28 僕等(ぼくら)の
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───縁牙ッ!!!戦え!!!
[僕は思わず、パイプ椅子に座って固まっている弟を思いっきり殴りつけた。縁牙は椅子から転げ落ちる。
胸倉を掴んで立たせ、もう一度椅子に座らせた。
椅子の後ろから、弟の手に自分の手を被せる形で握って、耳元で囁く。
───主砲、右肩に撃って来るから上体を下げて。
次、左足に来る。躱して。
遅い!!次、避けたらお腹を狙って撃つ!
[まるで二人羽織りの戦闘だった。ロボットはちゃんと動いて、槍を放つ。
というより縁牙は、避けるのが下手だが、攻撃は百発百中だった。そうでなければ。それでこそ。僕の弟。
だけど、確実に中ててしまうからこそ、自分の腕に怯えるのか。]
殺さなければ殺られるんだ。
考える余地すらない。
[敵ロボットの核が丸見えになった時、あいつは泣いていたけど、
"殺れ!!!"という僕の合図により、
一撃で仕留めた。
そのロボットの核は何故かガラスのように透けていて、
中に独りで居たパイロットが丸見えだったっけ。
仕留めた瞬間、真っ赤に染まって、何も見えなくなったけど。]
[縁牙はその場で吐いて。泣いて。
僕は "………よくやったよ" と声をかけたけど、
弟は何も言わなかった。
その戦闘の後、あいつは直ぐに死んでしまって。
───同じ顔だから。
───ああ、僕の死に顔は、こうなんだ……と
知った。]*
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ーーその一滴から花開くーー
[大事な事はなんだろう。 大切な事は、なんだろう。
巨大ロボットの大暴れという、僕視点のほぼ災害に巻き込まれて。
本当ならば、Aは何故あんな事をしたのかとか、僕らはただ被害を追っただけなのかとか、考えるのが普通だ。
僕はAの連絡先を聞いていたのに、みんなのように連絡しようなどと1ミリも思わなかったし。
むしろあのロボットも、Aも、ハロも。
どこか地球じゃない世界からやってきた迷惑な侵略者みたいなもので。
僕らの大切な想い出になるはずだった合宿最終日をぶち壊した悪者、みたいな認識でしかなかったから。
(6) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[よって、まず。
康生が乗る救急車が遠ざかって行くのを見送りながら僕が考えて居たことはーー
とくんとくんと騒がしくてたまらない胸の鼓動の原因だったんだ。]
(7) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[僕という人間が何に支配されて来たか。 物語を読んでいる人は薄々気付いているだろうけど、解説しておこう。
ーー自覚はいつからだったろう。 中学で精通を迎える前から、僕はみんなより性的な興味が強かった。
幼稚園の時に女の子のパンティを脱がせて泣かせてしまい、酷く怒られた。
中学になって身体が大人になると、僕は欲が溜まりムラムラするのを強く覚えた。
しかし、僕の中学は男子校である。だから、専ら野球に打ち込み性欲を発散した。 それでは足りないから、夜は猿みたいに自慰を繰り返した。
女の子を見かければ、胸やうなじといった性的部分に視線が張り付いた。
ヤりたくてヤりたくて堪らなかった。
ヤれるなら男でも構わないとすら思ったことも。]
(8) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[そんな僕は肩を壊して野球人生にサヨナラする。 最早スポーツにて発散という手段を失ったのだ。
そして、高校は男女共学だった。
僕の周りにはクラスメート、部活先輩、そしてーー再会した幼馴染みになれなかったあの子など、いきなり女子が溢れる事になる。
飢えて、飢えて。
肉を貪りたくて堪らない僕の前に餌が沢山あった。
ただ、だからって勿論いきなり同意なく押し倒し事に及んだらただのレイプで犯罪だ。
僕だって分別はあるし、男は女の子を護るもの、という心の矜持だってあったから。
しかし結果、自慰だけでは鎮められない強い性欲を僕は常に持て余すことになったのだ。]
(9) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[ーー雨竜先輩は、ある意味の同類。ある意味の、共犯者。
彼女もまた、肉欲に支配された獣だった。 それなのに僕の兄みたいな真面目で淡白な男と付き合ってしまったものだからーー
そりゃあ、溜まっていただろう。
部室で初めて二人きりになった時、僕は彼女の雌の香りにクラクラした。
彼女もすぐに気付いたのだろう。手を触れあわせて挑発してきた。
あれは、雄と雌の原始的な交尾のサインだったんだ。
なんてこたぁない。 僕は雨竜先輩を好きなわけでも、恋をしていたわけでもなかった。
ただセックスアピールに惹かれていただけだったんだ。]
(10) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[合宿にて僕は兄から、彼女が恋人なのだと打ち明けられた。
その時彼女はニヤニヤしていた。面白がるように。
