28 僕等(ぼくら)の
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
─回想・大和くんと─
「え、そうなの? あー、夏休みだと、そう…?」
>>1お誕生日をお祝いしないなんて、と思ったけど、確かに夏休みじゃお誕生日会なんてやれないかな。 でも私もお誕生日会なんてやった事ないけどね。 家族にも?なんて思ったけど、家族にもいろんな形があるって身をもって知っている私はそこは追及できなかった。 出来なかったからこそ、ちょっと奮起しちゃったんだよね。 >>3いちごのショートケーキなんて賞味期限的に夏にお勧めできないけど、よし!と請け負った冬の日。 それから時が経って、大和くんは前よりは部活に顔を出してくれるようになっていた。 私たちは二年になり、春が過ぎて夏。 その時は合宿のことでもう電話番号は知ってたかな? 大和くんの誕生日の前日に電話をして。
(6) 2023/08/13(Sun) 00時半頃
|
|
「明日、ケーキ食べに来ない? 時間がなければ受け取りだけでも来てくれたら 嬉しいんだけど。」
だから実は、大和くんが私の私服を見たのは二度目かもしれないね。 受け取りに来たか、食べに来てくれたのか。 私は、きっと喜んでくれると思ったし、いつも受け取ってくれるのが嬉しかったんだ。
…あ、私の誕生日の事で悩んでたら「気にしないで!」って笑うと思う。 「私は美味しく食べてもらうのが嬉しいんだから」ってね。
実際本当にそんなところがあったし。 誕生日だけは、お父さんがいてくれる日だったから。
(7) 2023/08/13(Sun) 00時半頃
|
|
そのはずだったから、ね?**
(8) 2023/08/13(Sun) 00時半頃
|
|
─回想・合宿前、大和くんと─
>>0:410確かにガラケーは珍しいけど、お父さんも仕事でPHS?だっけ。アレ持ってたりするからそこまで違和感無かったな。 ちなみに私の家はマンションの3階。まあ普通? 一階部分は歯医者さんとか美容院とか入ってるから、二階部分は事務所が多いみたいだけど、そこまで周りに住んでる人を気にした事ないなあ。 だから待ち合わせはそこから出て大通り、大きな信楽焼の狸が置いてある酒屋さんの前。 いつも目立つんだよね、あのタヌキ。 早朝とはいえもう明るくて、気温も高めで汗ばんでしまうけど、やってきた大和くんはもうすでに結構汗をかいていた。
「おはよう!量足りるかな、足りたら良いんだけど。」
家から近かったのもあって、今の私の私服は部屋着に近い。 ノースリーブのサマーセーターにホットパンツ。それにスニーカーといった出立で近づくとはいっとお弁当を手渡した。 >>0:412嬉しそうなホクホク顔に私も笑顔になる。喜んでくれるの、本当嬉しい。 感想もくれるって言うし、ちょっと胸があったかい。
(42) 2023/08/13(Sun) 08時半頃
|
|
「うん、美味しく食べてくれたら良いな! それに合宿も楽しんできてね。 あ、もし量が多かったら無理しないでね…?」
その可能性は男子だし大丈夫だと思うけど、万が一そうなったら無理はしないでほしい。 時間をおいてあとから食べようとして傷んでた、なんてのも嫌だからね。 多分大丈夫だと思うけど。
大和くんの笑顔が無邪気に見えて、何か他にも言いたい気がした。 だけどうまく言葉にならなくて、ニコッと笑って。
「行ってらっしゃい、大和くん。」
笑顔で手を振って、見送りたいな。**
(43) 2023/08/13(Sun) 08時半頃
|
|
─17歳の誕生日─
毎年、誕生日はどんぐり亭のオムライスとミルクレープ。 ここのお料理が好きだといった昔の私の一言から、ずっと変わらなかった毎年恒例の出来事だった。
プレゼントはまあ…、的外れだけど、あったよ。 私がほしいものじゃなくて、多分世間一般的な女児が欲しがるアイテムが昔は多かったかな。 魔法少女のステッキなんて、あっても一緒に遊ぶ友達はいないんだ。 可愛いヘアゴムを貰っても、小さな頃はその結び方がわからない。 だけど、お父さんを困らせたくなかったし、一生懸命選んでくれたのかな?って。 ありがとうって受け取ってた。 聞いてくれたらよかったし、私からもいえたらよかったんだけどね。 だけどあの頃のお父さんは忙しそうで。 何より、お母さんを失った事から憔悴していて、私を育てることに一生懸命だったから。 今なら思うな、仕事に逃げてたんじゃない?って。 だけどそれだって一生懸命だったから。 私も一生懸命、良い子になったんだ。
(54) 2023/08/13(Sun) 09時頃
|
|
