15 青き星のスペランツァ
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― 四日目の朝・格納庫 ―
[探索最終日の朝、男の姿は格納庫にあった。 相棒の二足歩行探査機の整備を終えて、ドームの中でモニターを見ている。 表示されているのは、ハロが死んだ落石現場、そのすぐ近くの"海"。マップデータにはこれまでの調査結果が反映されて、ある程度の水深予測も出ている。
"海"の中でも、とりわけ深い場所。 周囲の水面より濃い青を湛えた穴。 地球において、ブルーホールと呼ばれるような地形。岸からほど近い位置にあるひとつを、目的地に設定した。*]
(140) 2021/11/14(Sun) 17時半頃
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─ 三日目・夜/談話室 ─
あらん、ライジちゃん結構飲めるタイプなのねん♡ 嬉しいわん♡ これからも誘っちゃおうかしらん?
[ボトルを開けてくれた事にも、明るく礼を言う。今の所は、いつも通りの“キランディ”だ。左腕は利き腕でこそないが、負傷している訳でもないので、酒を注ぐ手付きも危なげのないものだ。]
……そうね。アリババちゃん、あれでいて繊細だもの。 アタシが取り乱しちゃってたから、きっと余計に心労を掛けちゃったわ。 明日にでも、元気な顔見せなくちゃねん♡
[けれど、座標を見るにアリババは自室から動いてない様子だし、夜も大分更けて来ている。もう休んでいるかも知れない。明日の朝以降にした方が無難だろうと結論を出す。]
(141) 2021/11/14(Sun) 17時半頃
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[此方は、それなりのペースで杯を重ねていたけれど。提案された“礼”に、ふと手を止めた。]
……まるで、これから居なくなっちゃうみたいな事言うじゃない。 何か、変な事考えてるの? それともアタシ、妙な事でも口走っちゃった?
[あの時の事は概ね記憶してるつもりだけれど、大岩が持ち上がってからの事については、大分曖昧だ。自分を抑え込んだ力強い腕(>>29)がライジの物だったのだろうというのも、消去法による予測でしかない程度には。けれど、自分が何か口走ってしまっていた方がまだマシだ。]
[誤魔化しは許さないと言わんばかりに、じっと双眸の奥を覗き込む。普段から何かを隠してる様な気配はあったし、自分も人の事は言えないから詮索する気は無かったけれど。流石に、勝手に後を託す気で居るなら話は別だ。**]
(142) 2021/11/14(Sun) 17時半頃
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― 三日目 安置室前廊下 ―
そウ。元気なのが、最後のままデ。 ハロはたぶん、そうしてたかラ。ケトゥートゥもそうしたいノ。 初めてだから、上手にできるか、わかんないけどネ。
[問いかけ>>136に、頷く。 ハロのたどたどしい言葉>>2:63>>2:69から、どれだけその死生観が推し量れたか、自信はない。けれど、他のクルーたちが言う、『心の中で生き続ける』のほうに、近いものだったのだと思う。それに近い形を、目指してみたい。それで自分が少しつらくても、そういう形で悼みたい。 それはもしかしたら、その死に自責の念を抱いていなくとも、考えたことかもしれなかった。]
……うン。何回あっても、慣れないヨ。 毎回、つらくて、悲しくて、寂しくて。ケトゥートゥはたくさん泣いちゃウ。
(143) 2021/11/14(Sun) 18時頃
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[それでも。それを理解して尚、イースターに乗船を続ける意志>>137があると聞けば。 ケトゥートゥは、頷いてみせて。少しだけほっとしたように、微笑むだろう。]
