33 桜森高校同窓会
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[皆と解散する段にも、 ワニの無事を心配する彼女に微笑みながら。 旅行の思い出話にも頷いて。]
またね。 虹乃さんはしょっちゅうは会えないだろうけど、 元気でやってるから、そっちも留学楽しんで。
沙羅ちゃんに玲もまた、ご飯でも食べに行こう。 タイミングが合えば大和くんも。 仕事がんばってね。
[それぞれに挨拶の言葉を送った。]
(285) yunamagi 2024/02/26(Mon) 20時頃
|
|
では、帰ろうか。
[野々花に向き直って手を繋ぐ。 軽やかで真っ直ぐな足取り。 今日も明日もその先も 続いていく道をふたりで。**]
(286) yunamagi 2024/02/26(Mon) 20時頃
|
|
― 帰り道 ―
[タイムカプセルを埋めた後、 柊さん>>285には、楽しみにしてますね!って笑んで、手を振って分かれた。]
[最寄りの駅に着くと、駅前のコンビニに寄ってもらって。]
あ、あったわ! 良かった。
[お菓子の棚でマシュマロを見つけて手に取ると、嬉しそうに笑む。 玲の問い>>282に頷くと、頭を撫でてくれたので、目を細めた。]
[玲は他のお菓子も買っていて、 その後、アイスコーナーへ行くと。>>283]
うん。アイスも添えよ! 玲は、抹茶とバニラどっちにする?
[髪飾りも、というのには、うんって頷いたけれど。 飾りの無くなった髪にキスを受けると、ぼふっと赤くなってしまった。]
(287) doubt 2024/02/26(Mon) 21時半頃
|
|
― ヘアアクセサリー専門店 ―
[コンビニを後にすると、新しい髪飾り何がいいかなって、玲と話をしながら歩いて。 私が考えたお花も、玲が調べてくれたお花も、どちらも良くてとても迷ってしまったのだけれど。]
玲が選んでくれたお花も素敵で、迷うから、 二つ買ってしまおうかしら?
[そう言って、ヘアアクセサリー専門店の扉をくぐる。 そのお店は、品数も多いのだけれど、個人の作家さんの手作りの物も置いてあって。 メーカーで大量生産している物だと見ない様な、珍しいお花の物があったり、セミオーダーも受け付けてもらえたりする。]
……一つは、セミオーダーで、 玲の誕生花と私の誕生花の両方を使ったものを、 作ってもらおうと思うの。
私の誕生花は、玲が選んでくれたお花の中の、 『ノースポール』にするね。
(288) doubt 2024/02/26(Mon) 21時半頃
|
|
[ノースポールの花言葉には、『誠実』というのがある。 いつも私は、貴方に誠実でありたいから。]
玲の誕生花は……。 マイナーだけれど、キキョウにしようかしら。
[8月12日の誕生花としては、キキョウはマイナーだけれど。 このお花の花言葉にも『誠実』があって、他に『変わらぬ愛』『永遠の愛』というものもある。]
……キキョウって、薬用成分を持っていて、 虫に食べられない様に、身を守っているんですって。
[玲を、じっと見つめてみて。]
……玲は心配性?だから、これが良いかしら。
[そんな風に、冗談めかして笑った。 心配をしなくても、私に近付いてくる男性は居ないと思うのだけれどね。]
(289) doubt 2024/02/26(Mon) 21時半頃
|
|
もう一つは、 ムーンダスト アクアマリンにしようかなって。
[手に取ったのは、スプレータイプの小さな青いカーネーションを模した髪飾りで。]
アクアマリンは玲の石の名前で、幸福を意味する石だし。 ムーンダストの花言葉も『永遠の幸福』。
狼も兎も、月のイメージがあるし。それに。
このお花は、自然界には無くて、 人の手が加わって、存在しているお花で。
[私も、本来ならすでに命が尽きていたはずで、自然には存在し得なかった。 玲に生命を貰ったから、今、こうしてここに居られるから。]
(290) doubt 2024/02/26(Mon) 22時頃
|
|
私と少し、似ているかしら?って。 あとね、このお花、 普通のカーネーションより、長生きなの。
玲と一緒に、元気に長く生きたいから。 その願いも込めて。 ……どうかしら?
