人狼議事


18 星間回遊オテル・デカダン

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視点:


[冷ややかな声が響く。]

 どなたですか、痕跡など残したのは。
 ……まあ、我々以外に迂闊者がいた可能性もありますか。

[アシモフ記念宇宙港は大きな港だ。
 目的地の捕食者がすれ違う可能性はなくもない。]


[聞こえた声に一瞬足を止めた。無人の廊下でその様子を見た者はいない]

 おっと、お仲間発見だ。
 アンタ……教祖さんかい?

[くつくつと笑い声が漏れる]

 ようこそ、オテル・デカダンへ。


服飾商 PJは、メモを貼った。

2022/05/03(Tue) 11時頃


[グラスを傾けて、笑う。]

 そういうあなたは……デザイナーの方でしたか。
 以前下見には来ましたが、
 変わっている場所もあるようで。
 色々とお詳しいのでしょう?

[この船について。と、先に侵入していたらしい同胞へ。]


【人】 服飾商 PJ

― 大食堂 ―

[大食堂でも、そこに居た者たちの会話を遮るようにして、船内放送が流れた。通常のアナウンスと違い、ノイズ混じりのものだ。
 そこから緊急性が伺えて、PJはおしゃべりをやめた。]

 ……――――、

[危険生物、と聞こえた。
 途端、ロバートがソファから飛び降りる。
 頼もしくも守ってくれているようだ。彼が周囲を警戒する後ろ、考え込むようにしながら、アルクビエレに「そうだね」と相槌を打つ。]

 あぁ、危険生物と言っていた。
 じきに館内放送もあるのかしら?

 アシモフ記念宇宙港といったら、
 アルクビエレ、あんたが乗ってきた所だったね。
 その時、危険生物だなんだって話は
 何とも聞かなかったのかい?

(9) 2022/05/03(Tue) 11時半頃

おお、おお。その声は、先に会った船員と……噂に聞く教祖殿ではないか?
これは頼もしい。

[微笑んで唇を舐める。]


 下見、ねぇ……。
 いつ頃の話かわかんねぇが、こっちは頻繁に改装改築しててな。まあ、多分アンタが前に乗った時と色々変わってるよ。

[最近の変わった場所を思い浮かべる。バー、劇場の拡大、ショッピングモールの店舗入れ替え……あまりにも多すぎる。常に変化するこの船は、さながら代謝を繰り返す生き物だ、と。
そんなことを思った]

 ……多いな、伝えるのは難しい。後で端末かなんかに送りたいところだ。
 証拠が残るの嫌か?それなら表向きの面識を持って、正当に渡せるようにしたっていいぜ。

[悪戯をたくらむような声色で 潜り込みやすい場所も増えた と一言加えた]


 おっと、さっきのお客さんもお仲間だったか。

[善良な客人と思っていた人物が同胞であった事実に、エフは笑い声を漏らした]

 アンタ、教祖さんと違って初めてだろ?ああ、どうせだから教祖さんに送ろうと思ってたデータ、送ろうか?
 なぁに、それっぽい口実がありゃ端末に入ってても何の問題もないやつさ。


【人】 服飾商 PJ

[絢爛な大食堂をぐるりと見渡す。
 ロボットたちから説明がある様子もない。
 もしもPJを探しているエフの顔が見えたなら、顔見知りの彼に手招きくらいはするだろう。>>11

 丁度いいところに来たね、ぼうや。
 アシモフ記念宇宙港で危険生物の痕跡……ですって。

[そう肩をすくめるようにした。]

 こちらの方が乗ってきたところだけれど
 騒ぎがあったかどうかは分からないそうよ。

[そうアルクビエレを片手で示し、紹介した。]

(12) 2022/05/03(Tue) 12時頃

[続いて響く声は、この船では聞き覚えのないものだ。]

 ええ、表では教祖なんぞをやっております。

[色々と都合がいいのでね、と笑う。]

 あなたは……きっと会ったことはないですね?
 まあ、声でだいたいの居場所はわかりますから、
 問題はないでしょう。
 こちらこそ、頼りにしていますよ。


【人】 服飾商 PJ

 しかし、ぼうやの方も何も聞かされていないのね。

[彼は船内デザインを担当していると聞いている。客よりも早く情報が回ってくる可能性も考えたが、現状はそうではないらしい。]

 ……そうねえ。
 あたしが今気になっているのは、寧ろ“それ”なのよ。

[エフの表情を確認しながら] 

 いかにも危ない生き物が出たら
 誰か気づきそうなものだけれど
 何も話にきいてはいない。
 だから、実際この船は無事なのかもしれないわね。

 ただ、あたしは昔出入星管理のほうで
 働いていた事があって。
 いるのよね。ハエみたいなやつとか……
 ノミみたいなやつや、何かに擬態するやつが。

[親指と人差し指で小ささを表現した。]

(13) 2022/05/03(Tue) 12時頃

 ああ、やはり。
 見覚えのない店ができていると思ったのですよ。

[提案には、喉の奥で笑うような音が返る。
 ほどなく、物理的にも近くにやってきたエフを見れば]

 さすが、仕事が速いですね。
 これで堂々、お近づきというわけだ。


[同胞の提案()に笑みを深める。]

ほう、データ。よければ送ってもらえるかの。
なにせ我はこの船に来てから日が浅いでの。右も左もよう分からぬ。

[女自身も船に来たばかりであったし、この女に"成り代わった"のも船内でのことだ。ゆえに船のことには詳しくないのであった。]


[周りにいる人物に気取られぬよう、細心の注意を払って念を飛ばす]

 OKOK、うまいことそういう方向に話を誘導してくれ。
 俺はそういうのが下手でね、ババァとロバートに悟られないよう、いい感じに持って行ってくれ。

[そして聞こえてきた女の声には]

 了解だ。
 そうだな……後でどっかで落ち合おうか、そこで“親切”なスタッフの俺が“親切心”でお客さんにデータをお渡ししよう。
 


【人】 服飾商 PJ

[エフが身震いする。彼の様子を見ていたついで、当然飛び散るフケも視界に入っている。>>15>>17

 あらやだ、頭が痒いの?
 中にはシラミみたいに髪に潜むやつもいるのよ。
 大抵はよく洗えばおちるけれど……

[嘘とも本当ともつかぬ調子で言った。]

 ほほほ。
 内装がウリの船でもあるんでしょうに。
 働かせるばかりで冷たいものね。

[外部スタッフ相当のエフよりも、この船について知る部分があるかどうかは笑うばかりで肯定も否定もしなかった。]

(21) 2022/05/03(Tue) 13時半頃

【人】 服飾商 PJ

 そうなのよ。恐ろしいわね。
 だから大抵、よく調べられているはずなのだけど。

[それからエフの『なんかの間違い』という見解についても、たしかに、と頷きを返した。]

 思えば、そんな事もあったわね。
 あの時の滑稽さといったら、思い出しても可笑しい。
 危険なニュースも知る事なく過ごせる船だから
 アンテナは時々壊れる位が丁度良いのかもしれないわ。

