15 青き星のスペランツァ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
ライジに8人が投票した。
アリババに1人が投票した。
ライジは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。
だが、勝利に沸き立つ人々は、妖精という真の勝利者に、最後まで気付くことはなかった……
― 帰還の日/『スペランツァ』船内モニター前 ―
[ロビーの大画面モニターに昨日までの調査状況が表示されている。]
■■■LOST■■■
アシモフ(高温の毒性ガス噴出による中毒死)
ギロチン(血液の変質による中毒死)
ハロ(落石による圧死)
■■■MISSING■■■
ライジ・チリガネ("海"にて消息不明)
■■■HOUSE■■■
-
(#0) 2021/11/15(Mon) 00時頃
[『マーレ10』の探索終了日早朝。
響き渡る船内放送がクルー達の耳に届くだろう。]
当船は、これをもって調査フェイズを終了します。
各員、帰還準備を開始してください。
[無機質な合成音声アナウンスが、調査期間の終了を告げる。
それは同時に、行方不明者の捜索打ち切りも意味している。
夜には『スペランツァ』は『マーレ10』を離れ、帰還の途へとつくだろう。]
(#1) 2021/11/15(Mon) 00時頃
|
― 探索終了日未明 海 ―
[ライジの信号が消えた地点にほど近い砂浜に、足跡を付ける小さな影。 仄かに色を持ち始めた空の下、海の方を見つめて、夜明けを待っている。
どうして、と思う自分と。 何処か納得している自分の、両方がいる。
前の夜、彼の頬へ触れた感触>>4:124を思い出しながら、自分の手を握り込む。 あの時にはもう、決めていたのだろうか。それともまだ、迷っていたのだろうか。 深くて暗い、つめたい、海の底に。どうしようもなく、引き寄せられてしまったのだろうか。 どうしようも、なかったのだろうか?
答えは出ない。答えを持っていたはずの本人へ訊ねようにも、死者は言葉を話さない。
自ら行ってしまったライジは――きちんと別れて、送るべき、死者だ。]
(0) sleepingxalice 2021/11/15(Mon) 00時頃
|
|
[手を合わせる。膨らませ、少し開いて、ささやかな花を咲かせる。 その向こうで、少しずつ太陽が顔を見せ始めて、きらきらと水面が輝き始める。
久しぶりに直接見る海は、初めて見る『マーレ10』の海は、ハロの言っていた>>3:149とおり、広くて、大きくて。 とても、とても綺麗だった。
ハロがこの海の上を飛び回る姿を想像する。きっと、それはそれは楽しそうに飛ぶだろう。 ケトゥ、あれ見て!と、はしゃいだ声を上げながら、あちらへ行ったり、こちらへ行ったり。 ……一度、目を閉じて。開いて。その間に、ハロの姿を一度、胸の奥へしまい込む。 死者と別れる間は、ちょっとだけ待っていてもらわなくてはいけない。
夜明けの海を見つめながら、ケトゥートゥは歌い始めた。]
(1) sleepingxalice 2021/11/15(Mon) 00時頃
|
|
ツィートゥム ナ ムヤスィデ クレシュシュ タ アム ターマ ツレィア (夜の帳が下りる頃、君は君の道を往く)
レクデトゥエ ネ エレヤム ナーナ ラレムィア リトゥトゥジ リネァオデ (この雨のあとには、多くの種が芽吹くだろう)
アミトゥエ ナ エレヤムキュアツ ワーワ シュレオスィ ツャディ タ レスレヤム (掛かった虹の向こうで、我らはきっと君と再び笑いあう)
リャムス リャムス ウェーテーマ リアムス (歌おう、歌おう、我らの歌を)
デアストゥデイトゥエ (共に)
ウェーウェ ツャリィ ラァラ キュシュトゥリリ テ (君に『母』の祝福がありますように)
(2) sleepingxalice 2021/11/15(Mon) 00時頃
|
|
[歌い終わると同時に、涙がひとつぶ零れて。 そこから堰を切ったようにどんどん溢れてくるのを、止めようとせず、気持ちのままに泣いた。 涙で滲んでも、夜明けの海はきらきらと眩しくて、美しくて。ずっとずっと忘れない景色になると思った。 そして遠いいつか、虹の向こうでライジと会えたら、この景色の話をするのだ。 それまでは――さよならだ。
やがて涙が自然と止んだら、ケトゥートゥはスペランツァへ帰っていく。 イーヤー!と、口の形のせいばかりではない笑顔を向けて、仲間たちへ挨拶をする。 新しい一日を始めて、今日も、明日も、スペランツァに乗って、未来を生きていく。*]
(3) sleepingxalice 2021/11/15(Mon) 00時頃
|
ハロは、ヨーランダをえらいえらいした。
mmsk 2021/11/15(Mon) 00時半頃
ヨーランダは、えらいえらいされたので、うれしいうれしいになった。
tanuki 2021/11/15(Mon) 00時半頃
ライジは、ハロをつついた。
jinro_coqua 2021/11/15(Mon) 00時半頃
アリババは、ハロをむにむにした
mzsn 2021/11/15(Mon) 00時半頃
ハロは、つつかれたりむにられたりしてかたちが変わっている。
mmsk 2021/11/15(Mon) 00時半頃
ハロは、フリーハグの看板を首から下げた。
mmsk 2021/11/15(Mon) 01時半頃
アリババは、ハロをもにもにしている
mzsn 2021/11/15(Mon) 01時半頃
|
― 四日目・朝 船内ロビー ―
[普段より何処となく賑やかなロビーに、イースターは顔を出す。 イースターは普段どちらかというと朝は早い方である為、此処まで人が集まっているのは珍しいなと思う。 特に朝見る事は今までほとんどなかった、イワノフ>>4:170が居る事は。]
おはようございます。
[挨拶を返して、モニターを見て。この時間から既に出かけている人が居る>>4:171>>4:178事に、これまた意外な事も有るものだと。 コーヒーを淹れて、戻って来て。席に付いて暫くゆっくりしてから、自分も探索に向かおうかと。
けれど、ふと。その点の内一つに違和を感じ、下がっていく高度に目を見開いて、その人の名を呟いた頃には。 エラー音が鳴り、彼の名はMISSINGへ移動して>>#0。静寂が残る。 普段のそれよりとても静かな年上分の言葉にも>>4:198大した返事は返す事が出来ず。暫く呆然としていた。]
(4) smmmt 2021/11/15(Mon) 01時半頃
|
|
― 四日目・そのあと 船内廊下 ―
[その後。調査に出る前に、イースターは再び帰ってくるのであろう一羽のクルーの姿>>4:194を探していた。 姿を無事に見つける事が出来たのならば、そちらの方に近寄って。]
キランディ様、
[出来るだけ平常通りに。しかしそれでも触角の小さな震えまでは、隠せなかったかもしれない。 聞きたい事は沢山あるが、先ず告げなければならない言葉はこれだ。]
お帰り、なさいませ。
[彼が何を抱えていようと、知っていようと。貴方の帰還を喜ぶ為の挨拶を。]
(5) smmmt 2021/11/15(Mon) 01時半頃
|
|
― 四日目・そのあと 船内廊下 ―
[地面に降りて間も無く掛けられた声(>>5)に、抜け出した事には気付かれていたかと内心思う。触覚が小さく震えているのは、ライジの死を知ったからか。それとも、自分の身を案じてくれたからか。]
ただいま、イースターちゃん♡ ごめんなさいね。心配掛けちゃったかしらん?
[そう、いつも通り“キランディ”の顔で笑ってみせる。自分にとっては、慣れた動作だった。本心を曝け出すよりも余程。] [まだ、ロビーのモニターに自分の高度が表示されていた(>>4:198)事は知らない。]
(6) RIN 2021/11/15(Mon) 02時頃
|
|
― 四日目・そのあと 船内廊下 ―
[あまりにも"いつも通り"の声>>6。けれど、イースターにはそれが何らかの意図でそう振舞っている事が分かっている。 彼がその現場>>4:180>>4:181を見たとして、それに何も思わない程薄情でも強固な精神でもないのは、知っている>>3:163のだから。]
はい、イースターは心配しました。……昨日の事も、あったものですから。 けれど、キランディ様が戻って来ていただいて。良かったと思います。
……イースターは。もしかして、キランディ様"まで"遠くに向かうのでは、と。過ぎってしまいました。 なので、そうでは無かった事に。とても安堵しています。
[ライジの通信が途絶え、呆然とした後>>4。悲しさやつらさと共に、一瞬。確かにその可能性を思い浮かべたのだ。 故に『スペランツァ』に戻っていく赤丸を見た時に、安堵して。それでも姿を見かけるまでは、心配で。だから、その様に告げる。]
(7) smmmt 2021/11/15(Mon) 02時半頃
|
|
― 四日目・そのあと 船内廊下 ―
[気付かれている事(>>7)に気付いてないから、青年は“いつも通り”を演じようとした。]
昨日は、ビックリさせちゃったわね。ごめんなさい。 ハロちゃんの事は、突然だったから取り乱しちゃったけど。 大丈夫よ。アタシはそんなに弱くないし、ちょっとお散歩してただけよん♡ だから安心して? ね♡
[嘘がバレてなければ、それは勇気付ける為の言葉になったかも知れない。けれど、嘘が露見している状況では逆効果になってしまいかねない事に、“キランディ”は気付いていなかった。] [本来なら、あなたの言葉に何かを察して端末を確認すべき場面なのに。欠けているクルーに驚くべき場面なのに。避ける様にそれをしない。]
(8) RIN 2021/11/15(Mon) 03時半頃
|
ライジは、すややか。**
jinro_coqua 2021/11/15(Mon) 04時頃
|
― 安置室 ―
[他害の可能性がある謹慎者以外は帰還準備に入ると一時謹慎が解かれる。ヨーランダもその例に漏れはなかった。 通信機の権限復帰をもって、ヨーランダは謹慎解除と帰還準備突入を知った。 ライジの事も。 遺骸は回収不能区域に、つまりこの部屋に空のカプセルが運び込まれるということだ]
らいじ。
[ヨーランダはそれなりの期間、この船で働いている。ライジはヨーランダが入った時からいた数少ないクルーだ。入れ替わりの激しい調査船、いや、ヨーランダが今まで生きていた中で、一番長く側にいたのがライジなのは間違いないだろう。
船内を汚し悪びれもない顔をするライジ。 その態度に悪態(と思っている反応)をつくヨーランダ。
きっと、家族という関係に近い、そういう関係だったのだろう。家族というものがいたことがないヨーランダはそう思った]
おやすみ。
[ヨーランダは目頭が熱くなるのを感じた。だが、泣いてはいけないとむんっと気合を入れた。 (空のカプセルではあるけれど)ライジがこの部屋に来るから、ちゃんと迎え入れよう、と**]
(9) tanuki 2021/11/15(Mon) 09時半頃
|
|
― 四日目・そのあと 船内廊下 ―
[キランディのその"いつも通り">>8に触角を更に垂らす。 イースターは気付いている。彼の振る舞いが、嘘であり演技である事を。故に安心してという言葉が、より痛々しく思えた。]
キランディ様。 散歩であるなら、あの位置に居たのは何故なのですか。 何故"いつも通り"に振舞おうとしているのですか。
つらくない筈は、ないでしょう。ライジ様の事。
[見ていた筈だと確信を持って告げる。その言葉が嘘であると指摘する。 誰かのつらそうな姿を見ているのは、確かに自分もつらく悲しくなる。けれど、つらい筈なのにつらいと言わない様子を見るのは、もっと悲しくなると感じた。 それこそ。思えば、彼も一度もつらいと言わなかったのだから。]
(10) smmmt 2021/11/15(Mon) 09時半頃
|
墓守 ヨーランダは、メモを貼った。
tanuki 2021/11/15(Mon) 10時頃
墓守 ヨーランダは、メモを貼った。
tanuki 2021/11/15(Mon) 10時頃
ライジは、ナユタよしよし。
jinro_coqua 2021/11/15(Mon) 10時半頃
|
― 安置室 ―
[(仮に空だとしても)ライジの眠るカプセルを安置する予定の台座を拭き清めていた時だった、ナユタの生命信号が消失したという通知を受け取ったのは]
なゆた?
[彼は保安の人間だ、だから自分と同じで調査には赴かない、死ぬ危険性は限りなく低いはずなのにどうして?とヨーランダは混乱した。通信機器を何度も見直した、何度見てもそこにはナユタの生命信号が消失したという文字しかない]
どうして?
[ナユタは積極的にヨーランダに仕事を与えてくれた。もちろん、専門的な仕事ではない。工具を取ってきてくれ、とか、資材を指定の場所まで持って行ってくれ、とか、そんな危険のない簡単な仕事だ。 ヨーランダはそれが嬉しくて、仕事はないかと隙あらばナユタの周りをウロウロしていたりしたのだ。 そんなナユタが死んだ]
どうして?
[何度も どうして という単語が口をつく。 しかし、ヨーランダの体は、本能は仕事に忠実に動いた。台座を拭き清めるために新しい台拭きを取り出し(大事な場所だから綺麗なものを使うためだ)、その作業に取り掛かる。 今ヨーランダがナユタのためにできることは、これしかないから]
(11) tanuki 2021/11/15(Mon) 10時半頃
|
|
[調査は終了したはずなのに、なぜカプセルが増えるのだろう。とヨーランダは手順通りに動く体とは裏腹に、そんなことを考えていた]
みんな いっしょ かえる。 かえる できる ない。
[こんなことは何度もあった、もっと棺を抱いたまま帰還した調査もあった。それなのにヨーランダは悔しくて仕方がなかった、みんなで帰りたかったから、悔しくて仕方がなかった**]
(12) tanuki 2021/11/15(Mon) 10時半頃
|
ヨーランダは、ナユタぎゅっぎゅ
tanuki 2021/11/15(Mon) 10時半頃
|
[どうして地球は青いのか?]
(13) fuku 2021/11/15(Mon) 17時頃
|
|
[地球の表面の70%は海におおわれています。宇宙(うちゅう)から見て、青く見えるところは海なのです。]
(14) fuku 2021/11/15(Mon) 17時頃
|
|
[では、なぜ海は青く見えるのでしょうか。その理由はいろいろありますが、一番大きな理由は、太陽の光です。
太陽の光は、にじの7つの色がひとつにまざりあったものです。7色のうちの青の光だけが海の深いところまでとどくために、海は青く見えているのです。ほかの色はとちゅうで海水に吸収(きゅうしゅう)され、消えてしまうのです。
そのほかに、太陽の光が空気のつぶや、空気中のちりなどに当たると、やはり青い色だけが反射(はんしゃ)するというのも、地球全体がなんとなく青く見える原因(げんいん)となっています。]
(15) fuku 2021/11/15(Mon) 17時頃
|
|
[つまり、水と太陽の光のコンビネーションが地球を青く見せているのです。地球は別名「水の惑星(わくせい)」といわれることがありますが、青く見えるのも水につつまれているからなのです。]
…………なるほドですネ。 ワタシの由来になっタ星ハ、このようナ由来があッタワケでス。
(16) fuku 2021/11/15(Mon) 17時頃
|
|
…………なラ、どうして『マーレ10』が青ク輝いてルかでスッテ?
(17) fuku 2021/11/15(Mon) 17時頃
|
|
― 帰還してからの、ちょっとだけ未来の話 ―
地球に対すル太陽みたイな存在があル? …………いいエ、それハ『マーレ10』が青ク光っていル理由にハなりまセン。
[チキュウは諭すように音声を流す。]
(18) fuku 2021/11/15(Mon) 17時頃
|
|
…………ちょットだケ、お伽話をしましョウカ。 『マーレ10』に、『光』が射した話でス。 面白そウな話でショウ?
[チキュウは、どうして『マーレ10』の探索プロジェクトに派遣されたのか、理解らなかった。 自分の最高傑作を発表するなら、もっとわかりやすいプロジェクトがあったはずである。]
(19) fuku 2021/11/15(Mon) 17時半頃
|
|
その光の名前ハ、『スペランツァ』言いまス。 うーン、厳密にハ、光の集合体とでも言いましョウカ。
[けれども、帰還した今なら、あの『変人』の思考が少しだけ理解ったような気がしている。 どうしてあんな無駄な機能ばかりつけたのか、その理由も。]
(20) fuku 2021/11/15(Mon) 17時半頃
|
|
その『光』の一つであル、『とあるキジン』の話をしまショウカ。
[彼が愛する星の生き写しでもある『チキュウ』に、『マーレ10』のことを、『スペランツァ』のことを、そしてそこで希望を胸に抱いた乗組員のことを語り継がせる為に。]
(21) fuku 2021/11/15(Mon) 17時半頃
|
|
ちょっトだけ長くなリマすヨ?途中で寝なイヨウにオ気をつけテ。。。
[チキュウはこれからも、使命を果たすだろう。 『マーレ10』の海中の奥底で眠る、『希望の光』の話を。
悲しむことではなく、記憶の中にとどめることが、何よりの*弔いなのだから*]
(22) fuku 2021/11/15(Mon) 17時半頃
|
|
[何故あの位置(>>4:171>>4:194)に居たのかと聞かれた場合の言い訳は、用意していた。翼がなまらない様にだとか、ちょっとした気晴らしだとか、朝焼けが見たくなっただとか。けれど、明確にライジの名を出されてしまっては、今更何を並べ立てた所で無意味だ。そもそも、自分が“いつも通り”に振舞おうとしていた事まで見抜かれて(>>10)いるのだ。これ以上の抵抗は、見苦しいだけ。]
…………気付いてたの? 知ってて、いかせたって。 どうして止めなかったのって、思ってる? ハロの事も、ライジの事も。 わかってて見捨てた冷血漢なんだって。 何で助けようとしなかったんだって。
[声が震える。被害妄想に近い言葉が漏れる。イースターがそんな風に思う様な人でないくらいは、わかってるつもりだ。けれど今は、その赤い瞳に見つめられるのが耐え難かった。何もかも見透かされてしまいそうで。*]
(23) RIN 2021/11/15(Mon) 18時半頃
|
|
― 四日目・そのあと 船内廊下 ―
[震えた声を聞く。イースターの赤い目は、キランディの琥珀色>>23を真っ直ぐに見ている。仮に目を逸らされたとしても、じっと。]
いいえ。もしもキランディ様が冷血漢と定義される方であったならば。ハロ様の件の際、我々に助けを求めはしなかったとイースターは考えます。 ライジ様に付いては、イースターは……とても残念ながら、事情を知りません。何故海へ至ったのか、それが彼の求めていた物であったのか。イースターが知って良い事ならば知りたく思い、本人以外にそれを知る方が居るならあの位置に向かった貴方ではと考えもしますが……今聞きたいのは、その事ではありません。
(24) smmmt 2021/11/15(Mon) 19時半頃
|
|
イースターには。先ほどのキランディ様が、ライジ様の事を。たった一人で背負おうとしている様に思えました。 それは、何故なのですか。
[答え問いかける声は、触角を震わせながらもはっきりとした色だ。 これまでの様に何も知らないまま、何も出来ないまま終わるのは嫌だ。このまま身を引けば、もしも何かがあった時に必ず己は後悔するだろう。だから、一人で背負わないで欲しいのだと。そう出来ない理由があるならば、せめてそれを教えて欲しいのだと。]
(25) smmmt 2021/11/15(Mon) 19時半頃
|
|
― 四日目・そのあと 船内廊下 ―
[あなたの言葉(>>24)は、真っ直ぐだ。今の自分にとっては、痛い程に。こうして視線を逸らせても、イースターのそれはちっともブレる気配が無い。]
……、……何も、いい事が無いからだよ。 何も言わなければ、教えなければ。 ライジの死は、不幸な事故だって事にも出来る。 こうなる前にどうにかして救えたんじゃないか…なんてどうしようもない事、誰も考えずに済むでしょ。 オレは、アイツが止めて欲しくないんじゃないかって思った。 アイツの“自由”を奪いたくなかった。
…………けどさ。皆が皆、そう思う訳じゃないだろ? きっと付き合いが長い人ほど後悔するよ、こんなの。
[自分さえ何も言わなければ、どれだけ疑いが深まっても、確定はされない。それなのに、勘付かれる様な行動を取ってしまった。自分の浅はかさを恨んでも、もう遅い。]
[唯一の救いは、気付かれた相手が、スペランツァに来た時期が自分と似たり寄ったりなイースターであった事だろうか。*]
(26) RIN 2021/11/15(Mon) 20時半頃
|
ハロは、ふわふわ飛んでいる。
mmsk 2021/11/15(Mon) 21時頃
ケトゥートゥは、ハロの後ろを歩いている。
sleepingxalice 2021/11/15(Mon) 21時半頃
ハロは、ケトゥートゥのまわりをくるくる回っている。
mmsk 2021/11/15(Mon) 21時半頃
|
― 四日目・そのあと 船内廊下 ―
その為ならば、皆を傷付けない為ならば、キランディ様は一人で傷付いても構わないというのですか。 ライジ様の死は、イースターも確かに悲しく思います。貴方が懸念する通り、もしもを想像してしまいます。けれど、貴方が一人で全てを背負おうとするのも。……"つらい"という感情を共有していただけない事も、また、悲しいと思うのです。
……キランディ様。貴方は、一人でこの船に乗っている訳では無いでしょう? イースターは。誰かに支えられるだけではなく、誰かを支えられるようにもなりたいと思います。 だから、支えさせて欲しいと。楽しい事だけではなく、つらい事もまた共有させて欲しいと。そう考えます。
[自分が悲しいと思った時に支えてくれた仲間の一人には>>1:20、もう礼を返す事は叶わない。 けれど、彼は生きている。生きているなら支え合う事だって出来る筈だと、そう願う様に。拒まれないならば、年上分がそうしてくれた様>>4:172に。その手を握ろうとするだろうか。*]
(27) smmmt 2021/11/15(Mon) 21時半頃
|
ケトゥートゥは、ハロを見上げてくるくる回って、ちょっと目を回した。
sleepingxalice 2021/11/15(Mon) 21時半頃
ケトゥートゥは、楽しくなって笑っている。
sleepingxalice 2021/11/15(Mon) 21時半頃
ハロは、ケトゥートゥが笑っているのでつられて笑っている。
mmsk 2021/11/15(Mon) 21時半頃
ヨーランダは、安置室の掃除をしている。
tanuki 2021/11/15(Mon) 22時頃
ライジは、ハロとケトゥ―トゥをよしよし。
jinro_coqua 2021/11/15(Mon) 22時半頃
|
― 四日目・そのあと 船内廊下 ―
[あまりにも綺麗な感情を向けられて、言葉に詰まる。永く一人で居たせいで、誰かと辛さを分け合う事なんてすっかり忘れていたから。彼女の優しさを、何とかして断らなければと、再度イースターを視界に入れた。] [その瞬間、嘗て失った純白(>>4:151)が脳裡を過った。声も語り口も姿も、その白さ以外に共通点は無い筈なのに。自分に寄り添おうとするその姿勢は、同じものに思えて。]
…………駄目なのに、な。
[きっと一生、この純白には勝てない。]
……そうだよ。イースターの言う通りだ。 ライジのバカ、なんで勝手に決めちゃったんだよ。 アンタには、相談出来る人が沢山居たじゃないか。 オレなんかに言ったって、アンタの“自由”にさせてやる事しか出来ないのにさ。
こんなの、辛くない訳、ないだろ……。
[頬を涙が伝い、抵抗する事無く手を取られる。右腕は未だギプスで固定されているから、あなたが握ったのは左手だろう。通常の人類だとすれば、高熱を出しているのに近い体温が伝わる筈だ。鳥類に近い身体をしてるというだけで、骨折によって熱が出ているという訳ではないのだが。少し、驚かせてしまうかも知れない。*]
(28) RIN 2021/11/15(Mon) 22時半頃
|
キランディは、ライジをKAWAII認定した。
RIN 2021/11/15(Mon) 22時半頃
ライジは、うそだろ・・・
jinro_coqua 2021/11/15(Mon) 23時頃
キランディは、マーレ10で死んだらみんなKAWAII認定する。ナユタちゃんもねん♡
RIN 2021/11/15(Mon) 23時頃
ライジは、ナユタの肩をぽんと叩いた。
jinro_coqua 2021/11/15(Mon) 23時頃
─ 三日目深夜/医療処置室 ─
[ライジと別れ処置室へ戻って来ると、メモとお供えのお菓子を包んだ紙が届いていた。恐らく、ヨーランダからだ。伝えたい事があるのだろうと思ったが、どうしても安置室へ足を運ぶ勇気は出なかった。タプルが眠っている事を確認して、そっと通信機へと手を伸ばす。]
……ヨーちゃん、何があったの?