ヤりたくて狙っていた女は兄のお手つきでした。 僕がショックを受けてどん底に沈むのを見ていた。
でも雨竜先輩は、僕がそれでしおしおと諦めないことまで見抜いてたんだよね。
だって僕は、支配されているから。強い強い性欲に。
彼女は真夜中に僕をラウンジに呼び出した。
yogiboにしなだれかかり、僕を誘った。
寂しいの。
その一言で十分だったよ、僕がたかを外してしまうのに。
理性なんかとっくにぶっ飛んで、彼女をひたすら貪った。]
(11) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[同じように彼女も、僕の精を吸い付くそうとしたんだけど。
一夜の過ち?それは結果論だ。 もし兄にバレなければ、僕らは毎日だってヤりまくったろう。
ただ粘膜を擦り合わせ、快楽を得るために。
ーー互いに好きなんて感情はなかった。
ただ、これらは全て無自覚に行われてきた。
僕は雨竜先輩を前にして高まる肉欲を、恋のときめきだと勘違いした。
彼女を好きなんだと誤解した。
自分を理解してなかったからね。]
(12) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[だけどこんな僕が変わるきっかけが訪れた。 僕を支配していた性欲に打ち勝つ強い感情に、僕は唐突に出逢う。
それはまるで、ヘレン・ケラーが雨に打たれてwaterと叫んだような。
物事を全身で理解するような瞬間だった。
僕は恋をしたのだ。 漸く、肉欲に負けない強い想いを得たのだ。
最初の一滴は小さな。 でも、僕の心をじわじわと侵食して。
やがて自覚に至る。]
(13) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[本当に好きなら、その相手をヤれるかヤれないかなんて、些細なんだよ。
ーーつまり。
僕は柊木康生に恋をした。]
(14) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[問題は、そのタイミングは、僕が性欲に押し流されて彼に無理矢理キスした後であったこと。
完全に片想いである、というのは、恋愛成就は恋という性質に別に不可欠ではないから構わないが。
普通は恋をしてから同意を得て、ロマンチックにキスをするんだよ。
なのに僕は焦り、彼との最後のキスを恋に堕ちる前にしてしまった。
なんともまあ、皮肉。
さて、一応僕の気持ちが本当に恋なのか検証してみよう。 それを恋ではないと僕が間違えて判断した原因もね。
珊瑚先生宜しくお願いします。]
(15) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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『よく、恋は落ちるものっていうよね。 いつの間にか好きになってるの。>>309』
キスした直後から僕はとても恥ずかしくなり、いつの間にか今までの友情とは異なる好きの感情を持っていた。
『友情は信用と信頼で成り立つけど>>309』
そう、だからキス以前は友達として好きだった。
『性的な欲求とも、違うと思う。』
友達としての好きが高まり、パニックを身体が興奮と誤認し、僕は彼の唇を奪うに至った。
だがその後、僕は彼の身体的ハンデを知り、性的欲求を感じなくなっている。
彼に恋をしたからだ。
(16) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[『友情だったら"いいって事よ!"で済むのが 恋愛だったら"もっとしてあげたい"と "察して欲しい""自分にも返して欲しい"になる?』
彼に僕の気持ちを察してほしいと思った。 彼が僕を恋愛的な意味で好きになり、気持ちを返してくれたらと願った。
『もっと笑顔が見たいとか、 何かしてもらえると他の人より嬉しい』
勿論だ。笑顔が見たいし、彼に褒められたり触れられると誰より嬉しい。
『自分より優先したい相手なら』
言わずもがな。
『狂おしいほど相手が欲しい。奪いたいくらい。』
彼が珊瑚にプレゼントを渡して言った時、僕は明確に嫉妬した。]
(17) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[『隣にいるだけでドキドキするとか。 ほんのちょっとしたことが嬉しい、とか。』
食堂で隣に座るだけでドキドキした。 彼が僕の名をほんのちょっと呼ぶだけで嬉しかった。
僕は彼に恋をした。
まるで坂道を転がるように、抗いようなく、恋に堕ちた。
ただ、この物語は恋愛ストーリーではない。
僕らはこれから巨大ロボットに乗り命を掛けた戦闘をするのだ。
本来はそちらの心配をしたり苦悩するのが普通だがーー]
(18) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[長年僕を苛んできた性欲を上回る想いに満ちて。
恋をするだけで、相手から同じ想いが返らずとも幸せいっぱいになることを僕は知り。
そう、ただ。
彼への想いを募らせていた。 ひたすらに。
たった一滴が花開く。 たった一滴を僕は、噛み締める。]
