28 僕等(ぼくら)の
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──柊木康生の葬儀──
[康生の葬儀は通夜と告別式を兼ねて、自宅で行われた。 その知らせは乾から、もはや人数が半分に減ったグループLINEに届いて。七尾さんも大和もガンガンメッセージを書くタイプではなかったし、康生のいなくなったグループLINEは静かだ。僕はひとこと『分かった、行く』とだけ書いた。
この戦いで友人の葬儀に出席するのは、元の地球や珊瑚さんも含めて何度目になるだろうか。]
(42) 2023/08/21(Mon) 14時頃
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[当日。応接間に通されて、棺の中の柊木と久しぶりに対面した。 元よりこの戦闘で命を落とした人間は、苦しむこともなく、まさに灯が消えるように動かなくなるので、肉体の損傷などは皆無だ。康生も、とてもきれいな顔をしてそこにいた。 僕は黙って白い百合の花を手向ける。
康生のお母さんは、彼によく似た美しい人だった。一目で母親似と分かる。 そして、康生とともに並ぶ遺影──、彼のお父さん。 達見さんという名前もそのときに知った。 顔を拝見するのは初めてだが、康生とずっと一緒に居て、戦ってくれたお父さん………僕は不思議な気持ちで、遺影を眺めた。
乾やその場に来ていた本郷さん、加賀先生もいただろうか。康生のお母さんも含め、誰とも話し込んだりはせず、挨拶だけを交わして。 僕は康生の家を後にした。]*
(43) 2023/08/21(Mon) 14時頃
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──本郷さんとのLINE──
[どのタイミングだっただろうか。乾が選ばれた、とグループLINEに連絡してきた後の事だった。乾への返事は僕も本郷さんも、一言だけの簡素なものだった。直後か間を置いてからか、本郷さんから僕個人にメッセージが来た。
経緯は端折られているが、本郷さんは僕が未契約という前提で話をしてきた。それで合っているのだから、僕もそのまま聞かれたことにだけ答える。]
💬 メッセありがと。 会って話してもいいんだけど、早めに知りたいとあるから、聞かれてる事はここに書くよ。
僕が契約してないのは、───、 あの時点ではまだ、元の地球で契約中だったから。
[これだけでは混乱させかねない。やはり重要事項も書く必要がある……、続けてメッセージを送った。]
💬 黙っててごめん。僕は、Aやハロと同じ地球から来たんだ。 Aと同じグループのパイロットだった。 僕等の地球では敵機の数より契約者の数が多くて、1人余るのが分かってた。……そして余ったのが僕。
(44) 2023/08/21(Mon) 14時半頃
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ーーLINE/真弓ーー
[真弓からLINEが届く。とても短い文面だが、気遣いが伝わった。コックピットでの恵一の姿や、その後にパイロットに指名されたことを鑑みると、言葉が掛けにくいのは当然だろう。
僕は今一番情報を得ていない立場なので、康生とお父さんは二人で独りだった、とは把握したが、それがどんな影響になっているか把握していないのだ。
依然あと3戦闘と思っているし、未契約者の存在も知らない。 それらについて僕が興味を失ったのも、ある。 僕が彼女にお願いし質問などをしていたのは、この契約をなんとか破棄し、康生を生かす為だった。
だが僕は間に合わなかった。そして僕の番が来たからだ。
彼女の考えは変わったのかな、とはふと思ったが、彼女もきっと残り時間にやりたいことがあるはずだ。 それを邪魔してはいけない。]
(LINE) ありがとう、大丈夫。 君のこと、友達だと思っている。
[それだけ送った。]*
(45) 2023/08/21(Mon) 14時半頃
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経緯を話さないまま君たちのグループに所属するために、色々とフェイクを入れていた。契約したフリもだけど、ここに襲来する敵機の数もそう。 ……それについては本当に申し訳ない。 でも、もしこの地球でパイロットが足りなくなれば僕が契約する心づもりで来たよ。
[それから。縁牙の名前が出て来たのは少しドキッとした。 他人の文章で、弟の名前が書かれているのを目にしたのは何時ぶりだろうか………。]
