10 冷たい校舎村9
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[ 替えのタイツを鞄に忍ばせて、 靴には気休めの防水スプレーをして、 マフラーをいつもよりぎゅっと結んで、 大雪と対決する覚悟を決めて、玄関のドアを開けた* ]
(20) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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── 現在・通学路 ──
[ 流れてきた音楽が趣味じゃなかったから、 慎一は道の端によけて一旦立ち止まった。
イヤホンからは今この瞬間も、 『今週のpick-up』とひとくくりにされた、 流行りの音楽が流れ続けている。
それをひとつスキップしようとして、 メッセージアプリの通知に気が付く。
通知の正体はグループチャットだった。>>4 すでに返事らしいスタンプもあって、>>18 慎一は追従するように「ok」のスタンプを押す。 アプリに標準装備されてるとぼけた顔のヤギのやつ。]
(21) 2021/06/03(Thu) 01時頃
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[ 慎一の家から学校までの距離は、 ギリギリ徒歩通学圏内くらい。
雪の日には億劫な道のりを歩いていると、 白い視界にスタンプの送り主を見つけた。>>20
大急ぎで駆け寄るでもなく、 歩調はそのまま、慎一は彼女に声をかけた。]
よぉ、黒沢。オハヨ。 雪やばくねえ? 学校あんの、ショーキの沙汰と思えねんだけど。
[ そのまま一緒に歩く流れになるなら音楽を切ろうと、 スマホ片手に苦笑い、みたいな顔を空に向けた。]
(22) 2021/06/03(Thu) 01時頃
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[ とはいえ成績優秀なだけでなく、 生徒会とかいうのまでやってた彼女がいるなら、 学校があるというのは間違いないのだろう。
そもそも炭蔵が連絡を寄越している時点で、 休校なんて淡い期待はとっくに絶たれた。
委員長とか、生徒会とか、 慎一がキツイなあって思う類のものを、 さらっとこなしていく人たちの情報網。
動く気配のない部活のグループチャット。 動いたとしても多分、「雪合戦しようぜ!」とか。 そういう、慎一にも縁がある類の情報網。 それの数百倍くらい、慎一は信用している。*]
(23) 2021/06/03(Thu) 01時頃
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―― 朝:通学路 ――
[ 受験生にとって、滑るとか転ぶなんていうのは厳禁。 なんてことを気にするタイプでもないけど、 転んで汚れるのは普通に嫌だ。 なので、いつもよりゆっくり慎重に、 できるだけ雪が少なそうな部分を選んで歩く。 いつもより時間がかかるのも織り込み済みで、 ちゃんと早めに家を出たから、 遅刻するなんてこともないはず。 そんな風に足元に集中してたから、 声を掛けられるまで気づかなかった>>22 ]
向井君、おはよう。 雪すっごいねー。寒いねー。
[ コートに手袋にマフラー。 考えうる装備はしてきたけど、 それでも寒さがしみ込んでくる ]
(24) 2021/06/03(Thu) 01時半頃
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一応、休校の基準は暴風警報発令だから。 雪すっごいけど、風はそうでもないし、 警報出てないからあるんだと思う。 先生からも連絡ないし。
[ 向井君につられて、 私もコートのポケットからスマホを取り出した。 アプリに新着1件の通知。気づかなかった。 内容は……ああ、向井君か。>>21 ヤギのスタンプを確認して、スマホをポケットに戻す ]
(25) 2021/06/03(Thu) 01時半頃
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先生からは連絡ないのに、 炭蔵君からは注意喚起が来るってちょっと面白くない? さすが委員長って感じ。
[ 文面もこう、なんというか、ね。 私も文章が硬いと言われることがあるけど、 炭蔵君はそれ以上だ。 なんというか、クラスメイトっていうより先生? ううん、校長先生の朝礼? そういうのを思い出す厳めしさだと思う。 あ、別にけなしてるわけじゃない。 炭蔵君の個性だし ]
(26) 2021/06/03(Thu) 01時半頃
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[ 一人の時は足元に集中してたけど、 クラスメイトと並んで歩くとなるとそうもいかない。 自然に視線は前を向いて、だから、気が付いた。 あれ?って ]
ねえ、向井君。 なんか……人、少なくない?
[ いつもならこの道、学校に向かう豊高生が もっといっぱいいるはずなんだけど** ]
(27) 2021/06/03(Thu) 01時半頃
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[月曜の放課後、30分。音楽室からピアノの音がする。]
(28) 2021/06/03(Thu) 06時半頃
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[鼻の先が冷たくて、いつもより早く目が覚めた。 1階に下りるとエプロン姿のお父さんがキッチンにいて、 わたしは背中に声をかける。]
おはよう、お父さん。 うん、お休みじゃないみたい。
[休校の連絡は来ていない>>#1し、 何より、クラスのグループチャットに 炭蔵くん>>4からのメッセージが届いていたから。 誰よりも早い、先生みたいな先生じゃない文字。 彼がそう言うのなら、そうなんだろう。
みんなもそう思ったのかは知らないけれど、 何人かからのスタンプがぽこぽこ続いた。 あ、ペンギン>>18かわいい。
わたしが列に並ぶことはない。既読の数字を1足すだけ。 筆無精ではないけど、わたしはそういうクラスメイトだ。 確認していたメッセージから顔を上げた。]
(29) 2021/06/03(Thu) 06時半頃
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歩いて行ける距離だし平気。 お父さんこそ電車大丈夫?
