[ なぜ人は死のうとするのか。
生きていくのは辛いから、なんじゃないかなあ。 理帆ちゃんが死のうとして、考えたけど、 それくらいしか答えは見つからなかった。 ]
(+93) 2020/11/15(Sun) 23時頃
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[ 辛いことを取り除いてあげられるならいいけど、 いちおー血は繋がってても、他人は他人だし。 理帆ちゃんに志帆がしてあげられることはない。 これからも“女”として生きていくなら、 病気が身体を蝕むだけだ。
代わりに産んであげるって言ったのは、 こころがしゅんとしたあてつけだけど、 5%くらいは本気だったの。言い訳がましいね。 代替案も受け入れられないなら、 なんもできないよ。できっこないよ。 ]
(+94) 2020/11/15(Sun) 23時頃
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[ 琴子がどうして死のうとしたのか、わかんない。 生きていくのがつらいからだとおもうけど、 その辛さの理由を知らない。
理由を打ち明けられるような仲、じゃなかった。 結果を見て悲しいよ。教えてくれたらって思うけどね。 思うけど。 志帆には言えないこと、言わないことだったんだよね。 昨日までの琴子にできたことは、なんもないよ。 今思い返しても、特に変なこと、みつかんなかったもん。 死のうとして準備万端だなんて、>>2 まさか夢にも思わなかったでしょ。 ]
(+95) 2020/11/15(Sun) 23時頃
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[ さすがゆりーん! そっか、ご先祖様に頼ればいいんだ。 だって絶対墓の下でしょ。ひいひいじいちゃんとか。 ]
……わかんない。 ことめろが困ってたら、助けてくれるとか、?
[ わからないなりに回答を用意してみる。 これならご先祖様4世代前に遡ったって、 子孫の為ならえんやこらーってしてくれないかな。
生きてるかもしんない琴子の祖父母に向かって、 心の中ですみませんと謝っておこ。 ]
(+96) 2020/11/15(Sun) 23時頃
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夜ごはんもきっとこんにゃくなんだ…… 可哀そう……
[ 勝手に担任へ憐みを抱いておく。>>+83 不名誉なレッテルを更に貼って、自販機へ。
病院の中は暖房がきいてる。あったかいね。 百合亜も上着をすこし緩めたかなあ。>>+8 ]
(+97) 2020/11/15(Sun) 23時頃
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あ!お衣装だあ。
[ かわいいかわいい私たちをより引き立てる服。 着てきたんだねえと目を細める。 ]
……ことめろが、 ゆりーののこと見たら、ぜったい喜ぶよぅ。 [ ことめろの前に、なんていおうか悩んだ。 まだ会えないとか。 そういうのちょっと考えたくないね。ほんとね。* ]
(+98) 2020/11/15(Sun) 23時頃
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[ 生きていくのは辛いから、死ぬ? 死ぬのも辛くない? 痛いし苦しいし、中途半端に失敗したら、 後遺症で生きるのがもっと大変になる。
……なんて、私今なら思うの。 だけど、そうね。 あの校舎で、メールを受け取った時、 あの校舎がどういう世界なのか知った時、 私、世界の主は私じゃないって断言できなかった ]
(+99) 2020/11/15(Sun) 23時半頃
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[ なにもできない相手に、 どうして怒りをぶつけるんだろうね。 何を期待してるんだろう。
黙ってサンドバッグになってろ、とか? いや、無理でしょ(笑) って、思わずワラをつけちゃう私は、 やっぱり無神経なのでしょうね ]
(+100) 2020/11/15(Sun) 23時半頃
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[ なにもできない私に、 どうして教えてくれなかったのって思ってしまう私も、 何様?ってやつなのかもしれない。
黙って死を選ばれてしまうのと、 相談されたのに力になれなくて、 結局死を選ぶのを止められないの、 どっちが辛いのかな? ]
(+101) 2020/11/15(Sun) 23時半頃
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……ヒナがご先祖様に愛されてたらいいってこと?
[ あいまいな“関わりの深い”の定義に、>>+96 謎は深まる一方です。 ヒナのご先祖様が情の深い人だったらいいのかな? 子孫のピンチのために駆け付けてくれる? 蝶々が舞い花が咲く文化祭の世界ですけど。 ご先祖様世界観が謎すぎてパニックになりそう ]
(+102) 2020/11/15(Sun) 23時半頃
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もやしも安くて美味しいからお勧めしてあげたいね。
[ こんにゃくだけじゃ0カロリーだものね。>>+97 勝手なことを言いながら自販機へ。 先生の買ってくれなかったブラックコーヒーが がこんと自販機から落ちてくる。 そういえば、文化祭のパンケーキ、 たつみ先生も試食したんだっけ。 可愛いパンケーキが びっくりするほど似合ってなかったと思う ]
(+103) 2020/11/15(Sun) 23時半頃
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[ 自販機コーナー付近はちゃんと暖房が効いてるのね。 缶コーヒーも温かい。 自販機前のベンチに座って、私は上着のボタンを外した。 目ざとくシホが反応する。>>+98 うん、スカートだけじゃわかりにくいけど、 上も見えるとばっちり衣装だってわかるよねえ ]
私ね、ヒナの作る衣装好きなの。 思わず服飾関係の進路勧めちゃったくらい。
[ 目を細めるシホに頷いて、私は自分の格好を見下ろした。 ヒナ、喜ぶかな、そうなのかな。 そういうの、私にはわからないんだけど ]
(+104) 2020/11/15(Sun) 23時半頃
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だからね、これがヒナが私に作ってくれた最後の服、 ……になるのは、嫌だなあって。
[ ヒナの進路の話は、 結局あいまいなまま終わっちゃったけど。 未来のヒナが、私のために服を作ってくれるの、 私まだ諦めてないんだからね* ]
(+105) 2020/11/15(Sun) 23時半頃
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