[端末の表示は確認しているので、あなたに謹慎処分が科された事は知っている。その件だろうか。それとも、他に何か話したい事があるのだろうか。*]
[通信機器から通信を知らせるアラームが鳴り、慌て通信を開始させる。
本来なら謹慎中のヨーランダに通信の権限はなく、通話はすることはできない。だが、秘密の回線はどうやら独立した回線らしく、謹慎中でも使えるようだった]
ひと きいた、はろ さいご きらんでぃ いっしょ いる した。
きらんでぃ げんき ない しんぱい。
[音声ではうまく伝わらないと思ったのか、文章によるメッセージに切り替わった]
『そのことでキランディが焦燥していると聞いたので、話をしたら少しは元気になるかと思って』
『似たような……って言ったら違うかもしれないけど、僕も僕のせいでギロチンを殺してしまったって、そう感じてるから、ハロのことと似てる気がして』
『ごめん。うまく文章化できない』
[以前と違いメッセージが送られてくるスピードは遅い。おそらく何度も文章を書いては消しをしているのだろう。ヨーランダがいうように、感情を文章で表すことができないのかもしれない]
[ハロの件を知っているという事は、墓守の仕事は許されているのだろう。その事実に、安堵の息を吐く。あなたの存在意義に関わる話だから。]
……大丈夫よ。アタシは、大丈夫。
心配掛けちゃって、ごめんなさいね。
[自分に言い聞かせる様に、そう繰り返す。ハロの事だって、これから起きるライジの事だって、大丈夫。“キランディ”なら、耐えられる。]
いいのよ。無理に、言葉にしようとしなくったって。
ギロチンちゃんの事は、ヨーちゃんのせいじゃないわ。
少なくとも、ギロチンちゃんはそう思ってない筈よ。
[ああ、人に言い聞かせるのはこんなにも簡単なのに。どうして、我が身に置き換えるとそうは思えないんだろう。明確に『自分のせいだ』と思える死の記憶が在るからだろうか。それとも。]
|
― 四日目・そのあと 船内廊下 ―
駄目じゃないですよ。 少なくとも、イースターはそう思います。
[呟かれた言葉>>28にそう返す。貴方が自身を許せないのなら、自らが許したいのだと。ライジには出来なかったけれど、知る事どころか片鱗を見る事すら叶わなかったけれど、せめて貴方には。]
……本当に。 イースターも、ライジ様に尋ねて見たかったです。 どうしてそう思ったのか、例え何も変わらなかったとしても。知りたかった。
つらい、ですね。 知って尚、その選択を肯定した貴方も。つらかったでしょう。
[喪失はつらくて悲しくて寂しくて、イースターもまた触角を震わせ目に涙を滲ませる。 けれど生きて帰った貴方から、その言葉を聞けた事は。己の感情を伝えてくれた事は嬉しいと思う。 優しくその両手を握りしめる。握った左手が暖かいを通り越して熱い事には、確かに少し驚いたのだが……後ほどタプルか、直接本人に聞いたかもしれない。]
(29) smmmt 2021/11/16(Tue) 01時半頃
|
『僕も頭ではわかってるんだ。仕事中にそれが原因で死んだわけじゃない、あれは不幸な事故で、僕と仕事を変わらなくてもそうなったかもしれないって。でも、なんだろう心かな、そこでどうしても僕と仕事を替わったせいでそういう運命を引き当ててしまったって、そう思っちゃう』
『親しい船員がいなくなることは何度もあった。自分がその一端になってたこともあるかもしれないかもしれない』
『おかしいよね。なんで今回だけそう思っちゃうんだろう』
[微かに嗚咽のような声が聞こえるかもしれない]
『僕はずっと人に姿が見えない存在だった。人の姿になってからだと思う、人と話せるようになったのは』
『それでも僕は人と話すことなんてなかった、墓守は墓の風景の一部だから。墓という概念がなくなって、僕は行き場のなくなった人達を弔ってきた。それでも僕は風景の一部だった』
『ヨーランダになって初めて僕はいろんな人と話をした。ここの船の人はみんな優しかった、うまく話せなくてもちゃんと話を聞いてくれた。いなくなった人もいる人も僕のことを人として、風景の一部じゃなくて僕を見てくれる』
[人として乗り込み人の名を名乗っているから当たり前のことだ。ヨーランダはそうとわかっている。
しかし、チャーチグリムはそうではなかった。ぼたぼたと涙を流しながら通信端末に文章を打ち込んでいく]
『きっと家族ってこういう感じなんだと思う。心配されるのって大事にされるのってすごくうれしいしずっとそうされたいって思う』
『僕はみんなのことが大好きだから、みんなが大事だから、みんなに迷惑をかけたくないから』
[そうと決めてずっと黙っていようと思っていた。ふらっといなくなる船員だってそう珍しくないから、自分もそうしようと決めていた。もし誰かに言ったとしても決して悲しくないと思った。それなのに、文章を打ち込む端末の画面はなぜか濡れている]
『期間したら僕は船を檻る』
[どうしてAIはちゃんと変換してくれないのだろうと思いながらチャーチグリムはメッセージを送った]
|
― 四日目・日中 森 ―
[どのくらいの間、そう>>4:132していただろう。 唐突に通信機から響いた非常音に、パッと目を開く。視線を落とせば、画面には、またしてもひとつ、クルーの生命信号が途絶えた旨の通知が表示されている。]
……ナユタ、……。
[呟く。さわさわと風に揺れて鳴る木々や草のほかに、応えるものはない。 信号が途絶したのは船内、機関室とあった。室内には割れたヘルメットと、軟性の船内服のみが残留。一時的に高圧ガスの噴射した形跡、現時点に於いては異常なし。]
(30) sleepingxalice 2021/11/16(Tue) 14時半頃
|
|
[ケトゥートゥから見て、ナユタとライジは仲が良かった。整備を担当するどうしだったこともあるだろう。整備のこととなると、ライジは普段の雑さが嘘のようにやたらと細かくなるんだと、ケトゥートゥに愚痴交じりに教えてくれたのもナユタだった。 ケトゥートゥは機械を使うことはできても、中身や仕組みのことはさっぱりで、修理したり調整したりすることはできない。研究室の機械類や、今日も使っているホバーに何か不都合が起きたときは、二人の姿を探して船内をよく歩き回った。 これは俺たちの領分じゃないと言われることもあったが、その時はだいたい、しょうがねえなあなんて言いながら、一緒にアリババや、他に詳しいクルーを探してくれた。
そのふたりが、いっぺんにいなくなってしまった。]
(31) sleepingxalice 2021/11/16(Tue) 14時半頃
|
|
[後を追った訳ではないだろう。状況からしても、恐らくは整備中の事故だ。自殺なら、わざわざヘルメットを割る必要はない。 それでも、ライジの死に、そして他の船員たちの死に、ショックを受けていた影響はあったのかもしれない。 何処かで、何か声を掛けていたら、違ったのだろうか。……けれど自分には、とてもその余裕がなかったことを思い返す。
ライジが事故ではなく、自分の意思で海へ沈んだことを直感して、ケトゥートゥはたぶん、悲しみよりも憤りに近い気持ちを抱いていたのだ。悔しくて、理不尽を感じていた。 胸の奥がぐるぐるして、誰かと話す余裕がなくて、ひとりでいた方がいい気がして、早々に森へやって来た。 予定通りの調査をして、植物たちの声を聴いているうち、多少心は落ち着いてきたけれど。それまでは、誰かを慮る余裕は、とてもじゃないが無かった。
だから、……そのもしもは、起こしようのなかったことなのだ。少なくとも、今の自分では。]
(32) sleepingxalice 2021/11/16(Tue) 14時半頃
|
|
[木々の隙間越しに、マーレ10の空を見上げる。 穏やかな気候。水と緑と、いのちに溢れた星。総合的には、危険度はそれほど高くない。虫や動物もそれなりに多いようだからシュトゥレクの民の移住先にはならないだろうが、いつか誰かが、ここに住まうようになるだろう。
その人たちに、スペランツァとそのクルーたちが、希望として語り継がれたらいいと思った。 その為にも、ナユタが整備してくれたスペランツァで、帰らなくては。
そう思った途端、ぼたぼたと零れ出した涙は、きっと、ナユタと別れるためのものだった。**]
(33) sleepingxalice 2021/11/16(Tue) 14時半頃
|
ヨーランダは、ケトゥートゥをぎゅってした。ぎゅっぎゅっ
tanuki 2021/11/16(Tue) 15時頃
ヨーランダは、イースターもぎゅってした。ぎゅっぎゅっ
tanuki 2021/11/16(Tue) 15時半頃
ヨーランダは、あとでキランディをぎゅってしに行くと決めた。ぎゅっぎゅっ
tanuki 2021/11/16(Tue) 16時頃
ケトゥートゥは、ヨーランダにぎゅっをお返しした。ぎゅっぎゅっ
sleepingxalice 2021/11/16(Tue) 16時半頃
ヨーランダは、ケトゥートゥにぎゅっされてうれしい。ぎゅっぎゅっ
tanuki 2021/11/16(Tue) 17時頃
|
― 安置室 ―
[最後の調査を終えた後の、とある時刻。イースターは再び安置室に訪れていた。 並べられたカプセルを見る。その一番端にはナユタの名が刻まれている。そうだ、あれからまた一つ。増えてしまった。 彼が死したのは船内機関室。彼はその管理に慣れていた筈なのに。どんな場所でも不幸な事故は起こり得る。死は何時だって理不尽だ、それはギロチンの時に痛いほど学んだが、それでも。どうして>>11、と思う。]
……。ナユタ様。
[きっとその場に居るであろうヨーランダに造花を申請し、これまで>>3:37>>4:90と同じ様に。献花台に花を置く。ライジの献花台にも、同じ様に。 イースターから見ても>>31、ライジとナユタは技師同士仲が良かったように思えた。故障した機械の修理を頼めば、軽口を叩きながらも楽しそうに請け負ってくれていたものだ。だからといって最期まで同じ時でなくていいのにと思うものの、時は戻すことが出来ない。]
(34) smmmt 2021/11/16(Tue) 17時頃
|
|
……ナユタ様とも。もっと話してみたかったです。 共にこの先の未来を見たかったです。
ライジ様にも、ハロ様にも、ギロチン様にも、アシモフ様にも。 聞きたい事や話したい事が沢山あります。それが叶わないのは、とてもつらくて悲しいです。
イースターは、忘れません。 命ある限り、死した皆様の想いも連れて。未来に希望を繋ぎたい。その様に思います。
[弔いと誓いの言葉と共に、一筋涙を零し。少女は祈る様に目を閉じた。*]
(35) smmmt 2021/11/16(Tue) 17時頃
|
|
― スペランツァにて ―
[あの朝スペランツァから出立し、"海"に向かったクルーは2人。
ライジの点を追うかのように、キランディの座標が重なる。 移動スピードから見るに、ライジは探索機、キランディは飛行。では同行等では無く何らかの意図があり上空から見ていた。 そして彼女のみスペランツァに帰還。 …何が起こるか、知って居たのだろうか。
いや、首はつっ込まなくていい。彼は一人で行ったのだから。 ライジ自身も、キランディが付いて来て居た事は知らなかったかもしれない。
まあ最後に分かりやすくライジと連絡を行っていたのは自分だ。 間際と言った方が正しいのだろう。
最後の言葉はアレなのかと、 通信ログを引きずり出し――…、]
(36) mzsn 2021/11/16(Tue) 19時半頃
|
|
[通信途絶、帰還不可、消息不明。 クルーからの通信が途絶え、"海"に沈んだと思われる付近。 同時刻、平面マップ上にて消息不明者の行方を追うかような記録が一名確認出来たものの、該当クルーは飛行可能者かつ観測高度座標が異なって居た為、同行の可能性は極めて低い。
該当クルーは現場の目撃可能性は高いものの、機体内部の状況把握が可能、直前まで通信を行っていたのは更に別のクルーである。
最後に消息不明者『ライジ・チリガネ』とコンタクトを取って居たクルーの名は『アリババ』
以下、該当クルーによる報告である。]
(37) mzsn 2021/11/16(Tue) 19時半頃
|
|
これから"海"の付近で調査を行う そう言う会話内容だったよ
[データ破損付近の補充報告を行う。
現在残っている音声記録は冒頭互いの軽い挨拶、だけ。 発見報告と思しき物と、それに対する自分の返答部分のみを修復不可能な程にクラッシュさせる。
『マーレ10』との電波障害、通信機と偶然波形が重なり影響を受けた結果、部分的に録音データが飛んだ。そんな内訳でいいだろう。 故意に破損させた可能性を指摘されるかもしれないが、常日頃からそれなりと真面目であった自分の報告ならば、特にお咎め無しで済む筈だ。 こればっかりは、仕事熱心な性分に感謝した。
隠蔽工作をする日なんて来るとは思わなかったが、案外何とかなる物だな。 それよりも自分が罪悪感を抱かなかった事に少し驚いたが、きっとどうでも良い事だったのだと思う。]
(38) mzsn 2021/11/16(Tue) 19時半頃
|
|
機体のカメラ…は、スイッチを入れ損ねていたか、 たまたま当日壊れていたか
あの機体は古い物だったからね 彼に限って整備不良などは無いだろうが、 確立と言う物は常に付きまとう
故意では無いのでは?