(19) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[ーー好きだよ、コウ。]
**
(20) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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ーーあの日の終幕ーー
[加賀先生が救急車を手配して康生を病院に搬送する事が決まった。
常備薬についての質問や、康生の母親への連絡などまでこなす姿は頼りがいがある大人である。>>1:@86>>1:@88 兄だってこんなには出来ない。
先生がいなかったら僕らはーー康生はどうなっていたか。 教師という役割以上に僕らに親身になり尽くす彼に、僕は。]
先生ーー。先生、ごめんなさい。 僕、今まで先生のこと苦手で。 子供っぽく反発してあんな態度。
ごめん、なさい…。
(49) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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[先生に向かって頭を下げた。 今はこんな謝罪をしてる場合ではないかもだが。
大和が出ていくと言った。危ないのではと僕も真弓と同じように心配したが>>1:558、先生が許可するなら大丈夫だろうと見送る。>>1:539>>1:@90
千映が目覚めたのはその後。 彼女も意識がまだハッキリしない様子だ。>>1:547
救急車のサイレンが近付いてくる。先生の迅速な手配のお陰だ。
離れ離れには本当はなりたくない。だが、あんなにも苦しそうなら一刻も早く治療を受けて欲しいと僕は願った。
縁士も康生を励ますように声を掛けている。>>1:554
(50) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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[ストレッチャーにて運ばれていく彼の姿が痛々しくて。 胸が張り裂けそうになる。
なんで僕は彼の唇を奪ったんだ。
彼が傍にいてくれるだけで、笑顔を向けてくれるだけで、元気でいてくれるだけでーー
他に何もいらなかったのに。
安心させようと、彼が僕をバーカと言った。
僕の胸がどくん、と大きく跳ね返る。
嗚呼、この期に及んで僕は。 こんな時なのに僕は。
彼がーー彼が好きで。 好きでたまらない。]
(51) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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うん……待ってる。 約束だからな。
[彼から託されたプレゼントの包みを、複雑な心中にて握りしめながら、僕は彼を乗せて去る救急車を見送る。
小さくなりながら遠ざかる真っ白な白い車の背に、痛いほどの思慕を、壊れてしまうほどの強い想いを向けたーー。]
(52) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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[ある程度の時間を経て大和が外出から帰って来た頃>>1:550 また、1つの事件が起こる。
突然Aの遺体が加賀先生の所へ、つまり宿泊施設に転送されてきたのだ。>>1:557
その時たまたま先生はリビングを離れていたので>>1:@3 、みんなの輪の中に遺体がパッと現れて阿鼻叫喚にはならなかった。
加賀先生は僕らのところへやってきて、ショックを与えない説明をしてくれた。>> @5
加賀先生は説明を求める。 途中までどっきりだと思っていた僕は、説明をみんなに任せた。 >>@6
僕は遺体を見たいとはまるで思わなかった。 みんなのようにAに対して仲間意識など欠片もない。
むしろ、こんな事態を巻き起こした張本人としか。]
(53) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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[大和は遺体を見たようだ。強心臓の彼らしい。>>41
……死んだんだ、アイツ。
[『戦闘に勝利してもパイロットが一名犠牲になる』という説明を、僕は珊瑚にグループLINEを送っていて聞き逃しているから、敵と相討ちになったのかと思ったが、みんなの説明を聞けたなら、考えこむ。
彼も被害者?わからない。]
(54) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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[それからまた暫く。僕は父さん母さんから『今大量に作ったお握りや水、食べ物を車に積んで向かっている』との連絡を受けた。
その前に、何回も着信は来ていたのだけどね。 僕は康生が運ばれていくまでは気付かなかったのだ。 康生の事で頭がいっぱいだったから。]
みんな、先生! 父さんたち車で来てくれるって!