[声を立てて笑った。]

 とにかく、どの異星のニュースかは知らないけれど
 臨時ニュースをするくらいの生き物が
 どこか近隣の星にはいると見るのが賢明よ。
 補給でどう立ち寄るかもわからないのだから
 注意なさいね。

[眼鏡でわかりにくいが、PJの視線が、エフの顔のあたりから、フケを飛ばしていた頭の方へ……チラチラ。]

(22) 2022/05/03(Tue) 13時半頃

【人】 服飾商 PJ

 ……ロバートも。
 あなたいいおとこだから
 こんな時、勇敢に戦ってしまいそうでおそろしいわ。

[犬の背に手を置き、一度、二度、労わるように撫でた後、残り僅かになった片手に持ったグラスの中身を空にする。]

(23) 2022/05/03(Tue) 13時半頃

【人】 服飾商 PJ

― 大食堂 ―

 ……ところでアルクビエレ。
 出て来た港がニュースになっていて
 出る前はお祈りに集中していたらしいじゃない?

 あんた、自分の体が心配じゃなくて?
 ……、……よろしかったら調べてみましょうか?

[グラスをロボットに返却しながら、《銀光教団》の教祖の高い位置にある顔を見上げた。
 それから1秒もたたず、はたと気が付いた。
 ツートンカラーの歯を見せて笑う。]

 見知らぬ婆さんに、こんな事を言われるほうが
 よっぽど心配だったかしらね。

[失礼な物言いだったかもしれない。
 軽い調子で「ごめんなさいね」と謝った。]

(27) 2022/05/03(Tue) 14時頃

うむ、了解じゃ。我は頃合いを見て居酒屋を出ようと思う。その後適当なところで落ち合おうぞ。

[聞こえてきた声に了承の意を返す。]

ところで、ちと気になったのじゃが。ぬしらは共におるのかの?
なんならそちらに出向いた方が良いか?


【人】 服飾商 PJ

[ロバートの触れた背中はいつもより少し固い。
 なのに見上げてくる犬の顔は、笑顔だ。さっきまで尾を振る余裕もなかった彼は今、気遣いをしてくれていると理解する。>>26

 ええ。あんたも心配してくれているんでしょう?
 優しいのね。大好きよ、ロバート。

[耳の間、頭のてんこつの毛をちょんちょんとつまんだ。]

 この船はとても清潔だけれど
 もしノミが心配になるような時は
 あたしが洗ってあげるわね。

(30) 2022/05/03(Tue) 14時頃


 ……出入星管理。我々の天敵ですね。
 このPJという女。
 少し、注意した方がいいかもしれません。

[呟く声は、僅かに硬い。]


【人】 服飾商 PJ

― 大食堂 ―

[エフについては頭を洗わせたかっただけだったので、アルクビエレのきょとんとした顔に、笑い声をたてた。>>31

 なら、それは一つ安心できるわね。

 ええ。出入星管理で。
 地元は人の出入りにも本当にうるさかったから
 星に入ってくる生き物については
 徹底的に調べたものよ。

[人体から『寿命』という概念を読み解き、更には特定の数量を他人に移すなどという技術を開発した以上、惑星『時』は情報の流出も、危険生物や未知の病による理不尽な死もひどく恐れた。宇宙進出についても、じつに臆病な星だ。
 同時に、その研究の結実と、星が獲得した知恵を守りたいがため、より生物の構造に執着してきた歴史がある。]

 採血をさせて貰うだけでも
 あんたの体の無事の多くを確かめられる。

(32) 2022/05/03(Tue) 14時半頃

【人】 服飾商 PJ

[そう話してから、一つの言葉でアルクビエレの表情が少し曇ったのが見てとれた。それに困ったように笑う。]

 その顔は、あんたの仕事の成功の秘訣だね。
 大勢の人から尊敬されて過ごしているんだろうに
 ちょっと船でお喋りした婆さんにも
 そんな顔が出来るんだから。

[子犬や小鳥、気の利いた食器、いじらしく咲いた花など、とても可愛らしいものを見る時のようにため息をついた。]

 遠慮しすぎたみたいね。
 そう、仲良くなれたから、心配しているのよ。

(33) 2022/05/03(Tue) 15時頃

PJは、大食堂の様子に、また視線を配る。続報が聞こえてきそうな気配はまだない。**

2022/05/03(Tue) 15時頃


服飾商 PJは、メモを貼った。

2022/05/03(Tue) 15時頃


[ミツボシの提案に若干の間の後に]

 いや、ここに来られたら俺がボロだしそうで怖いな。
 ……そうだ、アンタは食堂から出たら船内案内板の辺りにいてくれ、そこだったら“親切心”でデータを渡しても違和感はねぇ。
 俺もできるだけ早く会話を切り上げてそっちに向かうわ。


 ババァは警戒しとくに越したことはねぇな。
 前歴もそうだが、何かと目ざとい。
 ……即座に排除すべき脅威、とまではいかないと思うがな。

[未だ接触していない誰かがより緊急性の高い脅威である可能性がある以上、PJに対しては警戒以上の対策は取らない方がいいと、エフは判断した]


 ええ、そうですね。

[即座に排除すべき脅威ではない、には同意する。]

 わたくしは先程魔法商人と名乗る男に会いましたが、
 そちらはまだ、なんとも言えませんね。
 お互い、もう少し情報収集をした方がよいでしょう。

[連絡先を渡しながら、声ならぬ声でそう囁いた。]


PJという女に要注意じゃな。了解じゃ。
我はまだ会うとらんが、見かけたら注意しておくことにしよう。

[直接接触したエフがすぐさま襲撃する必要はないと判断したのなら、そうなのだろう。]

ふむ。では我もなるべく他の人間と接触を図るとしよう。
危険因子を見つけるのは大事じゃからな。


【人】 服飾商 PJ

― 大食堂 ―

 あら。デザインが決まっていたのに?
 今度一晩あたしと食事に付き合ってくれるなら
 『ぼうやが作っていたデザインが見たかった』と
 ぼうやのお上に申し出てみましょうか?

[そんな対価がなくても、無理やりお喋りにつき合わせる事なんて、何度だってあっただろうけれど。さらにいえば、それで彼の依頼者の意向が変わるかどうかは分からないし、継続して大金を落としているお客様の一言にどの程度の効き目があるかは不明だが……
 ともかく、エフのフケが散っていく。>>34
 ひどく忙しいことはよく理解できた。]

 補給物資に何かあるとしたら……
 ニュースが『発見を知らせるもの』だった場合
 口にしている可能性だって考えなくちゃね。
 ほほほ。あなたも食事をとったばかりなのじゃない?

