15 青き星のスペランツァ
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― 三日目・日没後 船外 ―
[殆ど光の入らないライジの目>>88を見上げて、こんな目をしていただろうか、と思う。 そうだったのかもしれない。それを感じ取れるところに、ケトゥートゥがいなかっただけで。 今もまだ、その暗さの全てを推し量れるほど深くには、きっとケトゥートゥはいない。]
うン。……ハロがね、ケトゥも来たらいいよ、って、言ったかラ。 綺麗なら、尚更行かないとだネ。一番な綺麗な時がいいナ。 ……夜明け、かなァ。
[ぼんやりとそう思う。だんだんと光に満ちていく海は、きっと綺麗だ。 夜中に一人で抜け出すと心配されそうだから、誰かを誘ってもいいかもしれない。
撫でる手が離れるのに合わせて目を開けて、離れていく手へ自分の手を伸ばした。 滅多に直接晒されることのない機械の腕に、幾周りか小さい手が触れる。 すこし、つめたい。金属なのだから当たり前だ。どうしてか急に切なくなって、ぎゅっと握る。ケトゥートゥの熱が伝導して、少しだけ温まる。その熱も、ライジにまでは伝わらない。 すぐ隣にいるのに、とても遠いところにいるような気もした。とても暗くて、深いところ。ひとりの場所。]
(112) 2021/11/14(Sun) 10時半頃
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[手を離す。立ち上がって、普段は届かないライジの頬へ触れる。 金属に熱が移って少しだけ冷たくなったことを差し引いても、思ったよりも温かくない手のひらだろう。]
スペランツァって、『希望』って意味だって、前に教えてもらったヨ。 たぶん、いい探査結果を持って帰ってきてほしいってことだと思うけド……ライジにとっては、違うんだネ。 いっぱい意味があったって、いいよネ。
[姿かたちも文化も違うものが共存する世界は、ケトゥートゥにとっては、どちらかといえば当たり前の世界だ。 シュトゥレクの民たちが、生まれこそ珍しいけれど、取り立てて他種族の益にならない存在であったことも大きいだろう。 ただ受け入れることを許された幸運を背景にケトゥートゥは生まれ育ち、旅立っている。
だからライジの『希望』>>89は、ケトゥートゥにとってはそうではないけれど。 それでもいいのだろう。違ってなお認め合うことが、共存するということだから。]
ちょっと安心したヨ。何でかナ? まだまだ一緒に、旅が出来そうな気がしたから、かナ?
[そう言って、少しだけ、笑った。 少しだったけれど、笑っていた。**]
(113) 2021/11/14(Sun) 10時半頃
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― 三日目 安置室前廊下 ―
[安置室に立ち寄るつもりは無かった。 ただ、その近くを通るのが、自室に戻るには近くて。とても静かな中に、人の気配を僅かに感じたのが少し、気になっただけ。 そこに、座り込んで泣いている彼女>>91を見つければ、声を掛けずにはいられなかった。]
……イースター。つらいノ?
[傍まで行って、しゃがみ込む。大丈夫ではないのはわかるから、その言葉での問いかけは選ばなかった。 立て続けにこんなことが起きて、つらくない筈がない。 こんな風に彼女が泣いているのを見るのは初めてだ。いつも、たくさん泣くのはケトゥートゥだった。 力なく垂れた触角の間へ、そっと手を伸ばして、頭を撫でる。自分がこれまでしてもらったように。*]
(114) 2021/11/14(Sun) 10時半頃
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[ヨーランダはのそりと身を起こした。室内を見渡すとハロの献花台に花が置いてあった。 どうやら寝ていたようだ、それも人が来たことに気が付かないほどに深く。きっと今までの疲れが出たのだろう、自分の正体を隠して生活することに対する。今は今後あるかもしれない処罰に対する恐れよりも、解放されたことに対する喜びの方が大きかった]
?
