27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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ごきげんよう
目覚めた諸君
気分は、まぁ、あまりよくはないだろうが、
少し、聞いてくれ。
ここは病院だ。
災害事故のあと、キミたちは同じ病院に運ばれてはいる。
怪我に関してはどうかな?
かすり傷、軽傷ぐらいはあるかもだが、
きっと後遺症が残るほどのものではないはずだ。。
ただ、少し安静を命じられているだろうが、
目覚めた者同士は、きっと病院で出会うだろう。
しかし、まだ目覚めていないものは、さすがに面会謝絶になっている。
で、伝えておくことがある。
そうキミたちは、今、オレの姿が見えているだろうが
他の現実のものにはオレ、アリババの姿は見えていない。
あと、キミたちが眠っている間は、
あの美術館のことを視ることができるだろう。
もちろん、干渉することはできないが。
ということで、
まぁ、もし、何かあれば、
オレが仕事が終わるまではキミたちのいうことをきかなくもないかもしれない。
それじゃあな。**
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─ 少し前:エントランス ─
本当に呼べば来るんだな。
[少しして目の前に現れた男は1番初めに見た時のように 黒いスーツに身を包み、深く帽子をかぶっていた。 その背には黒い羽があるように見えた。 天使の羽は白とは限らないのだなと、思う。]
二つほど聞きたいことがある。 ひとつは、お前を撮ってもいいか? 厭ならやめておく。
[その相手が被写体として映るか映らないかはどうでもよかった。 ただこの一瞬という時を切り取りたい。 ここにあるものを─誰かの心残りを─この手で。 それはある意味では、自分の心残りなのかもしれない。]
もうひとつは──…
(20) 2023/07/31(Mon) 01時半頃
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可能なら、教えてくれ。
[取り乱すことも無く。 一方的に怒ることもなければ悲観的になることもない。 この夢に馴染んだような一番異常な姿の自分を見て、 黒の天使は何を思うのだろう。*]
(21) 2023/07/31(Mon) 01時半頃
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[黒き天使との話が終わる頃、また誰か変える名を聞いただろう。 柊遥に福原徳人。 そうか、と頷きをひとつ返す。 視界の端に見えた樹にはいつの間にかまた二つ、 落ちていたはずの林檎が元通りに揺れている。]
いよいよ、自分の夢なのかもしれないな。
[何処かで「そうであればいい」と思う自分もいる。 死にたい訳では無い。 ただ、誰かが死ぬよりも一番有益な死だろうと思うだけだ。 望む言葉が得られたなら、自分の足はロータリーへと向かった。*]
(22) 2023/07/31(Mon) 01時半頃
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─ ロータリー ─
[外に出ると、うだるような熱風を感じた。 これは自分の記憶の一部なのだろう。 都合よく涼しくなってくれればと思ったが、コントロールするのはまた違う話のようで 結局は夏の暑い中に真っ向勝負で挑む他なさそうだ。
本館地下に続く道を下り、八角形のロータリーの中へと向かう。 幸いまだ回谷は来ていないようだったから 小さな天井の窓に向かって、カメラを構えてシャッターを押した。]
(23) 2023/07/31(Mon) 01時半頃
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[カフェで聞いた言葉は、胸の中にある。 だが、結局何も見いだせぬままだ。 回谷にとっての利点も、理由も、何もかも。 こんな空っぽの心を覗いても辛いだけだろうに。
それでも と、彼女は言うのだろうか。
それが彼女の心残りだとすれば]
(24) 2023/07/31(Mon) 02時頃
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Passing each other in the seasons, sometimes hurting others.
Touching the light and stretching the shadows, furthermore, the sky is far away...