諸々は後でデータを確認するとして、 双方の合意の元通信をそこで切り、それが最後だ
ほら彼、先日沼に嵌ったのを私が引きずり上げただろう "海"の淵を歩くのに集中したかったのでは? だから一旦通信を切ったのだと思って居たが
(39) mzsn 2021/11/16(Tue) 19時半頃
|
|
此方が座標の異常に気付き 再度通信を繋ごうとしたが既に不可能な状態
彼の名を呼ぶ、私の一方的な通信記録が残っているね
その後私は、彼が機体ごと"海"に落ちた事、 そしてそれらが回収不可能であると判断し
即座に付近"海"一帯を 自己判断で危険区域、立ち入り禁止に設定した 他クルーを同じ目に合わせる訳には行かないからな
…――以上が全てだ
(40) mzsn 2021/11/16(Tue) 19時半頃
|
|
[彼の犠牲を以てして、我々は"海"の中でも危険な場所を知る事が出来た。 余程が無い限り、皆が近寄らないように。
報告はそれで終わり。 ライジと言うスペランツァクルーの最後の仕事は、これだ。
記録なんて所詮記録、私情のまま自ら"海"に沈んだなんて、その文字だけ読んだ後の者が何を思うか考えたくも無い。 あれは決して事故では無い、だが事故にした。
事件付近関係者として、彼の報告書は自分が関わる事は出来ない。その代わりある程度でっちあげる。 上空を飛んでいた筈のキランディはもしかしたら全てを知って居たかもしれないが、形式ばった報告は此方で処理させて頂こう。]
(41) mzsn 2021/11/16(Tue) 19時半頃
|
|
[真実と言う名の様々な噂は、 ずっと流れ、伝わっていくと思って居る。
それでいい。私情を挟まない記録は此方で、彼の真の意図や自由をはらんだ物は其方で。 複数の観測結果が交差するなんてよくある事だ。
そうだろう?ライジ。
事前に複製してあった完全な音声記録は、自身のデータベースにそっと隠した。 私物化ぐらい許してくれよ。>>1:67
だって君と私の、些細な冗談の、続きの話だったじゃないか。>>0:85**]
(42) mzsn 2021/11/16(Tue) 19時半頃
|
|
― 安置室 ―
[普段ヨーランダは死を悼んでいる人に声をかけることはない。 だが、死に対する向かい方がわからないと、かつて弔い方を尋ねた>>2:26、涙を流しここに眠る仲間たちを偲ぶ彼女>>35にはなぜかあることを伝えたいと思った]
なみだ ながす、 しぬ した ひと いい こと なる。 みんな うれしい なる。
[地球でだったか、それともこの船のクルーだったからか、誰から聞いたかの記憶は曖昧だ。だが、そこでは
死者のために流した涙は死者の罪を洗い流す。 その死者のために涙を流すほど、死者の罪が流され、苦痛のない世界に近づくことができる
と、そう信じられてきた。 だからきっと、イースターの流した涙はここに眠る皆の救いになるだろうと、ヨーランダは伝えたかった**]
(43) tanuki 2021/11/16(Tue) 21時頃
|
ハロは、ふわふわ飛んでいる。
mmsk 2021/11/16(Tue) 21時頃
|
― 四日目・そのあと 船内廊下 ―
……ごめん、理由は聞いてないんだ。(>>4:160>>4:161) 聞けるとしたら、オレだけだったのにね。聞いてないんだ。 誰にも言うつもりなかったし、聞いた所でオレには止めらんないってわかってたから。 何となく、予測は付くけど……。 ライジにとっては、あまり知られたくない話だったんじゃないかと思うよ。
[ライジは“死神”の一族だったと言ってた(>>4:175)から、彼のパーソナルデータを攫えば、答えに近いものには辿り着けるだろう。けれど、それをライジが望むとは到底思えない。勿論、イースターが調べたいならそれも“自由”だから、やはり止める気はないのだけれど。]
こんな辛い想いするの、一人で十分だって思ってたのにな。 本当、駄目だね。ごめん、イースター。
[小さくほっそりとした手が、今はとても有難くて。暫くそうして手を握られたまま、一緒に涙を零していた。*]
(44) RIN 2021/11/16(Tue) 21時頃
|
ヨーランダは、ハロを捕まえてぎゅってした。ぎゅっぎゅっ
tanuki 2021/11/16(Tue) 21時頃
ハロは、ヨーランダにすりすりなついた。
mmsk 2021/11/16(Tue) 21時頃
ヨーランダは、ハロをいっぱいぎゅっぎゅした。もちもちもした。もちもち
tanuki 2021/11/16(Tue) 22時半頃
……そうね、不幸な事故よ。
でも、そう思って自分を責めずにいられないのは……アナタにとって、ギロチンちゃんがそれだけ大事な人になってたからじゃないかしら。
[ギロチンの素性を聞いて()、二人だけの秘密を持って()。スペランツァのクルー全員を家族の様に思ってる()としても、ギロチンは一等大事な存在になってたのではないだろうか。]
その気持ち、よくわかるわ。
アタシも、心配されて、大事にしてもらえて……。
ずっと此処に居られたらなって思うもの。
本当の事なんて、誰にも言ってないのにね。
[今、通信を繋いでるあなたにさえ、ライジの件を黙ってるくらいだから。続けられた、上手く変換されてない言葉に、また一つ秘密を抱え込む事になるのだろうなと思う。]
……アンタが降りるなら、オレも降りるよ
約束しただろう?
“自由”で居られる間は付き合う()って。
[ライジに後を託されて()はいるけれど、ヨーランダだって“他のクルー”には違いないだろう? 一人で去らせるなんて出来るものか。不服なら、死ぬのなんてやめちまえ。教えてやらないけど。]
[そう思ったところで、格納庫へ移動する座標()に気付く。]
ごめん、気付かれそうだから一旦切る。
また後で。
[手短に雑な言い訳を告げて、通信を切る。そのまま、医療処置室を後にした。()**]
ハロは、もちもちされている。ややのびる。
mmsk 2021/11/16(Tue) 22時半頃
ケトゥートゥは、ハロをもちもちした。
sleepingxalice 2021/11/16(Tue) 23時頃
ライジは、ハロをこねた。
jinro_coqua 2021/11/16(Tue) 23時頃
アリババは、ハロに謹んで賄賂を差し出した。
mzsn 2021/11/16(Tue) 23時頃
|
― 帰還準備期間中/安置室 ―
[本来ならこの部屋に住民がいる限りヨーランダはここを離れることはない。 だが、これだけはどうしてもしなくてはいけなかった]
みんな ごめんなさい。 ぼく ちょっと でかける する。
[外に出るのは久しぶりだとヨーランダは思った]
…… べたべた ない。
[廊下は綺麗なままだ。 作業が終わった後、そのまま船内を移動して油汚れやら煤やらを落とす船員はもういない]
…… らいじ よごす ない。
[その事実がどうしようもなく悲しかった]
(45) tanuki 2021/11/16(Tue) 23時頃
|
|
― ライジの自室 ―
[部屋の主が"海"の底に沈んだ後。 当日のうちではないにせよ、帰還途中か、帰還後か。 いずれにしても近いうち、使う者のいなくなった部屋には片付けの手が入る。
壁に埋め込まれた寝台と備え付けのテーブル、作業着が吊るされたクローゼットに小さな丸窓。床に置きっぱなしになっている飲料の瓶や蓋の開いた缶詰、洗濯に出し忘れたグローブ。 細長い部屋には調度品が少なく、ごみが多い。 入ったことのある者が見れば、いつも通りのライジ・チリガネの部屋だと思うだろう。
違うところがあるとすれば、テーブルの上。 普段は整備マニュアルや書きかけの報告書などで何かしらごちゃついている天板の上は片付けられ、いくつかのものが並べて置かれている。]
(46) jinro_coqua 2021/11/16(Tue) 23時頃
|
|
[「ナユタ」と書いた付箋の貼られた、マニュアルと工具箱がある。 引き継ぐつもりだったのだろうが、引き継ぎ先が命を落としている>>-123ことを、部屋の主が知ることはなかった。
彼の種族的な本能>>-122のことは知っていた。 もしもその場に居合わせたなら。 或いは通信でも繋いでいたなら。
そんなもしもを思うことは、もうできない。]
(47) jinro_coqua 2021/11/16(Tue) 23時頃
|
|
[「未開封」の付箋の貼られた酒瓶と缶詰がいくつか。 それから、クルーの誰かに借りていた品――本であるとか、データの入った媒体であるとか。 それぞれ返却先の名が書かれているが、誰から借りたか忘れたのか「不明」のものもある。
そういったものが置かれている。]
(48) jinro_coqua 2021/11/16(Tue) 23時頃
|
|
[それから。 小さなメモリーカードと、数粒の砂金が入れられた埃まみれの小瓶がある。 メモリーカードの中身は『キジン』に関するテキストデータだ。
砂塵の星『キジン』については、ライジが故郷を離れて随分経ってから、別の調査船がこの星を発見し、調査したことがある。 残された廃墟や機材、そして砂金の山から、かつてこの星は金属資源が豊富で、採掘が行われていたのだろうと推測・結論した調査結果が提出された。 それにより、『キジン』は採掘者によって開拓されたものの、やがて放棄された星である。ということになった。
勿論、それは真実ではない。]
(49) jinro_coqua 2021/11/16(Tue) 23時頃
|
|
[このメモリーカードの中に収められているのは、『キジン』の略奪者の末裔、最後の生き残りであった男が記した、真実の一部分。
かつて『キジン』に住んでいた、真の意味でこの星を故郷とする人々のこと。>>4:53 行われていたのは採掘ではなく、一方的な搾取と虐殺であったこと。>>4:54>>4:56
そして。 それを行った略奪者達は、金属資源を巡る同士討ちの果てに滅びたということ。
勿論、これも真実ではない。
これは長い歴史の最後を見た男が、残すべきだと思ったことだけを書き残したもの。 『キジン』の呪いについては一切触れられていない、歪められた"真実"。
この記録をどう処理するかも、どう解釈するかも。 見た者に委ねられている。**]
(50) jinro_coqua 2021/11/16(Tue) 23時頃
|
キランディは、ハロをハグした。
RIN 2021/11/16(Tue) 23時半頃
ハロは、ぷちっとつぶれた。
mmsk 2021/11/16(Tue) 23時半頃
|
― 帰還準備期間中/倉庫 ―
[申請が通った、ということはここにあるはずだと、ヨーランダは倉庫に向かった。 何度もナユタに頼まれてきた場所だ、どこに何があるかも把握している。だからきっと目当てのものそこにあるだろうと、迷うことなくそこに向かう]
あった。
[それは乱雑に積まれた機材の中で自らを主張するかのようにはみ出して、引き抜いてほしいと言っているように見えた。 ヨーランダは機材が崩れないように慎重にそれを引き抜いた]
あった。
[ギロチン出張お手伝いサービス 仕事を引き継いだギロチンが作った看板。 彼?はどういう気持ちでこれを作ったのだろうか、きっと楽しかったに違いない。そうじゃなければわざわざ作らないだろう。だって、わざわざ言わなくてもわかっていることだから、そこにいる者の仕事なんて]
いっしょ ぼく。 ぎろちん しごと ひきつぐ。
[ヨーランダは看板を力強く抱きしめると倉庫を後にした**]
(51) tanuki 2021/11/16(Tue) 23時半頃
|
ヨーランダは、ハロをこねなおした。こねこね
tanuki 2021/11/17(Wed) 00時頃
キランディは、酷く狼狽えた。
RIN 2021/11/17(Wed) 00時頃
ヨーランダは、キランディをよしよしした。よしよし
tanuki 2021/11/17(Wed) 00時頃
ハロは、こねなおされておいしく焼き上がった。
mmsk 2021/11/17(Wed) 00時頃
ヨーランダは、ハロをふかふかにできたのでうれしい した。
tanuki 2021/11/17(Wed) 00時頃
キランディは、ヨーランダによしよしされたので、よしよしし返した。
RIN 2021/11/17(Wed) 00時頃
ヨーランダは、キランディによしよしされたのでニコニコしている。ヤッター
tanuki 2021/11/17(Wed) 00時半頃
|
― 四日目:スペランツァ ―
[深い深いみなそこ、>>4:197>>4:199 『WARNING』の表示は消え、 代わりに何度も点灯する『MISSING』の文字。
あの時機体と共に薄く笑った彼の顔が、頭から離れない。 >>0:72>>0:73 きっとあの時から、もっとずっとずっと前からこうするつもりだったのだろう。
どんな気持ちで船に乗って、自分達と接していたのか。 死ぬ前の一次的な気まぐれと薄っぺらな付き合いでは無い。ライジは確かに自分達の仲間で、だからライジは仲間達の死を悲しんで、 自分も二度と会えないライジの事を悲しんで――…、
全部承知した上だったんだ。 彼はそれでも行かなくてはならなかった。そうして行ってしまった彼の事を思うと、どうしようもない位に心が壊れそうだった。]
(52) mzsn 2021/11/17(Wed) 00時半頃
|
|
[このまま普段通り、クルーの死亡報告書を作るのに慣れ切った自分の手で、全部処理しても構わなかった。 だがそれを躊躇う。 このまま全部、ありのままを書くのは嫌だ。>>4:-140
だから最後の通話記録を引っ張り出し、ソレの一部を偽装する事にした。>>-273>>38 他のクルーにはこれを提出する。後は嘘をつくか、とぼけて居れば良い。>>39>>40
彼が行かなくてはならなかった理由があったのなら、自分はクルーとしてではなく、彼の友としてデータを壊し偽装する。>>41
それで良い。 何故ならば、死んだクルーの、クルーとしての仕事を全うさせる。 自分に出来るのはそれだけだから。]
(53) mzsn 2021/11/17(Wed) 00時半頃
|
|
きみ、きみは――…
[馬鹿、馬鹿だな。ライジ。 残念ながら自分は悪口や罵倒の類を言った事が無い。吐く言葉を失ったまま、静かに音声データを開き数度再生させる。
『"当たり"を引いた気がするんだ』
クルーでは無く友人としてこれを壊すなら、友人として持って居ても良いよな。 誰にも悟られぬようにデータを複製。壊す前そのままの状態の物を自分の手元に残す。>>42 絶対に誰にも分らない。今も、これからも、その筈だ。
そう言う事が出来てしまう知識だけはあったから、初めて悪い事に使った。]
(54) mzsn 2021/11/17(Wed) 00時半頃
|
|
…もう二度としないからな
[もうこんな事するもんか。 罪悪感からのソレではなく、二度とこんな事をさせてくれるなと、二度と会えない男に毒づきながら。 強制的にノイズを流し込み、データ修復が不可能なよう、万が一も無いよう、念入りに破壊した。
がぼ、ごぼん。 溺れた水中で酸素を求め藻掻き苦しむような、そんな大きな気泡が自身の中で泡立ち、次第に消え、データが壊れてしまう頃にはすっかり静かになって居た。
後に残るのは、 さざ波すら無い、静かな暗いみなも。*]
(55) mzsn 2021/11/17(Wed) 00時半頃
|
|
― 探索終了日 アリババのいつもの場所 ―
[どうにか自分の中での区切りを付け終えた時、真っ先に心配になったのがアリババのことだった。
何故だか、は、はっきりとはわからない。それはライジが沼に落ちかけた時、一も二もなく駆け出して強引な手段で飛び出していく姿を見ていたからなのか、それよりずっと以前から、軽口を叩き合う二人の姿を見てきたからか。 もしかしたらただこれ以上、自分が特別頼りに思っている仲間を失いたくないだけだったかもしれない。
きっと彼は、今回も安置室へは近づいていない。 部屋か、いつもの場所か。少し迷って、いつもの場所から見に行ってみる。
果たして彼は、そこにいた。 表情は読めない。それはそもそも、彼には無いものだから。]
……アリババ。今、忙しイ?
[声の掛け方に迷って、ひとまず、そう訊ねてみる。*]
(56) sleepingxalice 2021/11/17(Wed) 01時頃
|
|
― 安置室 ―
[声が掛かり、墓守>>43の方を振り返る。振り返った目は涙を流しており普段より赤いが、彼に取っては最早この色の方が見慣れているのかもしれない。 彼の拙い言葉を汲み取り、己なりにその意味を考える。]
涙が、死んだ人の為になる……?そして、嬉しくなる……。 イースターはそれを、初めて聞きました。 ヨーランダ様は、その様に信じているのでしょうか。
[もしそうだとするならば、己の中に生きる死者は。己の涙に嬉しいと思ってくれるのだろうか。そんな想像を過ぎらせながら。 ヨーランダの事もまた、イースターは知らない事が多い。いつか来る、或いは直ぐに来るのかもしれない別れの時の前に。彼の事や『墓守』である彼の知る信仰を聞いてみたいと思い。出来るだけ分かりやすくなるよう気を付けつつ、問いかけてみる。]
(57) smmmt 2021/11/17(Wed) 01時頃
|
ライジは、すややか。**
jinro_coqua 2021/11/17(Wed) 01時半頃
ハロは、ころころすやすや*
mmsk 2021/11/17(Wed) 01時半頃
|
― 四日目・そのあと 船内廊下 ―
謝る必要はありません。……ですが、そう、ですか。 知られたくない話で、自ら死を選んだ。……もしかして、ずっと昔から決めていた事だったり、したのでしょうか。 今はもう、想像する事しか出来ませんね。
[パーソナルデータを攫う事は出来るだろう。しかし、知られたくない話だったと貴方が予想するのであれば、イースターはそれを暴くことはしない。ある男の演説あの男>>39や>>資料>>39>>40]を聞き耳に入れれば『より詳細なデータ』に興味は持つが。 そうなると、最期まで何も分からないままだ。つらいな、と再び思う。]
いいえ。……一人で抱え込まないでください。 イースターは『スペランツァ』クルーの仲間として、貴方の痛みを少しでも共に背負えるのは。嬉しいと感じます。
[握った手の温度は、貴方に比べると低い。けれど、確かに生きてそこにある。*]
(58) smmmt 2021/11/17(Wed) 02時半頃
|
|
― 四日目・そのあと 船内廊下 ―
いつ死ぬかも、どこで死ぬかも、自分で決めたいって言ってたよ。ライジは。 多分、ずっと前から死に場所を探してたんだ。 希望通りの場所が見つかったから、いったんだろうね。
[そうでなければ、『いい場所を見つけた』なんて言い方(>>4:155)はしない筈だ。]
前から考えてたなら、根回しくらいしてきゃいいのに。 ……本当、バカよね。
ありがとう、イースターちゃん。アタシはもう、大丈夫。 ……永く一人で居るとね、痛みの分け合い方がどうしても下手になっちゃうのよ。 けど、こうして一緒に背負おうとしてくれる子が生きててくれるから、何も心配はないわ。
[涙の残る頬に笑顔を浮かべ、礼を言ってあなたと別れて。]
[その少し後だろうか。通信機から、ナユタの死を報せる非常音が鳴り響いたのは。]
(59) RIN 2021/11/17(Wed) 09時半頃
|
|
[昨日負傷したキランディは、今日の探索には赴けない。だから船内に留まっていたし、その信号が機関室からのものと気付けば、即座に向かった。流石に翼を広げられる余裕はないから、走って。身が軽いから走ってもそれなりの速度は出るけれど、飛ぶよりは遥かに遅く、気ばかりが逸った。] [……アラートが鳴った時点で、間に合う筈もないのだが。]
[機関室内に在ったのは、割れたヘルメットと中身のない船内服(>>-122)。そして、床に転がったペンチのみ(>>-123)だった。] [ナユタの姿を探し、視線を巡らせて気付いた。外界と隔てられてなければ、ナユタは命を保てない事に。そして、気付いてしまった。普段ならこの場に居て、ナユタの死を防げたかもしれない人物。彼は、彼は──。]
────オレが、止めなかったから……、……。
[呆然と呟き、その場に膝をつく。]
オレが、見殺しにしたんだ……。 ライジも、ナユタも……。
[辿り着いてしまった答えは、あまりに残酷なもので。無残に割れてしまったヘルメットから、目を逸らす事さえ出来なくなってしまった。**]
(60) RIN 2021/11/17(Wed) 09時半頃
|
ライジは、ハロをもちもち……
jinro_coqua 2021/11/17(Wed) 11時頃
ヨーランダは、ライジをもちもち。
tanuki 2021/11/17(Wed) 11時頃
ケトゥートゥは、ヨーランダをもちもち。
sleepingxalice 2021/11/17(Wed) 11時半頃
きる わかる した。
あとで。
[通信が切れたことにヨーランダはなぜか安心していた。
これ以上話していたらきっと決意が揺らいでしまうから]
[キランディはああ言っていたが、ヨーランダは何も言わずに船を降りるつもりだ。巻き込むつもりはない。ずっと一人で生きてきたから、これからも一人で生きていくことに抵抗はない。
……きっとこれ以上この船にいたら、一人で生きていけなくなるだろうと、誰かがいないと寂しくなってしまうだろうと、今ならまだ間に合うから船を降りると決めたのだから]
[降りたくないみんなといたいと心が叫んでいた。
ヨーランダはその声に耳を塞いだ。
チャーチグリムはキランディが生きてる間は死なない、きっと彼が広めてくれる。彼が何をしたかは知らないが、彼が船を降りる必要はない、彼にはここに仕事がある。誰でもできる仕事しかできない自分と違ってこの船には必要な存在だ。
『ヨーランダ』の正体が露呈した今、ここにチャーチグリムの居場所はない]
[船を降りると決めた、誰にも言わずに、独りで。
結局のところ、これは『ヨーランダ』の緩慢な自殺だ。
チャーチグリムはそれを最良と判断しただけだ]
ヨーランダは、ケトゥートゥにうれしそうにもちもちされている。体温が高いのであったかいぞ。
tanuki 2021/11/17(Wed) 11時半頃
ヨーランダは、実はあんまんだ。あんまんなのでほかほかしてる。
tanuki 2021/11/17(Wed) 11時半頃
ケトゥートゥは、ヨーランダの温かさにきゃっきゃしていたが、あんまんだと聞いてびっくりしている。
sleepingxalice 2021/11/17(Wed) 11時半頃
ケトゥートゥは、対抗して桃まんになろうとした。
sleepingxalice 2021/11/17(Wed) 12時頃
ケトゥートゥは、イースターをよしよしした。よしよしぎゅっぎゅ。
sleepingxalice 2021/11/17(Wed) 12時頃
イースターは、ケトゥートゥによしよしぎゅっぎゅしてもらった。ありがとうございます。
smmmt 2021/11/17(Wed) 12時頃
|
― 安置室 ―
[信じているのかと問われ、むむっと言葉に詰まった。 死に対する向かい方は多様だ。 ある人は死は終わりで無になると信じ、ある人は死は新たな命始まりでまた生まれると信じる。またある人は死は穢れで近寄ってはならないと信じ、別のある人は死は神聖で丁重に扱わねばと信じる。 正解はない、そう伝えたいのだが、今のヨーランダにはそれをうまく伝えられる自信がない。それでも必死で伝えようとした]
しぬ かんがえ いっぱい。 しぬ かんがえ しる する、いーすたー おもう いちばん いい しんじる する。 ぼく そう。 かんがえ いっぱい いい おもう こと ぜんぶ する。
[いろんな死の捉え方を知り、その中で自分が一番いい(あっている)と思うものを信じればいい。死を想うことにルールはない、知った中でよいと思ったものをすべて信じて実行したっていい。 そう伝えようと、念も送った。むんっ]
(61) tanuki 2021/11/17(Wed) 12時頃
|
ヨーランダは、イースターに念を送った。むんっ
tanuki 2021/11/17(Wed) 12時頃
ヨーランダは、ほんとは犬だけどあんまんも同じようなものだからあんまんでいいかと思っている。
tanuki 2021/11/17(Wed) 12時頃
ヨーランダは、犬もあんまんも大体同じだと思っている。
tanuki 2021/11/17(Wed) 12時頃
ヨーランダは、ケトゥートゥが桃まんなら大体同じだと思った。
tanuki 2021/11/17(Wed) 12時頃
ヨーランダは、「つまりケトゥートゥも犬では」と訝しんだ。
tanuki 2021/11/17(Wed) 12時頃
|
― 帰還準備期間中 船内通路 ―
[倉庫から出てきたヨーランダ>>51と鉢合わせて、ケトゥートゥは目を丸くした。 謹慎が一時解けたとは聞いていたが、たとえ謹慎中でなくとも、安置室に誰かが眠っているとき、彼が安置室から出てくることは、とてもとても珍しい。]
アィッ!? ヨーランダ! どうしたノ? どこか、具合が悪いとカ??
