28 僕等(ぼくら)の
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[康生は迷っていたのだろう。けれど、本郷真弓の叫び>>277>>278は短く、そして的確だった。何をすれば良いのか、はっきりと康生に示してくれた。相手のコアを、撃ち抜く。]
────コアを撃ち抜いて、……破壊。
[震える声で康生は指示し、私は──私達は、レーザーで敵機のコックピットを撃ち抜いた。これが罪だというのなら、共に背負う……いや。パイロットは私なのだから、私が背負えば良い。「お前は何も悪くない」と、そう言ってやりたかった。言える筈も無い。]
ごめん。ありがとう、…………みんな。
[私は、何処までも無力な父親だった。*]
(280) 2023/08/20(Sun) 18時半頃
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ーーコックピットーー
[みんなは誤解しただろう。僕が敵パイロットを慮ったのだと。
勿論その気持ちがないわけではない。 だが、本質は、違う。
僕は"彼に人殺しをさせたくなかった"のだ。
そしてもう1つ。コアの破壊はすなわち。
ーー彼の死を、意味する。
僕が止めない理由の方がないのだ。]
(281) 2023/08/20(Sun) 19時頃
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[彼は縁士の言葉に頷いたが、僕の叫びを無視しなかった。
立ち尽くす僕と、彼の目線はしっかりと合う。 そう、真っ直ぐに。 なんの雑じり気もなく。
くしゃ、と。
彼の顔が歪んだ。ーー美しい瞳に涙が滲む。]
……コウ。
[僕は、彼に近づく。一歩、二歩、ゆっくり。
そして身を屈めーー椅子に座る彼を、抱き締めた。
耳元に囁く。]
……死なないで。 死なないでーーお願い。
(282) 2023/08/20(Sun) 19時頃
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[抱いているから彼の表情は見えない。 真弓が一言、言った。
それは彼が判断した通りに。 "すべきこと"であり。
彼が低い声でーーアストロに最後の命を下す。
僕は画面を見ていないが、それがもう、彼の生命の終わりであるのを知る。
彼は、皆に謝った。 僕は彼を離して、二の腕を掴み。]
なんで謝るの?何を? 君はーー君、は… 一番辛いことを、したのに。
君は、君はこれで。 もう後少しでーー。
(283) 2023/08/20(Sun) 19時頃
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[僕は彼を解放した。みんなにお別れを言いたいなら、邪魔してはいけないから。]
……。
[必死に堪える。崩れ落ちてしまいそうになるのを。]*
(284) 2023/08/20(Sun) 19時頃
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─戦闘終了 そして─
[書斎椅子に身を沈めたまま、康生は乾恵一に抱き締められていた。もう、康生にとって彼を拒む理由は何一つ無くなったのだから。]
……だって俺、大事な場面で迷っちまったから。 動かすのだって、最初上手くできなかったし。攻撃だってくらっちまったし。 他にも、他にも…さ。いろいろ、いっぱいあるんだ。謝ること。
…………ケイのお願いだって、聞いてやれない。
[「死なないで」>>282と願われても、康生は死ぬのだ。私が死んでしまうのだから。ただ、今の所まだその気配は無い様に思えるだろう。康生は普通に微笑んでいるし、話している。彼が身を離した>>283後も。]
[ただ、その右手に感じている鼓動は弱まりつつあった。]
(285) 2023/08/20(Sun) 19時頃
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─心臓の止まる時 柊木達見の最期─
[康生の名は、私が付けた。心臓に欠陥を持って生まれた息子に、『健康で生きてさえくれればそれでいい』と願って。それ以上の事は何も望まないと。それが、どれだけこの子の重荷になっていただろうか。私が一度目の死を迎えるまで、康生に“健康”と言える日は一日も無かった。親に唯一つ願われた事を、叶えられない。その時点で捻くれてしまってもおかしくないと言うのに、康生は真っ直ぐに育ってくれた。]
[良き妻と、良き息子と。平凡ではなかったかも知れないが、幸せな家庭を持てた。一度死して尚、夢の続きが見られた。最期は、レヴァの世界の様にロボットに乗り、息子とシンクロし共に戦うという、歪んだ形で叶った夢の様だった。私は、幸福だったのだろうと思う。息子にこんなにも想われ、妻の命を、彼女が生きる世界を守れたのだから。幸せな人生だった。]
[……ああ、でももし、あと一つ叶うのなら。康生には生きていて欲しかった。私の巻き添えで死なせてしまう息子。私を喜ばせようとして、契約してしまった息子>>2>>3。この件にもし戦犯が居るのなら>>1:477>>1:478、それは私だ。]
(286) 2023/08/20(Sun) 19時頃
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[康生にも、その学友達にも、申し訳無い事をしてしまった。謝れない事が、心残りだ。]
[意識が遠退いていく。今度こそ、私は本当に死ぬのだろう。心臓が止まってから、脳が死ぬまではどのくらい掛かるのだったか。康生は、その間ひとりで……、………*]
(287) 2023/08/20(Sun) 19時頃
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―― コックピット ――
[コックピットへの転送は恐らく最後だった。 服装の趣がこれまでと違う印象である以外は 常とさして変わらぬ調子で笑う柊木に片手を挙げる。 此方もできるだけ普段と同じ顔を作ってみせた。]
………ああ。
[天道に席の交換を持ちかける柊木。 他の者もきっと考えたように、 契約者に馴染み深い椅子が複製されて来ているのなら 席を交換しても操縦席として機能するのだろうか?