ケトゥートゥも、降りないヨ。だから、これからも一緒だネ。 いろんなクルーと会って、いろんなお話して、初めての星で、いろんなものを見テ。 楽しいこと、これからもいっぱい、一緒にしようネ。
[危険も、悲しいこともたくさんあるけれど、楽しいことだって、やっぱりたくさんある。そのことも、ケトゥートゥは知っている。だから、この先にある楽しいことを、たくさん一緒に経験したい。 例えば、イースターにケトゥートゥの故郷の歌を教えたら、一緒に歌ってくれるだろうか。本当は大勢で歌うものだから、誰かと歌えたほうがケトゥートゥは嬉しいし楽しい。 その楽しいことの時々に、ハロも一緒だったら、と想像する未来を考えて。胸に込み上げるどうしようもない切なさを、きっとこれから、繰り返していくのだろうと、秘かに思った。*]
(144) 2021/11/14(Sun) 18時頃
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─ 三日目・夜/談話室 ─
飲めるというか、おれもあんまり酔えない質でね。
[いや、飲み過ぎれば二日酔いなどはしっかり来るのだが。酔って記憶がないとか、感情が極端になるとか、そういうことはない。]
ああ、それがいいと思う。
[きっとアリババの繊細さについても、キランディは自分より先に気付いていただろうと思う。
ペース早いな……と相手の飲みっぷりを眺めながら、思い出すのは昔の仲間と飲んだ時のこと。大酒飲みのデリクソンに随分飲まされたっけ、と懐かしく思う一方で、消えない後悔がちくりと胃の辺りを刺した。]
(145) 2021/11/14(Sun) 18時半頃
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[ふと止まった手>>142に、キランディの顔を見る。 こちらを覗き込む薄い色の瞳と目が合って、僅かに息を呑む。目を逸らしがたい何かを感じて、そのまま見つめ返してしまう。]
誰だって、いなくなる時はいなくなる。 そういう時はいつか来るもんだろ。
[気圧されたように、少しだけ早口でそう呟いて。]
……"死神"。 アンタはあの時、そう言ってた。
[あの時断片的に聞き取れた言葉のひとつ。 謝罪の言葉と、恐らくは誰かの名前であろう音に混じって聞こえたそれを、ぽつりと零す。 きっと普段なら聞こえなかったと誤魔化していただろう。あるいは、酒のせいかもしれなかった。*]
(146) 2021/11/14(Sun) 18時半頃
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― 三日目・夜/タラップ付近 ―
[>>110 >>117やってきたライジの方へ、かぼちゃ頭をぐらぐらと向ける。奥の光が明滅する。ジルなりの挨拶。]
おあー。
[>>131ジルもまたライジとキランディを見送る。イワノフの横にちょこなんと座って、かぼちゃ頭を揺らして見上げる。]
……イワノーフにも、おデの背中が必要じゃない?
[かぼちゃ頭の奥で、柔らかな熱のない火が燃えている。……。**]
(147) 2021/11/14(Sun) 19時頃
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─ 三日目・夜/談話室 ─
ふふっ、強さが近い子が居てくれるのは嬉しいわん♡ 折角なら、同じお酒を飲みたいじゃない?
[飲みながら、あなたの目が何処か遠くを見ている事に気付く。心が読める訳ではないから、詳細までは分からないけれど。何かを懐かしんでいて、けれど楽しいばかりの思い出ではなかったのだろう。ライジの表情は硬いままだ。]
[逸らされるかと思ったが、意外にも視線は交わされたままだった。だから、あなたの動揺も感じ取れた。一歩踏み込むべきか、退くべきか。誤魔化しが通じないのは、此方も同じ。]
いつかは、ね。 さっきの口ぶりだと、アタシよりは早いってわかってる様に聞こえたけど?