[そう可笑しそうにした。
 この立派な船の検疫がそこまで疎かどうかはPJにとっては考えどころだったが、ニュースを聞いた以上は注意するに越したことはないだろう。]

(50) 2022/05/03(Tue) 20時頃

【人】 服飾商 PJ

[ロバートのしっぽが横に揺れている。>>42

 他ならぬあんたの事だから。
 ありがとうロバート。うれしいわ。

[ロバートに頭を触りやすいようにして貰って、彼の頭を撫でる瞬間が、PJは本当に好きだった。]

(51) 2022/05/03(Tue) 20時頃

【人】 服飾商 PJ

 ええ。心配なら免許もあるわよ。

[そう笑った。>>44
 昔とった杵柄というやつだ。]

 そういえばあんたは、そういう人だったわね。
 先に検査を受けたい子がいるかは、
 続報が来るまで聞いてみることにしましょうか。

 この船にどの程度の施設が揃ってるかも
 確かめなくちゃならないし、
 個人で出来る事となると、やはり時間がかかるもの。

[教祖という職業柄、あくまで“救う側”の立場をとる事が多いのだろうから。その観点から、別の人に検査の機会を譲りたくなる、というのは想像ができた。]

 そうね。本当なら、あのニュースが出て、
 船の名前が出た時点で皆を調べるのが一番よ。

[そうなると、何日も船から出られない日が続くのだろうから、どうせここに居るつもりのPJはまだしも、商人なんかは困り始めるだろうなと想像をした。]

(52) 2022/05/03(Tue) 20時頃

【人】 服飾商 PJ

 そう……あんたを尊敬している人からすれば
 馴れ馴れしいかもしれないわよ?
 あたしはその仕事をよく分かってあげられてないけれど
 あんたが特別な事もきっと大事なんでしょう?

>>45 確認をとるように、首を傾げた。]

 けど、あんた自身が嬉しいと
 あたしに言ってくれるなら今後は遠慮は無用ね。

 旅先で友達が出来る、っていうのは
 こういう感じなのかしら。

[ふふっと小さく笑い声をたてた。] 

(53) 2022/05/03(Tue) 20時頃

[――現在、《銀光教団》の信者として活動している者達。
 その半数以上は、教祖アルクビエレから分かれた子株に喰われ、乗っ取られた者の成れの果て。

 "星喰いアメーバ"と呼ばれる捕食者達である。]


[悲しみや絶望の淵にある者が、
 例えば突然人が変わったようになったとして。
 不自然だと思う者が、どれだけいるだろう。

 長く塞ぎ込んでいた者が、
 信仰を得て前向きになったとして。
 中身が入れ替わっているなどと思うものが、どれだけいるだろう。

 そうして、その家族や友人までもが、
 やがて信者になったとしても。
 親しい者の間で思想が広がることは、
 そう不自然なことではない。

 《銀光教団》というアメーバのコロニーは、
 そうやってじわじわと同胞を殖やしてきた。]


【人】 服飾商 PJ

― 大食堂 ―

 あたしほど長生きすると、大抵の相手が年下なのよ。

[噴き出すエフにしれっとした風を装った。]

 ふうん、あたしもサロンが欲しいって言ったら
 通るのかしら?
 その撤去したバー、欲しくなってしまったわ。
 おいくらなのかしらね。

[エフの失言に、そう冗談めかして言った。]

 まあ、そんな露骨なことは言わないでおいてあげるけど
 昔から、プレゼントは好きなほう。
 因みにあたし、ロバートくらい清潔なおとこが好きよ。

[胃をさすりながら食堂を去るエフに手を振った。]

(71) 2022/05/03(Tue) 23時半頃

【人】 服飾商 PJ

 ええ、アルクビエレもそうして頂戴な。
 あんたは度胸がある人みたいだから
 こんな時、不安がるよりも誰か助けたい側なのかもね。

[先程アルクビエレに悲しい顔をされた手前、言う事はなかったが……そんな度胸もきっと、その仕事には役立つだろうと思った。>>57>>58>>60

 年の功というやつかしらね?
 あぁ、なるほど。
 この船にはいつも一人でいらしてるなら……
 それなら、ナイショの友人になれるわね。

[お茶目ぶって、人差し指をたて、口に近づけた。]
 
 あんたを特別に見ていなきゃいられない人達には、
 最初の友達があたしじゃあ、
 ズルイって気持ちを抑えるほうが無理ってものよ。
 あんたが素敵な人な分ね。
 
[エフに続き、アルクビエレも大食堂を離れるらしい。エフにしたように、手を振った。友人であることだし。
 二人を見送って、ロバートに向きなおる。]

(75) 2022/05/04(Wed) 00時頃

【人】 服飾商 PJ

― 大食堂 ―

[二人を見送ったあと、屈んでロバートの顔を見る。
 惑星『時』の年寄りは、足腰も強い。
 健康への意識が高いのだ。]

 ロバート、さっきの話だけれど……
 護衛、お願いしようかしら。
 あたし、今回の件についてはきっと
 人一倍怖がりなのよ。

[さっきの、真剣な顔のロバートからの申し出への返答だ。
 二番目の手でも、三番目の手でも構わなかったので、ロバートの頭を皺のよった手で撫でる。人間の皮膚の換装や若返りだって、母星に戻れば本当は可能な事だったが、今は『老人』でいる事をPJは楽しんでいた。]

 デートの邪魔をしたっていいの。
 あんたが一番いい男なんだから。

(77) 2022/05/04(Wed) 00時頃

[突然の騒々しい放送に、緩慢な動作で天井にあるスピーカーを見上げた]

 おいおいおい、依頼人のクソジジィじゃねぇか。
 クソだと思ったらやっぱりクソだったな。

[無理やりの仕様変更を根に持っているのだ]

 はー……余計なことしかしやがらねぇな、あのジジィ。

[ぼんやりと薄暗い目で呟く]

 邪魔だなぁ、あのクソジジィ。


 おや、お知り合いですか?
 『PaLooook』……
 いずれは手を伸ばさねばと思っていたのですが、
 なかなかガードの固いところで。

[教祖という立場でいくつかの駆虫業者に接触したことはあったが、流石に天敵のひとつとあっては慎重にならざるを得ず、内部へ信者を送り込むには至っていない。]

 ここで葬れるならば、一石二鳥かもしれませんね。


ほう、2人ともあの駆除業者とは縁があるのか。これは面白い。

[からからと笑い声を上げた後、急に声のトーンを落とす。]

いや、面白がってばかりもいられぬか。薬剤の散布とやらは止めねばならぬ。
早速、今夜にでも殺りに行くか?