いや、この状況で意味のないことはしない筈だ。 彼の“二重契約”に関係する行動なら、 天道こそが、ハロや柊木の言うところの ”未契約者”なのかもしれない。]
(@12) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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[天道の快諾をうけて二人の席が交換される。 柊木と示し合わせてあることは知る由もないが 何らかの共有が二人の間にあるような気がして 天道に視線を向け、暫し思考を回していた。 もし目が合ったなら、普段通りに口端を上げただろう。]
俺も反省踏まえて、今回は席を借りるよ。 七尾が『使っていい』って言ってくれてる気がする。
たぶんだけど。 …借りるな。
[前回の戦闘の時、どこからか声が聞こえた気がした。 あの時は柊木のベッドのシャフトを借りたが、 今日はお言葉(?)に甘えようと思う。 七尾の身体は行方不明として隠されているはず。 ハロは『アストロの隙間』>>2:668と言っていたが 今もこの辺りに居るのだろうか。 皆の戦いを見ているのだろうか。]
(@13) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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― 戦闘中/コックピット ―
[ハート型に戻った敵は、再度後退を始めた。>>258 アストロはその後を追うと、腕で履帯を破壊して。 次はどうやって、敵を開かせるかといったところで。]
えっ……?
[母さん>>259と、落ちた呟きに、そちらへ視線を向けると、再び敵が開いて。]
[敵から放たれたミサイルと、アストロのレーザー。 大量の兵器の撃ち合いに、辺りが真っ白に染まった。]
[爆風と光が収まって、視界が開けてきた時。 柊木君のお母さんを転送>>261>>263と言うのに。]
分かった!
[頷いて、すぐにその場から姿を消した。]
(288) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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[暖色系の大きなビーズクッションは、 なかなか一人暮らしの男の部屋に 置いてあるような代物でもない。 座り慣れずに位置を定めるまで少し難儀したものの 座ってみれば意外と快適なものだったらしい。 乾のyogiboも似たようなものだろうかと見れば、 乾は柊木の方に椅子を寄せて隣へ。
仲は良いとは思っていたし柊木からも聞いていたが 彼のあっさりとした口ぶりから 友情の範疇として受け止めたあの時と 空気感の変化くらいはいくら己でも分かる。 左手に光るものをみとめれば、彼らの方から目を逸らし モニターに移る見慣れた景色を眺めていた。]
(@14) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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……このあたりは本当に、更地になっちまいそうだな。
[敵の転送位置がパイロット基点だというのは 柊木の言葉で裏付けられた。>>216>>163 その理論で行けば、同じ場所で戦えば 他の地域の被害を抑えられはする。
被災地域が散らばるよりは良いのかもしれないが、 それでも見慣れた景色が尽く粉になって行く様は切ない。 例えば国保有の山奥で戦うなどは無理なのだろうか。
……無理か。 敵が襲ってくるまで山奥で暮らすことになる。 いや、国防省の方の隔離施設なら―――?