💬 そういえば本郷さんは弟と同じクラスって事になっていたよね……。 ハロの能力で、高校の同級生とか天道家の祖父母とか、必要な人には数年分の記憶改竄をしているんだ。 あまり完璧じゃないから、珊瑚さんみたいに混乱してたり、本郷さんみたいにうまく思い出せなかったりしているケースもある。
(46) 2023/08/21(Mon) 14時半頃
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💬 ………本物の僕の弟、縁牙は僕等の地球にしか居なくて、 同じくパイロットだった。 4番目の戦闘で死んだよ。
[本郷さんのメッセージに、縁牙君は元気? なんて書かれていたから。 思わず、弟の顛末を話してしまったけど、 余計なことだったかな………とは送ってから気付いた。]
💬 聞かれたことには答えたはずだけど…… もし詳しく聞きたいなら会って話してもいいし、 ハロに聞いてくれても大丈夫。 あいつは今はああだけど、中身は同級生の女子だよ。
[最後に、🐹が手を振っているスタンプを添えて送信した。ハムスターなのは、何となく一番ハロっぽっから。]*
(47) 2023/08/21(Mon) 14時半頃
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―― 戦闘の後 ――
[学校は崩壊とは行かないまでも その周辺はもはや焦土と化している。 飛んで来た瓦礫で校庭は埋まり玄関は吹き飛び、 食べかけのケーキのように校舎は抉れ半壊の状態だ。 むしろ、あれだけのレーザーの余波や直接のダメージを 受けて未だ校舎とわかる形を留めているのが驚きだ。
とはいえ所々崩落の危険があったし、 立ち入り禁止にしている場所も多い。 安全な一部の教室を使い、有志持ち回りで 授業や補講を行うこともあるようだが――― なお、天文部の部室は配置が幸いしたか無事らしい。
補講に出ているのだろうか、時々生徒と行き会うのには 「走るなよ」と声を掛けて歩く。
本当に危ないからな。]
(@1) 2023/08/21(Mon) 15時頃
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[次のパイロットは乾に決まった。>>4 簡潔なその報告がLINEで届くや、 「了解」と返答する。
短いが、そこに込めた心情は重いもの。 無機質な文面に反映されないことが 有難いような気持ちにもなっていた]
(@2) 2023/08/21(Mon) 15時頃
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―― 数日の後:柊木の葬儀 ――
[乾から柊木の葬儀の連絡を受けたのは何日後だろう。 玄関口で柊木の母親に深く頭を下げ それから柊木宅の中へと足を踏み入れる。 参列者に黙礼し、案内された席へ座った。
遺影の中の柊木は生前の生き生きとした姿そのままで。 いい写真を選んだな、と目を細めた。 横に並ぶ遺影は、柊木の父親のものだろう。 コックピットの中には柊木と共に確かにいて しかし顔を知るのは今が初めてだ。 柊木を慈しんだ両親の顔を目に焼き付ける。
息子と父と、二人で一台を操縦し、 もう一人のパイロットとして奮戦してくれた彼へも。 感謝と尊敬を伝えるよう、静かに手を合わせた。*]
(@3) 2023/08/21(Mon) 15時頃
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―― 数日の後:何処か ――
[幸い、というわけでもないのだが 殆ど授業が行われなくなっていたこともあり また、度重なる戦闘を経験したことで住民が 『避難』から『退去』へと向かいつつあった為に ひっきりなしに届いていたLINEは徐々に減っている。
本郷から届いた個別LINEを開き>>41 少し考え、返信する。]
(@4) 2023/08/21(Mon) 15時頃
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─旅行の日─
>>+30私も、新幹線とかでは進行方向や逆に回転して座ることは知ってたけど、普通の電車でこういうのは初めてだった。 でもこれだと自然と半個室みたいになって、なんか特別な感じがしてまた楽しい。 本日のお弁当は旅なのもあって、荷物を減らせるように使い捨てのお弁当箱を用意した。 スパイシーチキン、ブロッコリーとツナのサラダ、アスパラベーコンにきんぴらに甘い卵焼き! おにぎりは今日はゆかりご飯。 >>+31今日も満面笑顔の美味しいが貰えて私は大満足です!