[そう、小さく首を傾げた。]
(291) doubt 2024/02/26(Mon) 22時頃
|
|
――最後の椿姫――
[20XX年 4月 21日。
桜も散ろうかという季節になって、関東一帯を猛烈な寒波が襲い、桜色と風花が同時にちらつく幻想的な日になった。
久しぶりに日本のリンクに立つ、鷹羽虹乃。 全国から選手が集まるような大規模な試合ではないから、古くからこのリンクで過ごした関係者や古馴染みの多い場で、演技を披露するのもまだ試合慣れしないノービスやジュニアが中心だ。 一番年嵩で、スコアも高い虹乃は、オオトリを任されてしまったので、かなり緊張している。
製氷から時間が経って、爪先から少しずつ冷え強張っていく、あの感覚。 脚が治ってからも、なかなか氷の上への一歩が踏み出せなかった。何度試合に出ても、フェンスを越える一瞬だけ、悪夢に捕らわれる。
この足先の白銀の凶器で、未来を奪ってしまった相手。彼女は二度とリンクに戻れなかったが、それ以上をネットで調べる気はもうない。
今から捧げる演技は、贖罪ではなく、ここまで自分を支えてきてくれた人への感謝を目一杯籠めよう。 観客席に視線を向けて、近く一人一人を確認する。見知った顔を見つける度、心に勇気が満ちた。]
(292) りしあ 2024/02/26(Mon) 22時頃
|
|
――3番、鷹羽虹乃さん、 プログラムのナンバーは、『椿姫』――
[会場に響くアナウンスと拍手に押され、羽搏き滑り出す。 氷上に描かれる、シュプールのように波打つ溝。その軌跡は、スケート人生の集大成だ。
五年前の『乾杯の歌』から、復帰後の最高傑作『花から花へ』、そして『さようなら過ぎ去りし日よ』までメドレーで繋いだ一度限りのオリジナル。 幼馴染のデザインした、椿色の衣装(胸のサイズは直しが必要だった)を纏い、肌身離さぬ椿のピアスも飾って、銀盤を舞う。途中で白から紅に衣装チェンジするのも、エキシビションでしか許されない、幼馴染のアイディアだ。
振り上げた左脚の踏切も、すっかりブレずに完璧で、嘗て滑れないほどの大怪我を負ったなんて誰も信じないだろう。]
『さようなら、過ぎ去りし日の 楽しく美しい夢よ』
[前半は殊更妖艶に、刹那の愛と永久の愛に翻弄されるヴィオレッタ。この恋心を識ることで、演技幅がぐっと深まり、海外でも評価を得ることができた。 ダブルアクセルから、トリプルのコンビネーション。試合より長めに見せつけるような、180度開脚するスパイラルは、リンクの端から端までいっそ雄々しく滑り切る。]
(293) りしあ 2024/02/26(Mon) 22時頃
|
|
[後半は、死の病に侵されたヴィオレッタが、離れた恋人を懐かしむ詩だ。]
『嗚呼、道を踏み外した女の願いに 微笑みかけてください。
どうかお許しください、受け入れてください、神よ。 喜びも哀しみも、間もなく全てが終わるでしょう。』
[思い描く顔は決まっている。 ヴィオレッタはアルフレードと束の間の再会の後、すぐに息を引き取ってしまうけれど。 長い別離の果てに重なった二人の手。虹乃はその後も滑り続けるし、傍にいつも、彼が居るはずだ。
息の上がる後半、縺れそうになる足を叱咤しながら、夢中で氷を蹴る。 オイラーを挟んだ三連続のジャンプ、得意のフリップは片手を上げて。ステップの出口で少しバランスを崩しかけたけれど、そのまま最後のスピンへと。 ――試合でも一度も組み入れなかった、フライングバタフライ。三度翼のようにフリーレッグを振り上げ、煌めくブレードが空気を真円に切り裂く。まるでヴィオレッタに忍び寄る、死神の鎌のよう。一度は虹乃を死に至らしめた、その技を最後に。
小さな会場を満たす拍手の中で、ヴィオレッタはその生涯を終え、冷たい氷上に倒れ伏す。]
(294) りしあ 2024/02/26(Mon) 22時頃
|
ヤマトは、氷の上で繰り広げられる演技を固唾を飲み見守っている。
CClemon 2024/02/26(Mon) 22時半頃
|
── 帰り道 ──
[自分の分のアイスは抹茶を選んで、帰り道。 丁度駅前にアクセ専門店があったので 寄る事にした。]