[あまりにも珍しすぎて、咄嗟に体調不良を心配してしまった。体調が悪いなら倉庫ではなく他に行くところがあると、考えるまでもなくわかりそうなものなのに。 けれど今回は、色々なことが起きすぎたから。少しくらい心配性になるのも、やむを得ないのかもしれない。
どうやら違いそうだとわかれば、ほっと安堵の息をついて。 それから、あなたが抱えるそれに気が付き、ついつい、じっと見つめてしまうだろう。**]
(62) sleepingxalice 2021/11/17(Wed) 13時半頃
|
ハロは、カスタードまんになった。
mmsk 2021/11/17(Wed) 13時半頃
ヨーランダは、あったかいおまんじゅうが増えてうれしい。
tanuki 2021/11/17(Wed) 14時頃
ライジは、おれは肉まんがいいな・・・
jinro_coqua 2021/11/17(Wed) 14時頃
|
― 帰還準備期間中/船内通路 ―
[倉庫を出て自室に行こうとしたその時、ケトゥートゥと鉢合わせ>>62、ヨーランダは足を止めた。 体調を心配され思わず笑みがこぼれた]
からだ わるい ない。 だいじょうぶ。
[そういう存在だからか、体調不良になったことはない(けどそれは人として違和感があるらしいので、何の問題もなくても体調不良を理由に仕事を休んだことは何度かある) 看板に視線が向けられているのを感じると]
ぎろちん かんばん、ぼく もつ かえる。
[そう言ってケトゥートゥに見せた]
ぼく つかう。
[次の調査で、とは言わない。けど、そう取れるように言った。 船を降りて旅をしながら『誰でもできる仕事』をしていく。そしてチャーチグリムを伝えるものが消失したら、静かに消える、そうするつもりだ。 だがそれは決してケトゥートゥには言わない。言えば絶対に悲しませるし、泣かせてしまうかもしれないからだ。大事だから悲しませたくないと、ヨーランダはいつものようにふるまっている**]
(63) tanuki 2021/11/17(Wed) 14時半頃
|
ヨーランダは、ライジをこねこねした。肉まんになれー!
tanuki 2021/11/17(Wed) 14時半頃
|
― 帰還の日/イワノフの自室 ―
[キャプテンを自称しているからといって、イワノフの自室の等級が上がるわけではない。地球型人類に相応のスペースがあるばかりだった。ただ、粗野な口調には似合わず、かれの自室はよく整頓されている。部屋の中央に立って、青い瞳で、かれはじっと壁を見つめている。継ぎ目のない平らかな壁を。]
深い水底にゃ、光が届かない。真っ暗だ。
[軽い口調で語りかける。誰もいない虚空に。]
深海は専門じゃないんだがね。ただ、暗く、重く、古いものが堆積してるのは間違いねえ。
[とても海に対応しているようには思えなかった。装備も人種も。生きているはずがなかった。]
だから、そうだな。 さびしい場所だろうよ。
そんなところに行くべきじゃねえんだ。
オマエは愛されていたじゃないか。
(64) Бесы 2021/11/17(Wed) 15時頃
|
|
― 帰還の日/イワノフの自室 ―
[口元にドラッグの光はない。だれとコミュニケーションをとる必要もない自室のかれは、妄念の海に生きている。そこは豊かで、過去に満ちている。そこでかれは取り返しのつかないいくつもの昔日に取り巻かれ、いつも取り返し損ねて目を覚ます。]
水の底には過去が堆積している。その星の歴史の底で、だれも思い出さないものがある。 だが人間は深海にも行く。探索は続く。研究は続く。
[過去は戻らない。]
いつか遠い将来、『マーレ10』が人類の移住先になった時、オレたちを越えて、海洋研究は進む。深海探査艇も出る。 オレたちの今回の装備よりもっとはるかに上等なやつだ。
その時、人類は海の底に、山ほどの『マーレ10』の地質学・地史学的資料に混じって、
[過去は記憶のなかにある。あるいは海の底に。]
オマエを見つけるんだ。 ライジ。
[かすかに口ひげを上げて、笑う。]
(65) Бесы 2021/11/17(Wed) 15時頃
|
|
― 帰還の日/イワノフの自室 ―
海の底には大量の、その星の過去が沈んでいる。 それは忘れられたままでいることもあるだろう。 だが、引き揚げられちまうこともあるだろう。
オレの星の言葉で、それはスパセェーニエ спасение という。
沈んだものを引き揚げるって意味だ。
[あるいは、魂の救済。]
沈んだ側にしちゃ、迷惑なもんだろ? ――だが、オマエもずいぶん迷惑をかけてるんだぜ。オマエを見つけちまって当惑する、次の『マーレ10』を調査探索する世代にな。
[帽子をとり、敬礼する。なにもない壁に。あるいは虚空に。だれもいない妄想の海の中で。]
海には過去がある。だが過去は未来へつながっちまうんだ。どうしてか。……
[空調の音が、静かな室内を満たしていく。帰還前。探索の終わり。あるいは、次の探索への待機。……**]
(66) Бесы 2021/11/17(Wed) 15時半頃
|
|
― 恐らく1日目より前・自室 ―
[ジルは疑似太陽の温かな光を浴びながら、ベッドに寝そべっている。降り注ぐ偽物の陽射しはそれでもぽかぽかと明るい。かぼちゃ頭が揺れる。ジルは艦のみんなにひとつ嘘をついていることがある。もしくは、内緒にしていることが。] [それはごく簡単な話で、――本体であるかぼちゃ頭がじつは寄生生物であること。表向きは共生関係ということになっている。そうでなければ、昨今のいかに懐広い世情においても、ジルたちは非難を浴びるだろう。この艦にも乗せてはもらえなかったはずだとジルは思う。だって、ほかの生き物に取りついてしまうなんて、ジルからしてもすごくすごく怖い存在だと思うから。] [寄生している先の動物なり人間なりが死んでしまったら、また別の寄生先が必要になる。それも、相手が自分に好意的じゃないとうまくいかない。少なくとも最初にとりついて、乗っ取ってしまうまでは。 『だから』ジルのかぼちゃ頭はぽかぽかと快い光を出す。心をなだめる。生き物の、仕組みに沿った自然な適応のひとつとして。]
(67) dix_p 2021/11/17(Wed) 15時半頃
|
|
― 恐らく1日目より前・自室 ―
[でもジルは決めていた。『スペランツァ』でみんなと過ごすうちに。もしこの先、いま持っているこの犬の身体が、もし死んでしまったら――もう次の身体は探さない。自分が生きるために、ほかの誰かがいなくなってしまうのは嫌だった。そんなことをするくらいなら、そのまま静かに動かなくなろう。] [もしそうなって、話せなくなるのも、触れなくなるのも、いろいろ思い出せなくなるのもさびしいけれど。でも、それだけ。**]
(68) dix_p 2021/11/17(Wed) 15時半頃
|
ヨーランダは、イワノフをぎゅってした。ぎゅっぎゅ
tanuki 2021/11/17(Wed) 15時半頃
ヨーランダは、ジルもぎゅってした。ぎゅっぎゅっ
tanuki 2021/11/17(Wed) 15時半頃
ヨーランダは、おいぬ仲間がいてうれしい。
tanuki 2021/11/17(Wed) 15時半頃
ジルは、ヨーランダにぎゅっとされ尻尾を振っている。
dix_p 2021/11/17(Wed) 15時半頃
|
― 帰還準備期間中 船内通路 ―
ギロチンの、……そっカ……。
[見せられた看板>>63に、少し声のトーンがしんみりする。 あの日、身の丈より大きなコンテナの周りを跳ねながら、朝から他のクルー達を手伝い、見送っていたギロチンの姿を思い出して……ふと、目の前の彼はその姿を直接見てはいなかったのだ、ということに思い至る。]
……ギロチン、お手伝いするの、すっごく楽しそうだったヨ。 ぴょんぴょん跳ねて挨拶してくれて、荷物積むの手伝ってくれて、お弁当渡してくれて、ご安全に〜、って言ってくれテ。 帰ってきたとき、その看板が増えてたノ。きっとお仕事、気に入ったんだなって思っテ。 明日もここで待っててくれるかなって、ケトゥートゥも、ちょっと楽しみに思ったヨ。
(69) sleepingxalice 2021/11/17(Wed) 15時半頃
|
|
[ギロチンがあの日、どうして雑用をしていたのか、ケトゥートゥは知らない。ヨーランダが使っていたコンテナをそのまま使っていたから、何か話をしたのかなとは思っていたけれど。 きっと実際に、二人の間で何かがあったのだろう。ヨーランダの中で、ギロチンの死を『いつもと同じ』にしたくないという願いが生まれるような何か。それがヨーランダを安置室から出て来させ、看板を形見のように回収させているのではないかと思う。 それに似た気持ちを、今のケトゥートゥは知っている気がするから。>>121]
それなら、新しくスペランツァに乗るクルーたちもみーんな、ギロチンのこと、知ることになるんだネ。 ヨーランダの名前がギロチンだって間違えられないように、ちゃんと説明しないとネ!
[彼が意図した通りにとは知らず、次の探索で使うのだと素直に思ったケトゥートゥは、そう言って笑う。**]
(70) sleepingxalice 2021/11/17(Wed) 15時半頃
|
|
― 四日目・そのあと 船内廊下 ―
[目を閉じる。初めて見た天然の"海"はとても美しかった。音も匂いも、何処までも深い青も。目を奪われる程に綺麗だった。 今頃彼は、その底に眠っている。其処から見る景色も、また美しかっただろうか。]
ずるい方です、ライジ様は。 ……イースターは、忘れてなどやりません。
[涙を流しながらも、触角を震わせながらも。ほんの少し、その声に笑みが混じるのが分かったかもしれない。 礼を告げられて、大丈夫と言われ。そうして漸く手を離す。]
どういたしまして。少しでも支えに慣れたのなら嬉しいと、イースターは思います。 キランディ様。これからも、よろしくお願いします。『スペランツァ』の、仲間として。
[そう告げて、軽くお辞儀をして。最後の調査へとイースターは向かった。 ……その後もう一つの命が、船内から喪われるとは知らずに。*]
(71) smmmt 2021/11/17(Wed) 16時半頃
|
|
― 安置室 ―
[言葉に詰まり考えている様子>>61に、難しい問いかけをしてしまっただろうか、と首を傾げる。 そしてたどたどしく告げられる言葉からは。彼はあらゆる死のとらえ方を肯定している、とイースターは解釈した。]
……成程。 はっきりとした答えはない、という事で合っているでしょうか。 そして、その中でイースターが良いと思う事を信じると良い、と。
思えば、この船は様々な文化の方が居て。 ヨーランダ様もまた、様々な弔い方を見てきたのですよね。
いつか、イースターも自分なりに信じるものを見つけたい。 その様に思います。
[むんっと送られた念を、その様に受け止める。 今は、この涙がただ悲しいだけのものではなく、死者の為となるのなら。そうなる方がより良いだろう、と思ったのだった。*]
(72) smmmt 2021/11/17(Wed) 16時半頃
|
イースターは、ヨーランダ様からのむんっをキャッチしました。上手くキャッチ出来たでしょうか。
smmmt 2021/11/17(Wed) 16時半頃
|
― 帰還準備期間中 船内のどこか ―
[『アルニカ』出身の元電脳生命体を、調査船に乗せるのは初の試みであった。資源はこの星もまた不足しているのは変わりなく、情報を欲している。 立候補者の中からイースターが選ばれたのは、様々であるだろう。楽観的に考えれば意欲的である事が評価を受け、悲観的に考えれば──万一の事を想定し、候補者の中から一番年齢が高いものを選んだ。 "父"はこの点を悲観的に捉えた。娘を喪う事、つらい思いをさせる事を恐れたのも理由にあったが、イースターらは世代交代が早い>>0:70故に種の中では『古く』有るからと、娘が人柱にされている様に思えたのだ。]
(73) smmmt 2021/11/17(Wed) 20時頃
|
|
[故に"父"はその事を説明>>4:93した。君はそんな理由で死地に送られるのも納得できるのか、と。 イースターは、肯定した。上がどういう理由で自分を選んだのだとしても、自らの目で未知の星を見る事の魅力は変わりはしないと告げた。その未知を『アルニカ』で一番最初に見るのが自身である事も、それがいつか星の為になる事も、魅力的に映っていた。]
[ただ、当時"死"に対する感覚が"父"と自分で差があったのも否定できない>>2:10。もしかすると彼は誰かを理不尽な理由で喪った事があったのかもしれない。 そうだったのだとすると、あの時の自分は彼の気持ちを考慮出来ていなかったとイースターは思った。]
(74) smmmt 2021/11/17(Wed) 20時頃
|
|
次の調査に出向く前に、イースターは一つ頼みたいことがございます。
[故に、一つ。お願いを投げかける。]
もし次の目標地点への経路の途中、通信可能範囲に『アルニカ』が存在した場合。 イースターは、少しだけ。ある方とお話をしたいと思います。
[それが叶ったのなら、自らの元気な姿や思い出を彼に語ろう。]
(75) smmmt 2021/11/17(Wed) 20時頃
|
|
― 帰還準備期間中/船内通路 ―
[ケトゥートゥからその時のギロチンの様子を頷きながら聞く>>69。 楽しそうでよかったと、心から思った。生きて帰ってきてたら、きっとそのことをぴょんぴょん跳ねながら(安置室の中だけども)嬉しそうに報告してくれたのだろう。でも、帰ってきたのは物言わぬ姿で、その時を思い出してヨーランダは胸が苦しくなった]
ぎろちん うれしい する した、 よかった。
[その言葉に少しだけ救われた気がした。が、スペランツァの新しいクルーと言われると一瞬表情が歪んだ。新しいクルーが乗るころにはヨーランダはもういない。 しかし、そうなったのは一瞬で気が付かなかったかもしれない。気づいてたとしても、ギロチンはもういないということに心を痛めてると思えたかもしれない]
ぎろちん しる される うれしい。 ぎろちん なまえ ぼく ともだち せつめい する。
[どうとでも取れるような言葉ばかり選んでいく。この時ヨーランダは、初めてうまく共通語がしゃべれないことを喜べた。それは言葉を選ぶのに時間がかかっても、公用語を喋り慣れてないからだと思ってもらえるからだ**]
(76) tanuki 2021/11/17(Wed) 22時半頃
|
ヨーランダは、ジルをいっぱいぎゅっぎゅした。
tanuki 2021/11/17(Wed) 22時半頃
墓守 ヨーランダは、メモを貼った。
tanuki 2021/11/17(Wed) 22時半頃
|
ウン、良かったって、ケトゥートゥも思うヨ!
[だから、あまり気に病まないでほしい……とは、言わなかった。そう言われてやめられるくらいなら、最初から気にしたりはしない。自分が抱え出して、抱えようとする誰かの気持ちが、前よりもわかるようになった気がする。心の底に人知れず広がる、深くて暗い水の溜まり。 その影響、だろうか。一瞬歪んだヨーランダの表情>>-76に、小さな違和感を覚えたのは。 罪悪感のような、気まずさのような、それは本当に僅かな間のことだったけれど。 夜に包まれて垣間見た、少し困ったような表情>>4:124が、急に脳裡を過ぎった。
ギロチンが、もういなくなってしまったことについてのものかもしれない。あるいは、ただの気のせいかもしれない。 どうとでも受け取れる言葉たちが、ゆらゆらと揺れる蜃気楼を思わせて、安心させてくれない。これもただ、言葉の不自由さのせいだろうか? 勘違いならそれでいい。考えすぎだったと笑うなり、変なことを言ってごめんと謝るなりすればいい。 踏み込まないほうが、後悔する。そう思って、意を決して、口を開く。]
(77) sleepingxalice 2021/11/17(Wed) 22時半頃
|
|
……ねえ、ヨーランダ。 どこか行っちゃったり、しないよネ?