[遺体の転送とかきつい出来事があったわけだが、これは嬉しいニュースとなり場の雰囲気を少しは変えただろう。]
(55) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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[そしてどれだけか時を経て。どんぐり亭というロゴが車体に入った車が近付いてきたのを見た時、僕はガン泣きしてしまいーーブンブン手を振ったのだ。
合宿宿泊施設にいるメンバーは 僕、真弓、縁士、大和、千映に加賀先生。
みんなでお握りを食べられたろうか。暖かいお味噌汁もあったはず。それらの余剰は施設の人に預けられた。
メンバーで親が迎えに来る人はその車で帰ったろうか。
迎えの来ない大和は、僕のうちのワゴンで一緒に帰らない?と誘う。>>1:550]
(56) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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[縁士は祖父母しかいないようだから(僕はドリンクコーナーでの話は聞いてないから知らないけど)、迎えが難しい組か。
僕は大和、縁士に声を掛けただろう。
加賀先生は千映を車で送っていくようだ>>@8 真弓も適切な手段で帰路についたはずだ。
僕らはそうして、巨大ロボットが恐ろしい猛威を奮い、一瞬にて壊してしまった場所から離脱するーー。]*
(57) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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――現在/天文部の部室(合宿から5日後)――
[どんぐり亭のワゴンにて両親と帰宅後、世間の大騒ぎについてを僕はニュースにて知った。 >>37
ニュースでは、ロボットについては外観以外はほとんどわからないと報じられている。
当然のようにAやハロ、同乗していた僕らの話など出なかった。
僕は父さん母さんに、ロボット内部に居たことを話さなかった。
余計な心配を掛けるだけだからーー。
グループLINEは当然入ったが、Aも犠牲者であるらしい(選ばれたパイロット)と聞いた後も僕は『彼が僕らを巻き込んだ』という意識があり、やはりみんなと同じように同情的ではない。
ハロという名前も嫌だったが仕方ないだろう。
(60) 2023/08/15(Tue) 10時頃
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[康生にLINEをしたり、珊瑚に逢ったりして(もしかしたら逢えなかったかもだが)ーー。
そして、五日が過ぎて。
加賀先生を含むあの日のメンバーが天文部部室に顔を揃えた。>>34
みんなそれぞれ思うことがあるだろう。僕は口火を切ることにした。]
(61) 2023/08/15(Tue) 10時頃
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まず、みんなが無事だった事が僕は何より嬉しいよ。
康生は入院したけど命には別状ないみたいだし。
で。あのロボットとAのこと。
ぶっちゃけ僕は搭乗中『びっくりモニター』の仕掛けだと思い込んでたんだ。 Aは役者なんだろうな、と。
勿論今は、現地の惨状も見たし、Aが亡くなった事も聞いてるから現実なのは把握してるよ。
そうなるとAとハロが話していた事が問題だよね。 彼らは、僕らが契約した、次のパイロットになり戦う、負けたら地球は消滅すると言っていた。
正直地球消滅はほんと?て感じなんだけど、地球の科学では存在しえないロボットが動いているんだし、ワープや転送技術を考えたら、あのロボットで僕らを戦わせようとしている黒幕がそのぐらいやってのけてもおかしくはないよな…。
(62) 2023/08/15(Tue) 10時頃
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後、大事な点は。
ロボットは操縦者の生命を消費して動く、て点だよ。
それだとつまり。
僕らがロボットに乗せられて闘うことになり、運良く勝てたら地球は護られるけど、その操縦者は死ぬーーそういう、事だよね。
やっぱりまだ現実味がないけど、もし、そんな事になるならーー。
[僕は一番大事な概要を話す。みんなきっと補足してくれるだろう。]
(63) 2023/08/15(Tue) 10時頃
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…僕は、死ぬなんて嫌だ。 地球が滅びるのも困るけど、だからって死ぬなんて、嫌だ…
みんなが死ぬのも嫌だ。 父さん母さんが死ぬのも嫌だーー。
嫌だ嫌だ嫌だッ…!!