>>+32ホテルの部屋は…ちょっと奮発しちゃった。 和室なんだけど、お部屋に個別の露天風呂があるの。 だって、ちょっと恥ずかしいけど…なるべく一緒にいたいじゃん旅行中だし! 最近は普段から一緒だけど、やっぱり一緒が良い。 夕飯もお部屋で食べれるようにしてもらったんだ。朝ごはんはホテルバイキングだけどね。
(+43) 2023/08/21(Mon) 15時頃
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「うん、写真撮る! ラインでみんなにも伝えてみる?」
そう言えばみんなはどうしてるかな? 柊木くん辺りにはお土産買って行っても良いかも。前回ギディちゃんお願いしてたしね。 >>+33駅や電車内、ホテル前でも写真を撮る。 二人の写真が増えるのは楽しいよね、たくさん撮るし、命くんが良ければ天文部のラインにも"旅行デート!"なんて浮かれたものが送られるかもしれない。 時々は私もみんなに見せびらかしたくなるんです。命くんカッコいいでしょ?ってね。 >>+32ちなみに窓の外からアスレチックも見えるけど、眺めた方の反対側には露天風呂施設がある。 自分でお湯を張って抜く方式らしいから、入る前に後で準備しようね。
(+44) 2023/08/21(Mon) 15時頃
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>>+33ちなみに男性水着は少ないから割とサクッと決めたよ! 膝上のサーフパンツ…って言うのかな。 葉っぱ模様が全体についた全体的に緑っぽいの。多分これも南国の植物なんだろうなあ。 対して命くんが選んでくれたのは、トロピカルな柄のビキニとワンピース。両方ともトロピカルな感じだけど色合いもそれぞれ違う。 確かにこの量だもんね。悩んでくれたんだろうなあ…。 私はマジマジとそれを見てたけど。
「…ふふっ。先に更衣室行ってて? 直ぐに向かうから!」
ね、とウインクしてみせる。 だってここまで選んでくれたんだもん。 どっちを選んだのかは、実物を見てほしいなって思ったから。 だから、命くんを更衣室に送り出してから手早く水着を選んで、私も更衣室に急ぐ。 私がその時選んだのは。
(+45) 2023/08/21(Mon) 15時頃
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「命くんお待たせ〜!」
縁取りの部分がオレンジになっている、ペパーミントグリーンの水着。 オレンジや黄色の花が描かれていて、色が結構私の好みだったの。 そしてそれはビキニの方。 形も胸の間がリボンみたいになってて可愛かったし、腰の両側で紐で結ぶのは少し恥ずかしいけどまあ水着だし! 今日は平日だからそんなにプール自体混んでないからちょうど良いかも。 美琴くんに声をかけながら大きく手を振って近づいて行く。駆け寄りたいけどプールサイド、滑ったり転んだりが危ないからね。
「ど、どうかな? こんな感じだったよ! …かわいい?」
でも一応聞きたくて、見つめながらそんなことを。 くるっと回って全身を見せて、やっぱり照れ臭くてはにかみ笑いが浮かんだ。**
(+46) 2023/08/21(Mon) 15時頃
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『構わない』 『急ぎの話か?学校なら国語準備室に、と言いたいけど 俺は今日から2日間、アストロ関係の 別の会議に呼ばれてて学校には居ないんだよな』
『外なら、A町の派出所横にある喫茶店が 広いうえ空いているから、午後で都合のいい時間を 指定してくれれば行くよ』
[校内に不便があることで少し迷ったが 公園など開けた場所を指定するのは避けた。 ある程度の警護があるとはいえ外で無防備に アストロの話などしたらどこで何があるか分からない。 周辺を警戒しやすく人目の少ない所を選んだ心算だ。 時間指定があれば、それに合わせて向かうと送信した。*]
(@5) 2023/08/21(Mon) 15時頃
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──乾の家──
[康生の葬儀から数日経った頃だろうか。約束していた乾の家に来る。 彼の家は木造2階建てで、ちょうど天道家と似たような作りだった。しかし一歩入ると、うちとは違ってとても生活感のある家で。 もちろん充分片付いているのだが。僕の私物が何もなく、趣味が掃除しかない祖父母と暮らしていた天道家とはあまりにも差があった。
乾の部屋は普通の男子高校生らしい部屋で、元の地球の自室や、縁牙の部屋を思い出して、懐かしい気持ちになる。 少し、きょろきょろしてしまったかもしれない。]
>>22 お構いなくだけど、水でいいよ。
[珈琲を飲めるのか、大人だな……と少し思ったけど言わずにおく。]
(48) 2023/08/21(Mon) 15時頃
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スマブラ?やった事ないけど、いいよ。 ゲームは大好きだけど、普段は対人のFPSばっかやってて……。6vs6で戦うやつとか。
[僕は某オンラインFPSではランキング上位に入るくらいの腕があった。思わず語りそうになってしまうが、>>23"戦闘の話はしたくない" と乾が言ったのでそれ以上は控えることにした。もっとも彼の言う戦闘とはゲームの話ではなく、『あの戦闘』のことなのだろうけど……。]
今日はせっかく呼んでくれたんだし、乾がやりたいゲームやろ。 あ、初めてプレイするやつは下手でも勘弁ね。
[そう言いながら、乾の勧めるゲームに手を掛けた。 彼が得意なものであれば素直に"うまいなー"などと感心しながら、しばらく遊んで。
正直に言えば、未契約であることについてあれこれ聞かれると思っていたので、この展開は面食らったのだが、僕ももしかしたら少し疲れていたのかもしれない。ゲームの誘いは、色々なことを忘れて楽しく遊んだ。]
(49) 2023/08/21(Mon) 15時頃
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[何戦か遊んだ頃だろうか、僕は本当に何気なく質問をしてしまう。]
………そういえば柊木がしてた指輪、揃いで買ったの?
