28 僕等(ぼくら)の
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加賀先生、だよ。 優しくて、包容力のある大人の人。 告白して、結局ダメだったけどね。 それ以上に大事なものをくれた。 私の時間がもっとあったらとも思ったけど… でも、時間があったら、今みたいには なれなかったんだろうなって。 だから、一般的な意味ではダメだったけど… よかったって、今は思ってる。
[喫茶店の話を思い出しながら、そう答えながら気を取り直してコンティニューした*]
(52) 2023/08/23(Wed) 22時頃
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―花火会場>>49>>@38>>@39―
[4人で撮影した写真は、後で撮った人がそれぞれLINEに上げてくれるだろう。4人での撮影の後、ツーショットも撮ったりした。たとえば夏水さんと私で自撮りにして撮ってもらった。]
二人も入って。…ほら。はい。
[天道君と夏水さんも、(夏水さんが好きな相手は縁牙君だと私は思っているけど)私の方で二人撮った。 天道君が、私と先生も撮ってくれるというから、先生の顔を見上げた]
それは、でも…… いいのかな。 …加賀先生。もしよければ…構いませんか?
[ちょっと申し訳ないような気もして恐る恐るではあったけれど、 多少遠慮しても今さらだという気もして、結局そう申し出させてもらった*]
(53) 2023/08/23(Wed) 22時頃
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―花火会場―
[かなり恐る恐るの申し出ではあったけれど、先生は快く受けてくれた>>@41。 多分また私の顔は明るくなっていたと思う。]
はい。横並びで、そのまま背筋を伸ばしてお願いします。 …縮んじゃったら、長い手足が見れませんから。 冗談です。 それと、できれば屈んでもう一枚だけ。
[この間の発言を受けて冗談めかしてそう告げ、完全に横並びで撮ってもらった。構わなければもう一枚、二人しゃがんで目の高さがあったものも撮ってもらう。 LINEにこれも載るかと思うと、頬が少し熱くなった。 表向きの気持ちはしっかり整理したつもりでも、自然と意識してしまう分はきっとこんな風に変わらない。]
(57) 2023/08/23(Wed) 22時半頃
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ありがとうございました、先生。…とても嬉しいです。
[プリントはいいねって夏水さんに>>@42そううなづいて、一緒に映ってくれた先生にお礼を伝えた*]
(58) 2023/08/23(Wed) 22時半頃
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[そうして、空が暗くなって、始まるメインイベントの花火>>@44。 夏水さんの声で空を見上げる。静かな秋の夜空に打ちあがる色とりどりの花火。
音楽も添えて打ちあがり、連発され、色とりどりに、形も様々に、ナイアガラの滝のように川辺の空を一直線に染め上げて、大尺玉も打ち上げていく。 あの時合宿で言ったみたいに、それはシューティングの弾幕みたいで、でも実際はそれよりもっときれいで圧倒された。]
……本当に、きれい。 ……直接見に来られて、本当に良かった。
[この思い出も、今までの積み重ねがなければなかったのかな。昔の私のままだったら、これを見る事はなかったんだろう。 それが良いとか悪いとかじゃなくて、ただ私は今見ているこれを絶対に忘れない。
ただ夜空の大輪に圧倒され見惚れながらそう思った*]
(59) 2023/08/23(Wed) 22時半頃
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―自宅 天道君と―
愛想がない…確かに最初の方は地味な印象だったけどね。 でも、それ言ったら私だって人として 面白みないよなって、自分でずっと思ってた。
[コンティニューで気を取り直し、ラスボス戦に挑んでいく。 加賀先生の話。平然とはしていられなかったけれど、天道君は冷静だから、私も割と動揺しすぎずに振舞えた。]
うん。…そうだね。 いけたかって言うとダメだったけど、 それでよかった。なんて言うと物わかり よさそうだけど…色々あった結果。
[話をしながら戦うにはラスボスはさすがに結構強かったのだけれど…協力して避けながら、追い詰めていく。]
(62) 2023/08/23(Wed) 23時頃
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私達が見てる何億光年も先の星の光は、 本当は何億年も前のものだってやつ? そうだね。それを見てた人の心に残る光だったら、 いいなって思う。
[だから…と言って、それを加賀先生の話につなげられたら、私もまた動揺し過ぎでミスしていただろう。 今はもうないとか言われると、みんなの事とか、私自身の事とか…どうしても考えちゃうけどね。そうして挑んだラスボスは、]
もうちょっと……うん、いけるこれは……
やっ、たぁっ………!!