[ハロのカプセルに違和感があった。寝ぼけてそう感じたのかと思い近くによると、かけていた布がずれているのだ。まさか誰かがいたずらをしたのかと慌ててカプセルの中身を確認した。
いた。 ここに収まるべき人物が。
きっと誰かが回収してここに収めてくれたのだろう、一緒に帰れるようにと]
はろ。
[震える声で棺に声をかける]
おかえり。
[ヨーランダは心からよかったと思い、その思いは無意識のうちに言葉として発されていた]
(+3) 2021/11/14(Sun) 13時頃
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― 三日目・探索に出る前 ロビー ―
……だよな。 そもそもの環境が安定してるってのは、それだけで貴重だ。
[活動するのに特別な器具も装置も必要ない(クルーの大部分にとって、の話だが)星は、これまでの調査履歴の中でもレアだった。だからクルー達の期待も大きかっただろう。
煙草――ドラッグらしいと聞いた気はするが、どちらもやらないライジには違いがよくわからない――の青い光を見る。 時折揺れるそれを見ながら、本物の海の話を聞く。 だからこのイワノフという男は、引退後に船乗りになることを選んだのだろうか、と思う。宇宙に無数に存在する星を渡るように、海をゆくことを。]
(115) 2021/11/14(Sun) 13時頃
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……真っ暗か。
[深海の話。深い深い水の底の、重さと暗さ。堆積した過去とさびしさ。 引き結ばれていた口元が僅かに緩む。どこか安堵したように笑み、呟く。]
ああ。そりゃあ……いいな。
[一切の光が届かない場所ならば、砂金も砂粒と同じ。 もしもいつかが来るならば、そんな場所がいいと思っていた。]
いい話が聞けたよ。 ありがとう、"キャプテン"。
[彼が時々やっている敬礼を真似て、腕を上げてみる。多分あんまりうまい真似ではない。自覚もあるので、苦笑しながら肩を竦める。 それから改めて、いつも通りに軽く片手を挙げて、男はロビーを後にした。*]
(116) 2021/11/14(Sun) 13時頃
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― 三日目・夜/タラップ付近 ―
よかった。 謝るようなことじゃないだろ、別に。
[おれは運んだだけだし……と口の中でもごもご言う。 実際、ライジの二足歩行機でなければ腕の腫れはもうちょっとマシだったかもしれない。勿論、あの状況では他に選択肢はなくて、そう考えるのも意味のないIF>>71なのだけれど。 右腕に嵌るギプスは、タプルが処置してくれたものだろう。返ってくる返事>>111が普段の口調であることに、少しだけほっとする。 あの時>>3、キランディの様子はあまりに普段と違っていた。この笑顔も、特徴的な口調も、何かを覆うためかもしれないと思う。自分の口数が多くないのと同じように。]
え。
[付き合ってくれ、の誘いに間の抜けた声が返る。 イエスとかノーとかの前に、まさかそんな声がかかると思っていなかったので、完全に虚を突かれましたという顔だ。僅かに開いた目を何度か瞬く。]
あー……礼なんて別にいいんだけどな。 ……いや。おれでいいなら、付き合うよ。
[視線をタラップの床に落として、頭を掻く。 それじゃあ談話室でいいか、と指をさして、歩き出す。もう夜も遅いし、人気もあまりないだろう。*]
(117) 2021/11/14(Sun) 13時半頃
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― 三日目/安置室前廊下 ―
[顔を上げたイースターの眼は、普段よりも赤い。声を掛けられれば>>114ポロポロと涙を零しながら、ケトゥートゥの方を見る。]
……、ケトゥートゥ様。
[名を呼んで、つらいのかという問いに頷く。そのまま大人しく頭を撫でられる。生きた手の感覚は、暖かく優しく思えた。 けれど。泣いてもいいのだ>>2:13と伝えてくれた年上分には、特に仲の良かった相手を喪ったのにも関わらず、とても辛い筈なのにも関わらず。滲んだ視界の向こうには、涙もその痕も見えなかった。]
ケトゥートゥ様は、泣かないのですか。 『辛い』筈、でしょう。……今までは、そうしていたのに。何故……
[泣いたままの眼で、普段よりもたどたどしい言葉で。彼が誰かに投げかけた問い>>50と、似た質問を投げかける。]
(118) 2021/11/14(Sun) 13時半頃
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― 三日目/安置室 ―
[キランディの処置を終えた後、しばらく。 静まりかえった船内を渡り、タプルは安置室へと訪れる。 ちいさな遺体には布がかけられ、花が手向けられている。]
すこしだけ向こうを向いていてくれないか。 ……できれば人払いも。
[そこにいるであろうヨーランダにそうひとこと声をかけて かけられた布に手をかける。]
[酷い有様だった。へしゃげた身体、漏れ出した体液。 その残骸の形は事態の凄惨さが伺い知れた。 それでも仲間たちは彼を船へと帰還させてくれた。]
……おかえり、ハロ君。
[タプルは食指を伸ばすと、その亡骸を掬い上げていく。 ひとつひとつ。確かめるように。元あるべき場所へと収めてゆく。]
(119) 2021/11/14(Sun) 13時半頃