[迷った末に、一歩踏み込む事を選んだ。今、此処で逃がすのを良しとしなかったのは、自分なのか“キランディ”なのか、青年にはわからずにいる。]
(148) 2021/11/14(Sun) 19時頃
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[出された単語に、思わず眉根が寄る。小さく息を吐いて、揺らぎかけた視線を持ち直した。]
……余計な事、言っちゃってたわね。 アタシね、自分がそうじゃないかって思ってるの。 だって、此処に来るまでに関わった人、みぃーんな死んじゃってるんだもの。 それこそ、種族レベルでね。
[普段なら、決して口にはしなかっただろうそれを零してしまったのは、やはり酒のせいか。或いは、今日の出来事のせいか。ずっと抱えていた荷物を、今ひと時だけでも下ろしたい気分だったのは確かだ。]
[その行為こそが、死神の鎌に成りえるかもしれないとは知らず。*]
(149) 2021/11/14(Sun) 19時頃
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[惑星アーラは、辺境の星だった。然程、資源が豊かという訳でもない。だから最初に侵略者達が現れた時、アーラの民は彼らの目的を計りかねていた。資源的に貧しく、翼持たぬ者には暮らしていくのが困難な星ではあるが、それでも生物が暮らしていける環境ではある。彼らが此処を気に入ったと言うのなら、明け渡して出て行くのもいいかも知れない。 ……そんな意見が、大勢を占める程には。けれど、それは誤りだったのだと、すぐに気付かされた。]
[────侵略者達の目的は、アーラの民そのものだったから。]
[背に色とりどりの羽を持つ、有翼人種。地球の旧い思想にある、天使と呼ばれるそれに限りなく近い生き物。それらは、その姿で在るだけで価値があったのだ。]
[意図に気付いてからは抵抗したものの、武器と呼ばれる物は持っておらず、元より数が多かった訳でもない。男は殺され、状態が良い者は剥製にされた。女子供は皆捕らえられ、好事家に売り飛ばされた。その殆どが劣悪な環境に送られた様だから、恐らくは皆、生きてはいないだろう。]
(150) 2021/11/14(Sun) 19時頃
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[自分達は幸運にも──或いは不幸にも──少しだけマシな扱いを受けた為、生き残った。黒翼と言えなくもない紫の羽を持つ自分と、純白の翼を持つ“キランディ”。その組み合わせが、何故だかいたく気に入られたのだ。] [巨大な鳥籠の中で、空を恋しがって塞ぎ込む自分を“キランディ”は常に明るく慰めてくれた。『アタシが、いつか必ず“自由”にしてあげるわん♡』と。その約束は、文字通り命懸けで果たされた。]
[その日から、自分はずっと逃亡者だ。与えられた“自由”を喪わない様に。月日は流れ、自分達を飼っていた好事家も流石に寿命を迎えただろうが、それで自分の商品価値が下がる訳でもない。加えて、この目立つ風体で逃げ延びる為に、出来る事は何だってした。その方面で自分を追う者だって居るだろう。]
(151) 2021/11/14(Sun) 19時頃
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[本名では到底生きて行けず、いつしか“キランディ”と名乗り、思い出の中の振舞いを真似る様になった。“キランディ”の魂は、薄汚れた自分の元なんて、とっくの昔に去ってるだろうが。]
[それでも“キランディ”への憧れ、ああなりたいという想いは募るばかりだ。多くの人と死に別れ、辛い想いをして、手を汚しても“自由”で在り続けようとするのは、それが“キランディ”に託されたものだから。]
[此処に居るのは、“キランディ”になりたかった一羽の青年だ。*]
(152) 2021/11/14(Sun) 19時頃
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― 四日目:船内 ―
[パチンと、手元の情報管理用機器の電源を入れる。 空中に展開される複数のディスプレイ、待機中オフライン表示のクルー別アイコン、各自の発信機の位置。 昨日、一昨日、その前、それ以上前のスペランツァでの数多の記録。 持ち帰ったものと、持ち帰る事が出来なかった物。 死者のデータも生者のデータも平等に処理するものの、死者の記録の最後に付け足すのは専用の報告書だ。
専用のテンプレートは用意されているものの、それの入力に慣れてしまった自身の手によって、報告書は滞りなく提出される。
遺族等が居れば種族に合った翻訳形式で送られる物だ。 最も、調査船に乗るようなクルーの中には独り者の放浪者も居る為、外部に出る事は稀である。
『マーレ10』に降りてから、三つ重ねてしまった死者の名前。 …――送り先はあるのだろうか。それは自分の管轄の外側、別の物が担当するだろう。]