[少し、声が震えたかもしれない。不安な顔を、してしまっているかもしれない。 それでも。何も知らず、何も出来ずに見送るのはもう散々だと、切実にそう思いながら、ヨーランダを見上げる。**]
(78) sleepingxalice 2021/11/17(Wed) 22時半頃
|
ケトゥートゥは、ライジをつんつんつついた。
sleepingxalice 2021/11/17(Wed) 23時頃
|
[船内の一画、機関室の何処かに破損が生じた可能性があると警告が入る。 圧縮されたガスが漏れ出して居る、と言った表示が技師や船内管理担当者と言った一部の者に通知が行っただろう。
一部の者と言うのは、全体共有されるとパニックが発生するからだ。 どうしようもなくなったと判断が下れば他クルーにも通知が入るものの、今はまだ早期の段階。早めに対処すれば問題は無いが、肝心の現場に通信が繋がらない。
部品の緩みか、もしくは亀裂か。 エラーを吐く数値はこの状態が続くとどうなるか、結果何が起きるのか、もしもの際の対処法等が複数個同時にポップし、今から誰を派遣し何処を修理するかと複数個冷静なやり取りが入る。
幸いな事に原因は破損ではなく部品の緩みらしい。次いで入った通知にやや場が安堵した。 しかし帰還準備どころでは無い。どうするどうなると内部がやや混乱したものの、通信が繋がらないまま早急にガスの数値は安定。 警告停止、回復、帰還に支障無し。 修理完了、若干の揺れは残るものの、それも直ぐ元に戻るだろう。 しかし応答はない。場に居るのは、保安技師であるナユタであった筈なのだが。]
(79) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時頃
|
|
[機関室で騒動があったという事後報告。 現場に居た筈のナユタと通信が不可能な事、生体反応のない機関室。
態々分けて報告しなくとも、答えは一つだろうに。]
…、 船に異常は無いん、だよな
[いちいち確認連絡を入れるのは現場の邪魔になるとは分かって居たが、事の顛末ぐらいは把握させてくれ。 報告書を作るから。
今の所船に目立った異常は見られず、念のため再点検を行ったが帰還に支障はないらしい。
機関室が復帰したという事は彼は仕事を全うした上で死んだのだろうなと、暫しディスプレイの表示に視線を落とす。]
(80) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時頃
|
|
[駆けつけたクルーの中にはキランディが居たらしい。。>>60 負傷し船に残って居たからだろうが、運の無い人だな、と思った。ライジの件が気のせいでなければ、彼女は三人の死を間近で見た事になる。 彼女にカウンセリングを入れた方が良いのではと、別のクルーに通達しておいた。
遅れて送られてきた写真データには、空っぽの船内服と散乱した工具が映り込み、高圧ガスが噴出したと思しき付近にはペンチが一つ。
作業中の事故であること。 ナユタの体質上遺体は残らず、結果衣服だけが残されて居た事。 ヘルメットの破損具合から、どういった事故であったのか。 現場の安全状態はどうなっていたのか。 船は問題なく動くのか、帰還準備に支障は無いか。
思考はナユタからどんどんと離れていく。 仕方の無い事かもしれないが、仕事熱心すぎるのもどうかと思う。
次の技師を探さなくては。 最終的にそんな考えまで至ってしまい、無性に悲しくなって機材の電源を落とした。]
(81) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時頃
|
|
[安置室にナユタとライジの遺体が運び込まれる事は無い。 あれば遺品か。ナユタの場合、真っ先に船内服が拾われるのだろうか。 ライジは、分からない。部屋から何か持ち出されるかもしれないし、持ち出されないかも知れない。 誰も居ない台座に、此処にはこの者が眠って居ると、ささやかなネームプレートが置かれるのかもしれない。
『マーレ10』探索中、もしくは活動中に欠けた名前は、記録上ではたったの5人。 たった5人だが、5人で良かったのか、悪かったのか。 分からない。
いつものように機械に埋もれながら、暗い画面の前で暫し黙り込んでいただろう。*]
(82) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時頃
|
|
― 探索終了日:いつもの場所 ―
[帰還準備に伴い、各地に設置した機材の回収を行う。 漏れは無いか落し物は無いか、把握できている分は全て拾い、個人的な落し物は各自厳重に注意するよう通達する。
忘れ物しても、気軽に戻れないのでね。
帰還撤退作業には慣れている。スペランツァ以外の探査船に乗って居た事もある為、何処もそう大してやる事に変わりは無いと、機材のリストを埋めていた。
そうして不意に聞こえた足音、自身の名を呼ぶ聞き慣れた声。>>56]
ん? いや?休もうと思えば切り上げられるが、 どうかしたかな
[やる事はあるが、緊急性は無い。 伺い尋ねる声にそう返しながら、一旦画面をスリープモードにした。
通信では無くこちらに態々顔を出す個人的な用事なんてあったっけ。 特に思いつかなかった為、表情の見えぬ頭部が、小さく首をかしげていただろう。*]
(83) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時半頃
|
|
― 安置室 ―
[細かいニュアンスまで伝わったかどうかはわからない>>72、だが言いたいことは伝わったようだと安心した]
しぬ ちがう いない なる ひと おなじ。
[一瞬口が滑ったと思った。だがここで話を変えると逆におかしいと思い、一般的な話として続けることにした。 そう、これは一般的な話なのだ]
いない なる ひと、 おぼえる する。 たのしい こと おぼえる ずっと、 さいしょ かなしい する しかし あと たのしい こと のこる。
[あなたが船に乗り続けるならば降りるクルーも出るだろう、別れるときは悲しくても、いつかは楽しい思い出の方が残る。 そういう、一般的な話だ]
(84) tanuki 2021/11/17(Wed) 23時半頃
|
ヨーランダは、イースターに念が伝わった。やったー
tanuki 2021/11/17(Wed) 23時半頃
|
― 探索終了日 アリババのいつもの場所 ―
[見る限りではいつも通りの様子で、どうかしたかな>>83、と聞かれてしまうと、いやそれは至極当然の質問なのだが、やはりどう答えるか難しかった。 訊ねてくる理由に思い当たる節が無いと言いたげに、いかにも不思議そうにされてしまうと、取り越し苦労をしたようで、急に気恥ずかしくなってくる。 なってくる、けれど。]
……アリババ、どうしてるかなって、思っテ。 つらくなってるんじゃないかなって、心配になったら、アリババの音が、聞きたくなったノ。
[少しだけ言い淀んでから、そのままを伝える。そうする以外のいい伝え方を、あまり知っている訳でもないから。 夜中に眠れなくなった子どもみたいなことをしているな、と、頭の片隅で考えながら、座っていてもなお自分より高い位置にあるアリババの、存在しない目の辺りを見上げる。*]
(85) sleepingxalice 2021/11/17(Wed) 23時半頃
|
|
― 帰還準備期間中/船内通路 ―
[どこか行っちゃったり、しないよネ? その問いかけ>>78にどう返せばいいのかヨーランダはわからなかった。ただ、悲しそうな顔をさせてしまったと思った。 はい とは言えなかった。 かと言って いいえ とも言えない]
[ヨーランダは船に、いや皆に迷惑をかけたくない一心で船を降りようと決めた。 悲しいことにヨーランダに「それは間違った決断だ」と言える人はどこにもいない、ずっと独りで生きてきたヨーランダには、誰にも何も言わずに決めることが間違いだということがわからない]
みんな まつ させる してる。 もどる はやく する。
[泣かぬようにぐっと奥歯をかみしめて、ヨーランダは走り去った。 もう誤魔化せたとも、誤魔化せきれなかったとも、そこまで考える余裕はなかった。ケトゥートゥを悲しませてしまったことだけを後悔して、ヨーランダは安置室に逃げ込んだ]
(86) tanuki 2021/11/17(Wed) 23時半頃
|
|
― 帰還準備期間中 船内通路 ―
……! 待ってヨ、ヨーランダ!!
[走り去ったヨーランダ>>86を追いかける。正直ケトゥートゥより速いが(皆足が速くてズルいヨ!とケトゥートゥはちょっと思った)、向かっている先はわかる。これは安置室の方向だ。 そもそも、例え途中で撒かれたとしても、安置室で待ち伏せすれば会えるだろうとも思う。ヨーランダは絶対に安置室へ戻ってくるから。
暫く入るつもりの無かった安置室だけれど、別に入れない訳ではない。 ヨーランダを追いかけて、安置室の前までやってきて。そのまま飛び込もうと――したところで、ぴたりと一度、動きを止める。
……ここは、安置室だ。静かに死者の眠る場所だ。 少しうるさくしても、非常事態と言えるだろうし、皆許してくれるような気もするけれど、それはそれ、これはこれ。守れる礼儀なら守るべきだ。話したいと思っている相手が大事にする場所でなら、尚更だ。
すー、はー、と、深呼吸してから。改めてそっと、扉を開ける。*]
(87) sleepingxalice 2021/11/18(Thu) 00時頃
|
|
― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―
[何でもないようにして居たが、 全て誤魔化すことは出来ない。]
…あー、それは、その
[小さな背を帽子越しに見下ろしながら、言葉を濁す。>>85 何につらくなっているか。そう言われれば様々な事が一気に頭をめぐる。
色々あったし、色々、した。 自分の弔いは遺体に向き合わない代わり、その他生々しい物を見たり分析する事が多い。
自分でも擦り減る物はある。 顔が無いのを逆手に表向きだけ誤魔化しておけば普段通り、 平気に見えるようにして来た。
だから今回も、]
(88) mzsn 2021/11/18(Thu) 00時半頃
|
|
つらくは――…、
[些細な嘘をつこうとして、]
いや、つらい 少し疲れた気が、する
[嘘をやめた。今は正直に答える。
クルーの死はよくある事だ。 けれども悲しいものは悲しい、皆きちんと無事に帰ってきて欲しかった。>>0:65
クルーの死はよくある。けれど自分から死に飛び込んで行く者は、少ない。 それが親しい間柄であれば猶更。]
(89) mzsn 2021/11/18(Thu) 00時半頃
|
|
疲れたな、 うん、疲れたよ、沢山
[不安に思わせてしまった事を申し訳なく思った。 泣かない分自分の感情は分かりにくいから、誤魔化しておけば皆何も触れないだろうと思って居た。 自分の感情の揺れを、自分にも誤魔化せるし。
音が聞きたくなったと言う言葉に、椅子に掛けたまま小さく手を伸ばす。 疲れたから、いつかのように温かさに触れたかった。みっともないとか、恥ずかしいとか、そう言う事はどうでも良かった。]
心配させてすまない
心配なら、私の音を聞いて行くと良い 私も少し休むから
[作業に逃げるのは今はやめる。 大丈夫じゃないから大丈夫だった事にしてきた。 『マーレ10』での出来事全てがそうだが、ライジのあれは特に、全部のツケのような物だと思う。 普段より大きな気泡が幾つか生まれ、ひとつふたつと弾けて消えて行く。*]
(90) mzsn 2021/11/18(Thu) 00時半頃
|
|
― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―
[つらい、疲れた>>89、と。そう口にしてもらえたことに、自分で思っていた以上にほっとした。 もちろん、そうでないなら、何らかの形でもう昇華されていたなら、その方が良かったのだろうけれど。]
……ウン。……アリババ、ずっと、頑張ってたもんネ。
[ケトゥートゥが自分のことで手いっぱいになっている間も、アリババがたくさん働いていたことをケトゥートゥは知っている。 死を無駄にしない為に。誰かへ伝える為に。先へ繋げるために。
その熱心な働きぶりが彼自身を誤魔化す為だとまでは気付けなくても、悲しくなかった筈はないと、その点には確信があった。 普段は少々(時々やりすぎなくらい)愉快な言動をする彼が、ちゃんと優しくて仲間想いだと、とっくに知っているから。
手が伸ばされる>>90のを見て、小走りにそちらへ近づく。 腕の中へ収まって、アリババだけが持つ身体の感触>>3:89に自分の身体を寄せる。]
(91) sleepingxalice 2021/11/18(Thu) 02時頃
|
|
[やがて耳へ届き始める、コポンコポンと気泡の生まれる音>>3:98。 つい数日前、自分を落ち着けてくれた音。絶えないでほしいと願った音>>3:118。
それが今も、確かにそこにある。それだけのことが、急に途方もない奇跡のように思えて、少し泣きそうになった。 今日は海でもう、たくさん泣いてきたのに。]
……ライジも、くるしいな、って、言ってくれたのにナ。 ちょっとだけ近くに、行った気がしたのニ。
ズルいし、ヒドいよネ。ずーっと一緒に探索してきたのに、何にも言わずに行っちゃったヨ。 怒られるの、そんなに嫌だったのかナ?
[最後は冗談のつもりで言ったけれど、最後の夜に見せた、しょぼくれた大型犬のような顔>>4:45が思い浮かんで。無いとも言いきれないかもしれない、と思い直した。 怒られるとわかっているならしなければいいのに、とケトゥートゥは思うけれど。怒られても変えられないから、嫌だと思うこともあるかもしれない。
だとしても、直接怒らせてもくれないのは、やっぱりズルくてヒドいとは思うのだが。**]
(92) sleepingxalice 2021/11/18(Thu) 02時頃
|
|
― 安置室 ―
居なくなる人と、同じ?
[ヨーランダの言葉>>84に再び首を傾げ、聞き返す様に呟く。]
……はい。今はやはり、悲しいと思います。 けれど何時かは、楽しかったと思える様に。
[そして続けられる話を静かに聞いて、その意味を汲み取る。 死は離別とも称し、永遠の別れという言い方もする。事実、仲間の死の経験を通して自分の中でもその様にイースターは解釈したのだ。 けれど、何処かその言葉に僅かな違和感、或いは不安を感じるのは何故なのだろうか?]
……。 ヨーランダ様は、調査が終わった後。どうなさるのでしょうか?
[その不安を紛らわせるように、あなたの方を見て尋ねる。不安の答えがそれであるとは――今は、気付いていない。*]
(93) smmmt 2021/11/18(Thu) 02時半頃
|
|
― 探索終了日 ―
[今日もまた、仕事が終わる。 キランディの経過は良好、調査の解析も順調。 喪ったものを抱えながらも皆次に進もうとしている。]
私の仕事は終わった、負傷者もこれ以上はでる事もないだろう。私はまた研究所に戻り、皆の成果を糧にしなくてはいけない。 ……なぁ、そうだろう?
[それに、答える者はいない。 タプルもまた、それに答えることはない。]
けれど、もう少しだけキミには働いてもらわなくてはね。
[格納庫には、調査を終えた探査機達が並んでいる。 タプルはその内のひとつに乗り込むと、その場所を目指す。]
(94) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃
|
|
― 探索終了日:海 ―
[行先は決まっていた。 山を越え、荒れ地を越え…画面ごしにみたあの青い地平。]
……海だ。
[肌に沁みるような潮の香り、大きな大気の流れ。 船内で感じるよりも圧倒的に高く広い空。 波音はより鮮明に間近に聞こえる。 こんなにも美しい星は数々の命を奪い、巡ってゆく。 マーレの毒は悲しみと共に身体を蝕んだ。]
[座標は"WARNING"ここから先は危険区域になるのだろう。]
……なぁ、きみ。 どうしてキミはそんなことをしたんだい。 後ろめたさ故か、それとも弔いのつもりかい。 私たちは同じ船に乗るクルーだったはずだろう。
(95) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃
|
|
[ライジもまた答えない。 ここには、統合された意志など何処にもない。 ただ漠然とした個と、分断と別れがあるだけだ。]
……そう簡単には教えてくれないか。 そうだよな、世界とは実に意地悪に出来ている。 ここ何十年かで身に沁みたよ。
私という生命がいくら呼応したとて、もはや誰とも繋がる事はない。私が知り得るのはたったここにあるだけの肉くれのみだ。
[肉の芽が伸びてゆく。それは肉を分かつように。 その半身を蝕むように、ゆるりとほどけてゆく。]
生命というのは、実に虚しい生き物だ。 誰もがいつかくる滅びに向かって歩んでいく。 だけどね。失いながらも、足掻くように生きるんだ。
(96) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃
|
|
[タプルの半身がゆっくりと海へ沈んでゆく。 その場所は冷たくけれど命を奪うにはあまりにも優しい。 視界が青く染まってゆく。水面がきらきらと輝く。 彼はこの景色を見て一体何を思っただろうか。 その視界はただ、深い空を見つめている。]
きみはどう生きた? 後悔はなかったかい。 やり残したことはなかったかい。 喪われたきみの未来は何処へ続くんだろうね。
[半身が大きく波間に揺られて、 ぷつんと。……意識が途絶える。もう何も感じない。 それは深い深い水底へと落ちて、見えなくなった。]
(97) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃
|
|
[海の音がごうごうと鳴っている。 タプルにわかるのはもうそれだけだ。]
さらば、かつての友よ。 きみの未来が恵まれたものでありますように。
[青い地平に背を向ける。 探索機はもうひとつのタプルを乗せて、走りだす。 もうひとつの我が愛しき星、"スペランツァ"に向かって。**]
(98) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃
|
ハロは、タプルを見つけたのでまわりを飛び跳ねている。
mmsk 2021/11/18(Thu) 04時頃
タプルは、ハロの身体がまたバラバラになってしまわないか心配している
nkmn 2021/11/18(Thu) 04時頃
キランディは、ハロが飛び跳ねるのを不安そうに見ている。
RIN 2021/11/18(Thu) 04時半頃
ヨーランダは、タプルをいっぱいぎゅっぎゅした。もちもちもした。もちもち
tanuki 2021/11/18(Thu) 07時半頃
ヨーランダは、延長うれしいなのでライジをもちもちした。
tanuki 2021/11/18(Thu) 08時頃
ライジは、ヨーランダにもちもちされたので小汚いグローブでもちもち仕返した。
jinro_coqua 2021/11/18(Thu) 08時半頃
ヨーランダは、ライジにもちもちされてうれしい。汚れたけど(゚ε゚)キニシナイ!!
tanuki 2021/11/18(Thu) 09時半頃
ヨーランダは、キランディのママになる!むんっ
tanuki 2021/11/18(Thu) 09時半頃
キランディは、ヨーランダをハグした。
RIN 2021/11/18(Thu) 09時半頃
ケトゥートゥは、二人を微笑ましく見守った。
sleepingxalice 2021/11/18(Thu) 10時頃
ヨーランダは、キランディにハグされてうれしいになった。
tanuki 2021/11/18(Thu) 10時頃
ヨーランダは、実はママがどういうものかわからないので雰囲気で言っている。
tanuki 2021/11/18(Thu) 10時頃
ヨーランダは、ハロも地獄撒いてたよなと思いながらこねこねした。こねこね
tanuki 2021/11/18(Thu) 13時半頃
ケトゥートゥは、ハロをもちもちした。意外としっとり。
sleepingxalice 2021/11/18(Thu) 13時半頃
アリババは、こねこねされたハロを蒸し器に入れた。
mzsn 2021/11/18(Thu) 14時頃
ヨーランダは、ハロがほかほかになったのでやったー!した。
tanuki 2021/11/18(Thu) 14時頃
ケトゥートゥは、ヨーランダといっしょにやったー!した。
sleepingxalice 2021/11/18(Thu) 14時半頃
|
― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―
[>>91>>92長く溜め込んで居た言葉がようやく吐き出される。生きて居る物はいつか死ぬし、生きる限り人生の何処かで死を見送る事はあるだろう。 探査船に乗っていると、その回数が他の人より少し増えるだけ 長く生きて居ると、その回数が他の人より少し増えるだけ。]
そうかな、 私は、頑張れていたかな
[子を褒める様な言葉に今は甘えようか。
これでも一応長く生きて居る。 年長者の枠に入るだろうし、選んだ外見年齢も大人だろうから、しっかりしなければいけないとずっと思って居た。 他者より沢山の知識があるなら、それで他者を救える筈。 自分は弱いが、それで皆が助かるなら。そうして役に立てるなら。
なら、取り乱してはいけない。頼られたり、訪ねられたりしたら、真っ先に動かなくては。悲しい結末になってしまったとしても、そこで得た何かで別の者が救えるなら、立ち止まっている暇は無い。
自分のちしきは全部、他のみんなをまもるため。 なぜなら、みんなのことが、たいせつだから。]
(99) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃
|
|
[小走りで収まった小さな体を抱きしめ、酷く安堵する。 まだここに居てくれてよかった。 相手と同じ事を考えて居るなんて知ることは出来ないのだけれど、いつかのぬくもりがそこにあって本当に良かった。]
彼も苦しかったのか
[彼は何を苦しんでいたのだろう。 泣かないライジの、本当の気持ち。]
そうだな、彼、 何も言わず、行って――…
[いや、自分には言ったか。 >>4:179>>4:195>>4:196>>4:197 苦しさの理由までは知らなかったが、なにも無かった等と言う事は無い。 自分の死に場所を探し見つけ、そうして沈んで消えてしまった。 彼が何を抱えて居たのか終ぞ自分は知ることは無かったが、それが行ってしまった理由なんだと思って居る。 探してはいけない場所だと思ったし、誰にも踏み込んで欲しくなかったから"彼の本当"を隠した。>>-273]
(100) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃
|
|
…ライジは、 ライジは、怒られるのが嫌だったんじゃないよ
[冗談みたいなケトゥートゥの言葉が、酷く心に刺さった。 彼が自分の計画を周囲にばら撒いて、怒って止めて悲しむ皆を振り切って、結局最後に絶対消えてしまう。無論自彼も別れを更に苦しむ事になる。 それなら最初から何も言わない方が良い。]
怒られるのが最初から分かってたんだ もっと悲しませる事になるから
[自分は偶然知ったイレギュラー枠だったが、知って居れば朝早く出て行かせる事は無かったと思うし、なんなら帰還が終わるまで部屋に閉じ込めていたかもしれない。 けれどいくら止めても怒っても、彼の中で恐れが募ったとしても、それでも全部振り切って彼は行ったと思う。]
私、私は、彼が沈む間際に彼と話したんだ いつものように、おはようと、
(101) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃
|
|
お互いそう言って、 その後ライジが勝手に通信を切って、 居なくなってしまった
[言葉が報告と食い違う。>>39>>40 『双方の合意の元通信を切った』他のクルーにはそう伝えたし、船内での処理はそれで纏まっている。]
私達と親しいからこそ、 絶対怒られて叱られて悲しませると思って
[彼が望んで水底に行った事を、自分は知って居る。]
だから、黙って行ったんだよ
…本当に彼、酷い奴だな
[みんな怒るよ。けれども彼が態々選んだ道が片道切符の旅ならば、自分は邪魔もしないし怒る事も無かっただろう。それでもどうしようもない程に悲しい。
私は止めなかったよ、ライジ。だからもっと話してほしかった。 ライジのデータを壊した時、本当に殺めたのは自分の心。>>55]
(102) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃
|
|
彼が意図していたかどうかは知らないけれど、
黙って行ってしまった事は、 彼が私達に残した、 最後のどうしようもなくズルい優しさな気がする
[抱えてこんで居た物がドッと溢れて零れてしまう。 抱く腕に力がこもり、ケトゥートゥの背後に、ポタンポタンと何かの小さな雫が落ちて、ジウと蒸発して消えて行く。 命の音はそのままに、帽子の隙間から黒い何かが何度も零れて、消えて、後には何も残らない。]
ケトゥートゥ、 何度も見送るのは悲しいよ、ずっと
[意識して居ないと、自分はヒトガタを保って居られない。 保つ余裕がない程に、自分は疲れて悲しかったのか。そんな事に今初めて気が付いた。 滅多に崩れない身体の形が静かに零れて、黒いみなもがザアザア揺れる。*]
(103) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃
|
|
[種族が違えば寿命も違う。 早く大人になったりならなかったり、幼く若いままで一生を終えたり様々だが、皆自分の命と皆よく付き合っていると思う。
長命者であればもうすこし他者の死に対して鈍感であった方が良かっただろうが、これはアリババと言う個人が獲得した個性であり、選んだ道だ。
皆と接して、皆と共に生きてみたいと思ったから、皆と同じになった。 苦しみが降り積もっても、他者の死をきちんと悲しめる自分で良かった。
それが表に出なくても、悲しみを覚える自分で本当に良かった。]
[でも、苦しいな。]
[生きると言うのは、そう言う事だ。 苦しみも悲しみも無い人生なんて、きっと楽しい事も無いだろう。
見送った人へ対する悲しみが大きければ大きい程、 その人の事が好きだった証なのかもしれない。 少なくともスペランツァと言う船においては、種族は違えど皆そうだと思って居る**]
(104) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃
|
イースターは、ライジ様もハロ様もこねこねします。どちらも地獄かつ有罪の為、もちこねの刑です。
smmmt 2021/11/18(Thu) 15時頃
ヨーランダは、アリババをたぷたぷした。たぷたぷ
tanuki 2021/11/18(Thu) 16時半頃
ライジは、こねられてあ〜〜〜〜〜(マッサージか?