中学生くらいから、プレゼントは無くなった。 その代わりに現金をもらうことにした。 プレゼントを選ぶのも一苦労でしょ? だったら自分で買うから良いよって。 あからさまにホッとした顔をするのやめなよ。 だからって、貰ったお金は生活費に組み込んじゃうんだけどね。 それでもどんぐり亭での食事は続いてた。 美味しいし、家族の時間が持てて楽しい。 そんな時間を私は楽しみにしてた。 家に帰ると、お酒飲んですぐ寝てしまうんだもの。お父さん。
(55) 2023/08/13(Sun) 09時頃
|
|
でも、今年はとうとうその時間も取らなくなっちゃった。 だから、予約してる訳でもないし、どんぐり亭に今年は行かなかった。 でも行くつもりだったから、夕飯何も用意してないや。 誰かのために作るご飯じゃないと、やる気出ない。 ──だから最近、夕飯を抜くことも多い。お父さんが仕事で帰らない日も増えたから。 誰かと一緒に、食べたい。 だけど、 みんなそれぞれ忙しいんだろうなあ。 そう思って、せめて明日のお弁当の下準備をするかとのろりと動き出す。 このお弁当だって、最初の頃はすごい喜んでくれた。 今より下手で種類も少なくて、それでも喜んで受け取ってくれてたのに。 今は…。
(56) 2023/08/13(Sun) 09時頃
|
|
「…パンでも仕込もうかな。」
そう。ストレス解消にはパン。 力強く、パンのタネを叩きつけながらストレス発散するのが良い。 そうしたら明日の朝に美味しいパンが食べられるし、動いてるうちにお腹が空いてそれを食べる気になるかも。 だから今年の誕生日はどんぐり亭には行かなかった。 ミルクレープも食べなかった。 その代わりにパンを捏ねて時間を潰す。
お母さんはパンが好きだったらしいしね。**
(57) 2023/08/13(Sun) 09時頃
|
|
─回想・大和くんの誕生日─
私の夏休みの楽しみといえば、たまにある部活と合宿だけだった。 遊びに行こうって声をかける友達も特にいない。 クラスのグループメッセージで声をかけられたら行くこともあるけど、夕方には帰る私は付き合いが悪い方に入るみたい。 二人で遊ぼうよって男子に話しかけられることもあったけど、何となく嫌な予感がして断ってきていた。 だって無闇矢鱈と距離近いし、二人きりはちょっと…なんて言い淀むと不機嫌になるの、怖過ぎでしょ? 夏だからって危険な火遊びはしたくないんだ。
(92) 2023/08/13(Sun) 12時半頃
|
|
それなのに、自然と大和くんを家に誘ったのはケーキを食べてもらおう!と言う目的があったからだった。 友達を家に招待するのって初めてだからちょっとワクワクしちゃってる。 食べるのは二人だから4号サイズ。直径12センチの小さめの型でスポンジを焼いた。 生クリームは甘さ控えめ。いちごのショートケーキって、やっぱり王道って感じがするよね! スポンジの間にシロップを塗って生クリームを薄く塗って、半分にカットしたイチゴを敷き詰めてまた生クリームを薄く塗る。 生クリームを全体に塗してなるべく平らにして、デコレーションは…まあ素人にしては上出来だよね!と、個人的には満足なくらいには絞り出しも成功したよ! で、誕生日といったらこれだよね。お誕生日プレート! 下の名前が定番だとは思いつつ、"やまとくん"って頑張った。ハッピーバースデーはすでに書いてあるから名前だけだけど、チョコペンは難しいね…下手字だけどそれは許してほしい。
(93) 2023/08/13(Sun) 12時半頃
|
|
「改めてお誕生日おめでとう、大和くん! ふふ、束の間の年上期間だったなあ…。」
そう、約一ヶ月だけ年上だったからね。 またすぐ同い年だなんて笑いながら、ちゃんと整理整頓してある部屋にお誘いした。 お父さんの部屋だけは無理だけど、リビングに通して椅子に座ってもらう。 差し出したケーキは一人で食べても良いし、取り分けて一緒に食べても良いし、食べられるだけ切り分けて持って帰ってもらっても構わない。 そんな気持ちで傍らにはナイフもお皿もある。 お誕生日の歌唄う?なんて笑いながら紅茶を淹れて持ってきて、私も椅子に座った頃。
(94) 2023/08/13(Sun) 12時半頃
|
|
「え? …えっ、あ、ありがとう…。」
>>84お礼の言葉と共に差し出されたのは綺麗な栞だった。 お花の絵が書いてある。あんまり花は詳しくないけど、私のために選んでくれたのかな。 一瞬呆気に取られてしまったけど、じわじわと頬が赤くなってくるのがわかる。 だって、お返しなんて考えてもなかったから。 あ、嬉しい。 ちょっと涙が出そうになるくらい嬉しい。 でもこんなお祝いの場で泣いてなんかいられないよね。 だから私はへにゃって力の抜けた笑顔だったけど、笑って。
「ホント、嬉しい。 ありがとう大和くん、大切にするね。」
そっとそれを胸に抱いて、感謝の言葉を告げて。 それから、ケーキを食べてと勧めたと思う。 切るか、分けるか、食べきれないのはお持ち帰りか。そんなことを聞きながらお皿とフォークを差し出した。*