[予定時間ギリギリではあったけど、確かに私と天道君2人の力でしっかり撃破できた。私はぐっとガッツポーズとか決めて、喜んでいたはず。自分らしくないと認めて、誰にも見せないと思っていた、ゲームに勝った時の私の素の姿*]
(63) 2023/08/23(Wed) 23時頃
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―回想 喫茶店>>@15>>@16>>@17―
どうして、そこまで…って。 なんででしょうね。自分でもよくわかりません。 最初は、それがアストロに乗る意味だって 思いたかったから、かもしれませんけど。
[今はそうでもない気がする。泣いてはいたけれど、気分は徐々に落ち着いていた。先生がしっかりと今約束してくれた>>@16から。嘘じゃないとわかったから…かな。
差し出された小指に、一瞬きょとんとして自分の小指を絡め直した。 先生がぶっちゃけるので、なんだか涙顔のまま笑ってしまった]
(65) 2023/08/23(Wed) 23時半頃
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え、プロポーズとかってそういうの言わないんですか…? ううん、…重いのわかってます。 証拠見せてほしいって言っちゃったくらい。
[先生には私は物わかり良くしているように>>@15見えてしまったかな。
ううん、多分わかってくれただろう。小指を絡めて指切りする>>@17姿は、そんな優等生っぽいものじゃなかったはずだから**]
(66) 2023/08/23(Wed) 23時半頃
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―花火会場―
[そして先生は私の隣で>>@47写真に写ってくれている。失敗して撮り直しだけれど、全然気にならない。撮り直しならその分一緒にいてくれるかなって。子どもっぽい感情だけど、嬉しかったから、仕方ない]
このぐらいで喜んじゃうんですよ。 私……まだそこまで大人じゃないですから。 [思いは変わらないけれど、先生に求めるものにはしっかりと区切りがついた。先に立ち上がって裾を掃う背の高い姿を見上げ、私も立ち上がる。]
始まりますね。 見逃さないように全部見ます。 全部思い出にしたいから。
[そう先生に答えて、本当に全部を目に焼き付けた*]
(67) 2023/08/23(Wed) 23時半頃
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―自宅 天道君と―
[天道君と二人での勝利。思わずガッツポーズをして、そのまま流れでハイタッチまでした。 エンディングを眺めながら、ゲームの感想を話していた。 天道君とは、合宿の後も今の今まであまり接点があったとは言えないのに、戦友として一緒に笑っていた]
そうなの?自分では自覚なかった。 調子乗ってるって思われたくなくて、 高校ではずっと控えめにしてて、 友達とかいなくてもその方が楽だし 自分らしいなって…
(69) 2023/08/23(Wed) 23時半頃
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そうだよね。普段から表に出してて良かったんだよね。
なんで、私は…そうしてこなかったのかな。 せめて、みんながいる間に。
もうちょっと早くそうしてれば、よかった。 [今はもう天道君。夏水さん。加賀先生だけ。
今なら私は本当の意味で自分らしく生きていける気がしたけど。だから、その時だけは少しだけ泣きそうになるのを堪えないといけなかったかもしれない*]
(70) 2023/08/23(Wed) 23時半頃
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――ある夜 本郷家――
[その日、父さんはいつもよりは早く家に帰ってきた。 私の転校先が決まりそうだという。 母さんもタイミングよく揃っている。 話をするなら、今しかないと思った。]
父さん。 …前も言ったけど私は、転校はしないよ。
[父さんは当然反対した。あれだけ街が荒廃して、復興の目途もその時点で立たず、学校が機能していないのだから、それは正論。
けれど、それを遮って、一言告げ、さらに続けた。]
(71) 2023/08/24(Thu) 00時頃
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大丈夫。この街では、 あのロボットの戦いは、もう起こらないから。
…父さん。あのね。 どうしても聞いておきたい事があるんだけど。
あのロボット2体、この街でものすごく 被害を出したでしょう。家を壊されたり。 知らないところで潰されたり、流れ弾を受けて 亡くなった人だって絶対いると思う。
そういうのって、……法律的にはどうなるの。 他にはたとえば…もしあのロボットに人が乗ってて。 もし片方が、国とか世界とか… そういうのを守るためにやって、 その中で被害が出たんだったら?