(153) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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[『マーレ10』に降りた際、私物の機材は早々に体組織不適合の結果を弾き出していた。>>1:157
しかし複数のサンプルを照合するうち、ソレの解析処理はどんどん遅くなっていく。 現在の対象は、イースターが持ち帰った"海"のサンプル。>>3:35
データが重いのだろうか。 こんな事は初めてだと困惑すると同時、違う挙動を見せるソレに希望を抱きながら、解析結果を待って居る。]
(154) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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─ 三日目・夜/談話室 ─
[逃げられないな、と思う。>>148 誰かに話せば止められると思った。から、誰にも言わなかった。でも、誰かにくらいは、言っておくべきなのかもしれない。観念したように、引き結んだ口を開く。]
……おれは、できることなら。 いつ死ぬかは、自分で決めたいと思ってる。 どこで死ぬかも、だ。
[それは、危険も伴う調査船に乗っている者としては、そぐわない言葉だったかもしれないが。決めたいと思っていても、そうできるかはわからない。いつ、どこでなんて、それこそ誰にもわからないことだ。
だから実際、望み通りにはならないだろうと思ってはいた。けれど、]
いい場所を見つけたんだよ。
[視線を外して、グラスに口をつけた。]
(155) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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[ハロを送り届けてから自室まで運搬される不自由な身体、透明な入れ物の中でカプカプと揺れながらも、手伝いの顔触れの中にイースターの顔が見えた。>>61
何か彼女に声をかけようと気泡を幾つか吐いたが、結局そのまま黙り込んでしまう。 塞ぎ込むよりも他者と話した方が良い事に気付いても、ソレは去ってしまった時間の話だ。
君はどうしてこの船に乗ったんだい。 どんな気持ちで『マーレ10』の上を歩き、どんな気持ちで地表や"海"のサンプルを拾い上げたのだろう。 危険と隣り合わせの旅、船内で長期間過ごすうち親しくなっていく顔触れ、無慈悲に減っていく名前。
悲しみから決して逃れられない旅の中で、何を求めていたのか。 並んで見た美しい"海"の風景を思い出しながら、コポンと気泡を吐いた。
それが、昨日の記憶。*]
(156) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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[――種族レベルで。そう聞いて、黒い瞳が揺れる。一瞬だが、明らかに動揺した様子を見せる。]
……それは、アンタの種族の話か。
[種族が皆死ぬ、すなわち滅ぶということ。]
アンタがどうこうしたんじゃなければ、……いや、
[天変地異の類とか、疫病だとか。そういうもので皆死んでしまったのなら、運が悪かったんだろう。そう言おうとして、言葉に詰まる。 多分、そういうことではないのだ。自分と同じように、ケトゥートゥが言ったように、誰かに何かを言われて納得できることではないのだろう。 けれど、もしも。]
……もしも、"何か"が一方的に奪っていったなら。 それは全部その"何か"のせいだ。 もしもそうなら、それは絶対にアンタのせいじゃない。
[それだけは否定しなければならない。 思い過ごしなら別にいい。が、種族と聞けばどうしても、自分達が何世代にも渡って行ってきた所業が浮かんでしまう。 そんな連想のせいか、珍しく少し強い口調になったかもしれない。*]
(157) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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[滅びゆく故郷を逃げ出して、調査船『スペランツァ』に拾われて。 それぞれ別の星から来たクルー達と共に過ごして、様々な星を訪れるうち、宇宙の広さと"人"の多様さを知った。
その度に、自分達が『キジン』で行っていたことは間違いだったと思い知らされた。
あの砂金の山が元々何だったのか。 それがどんな相手で、何を考えて、どう生きていたのか。 おれはもっと早くに、目を逸らさず考えるべきだった。
目を逸らし続けたことも、仲間を見捨てたことも。 おれの弱さで、罪だ。]