(95) 2023/08/13(Sun) 12時半頃
|
|
─現在─
>>0:394そう言えば、いつもは『またね』だとか『おやすみ』だとかで〆られる恵一くんのラインが、途切れたままなのに気づいた。 それは自分も寝ようとしていた頃なんだけど。 時刻を見る。天体観測もそろそろ終えて、花火はもうとっくに終わって、みんな就寝予定の時刻のはず。 何かあったのかな。 何かトラブルがなければ良いけれど。
それとも何か盛り上がって…るなら、私にも教えてくれそうなんだけどな、恵一くん。 誰かに告白されてたりとかする? 七尾ちゃんとも良い雰囲気だったよね…とか、色々考えてたけど。
『そろそろお休みかな?』 これは、恵一くんに。 『お腹壊したりしてない?』 これは、柊木くんに。 それぞれメッセージを送ってみる。
何もなければ、それで良いんだけどね…?*
(135) 2023/08/13(Sun) 18時頃
|
|
─現在─
恵一くんはまだメッセージに気づかない。 >>147柊木くんは、既読にはなったけどそのまま返事を待ってもすぐには返ってこなかった。 もう部屋の電気も消した中でじっとスマホの画面を凝視する。 どうしたんだろう、何かあった? もしかして二人がまさに喧嘩中…とか。 それぞれ告白されてるとかなら平和なんだけど。 追伸、するのも変な感じ。 大和くん…は、電話になっちゃうな。消灯後でも電話OKだと思うけど、流石にそれは迷惑かな…? ショートメッセージって逆にどうやるの? 七尾ちゃんに聞くのも、もし本当に二人が喧嘩してたらそれどころじゃないだろうし…。 七尾ちゃんが告白してたりしたら邪魔したくないな〜!? え、違うよね?ちが…あ〜うんどっちが平和なの!? 縁士くんも、天文部の色々に巻き込むのはちょっと違うなあ…。 そうやって、悶々としてどれくらいが経っただろう。 >>144スマホが震えてメッセージの受信を伝える。 バッ!とスマホの画面を見て、眉を寄せた。
(158) 2023/08/13(Sun) 19時半頃
|
|
『私は、私のこと好きだよ。恵一くんのことも。 何かあったの? 電話したほうが良い?』
こんなふうに弱気な恵一くんは多分見たことなかった。 私だって人に弱いところは見せたくないから、こんなふうになんか察せるようなメッセージを送られると、いよいよ何かあったんじゃないかなって思っちゃう。 眉を寄せながら連絡を待つ。 けれど、だいぶ遅い時間の話。 間が空いたら、私は眠くなってしまうかもしれないね。 冷静な時の恵一くんなら、それに気づいてくれそうなものだけど…。*
(159) 2023/08/13(Sun) 19時半頃
|
|
─現在─
>>159恵一くんに送ったメッセージがいつ既読になるのか、反応があるのかわからない。 私は念のため、スマホを握りしめたまま部屋から出てキッチンに向かう。 照明もつけないまま手探りで冷蔵庫に向かい、中に冷やしてあったお茶のタンブラーを取り出した。 長丁場の話になるかもしれないなんて、そんな事を懸念して。*
(160) 2023/08/13(Sun) 20時頃
|
|
─回想・合宿前、大和くん─
「うん、行ってらっしゃい!」
>>162笑顔で行ってきますという大和くんを、私も笑顔で送り出す。 大きく手を振って、その姿が見えなくなるまで。 楽しんできてね、と純粋に思えたし、美味しく食べてくれると良いなあ、みんなと仲良くできると良いなって。 そりゃ、やっぱり寂しいけどね。 大和くんを見送って一息つくと、一気に寂しさに襲われるけど、拳を握って気合いを入れる。
(163) 2023/08/13(Sun) 20時半頃
|
|
「よしっ、今日はお寺さんに渡すどら焼き 買っておかなくちゃね! お父さんの朝ごはんもそろそろやらないと〜!」
ちなみにこの部屋着、家の近くだしセーフだと思ったんだけど…違うのかな? しょっちゅうこのくらいの格好でゴミ捨てやコンビニに向かうくらいはしちゃうから、あんまり気にしてなかったけど。 大和くんの視線が、少し泳いでた気がするのが…気になった。 その分視線を合わせると、ハッキリとした目鼻立ちがよくわかってちょっとどきっとしちゃうくらい。
念の為、デコルテから脇の辺りまでを触る。 うん、着けてるよね。ノーブラじゃないよねって確認してホッとしたりしながら、私は私でその日にやることをこなす為にまた自宅に戻ったのだった。*
(164) 2023/08/13(Sun) 20時半頃
|
|
─回想・大和くんの誕生日─
ふふふ、私頑張りました! >>182その評価を目の前の反応が物語ってくれる。それについえへんと胸を張りそうになるけど、我慢我慢。 今日は大和くんのお祝いだもんね!