 それがよいでしょうね。
 他の乗客と手を組まれても面倒です。
 ……ああ、夜にならねば動けないのがもどかしい。

[人気のない廊下で天井を見上げる、青い目が一瞬肉色の膜で覆われて、戻る。待ち切れぬというように。]

 エフならば、彼の客室もご存知でしょう。
 道案内はお願いしますね。

[依頼人ということなら、と決めつけた。]


[道案内と言われ(*21)はっと息を吐く]

 送る地図のデータにマーカー機能、一応つけときますよ。この船の客室数、かなり多いんでね。
 今後、役に立つでしょ。

[エフは 今後 を強調した]

 ジジィの部屋はわかりやすいんで案内の必要はねぇと思うが……。
 私怨もあるんで喜んでさせてもらいますよ。


何から何まですまぬのう。人を襲うのに迷っていてはどうにもならんからの。
これで速やかに行き来できるというものじゃ。

では、面倒な爺の案内はおぬしに任せるぞ。いやはや、危険因子が早々に消せそうで何よりじゃ。


 ありがとうございます。
 ふふふ、やはり勝手を知っている者がいるとやりやすい。

[我々の庭も同然、と喉の奥で笑う。]

 危険因子を消した後は……
 邪魔になりそうな乗客から片付けてしまいましょう。
 ロバートとかいう、あの獣も噛みつかれそうで嫌なのですよね。
 まあ、それはまたいずれ……


【人】 服飾商 PJ

― 大食堂 ―

 危険生物、ときいた時に
 いやな想像を、ついしてしまうのよ。
 港で痕跡が見つかった、という言い方が引っかかって。
 昔の話なのにイヤな職業病が残ったものだわ。

 歳をとると心配症になるというけれど、本当ね。

[ロバートの毛並みのやわらかさを、毛の向こう側にある温かみを、皮膚のやわらかさを確かめる。ロバートの耳の近くを擽った。>>77] 

 あら。たまには妬かれたかったわ。
 けど、そんなクールなところが
 追いかけたくさせてくれるのよね。

[ほほほ、と笑い声をたてた。
 ロバートが何か言いかけるのを聞こうと、頷きを返していると……今度こそ船内放送が流れ出した。>>#6>>#7

(97) 2022/05/04(Wed) 18時頃

【人】 服飾商 PJ


 ……――、

[たまにバーなどで見かけるため、駆虫製剤カンパニー『PaLooook』の会長がこの船に乗っている事は知っていたが。
 どうやら危険生物駆除製剤の散布するとの事らしい。]

 あら、場合によっては本当に覿面かもしれないわ。
 ほほほ、一つ心配事が減って良かったわね、ロバート。

[ロバートと連れ立って、とりあえず食堂は出ることにしてみよう。>>93>>94

 すぐに部屋に戻ったら
 頼もしいナイトとのお散歩デートが終わってしまうわね。
 カジノも軽く覗いてみましょう。

[ロバートが周囲を警戒してくれている。
 PJは本当は、駆除剤で安心なんて出来ていなかった。
 不安を不安のまま放置してやり過ごすよりは、せめて現在乗船している人たちがどんな人たちか、知りたい程には。]

(98) 2022/05/04(Wed) 18時頃

服飾商 PJは、メモを貼った。

2022/05/04(Wed) 18時頃


──自室──

[風呂から上がり、手持ちの端末に送ったデータを確認する。
何も問題ない、何の変哲もない案内板とさして変わらぬデータだ]

 こっち見られたら一貫の終わりだ。

[そう言って二人に送りつけたデータを再び見る。
端末に送りつけたデータとさほど変わらぬそれに、指を這わせロックを解除する]

 解除方法も送ったしな、問題は何もねぇ。

[手持ちのものより一回り大きい端末に映っているのは、定型の宇宙人なら通れぬ通風孔やわずかな空間の隙間が記されたマップだ]


[アルクビエレの 我々の庭 という言葉(*24)に、内心二マリと笑った]

 正面切って行ったらまぁまず警備がヤベェ。
 ってことで、こっちはこっちのやり方でやらせてもらうとしますか。
 ジジィの客室、空調設備が他の部屋とは段違いの充実ぷりでね。

[それ以上は言わない。こうやって話せる相手であれば理解できるからだ]


[指示通りにデータのロックを解除し、貰った地図を確認する。()
続く船員の言葉にもにやりと笑って()]

……なるほど、これは実に有用じゃな。改めて、おぬしが仲間で良かったよ。
爺の部屋が特別仕様であることも、感謝せねばなるまいて。まるで入ってくださいと言わんばかりではないか。


【人】 服飾商 PJ

─ 廊下 ─

[さっきロバートが言いかけたことは、何だったろう。
 確かめたくは思ったが『何事もないとわかったら』と聞いた後だから。今聞くのは、勿体ないような気がして。
 PJはロバートへの質問をとって置くことにした。]

(102) 2022/05/04(Wed) 21時頃

【人】 服飾商 PJ

─ カジノ ─

[ネオンカラーの照明が、PJの眼鏡に反射する。
 歩くに合わせてドレスの裾が揺れている。赤い布は、どこかの星の熟れたような夕焼けや、赤い熱砂を投影しているらしかった。PJは布のとろりとした柔らかい手触りが気に入っていた。

 懐古主義をうたうこの船のカジノもまた、かつての王侯貴族が愛した建築様式を採用している。今や絢爛豪華な内装を眺めても、エフの顔がふと過る。そこがまた愛おしくもあるのだが。]

 どなたかいらっしゃってるかしらね。

[先程のニュースで気分を悪くした客は、興を削がれて部屋へ戻ってしまったかも。
 そう思いながらもカジノのホールへと踏み入った。
 犬のロバートを連れて。]

(106) 2022/05/04(Wed) 21時頃

【人】 服飾商 PJ

─ カジノ ─

[さて、どうやら人がいた。>>100
 なかでも、酒を頼もうとしていると思しき黒髪の女性は、雰囲気からみて遊んでいくつもりのようだ。
 PJはロバートを連れ、手はじめにその人に近づいてみる事にした。]


 ごきげんようお嬢さん。
 今から何かゲームをなさるところ?

 先刻のニュースをきいて、怖がる人ばかりで
 遊び相手はいないものかと思ったら
 そうでもない人もいらっしゃったのね。

(107) 2022/05/04(Wed) 21時頃

服飾商 PJは、メモを貼った。

2022/05/04(Wed) 21時半頃


【人】 服飾商 PJ

─ カジノ ─

 ええ。ダーリンと一緒なの。

[そう冗談めかして笑い、隣のロバートの頭を撫でた。
 黒髪の女性は公用語のなかでも、独特の訛りのある喋り方をする人だ。幸い、今のところ聞き取りにくいわけではない。>>109

 まあ、そういう事だったの。
 あたしも似たようなものよ。
 いやなニュースを聞いてしまったわね。

 あら、いやだわ。
 あたしったら名乗りもしないで。
 PJよ。お嬢さんは?