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[手元には緊急オペ用に用意した組織片、復元用の細胞壁。それは彼の命を繋ぐために用意したものだ。 しかしそれは生命を維持する為でなく、いまや抜け殻の身体を埋め合わせるだけのもの。 崩れた外骨格にはどうしても継ぎ目が残る。完全な状態に戻すことは難しかった。 けれど、せめて綺麗な姿で。死に化粧を施すように、丁寧に やすらかな眠りを繕って。 再び、その布をかけ直し、花を添えた。]
……もう大丈夫。ありがとう。
[見届ける墓守に、小さく礼をして。安置室を後にする *]
(120) 2021/11/14(Sun) 13時半頃
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― 三日目 安置室前廊下 ―
[いたわるような手の動きで、撫で続ける。つらさにただ寄り添うように。 いつもより赤い眼>>118を覗き込む青灰色の瞳は、問いかけを受けて、少し遠くを見るように深まった。]
うン。泣かないヨ。 お別れじゃなくて、『一緒に生きる』を、してみようと思うかラ。 ……いつものお別れは、ハロとはしないんダ。
[いつもと違うことをしたいから、いつもと同じことをすると、それが出来ない気がするから。ケトゥートゥにとっての『今まで』を、やりたくない。それも、間違いなく、答えの一つだ。 自分を許せない気持ちももちろんある。楽になってはいけない、という気持ちも、きっとある。けれどそれらを話せば、そんなことはない、と言われてしまうかもしれない。そこに齟齬を感じるのは、少し寂しいし、申し訳ないから、それは言わずにおくことにする。]
(121) 2021/11/14(Sun) 14時頃
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……イースターは。もうスペランツァを、降りたくなっちゃっタ?
[マーレ10での調査も、もうじき終わる。結果を持ち帰って、次の出発の時には乗り込まないのも、選択のひとつだろう。 実際に、仲間の死に直面したあと、そうやって降りていくクルーはこれまでにもいたのだ。ケトゥートゥはそれを寂しくは思いつつも、本人たちがしあわせに生きるためならその方がいいのだろうと、それを見送ってきた。 イースターはどうするのだろうと、小さく訊ねる。*]
(122) 2021/11/14(Sun) 14時頃
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― 安置室 ―
[三つ目のカプセルには、布が掛けられたハロの亡骸が収められている。
LOSTの知らせが入った時に用意された空のカプセル。
それから回収された無惨な残骸が入れられて。掛けられた布の上からでも、その死の輪郭が見えるようだった。
今は、ふっくらとした体が布の下にある。
やさしい手で修復が施された亡骸>>120は、先に逝ったアシモフとギロチンのカプセルと並んで静かに眠っている。
その眠りを、出立の時まで今暫く。
墓守の男が見守っている。]
(#2) 2021/11/14(Sun) 14時頃
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― 三日目・日没後 船外 ―
そっか。 あいつ、楽しそうだったもんなあ。
[海で遊んでいたハロのことを思う。探査機水没未遂の前までは、楽しそうな声も聞こえていた。]
そうだな。夜明けの海はきっと……綺麗だろうな。
[水面に光が当たれば、複雑に揺れるさざ波がきらきらと輝くだろう。 美しい光景だろうと思う。眩しすぎるとも。
義手を握る、小さな手>>112を見ている。 熱も、きっと自分より柔らかいだろう肌の感触も、感じない。握り返すべきか、力加減に迷っているうちに、ケトゥートゥが立ち上がる。]
(123) 2021/11/14(Sun) 14時半頃
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[頬に触れれば、荒れ気味のがさがさした男の肌の手触りが返ってくるだろう。 伸びてくる指先を追って視線が動くが、されるがままになっている。人肌よりは低く、金属よりはずっとあたたかい温度。]
ま……名付けた奴はそういうつもりでつけたんだろうさ。 "希望"にも、色々あるだろ。
[いいよネ、という言葉に、いいよ。と頷く。 それは誰かにとっては目的で、別の誰かにとっては夢や憧れで。 生きる場所だと言う誰かも、いるかもしれない。]
……、
[安心したと少し笑う顔>>113に、笑顔は返せなかった。それほど器用ではない。多分、少し困ったような表情になっただろう。 昼間見た、深い青に沈んでいく石ころ>>35が、ずっと。頭の中にある。]
そろそろ戻ろうぜ。 冷えてきたし、風邪でも引かれちゃ困る。
[これからも一緒に、とは言えないまま立ち上がる。 『スペランツァ』の灯りを背景に、男の輪郭は完全に影になった。*]
(124) 2021/11/14(Sun) 14時半頃
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─ 三日目・夜/談話室 ─
アタシがしたいのよ、受け取って頂戴♡ そ・れ・に、ライジちゃん『で』じゃなくて、ライジちゃん『が』いいのよねん♡
[強引な事を言いつつ談話室へ来れば、いかにも度数の高そうなウィスキーのボトルを出して来た。]
耐毒性が高いのか、度数低いと酔えないのよねアタシ♡ この腕じゃ、明日は探索に出ようったって止められちゃうでしょうし。 そう言えば、こうして飲むのは初めてだけど、ライジちゃんってイケる口かしらん? 水割りにするか、もっと度数低いのも確かあったと思うけど、どうするん?