「ふふふ、まあね! 年上が良いわけじゃないけど、 ひと足先に大人になるんだな〜って。 ちょっとだけ優越感だっただけ〜。」
>>183まあ、私の中では先にお酒が飲めるよ!くらいなんだけどね。 大人になるのはもう目の前じゃない。 だけどほとんど同じなんだな、なんて事も思ったり。 でも、そんな気持ちもすぐに消えた。 だって、お返しというか…誕生日プレゼント?くれたようなものでしょう? ケーキも二人で食べようって言ってくれたしね。 >>184一ヶ月遅れでもって。
(199) 2023/08/13(Sun) 22時頃
|
|
「うん、嬉しい。私も今年、一人だったんだ。 だから一緒にお祝いしよ。 ハッピーバースデー大和くん!」
それから、お互いにハッピーバースデーを歌って拍手してお祝いする。 ケーキは大和くんには好きなだけ、私は少なめにカット。我ながら美味しい! 美味しいって感想ももらえて、私の心はほかほか暖かくなって。
「二人で食べるからより美味しいかも。 今度からこういうのも良いかもね、 誕生日近いし?」
お喋りして、ケーキを食べてお茶をして。 帰る時には保冷剤と一緒に入れて、またねってお別れしたの。 でもそのあとで調べた。私の誕生花。 いくつかあるけれど、栞にあったのはフェイジョアっていう花らしい。 花言葉は「情熱に燃える心」「甘美な思い出」
(200) 2023/08/13(Sun) 22時頃
|
|
「…ふふ。うん、嬉しいなあ…。」
私はプレゼントの栞を眺めて、頬を緩ませる。 大事に大事に使おうって、それを一番大好きな夜空の写真集に挟んでおいた。 ショートメッセージに『私も楽しかった、ありがとう』と打ち返す。 この時は返事を見てすぐだったからできたけど後日やり方がわからなくなるのは…まあ私の頭の悪さと至らなさ、なんだけどね。
とにかくこの日は、私も嬉しい誕生日だった。 17歳の誕生日は、私にとってはこの日の方だ。*
(201) 2023/08/13(Sun) 22時頃
|
|
─柊木くんからの返信─
>>212なんか思ったより大変そうな感じに、私は既読状態にはしたけど返事は返せなかった。 もしかしたら、この反応ですらヤバい状態なのかもしれない。 というかお腹壊す? これは、うん、…既読だけ付けといて返事を待ったほうが良さそう。 もし連絡が来なければ改めて明日の朝に返事しよう。 それに気づいてくれるかはわからないけど、私はスマホを確認するだけして悶々としていた。
「あーん、何があったんだよう…?」
ほんと、その場にいられれば良かったのに…。*
(216) 2023/08/13(Sun) 23時頃
|
|
─不穏な夜・大和くん─
「え、なに、それ…?」
私も普段なら寝てる時間だったけど。 >>238大和くんからのショートメッセージが届いて、あ、ここから連絡できるんだったと思い出す。 でもその内容に絶句した。 え、大和くんってこういう冗談言う人だったっけ?
もう寝てるかな。寝てるよね。 まごまご指先をまごつかせて。
(243) 2023/08/14(Mon) 00時半頃
|
|
『大和くんが楽しんでくれて無事なら それで良いです。おやすみなさい。』
寝てるかもしれないけど、ひとまずそれだけ。 本当は色々聞きたかったけど。 ただ、それだけでも連絡来たのは嬉しかった。 何かが起きたのかなと言う予感だけはあったから。**
(244) 2023/08/14(Mon) 00時半頃
|
|
─不穏な夜・恵一くん─
どれくらい遅くになっただろう。 >>246恵一くんからの返事に、きつく眉を寄せた。 大和くんは瞬間移動したっていうし、柊木くんはお腹壊すかもっていうし、恵一くんはこう。 何がどうなってんの? ここまで遅いと、縁士くんに今更メッセージも送れない。
『わかった、おやすみ。 電話待ってるね。』
……柊木くんから連絡来るまで、起きてるつもりだけどね。**
(247) 2023/08/14(Mon) 00時半頃
|
|
─不穏な夜・柊木くん─
うと、うと、仕掛けた頃。
『わかった。お大事にね。』
>>250柊木くんにはそれしか返せない。 いったいみんなに何があったと言うのか。 大和くんが言っていた瞬間移動について聞きたい気がしたけど、それとこれとは別件かもしれない。 瞬間移動じゃお腹は壊さないだろう。 だから私は、説明を待つしかなかった。 布団の中で小さくなりながら、私はみんなから説明される時を、待つことにした。*
(275) 2023/08/14(Mon) 06時半頃
|
|
─早朝・恵一くん─
「おはよう恵一くん。うん、私は大丈夫。 いったい何があったの? 色々って…、怪我とかしてない? 何かトラブルでもあったわけ?」