jinro_coqua 2021/11/18(Thu) 19時半頃
ハロは、もちこねされている。
mmsk 2021/11/18(Thu) 19時半頃
アリババは、たぷたぷ溶けている
mzsn 2021/11/18(Thu) 20時半頃
アリババは、チキュウをコロコロした。コロコロ〜
mzsn 2021/11/18(Thu) 20時半頃
ヨーランダは、転がってるチキュウで遊んでいる。
tanuki 2021/11/18(Thu) 20時半頃
墓守 ヨーランダは、メモを貼った。
tanuki 2021/11/18(Thu) 21時半頃
イースターは、たぷたぷ溶けているアリババ様を覗き込んでいます。たぷ……
smmmt 2021/11/18(Thu) 22時頃
|
― 安置室 ―
[頭の中がごちゃごちゃしている。
ここにいてはいけないと思う、徹底的に管理された社会のあの星は例外を許そうとしない。だから帰還したらきっとこの船に『ヨーランダ』を捕まえに来るだろう。みんなに迷惑をかけてしまう。……捕まった後はどうなるかわからない、縛り首だろうか?きっと死んでしまう。……死ぬのだろうか?わからない。死んだらみんなは悲しんでくれるのだろうか?
ここにいたいと思う。ここにいる限りはチャーチグリムの本質が満たされる。みんなは僕を一人の人間として見てくれる。ここにいる限り墓場の風景の一部ではない。話しかけてくれる、触ってくれる。なにより、みんなと離れたら寂しい。人といることが当たり前になって、独りでいるのが寂しく感じる。寂しいのは嫌だと思った]
[ヨーランダは毛布をかぶって みんなにばれませんように と祈っていた。誰に対しての祈りか、隠そうとしていることは何かなのか、ヨーランダにもわからなくなっていた]
[扉が開いた>>87ことに気づかないほどに]
(105) tanuki 2021/11/18(Thu) 23時頃
|
|
― 安置室/イースター ―
いっぱんろん。
[覚えたての言葉を使いたかったのか、特に意味もなく一般論と言った]
ぼく みる した、 ふね いない なる ひと。 しぬ ちがう、 しかし いない なる。 いない おなじ。 ぼく わすれる しない。
[ヨーランダは船から降りる多くの人を見送った。 死んだわけではないからいつかまた会えるかもしれない、だが、この船にいないという意味では同じだ。きっともう会うこともないだろう。 だから、永遠の眠りについた仲間たちと同じように、ずっと覚え続けている。覚えている限り仲間であり続けるから。 ……イースターの中でそうなれたらと思いながら、一般論を言った]
(106) tanuki 2021/11/18(Thu) 23時半頃
|
|
ぼく
[この調査が終わったら。 嘘は言いたくなかった、かと言って思っていることを言いたくもなかった。だから]
ぎろちん かんばん つかう。 ぎろちんしゅっちょうおてつだいさーびす する。 ぎろちん なまえ しる もらう する。
[どうとでも取れる返答をした**]
(107) tanuki 2021/11/18(Thu) 23時半頃
|
ヨーランダは、毛布にくるまってぬくぬくしてる(全く関係ない時間軸で)
tanuki 2021/11/18(Thu) 23時半頃
|
― 安置室 ―
[扉を開け、ぐるりと中を見回す。置かれたカプセルが、5つ。目を逸らすように部屋の隅へ目をやれば、盛り上がった毛布がひとつ。>>105 ……隠れている、つもりなのだろうか。ケトゥートゥは目をぱちぱちしたが、そのすぐ後には、何かに怯えているようにも見えるその姿に、胸がぎゅっと掴まれるような気持ちになった。 とことこと傍まで歩み寄って、しゃがみ込み、話し掛ける。毛布の向こうの表情は見えないけれど、聞いてくれていると信じて。] ]
……ねえ、ヨーランダ。 何も言わずに行かれちゃったら、ケトゥートゥ、すごくさびしいヨ。
困ってるなら教えてほしいし、聞いてみて、本当にどうしようもないなら、……せめて、いってらっしゃいって言いたいヨ。 我儘かナ? そうしたいって、そうしてほしいって、思っちゃうの、自分が、ずっと寂しいのが、イヤなだけかナ……?
[だんだん、声が震え始める。違う後悔が一緒くたに混ざって、胸の中でぐるぐるする。 聞きたかった。どうしようもなくても、教えてほしかった。
――教えてほしかったヨ、ライジ。
せめて、同じことは繰り返したくないと、心の奥が叫んでいる。*]
(108) sleepingxalice 2021/11/19(Fri) 00時頃
|
|
― 安置室 ―
[ヨーランダは答えない。ただぐすぐすと鼻をすする音が聞こえるだけだ]
[話を聞いてはいるのだろう、ケトゥートゥの声が震え出すのを聞くと、毛布の中からぼんやりと光が透けて見えるようになった。おそらく通信機器の光だろう]
『ごめんね、ケトゥートゥ』 『僕がここにいると迷惑をかけるから、僕は船を降りる』 『泣いてる?』 『泣かせちゃったのだったらごめんね』
[毛布の中からは聞こえる嗚咽はまだ止まない。 公用語をうまく話せない、胸が詰まって話せない、ケトゥートゥの通信機器に送られた、翻訳AIを介したメッセージがヨーランダなりの精一杯の回答だった]
(109) tanuki 2021/11/19(Fri) 00時頃
|
|
― 安置室 ―
[鼻をすする音>>109が聞こえてきて。自分がこうしているから彼を哀しませてしまっているのだろうかと、不安に駆られる。 追いかけたり、しないほうが良かったのだろうか? でも、もしも、もしも違うのなら……。
やがて通信機がメッセージの到着を報せて、かろうじてまだ滲んでいない視界で、それを読む。]
大丈夫、……まだ、泣いてない、ヨ。 ……それにネ、迷惑なんて、誰が言うノ? 言わないヨ。ケトゥートゥは絶対、ぜったい言わないし、ミンナだって、きっと、言わないヨ。 だから、それだけが理由なラ。ヨーランダが、本当は、いたいなラ。……このまま、居てほしい、ヨ。
[もしも、ヨーランダの涙の理由が、ケトゥートゥのせいばかりじゃないなら。何かの葛藤がそこにあるなら。 離れたくない。離したくない。出来ること全部をやるまで、傍にいるのをやめたくない。]
教えテ。……本当に、本当に、船を降りたいノ?
[もしも、肯定が帰ってきたら。その時は、ちゃんと「いってらっしゃい」を言うから。 どうか、教えてほしいと。その場でまた、じっと待つ。*]
(110) sleepingxalice 2021/11/19(Fri) 00時半頃
|
|
― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―
ケトゥートゥは、そう思ったヨ。 つらくてもずっと、誰かの為に頑張ってたなら、ものすごく、スゴいと思ウ。
[問い返す言葉>>99に頷いて。いい言葉の見つからなさに、少しもどかしくなる。 重なってしまった言葉に込めたいのは、真剣さや、尊敬や、感謝なのだけれど。
そのあとは、抱きしめられながら、抱きしめ返しながら、じっと、彼の言葉を聞いていた。 彼の口からこんな風に弱音が語られるのを、初めて聞いた気がする。 いつの間にか、彼が作っていた秘密>>102にも、心の中で、ちょっとびっくりしたけれど。 あれだけ親しく話していた、古株同士のアリババにさえそんな調子だったのだと思うと、胸の奥がきゅっとした。]
……ウン、……わかってる、ヨ。本当に怒られるのが嫌だったんじゃ、ないっテ。>>101 ライジに、泣かない理由を、聞いたノ。いなくなっちゃう、前の夜ニ。……自分のこと、楽になっちゃいけないと思ってるって、言ってタ。>>4:58 それを、聞いてネ。……ケトゥートゥは、自分で自分を許せなくちゃ、どうしようもないんだろうって思ったノ。
(111) sleepingxalice 2021/11/19(Fri) 00時半頃
|
|
[自分が、そうだと思ったから……と、敢えてそう言いはしなかったけれど。 もしかしたら声の翳りで、伝わるものはあったかもしれない。]
……ああしなくちゃ、許せなかったのかナ。 深くて、つめたい、静かなところに、ひとりで沈んで。 それで、ライジは自分のこと、許せたのかナ?
[彼の心がどこか遠くの、そういう場所にあるような気が、あのときしたから。彼が自ら惹かれて、自ら選んであの場所に沈んだことは、何処か納得できることではあったのだけれど。 でも、そんなのは、ケトゥートゥが勝手に思うことだ。ただの想像だ。本当のことはわからない。これからも、わからないまま。]
ケトゥートゥは、教えてほしかったヨ。たぶん怒ったし、嫌がったし、泣いたし、いっぱいライジのこと、困った顔にさせたけド。 それでも、どうしても、どうしても行っちゃうなら、……行ってらっしゃいって、言いたかったヨ……。
(112) sleepingxalice 2021/11/19(Fri) 00時半頃
|
|
[だから、話してほしかった。そうすることなく黙っていってしまったことを、ケトゥートゥは優しさだとは思えなかった。 許すか許さないかでいえば、許してはいるのだけれど、それでも少しくらいの文句は言ったっていいと思う。直接文句を言えるのはまだまだ先になるだろうから。 ケトゥートゥはまだまだ、夜の旅に向かうつもりはないから。]
……優しいのは、アリババの方だって、ケトゥートゥは思うヨ。 ライジがしたかったこと、いっぱいいっぱい、大事にしようとしてル。
[嘘の報告をするなんて、これまで一緒に過ごしてきた彼の様子からは、到底考え難いことのひとつだ。 それだけ、最後にライジが望んだことを、叶えてやりたいと思ったのだと思う。 普段とは違う弔いのしかた。他の死と同じには出来ない、したくないと願う気持ち。 それが特別なほど、きっと、苦しいきもちも強いのだろうなと、無言の裡に、自分の胸の底をなぞる。]
(113) sleepingxalice 2021/11/19(Fri) 01時頃
|
|
[ずっと>>103、と。その言葉を聞いてふと、アリババはいつから探査船に乗っているのだろうと、今更のように思った。スペランツァだけでも、ケトゥートゥよりも長い筈だ。 その間に、いくつの死を見送ってきたのだろう。その間、悲しさをひとりで抱えてきたのだろうか? きっと、ケトゥートゥの感じてきたものは、そこには全然足りない。また届かないのだろうか。何を伝えたら、少しでも寄り添えるだろう。
そんな風に考えを巡らせていたとき、不意にアリババが形を崩しかけて、ケトゥートゥは内心で物凄く慌てた。ちょっと表にも出ていたかもしれない。 ぎゅっとしているからよく見えてはいないけれど、先程から何か、後ろ側に零れている気配もしているし。
大丈夫? これ大丈夫なやつかナ?
ドキドキしながら、少しでも支えようと、回した腕に力を入れる。自分がしてもらったように、トントンと、一定のリズムで背を撫ぜる。 ごく当たり前にありふれた、誰かが誰かを慰めるときにする仕草で。*]
(114) sleepingxalice 2021/11/19(Fri) 01時頃
|
|
― 安置室 ―
[鼻をすする音、時おりむせる音。その合間合間にメッセージが届く]
『僕が悪いことをしたから、僕の星の保安局がこの船に調査にくる』 『僕がいたら迷惑をかけてしまうから僕はいなくなる。そうすればきっとみんなにかける迷惑は最小限だから』
[ヨーランダは人との関わり方がわからない。人々を観察して学習してきて、出した結論が 迷惑をかけないように去る だった。それが他の人にどんな思いをさせるのか、残念なことにヨーランダはそれを考えられるほど人を理解できていなかった]
[真意を問われ>>110ヨーランダの嗚咽は激しさを増した。 だが、もしかしたらその嗚咽の中に おりる したい ない と絞り出すような声を聞くことができたかもしれない**]
(115) tanuki 2021/11/19(Fri) 01時頃
|
ライジは、ケトゥートゥにめちゃくちゃ殴られている気がする……(胸をおさえる
jinro_coqua 2021/11/19(Fri) 01時頃
キランディは、ライジをもう何回か殴っておくべきだったかと思っている。
RIN 2021/11/19(Fri) 01時頃
ヨーランダは、毛布にくるまってスヤァした。スヤァ
tanuki 2021/11/19(Fri) 01時頃
ライジは、キランディの拳が心配です。
jinro_coqua 2021/11/19(Fri) 01時頃
|
― 安置室 ―
[文字列の表示される画面に照らされたケトゥートゥの眉が、そっと寄せられる。 悪いこと。それが謹慎の理由だったのだろうか。けれど、今こうして開放されているからには、それほどひどい罪の疑いではない筈なのだ。少なくとも、このスペランツァに於いては。
嗚咽が強まる。自分は、酷いことをしているのだろうか。本当に降りたいのだとしても、降りたい、とわざわざ言わせるのは、酷なことだろうか。 謝って、この場を立ち去った方がいいのかもしれない……と、思い始めた時。
耳に微かに届いた、彼自身の声。]
(116) sleepingxalice 2021/11/19(Fri) 01時頃
|
|
[すっくと、ケトゥートゥは即座に立ち上がった。 良かった、と、大丈夫だ、と思っていた。後悔や不安も一旦、全部吹っ飛んでいた。 彼が降りたくないと思ってくれているのなら、彼の為にできることが、まだきっとある。とにかくまずは、それを探さなくては。]
――待ってテ! 誰か、呼んでくるかラ!
[安置室では静かにしないと、と思っていたのもすっかり忘れて、ケトゥートゥは駆け出していく。 彼の心配をどう解決したらいいか、ケトゥートゥにはわからないけれど。彼が困っていることを伝えれば、きっと皆、一緒に考えて、力になってくれる。
これ以上仲間を失いたくないと思う気持ちは誰も同じだろうと、そう信じていた。**]
(117) sleepingxalice 2021/11/19(Fri) 01時半頃
|
ケトゥートゥは、ライジが胸を押さえたのを見て、どこか痛いのかと心配している。
sleepingxalice 2021/11/19(Fri) 01時半頃
ケトゥートゥは、己の中の人のRP的殺意(?)など知るよしもない。
sleepingxalice 2021/11/19(Fri) 01時半頃
ライジは、ケトゥートゥをよしよしした。
jinro_coqua 2021/11/19(Fri) 01時半頃
ライジは、ケトゥートゥをよしよししながら、背後の殺意(?)を感じてビクッとした。**
jinro_coqua 2021/11/19(Fri) 01時半頃
ヨーランダは、ケトゥートゥを毛布にくるんで一緒にぬくぬくした。
tanuki 2021/11/19(Fri) 09時頃
ヨーランダは、ライジも毛布にくるんでぬくぬくした。三人だとさすがに狭い
tanuki 2021/11/19(Fri) 09時頃
ケトゥートゥは、狭くても楽しい! ぬくぬく
sleepingxalice 2021/11/19(Fri) 09時頃
|
― 安置室 ―
[思案の海にいたヨーランダを現実に引き戻したのは、やたらとでかい声だった。
「俺さあ、ライジに言いたいこといっぱいあるんだよなぁ。色々堪ってるからなぁ、絶対汚い言葉使うよなぁ、覚えちゃいけないような言葉使うよなぁ」
最初、何を言っているかわからなかった。だが、ニヤニヤとこちらを見てることに気が付くと、その意図を理解した]
ぼく いない する。 うるさい だめ、 しずか おねがいします。
[形だけの注意をし、ヨーランダは安置室を出る、通信機で彼がいる場所を確認するとそこに走って向かった]
[ようやくそこに着いた。肩で息をしながら扉を開ける]
きらんでぃ いる?
[今日はちゃんと答えを用意してきたのだ**]
(118) tanuki 2021/11/19(Fri) 09時半頃
|
ヨーランダは、体温が高いのでとてもぬくぬくだ。毛布でぬくぬくうれしいうれしい
tanuki 2021/11/19(Fri) 09時半頃
ライジは、ぬくぬくに挟まれてうとうと……**
jinro_coqua 2021/11/19(Fri) 10時頃
|
― 安置室 ―
[ヨーランダの告げる"一般論">>106を聞いて思い出すのは、以前今後の事を尋ねた年上分>>4:122の事だった。 死別で無かろうと、この広い宇宙で別れを告げたなら。居場所が分からない限り、再会する事は無いだろう。その様な相手の事も、覚えていれば、忘れなければ仲間であり続ける。 しかし、その考えを告げているというのは、船の事に触れない答え>>107は、まるでこれから"死別ではない別れ"が来ることが分っている様な気がして。]
……ヨーランダ様。
[向き合って、じっとその目を見る。偽りの青灰色を赤色が映す。]
イースターは『スペランツァ』のクルーの皆様の事を、出来るだけ知りたいと思います。 死にしても、別れにしても。記憶の中の存在になってから、何を考えていたのか、何を思っていたのか、何を信じていたのか。それらを知りたかったと願っても、当人に聞く事は叶いません。イースターはその様な後悔はもうしたくないと、考えているのです。
(119) smmmt 2021/11/19(Fri) 12時半頃
|
|
[己の想いを発言してから、また長い言い回しをしてしまったと気付いて。一つ咳ばらいをしてから、イースターは再び口を開く。]
イースターは、ヨーランダ様の事も知りたいです。 いつか来る別れよりも前に。
[彼に付いても、己は知らない事ばかりだ。もしも過ぎった予感が懸念ならば構わないが、当たっていたならばそれは嫌だと感じた。彼が何を考え何を思って何を信じているのか、別れの時が来る前に知りたいと思ったのだ。 だからその様に、出来るだけゆっくりと、出来るだけ彼に伝わる様にと願い、告げる。*]
(120) smmmt 2021/11/19(Fri) 12時半頃
|
ヨーランダは、イースターをこねこねした。おまんじゅうになれー!
tanuki 2021/11/19(Fri) 13時半頃
ヨーランダは、ライジとケトゥートゥを毛布でくるんでいる。ぬくぬく
tanuki 2021/11/19(Fri) 13時半頃
イースターは、ヨーランダ様にこねられました。こねこねです。
smmmt 2021/11/19(Fri) 16時頃
ヨーランダは、キランディをよしよしもちもちした。もちもち
tanuki 2021/11/19(Fri) 22時頃
アリババは、ズザーッと着席した
mzsn 2021/11/19(Fri) 22時半頃
ライジは、うわおれの顔がいっぱい並んでる・・・
jinro_coqua 2021/11/19(Fri) 22時半頃
ケトゥートゥは、感想いっぱいにびっくりしている!
sleepingxalice 2021/11/19(Fri) 23時頃
|
― 安置室 ―
[ヨーランダは難しい顔をした。イースターの言葉が難しくてよくわからなかったからだ。言い直してもらって、ようやく何を言っていたか理解した]
ばく こと?