うん、いくつあってもいいもんだろうし。 2つでも3つでもいいんじゃない? 気分で付け替えられるし。
[セミオーダーの内容なんかを聞きつつ。 キキョウの話には、一瞬きょとんとしたけど。 じっと見つめられ、首を傾げてくすっと笑った。]
そんな効果あるんだ……?? 効き目あるといいなー。
(295) steel 2024/02/26(Mon) 22時半頃
|
|
[まあ、沙羅に近付いて来る虫?なんて 即殺だけど……、と真顔で冗談を言いながら。
ムーンダストの話は考えるものがあった。 人の手が加わって、存在している花。
沙羅が手にしていた 青いカーネーションの髪飾りを受け取って、 沙羅双樹の花があった位置の髪に 飾って見せた。 沙羅本人にも、鏡の方を促す。]
うん、いいと思う。 似合ってるよ。
[自然界には無いけど、普通よりも長生きの花──…]
(296) steel 2024/02/26(Mon) 22時半頃
|
|
[ふと、クルーエル社の願いの力で生き返って、 病気ひとつせず元気な、犬の碧のことを思い出した。 もしかしたら、実際に長生きなのかもしれない。
むしろ自分のほうが、 頑張って追い付かなければならないのかも。]
一緒に、元気で、長生きしよ。
沙羅を…… 一人にはしないよ。
(297) steel 2024/02/26(Mon) 22時半頃
|
|
[そして、いつものようにふふっと笑って頭を撫で、 青い花飾りをトレーに入れた。]
じゃあこれを買って、セミオーダーして、 帰って焼きマシュマロとアイス食べよ。 俺と沙羅だけの後夜祭。
[店を出たら、新しい花飾りを髪に付けてあげて。 一緒に、手を繋いで帰ろう。 二人の家に。]**
(298) steel 2024/02/26(Mon) 22時半頃
|
|
[本当に最後は、呼吸ができないほど苦しかった。 最終滑走者だから、体感ではかなり長く、氷から身を起こせずにいて。汗だくの額に張り付く前髪を払いながら、よろよろと立ち上がる。
――全ての人に感謝と。この滑りの境地まで達せたことを、寿ぐ気持ちで溢れていた。 舞台の四面に向かって一礼をして、最後に関係者席に大きく両手を振る。やりきった、出し切った、と大声で伝えたい。]
(299) りしあ 2024/02/26(Mon) 22時半頃
|
|
[観客の目を十分に楽しませた後は、幾重にも削り跡のついたリンクに真っ赤なカーペットが敷かれ、表彰用の台が置かれる。 アナウンスが入って、今日のジュニアたちの順位表彰の跡、再び虹乃がコールされた。 椿姫の衣装のまま、リンクの真ん中に踊り出る。 畏まった顔で、赤い道の上を歩んでくるプレゼンター。賞状とトロフィーを携えた、なんか偉い人と。抱えきれないほどの紫の薔薇の花束に埋もれかけたワカナさんは、今日はきちんと正装している。同じくフォーマルな服装で、お手製の椿の造花で花冠を編んでくれた清佳と、馬子にも衣装状態の大和と。]
(300) りしあ 2024/02/26(Mon) 22時半頃
|
|
――嗚呼、これで一区切り。
[全て終わるでしょう、と虹乃の中のヴィオレッタが嘆く。 けれど、自分にとっては精一杯でこれ以上ない、競技人生だった。 あまりに自分のことに夢中で駆け抜けてきたから、そろそろ周囲の暖かな人達に、氷上以外で恩返しもしていかなければいけない。
口上は聞き流しつつ、想いの篭った花束を受け取って、銀盤の椿姫はここで死ぬ。 新たに生まれ変わるのは、スケーターでないただの鷹羽虹乃だ。
さすがに感極まってきて、肩が震えて目頭が熱い。 けれどカメラに向ける嫣然とした笑みのまま、段を下りて大和の前に立った。スケート靴の分だけ底上げされて、目線が大分高いところになってしまっている。*]
(301) りしあ 2024/02/26(Mon) 22時半頃
|
|
[特等席で立ち上がり、ニジノに惜しみない拍手を送る。 両手には🦅ラプター🦅ニジノ🦅の推し団扇、それから、いつもの紫のバラの花束も。]
ニジノちゃん……!!!