(25) 2023/07/31(Mon) 02時頃
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[普段歌声など落とすことはない。 少し掠れた甘めの中低音が残響して。
もう一枚とシャッターを切れば、 ここへ向かう足音が聞こえただろうか。**]
(26) 2023/07/31(Mon) 02時頃
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─ 少し前:黒い天使と ─
[丁寧な口調で執事のようにと揶揄する男。>>27 執事を雇うような身では無いから自分にはピンと来なかったが どこぞの御曹司なら理解出来る冗句なんだろうか。
やがて直ぐに丁寧口調は崩されて。>>29 揶揄か煽りか、普通なら心をわざと波立たせるような言葉が告げられる。 残念ながら動揺も苛立ちも覚える事はなかったが。]
理由か。 好きだから、だと思っていたが… お前の言う通りなのかもしれないな。
[何も見ていない自分の代わりに。 この切り取った世界が、自分の視界なのかもしれない。 さすが天使様は言い得て妙なことを宣う。]
(41) 2023/07/31(Mon) 10時半頃
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充分な答えだ。
[一つ二つと言の葉を返していると この世界は空さえコントロールできるのだという。> >33 数十秒の間に一夜が過ぎ、目の前の景色が流転する。 カメラを構えるとその景色と黒い天使を枠の中に収め。
もしこのフィルムを現像したなら 朝でもあ昼でもあり夜でもあり、境界線のない合成のような空が たった一枚映し出されるだろう。 そこに収めたはずの黒い天使は無く。 代わりに黒い蝶が写り込むだけ。]
ああ、またな。
[消えゆく天使に告げるのは、きっとまた次があるであろう言葉。 ひらりと手を振り、天使とは逆に確かな足音を響かせて ロータリーの方へと向かった。**]
(42) 2023/07/31(Mon) 10時半頃
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Someone is waiting for you at the end of this road. I dream of a ───
(58) 2023/07/31(Mon) 14時頃
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───、…。
[人の気配に歌は途切れる。>>45 ロータリーには長い残響が五秒ほど『夢の』尾を引いて、消えた。 歌が上手いという言葉には同意や反応こそすることは無かったが]
人を傷つけてすれ違っても、生きていれば その先に誰かの待つ未来がある。 いつでも夢を見ている。
……そんなような歌だ。
[知りたがりの後輩に、歌の意味を教えると ロータリーの真ん中に落ちる真四角の光のすぐ側にゆっくりと向かう。 視線を促せば、回谷も近くに寄るだろうか。]
(59) 2023/07/31(Mon) 14時頃
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[どこかでおぞましい悪夢が同期を襲っている事が知れたら 助けにも行けたのかもしれないが。 今このロータリーの中はあまりにも穏やかで まるで本当に心地いい夢の世界に佇んでいるよう。 闇に射す四角い光に手を伸ばす。]
綺麗だろう。
[落ちた光の柱にはゆっくりと、どこからともなく桜の花弁が落ちていく。 またゆっくりと小雨が落ち、ゆっくりと枯葉が舞い ゆっくりと粉雪がこの手に触れた。
成程、黒い天使が言っていたのはこういうことか。 移り変わる四季は彼女の目にどう映っただろう。*]
(60) 2023/07/31(Mon) 14時頃
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前向き、か。
[実際確かに前向きに思える歌だ。 生きる意味を問うてくる、そんな。
生きていてこそ夢も見られるもの。 刻一刻と目覚めていくゼミのメンバーたちが最後の一人になった時 この夢も、この夢を見ている一人の命も終わるのだろう。
夏の蝉のような、蜻蛉のようなこの細い細い灯火を 先に帰った誰かも今、見ているのだろうか。]
(78) 2023/07/31(Mon) 14時半頃
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これが、見たかった。
[この景色を撮りたかった。 影に伸びる光の柱、そこから見える空を。 影法師のような自分とは真逆の、光さす夢を。
一度小さく感嘆した声があったかと思えば >>73 やがて直ぐにはしゃぐ声が響き渡る。>>74 その声こそ正しく、穢れのない無邪気な天使のように残響し。 ほんの極わずか、ゆるく表情を動かした。]
回谷は元気だな。
[年相応の、当たり前の、ごく一般的な。 比較対象などない自分にとってはかすみもしない。]
(79) 2023/07/31(Mon) 15時頃
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[移り変わる景色を、同じものを見ていられているのは 回谷が と思っていてくれているからだろう。]
撮りたかったんだけどな。
[美しい四季を巡る光の柱にカメラを翳す。 すると景色はゆっくりと色を失い、灰色の空だけがぽっかりと浮かんでいる。
天気を操るにしても、自分が出来たのはこの四角く切り取られた空間のみ。 回谷は気づいていたろうか。 美しい魔法を見せていた時、入口から見える景色は何一つ変わらず 蝉の死んだ夏の空が静かに静かに拡がっていた事に。]
……自分が死んだんだとすると、ここだからな。
[灰色の空を見上げる。 あの揺れを感じた時、独りでここにいたのだから。*]
(82) 2023/07/31(Mon) 15時頃
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思い入れ…そうだな、ずっと来たいとは思っていた。 バス酔いするから中々来れなかったが。
[最初にここの事を知ったのはいつだったか。 現代建築として載せられていた小さな小さな写真。 いつかこんな写真が撮りたいと、初めてバイトをし金を貯め 学生が持つには幾分と高価なカメラを手にしたのだったか。]
好きなのは、写真だ。
[先延ばしにしていた秘密を教える。 ここに回谷を呼んだのも、それがひとつの目的だった。 荷物の中から一冊の本を取り出す。 珍しく黒ではなく、白い表紙をしたその中には 今まで撮ってきた写真が何枚も挟まれていた。]