[乾と康生の結婚式のことなど知らない僕は、ただの好奇心で聞いた。 康生の話題は、乾自身が>>23"喜んで"と言っていたので振ったけれど、そのひとことが無かったら、名前をだすことも控えただろう。 乾はどの辺まで話してくれるだろうか。少しでも聞けたなら。もう少し踏み込むことは可能か?]
……乾は元々男が好きなのかな。 ……って、何を聞いてるんだろう、本当に知りたいのはそこじゃないのだけど。ごめん……好奇心。
[失礼な質問ならごめん、と付け加えた。大事なことなので二度謝る。]*
(50) 2023/08/21(Mon) 15時頃
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─柊木くん─
それは多分、部室に集まってる最中のお話。
「そう言えば恵一くん見てないなあ。 柊木くんの方には連絡あったりする?」
多分その答えはノーなんだけど。 だって連絡マメな恵一くんだもん。連絡するならグループラインとかに色々現状を教えてくれそうな気がするんだ。 それがないって事は…やっぱり心配。天文部の仲間だもん。 >>+8ちなみに私も、恵一くんの思いを知ってるかは恵一くん次第になる。もしかして親友かもしれないし、既に恋を自覚してるかもしれない。 知っていても知らなかったとしても、男子同士だからって恵一くんのこと知ってるかなって思ったんだけど…。
(+47) 2023/08/21(Mon) 15時半頃
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「本当、ネットワーク混乱しすぎだよね…。 むしろ、学校あること知らなかったりして。」
基本的にみんな生きてるよね、を前提に話してる。 そうじゃないと心が折れそう。 何せ混乱期でもあるから怪我しました、混乱してます、今は疎開中です、なんでもありかなって思って、生きてる可能性を考えたい。
「天体観測会の話が決まって 日付近くなっても連絡取れなかったら お店の方行ってみない?」
恵一くんの家に行った事はあるかな?柊木くん。 どんぐり亭の場所はわかるしその隣が家だった気がするから、そこまでして連絡とれなかったらどうかなって誘ってみた。**
(+48) 2023/08/21(Mon) 15時半頃
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ーー日野病院/康生の母親Cーー
[そして僕はついに、明日香さんに康生がコックピットの操縦席に座ることになった事を話す。]
操縦席と言っても、普通の黒の椅子じゃないんです。
多分…契約した人物の思い入れがある椅子?なのかな。
そうだ、変な事がありました。康生くんはそれまでベッドに座ってたんだけど、彼の番は友達と交代して、肘掛け付き書斎椅子に座ったんです。
[僕は椅子を説明する。すると明日香さんはは、とした顔をして。]
『それはお父さんの椅子だわ…』
(51) 2023/08/21(Mon) 15時半頃
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…じゃあ、コウが…康生くんが言ってた、『呼ばれてないけど次は僕』は。
『そうね。お父さんが選ばれて。二人で闘い…お父さんが亡くなり、同じ身体を共有する康生もーーそういう事だと思うわ。』
[僕は漸く理解した。それから、アストロが転んだ話、緊迫した戦闘を語る。
明日香さんは自分が戦闘の邪魔をしてしまったことを悔いているようだ。]
『康生が家出してから気が気でなくて…家を飛び出して駆け付けてしまったの。
今考えると本当に馬鹿ね、私。……あの子とお父さんは身を呈して私を護ってくれたのね……』
(52) 2023/08/21(Mon) 15時半頃
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[僕は明日香さんの手の甲に、掌を重ねる。
僕はほぼ全てを彼女に話したが、最後彼が敵パイロットが乗るコアを破壊した事だけは告げなかった。
告げる必要は、ない。]
戦闘が終わり、彼の胸に触れた時ーーもう、鼓動が聴こえなくて。
あれは、パイロットであるお父さんが先に旅立ったんだと……お父さんは最期の瞬間まで、彼と一緒でした。
『ええ、ええ、そうね…』
[涙する明日香さんと僕は。同じ大切な存在を失った僕らは。
同じ涙に暮れる。]
(53) 2023/08/21(Mon) 15時半頃
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『ありがとう、話してくれて。
ーーそれで。あなたが康生を愛していて、二人がパートナーになったと私は思っているけど。
あなたは何か私にして欲しいこと、ある?』
[僕は少し考えてから、言った。]
彼が産まれてからの思い出を聴きたいです。アルバムとかあるなら、見せて欲しいです。
『ええ、ええ。それは勿論。』
[そこで彼女は居ずまいを正して。]
(54) 2023/08/21(Mon) 15時半頃
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『恵一くん。私、あなたの事を息子だと思うわ。
だってあの子はあなたのパートナー…ええと、ウェディングドレスを着たなら妻になったんでしょう?