次のパイロットは、誰がなるとか。 いつ次の戦闘になるかとかも決まってるんだろうか?
どうにかーーどうにか、誰も死なない方法はないんだろうか?
[僕はすがるような瞳で一同を見渡した。]*
(64) 2023/08/15(Tue) 10時頃
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ーーLINE/康生ーー
[康生に対する情報を僕が一番に得たのは、珊瑚の報告だった。>>40
彼の父親が医者で現地に向かっている話は聞いていたが、偶然搬送された康生と顔を合わせ、それが珊瑚に伝わったという経緯を僕は知らないので、また邪推が働いてしまう。
僕には康生から連絡はない。なのに、珊瑚にはーー。
いや、珊瑚は遠方にいるから安心させるために連絡したのだ。 二人が深い仲だからではないに違いない。
だってもし、珊瑚と康生が恋人であるなら、どちらかまたは二人が僕に教えてくれるのでは?]
(65) 2023/08/15(Tue) 10時半頃
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[いやまてーー
今まで彼女が出来た時も、康生は僕に報告なんかしていない(彼女なのか彼氏なのかすら知らない)。
だったらーー
駄目だ!素数を数えろ。 落ち着くんだ。 まだホイッスルは鳴っていない!]
(66) 2023/08/15(Tue) 10時半頃
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[その後、康生自身の報告がグループLINEに届いた。>>59
安堵するも、やはり寂しさを感じる僕がいる。
もじもじうじうじしても仕方ない。
意を決して、僕は彼にLINEを送った。]
(LINE) 康生、具合はどうかな。 僕は元気だよ。
康生が救急車に乗った後、父さんと母さんがどんぐり亭のワゴンで迎えに来てくれたんだ。
なんだか信じられない事が沢山起こり、僕はまだ混乱している。
僕は一連をテレビのどっきりだと思い込んでいたから、あの時は怒ったり面白がったりしたけど…
(67) 2023/08/15(Tue) 10時半頃
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コウは、僕よりずっと頭がいいから、Aやハロの言ったことを色々考えているよね。
今の病状を考えるなら、正直コウは回復に専念して欲しいけど…
加賀先生やみんなも一緒に考えてくれるとは思うけど。
僕が一番頼りにしているのは、君なんだ、コウ。
君なんだ…。 君の代わりには、誰もなれない。
だから、もし少し元気があるなら、君の見解を聞かせて貰えないかと思うんだ。
勿論体調優先で、だよ。
(68) 2023/08/15(Tue) 10時半頃
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コウ。ほんとは。 君に逢いたい。 凄く凄く逢いたい。
でもこうしてLINE出来るだけでも幸せだ。 わかってる。大丈夫。
返事は急がなくていいからね。*
(69) 2023/08/15(Tue) 10時半頃
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ーー珊瑚に会いに行くーー
[大和が珊瑚に逢いにいくより前の事である、恐らく。
天文部会議よりは前。
僕は珊瑚と逢う約束をLINEにて打診する。]
(LINE)
珊瑚、色々心配掛けてごめんね。
もう色々知ってるかもだけど、僕ら合宿メンバーはのっぴきならない事態に巻き込まれた。
どこまで珊瑚に話すかも悩む。 僕の一存では決められない気もするんだ…。
兎に角、ゆっくり二人で逢いたい。話をしたい。
食事を奢ろうと思うけどどう?食べたいものある?
(70) 2023/08/15(Tue) 10時半頃
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その後花火する?そんな気分でないなら後日にするけど。逢うのは夜がいい。
都合どうかな?*
(71) 2023/08/15(Tue) 10時半頃
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ーー現在(合宿から5日後)/ミーティングーー
[重苦しい空気が漂う。
楽しい話し合いでないのだから仕方ないが、誰もが鉛を飲み込んだような顔をしていたろう。
僕の次に発言したのは千映だ。あの日は倒れてしまっていたが、今は健康状態は悪くない様子。
僕は彼女の言に聞き入る。
(104) 2023/08/15(Tue) 14時半頃
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[確かに、Aの死因はハッキリしていない。>>81 ハロとAの言葉を信じるなら、人間の魂がエネルギーとなり、彼は死んだのだろうけど。
どこまでも非科学的な話だ。
だが、あんなロボットが動くこと事態がもう現代科学の範疇を越えている…。
僕が口を開こうとした時。 彼女は言った。
"次はあたしみたい">>82]
ーー…ッ
(105) 2023/08/15(Tue) 14時半頃
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[呼吸が止まりそうになる。なんだか照れたみたいに笑う彼女。
そんな、そんな。
千映が次のパイロット? だってそうだとするならーー。]
名前を呼ばれたって、誰に? ハロ?