>>262遅くまで起きていた割に、早朝に電話を受けた私の声はしっかりしていただろう。 いつもより早く起きて朝ごはんを作っているのだから当然と言えば当然。 今は朝ごはんの支度も一通り終えて、落ち着いたところだった。 心配なのと訳わからなすぎる事から、質問を重ねてしまってる自覚はある。 だけど、やっと説明されると思って。 眉を顰めて心配しながら、私はキッチンでそれを聞いていた。*
(276) 2023/08/14(Mon) 06時半頃
|
|
─早朝・恵一くん─
ふぁー!!こいつキスって言いかけなかったー!? >>287と、絶句している間に思った私、叫ばなかったの偉い偉い。 だって、柊木くんにしちゃいけないことって、私の知る限りだと衛生面に関する事だと思ってる。 手作り料理を口に突っ込むとか、食べちゃいけないものを突っ込むとか、言っちゃ悪いけど不衛生な接触をするとか。 だってほら、果物とかもアウトでしょう? 正直思ってたんだよね、人体とかの方が余程汚い時があるからキスとかできなさそうとか。 人の手を舐めるのもダメじゃないかなぁとかね。 そうじゃなくったって、柊木くんからお腹壊すかもって聞いてたからビシャーン!と繋がってしまった。 >>286不思議な事、神隠し。そこから大和くんが言っていた瞬間移動に繋がる気がして気に病みかけた気持ちが一気に吹っ飛ぶ勢いで。 「キ」の一言で気づいた私は、それが例え勘違いでもわあああってなってたと思う。 電話越しで良かった。私真っ赤になってアワアワしてたから。
(307) 2023/08/14(Mon) 08時頃
|
|
「うーん…。」
でも私はちょっと言葉を選ぶことになる。 >>288そしてもうこれはビンゴだよおおおおと電話の向こう側で頭を抱えることにもなる。 これは、キスって結びついてなくても、柊木くんに恋愛的な感情抱いて暴走したとかじゃないの? で、衛生面について言われたとかじゃないの? さっきの疑問が頭に浮かんだのはだいぶ前で、その時に免疫的にキスできない人の存在は知ってるもん! でも、そうじゃないよね。 今は、そうじゃない。
(308) 2023/08/14(Mon) 08時頃
|
|
「よく、恋は落ちるものっていうよね。 いつの間にか好きになってるの。 友情は信用と信頼で成り立つけど 恋にはそれは必要じゃない。 そりゃ、信頼関係のある相手と恋愛したいけど 理屈じゃないから、好きになったら関係ない? 信頼できるから好きになるんじゃなくて、 理屈抜きに好きになっちゃう…かな。 勿論、信頼を積み重ねてどんどん好きになっていく、 そんな恋の始まりもあるかもしれないけど…。」
正直、私にもまだよくわからないから、一般論になると思う。 でもなるべく落ち着いた声で話すのは、今それが恵一くんにとって必要なことなのかなって思うから。
(309) 2023/08/14(Mon) 08時頃
|
|
「性的な欲求とも、違うと思う。 世の中には恋愛感情を持っても 性的な欲求が起きない人も沢山いるんだって。 勿論、一般的にはその欲求も恋のうちかもだけど。 なんだろ。 いろんな好きがごちゃ混ぜになる感じなのかな。 何かしてあげたいと何かして欲しいがどっちもある? 友情だったら"いいって事よ!"で済むのが 恋愛だったら"もっとしてあげたい"と "察して欲しい""自分にも返して欲しい"になる? 期待値の違い?
うーん、どうなんだろね…?」
色々言葉を絞り出してみるけど、私にだって明確な答えはない。 キッチンに座り込みながらこそこそ話していたけど。
(310) 2023/08/14(Mon) 08時頃
|
|
「…もっと笑顔が見たいとか、 何かしてもらえると他の人より嬉しい、とか。」
赤くなる頬を押さえながら、ポツリ。**
(312) 2023/08/14(Mon) 08時頃
|
|
─早朝・柊木くん─
『(おはよ、と手を振るギディちゃんスタンプ)』 『(遠い目をした眼帯の戦場医が 「清々しい気分だ」と言っているスタンプ)』 『(お料理してるギディちゃんスタンプ)』
>>302一応反応は返せたけど。 手が濡れてたりするからメッセージだと短文になるのでスタンプ対応中。 朝食準備中であると気づいてくれたら良いけどな。**
(318) 2023/08/14(Mon) 08時半頃
|
|
─早朝・恵一くん─
恵一くんが柊木くんとキックボクシングしたんだったらしちゃいけない事じゃないでしょうに。 その場合は金的した!?の方が当てはまる気がするのは割愛。
流石に雨竜先輩については察してないけど。 >>322お主、そう言うとこやぞ?何かしてあげたい=恋してるかもしれない相手=柊木くんって構図になっちゃうじゃん!