[希望を聞けば、それに沿った酒類を用意する。両手が使えないので、開封は頼む事になりそうだが。互いのグラスが満たされれば、静かに飲み始めた。]
……辛い事、全部任せちゃったわね。 ライジちゃんにも、アリババちゃんにも、感謝してもしきれないわん♡ ね、お礼は何がいいかしらん? アタシに出来る事だったら、何だってしちゃうわよん♡
[口調は冗談めかしているが、割と本気だ。そうするだけの恩義は感じている。誰かに縋って、本当に駆け付けてもらえた事なんて、もう永い間無かったから。**]
(125) 2021/11/14(Sun) 15時半頃
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― 三日目・日没後 船外 ―
[荒れ気味の肌の感触>>124は、とても彼らしいものだった。らしいなあと思いながら、何度か撫でる。そこにはちゃんと、生きているもののぬくもりがある。]
ケトゥートゥ、思ったより温かくないねって、よく言われるんだヨ。 ライジ、知ってタ?
[それでも違和感を感じない程度の温度は有している。平均的な人類より、少し低めだろうかという程度だ。 見た目や運動量から、高い体温を想像されやすいらしい。
ぬくもりが移りあって、触れた場所の温度が均一になる。そんな当たり前の仕組みが、何かの救いのように思える瞬間というものが、世の中には確かにあると思う。熱のように等しく伝わりあうものばかりではない。だからこそ、互いに同じ物を感じていると信じられる瞬間を、ひどく貴いものに感じるのだろう。 彼がそれを感じる機会は、これまでとても少なかったのかもしれない、と、そんなことをぼんやり思いながら、手を下ろした。]
(126) 2021/11/14(Sun) 15時半頃
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だよネ。船に載せる『希望』は、たくさんあったほうがいいヨ。
[頷きを返す。彼の希望もここにあることを、喜ぶ目をして。 なのにどうして、ライジは少し困った顔>>124をするのだろう。暗いから、表情を読み違えただけだろうか。……そうであってほしいと、思うけれど。 ケトゥートゥの落ち込んだ心は、僅かずつ浮上を始めていて。深い底までは、至れない。]
そうだネ。……ケトゥートゥ、もうちょっとだけ、船の周りを歩いてから帰るヨ。 今日は探索に出てないから、動いた方が寝れそうな気がするんだよネ。
また明日ネ、ライジ。
[翳った輪郭を見上げて投げ掛けるこの挨拶は、どこか祈りにも似ていると、ケトゥートゥは思った。**]
(127) 2021/11/14(Sun) 15時半頃
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― 三日目・夜/タラップ付近 ― [明るい口調 >>100 に応えるように、口元の髭を釣り上げて笑う。]
そうか。タプルたちの手当があったんなら安心よ。 だが一日二日ですぐ良くなるってワケにはいかねえだろう。 できることをやりつつ、無理はせず、だな。
[凡庸な答えを返す。明るい返事に、明るい答え。目上の人間ーー実際は同じクルー同士だがーーとしての少しの諌め。]
オレの経験じゃ、こうも人が死んでく時には、『何か』が起こるんだ。 何かを失ったやつが、それを取り返そうとして、より悪いことが起こる、なんてのだってよくある話よ。 ーー今回は死にすぎた。もう誰も死んでほしくねえ。
[帽子を目深に被り直す。青い光が二つ、瞼の裏に隠れる。]
(128) 2021/11/14(Sun) 16時頃
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─ 三日目・夜/談話室 ─
お、おお……
[押しが強い。受け取らざるを得ないという圧がすごい。>>125 こうやってこられると弱いところがあるので、キランディのことは正直苦手な部類だった。嫌いというわけではなく、船内の雰囲気を明るくする姿は寧ろ好ましいものであるのだが。
そうして、談話室に着いて。 強そうな酒が出てきたなあとキランディの手元を見る。怯む様子はない。]
なるほど、耐性ってのも難儀なもんだな。 ……おれも同じのでいいぜ。ストレートで。 あー、開けるぜ。ちょっと貸して……
[ボトルを軽く捻って開けて、渡す。片腕で酒を注ぐのは、やや心配そうに見守った。琥珀色が揺れるグラスを受け取れば、少しその表面を見つめる。]