(72) 2023/08/24(Thu) 00時頃
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たとえば、国防軍が戦争で他の国で 人をもし殺してしまっても、多分罪にはならないよね。 どういう根拠でそうなるのか、きっとあると 思うんだけど。…国が決めたからだとか。 じゃあ、国からとか関係なく、世界のためだって 言われてやったらどうなるの。 戦わないと地球がなくなる…みたいな事を 言われて、もしそれが本当だったら。 乗ってる人達は、どういう扱いになるの?
…変な質問してる自覚はあるんだけど。 国のことだから、あれをどう扱うか、みたいな事って とっくに議論されてたりするんでしょう?
(73) 2023/08/24(Thu) 00時頃
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[父さんはすごく怪訝そうな顔をしていた。難しい顔をしてしばらく黙って、それから口を開いて、私にその辺りの事を教えてくれた。 法学の専門的な事もあったから、私には難しい事もあったけれど。
父さんは、すごく厳しい人だ。他人にも、自分にも。 いつも正論で、仕事人としての自分を家庭より優先させている。私にも同じ検事の道を歩ませたいと思っている。
だからこそ、思った通り。 娘の私が仕事に関わる話をすれば、 必ずそれにきちんとした答えを返さずにいられない。
父さんは把握していることを、差し支えない範囲で全て教えてくれた。そして、最後に聞いてきた。どうしてそんな事を聞いたのか。]
(74) 2023/08/24(Thu) 00時頃
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…お願い、最後まで聞いてね。 今まであれに乗っていたのは私の高校のみんな。 そして、私が最後のパイロットだから。 [私はあのロボットの事を全て話した。乗れば死ぬことも含めて。 父さんは、俄かに信じられなさそうだった。多分そこまでは話が下りていなかったのだろう。なら、当たり前だ。
意味が分からない、そんなバカな話はない。だとしてもお前が乗る意味などない。父さんは、さまざまにそう言った。]
(75) 2023/08/24(Thu) 00時頃
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ねえ、父さん。父さんは私のこと、 検事になってほしいって思ってるんだよね。
…じゃあ父さんは、どうして検事になりたかったの。
[世の中には道理の通らない理不尽な事が多すぎると思った。それを正したかった…父さんは、そんな事を言った。]
検事になって、父さんは、そういう理不尽を正せたの?
[父さんはしばらく黙ってから言った。 世の中は理不尽なことだらけだ。大勢の思惑が絡み合って、大抵一人の力ではどうにもならないものだ。
国、社会、世間…納得できない事の原因をまともにそんなものに求めて向き合えば身を亡ぼすし、向き合っているうちに人生はすぐに終わってしまう。]
(76) 2023/08/24(Thu) 00時頃
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じゃあ、そんな時はどうするの。
「そんな事もあるよね」って、 黙って受け入れるしかないって事?
[そんな事もある。 それでもできる事はある。 自分がその場所にいる事で、自分だからできる事があると気づいた。 だから、俺は今でも検事をやっている。
――――父さんは確かにそう答えた。]
(77) 2023/08/24(Thu) 00時頃
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そっか。
……うん。 ありがとう。
[私の心は、その時本当に決まった。]
(78) 2023/08/24(Thu) 00時頃
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[そうして、私は父さんと…こんなに話した事はないというぐらい話した。
父さんと母さんは次第に言葉少なで、最後の方は、母さんは泣いていた。
父さんは、本当に私でなければならないのかって、 そう尋ねた。]
うん。……本当に、私じゃないと駄目なんだって。 いつ呼ばれるかは分からない。 明日か、来週か、こうしてる間にも呼ばれるかも…
行きたくはないよ。今でも嫌だし、死にたくない。
世界だって守る価値があるのかわからない、けど……
(79) 2023/08/24(Thu) 00時頃
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でも、その時は、行ってくるね。
父さん。母さん。
……その時にはもう言えないかもしれないから。 今までありがとう。
[その時が来てしまう前に、私は、父さん達に確かにそう告げられた**]
(80) 2023/08/24(Thu) 00時頃
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―転送前 天道君と―
[天道君も成績は良さそう。彼が言う事は本当なんだろう。 性格も少し近いものを感じる。 私達は思った以上に似た者同士だったのかも。]
そうかな。 本当の私を見てほしい人…うん、確かにいる。 …今からでも大丈夫かな。 ありがとう、それなら…
[天道君か。もう少し早くこうしていれば、色々と遊べたかもしれない。 帰り際にオンラインのハンドルを尋ねられて、首をかしげた。天道君はこっちの地球ではゲーム機の設備を持っていないのに。
でも、答えた。]
私は大体"mayura1157"。 もしどこかで会った時は…よろしくね**
(83) 2023/08/24(Thu) 00時半頃
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―― ――
[その日が来た>>#2。 もう、私を知っている人はこの地球には、ほとんど誰もいない。 私の傍にいるのは3人…2人と、1体だけ。]
かわいくなっちゃいましたね、先生。 …いえ、もうハロって呼ばないといけないんでしたっけ。 ハロ先生、でもいいですか?