考えているうちに、敵性体が姿を現して。 一風変わった形状に、微かに首を捻った。]
(@15) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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[敵の形状へ生徒たちがめいめいに所見を述べている。 己はといえば、オモチャみたいだなと思ったわけだが。 一見して盾のような形状だが、パーツが多くない。 攻撃手段があるとすればその奥だと考えるべきだろう。 柊木の合図に頷きかけ、彼の初動を待つ。 が、次の瞬間に大きくモニターの視界がぶれた。]
[ビーズクッションから身体がズレる。 「起きないと」という柊木の声>>203で漸く 機体がうつ伏せになっているのを知った。]
(@16) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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[柊木君は、躊躇っていたのかな。それはわからない。 彼は結局、確かに敵機のコア…いや、コックピットをしっかりとレーザーで撃ち抜いた>>280から。コアは確かに破壊されて、敵機は消滅した。 柊木君は謝ってた。]
…なんで。柊木君が謝る必要なんて…ないのに。
[思わずそう呟いていた。柊木君はやらないといけないことをやっただけ。乾君は柊木君を慮っただけで、天道君は本当の事を言っただけ。]
ごめんね。柊木君。
[でも、私も自然と手を握りしめ、彼に謝っていた。 しないで済むならそれがよかった。大和君も、七尾さんも…特に七尾さんは知ってはいけなかった。彼女が最初だったのは、今思えば最悪の中でもまだ良かったのかもしれない。]
(289) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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――四度目の襲撃――
やっぱり戦う気しかないのかな!
[>>233ハートの中身は>>234重装備の攻撃力を誇っていた。 無数に見える砲門から無数に見えるミサイルが飛んでいき砲撃を開始したのを見て、距離を取るので正解だったようだ。 >>+150珊瑚も驚いたような声をあげていて>>+151閉めようって提案されるとシェルターの中に完全に隠れて扉を閉じた。 攻撃開始までに随分と時間がかかっていたから避難は十分に出来ていたし重質量兵器でないならば地下に影響はあんまりないはずだ。
>>+151珊瑚が視線を伏せてしまうのは――怖いからだろう。 こんなに揺れていたら怖いに違いない。 笑顔なんて浮かべるのは本当は難しいのだけれどそれでも珊瑚は笑顔を浮かべていた。
こちらを向いて笑みを浮かべるから膝を追って子どもたちに向き合う前にぎゅうって強く抱きしめた]
(+153) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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―――っ 大丈夫か!?
[ぐらついたり>>204転げたり>>214する様に 思わず声を投げる。天道は冷静な対応だ>>222]
機体が横倒しになったからといって コックピットは縦になったりしないんだな。今更だけど。
[ロボットが形状を変えるのだから、 その度にコックピットが縦になったり逆さになったり しないような何らかの機構があるのだろう。
たとえば、球体を液体の中に浮かべるような?]
(@17) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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ほら、みんなも手をつないで。 隣の子から元気を貰って歌おうか。
[>>+152歌はあんまり知らないものだから選曲は珊瑚任せになってしまう。 聞きながら少し遅れて歌っていって、懐かしい歌は次第に周囲のご老体たちも歌い始めていく。 歌はいいものらしい。歌っていると元気になっていく気がする。
子どもの相手をする珊瑚はやっぱり女神かなって思うくらいだけれど怖がってるのは分かるから大和はずっと傍にいて歌の合間に一緒に子どもと話続けたり抱きしめてあげたりしていた。 話す内容はあまりなくて好きな食べ物は、とか聞いたりするしかないのだけれど。
そうしていると震動が収まっていき>>280静かになっていた。 震動が収まってもすぐに外には出られない。 外の安全が確認されたなら、だが――外に出れば三度目よりも更に広がった更地を確認できるのだろう*]
(+154) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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[アストロが上手く動かせないらしい。 柊木の焦りが見える。それでも、先刻は動いたし 完全に動作不能というわけではないのだろうが。 それでも過ぎる憂慮は、『二重契約』による弊害だ。 落ち着いて立て直すのを祈るように待った。 が、敵は待ってくれはしない。 キャタピラが可動し、此方に向かってくると思いきや――]
後退……?