なら、康生の旦那様は私の息子。ーー家族よ。』
[彼女が広げる両腕に飛び込む。また、涙が溢れる。]
う、う……コウ、コウ。
『もっと泣いていいの。怖いと言ってもいいのよ。康生もね、しっかりしすぎてたまに私は困ってしまったけど。
ーーいいのよ、甘えて。』
[暫し、僕は彼女の寛容に浸る。明日香さんはどこか、彼と似た匂いがする気がした。おうちの匂いかな。]
(55) 2023/08/21(Mon) 15時半頃
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『ーーそれで。あなたは次のパイロットに選ばれたのよね。』
はい。
『……おかあさんとして、言うわ。
どうか、あなたの信じるように、して頂戴。』
[それは奇しくも僕の父さんの言葉と同じだった。]
わかりました。
[僕は彼女に然りと頷いたーー。]**
(56) 2023/08/21(Mon) 15時半頃
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ーー自宅/縁士ーー
[縁士が僕を知らないように、僕も縁士を知らない。
元々天文部員ではなくクラスも違う、合宿からの付き合いだからお互い無理はない。
彼の印象は木訥だ。 合宿ではAと仲良く線香花火する姿が印象に残っている。
喧嘩した時は意見が正反対だった。康生が敵コアに対峙した時にかけた言葉も。
何もかもが違いすぎる僕ら。]
(57) 2023/08/21(Mon) 16時頃
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[だが、僕らは同じくパイロット候補であり死の運命にある。
合宿に参加などしなければ巻き込まれなかったはずとも思う。
彼が異常に勝利に拘る理由は、きっと家族である祖父母、双子の兄弟が大切だからなんだろうか。
ーー僕は。
彼を知らない。何もかも。]
(58) 2023/08/21(Mon) 16時頃
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水ね、わかった。最近僕はこの珈琲を飲んでるよ。
[海辺デートの際に康生が飲んでいた銘柄を愛飲している。
僕はコップに水を汲んで彼に渡した。]
父さんと母さんは、アメリカに留学している兄さんの所にいるんだ。
[だから二人きりだよ…と後ろ手に扉の鍵を閉めたりはしないから安心して欲しい。
僕の全性欲は康生にしか向いていないし、彼がいない今はもう、誰に向くこともないだろう。]
そうなんだ。僕は兄さんとたまにゲームするぐらいだから、あんまりゲーマーじゃないんだ。
中学までは野球馬鹿だったし。
(59) 2023/08/21(Mon) 16時頃
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[なんて話ながら、彼が合わせてくれるらしいからスマブラを遊ぶことにする。
どっちかが場外に落ちたら負け。わかりやすいゲームだから。
ちなみに僕は大して上手くない。上手いのは兄だ。よって、初めてスマブラをやる彼と僕はいい勝負だった。
ゲームをする僕の左手薬指にはリングが光る。また、首からは小さなロケットをぶら下げている。随分アクセサリーまみれになったものだ。
彼の質問には、一瞬手を止めて。左手の手の甲を目の前に翳す。ピンと延ばした指に嵌まった指輪は存在を主張した。
彼は、此処にいる。]
(60) 2023/08/21(Mon) 16時頃
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