[スカートをつまんでお辞儀をする。]

 ……もしかして船にはいらっしゃったばかり?
 だとしたら、気の毒だわ。
 普段は穏やかなところなのよ。

(110) 2022/05/04(Wed) 22時頃

【人】 服飾商 PJ

─ カジノ ─

 ほほほ。お邪魔もなにも、あたしが声をかけたのよ。

[皆恋人との時間を邪魔しないようにと気遣ってくれる事がなんだか可笑しくて、くすくすと笑った。>>111

 ミツボシさんと仰るのね。
 それは故郷のご挨拶?綺麗な所作だわ。

[真似をして両手をそろえてみた。]

 アシモフ記念宇宙港からいらしたの?
 騒ぎになった港から来たんじゃ、
 余計におそろしいわね。
 折角の休暇なら心から何事もない事を願うわ。
 危険生物が船に乗っていないのが一番ね。

[薬の散布についても、頷きを返した。]

 ええ、薬も効き目のある生き物には有効でしょうから。

(113) 2022/05/04(Wed) 23時頃

【人】 服飾商 PJ

 ミツボシさんがお忙しくなければ
 少しお喋りに付き合ってくださらない?
 勿論、ゲームをしながらでもいいわ。

[ロボットに温かいお茶を頼んだ。先程、強くもないけれど酒を飲んだばかりだったから。]

 ニュースの事知りたい同士なら、
 ちょうどいいかと思って。
 ここでお知り合いになっておければ
 片方が何かわかった時、お話しあえるでしょう?
 あたしも詳しい事は知らないから
 今は大した話はきっとできないけれど。

[アシモフ記念宇宙港からの客と知って、もう少し、ミツボシの話がきいてみたくなったPJは、おねだりをしてみる事にした。]

 久方ぶりの長期休暇と仰ってたけど
 どんなお仕事をされてるの?

(114) 2022/05/04(Wed) 23時頃

【人】 服飾商 PJ

― カジノ ―

[ミツボシとの会話の途中、バルコニーの方で何やら騒ぎがある様子。]

 ……

[PJはそちらに視線を向けた。
 頭に円盤をつけた小型の異星人が通りかかり、奥には地球人型に近い人物たち。遠目に、少女が崩れ落ちてみえ、それに近づいていったのは、アルクビエレのようだった。]

(131) 2022/05/05(Thu) 00時半頃

【人】 服飾商 PJ

[眼鏡の位置を正すように、つるに片手をやる。どうやら手は足りていそうだ。だから、ただ自分のための都合で、そこにいた面々の顔は覚えておく事にした。]

 どうしたのかしらね。

[と、ミツボシに世間話のように声をかける。]

(132) 2022/05/05(Thu) 00時半頃

服飾商 PJは、メモを貼った。

2022/05/05(Thu) 02時半頃


【人】 服飾商 PJ

─ カジノ ─

[治療用アンドロイドが少女を連れていく。
 向かう先は医務室だろうか?
 遠巻きにそれを見ながら、ミツボシに頷きを返した。
 戦争を知らないPJでは、彼女の雰囲気の変化の意味合いを理解しきれはしなかったが、それでも人の顔色を伺うのが常の星で生まれたせいか、いくらかはわかった。]


 “さっきの今”だから
 気の毒だけれど、悪い予想もしちゃうわね。

[決め付けるわけではないが、もしも例の危険生物の仕業だったら?そう咄嗟に考えたのは、ミツボシだけではないようだった。] 

(164) 2022/05/05(Thu) 14時半頃

【人】 服飾商 PJ

 ……純粋に攻撃的な生き物で、
 武力以外の有効打が見つかっていない場合も
 当然あるでしょうけれど。

 危険なのは、そういう生き物ばかりでもないものね。
 『PaLooook』の会長さんが
 薬で駆除しようと考えているみたいに。
 あたしも『みつけにくい』危険生物が今は少し心配よ。
 珍しい事態のはずだけれど……
 珍しい事態が起こったからこその、
 臨時ニュースに思えて。

[先程ご紹介に預かった内容によれば、彼女は軍人だ。しかも部隊長という立場ある人らしい。]

 あたしは昔出入星管理局にいたことがあって。
 とっても嫌な生き物をいくつか知っているの。
 だからこんな時、全然安心できないのよね。
 許されるなら、今すぐ搭乗者全員の
 血から尿から粘膜から何でも調べたいくらいよ。

(165) 2022/05/05(Thu) 14時半頃

【人】 服飾商 PJ

 あなたも、立場のある軍人さんだからかしら。
 用心深いのね。

 さっきの所作が綺麗に見えた理由も分かったわ。
 あなた、すごく姿勢がいいのよ。
 野味だとか、或いはスポーツ選手とか……
 博物館で見る昔の銃の綺麗さも、近いかもしれないわ。

[それから、一息ついて]

 あたし、武力による戦争というものをよく知らないの。
 あなたの仰る戦争は、人を殺すことのある戦争かしら?

(166) 2022/05/05(Thu) 14時半頃

【人】 服飾商 PJ

[近づいてきたアルクビエレに頷きを返す。]

 まぁ大変。
 お手伝いも出来ずに、ごめんなさい。
 まずはロボットに診せるのが一番ね。
 
 機械的に分かる範囲の事例なら
 医療ロボットはとても優秀だわ。

[同時に、ロボットでは判別不能な危険生物絡みのレアケースも気にしてはいたが。]

(169) 2022/05/05(Thu) 15時半頃

 なかなかよい体ではないですか。
 この船で手に入れたのですか?

[雑談といった調子の声が飛んでくる。]

 先の騒ぎであの少女に注目が集まれば、
 我々としては都合がよいのですけれど。


【人】 服飾商 PJ

 そうね、薬の散布も、毒虫の一部や
 体の中に入る前の寄生生物やその卵には覿面だと思うわ。

 全員の検査をすぐにしたいと申し入れたとしても
 あたし一人の目で出来る事は限られているのよねぇ……。
 残念だけれど。

 何日もかけて調べ続けなきゃいけない生物もいれば、
 1日程度あれば、結果が出せる生き物もいるもの。

[ゆるく握った拳を顎に当て、当時の考えや体感を思い出そうとするように僅かに俯いた。>>167

(172) 2022/05/05(Thu) 16時半頃

【人】 服飾商 PJ

[それから、アルクビエレの高い位置の顔を見て、次にミツボシの方へまた視線を戻す。>>167

 アシモフ記念宇宙港からいらしたのだし、
 もし興味があれば、試しにミツボシさんのこと、
 個人的に検査する事もできると思うのよ。
 『いくつかの危険生物は関わっていない』みたいな
 大丈夫な面を探す、消去法的な見方になるけれど。

 さっきアルクビエレにも言ったのだけれど
 まずは自分よりも他の人の助けになって欲しいって、
 断られてしまったの。
 
[PJは、親しい友人との楽しかった出来事を話すような調子でそう話した。]

(173) 2022/05/05(Thu) 16時半頃

【人】 服飾商 PJ

 あたしの観察眼のお陰じゃなく
 あなたに目を引く美しさがあったのよ。素敵ね。

[それから、軍人が語る戦争の話に、時折相槌をうちながら聞き入った。触りだけをなぞるような、噛み砕いた言い方をしてくれたように感じた。彼女なりの気遣いだろうと、PJは判断する。>>168

 そうなのね……途方もない話だわ。

[物事の大きさに、ため息をついた。
 沈鬱なため息すらつくことが出来なかった。途方もなく大きな異文化に対する驚きや、捉えきれなさによるものだった。]