(129) 2021/11/14(Sun) 16時頃
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おれは指示通りに動いただけだから、どっちかっつーとアリババの功績だな。 ……多分、けっこう参ってると思うから……後で行ってやるといいんじゃないかな。
[飛行機のポッドの中で揺れていた姿を思う。いや、どうだろう。まだ少し時間が必要かもしれないが。 礼、と言われると少し悩む。グラスを傾ける。呑むペースはゆっくりだ。]
そうだな……それなら、他のクルーのこと、頼むよ。 アンタはまだこの船に来て日が浅いが、皆のことよく見てるからさ。
[つまり、今まで通りでいいということだ。 そんなわざわざ頼むまでもないことを、礼として提案した。*]
(130) 2021/11/14(Sun) 16時頃
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― 三日目・夜/タラップ付近 ―
[現れたかぼちゃ頭 >>102 に、おお、と声を上げ手を挙げる。]
ジール。……おうよ。 そうだ、そうだ。この船には、オマエってカウンセラーがいるんだよ。 オマエの毛並みは大したもんさ。 こんな夜にも見事な艶だ。……
[はっはっは、と笑って、ジルを撫でるキランディを見守る。 やがて来るライジ >>109 にも片手を上げ、軽い挨拶を交わしたあと、 去る二人 >>111 を見送る。**]
(131) 2021/11/14(Sun) 16時頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2021/11/14(Sun) 16時頃
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― 四日目・日中 森 ―
[その日ケトゥートゥが探索へ向かったのは、森のより深いところ。 キランディに教えてもらった、見える範囲で一番高く、大きな樹のある場所だ。]
大きいけど、『ラァラ』に比べたらまだまだだネ。
[『母なる大樹』を思い浮かべながら、独り言。 樹皮や葉をサンプルに少し採取させてもらったあとで、身体をぴったりと幹に寄せて、目を閉じる。 ゆっくりとした呼吸を繰り返しながら、周囲の植物たちの息吹に耳を傾けて、身を委ねる。
たくさんのいのちが、ケトゥートゥへ話し掛けてくる。]
(132) 2021/11/14(Sun) 17時頃
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― 三日目・夜/タラップ付近 ―
ふふっ、そうねん♡ 飛べはするからって探索に出たら、流石に怒られちゃいそうだわん♡ キャプテンの言う通り、暫くはお手伝いに専念する事になっちゃうかもん♡
[元々、探索要員としてスペランツァに居るのだ。研究や分析・整備といった得手がある訳でもない。詰まる所、自分に出来そうなのは本当に『お手伝い』レベルの些事だろう。] [青い光が、一つだけになる。僅かに、間を置いて]
──そう。そう、ね。 アタシも同意見よ、キャプテン。 もう、誰にも死んでほしくないわ。 死神役なんて、真っ平御免よ。
[そんな本音を滲ませた所へ、待ち人(>>109)が通り掛かる。あなた達へと別れを告げ、ライジと共に艦内へと入って行った。(>>111)**]
(133) 2021/11/14(Sun) 17時頃
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[シュトゥレクの民たちの身体には、人間のそれとは異なる点も多い。ところどころに、植物に似た特徴を有している。 身体の中の事だから、ケトゥートゥには詳しくはわかっておらず、どこの植物たちも自分を受け入れてくれるのは、それが理由なのかもしれない、程度にしか考えていない。 治療者にとっては厄介かもしれないし、研究者にとっては興味深いかもしれない。その程度だ。特に誰の利益にも不利益にもならず、シュトゥレクの民の存続を脅かすようなことは、そこには何もない。
意識して気を付けなくてはならないことも、そんなにはない。 強いていくつか挙げるなら、火にはあまり近づかない方がいい。ふつうの動物よりも燃えやすい。 人間の病気よりも、植物の病気の方が脅威になりやすい。 そして、滅多に無いことではあるが――寄生植物の、寄生先となる可能性がある。]
(134) 2021/11/14(Sun) 17時頃