[交通機関も問題なく動いているみたい。 でもいつ止まるか分からないからって、 エプロンを解いたお父さんはすっかりスーツ姿で、 いつもより慌てた様子でトーストに齧りついた。
マーガリンを塗ったトーストに、半熟の目玉焼き。 ミニトマトは2つ。市販のヨーグルトは冷蔵庫の中だ。 朝食の準備はお父さん、後片づけはわたし。 1年で染みついた習慣は突然の雪でも変わらない。]
いただきます。
[お父さんの向かいの席に座って両手を合わせる。 1年が過ぎて、お父さんの目玉焼きが半熟になっても、 わたしの深爪にする癖は治らなかった。 もう、必要ないのに。わたしは指先から目を逸らす。]
(30) 2021/06/03(Thu) 06時半頃
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[先に家を出たお父さんを見送って、お皿を洗って。 天気が悪いから今日の洗濯はお休み。 明日は晴れるといいけれど。白い窓の外を眺めた。 制服を着て、コートを羽織る。 マフラーとそれより大切な手袋。それでおしまい。 せめてタイツだけは普段より厚手のものにした。 足が黒く染まる。薄いところを摘んでならした。]
……もう、出ちゃおうかな。
[いつもより早く起きて、朝の仕事も減って。 身支度を終えたのはいつもより早い時間だった。 一人ぼっちの家はしんと静かで、 でもテレビをつける気分にもなれない。
わたしは足音を立てないように廊下へ出る。 ここにはわたし以外いないのに、秘めるみたいに。 息を殺してリビングと反対側のドアを開けた。]
(31) 2021/06/03(Thu) 06時半頃
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[部屋の大きさに不釣り合いなグランドピアノ。 手のひらで撫でた壁はここだけ防音になっている。
——去年の冬、亡くなったお母さんのこだわり。 ピアノはお母さんみたいに白色で覆われていた。]
……。
[タイツと同じように指で摘んでみたけれど、 わたしの手がシーツを取り払うことはなかった。 でも指を離すこともできずに、暫しの膠着状態。
雪が音を吸い取ったのか、何も聞こえなかった。 わたしの息だけが、ここを現実に繋ぎ止めている。]
(32) 2021/06/03(Thu) 06時半頃
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行こう。
[わたしはわたしに言い聞かせるように呟いた。 指は想像よりずっと簡単にシーツから離れる。 時計を見ると、結局普段と似た時間になっていた。
今度掃除をしよう。お父さんが仕事の日がいい。 わたしがこの部屋に入ると、 お父さんは少し困ったような顔をするから。
鼻を指の背で擦って、わたしは部屋を出た。]
いってきます。
[今は、わたしとお父さんだけが暮らす家。 立派な一戸建ては二人暮らしには少し広いけれど、 わたしたちが引っ越す予定はない。
返事はない。わたしは雪の中へ足を踏み出した。]
(33) 2021/06/03(Thu) 07時頃
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[早退が1日とお休みが2日。 わたしがお母さんのために日常を崩した時間。
突然のことだった。急に倒れてそのまま。 大事な血管が詰まってしまったらしい。 事件性は何もなくて、本当にただ、それだけ。
だからわたしが休んだ理由を知っているのは、 もしかしたら去年同じクラスだった人だけかも。]
(34) 2021/06/03(Thu) 07時頃
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[わたしはマフラーに顔を半分埋めた。 きっと耳や鼻は赤くなっているだろう。 冬の空気に触れて、じんと痺れるのが分かる。
真正面からの風を避けるように顔を伏せた。 慣れない雪の道に苦戦しているのもある。 不意に靴底がXXる感覚がするせいだ。]
滑りそう。
[その言葉を気にするのは、 受かりたいとか、落ちる訳にはいかないとか、 受験に思い入れがある人だけだと思っている。
イコール受験生。イコールわたし。 なのにわたしの口からはすんなり禁句が飛び出して、 わたしに驚いた顔をさせた。]
(35) 2021/06/03(Thu) 07時頃
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[わたししか聞いていないなら問題ないんだけど。 幸い、どうしてかいつもより人通りが少ない。 たぶん同じ制服を着た人間が少ないせいだと思う。 おかげで大勢を巻き込む事態は避けられた。
胸を撫で下ろして、次にやって来るのは疑問だ。 どうして、いつも見る人がいないんだろう。
今日、何かあるんだっけ。 登校日じゃないとか、逆に早く行く必要があるとか。 炭蔵くんが何も言ってなかったからたぶん違う。 きっと雪でみんな時間が乱れてるんだろう。 わたしはそう結論づけて周囲を見回す。
たとえば、後ろとか。曲がり角の向こうとか。 わたしの死角に禁句を浴びた誰かがいるかも。
遠目から見るわたしの姿はさぞ怪しかっただろう。 誰かを巻き込んでいませんように。 ……ううん。たぶん、それより。]
(36) 2021/06/03(Thu) 07時頃
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[わたしの油断した声を、誰も聞いていませんように。 わたしは雪の上をおそるおそる歩く。]**
(37) 2021/06/03(Thu) 07時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 07時頃
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人生はいつだって 大人に狂わされ続けている
(38) 2021/06/03(Thu) 08時頃
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[偉い人の名言か?って? いやいやフィーチャリング俺俺。
『アイツのこと考えておいてくれ』なんていう 無責任なクソ親父の言葉と 『考えなくていいからね、レン!』っていう アイちゃんの言葉を背中に受けながら
はいはい、って靴の紐を結ぶ いやまじこの大雪でスニーカーはないっしょって 俺だってそう思うよ、まじ最悪。
なのに届くのは委員長からの休校無しの連絡>>4 まじかよ本気かよ雪だぞ休もうぜ
グループチャットには『へーい』と一言投げておく]
(39) 2021/06/03(Thu) 08時頃
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[いつもより人の異様に少ない通学路。]
うう、さっみぃ これ休校でいいんじゃねぇの?