最っっ高…………!!!!! 世界一のヴィオレッタだったわ………!!
[結婚式のお父さんのように滂沱の涙を流しながら、花束を手渡すタイミングが来るまで、いつまでも、いつまでも拍手を送り続けていた。]**
(@8) yuzu 2024/02/26(Mon) 22時半頃
|
|
[即殺だけど、と言う顔は、笑ってなかった。>>296]
[ムーンダストの話をして、どうかな?って聞いてみたら、沙羅双樹の花を飾っていた位置に飾ってくれて。 似合ってると言ってくれたので、ありがと、って笑む。]
[一人にしない、というのには、頷いて。]
……うん。絶対ね。約束。
[頭を撫でてくれると、目を細めて。 続く言葉に頷いて、会計をしようとしたのだけれど。]
(302) doubt 2024/02/26(Mon) 23時頃
|
聖愛色同胞 ノッカは、メモを貼った。
azure_blue 2024/02/26(Mon) 23時頃
|
あ、ありがとう……。
[玲から貰った、『幸福』と『生命』を表す花。 一緒に、元気に長く生きられる事を願った花。
その髪飾りを、玲から贈ってもらって、 沙羅双樹の花を飾っていた位置に、飾ってもらうと、 頬を赤く染めて、とても嬉しそうに笑む。]
[そうして、また一緒に手を繋いで、帰路に着いた。]
(303) doubt 2024/02/26(Mon) 23時頃
|
|
[私の人生は、桐野姓が一番長くなる>>242と、玲は言っていたけれど。 桐野姓の人生は、まだ始まる前だし、 長い人生、今はまだきっと、序盤の方なのでしょう。]
[いつか一緒に弾こうと約束した、リストの『愛の夢 第3番』は、 10年後、20年後、その時々で、奏でられる音色は違っていたり、 三重奏、四重奏になる、なんて可能性もあるのかもしれないけれど。]
(304) doubt 2024/02/26(Mon) 23時頃
|
|
― ××年後 ―
玲! 久しぶりに、スタジオに入らない?
[そう言うと、玲と手を繋いで、家を後にする。]
[繋いでいる手の質感は?その指にはめている指輪の種類は?]
[――……これが何年後、何十年後の一場面で、 どんな手で、どの指輪をしていたとしても、きっと変わらずに。 二人手を繋いで、一緒に、幸せな日々の曲を紡いでいるのでしょう。**]
(305) doubt 2024/02/26(Mon) 23時頃
|
|
ーー真心を君にーー
[温泉旅行から2ヶ月の時が過ぎ、季節は冬から春へと移り変わる。
その日、車から降り立った少年は革靴にて桜の絨毯を柔らかく踏み締めた。
スッと背を伸ばす少年を知り合いが見ても気付かないかもしれない。 スーツなんて普段は着ないから、雰囲気がまるで別人だ。
出掛ける前、髪も整え身綺麗にした姿を鏡に映して。]
……髭は残してた方が喜ぶかな?アイツ。
(306) CClemon 2024/02/26(Mon) 23時半頃
|
|
[寝起きの際、少年の顎を寝惚けながら撫でていた彼女を思い浮かべる。
少女みたいなあどけない笑顔。
それが氷上では一変し、引き締まった真剣な面持ちになった。
今日はそんな彼女ーー鷹羽虹乃の晴れ舞台である。 少年はスケートに詳しくないが、トリ、つまり最後に演技をする彼女が重大な役割を担うことは理解していた。
そして、その大任を果たした後彼女はーーリンクを去る。]
『お兄ちゃん、行こ?始まっちゃうよ!』
(307) CClemon 2024/02/26(Mon) 23時半頃
|
|
[御曹司の手を借りながら妹が車から降りる。彼女は紫色のシックなパーティドレスに身を包んでいた。少年たちは妹の婚約者である羽柴の車、リムジンにて会場にたどり着いたところだ。
道を歩く人々は、今日の演目を楽しみにしていながら会場に向かっている。
少年の恋人がそんな観客たちにこれから大きな感動を与えるのかと思うと誇らしい気持ちになった。