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[とはいえ、通常の寄生植物は、それほど急激に寄生を進めることはない。自ら動くことができ、周囲に助けを求めることもできるシュトゥレクの民なら、付着した寄生植物が寄生行動に移る前に、十分に対処が可能だ。 ただし、もしも宿主へ付着するなり急激な行動を起こし、即座に侵入するような種が存在したならば。 寄生植物の他植物に対する戦略はシュトゥレクの民にも通用し、しかし本来の宿主との構造の違いゆえに、重篤な事態を引き起こすことは考えられる。
宇宙は広い。何処かにそういう種が存在する可能性も、ゼロではない。 しかし少なくともこのマーレ10には、そういう種は発生していなかったようだ。 そんなささやかな幸運を積み重ねて、ケトゥートゥはスペランツァに乗り続けている。*]
(135) 2021/11/14(Sun) 17時頃
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― 三日目/安置室前廊下 ―
……。 忘れない限り、心の中で生き続ける。 その為に、ですか。
[ケトゥートゥ>>121の告げた答えは、以前にチキュウ>>2:45やヨーランダ>>3:30から聞いたものと似ていると。感情の洪水の中で思い浮かべる。以前共にそれを聞いた時の彼は、誰かの中で生きているという考えによく分からない>>2:51と答えを返していた筈なのだけれど。何か、そう思わせるきっかけがあったのだろうか。 もしももう一つの泣かない理由>>66を告げられたなら、イースターはそうは思わないと考えて、返すのだろう。なので、それを告げないという判断は正しい。]
分かっているのです。 イースター達『アルニカ』の人々は、データという明確な形で。死者と共に生きる為の物を遺してきたのですから。
けれど、それでも。 死というものは。つらい、ですね。
(136) 2021/11/14(Sun) 17時半頃
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[訊ねられた質問>>122には、目を閉じて首を横に振る。]
いいえ。……確かに、『スペランツァ』に乗り続ける限り。死のつらさからは逃れられないのでしょう。 ですが、だからこそ。見る事が叶わなかった方々の分も、イースターはこの先の景色を見て、知りたい。そう思います。
[零れる涙はそのままに、答えを告げる。 "父"はこの事を懸念していたのだと気付いても>>92>>93、実際にその痛みが辛く苦しいものと知っても。クルーで居たいという考えは変わらなかった。 むしろその考えは、イースターの中でより強固なものになっていた。*]
(137) 2021/11/14(Sun) 17時半頃
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― 三日目・日没後 船外 ―
[誰かの肌に、じかに触れたのは久しぶりだ。他人の温度がどのくらいだったかなんて、もう覚えていない。自分のものさえも。 だから知らなかった。今まで撫でたことも、きっと手を引いたことも何度かあっただろう彼の温度は、今日初めて知った。]
いいや。 でも、おまえは温かいよ。ケトゥートゥ。
[そう答える。この温もりを覚えておきたいと思う。 覚えておいてくれたらいいなあ、とも。]
(138) 2021/11/14(Sun) 17時半頃
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[ケトゥートゥの気持ちは、少しは落ち着いたのだろうか。多分、上向いてはいるのだと思う。青灰色の目を見て、そんな気がした。いいことだ。 弟分には元気でいてほしい、というのは心からの願いだ。彼だけではなく、他のクルーについても。]
……そうか。 気をつけろよ。
[彼だってそれなりの期間、調査船に乗っているのだ。そう危険なことはしないだろうとわかってはいても、かける声にはやはり心配の響きが乗る。 それでも、少しひとりにした方がいいんだろうと思い、ついていくことはしない。]
おやすみ、ケトゥートゥ。
[片手をゆるく振るいつもの挨拶を返して、男は船の方に戻っていった。*]
(139) 2021/11/14(Sun) 17時半頃
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