[夏水さんの時の姿そのままに、ふわふわと浮かぶ姿>>@52を微笑ましく見つめながら、手を差し伸べる。]
(84) 2023/08/24(Thu) 01時頃
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7人ですね。…大丈夫。私達なら、なんとかできます。 それじゃあ、行きましょうか。
[そして、私は、天道君と夏水さんと、加賀先生―――新しい地球でのサポート役… と一緒にこの生まれ育った地球を後にした。 そちらがどうなったのか、もう私には知る術もない。 私には、知る意味もない事だから。]
(85) 2023/08/24(Thu) 01時頃
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―その後―
[次の地球は、私達の住んでいた地球にとてもよく似ていた。最近枝分かれしたばかりなのだろうか。だから、私達の住んでいた町らしき場所もすぐに見つけられた。 当然だけれど、街も学校も、元のままだった。 ただ、学校の名前や立地、設備は色々と違っていた。
新しい契約者を探すのは、もちろん前のハロがそうしたように加賀先生…今は何て名乗っていたかな……に知恵を借りて、色々な細工を施して…だったけれど、天道君と夏水さんの力も当然大いに借りた。
(86) 2023/08/24(Thu) 01時半頃
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最終的には、七星君がそうしていたのと似た方法を選んだ。 つまり、星がとても綺麗なある田舎の村へ合宿に来ていた天文部の高校生達をターゲットにした。
私は彼らの案内役兼合宿所の管理者の娘として村の案内を務めた。 天道君と夏水さんも、それぞれ違う役割を持っていたと思う。
私が前の地球でその村にとてもよく似た場所に住んでいたことがあったのは、とても好都合だった。 ゲームが得意なのも、随分彼らの心を掴む助けになった。
何より、好きが高じて自分でゲームを作っていると言って、 離れのコテージを契約の場として用意しても、誰も疑いもしなかった。 契約した彼らの顔も名前も、私はよく覚えた。
(87) 2023/08/24(Thu) 01時半頃
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何から何まであの時とよく似ていた。 ただ、いくつか違う事もあった。
一つに、新しい契約者の彼や彼女達は、 元の地球のみんなとは全然似ても似つかなかった。 つまりは全くの別人だった。
もう一つ、私が再び彼らの下に姿を現した… つまり、敵が現れたのは、彼らが合宿から帰った後… 彼らの町でのことだった。
(88) 2023/08/24(Thu) 01時半頃
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―コックピット―
……来たね。いらっしゃい。
[彼らは見ただろう。転送された先の、ただ広がっているだけで、ほとんど何も無い空間。
あるのは病院のベッド、 黒の肘掛け付き書斎椅子、 暖色系の大きなビーズクッション、 ライムグリーンのyogibo、 タイヤの無い自転車のような形状のフレーム。 そして、中央にゲーミングチェア。
中央の椅子がくるりと回転して、彼らは私を見た。
私が着ているのは洗いたての制服。ネクタイも校章ももちろん今はきっちりつけている。制服は学生の正装、ロイヤルファミリーの前にも出ていい姿。だったら、私が今着るべきは、この一張羅以外になかった。]
(89) 2023/08/24(Thu) 01時半頃
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[彼らはとてもすごく混乱しているだろう。私達の時のように。でも私は、何と言われようと務めを果たさなければならない。]
久しぶり。 ここが、前にみんなに登録してもらった ロボットのコックピット。
ゲームのテストプレイ、って言ったけど本当は現実の事。
合わせて7体の敵を、1人づつ順番に、 パイロットになって倒してもらう事になる。
[ここまでは七星君も言った。でも、それでは足りない。 彼らに混乱を招くとしても、話さなければならない。]
(90) 2023/08/24(Thu) 01時半頃
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