 生命の長さが循環しない事を前提に、
 命のやり取りをする緊張感は
 きっとあたしには想像もつかないわね……。

[PJには大いなる無駄や浪費のようにも感じられたが、その見方は惑星『時』からの傲慢ともいえよう。なにせ惑星『時』がその技術をシェアをしようという姿勢もない中だ。無駄や浪費などという見方のほうが間違っている事も理解できる。ただ、あまりにも死が理不尽であるのに、それを受け入れている人が居る事が、凄まじかった。]

 聞いておきながら、何を言えば失礼にあたらないのか
 想像がつかないの。教えてくれて、有難う。
 もし嫌な気持にさせたらごめんなさいね。

(174) 2022/05/05(Thu) 16時半頃

 いやぁ、かなりの古株だよ。だいぶ世代の古いタイプだ。
 なかなか面白くてなオレ……エフという男は、長いことこの姿で楽しませてもらってる。

[株で増える植物のように、アメーバーは取り込んだ相手の記憶を吸収し学習していく。"これ"はエフという男を取り込んで以降人を取り込んではいない、故に擬態の学習が進んではいない、生態的にも古株なのだ]

 "教祖さま"なら知ってるだろうが、ビジェの浄化があったろ?それの生き残りだよ、俺は。

[かつてこの宇宙であった出来事、一つの衛星の三分の一の生物が星喰いに食われ、それを浄化するという名目のもとに惑星がその衛星を植民地したという侵略戦争。それがビジェの浄化だ]

 ……で?なにかあったのか?騒ぎ?詳しく教えろ。


 別にあなたのフケの多い体には興味がないのですが……
 ミツボシですよ。
 話を聞くに、軍人らしいではないですか。

 と、平坦な答えを返したが。
 ビジェの浄化、と聞くとほうと声を上げた。]

 おや、あれの生き残りですか。
 『コル』の方々も詰めが甘いですね。
 そのおかげでこうして、
 我々好みの船ができているわけですけれど。

 ああ、カジノでサラという少女が倒れましてね。
 あんな放送のあった後ですから、
 危険生物の仕業では?なんて懸念されている方もいるようで。

 ミツボシとわたくしなんて、件の宇宙港から乗ってきたというだけで、検査しては?なんて言われているのですよ。まったく迷惑な話です。ねえミツボシ。

[カジノでの一件を説明しつつ、ため息。]


そうじゃ、この体はこの船で手に入れたものじゃ。この女、ひと気のない廊下に迷い込んできおってのう。簡単に食らうことができたわ。
この体の迷子癖には困ったものじゃが、お陰で"こう"していられるんじゃ、文句は言えんよ。

アルクビエレ殿こそ、よい体をお持ちではないか。教団の教祖となれば、同胞を増やすのも容易いであろう?

しかし、船員殿はフケの多い体か。愉快だのう。
ビジェの浄化は我も聞いたことがあるぞ。相当な古株ではないか。大先輩というやつじゃ。


[アルクビエレに話を振られると、渋い顔をする。()]

うむ、全く困ったものじゃ。
あのPJとかいう女、確かに危険だのう。搭乗員全員の検査をしたいなどと曰いおって。話を合わせるのに苦労したわ。
犬ころが付いておるから、そう簡単には襲えんというのもまた厄介じゃて。


 何やら道に迷っている様子と思えば、その体の癖だったのですね……まあ、立場も含めればお釣りが来る程度の欠点でしょうけれど。

 褒められると悪い気はしないのか、くすくすと笑う。]

 ええ、いつの時代も、
 人は何かに縋りたくなるもののようですから。
 そうだ、ミツボシが軍人なら、そちらの星にもうまいこと入れてもらえませんか? 軍隊とのつながりはまだないものですから、事が終わったら是非……ふふふ。

[この体は、もともと教祖だったものではない。
 人の体を得て、人を引き寄せる手管と言葉を、長いことかけて身につけて。入念な準備を積み上げて、アルクビエレは教祖となった。
 《銀光教団》は、始まりからしてアメーバが増えるための土壌だった。]


 まずは実力行使に出ようとしている会長殿として、
 PJも早々に排除したいところです。
 となれば、やはり護衛から……でしょうかね。
 あの様子では、PJ本人からの依頼でもない限り、
 他の者につこうとはしないでしょうし……

* 厄介ですねえ、と同意の頷き。]

 まあ、もしも検査とやらを免れなかった場合は……
 PJが嘘をついている、或いは、
 もっと有効な判別方法があると、
 我々から誘導するしかないかもしれませんね。


ふ、それは願ってもない提案じゃな。
軍人といえど心が強い者ばかりではない。教団を引き入れればきっと弱き者がおぬしらを頼りに来る。
さすれば、かの星も我々のものにすることも難しくはないじゃろうて。

[くつくつと喉の奥で笑う。]

そのためにも、まずはこの船を我らのものにせねばな。
全く面倒じゃのう。PJを放っておけば、いずれ調べられて正体がばれる。しかし護衛も放ってはおけぬか。


【人】 服飾商 PJ

─ カジノ ─

[アルクビエレとミツボシ、二人の意見はどうやら似たようなもので、『自分の事はいいから先程の少女の検査をしてはどうか』とのことだった。]

 そう。お二人とも頼もしい限りね。
 じゃあ……
 さっきの子にお話を聞き行った方が宜しそうね。
 ロバート、もう少しデートに付き合って欲しいわ。
 よろしい?
 
[しきりに周囲を警戒し、においを嗅いでいるロバートの頭を、手癖のようにふわふわと撫でた。幸せな手触りと温かさを感じる。>>186

(187) 2022/05/05(Thu) 21時頃

【人】 服飾商 PJ

 
 感性に正しさがあるかどうかは
 あたしにとっては、疑問だわ。

[惑星『時』も、寿命を資源のように利用したいがゆえに……反対にその資源を金にかえたいがために、むざむざと人を殺した人が糾弾されがちな社会になっただけだ。
 ここでミツボシが『正しい感性』だと相手に言うことにも、何か理由があるのだろうと、PJはまた途方もない気持ちになった。>>185

 理解したくないわけではないの。
 可能なら、もっとあなたの言葉から、
 色んなことを理解できたら良かったわ。

 ミツボシさん、あたしたちの育った星は遠いわね。
 またお話に付き合って頂戴。

(188) 2022/05/05(Thu) 21時頃

【人】 服飾商 PJ

─ カジノ→廊下へ ─

 ねえロバート。
 間違った感性はあると思う?

[ロバートの意向を確かめ、彼がついてきてくれるようなら連れ立って、医務室へと向かうことにしよう。]

(189) 2022/05/05(Thu) 21時半頃

服飾商 PJは、メモを貼った。

2022/05/05(Thu) 21時半頃


服飾商 PJは、メモを貼った。

2022/05/05(Thu) 21時半頃


[エフはフケの多い体と言われて()ショックを受けた]

 悲しくなるからやめてくれないかなァ!それ!!!!
 なんかよくわかんないけどショック受けた!!!