(90) 2023/07/31(Mon) 17時頃
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…ふ。笑ってない。
[僅かの筋肉の動きも理解できるほど、回谷は今、自分を見ているのだろう。 その利点も得も何もやはりわからなかったが だとするなら、自分に出来るのはただ一つだ。 白いアルバムを手渡し、別段濃くもない自分の事を教えていく。]
生まれたのが夏だからか、夏の写真が多いな。
[青空、入道雲、向日葵畑、夕焼けの影法師。 ページをめくればそんな写真が何枚も続いているだろう。 美術的価値もない、日常を切りとっただけのなんてことのない写真。]
自分は優しい言葉を掛けてやれない。 死んでいるのは自分かもしれないし、回谷かもしれない。 どっちも生きているかもしれない。
[回谷は自分が死ぬのが嫌だと、小さく零す。 誰ならいいということでは無いだろうけれど その『やだな』には優しさ以外のものも含まれている気がした。]
(91) 2023/07/31(Mon) 17時頃
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[ゆっくりと腕を伸ばし。 その頭を軽くだけ撫でた。]
俺はいい。 死にたい訳じゃないが。 それで回谷やみんなが生きられるなら。
[この世界において決められた死を嘆く事は無意味だ。 結局は誰かが一人命を落としている事実は変わらない。 分からないということはこうも苦しいものなのか。 選べないということはこうも歯痒いものなのか。
もしこの世界が心残りを映し出した幻影なのだとしたら。 自分の事を と言った回谷に教え伝えることで もしかしたら、もしかしたら。*]
(92) 2023/07/31(Mon) 17時頃
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[目覚めた彼や彼女の耳には事故のニュースはまだ届いていないだろう。
誰が死んだのか。それはまだ知らされない]
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どうだろうな、近いなら……
[「今度一緒に祝うか。」 言いかけてやめた言葉ほど残酷なものは無い。 その今度が来るかどうかが分からないのだ。]
………もっと、そういう話をしておけばよかったな。
[誰かが見ているこの心残りの中で、自分の心残りが増えていく。 捲られていくアルバムに散りばめられた日常。 続くのだと思っていたこの平穏な日々は、例え自分が生きていたとしても もう二度と同じように繰り返されることは無い。]
誰の林檎が砕けたんだろうな。
[エントランスにひとつ、砕けて腐った林檎の主は──]
(119) 2023/07/31(Mon) 21時半頃
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誰の方がいいとか、回谷ならいいとかじゃない。 自分は、自分が生きる事より お前たちが生きてる方を望んでる。
[伽藍堂な自分より、幾許も未来のある命を。 その道が続くことを。 柔らかな髪を撫でながら、ポツポツと落とす言葉は 別れの準備にも思える言葉で。]
久しいは、長い時間をかけて。 影は、細部が明らかでないもの。
──身代わりの意味もある。
[教えてくれという彼女に、名の意味を告げる。 両親がそんな意味合いでつけた訳ではないだろうが この名に在る、意味を。]
(120) 2023/07/31(Mon) 21時半頃
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語るほどのこともない。 「いただきます」「ごちそうさま」が出来ない人間は嫌いだ。 煙草のポイ捨てを見るとイラッとする。
[物語を書けるほど大した人生は送っていない。 珈琲は牛乳が入ってる方が好きだとか、 寒いのはあまり得意じゃないとか。 空っぽなりに生きたこの身のことを少しずつ話していく。
やがて小さく聞こえた声には やはり少し考えるような、長い独特の間があったが。*]
───そうだな、
(121) 2023/07/31(Mon) 21時半頃
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おしゃべりな自分か…。 それこそ世界がひっくり返るかもしれないな。
[別の世界線になら存在したのかもしれないが 自分が饒舌に語る姿は想像もしようがない。
食い下がる回谷の表情を瞳に映す。 素直に滲む感情に、下がっていく眉に 不釣り合いなほど穏やかさを感じている。 心がこんなにも動いているこの目の前の命が 尽きる事なんて、きっとないはずだ。
答えは神のみぞ知るとしても。]
(165) 2023/08/01(Tue) 02時頃
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[朝にはあまり強くないこと、猫が好きなこと、 高校生の頃洋楽にはまっていたこと。 ささやかな情報は影の輪郭を少しずつ描いているようだった。
ゆっくりと頭を撫でていた手を放す。
やがて落とした言葉に頬を染め 口を開いた回谷を、ただただ瞳に映して。]
回谷は、男を見る目がないな。
[それはまごうことなき本心だ。 もっと見る目を鍛えた方がいい。 ただ、あまりにもわかりにくい自分の表情は ここに訪れたバスの中での時のように 何処か意地悪に、笑んでいた。]
(166) 2023/08/01(Tue) 02時頃
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ああ。
[帰ったら。帰れたら。 その言葉に神は天秤をどう傾けるのだろう。 なるべくなら、どうか。
弱弱しく言葉を萎れさせていく回谷の手が 服の裾を掴み、小さく雨を降らせたから。 感化されてロータリーの四角い窓から、優しく雨が落ちる。
影の中に、光と共に。]
(167) 2023/08/01(Tue) 02時頃
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……そうだな。 お前の髪が腰まで伸びたら、な。
[少しの間を持って意地悪に紡ぐ言葉は明確にしない、約束。
人を傷つけてすれ違っても、生きていれば その先に誰かの待つ未来があるなら。
もう一度手を伸ばし、ぽんぽんと背中を撫でる。 雨が止むまで。*]
(168) 2023/08/01(Tue) 02時頃
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