さあ、会場に向かおう。出演前に控室で彼女には逢えるだろうか。
今日は彼女の幼馴染みである清佳に親友の若菜、そしてキリノとサラ、柊と野々花も駆け付けているはず。
皆、彼女の最後の演技を見守るために。]
(308) CClemon 2024/02/26(Mon) 23時半頃
|
|
[スケートリンクは何度来ても不思議な場所だ。氷上からはひんやりとした空気が漂うが、観客席は熱気に溢れている。
少年は彼女の演技を見易い前の席を確保出来ていた事だろう。
彼女がリンクに降り立つ。 美しい色合いの衣裳が映える。 距離があるのに緊張がピリピリと漂ってきた。
首を伸ばしたまま軽く辺りを見渡すその視線は、少年の姿を捉えてくれただろうか。
ーー音楽と共に演技が始まる。
滑らかに、緩やかに。 加速してのジャンプ、スピン。 氷の上に全身で軌道を描き、残す。
難しい技名などはわからないが、大胆な技が決まる度にワッと歓声が上がった。]
(309) CClemon 2024/02/26(Mon) 23時半頃
|
|
[少年は彼女の一挙一動を逃さぬと目を見開き追う。隣にいる妹が動画の録画を担当してくれているから”生”を焼き付ける事に集中出来る。
彼女の演技はただ綺麗なだけではない。表現者として、指先の一つや表情までにも心配りをし、テーマを具現化しようとする。
ヴィオレッタの人生は刹那的な恋に引き摺られ、亡くなる迄心を燃やし尽くす。 その強い想いは氷上での躍動的な滑りで表現された。
燃え盛る想いを、恋心を。 彼女は全身で描き散らす。
音楽と動きが一体となり、会場全体をうねりに引きずり込む。
息をするのすら忘れてしまいそうだ。彼女が汗を流して演技に熱中するのと同調し、夢中に見入る。
エッジが最後の一線を氷に刻むまで。 白鳥が羽を畳むように、彼女が身を伏せるまで。]
(310) CClemon 2024/02/26(Mon) 23時半頃
|
|
[ーー拍手喝采が起こる。 少年も頬を真っ赤にし、割れんばかりに手を叩く。]
……凄かった!凄かったぞ、ニジノ!!
[少年の声は勿論、観客席からの歓声にかき消された。 拍手の渦に包まれた彼女は、長い長い時間そのまま動かない。
やがて。
全力を出し尽くした舞姫が少しよろけながら身を起こす。 数分とはいえあれだけ全身で動けばそうなるのも当たり前。
だけど、ここにそんなのを理解出来ない馬鹿がいた。]
ニジノッ今助けーー
[フェンスを乗り越え弾丸みたいに駆け付けるーーはずが。妹に制されて首根っこを掴まれ、ドテッとその場に倒れる。
氷上に躍り出ても普通の靴なら結局走れず転ぶわけだが。]
(311) CClemon 2024/02/26(Mon) 23時半頃
|
|
『お兄ちゃん!何やってんの?! 今リンクに出ようとしたよね?』
だ、だってニジノがッ ニジノの倒れそうだったからっ
[少年が座り込んで妹にぶーぶー抗議をしていた頃、彼女は氷上に立ち。
晴れやかな笑みにてみんなに向かってヒラヒラと手を振っていたーー。]
(312) CClemon 2024/02/26(Mon) 23時半頃
|
|
[少年の出番が漸く来るのは表彰式の際だ。
レッドカーペットの上を転ばないか?と恐る恐る歩いて壇上の彼女に近付く。
紫の薔薇の花束を抱え髪に椿の花冠を飾る姿は、景色と共にボヤけて。眩しすぎて……。
少年は彼女の前に立つ。 自信に満ちた表情、こぼれ落ちそうな笑みを向けて。舞い降りた彼女の前に膝を折ろう。
ポケットから取り出した指輪ケースには、あの温泉旅行の帰りにデザインを発注した指輪が入っている。]
(313) CClemon 2024/02/27(Tue) 00時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る