[声もちょっと涙声だった]

 それはそれとして、カジノでそういうことがあったとはね。どうせ危険生物の侵入の話聞いて、ストレスでぶっ倒れたところだろうな。冤罪にもほどがある。
 と、情報収集やらなんやらは、悪いがアンタらに任せっぱなしになりそうだ。こっちは怪しまれない程度に船内スタッフとして働かないといけないんでな。まあ、船内に何かしらの変更があったら、即時地図に反映しておくんで勘弁してくれ。

[んじゃあ俺は仕事に戻る そう言い残してエフの念が遮断された。古いタイプというだけあって、擬態をしながら念話をするのは不得手なのだろう]


【人】 服飾商 PJ

─ 廊下→医務室前の待合スペース ─

[ロバートはPJの誘いに快諾した。
 二名は医務室へと向かう。
 医務室の付近ですれ違う医療ロボット達に確認すれば、なにやら検査にはそれなりに時間がかかりそうだ、とのことだ。廊下のすぐ隣の、待合スペースの椅子に座った。]

 正しいか間違いかって
 言葉をあてる経緯について考えていたの。
 そのままだと、相容れない感性。
 そうよね。うん、丁度いい気がするわ。

[ロバートが唸って考えた末の言葉にをきいて、傍にいてくれる犬と自分が、それこそ『相容れない感性』でなかったという結果に、ほっとしたのかもしれない。PJは安心したように笑みをつくり、明るい調子で頷いた。ロバートのしっぽが下がっているから余計に、少し大げさでもそうすることを選ぼうとしたのだろう。]

 感性に間違いと正解を持つという事は、
 どういう事かしらと思ったのよ。
 彼女の事、彼女が言った通りに、
 あたしは全然理解出来ていないように思えて。

 命を短くするやり取りが続くと
 生きたいと心から思う時に……忙しいのかしら。

(193) 2022/05/05(Thu) 22時半頃

[涙声が返ってきて、すこし驚いた様子。]

 えっ……もしかして、エフは泣いていますか?
 いいんですよ、気にしなくて。
 わたくしだって手入れを怠れば錆だらけになりますし……

[しゃあしゃあと言う。元の体はそういう生態らしかった。]

 ともあれ、状況はわかりました。エフは多忙ですからね。
 お互い、うまく立場を利用することといたしましょう。

[声だけなので手を振ったりはしないが、一旦エフに別れを告げた。]


【人】 服飾商 PJ

― 医務室前の待合スペース→医務室へ ―

[待合スペースから、医務室内の声の内容についてはPJは聞き取ることができなかった。>>181>>182PJとは聴覚も捉え方も違うであろう犬であるロバートがどのように物音を捉えたかは、ロバートだけが知ることだ。

 それでも。なにやら人の声がするとPJが判断できたころには、医務室前の医療ロボットにことわり、中の様子を見に行く事だろう。]


 ごきげんよう……?
 お話中のところ、ごめんなさいね。

[付き添いできた面々がいるなら、そちらにもお辞儀をしなければ。きっとひどく大事なことを話していたのだろうことばかりは、空気感で察した。]

(194) 2022/05/05(Thu) 23時頃

服飾商 PJは、メモを貼った。

2022/05/05(Thu) 23時頃


【人】 服飾商 PJ

─ 医務室 ─

 いいえ。あたしはあなたの寛ぐための時間を
 お邪魔して申し訳なく思っているところ。
 待たせて申し訳ないなんて、光栄だけれど
 あたしには思わなくて結構よ。

[付き添いの方々へ、それぞれ視線をやる。
 考えるのに時間はかけなかった。>>198

(202) 2022/05/05(Thu) 23時半頃

 信仰のために死を恐れず戦う、なんて兵士も大昔はいたそうですよ。
 まあ、心を病んだ軍人のカウンセリングを請け負うとか、表向きの関係はその程度に留めておいた方が双方にとってよさそうですけれど。
 ふふ、楽しみですね。

[表でグラスを傾けながら、裏ではそんな話をしていた。]


【人】 服飾商 PJ

 さっきのニュースをお聞きになって?
 不調のでた方から、一応検査をしようと思ったの。

[単刀直入に話すことにした。]

 きっと、今医療ロボットたちが
 あなたの検査をしたと思うのだけれど。
 その検査に使用したあなたの体の一部や
 あなたをスキャンした画像を、
 さらに、もうすこし、調べさせて頂けないかしら?

 勿論、任意なのだけれど。

[断られた場合は、本当に“しない”を選ぶことも考慮にいれたほうがいいだろう。PJはそう思いながら、少女の前で首を傾げた。]

(203) 2022/05/05(Thu) 23時半頃

【人】 服飾商 PJ

─ 医務室 ─

 ええ、あなたの。

[自分のことだと“咄嗟には捉えない”という仕草には見覚えがあった。すなわち、PJが自分の考えだけで考えるとするならば………『自分は大事ではない、無関係だ』……と、経緯上思ってきた、ということではなかろうか?>>207

 危険生物がどういうものか、ご存じないなら……

 もし、あなたが知りたいと思うなら。
 あたしが直に、知っている事を教えるわ。
 あなたがそういう時間の使い方をしたいと願えば
 あたしは絶対に応じる。

 理由はひとつよ。
 検査に応じてくれる時、
 あなたが自分がされた事を
 知る権利があると思うからだわ。

 そしてそれって、あたしが同じ状況なら
 ちゃんと説明されたいって、思うからよ。

(209) 2022/05/06(Fri) 00時半頃

【人】 服飾商 PJ

 あら、体調不良の理由は分かっているのね。
 それは……まずは本当に、よかったわ。
 原因がわかることが、第一歩だから。
 あとは“なにをするか”だもの。

 宇宙は広いわね。

[きっと、生きられれば治癒の方法はある。
 そう頷いた。
 それから、その目をつむった少女が、こちらの心配をするように『権利は他のひとにあげて』と頼むことに驚いた。ややあって、PJはその優しさに感じ入った。ため息をついてから、笑う。]

 
 ……多分それについては……
 あなたとあたしの“危険生物”の捉え方や
 無事でいて欲しい時の、捉え方が違うの。

(210) 2022/05/06(Fri) 00時半頃

【人】 服飾商 PJ

― 医務室 ―

 あら。では、教えるわ。
 教えられるのは、……PJ。あたしの名前はPJというの。
 教えられるのは、全宇宙の正しさではない。
 PJの考えの範囲でのことよ。
 別の人の考えの元では、きっと違う考えを話すでしょう。

 なぜなら、この銀河のなかには
 たくさんの惑星と、たくさんの人がいるから。

 まずは、おとぎ話で世界が動いているか否かだけど。
 否定も肯定もできないくらい、世界は広い。

 ただ、あなたが『疑念』をもって
 おとぎ話の世界を疑った時点で
 すこし、あなたの世界が広がったように、
 あたしの見方では思うわね。

[まずは『おとぎ話』について沙羅の考え方なんててんで気にしていないような、心から本心の言葉を並べた。]