[ぶつくさ言いながら豊高まで向かう道すがら 視線の先に、見覚えのある小柄な女子の姿ひとつ>>36 なんだ、なんだ。何を警戒しているんだあいつは なにかに狙われてるのかスナイパーなのかそうなのか]
メイー なにしてんだー?
[いや、豊高に向かっている、と言われたら おう、しか言えないんだけどな。
警戒の薄い後ろから突然声をかけたから 随分と驚かせちゃってたら…… ごめんな?]**
(40) 2021/06/03(Thu) 08時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 08時半頃
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[世の中には二種類の人間がいる。 俺のことを好きな人と、そうじゃない人。]
(41) 2021/06/03(Thu) 10時頃
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[ピコン。アプリの通知音で目が覚めた。 のろのろと布団の中から手を出してスマホを手繰り寄せれば 浮かんでいるのは「つぎはいつ会える?」って簡素なメッセージだった。]
さっむ………
[土曜の昼は空いてるよー。 返信しながら、布団から顔を出す。 やたらに寒いと思っていたら外は雪が降っているようだった。 霜が張り付いた窓と、その向こうの大雪。
これはもう休みなのでは?と思ったが、 グループチャットに入ってきたメッセージ>>4に げんなりした表情を浮かべ、スイスイとタップする。]
(42) 2021/06/03(Thu) 10時頃
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「えー……マジで言ってる?苦行?」
[という言葉と共に、打ちひしがれた猫のスタンプひとつ。 この雪の中通学しろと。勘弁してほしい。
名前こそ"ヒイラギ ユキ"で、 いかにも12月生まれって感じでしょ〜と 話のネタにすることは多々あったが 実際の雪がそんなに好きなわけでもなかった。 だって寒いじゃん。
いっそサボってしまいたかったけれど。 自分には真面目に学校に通う義務がある。 溜息をついて布団から出、身支度を整える。
家人と一言二言程度会話を交わし、 用意されていた朝食を食べて顔を洗い、 髪はワックスをつけて軽く乱す。
鏡面台に向かえばいつも通りの端正な顔がそこにある。]
(43) 2021/06/03(Thu) 10時頃
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[どうも俺は顔がいいらしい。
そのことに気付いたのは小学生の頃だっただろうか。 同性からのやっかみを買うこともないではないけど、 ちょっと愛想と優しい言葉を振りまいて甘えてみれば 色んな人が可愛がってくれて心地よかった。
尤も、中学時代にほいほい告白を受けまくってたら 当然のように拗れて面倒なことになったし その他ちょっとしたいざこざを起こしてしまったのもあって 高校に入ってからは「恋人」と言う関係の子は居ない。
精々アプリで知り合った"遊び"友達とか、 時々ご飯奢ってくれるオネーサマがいるくらいだ。]
(44) 2021/06/03(Thu) 10時頃
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[大して進学意欲があるわけでもないのに わざわざ家から2時間かかるこの高校を選んだおかげで 同じ中学の知り合いは殆どいないから、 今は明るく気さくな柊くんで通っている。と思う。
まあ、人の口に戸は立てられないと言うし 「あいつは女癖が悪いらしい」なんて噂は もしかしたらどこからか聞いたことが ある人もいたかもしれないけど。
閑話休題。]
(45) 2021/06/03(Thu) 10時頃
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はあ〜〜あ。まじたるー。
[こういう日は通学時間の長さを呪う。 交通機関が止まっていれば行かなくて済むのではと 往生際悪く期待をしてみたものの 恨めしいことにいつも通り動いているらしかった。
コートのポケットに両手をつっこみ、 うっかり転ばないように気を付けながら 通いなれた道を歩く。 いつもより通学路にひとけがないことには気づいたものの
えーやっぱ休校なんじゃない? いいんちょ間違えてない? いざ着いて帰れって言われたらサガるわ〜 くらいに考えていた。
少なくともこの時点では、まだ。**]
(46) 2021/06/03(Thu) 10時頃
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