[どう伝えようか言葉に詰まった。自分のやったことは隠し通したいと思った、でも嘘もつきたくないと思った]
ぼく ほし いばしょ ない なった。 いばしょ さがす した。 ここ いる ぼく いばしょ みつける した。
[何一つ嘘はない。極限まで無駄をそぎ落とした社会には伝承も弔いもなかった。居場所を探し求めてたどり着いたのがここ、スペランツァだった]
すぺらんつぁ だいじ ばしょ。 いばしょ ある それだけ ちがう、ぼく みんな すき。
[大事だから、皆が好きだから。 迷惑をかけたくない その一言だけは絶対に言わなかった**]
(121) tanuki 2021/11/19(Fri) 23時頃
|
ヨーランダは、感想いっぱいですごい!と思った。
tanuki 2021/11/19(Fri) 23時半頃
ヨーランダは、寒くなってきたので毛布で寝床を作った。
tanuki 2021/11/19(Fri) 23時半頃
ライジは、花丸わーい!>>-461
jinro_coqua 2021/11/19(Fri) 23時半頃
|
─ 医療処置室 ─
[キランディは医療処置室に居た。掛けられた声(>>118)に振り返る。]
「あらん、ヨーちゃん♡ どうしたのん? そんなに慌てちゃって。 アタシは此処よん♡」
[そう答えるキランディは、異様な程に“いつも通り”だった。医療処置室から自室へも戻っておらず、右腕のギプスも取れておらず、寝ていないのか目元には隈も見て取れるが。それでも、いつも通りで在ろうとしていた。]
(122) RIN 2021/11/20(Sat) 00時頃
|
キランディは、いつも通りだ。
RIN 2021/11/20(Sat) 00時頃
ヨーランダは、ライジがすごい頑張ったので耳の付け根を撫でようとした。ここを撫でられると気持ちいいいのだ、ヨーランダは。
tanuki 2021/11/20(Sat) 00時頃
ケトゥートゥは、ハロをぎゅっとしてよしよしした。まだもう一日ぎゅっし放題!
sleepingxalice 2021/11/20(Sat) 00時頃
アリババは、時空を超えたハロをむにむにした
mzsn 2021/11/20(Sat) 00時頃
|
─ 医療処置室 ─
[キランディの様子を見て最初に思ったのは 痛々しい だった。もちろん、怪我をしているということもある。それ以上に心が傷ついていると感じられたのだ。 チャーチグリムは何度も似たような人を見てきた。若くして親を喪った青年、憎い妻が死んで清々したと豪語した中年男性、子どもなんてまた産めばいいと言い張った女性。みな同じ顔をしていた]
きらんでぃ むり する してる、 よい ない。
[自分の心を守るために必死で強がっている、そんな顔で、キランディも彼らと同じような顔だと思った。 そんな状態の彼にこんなことを言っていいのかわからない、だがチャーチグリムは悩みぬいて、自分が下した結論を伝えた]
ぼく ふね おりる しない。
[この船に残ると、そして]
きらんでぃ いきる する、 ずっと ぼく いっしょ おねがいします。
[生きている間はずっと一緒にいてほしいと、そう言った**]
(123) tanuki 2021/11/20(Sat) 00時頃
|
ヨーランダは、ケトゥートゥが撫でやすいようにしゃがんだ。
tanuki 2021/11/20(Sat) 00時頃
ケトゥートゥは、ヨーランダの頭をいっぱい撫で撫でした! わーい!
sleepingxalice 2021/11/20(Sat) 00時頃
ヨーランダは、ケトゥートゥになでられてうれしいうれしいになった。
tanuki 2021/11/20(Sat) 00時半頃
ライジは、すややか。**
jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 01時半頃
|
― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―
うん、うん…
[>>111>>112>>113>>114 労う言葉自体は何度も貰ったことがある。だがこう言った物は初めてだから、自分は返し方が分からない。]
ありがとう、ケトゥートゥ
[感謝が零れる。 それ以外に心を形にする声が思いつかなかったけれど、飾り立てるよりはシンプルな物の方が、きっといいから。 抱きしめ返してくれる腕が、背を撫ぜる手がどうしようもなく心地いい。 心地よいから、開く口のままに抱えた本音が零れてしまった。]
ライジは――…、 そうか、
自分との折り合いをつけるために、
[水底を、選んだのだな]
(124) mzsn 2021/11/20(Sat) 04時半頃
|
|
許せなかったのかは、分からない、 それは、彼にしか答えが出せないから
[何故こんな形でしか自分を許す事が出来なかったのか。]
私達に出来た事は、答えへたどり着く手助けだけ
[正解その物を彼に渡す事は、誰にも出来ない。]
だからこれらは既に、 私達が勝手に考え積み重ねるもの
[勝手に考え、憶測するしかできない物。 ああしなくては許せなかったから、あえてアレを選んだのだろう。親しい者達との別れが待って居ても自分の終点は其処だとしたのだから。]
自分を許せる、と思って行ったんなら 彼はもう自由になれたんじゃないか
[自分を納得させる事も、 解放させてやれるのも自分だけならば、]
(125) mzsn 2021/11/20(Sat) 05時頃
|
|
望んだ場所に行けたのなら、 泣いたり、楽になったり、
そんな些細な事が出来るようになれたのだと思う ようやく
[そうして楽になれた彼は今何処に居るのかと問われると困ってしまうが、少なくとも死に向かう為に走った行き道ぐらいは、安堵の中へと落ちて行けたと自分は思って居る。]
(126) mzsn 2021/11/20(Sat) 05時頃
|
|
[自分達の種族が弾き出した生死の扱いはあっさりした数字的な物だが、それでも電子の文字に救いや願望ぐらいは託す。
死した命は命の中に取り込まれ、一部となり、命に還ると思って居る。 そうしてその中で自由になる。過去現在数多の命と溶け合い、皆平等に共にある事が出来る。
簡単に言えば安楽の地へ召され、嘗ての友らと再び会う事ができるのでは。と言う事だ。 そこには魂の大小や善悪といった階級は無く、皆平等に唯一つの命で居られる、科学から最も遠い古い原始宗教に似た何か。
命の中で生きてみたいという自身の願いは、命の中で死んで世界の中に組み込まれたいという物と同等だ。 生死共々、望んだ結果はそう変わらない。
光ささぬ"海"の底も、決して"無"ではないだろう。>>1:3
星の一部、星が生きた証が、 深い深い、みなそこの地。
水面揺らせし荒波はきょうきょうと叫び、 我此処に在り、泡沫が伝う海の声。 音に紛れ、路を遡るいのちの吐息。]
(127) mzsn 2021/11/20(Sat) 05時頃
|
|
それに、大丈夫だ、ライジは1人じゃないよ、 古くからの相棒と一緒に行ったから
[古い古い彼の機体、あれが友であることに大きな意味があったのだろう。 そうで無ければわざわざ一緒にスペランツァに来なかった。 新型に乗り換える勧誘もあっただろうに。あの機体専用と調整したデータの事を思い出す。 彼と彼の機体に関わる仕事はもう自分の所には来ない事に改めて気づいて、新たな寂しさが積みあがっていく。
旅の同行者たる探索機に命があるのかと言われれば、それは個々の判断にゆだねられるのだが、個であれる権利ぐらいはあるだろう。
ライジがあの機体を相棒と呼ぶ限り。
そうして"二人"揃って行ったのだ。]
(128) mzsn 2021/11/20(Sat) 05時頃
|
|
私は彼が去る事を知って居たとしても、 多分止めなかった、が
[でも、けれども。]
けれどどうせ別れるなら、 別れの挨拶ぐらいは――…
[去るであれば挨拶ぐらいは。その意見には賛同する。だが私達がそうして見送ったら、彼はどう思うのだろうか。見据えた終点に恐れを募らせるのか、それとも"見送られた結果、楽になってしまうかもしれない自分"が更に許せなくなるのか。 口には出さなかったが、それもやはり彼にしか分からないから、これは答えのないエゴなんだと思う。 困ったな、そういうモノを残されると永遠に考えこんでしまうのが私だぞ。]
やっぱりズルいな、ライジは 文句しか言わせてくれないなんて
[ふふ、と少し笑って、ゆっくりとケトゥートゥから離れる。 ぼたぼた零れていた黒い雫は大人しくなった。これ以上零れるといけない、大きく削れると再生に時間がかかるので、これでも。 泣いた事が無い為よく分からないが、泣いたような物だろう。たぶん。 ゴポンと大きな気泡がひとつ、ふたつ。 文句を言っても、直ぐに言い返してくれなくなった男に、胸の内もう一度文句を言った。ズルいよ、君は。]
(129) mzsn 2021/11/20(Sat) 05時頃
|
|
[自分の知らないライジの事が聞けて良かった。勿論、ケトゥートゥの話も。 人はこうして死者の話をして、各々のやり方で少しずつ弔って行くのだろう。]
優しいと言ってくれてありがとう でも、私はもう彼に文句しか言えないから、 せめて彼のしたかった事を大事にしたかった それだけだ
言いっぱなしは悪いだろ?
[肩をすくめながら、少しおどけたように言う。 文句を言うならこれ位はしてやらないとな。それが嘘つきや悪い事だったとしても、彼の枷を外す手伝いが出来たならばいいんだよ。 ゆっくりとケトゥートゥの髪をなでる。瞳を見る。 自分が持たない"顔"を、黒い帽子が羨むように見つめる。]
ケトゥートゥ、君はとても優しいな 面倒な私の心配をして、話をしてくれてありがとう
(130) mzsn 2021/11/20(Sat) 05時頃
|
|
今はきちんと心を整理して、落ち着けたから
[やはり他者と話をしなくては頭が纏まらないな。全て自分で抱え込むのはよくない。 このあたりは種族と言うより、アリババという個体の性格が引っかかっている気がする。]
だからもう、大丈夫だ
[大丈夫ではないから、今まで大丈夫な事にしていた。 けれども今度こそ大丈夫だ。
たまには部屋の外に出るか。 傷つくのを恐れていては探索船には居られないし。
機械の中に埋もれ誤魔化し黙って引き籠るより、もっと人と話した方が自分と言う個体は生きやすいのだろう。 自分を誤魔化すのは控えた方が良い、皆心配している筈だから。
帽子から微かに見えるヒューマノイド体の、作り物の口元。 作り物ではあるけれど、今度こそきちんと心から笑えている気がする。**]
(131) mzsn 2021/11/20(Sat) 05時頃
|
ヨーランダは、イースターと一緒にライジをこねた。こねこね
tanuki 2021/11/20(Sat) 09時半頃
ライジは、されるがままこねられている……
jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 11時半頃
|
― 安置室 ―
[たどたどしい言葉>>121から、その意味を汲み取る。居場所を無くした彼に取って、猶更スペランツァに対する想いも、そのクルー達への想いも、強いものだろうと想像する。]
……スペランツァは、ヨーランダ様に取って。 とても大切な居場所なのですね。
[そう告げるイースターは、嬉しそうにひょこりと触角を揺らした。 もしも、それでも船を降りなければならない事を告げられた>>117なら――少女は貴方に再び理由を問い、出来る限りの事をしようとするだろう。**]
(132) smmmt 2021/11/20(Sat) 12時頃
|
ライジは、絵が出てくる!!たのしみ!(正座
jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 12時頃
|
― 安置室 ―
うん、 だいじ ばしょ。
[長く生きてきた、人の姿になってそれなりの期間を生きてきた。ずっと独りでようやく見つけた居場所がここだった。 色んな人に触れた。優しい人意地悪な人、気の合う人合わない人、ずっと一緒にいる人すぐいなくなってしまった人、初めて人と深く関われた。 スペランツァに乗ったことでチャーチグリムはやっと人になれたのだ。人としては赤子にも等しいのかもしれない、それでもチャーチグリムは人になれたことが嬉しかった。 嬉しかったからどんどん悲しくなってしまった]
いーすたー かえる かたづけ いそがしい、 さがす してた。
[実際に誰かが探してたわけではない。ライジとナユタを悼みに来た人が忙しなく通信機に向かって「手の空いてる奴は片っ端から帰還準備に取り掛かれ」と怒鳴っていたの聞いただけだ]
[嬉しいと悲しいと残りたいと去りたいで心がぐちゃぐちゃになったチャーチグリムは泣きそうになった。だから一人になりたかった**]
(133) tanuki 2021/11/20(Sat) 14時頃
|
ヨーランダは、ライジをこねこねした三日目お疲れ様のこねこね
tanuki 2021/11/20(Sat) 14時頃
|
― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―
[ゆっくりと零れてくる、静かな言葉たち>>124>>125>>126>>128>>129。枝葉の隙間から降り注ぐ、穏やかな雨のような。 その中の、相棒と一緒に、という言葉が、不意にすとん、と胸に落ちる。
乗せてもらうと揺れが凄くて、面白いけれどケトゥートゥは少し酔ってしまう、旧型の二足歩行探査機。手をかけて整備して、頑ななまでに一途に、そして大事に使い続けていたあの機体に、ライジは最後まで乗っていったんだ、と。 それは、画面上の赤い丸からだけでははっきりとは認識できなかった、今更といえば今更の気づきだった。]
そう、だネ。一人じゃ、なかったネ。 ……ふふ、じゃあライジ、夜の旅も、あの機体でズンズン行くのかナ?
[その光景は、想像すると何だか少し面白い。ケトゥートゥの中で、乗り物に乗って旅を行くのは、ライジが初めてだ。けれど、とてもしっくりくるような気もする。 そしてその旅の中では、辿り着く先では、アリババの言うように、泣いたり、楽になったり、してくれていたらいい。 そっちは見たことがない分、うまく想像できないから。いつか遠い未来で、再会する時のお楽しみだ。]
(134) sleepingxalice 2021/11/20(Sat) 15時頃
|
|
きっと、自由になれたよネ。……その為、だったんだよネ。 勝手に考えるしかないなら、ケトゥートゥは、そう思うことにするヨ。
[その行く手に祝福があるように、歌って、願ってきたとおりに。文句の代わりにケトゥートゥに出来ることは、きっとそういうことだった。 多少の文句はあるけれど。だからといって、恨んでいるという訳ではないのだ。選んだ道が、彼にとって後悔のあるものでないようにと祈ってしまう。 そのくらい、ケトゥートゥは、アリババも、きっと他のみんなも、ライジのことがすきだったのだ。
ライジはそれをわかっていたのか、わかっていなかったのか、そこはどっちにしてもひどいような気はするけれど。 ギロチンあたり、その辺りのことを先に代弁しておいてくれないかなあ、なんて。チューチューと相槌のように鳴きながら、ライジの肩や頭をちょこまか動くアシモフも交えた、楽しげなやりとりを思い浮かべてみる。]
(135) sleepingxalice 2021/11/20(Sat) 15時頃
|
|
[鋼色の髪を、アリババの手が撫でる。青灰色の瞳に、視線が注がれるのを感じる。>>130 ケトゥートゥは首を、今は撫でてもらっているので普段の癖のように上体までは動かずただ首だけを、小さく傾げた。]
優しく、できてるかナ? それなら嬉しいし、どういたしましてだけド。 面倒とかは、思ってないヨ? 大事な仲間だって、思ってるだけだヨ。
[シュトゥレクの民の容姿は、それぞれ皆異なっている。アリババが今目にしている髪の色も目の色も、ケトゥートゥと全く同じ仲間は居なかった。誰もが違うのが当たり前だった。 探査船に乗っても同じだ。振れ幅は大きくなったけれど、誰もが違うのが当たり前。それが前提で、でもその上で、お互いを大事にしたい。仲間でいたい。そういうありようを希望だと言った声>>4:89が胸にある今は、尚更。
大丈夫>>131、の響きに、雨上がりの地面のやわらかさを感じて。安堵のままに、ケトゥートゥも笑った。 いつもの場所を離れて誰かのところへ向かうのなら、一緒に外へ出て行くだろう。]
(136) sleepingxalice 2021/11/20(Sat) 15時頃
|
|
[小さく、唇から歌が零れ出る。
雨のあとには、芽吹きがあって。 虹が掛かれば、きっと互いに、笑いあえる。
願いを乗せて、歌は響く。**]
(137) sleepingxalice 2021/11/20(Sat) 15時半頃
|
|
― 安置室 ―
[言葉を聞いて>>133、目を閉じて。その言葉の本当の重みは、今は知ることは無くとも。いずれまたそれも、この少女は知りたいとせがむ事だろう。……それがかなり近い未来であるとは、今は知る由は無い。]
わかりました。 それでは、ヨーランダ様。また、"後ほど"お会いしましょう。
[もう一度会う事を信じて告げる。 故郷では遠かった、己の知るものとは大きく違った。誰かの死を、理不尽な別れを、知る事が出来なかった後悔を経験した今。ヨーランダの中に悲しみが存在しているのなら、イースターはそのまま去る事は許さないだろう。]
[そうして少女は安置室を後にした。**]
(138) smmmt 2021/11/20(Sat) 16時半頃
|
|
― 帰還準備期間中/安置室 ―
[この部屋に空のカプセルはもうない。ライジとナユタのカプセルには、親交のあった者たちが故人の好きなものや愛用の品などを収めていった]
[ヨーランダのカプセルには自室のネームプレートが]
[チャーチグリムは控室からナイフを持ち出すと、おもむろに自らの髪を掴み、切り落とした。ひどく頭が軽くなり、とても気分がいい。 そしてそれをヨーランダの棺に納めた]
[もう何からも怯えなくていいのだ。ヨーランダを名乗っていたことも、自分が消えてしまう恐怖も。自分を送ることに対して少し不思議な感覚もあったが、これでいいと思った。 チャーチグリムはヨーランダのカプセルに布をかけながら声をかける]
おやすみ よーらんだ。
[あの日会った見知らぬ男。風景の一部であったチャーチグリムに人としての生き方のスタートを切らせてくれた人。 居場所を、一緒に生きるパートナーと出会うきっかけをくれた人]
ありがとう。
[棺には『ヨーランダ』が眠っている]
(139) tanuki 2021/11/20(Sat) 18時半頃
|
|
[静かな安置室に靴音が響く。ヨーランダであった男はギロチンのカプセルにかけてある布をめくった。ギロチンは生前と変わらぬ姿で(それこそ今すぐにでも起きてきそうな姿で)眠っている]
[なんとなくまたどこかで会えるような、そんな気がしてならない。もし会うとしても、それはヨーランダと一緒に仕事をしたギロチンではない。 新たに会うギロチンはスペランツァのことを知っているのだろうか。秘密の通信で話したことは?ヨーランダのことは?友達と呼んでもいいのだろうか? 聞きたいことはいっぱいある。でも、会ったときにはこう言おうと決めていた]
ぼく の なまえ は あーなんだ です。
[新たな自分と新たに出会うギロチンでまた友達になれたら。一緒にギロチン出張お手伝いサービスをしようと。 そう願いながらアーナンダはギロチンの棺に布をかけ直した**]
(140) tanuki 2021/11/20(Sat) 18時半頃
|
ヨーランダは、ハロをもちもちこねこねした。もちもちこねこね
tanuki 2021/11/20(Sat) 18時半頃
ライジは、天才イッヌをよしよしした。
jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 18時半頃
ヨーランダは、てんさい!(`・ω・´)かしこい!
tanuki 2021/11/20(Sat) 19時頃
ライジは、ライスシャワーを降らせた。
jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 19時頃
ケトゥートゥは、フラワーシャワーを降らせた。
sleepingxalice 2021/11/20(Sat) 19時頃
イースターは、触覚でシャワーの真似をしている。
smmmt 2021/11/20(Sat) 19時頃
ライジは、アーランダにツボって突っ伏している。**
jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 19時半頃
|
─ 医療処置室 ─
[ヨーランダの過去については、語られた以上の事はまだ知らない。だから、こんなに簡単に見抜かれるとは思っておらず苦笑した。]
誤魔化せると、思ってたんだけど。 …………駄目だな、やっぱり。
[ハロの死にも、ライジの死にも、ナユタの死にも責任を感じている。ギロチンやアシモフが死んだのも、自分が関わってしまったせいなのかとさえ思ってしまう。] [弔う空気が苦手な理由は、二つ。一つは、こうして自分を追い込まずに居られないから。もう一つは、いつも明るく前向きな“キランディ”に、〆っぽいのは似合わないからだ。どう振舞っていいのか、わからなくなる。二人ぼっちになった時でさえ、『アナタが居るから大丈夫』と“キランディ”は笑ってたのだから。]
どうしても、オレのせいだなって思っちゃうんだ。 無理してでも“いつも通り”で居なきゃ、全部崩れそうな気がして。
[これは自分に必要な無理なのだと言い聞かせ、決意に耳を傾ける。まず最初に思ったのは、あなたが船に残る決意をしてくれてよかったという事だった。スペランツァは、確かにあなたの居場所だから。あなたが、別れを思って泣いた(>>*3>>*4)事を知ってるから。]
(141) RIN 2021/11/20(Sat) 20時頃
|
|
[次に、自分はどうすべきかと思った。調査船に居る以上、別れというのはつきもので、果たしてそれにいつまで耐えられるだろうかと。けれど考えた所で、答えなどとっくの昔に決まっていた。]
……約束、したもんな。 アンタの存在を広めるまでは逃げ切るし、生きるって。 ちゃんと一緒に居る。一緒に居るよ。
[今まで関わった相手と悉く死に別れて来た青年にとって、自分さえ覚えていれば消えないあなたの存在は、確かに希望なのだから。これから幾多の別れを繰り返す事になろうとも、あなたが居てくれるならきっと耐えられる。それに何より、このスペランツァは自分にとっても既に離れ難い居場所となっているのだから、断る理由なんて一つも無い。]
そうと決まったら、アンタの名前付けないとな。 あれから(>>3:*11>>3:*12)、ちゃんと考えてたんだ。 気に入ってもらえるかわからないけど……『アーナンダ』って。 どうかな?