「何でそこに雨竜先輩が出てくんのよ。 雨竜先輩と何かあった? じゃあ、その雨竜先輩と比べたらどうなの。」
まさか乾先輩とお付き合いしてるのに弟を誘惑しましたエッチしましたなんてことは流石におもいうかばないけど。 雨竜先輩のことも気になってて、でも柊木くんも…なのかなあとか。 柊木くんのことが好きだけど、それは変だって止められて若しくは止めての雨竜先輩? 一般的には同性とか複数とかはあんまり公にし難いしね、まだまだ。私も複数相手への理解はない。
(343) 2023/08/14(Mon) 11時半頃
|
|
「あとは、誰が一番優先…かな。 自分より優先したい相手なら、恋かも。 あとはヒールの思考になるけど、 狂おしいほど相手が欲しい。奪いたいくらい。 そんなのもある意味"恋"だよね。
ノートルダムの鐘の"罪の炎"のシーンとか。 あれは聖職者が恋に落ちて、 そんな自分を惑わす相手は魔女だと詰ったり だけど欲しい、自分の腕の中に来い、 そうでなければ焼け死ねえって過激な恋でしょう。 どうしても自分のものにしたい、 そうじゃないと許せないって。 見た事ないなら、歌のシーンネットにあるよ。」
そんな気持ちは私や七尾ちゃん相手には抱いてない気持ちだろう。 それも恋の形だとは思う。 だけど、…勿論そうじゃない恋もある。
(344) 2023/08/14(Mon) 11時半頃
|
|
「後は、隣にいるだけでドキドキするとか。 ほんのちょっとしたことが嬉しい、とか。」
でも、それだとまた私たちも混ぜそうだなあ、恵一くん。 いっそ、ヒール思考で考えた方が彼の正解に辿り着くかもしれない…?**
(345) 2023/08/14(Mon) 11時半頃
|
|
─早朝・柊木くん─
『(ありがとー!のギディちゃんスタンプ)』
そう、料理をしてたし、その後には恵一くんと話してたし。 柊木くんからも色々聞いておけば良かったなぁっとおもってる。 ミーティング終わったら連絡くれるともあったから、その時の私は一先ず朝食を作るのに勤しんでいた。
だけど、その後気づかなかった。長いこと。 >>328ミーティング終了時刻になっても、柊木くんからの連絡が来なかった、かもしれないこと。
誰かからの連絡が来るか、気持ちが落ち着くまで。 私はただ静かに泣いていたから。**
(346) 2023/08/14(Mon) 11時半頃
|
|
─早朝・恵一くん─
正直に言うと、私はノートルダムの鐘を持ち出した事からお分かりかもしれない、世界的に有名なネズミ作品が大好きだ。 大好きだ、と言うよりもずっと小さい頃はそれを見て育ってたんだよね。 家にあるDVDを掛けっぱなしにしていろんな作品を見てた。だいたい英語で見てたのはお母さんの影響。 お母さんも好きだったんだって。 でも最近の彼らの作品はなんだっけ、いろんな思想に影響され過ぎてて、そこに引っかかった私が色々調べて、そんな人たちもいるんだ…となってたりする。 ちょっと前にゲイの少年が主人公の作品もあったし?女性同士のキスシーンもあった。 実写版人魚姫が黒い肌でもまあ良…いや作品全体としては色々突っ込みたかったけど。 実写版白雪姫が白い肌じゃないのはもう、もうね。 好きなものだっただけに何で???となって、調べて理解はしてるつもり。 そしてそれを特に否定するつもりはないよ。私に押し付けられたら分かんないけど。 まあそう言う知識はあったから、男性同士の恋愛にも私は引く事なく受け入れてたんだけどね。 寝取り…は眉を顰めるとこだけど詳細を知ったらまた別かもしれない。けど、今はそれは触れられない。
(363) 2023/08/14(Mon) 13時頃
|
|
「壊したくない、壊すくらいなら辞めておく。 もしくは自分がいなくなれば良いって考えが 多分悪役でもヒーローでもない普通の人じゃない? 罪の炎のシーンはあくまで極端な例でさ。」
>>359壊すぐらいなら。その先を予測して補足する。 二人も好きな人がいるのは、私はよくわからない。 >>357同じくらい好きだし性的(聞こえたぞ?)にも見てる。 >>358でも助けるなら柊木くんが優先になる。 でも結局、恵一くんはそれを恋じゃないって落ち着かせた。 …私にはよくわからないなあ。つい口をへの字にしちゃうけど。
(364) 2023/08/14(Mon) 13時頃
|
|
「ううん、色々あったのはよくわかった。 恋だとか、難しいけど。 あんまり割り切れるもんじゃないかもしれないよ。 友情から生まれる恋もあるかもしれないし。 まあ、悩みがあれば聞くし…。 あ、うん、部長は柊木くんに依存無し!」
でも、その点はパッと切り替えましょ。 私は部長になる気ありません!