ーー待って。待ってよ。 待ってくれよッ
駄目だよ。パイロットなんかやったら駄目だ。 やったら死ぬんだッ 死ぬんだぞッ!
[立ち上がり僕は叫んだ。千映がもう、自身の運命を死ぬことまで受け入れているみたいだったから。]
(106) 2023/08/15(Tue) 14時半頃
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死ぬんですか?じゃないッ
死のうが死ぬまいが、ただの高校生である僕らが、そんな地球の命運を背負って闘うなんて方がおかしいんだッ
僕らがパイロットなんかにならない方法。 こんな訳がわからない戦いを止める方法を見つけるべきだよ…ッ
[真弓の話を聞いたら>>86ますますそれが難しいのがわかるのだろうけど。叫ばずにはいられなかった。]*
(107) 2023/08/15(Tue) 14時半頃
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ーーLINE/珊瑚ーー
(LINE) じゃあ今晩逢おうか。 ちょっと預かりものもあるし。
珊瑚に作って貰ったら御礼にならない気がするんだけど… じゃあ、御馳走になろうかな。
三角公園で待ち合わせ。18時に。
[こうしたためて送信。
僕の手元には、康生から預かったプレゼントの包みがある。 中身はわからない。
小さく溜め息をつく。
(108) 2023/08/15(Tue) 15時頃
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康生と珊瑚がもし付き合っているなら。二人の幸せを願う気持ちは勿論ある。二人とも、僕の大切な友達だから。
だけどーー
彼が自分のものにならなくとも。 彼が誰かのものになるのを想像すると、心の奥底がチリチリと、嫌な音を立てた。]
(109) 2023/08/15(Tue) 15時頃
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ーーちょい過去/三角公園(珊瑚)ーー
[待ち合わせ時間より少し早くに僕は公園に到着した。
花火と着火マンが入った紙袋と、小さなバケツを持っている。プレゼントは腰につけたサコッシュの中だ。
服装はいつも通りの気取らないジーンズに薄手のパーカー。
公園の水道からバケツに水をそそぎ、花火の準備をしておく。]
(110) 2023/08/15(Tue) 15時頃
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[そう言えば、今年の花火は康生と抜け出してベンチで話をしていたから、線香花火をやり損ねた事を思い出した。
18時はもう辺りが暗くなる時間だ。公園で遊んでいた子供たちも家に帰って居なくなる。
あんなに恐ろしい出来事があり、戦闘機に乗っていた人や、Aも死んだのに。
ここにはまだ変わらない日常があるような気がした。]
ーー久しぶり。
[珊瑚が現れたら、僕はベンチから立ち上がり、手をあげて挨拶するだろう。]*
(111) 2023/08/15(Tue) 15時頃
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ーーLINE/康生ーー
[康生が僕の気持ちを友情と思い込んでいるのは仕方ないことだ。
僕とて、自分は雨竜先輩に恋をしていたのだと、好きだったのだと思っていたのだから。
あの時僕が『雨竜先輩への気持ちと、コウへの気持ちは違う』と説明した。それは間違ってはいなかったんだ。
だって、僕は雨竜先輩を性欲の対象としてしか見ていなかったから。
そしてコウに対して仄かな恋心を抱いていたのだから。
(118) 2023/08/15(Tue) 15時半頃
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[キス直後だから逆のように見えたけど。
まるで推理小説のトリック並みに複雑だが、真実はいつも1つなのである。
僕が本当の気持ちを彼に伝えるのが何時になるのか。
彼がそれを受け入れるか拒むかはわからないがーー
遠くに在りて想うものは、故郷(ふるさと)ではなく彼だ。]>>92>>93
(119) 2023/08/15(Tue) 15時半頃
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(LINE) 大和と縁士はぼくんちのワゴンに、千映と真弓はカガセンの車に乗ったよ。
大丈夫、みんなちゃんと家に帰ったから。
意見、ありがとう。 凄く嬉しかったけど、病人に無理させたかな、ごめんね。