[その言葉の持つ意味は、『あらゆる制限から自由になった完全な幸福』。これから新たな人生を歩むあなたの、“自由”と“幸福”を願って。*]
(142) RIN 2021/11/20(Sat) 20時頃
|
|
─ 医療処置室 ─
きらんでぃ せい ない、わるい なに ない。 ぼく きもち わかる する。 しかし ぼく きらんでぃ わるい ない。
[そう言いながらも心の奥底では未だに罪の意識はある。だが、たまたまそういう巡り合わせになってしまったと、思えるようにもなっていた]
いつもどおり いる ない。 ほんとう きらんでぃ みせる して おねがいします。
[強がって何でもないという顔をして、誰にも言わずに傷ついていく。チャーチグリムはそんな姿を見たくはなかった。 だが、今の自分にはこれしかできないと、そう思いながら撫でようと手を伸ばした]
[耳の後ろを撫でさすり、そして顎へ。 何故かわからないが、そう撫でられると嬉しいだろうと思った。チャーチグリムは撫でられたことなどないのに、もしかしたら記憶にない、チャーチグリムが生まれる前にそうされて、そうされるのが好きだったのかもしれない]
(143) tanuki 2021/11/20(Sat) 21時頃
|
|
[逃げ切る という言葉には首を横に振った。どうして逃げる必要があるのかチャーチグリムにはわからなかった。だが逃げてきて、思い悩んで、決断をしたからこそ言い切る]
にげる する ない。 すぺらんつぁ みんな ぼく まもる する くれた。 きらんでぃ まもる する くれる。
[それに、もう逃げるなんてことはしたくなかった。日陰を生きるのではなく、日の当たる場所を歩いていきたかった]
にげる ちがう。 おはなし ひろげる する たび する。 ちゃーちぐりむ だけ ちがう、 ちきゅう おはなし、 ちがう ほし おはなし、 いっぱい ひろげる する たび。 たのしい たび する。
[消えようとしている伝承たちをチャーチグリムはいっぱい知っている。だから自分の知っている伝承たちをうまく話せない自分の代わりに、キランディに広めて欲しいのだ。地球の伝承だけじゃない、この宇宙すべての、消えた星の話も、いつか消えてしまうかもしれない伝承たちも]
(144) tanuki 2021/11/20(Sat) 21時頃
|
|
あーなんだ?
[不思議そうに首をかしげたが、それが自分の名前だとわかるとパァァァァと音がしそうな笑みを浮かべた]
あーなんだ ぼく なまえ! ぼく なまえ はじめて、 あーなんだ。 きらんでぃ ぼく なまえ いっぱい よぶ して!
[誰かの借り物ではないではない自分だけの名前。チャーチグリム……アーナンダは初めてちゃんとした、一人の人間に(人の形をした伝承ではない、一つの生命体に)なれたことがよっぽどうれしかったのだろう、何度も名前を呼んでほしいとキランディに頼んだ**]
(145) tanuki 2021/11/20(Sat) 21時半頃
|
ケトゥートゥは、ハロをもちもちした。もちもち。きっとこれからも心の中でもちもちする。
sleepingxalice 2021/11/20(Sat) 22時頃
ヨーランダは、ハロをなでなでしてからこねこねした。
tanuki 2021/11/20(Sat) 22時半頃
キランディは、ハロを恐る恐る撫でた。
RIN 2021/11/20(Sat) 22時半頃
|
─ 医療処置室 ─
[拙い言葉から、意図の全てを汲み取れてるかはわからないけれど。それでも、必死さは伝わって来た。悪くはないと伝えたいのだ、と。]
ふふっ、くすぐったいってば。 でも、ありがとう。嬉しいよ、とても。
[撫でられ方には少し驚いたけれど、本当の姿が犬だと聞いた(>>3:*6)事を思い出し、納得する。これはアーナンダが嬉しいと思う撫で方なのだと気付くと同時に、自然と手が伸び、同じ様に撫でていた。]
守る、か。 …………守られて、いいのかな? 皆が思ってるほど、オレはいい奴でも何でもないのに。 逃げなくても“自由”で居られるのなら、オレは此処に居たいし、伝承も広めたいし、楽しい旅に出来たらって思うけど……。
[不安げにそう言うけれど、肯定されればやがて頷いて見せるだろう。そうして、一つの頼み事を口にした。]
ねぇ、アーナンダ。一つ頼んでもいいかな。 オレもさ、“キランディ”は大事な人から借りてる名前で、自分の名前じゃないんだ。 オレは自分の事が好きじゃなくて、そうでなくても悪い事を沢山して来たから、本当の自分の名前は使えなくなって、人に持ってってもらったんだよね。
(146) RIN 2021/11/20(Sat) 22時半頃
|
|
[その相手がライジだった(>>4:188>>4:193)とは、言えないけれど。]
だから、オレに名前をくれないかな? “キランディ”じゃない、本当のオレが名乗れる名前を。 今すぐじゃなくて、オレがみんなに本当の自分を見せられるようになる頃までにでいいから。
[即座に本当の自分を曝け出すのは、難しい。でも、いつか必ずするから、その時の為に名前が欲しい。これは、そんな願いだ。]
ああ。アーナンダ、アーナンダ。 これからも沢山呼ぶから、いつかオレの名前も呼んでほしいな。
[耳の後ろから顎を、撫で摩って。あなたが落ち着くまで────落ち着いてからも、何度だって呼ぶだろう。これまでの時間を、埋めるかのように。**]
(147) RIN 2021/11/20(Sat) 22時半頃
|
ハロは、もちふわのなめらか触感だ。
mmsk 2021/11/20(Sat) 22時半頃
|
─ 医療処置室 ─
[アーナンダは嬉しそうに眼を細めている。自分だけの名前を呼ばれるのが嬉しい、人に触れてもらえるのが嬉しい。 目の前の人のために働ける、目の前の人のために生きられることが嬉しい]
みんな きらんでぃ まもる する、 ぜったい! ぼく まもる!
[ふんすと鼻息荒く頷く。キランディはこの船で必要な人材だ、調査だけではない。一人の船員として、皆の話を聞いてくれる精神的支えとしても。だから、アーナンダがそうされたように、何があっても守ってくれるだろう。そして自分も、傷ついたときはこうやって撫でてあげようと]
きらんでぃ ほんと なまえ ちがう? ほんと なまえ ない ……。 ほんと きらんでぃ なまえ ……。
[むむっと唸る。名前なんて付けたことはないし、自分も初めてもらったばかりなのでどういう風につければいいのかわからないのだ]
すこし まつ する。
(148) tanuki 2021/11/20(Sat) 23時頃
|
|
[うんうんしばらく唸っていたが、いい名前が浮かんだのか、満面の笑みで顔を上げる]
すぱるな! とおい くに かみさま なまえ! きれい はね ひと なまえ!
[それはヨーランダの生まれたところからはるか遠くの、今はもう誰も信じる者のいない神の名前だ]
きら …… すぱるだ きれい はね! かみさま おなじ!
[ぴったりだと言わんばかりにふんすふんすと鼻息荒くキランディ、いや、スパルダを見る]
すぱるだ なまえ いっぱい よぶ。 あーなんだ なまえ いっぱい よぶ して。
[今はまだ話してくれないかもしれない、でも、いつか話してくれたら嬉しいとアーナンダは思う。抱えてるもの、心を傷つけているもの、話して楽になってほしい。自分も一緒にそれを抱えていきたい。 でもそれは先の事、今は触れられる嬉しさとシャワーのように降りかかる自分の名前を噛みしめていたかった**]
(149) tanuki 2021/11/20(Sat) 23時頃
|
|
― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―
次に会う時も、 ライジはあの機体に乗って走っていると思うよ
それがいつもの彼の姿だったから
[>>134>>135>>136 枷から解き放たれた"二人"はるか先の時、何処かの地で、揃って待って居てくれるかもしれない。 解放され、ようやく得る事の出来た自由のまま、駆けて欲しい。 機体の整備不良は彼に限って無い筈だろう。沼に嵌った後でも問題なく動けるのを、自分はきちんと知って居る。
そんな事を、今は好きに考えておこう。
逝ってしまった皆の事が大好きだから。だから死の先に待つ彼らの魂の平穏を、祈り続ける。 小さく傾げられ、さらり流れた髪の色は、宇宙の中、数多輝く光にも似た星の色彩。 曙染まる前、夜明け前の"海"にも似た瞳の色。 ケトゥートゥと言う、唯一無二のいのちの光。
ふんわりと笑った君の事も大切な仲間だから、私はこれからも君達を守って行きたいんだ。]
(150) mzsn 2021/11/20(Sat) 23時半頃
|
|
[抱く全部がエゴだったとしても、私はずっと君達の助けになりたい。
皆と接する事で出来ていく自分の、 私だけの顔だから、 何度も話をしよう。
機械の椅子から離れ、 ようやく部屋から一歩踏み出す。
芽吹くいのちの鼓動に、 自分ももう少しで追いつけるから。 そんな一歩の隣に、君がいてくれて良かった。>>137*]
(151) mzsn 2021/11/20(Sat) 23時半頃
|
|
― "海"の中で ―
[冷たい水の中、落ちてゆきながら。>>4:181 きらきらと輝く無数の泡の中から見上げた空は青く、深かった。
くぐもった水音の他には何も聞こえない。 重い鋼の機体は下へ下へと、どんどん沈んでゆく。 周囲の青は刻一刻と濃く、深さを増してゆく。
光の届かない、真っ暗な場所へ。さびしい場所へ。>>64
後悔は、ずっとしていた。 やり残したことも、いくらでもあった。>>97 けれど、それらはもう取り返しがつかなくて。]
(152) jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 23時半頃
|
|
[それでも、このまま『スペランツァ』に乗っていたら。 あのやさしい希望の中にいたら。 きっと自分がいなくなったと知って、悲しんで、泣いて、あるいは憤ってくれるだろう人々。 もしも、こうするつもりだったことを知ったら、止めて、あるいはそれすらも許して、送り出してくれたかもしれない人々。 そんな彼らの中にいたら、いつか本当に自分を許してしまう日が来る気がして。
――それがどうしても、許せなかった。]
(153) jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 23時半頃
|
|
[視界が完全な闇に閉ざされる前に、遥か上方の空に向かって手を伸ばす。 この温度のない手を握って、頬に触れたちいさな手のぬくもりを覚えている。>>4:113 彼は泣くだろうか、怒るだろうか。きっとどちらもだろう。
最後に話した相手となった彼は、きっと今頃気付いているだろう。>>4:197 何も告げなかったのは、流石に悪いことをしたと思う。きっとこの後も色々と面倒をかけてしまうだろうけれど、最後に言葉を交わしたのが友人の彼でよかった、なんて言ったらまたゴボゴボと怒るだろうか。
唯一このことを伝えた相手には、決めたことなら止めない、と言われて。ああ、ありがたいな、と思って。名前を持っていくと言ったのはその場の思いつきだったけれど、それが先へ進む助けになるとしたら、少しは礼ができたのかと思う。>>146 あれできっと、自分はいくらか楽になってしまったから。>>4:161
だから、他には何も言わずに、相棒だけを連れてここに来た。]
(154) jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 23時半頃
|
|
[ここならば。 この深く、暗く、冷たい場所ならば、――…… >>4:182
何も見えない。 何も聞こえない。 水の冷たさも、重さも、苦しさも、何も感じない。
やがて静かに、音もなく。 探査機が"底"に着く。 けれど、そこは決して"無"ではない。>>127 絶えた意識が何かを思うことも感じることも、もうないけれど。]
(155) jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 23時半頃
|
|
[この先も堆積してゆく星の過去に埋もれて、その一部となって。 いつか引き揚げられる日があったとしても、もう男にはわからないこと。
それこそがきっと"自由"で、救いだった。**]
(156) jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 23時半頃
|
|
― 後日 ―
[経歴詐欺?悪い事かもしれないが、無い訳じゃないんだこれが。 借金で首が回らくなって逃げてきたクルーとかたまに居るから。 まあ君は火山の探索に行ってくれたまえ、この探索機は特別熱に強いから大丈夫耐えられる問題ないよ問題なく帰還できる。いってらっしゃい。
後は、確かに死んだのにまだ生きて居る種族、とか。 死んで遺体が回収されたのに何で? 回収された遺体の一部から切り離され動き出す個体、別人が突然産まれるんだよ。そう言う事があるんだ。
そう言った者に惑星ごとの出生届がアッサリ出るかと言えば、そうではない。
船内で生まれた訳だからな。 少しの期間出生不明のままでいたり、永遠に届けが受理されない事もある。 ワザと出さない者も居るな…、私は届けを通したいのだが、本人がわざと書類不備を繰り返していては何ともならないぞ。]
(157) mzsn 2021/11/21(Sun) 00時頃
|
|
[ホラあれだ、惑星独自の古い神話とかにあるだろう。体の一部が捥げてそこから別人が産まれたりするアレだ。 芋系統の植物生命も少し似ているな。比べるのはどうかと思うが。
確かに死したが、記憶は引き継がれ名前だけ変わる。そう言うレアケースもある。 別人もしくは子孫に当てはまる訳だが、中身は同じなんだよ。 複雑だろう?
複雑なんだ、そこら辺の届けや記録。]
(158) mzsn 2021/11/21(Sun) 00時頃
|
|
経歴詐欺、
……知らない単語だな
[知らないな…知らない言葉だ…。 何故だろうな全く分からない、不思議だな…。
悪い事を正そうと思っても、私がカバーできない部分はどうしようもない。 各自の種族個性が完全把握できている訳でも無し。前触れも無しいきなり新クルーが増える事は無い話では無い。 個々が突然分裂する者も居るし。
なので、知らなかった話にする事がたまにある。 だが借金は返したまえ。*]
(159) mzsn 2021/11/21(Sun) 00時頃
|
|
─ 医療処置室 ─
[意欲に満ちたあなたに、心が満たされる気がした。撫でれば、自分程でないにしろ確かな温もりが伝わって来て、それがまた嬉しい。命ある存在として、傍に居てくれてるのだとわかるから。]
オレも、アーナンダやみんなの事守るよ 守ってもらってばかりじゃ、いられないからね。
[罪の意識は消えないけれど、それでも前に進まなければならないし、進む事を望まれてもいる。こうして守り守られている間は、死を背負ったままでも歩んで行けるだろう。そんな気がする。]
いや、そんなに急がなくても……、…………。
[少し待つように言われ、急いで考えなくてもいいと口を挟みかけるが、あまりに真剣な顔をしていたので、続きを飲み込む。唸るあなたを暫く見つめ、告げられた名の由来に目を瞬いた後、微笑んだ。]
スパルナ、か。 ありがとう、アーナンダ。一所懸命考えてくれて。 神様の名前…って、少し照れるけど。 アーナンダがくれた名前だし、大事にするよ。
[スパルナ、と幾度か口の中で転がす。マユラでもキランディでもない、今の自分に付けられた名前。少し照れ臭く、それ以上に嬉しい気持ちが湧いて来て、またアーナンダを同じ様に撫でた。]
(160) RIN 2021/11/21(Sun) 00時頃
|
|
[新しい名前、新しい生き方。互いに後ろ暗い人生を歩んで来たけれど、此処からやり直して行こう。やり直してもいい筈だ。スペランツァは“希望”の船なのだから。それは、自分達だけの話ではなく。]
……ギロチンにも、良い名前をあげなきゃね。 次に会う時までに、一緒に考えよう。
[自分達が、したりされたりした様に。ギロチンにもギロチンだけの名前をあげられたらと思う。きっと、再会の日はそう遠くない筈だから。**]
(161) RIN 2021/11/21(Sun) 00時頃
|
― 帰還の日・夜/『スペランツァ』船内モニター前 ―
[ロビーの大画面モニターに今回の調査状況が表示されている。]
■■■LOST■■■
アシモフ(高温の毒性ガス噴出による中毒死)
ギロチン(血液の変質による中毒死)
ハロ(落石による圧死)
ナユタ(船内整備中の事故死)
ヨーランダ(業務中の急死/回収不可能と判断>>-437)
■■■MISSING■■■
ライジ・チリガネ("海"にて消息不明/回収不可能と判断>>40)
■■■HOUSE■■■
-
(#2) 2021/11/21(Sun) 00時頃
[クルー側の準備ができていようといまいと、出発の時は予定通りにやってくる。
船外に出ていた無人探査機も全て収容され、降ろされていたタラップがゆっくりと上がる。
未だ慌ただしい船内に、自動制御された無慈悲な放送が響き渡る。
これもまた、いつも通りの帰還風景だ。]
離陸準備オールクリア。
当船はこれより帰還いたします。
各員、離陸及び加速の衝撃に備えてください。
[船体が大きく、継続して振動する。
部屋に戻り損ねて通路のバーに情けなく掴まるクルーの姿も、いつものこと。
やがて轟音と共に、『スペランツァ』の船体は『マーレ10』を離れる。]
(#3) 2021/11/21(Sun) 00時頃
[――かくして、銀河指標歴XXX年、羅針盤座の月二十八日。
調査船『スペランツァ』は惑星『マーレ10』の探索を終え、
帰還の途についた。]
(#4) 2021/11/21(Sun) 00時頃
[銀色の船体は徐々に高度を上げてゆく。
未だガスの噴出する岩場を。>>1:#4
誰かの見つけたとっておきの場所を。>>2:124
広い広い"海"と、険しい岸辺に残された大きな岩を。>>3:156
"海"に空いた、深く暗い穴のような青を。>>4:180
『マーレ10』の景色を見下ろしながら。
夜の空へ、その先へ続く黒々とした宇宙へ。飛び立ってゆく。
その翼にあらゆる希望を乗せて、『スペランツァ』は宇宙を往く。
見送る"海"はただ、静かに揺れていた。**]
(#5) 2021/11/21(Sun) 00時頃
1
2
3
4
5
6
7
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る