「うん。…うん、別にそれでも良いよ。 積もる話もあるかもしれないから その時ゆっくり聞くのもありかもね。 じゃあ、 またね。」
>>362本当はみんなを誘っての花火をやりたかったけど、こんな悩み事を聞いた後なら二人の方が良いかもしれない。 その時の私はまだ気持ちに余裕があったから、そんな考えで朝の支度に戻ったんだ。**
(365) 2023/08/14(Mon) 13時頃
|
|
─朝食─
みんなは、合宿を一通り終えて帰る準備をしてる頃かな。 あ、でもその前にミーティングだったっけ。 朝ごはんはみんな食べたかな。 私は、どんなに遅く寝ても、もしくは夜通し起きることになっても、いつも通りの時間に朝ごはんを作っていた。
お父さんも起きてくる。
(366) 2023/08/14(Mon) 13時頃
|
|
「おはよ。お父さん。」
朝ごはんの準備はもうできてる。 ご飯に納豆、豆腐のお味噌汁。 ほうれん草のおひたしに焼き魚。 朝は和食と決まってる。 お父さんがそうしてくれって言ったから。
私は良い子で過ごす為に努力してきた。 途中からは当たり前のような、趣味のような状態になったけどね。 今日はお父さんも休み。 それでもいつも会話は控えめだったんだ。 だけどね。
(367) 2023/08/14(Mon) 13時頃
|
|
「…え?」
声が、震える。全身がこわばって喉が張り付いた。 …そう、だよね。うん。無理しないでほしい。私がいるからって、誰か好きな人ができたら再婚とかさ。私、いやなんて言わないよ。 新しいお母さんとは成る可くうまくやれるようにするし、卒業したら一人暮らしも視野に入れるからさ。 でも。 そう、せめて、卒業までは。
(368) 2023/08/14(Mon) 13時頃
|
|
「…うん。わかった。 荷物をまとめて、出て行くね。 お料理の道具は持っていって良いでしょう?」
でも、私、やっぱり良い子になっちゃうんだ。 ここで私が嫌だって言ったら、お父さんの幸せが、再婚が、無くなっちゃうんでしょう? だから声が震えるけど、何とかなる。 二十歳になるまでは学費や生活費も払ってくれるらしい。養育費、だって。 大学に行ったらその期間の分だけ支払い期間を延ばしてくれるっていうけど、私の成績じゃ絶望的かな。 だって再婚したい相手の人が、大きな娘がいることを嫌がるから。 だから私に出ていってほしいって。
(369) 2023/08/14(Mon) 13時頃
|
|
『お前ももう18だろう?』
私が良い返事をしたから、あからさまにお父さんはホッとしていた。 そうだね。 お父さん、私が成人するまで待ってたんだ。 ほっとしたお父さんは良い笑顔で、私の頭を撫でて出かけていってしまった。 私は。 …私は。
(370) 2023/08/14(Mon) 13時頃
|
|
「私、まだ17だよ…?」
ぼたぼたと涙をこぼしながら声をころす。 暫く泣いて、泣いて、泣いて。 星のことも忘れて、みんなのことも忘れて、ただ泣いてしまっていた。
私は、この家を追い出される。 でもきっと大丈夫。 私はきっと、何でもできる。 仕事だって探せる。高校だけは卒業したいから、三年になったら就活を早くしよう。 今18と思われてるなら19で支援は止まるはずだから。 私は何でもできる。 一人で、生きていける。 私はもう大人だから。 何でもできる、大人だから。
ひとりで──。*
(371) 2023/08/14(Mon) 13時頃
|
|
─緊急速報─
ひとしきり泣いて、でも泣いたって現実は変わらない。 深呼吸してお茶を飲む。顔を洗って、現実と向き合わなくちゃならない。 あー、電話来なくてよかった。泣いて掠れた声なんて聞かせたくないもんね。 顔を拭いて、お父さんが用意した段ボール箱を組み立てた。 食器はともかく、調理器具は持っていきたいし、置いておいても新婚さんの邪魔になるだろう。 私の荷物なんてそれと学校のもの、少しの本と望遠鏡くらいだから。 あ、お母さんは連れて行って良いのかな…。 新婚さんと一緒だと気まずいだろうし、良いよね。あとで確認しよう。 何の音もしないと気が滅入りそうで、テレビをつける。 子供番組かアニメでも流しながらなら作業用BGMになるかな。そんな気楽なつもりだった。
(405) 2023/08/14(Mon) 17時半頃
|
|
でも、流れてきたのは非現実的な光景。 特撮みたいなロボットと、球体の…それもロボット? 特撮かあ、なんて流そうとしたけど、緊急速報!とテロップがあって、有名なアナウンサーが必死にいろんな情報を伝えてる。 >>#4避難してくださいだとか。 >>@59家屋が潰される映像だとかが流れて。 今は砂浜のほうにいるみたいだけど、球体のが二つに分かれたとか。 被害状況だとか、なんだか物々しい情報に目を丸くした。 これは…日本での出来事なの?
その答えを、テロップとアナウンサーとの言葉が補ってくれる。 >>#1それは。
(406) 2023/08/14(Mon) 17時半頃
|
|
「合宿所の近く…!!!」
悲鳴めいた声が出た。ヒュッ、と喉の奥が鳴って、血の気が引いてガクガク震えてしまう。 電話がなくてよかったとか言ってられない。 もしかして電話がなかったのは、できなかったから。巻き込まれた?
「う、うそ、うそだよね、合宿…みんな…?」
指先が震える。カタカタ震えて、スマホがうまく操作できない。 どうしようどうしようどうしよう。 電話したところでスマホが壊れていたら? メッセージ送っても、同じ事。 ああでも、避難に必死なだけでみんな無事かもしれないじゃん! 電話するのが、怖い。 そもそもあの状況じゃ電話局とかやられて繋がらないかも。 いろんなことを考えながら、ごくっと唾を飲み込んで。 私は大和くんに通話を試みる。
(407) 2023/08/14(Mon) 17時半頃
|
|
「大和くん…繋がって…!」
電話はそもそも繋がるのか。 せめてコール音が鳴りますようにと、私は一縷の望みを賭けた。**
(408) 2023/08/14(Mon) 17時半頃
|
|
─繋がらない電話─
「…、繋がってよ…!」
>>429コール音は鳴っている。基地局はどうやら死んでないらしい。 でもそれならなんで電話を取ってくれないの? 眩暈がする。呼吸が浅くなる。 いや、今取れる状況にないだけだと思い直す。 でもそれって怪我してるんじゃない? 最悪、…いやそれは考えたくない。 やがて無情にも『只今電話に出ることが──』とお決まりのアナウンスが流れて思わず膝から崩れ落ちた。 うそ。うそ。私が、合宿に誘ったりしたから? いや、こんなこと誰だって予測できてないはず。 でも後悔が押し寄せてきて呆然とテレビ画面を眺めた。 私が見たのは途中からだ。 あの家屋の辺りはもう避難が済んでいたかもしれない。 何かが理由で電話が取れないだけかもしれない。
…何かって、なによ!?