(158) 2021/11/14(Sun) 21時頃
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― 四日目の朝・格納庫 ―
[オレンジ色の機体を撫でる。 何回も塗り直した塗装は、元の色とは少し違う。パーツもかなり取り替えたし、エンジンや駆動系にも手を入れた。旧型故、仲間にも随分手間>>0:65をかけさせてしまった。
そうでもして使い続けるのは。 こいつが故郷にいた頃からの相棒で、 他の命の尊厳を踏み躙った罪の共犯者で、 仲間を見捨てて逃げた弱さを見ていた、証人だからだ。]
行こうか、相棒。
[そう声をかけて、操縦席に飛び乗った。 唸るような低い駆動音。 旧型特有の乗り手を一切考慮しない振動。
やっぱり、乗り慣れた機体が一番いい。**]
(159) 2021/11/14(Sun) 21時頃
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ライジは、二足歩行機で平原を"海"に向かって走っている。*
2021/11/14(Sun) 21時頃
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─ 三日目・夜/談話室 ─
[開かれた唇。いい場所を見つけたのだと、逸らされた視線。改めて問うまでもない。ライジはもう、決めてしまったのだ。自分の死に場所を、この星にする事を。] [これまで、こうしてきちんと向かい合って話した事は無かった。もっと早くにこうしていれば、考えを変えさせる事は出来ただろうか。 ……いや。自分に口を出す権利なんてありはしない。『“自由”で居られくなるくらいなら死んで“自由”になろう』と考えてる時点で、結局は同じ穴の狢なのだ。ただ、ライジの方が先に終わりを決めてしまっただけ。]
今更、言うまでもないだろうけど。 皆、悲しむよ。 ……オレだってね。
[これが最期なら、もう綺麗に取り繕ったりしてやるものか。そりゃ、キランディのまま諭せたらよかったけどさ。こんなでも、男だからわかるんだよ。アンタが、止めて欲しくない事くらい。]
(160) 2021/11/14(Sun) 21時半頃
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……けどさ。アンタはそんな事もう何百回だって考えた筈で、それでももう逝くって決めたんだろう? だからオレは止めないけど、その代わり…………立てよ。 腹は立つから、一発殴らせろ。
[やっぱり、自分は酔ってるのかもしれない。でもこんな話、素面で聞いたって殴りたくなってたと思う。オレが何人に死なれてると思ってんだ、バカ。あっちで、ハロやギロチンに怒られてしまえ。まだ近くに居るだろうから、既に耳元で怒りまくってるかもしれないけど。自分が殴った所で大した威力にならない事はわかりきってるから、尚更腹立たしい。]
(161) 2021/11/14(Sun) 21時半頃
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[強い口調に、目を伏せる。どうして、ライジがそんな事を言うのかわからない。自分が、関わってきた人達の死体の山の上に立っている事実は、変わらないだろうに。]
……そうだよ。オレの種族は、もうオレしか居ない。 知ってたかの様に言うね? そんな有名な話でもないと思ってたんだけど。
[種族が滅ぶなんて、ありふれた話だ。ありふれた話なだけに、原因は多岐に渡る。略奪は、仮定にしたってまず最初に挙がる原因ではないだろう。ライジは、惑星アーラの話を知ってたのだろうか。それとも────。]
…………仮にそうだとしても、さ。 “キランディ”が──オレ以外の最後の一人が死んだのは、どうしたってオレのせいなんだよ。
[諦めていれば、嘆かなければ。命を擲たせる事なんてきっとなかった。*]
(162) 2021/11/14(Sun) 21時半頃
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― 三日目・探索に出る前 ロビー ―
おう。 おっかねえ話だが、それが海の面白さでもある。 オレは間違っても、そんなところへ沈みたくはないがね。
[ライジの敬礼 >>116 に、年季の入った敬礼で応えて、ニヤリと笑う。ロビーを行く背を、見送った。……]
(163) 2021/11/14(Sun) 21時半頃
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― 三日目・夜/タラップ付近 ― [横に座ったジル >>147 の近くに腰を下ろし、背を撫でる。傷の多い、大きな骨ばった手で。]
ジール。 ありがとうよ。 慣れねえもんだな、これだけ死んでも。 武装でどうこうできた話でもない。準備不足とも言いがたい。 どいつも腕っこきだ。気を抜いてたとも思えねえ。 ただの事故で、みんな死んだ。