(213) 2022/05/06(Fri) 02時半頃

【人】 服飾商 PJ

 因みに、あたしも神様は知らない。
 あなたに神の加護があって、その声をきいたとして
 あたしは別段信じないし、特別とも思わない。

[医務室に増えた声は、つらつらとそう話す。]

 あたしが神様に助けられたと感じたことがないからよ。
 神様が人を助ける様子を、皆見たことがないから
 自分が助けて貰えるように、人を助けて生きなさいと
 あたしは教わってきた。
 PJの知る世界では別段、神は絶対じゃないわ。

[まずは、神についてまで。そう話した後……]

 だから、あなたの身の周りに起きることは、
 あなた自身も知るといいって、思うのよ。
 全ては神様がきめた事じゃないとあたしは思っていて
 あたしや、あなたが決める事だと思うから。

(214) 2022/05/06(Fri) 02時半頃

【人】 服飾商 PJ

 あなたの体の検査結果をまだ知らないわ。
 だから、あなたの体について語るのは
 傲慢かもしれないけれど。

 星によって“生命の神秘”をどう解き明かすかは
 まちまちよ。

 あたしのなかでは、病気を治すのは神の御業でなく
 人間がが解決したい、助かりたいと思ったことが
 思考の果てに結実した。知識のストーリーだわ。

 ……

 だから。あなた次第では奇跡はあると思うし。
 あたしがあなたの体に奇跡を望むことも出来る。

[惑星『時』でも、今は生む・育てることに免許が要る。かつては新生児の寿命を換金できてしまったからだ。PJは沙羅の境遇をしらないが……沙羅のような境遇になり得た子供を大量の寿命に変換したのち、その文化は糾弾された。]

 ……さあ、ここまでが。
 あなたと、私の、ほんの触りの概要ね。

(215) 2022/05/06(Fri) 02時半頃

【人】 服飾商 PJ

 
 じゃあ。
 次は、危険生物の捉え方の話をしましょう。


[その声は言った。医務室という場所で。
宇宙人の数だけ、眼球によって見るという捉え方があるとするならば、沙羅だけの見方で、PJの言葉とはそこに在る。]

(216) 2022/05/06(Fri) 03時頃

【人】 服飾商 PJ

 
 危険生物によっては。


 人の体に入ることがあるのよ。
 極端にいうと、あなたが実は死んでいて、
 既に危険生物になっていたっていう事すら、今は……
 この船の全員について、あり得るわ。

 “危険に曝す”のは
 その宿主だけではないの。

 周りにも危害を及ぼす事があると
 あなたは知っていて?

 たとえば、あなた自身が“感染”していたら
 周りの人を傷つけてしまう事もある。
 そんな話よ。

(217) 2022/05/06(Fri) 03時半頃

【人】 服飾商 PJ

 だから、体調を壊したひとを気にかける。
 発生源に近い位置にいた人を気にかける。
 誰が死んで、その“痕跡があるか”を。
 痕跡の発生から何日経ったかを、
 何が近くにあったかを……気にかける。

[だからこの船がニュースで名をあげられたような気がしてならない。]

 そういう、厳しい話になってくる。

 あなた自身の体調不良と
 危険生物による被害か判別がつかないから
 “危険”と、言葉通りに思っている。
 そういう、至極、残酷な話だわ。

 あなたは今、あたしにとっても、誰かにとっても。
 誰かを傷つけるかもしれないし、
 そうじゃないかもしれない。
 そういう、恐ろしい他人よ。
 当然、立場はあたしも同じだけれど。

(218) 2022/05/06(Fri) 03時半頃

【人】 服飾商 PJ

[そう聞いて、彼女が自分は調べられたくない!やっぱりあなたの近しい人から調べるべきだ!とと言う場合は?

 そういう事実が残る。
 そして、PJはその調べたくない、という気持ちを尊重して“何もしない”を選ぶことも吝かではなかった。

 沙羅のすぐそばに、沙羅の行動一つで変わる出来事は、今や、存在していた。**]

(219) 2022/05/06(Fri) 03時半頃

服飾商 PJは、メモを貼った。

2022/05/06(Fri) 03時半頃


【人】 服飾商 PJ

─ 医務室 ─

[差し出された検査結果を見る。想像していたものとはかけ離れていた。もっと人為的な技術で、頭部に対して何かしらの意図をもって行われたものであるようだ。
 だから、少し、生き物に落胆する。
 一体何をしているのかと。
 
 危険生物のセオリーとは違っていた。もっとも、その技術で頭部に危険生物を詰め込まれている……なんて可能性もPJはついつい想像してしまう位、危険生物を恐れていたので、沙羅のことを安全だと考えたわけではなかったが……]

(225) 2022/05/06(Fri) 04時頃

【人】 服飾商 PJ

 
 ねえ、サラさん。

[教えて貰ったばかりの名を呼ぶ。]


 あたしにとっては、これは
 あなたの事を心から知りたいと思った時
 絶対に有用な書類だわ。 
 


[沙羅のことを、彼女の体調を、調べてあげられるか否か。それについては勿論肯定を返す。ただ頷いただけだった。PJにとって、それは万人に当然渡してあげることが約束された権利だった。

 そうしたら、沙羅は泣いていた。

 PJは、そういう時に泣く人の事を、全く知らないわけではない。だって、惑星『時』には、たくさんの『寿命を売りたい』と願い、死を望む人がいるのだ。]

(226) 2022/05/06(Fri) 04時頃

【人】 服飾商 PJ

 
 ……昔の映画で。
 ハンカチは人に貸す為に持つんだって
 きいたことがあるわ。

[本当に古い映画だった。
 あまりにも懐古主義的すぎるのかもしれない。
 その教えが、年若い彼女には嫌がられるかもしれないけれど。PJはハンカチを彼女に差し出す。断られても別段構わなかった。]

 ……

[……「旦那様も、乗っていたら良かったのに」

 絞り出すような願いを、PJはきいた。
 連れて来たロバートも聞いているだろうか。今、彼との『感性』はどのくらい、近しく居られているだろう。]

(227) 2022/05/06(Fri) 04時半頃

【人】 服飾商 PJ

 
 ……約束よ。
 あなたの事を調べさせて貰うわね。



[この会話を聞く人が、どの程度いるだろう?
 当人と、彼女の付き添いの誰かや、ロバートは耳にしていてもおかしくはない。

 サラと名乗った少女の涙も、涙をぬぐいながら怖い話と口にしたことも、PJには春のつめたい雨でしょげている花のようにいじらしく感じられた。
 明日、PJは調べた結果を得るだろう。]

(228) 2022/05/06(Fri) 04時半頃

【人】 服飾商 PJ

[沙羅について調べられる十分な素材を得た後、PJはロバートと自室へと戻っていった。

 ロバートの約束によれば、お散歩デートは『部屋に鍵をかけるまで』だ。**]

(229) 2022/05/06(Fri) 04時半頃

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