(436) 2023/08/14(Mon) 18時半頃
|
|
『みんな無事?怪我してない?避難できてる?』
たまらず、そんなメッセージを天文部のグループラインに送ったけど。 混乱の中で、直ぐにみんなの元に転送されたかはわからない。**
(437) 2023/08/14(Mon) 18時半頃
|
|
─安全確認─
>>451恵一くんからのメッセージにホッと息を吐く。 >>455七尾ちゃんのメッセージ。優しいな。こっちの心配してくれたのか。 でも、被害があったのはこっちじゃなくて、彼らのいた場所のはず。 もしかして混乱してるんだろうか。
『そっち、ロボットが出て建物を破壊してて 避難勧告出てて、大丈夫かと こっちは何もないよ テレビに合宿所付近が映っててびっくりした』
またそれを、グループラインで送る。 まだ指先が震えてるけど、みんなの言葉が届き始めたからこっちは大丈夫。
(482) 2023/08/14(Mon) 20時半頃
|
|
「! 大和くん!」
>>480大和くんからもメッセージが届いて全身から力が抜けた。 安堵の息を吐いて、私もショートメッセージを返す。
『連絡取れてよかった。』 『避難勧告出て、そっちの事がニュースになってて』 『勿論。うちに来てくれても大丈夫。』 『無事でよかった。怪我ない?』
ショートメッセージは文字数の関係でちまちま送ったけど、本当に安心した。 この時には瞬間移動だとか何だとか忘れて、ただみんなと連絡が取れたことに安堵してた。
みんなが、どんな状態になってるのか知らないまま。*
(483) 2023/08/14(Mon) 20時半頃
|
|
─言い訳─
本郷さんや縁士くんを心配していなかったわけじゃない。 >>451でも、恵一くんはみんな無事と言っていた。 >>456七尾ちゃんなんて、こっちを心配するくらい余裕がある、ようにも見えた。 だから、もう大丈夫だと私は安心しきってた。
テレビの向こう側ではまだ緊急特番をやっていて。 あれの正体だとか被害だとか、突如現れて消えたあのロボットたちのことをずっと話してる。
でも、私も気持ちに余裕がなかったから、グループメッセージの既読の数すら数えてなかった。 ただ、あの時点での二人の言葉を鵜呑みにしてしまってた。
ただ、私は気持ちを落ち着けるためにお菓子を作り始めて。 お父さんから連絡があって、この家から出て行くのは私じゃなくてお父さんになった。
お父さんは彼女さんと一緒に、災害救命医として向かうらしい。
…被害者が出たのか、避難先でのことなのか。詳細を聞く余裕すらなかったけど。 友達が居るかもしれないことだけ伝えて、連絡を絶った。*
(492) 2023/08/14(Mon) 20時半頃
|
|
─メッセージ─
『うん、グループラインでみんな無事だって。 でも柊木くんが調子悪そうだったから本当に平気? 今なら、父さんに連絡つくと思う。 父さん、救命医としてそっち方面向かったって。 もし必要なら連絡しとく。』
>>500縁士くんからのメッセージ。スタンプは普段なら笑えるものだけど…。 ちょっと、お腹壊さないか心配な柊木くんがいたからね。 何かしらショック受けて悪化、みたいなことになってないと良いな。*
(506) 2023/08/14(Mon) 21時半頃
|
|
─メッセージ─
『うん大丈夫。待ってるね。』
>>503大和くんにも返事を返す。 こちらは無事だから何も言うことはない、と言うこともないのだけど。 もし来てくれるなら、会いたい。 あんなのが現れた後で、今は消えてまたどこに現れるかもわからない。 今回はみんな無事だったけど、次がどうなるか。 みんながもう巻き込まれてるなんて知らないけど、自分が不安で誰かに会いたかった。 大和くんと直接話ができたらな。 こんな時も。こんな時だからこそ。お父さんが出て行ってしまうのも、分かるし。
少し気が抜けて、私はフローリングに横になった。*
(511) 2023/08/14(Mon) 21時半頃
|
|
─メッセージ─
『連絡ありがとう! もしなにかあれば言ってね。 何もできないと思うけど、話は聞けるし 外部連絡はできるから。』
>>513本郷さんからのメッセージに一度驚いたけど、気を利かせてくれたんだな、さすが副生徒会長…と感謝した。 そしてやっぱりみんな無事なんだねと再確認。 安堵したままフローリングにくったりしてしまっていた。*
(514) 2023/08/14(Mon) 21時半頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る