だからよ。 やりきれねえよな。 これは戦争じゃねえんだ。 敵がいりゃあ、敵を憎めるんだがな。 だから、オマエが必要だ。
オマエがこの艦にいてくれてよかったよ、ジル。
[ジルを撫でる。その間、青い瞳には少しだけ正気の光が帰る。いくつもの星の海を旅した、老船長の思い出が。]
(164) 2021/11/14(Sun) 21時半頃
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― 四日目:ライジとの通信 ―
[マップのスペランツァから離れていく点がひとつ。>>159 沼にはまった機体の整備は終わったのだろうか、移動速度は普段の物と変わりないソレに、通信を飛ばす。]
おはよう、 早いなライジ君
[音声のみの通信、ノイズも無く良好である。 慌ただしかった昨日には一切触れず、普段の探索と同じような挨拶。
自由探索である為、夜遅くまで作業しているクルーは朝起きて来ない事もある。いわゆる生活リズムのズレと言う奴だが、身体を壊さない限り咎める様な事では無い。 無論無茶が過ぎれば他者から叱られる、タプルとかに。
それにしたって君は活動時間を守っている上に出立が早いのだなと、先ほど支度を終えたばかりの自分を若干恥じた。 寝坊の予感がする。]
(165) 2021/11/14(Sun) 22時頃
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― 三日目/安置室前廊下 ―
[撫でられながら、赤い目がケトゥートゥ>>143の方を向く。]
ハロ様が。……そうだったのですね。 言われてみれば、安置室付近で彼を見かけたことはありませんでした。
["元気なのが最後のままで"。 イースターは変わり果てたハロの姿を見ている>>61>>90。けれどもしも、ハロの立場から見たとするなら。今後ハロを思い浮かべる時に想像する姿はあの最期ではなく、元気に浮いている姿の方が良いと思うような気がした。]
……はい。 これからも、きっとこのつらさや無力感と。向き合わなければならないのでしょう。 しかし、イースターは。このつらさも、悲しみも、寂しさも。慣れたくないと思います。 つらいからこそ、強く記憶に残り。つらいからこそ、防ぐために皆努力しているのだ、と。考えたので。
[少しずつ、少しずつ。己の感情の中に整理を付けて行く。 それでも喪失はつらく、つらそうな皆の姿や静かな船内を思うと、悲しくてまだ涙が止まらない。]
(166) 2021/11/14(Sun) 22時頃
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精が出るね
[ライジもそうだが、彼を乗せ共に駆ける相棒もだ。 スペランツァのクルーが二人、船から離れていくのをちらと見て、傍らで別のデータにも目を通す。 活動中のクルーはライジの他にも居る。いつもの光景であるとそのまま処理して。*]
(167) 2021/11/14(Sun) 22時頃
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[だが、ほっとした様な年上分の微笑み>>144を見れば。 ゆっくりとその触角を動かしつつ。]
イースターは。これからもケトゥートゥ様と一緒に居られる事を、嬉しく思います。 この道の先に、どんな楽しい事が待っているのか。どんなものが見られるのか。イースターもまた、楽しみにしております。
……ありがとうございます、ケトゥートゥ様。
[告げたイースターの声色は、先程までより。少しだけ、前を向けている様な色に聞こえただろうか。 危険な事も、悲しい事も、沢山ある。けれど、ここにしか無い楽しい事も、待っている。故に調査船に乗る事を志願したのだから。 その先を見れなかったハロ達の分まで、未来を見てみたい。涙を流しながらも、少女は小さく頷いた。*]
(168) 2021/11/14(Sun) 22時頃
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― 三日目/廊下→アリババの自室 ―
[アリババが自室に運ばれている時間>>156。イースターもまた、帰還への労い>>61の他に言葉を掛けることは無かった。 或いは、どう言葉を掛けていいのか分からなかったのも有るのかもしれない。 本日も少女の持ち帰った"海"のサンプルは、静かに船内に置かれている。
この時はまだ、どうすればいいのか感情も行動も整理の付かないままだ。 けれど、暫く後。死と向き合った後、己がどうしたいのか整理がついた後>>137>>168。落ち着いたら、彼ともまた話がしたい。少女はその様に考えていただろうか。]
(169) 2021/11/14(Sun) 22時頃
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