[撤退でも退避でもない。 獲物の隙を見逃さずに動き出したそれは 距離を取って飛び掛かろうとする獣が低重心姿勢を取る その様にも見えてざわりと背が粟立った]
(@18) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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柊木君。 [乾君に抱きしめられた柊木君に近づく。 私から言う事は一つ。みんなに言う事と、柊木君だけに言う事。]
お疲れさま。 柊木君の役目は終わり。 もう世界とか考えなくていい。 後は全部、私達が引き継ぐから。
本当に、ありがとう。
後は、大事な人と過ごして。
[私はそう言って彼の元を離れよう。]
(290) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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[アストロは立ち上がった。 >>219>>232>>234 柊木の声が、 まるで指揮を執るように鋭く飛ぶ。 アストロは動く。飛ぶ。その通りに。 うつ伏せに転倒したことが嘘のような俊敏な動作で。
それを見て、理解した。
司令塔――文字通りのブレインたる柊木と 操縦者たる心臓部の分業か、と。
己は、この時点で誰が『心臓』の持ち主かまでは 柊木から聞いていなかったのだけれども この複雑な構造を支え叶えているのならば、 彼に近しい者なのかもしれないという予測だけ抱く。]
(@19) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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[飛び交う砲撃とその衝撃に モニターにはひっきりなしに閃光と爆風が映し出される。 途中、驚いたようなハロの声>>252には 不思議そうな視線を横目で向けた。
柊木の心臓と脳のことに思考が向いていたのもあるが 己にも敵性体のハート=心臓以外の発想がなかったので。 柊木も同じらしい>>258。 他に何があるというのだろう?]
(@20) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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[コアの位置をそれと定め>>248 履帯を損傷させ、有利かと思われたアストロが 突然不自然に動きを止めた。]
……え
[呆気にとられたような柊木の声。 柊木の母親。避難していなかったのか? 前もって“家出”しておいた柊木の事情は知る由もない。 いずれにせよこれでは動きが制限される。 回避行動は選択肢として消えた。
激しいレーザー砲の応酬に視界が白に染まった。 見えていて撃っているのか、いや――]
[やがて光が霧散し、そこに在ったのは 心臓部を曝し合う二体のロボット。>>260]
(@21) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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( …… そう、だよな )
[きっと、場に居る全員が敵の正体を識った。 己とて、予想をしていなかったわけではない。 かつて貪るように読んだ本の中、とりわけ SFに分類される物語には度々描かれるような二律背反。 柊木の顔をじっと見据える。 痛みに耐えるように表情が歪む様を。>>279
言葉をかけることはできない。 やれとも、やるなとも。
命を賭して戦い合うのは己ではないのだ。 アレを手にかける迷いも、痛みも、なにひとつ 負ってやることも共有することも出来ないのが ひどく歯がゆかった。]
(@22) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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[けれど、柊木は強い。 強くて、優しい。]
[――――最後の一撃で。]
[消滅したのは、敵機。]
(@23) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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― 日野病院 ―
[柊木君のお母さんの傍に姿を現すと、 すぐに6駅離れた日野病院へ転送した。]
[でも、お母さんが柊木君を心配して探しにきたのなら、転送しただけでは、また近くへ行こうとしてしまうのではないかと思う。]
[私が頼まれたのは『転送』だけど。 つまりは、『お母さんを無事に守る』事をしないといけないと思って。]
驚かせてごめんなさい! 私、柊木君に頼まれて。 お母さんに、ここに居て欲しいって言ってました!
[それでも彼の元に行こうとするのなら、強引にでも行かせない様にしないといけないし。 もしも戦闘がこちらまで拡大してしまうなら、守らないといけない。と思う。]
(291) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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― コックピット ―
お母さん、日野病院に転送したから安心して! 私は、このままお母さんの傍に居て守るね! [柊木君にそれだけ言うと、また、柊木君のお母さんの所に戻った。]
(292) 2023/08/20(Sun) 19時半頃
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―― 四度目の襲来:遠ざかる街、敵、ソレ ――
[大きな音が車の後ろから、道の向こう… ――― あたし達の街の方から響いてくる。 何度も>>234、何度も>>234、…なんども>>259。 遠ざかる内に音は小さくなったけど、 最後の音は前二回よりうんと大きくて。 耳を塞いでいた手を離して、ゆっくりと 後ろを振り向いてその光景を見た。 二体の怪物が白い煙を上げていて、 車が進む度、その煙が晴れていった。 そこで見えたのは、白くて丸い…?]
(+155) 2023/08/20(Sun) 20時頃
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……あれ、なんだろう…?>>260
(+156) 2023/08/20(Sun) 20時頃
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[疑問を口にした所で誰からも、 何処からも答えが返って来ることは無くて。 その白いのも認識できない程遠ざかった所で、 先にハート型の方が。続く様にいつも出てくる 人型…?の方が、上から徐々に消えていった。
あれは『終わった』合図だと、 テレビやクラスでの会話の中で聞いてたから お兄ちゃんとお母さんとに向け声を掛け 車を道端停めてもらった。
三人でその方角をただ茫然と眺める。 …街は、家は、無事なんだろうか…。]
(+157) 2023/08/20(Sun) 20時頃
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