うん。残念ながらすべて現実だね。本当に、夢や集団幻覚であれば良かったんだが。
『自分が死ぬのがわかっている人間の言』は、僕はわからなかったよ。コウはやっぱり、そういう観察眼に長けている。
ココペリは。Aは。
[僕はここまで返事を書いて一度タップの指を止めた。 Aの事を話すべきか。
悩んだ末、隠しても仕方ないと判断した。彼も一緒に契約しているのだ、ーーショッキングでも事実を把握すべきなんだ。]
(120) 2023/08/15(Tue) 15時半頃
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コウ、どうかこれから僕が書くことを落ち着いて読んでほしい。>>95
Aは亡くなった。
君が救急車で搬送された後、宿泊施設に遺体が転送されてきたんだ。
僕は視認しなかったけど、加賀先生始めみんなが確認した。
君の推測だと、『次に敵が現れたら、契約した六人の内の誰かが死ぬか、負けて地球も宇宙もなくなるか』
パイロットになったら。
勝った場合Aのように命を落とし。負けた場合はパイロット含む全員、宇宙まで全てなくなるって事だよね。
冷静に書いてるけど。 頭がおかしくなりそうだよ。 指が奮えるよ。
一体この馬鹿げた戦いを、誰がなんのために、なんの益があってやらせているんだ?
(121) 2023/08/15(Tue) 15時半頃
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その存在は宇宙が消滅しても無事って事だよな。神様?
6人は、七尾さん、本郷さん、大和、縁士、僕、ーーコウ、だよな。
6人がそれぞれ戦闘に勝っても、順々に死んでいく?
それで地球が護られるなら父さんや母さん、珊瑚は生き延びるけど。
遅かれ早かれ僕も君も死ぬのか?
コウ。
これは、そういう事か…?*
(122) 2023/08/15(Tue) 15時半頃
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ーーちょい過去/三角公園(珊瑚)ーー
うん。あんまり遅くなると珊瑚のお父さんに心配掛けるかな、と思って。
[僕は珊瑚の家庭事情を知らない。珊瑚が家を出ていかねばならなくなっているなんて。
以前珊瑚から、お父さんが心配性な話を聞いていたから、それを思い出して話している。]
あ、珊瑚も買ってきてくれたんだ。ありがとう。
ーーお弁当?うん、勿論大丈夫っていうか、手間掛けさせてごめんね。
(124) 2023/08/15(Tue) 15時半頃
|
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[優しくて、親切で。珊瑚は変わらない。その輝きは恐らく魂から発せられるもので、康生と同じである。
そんな二人はどこまでも、お似合いかもしれない。
僕は少し顔を曇らせた。]
じゃあさ、早速やろうか。
合宿では本郷さんが打ち上げ花火したり、コウがロケット花火をしたりしたんだよ。
[そこらは写真を送ったから珊瑚は把握しているだろう。
線香花火をする縁士とA、加賀先生や大和のことも。
僕はオーソドックスな手持ち花火を選択した。火をつけると、目映い光がジュワッと広がる。微かな焦げ臭さが広がった。]
(125) 2023/08/15(Tue) 15時半頃
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珊瑚!!ほら。
[珊瑚の方に向けたわけではないよ。見て見て、と。
彼女も好きな花火をやり始めるだろうか。]*
(126) 2023/08/15(Tue) 15時半頃
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ーー現在/ミーティング(縁士)ーー
[縁士は強く主張するというよりは、みんなの言葉を聞いて意見を述べるスタイルのようだ。]
それらは僕らの知る現代科学以上のものが関わっている。 とは僕も思うよ。
ただ、ハロやAが言うことが全て本当なのか、はわからないわけで。
七尾さんのように疑問に思ったことは口に出して、みんなで検証すべきかと。>>115
[こんな言い方をするとまた、Aと親しい彼は僕を睨むだろうか。]
(131) 2023/08/15(Tue) 16時頃
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なかったら、僕らはもう強制的に、順番にロボットに乗り、勝っても死ぬんだが?>>123
方法はない、ならもう。 死を覚悟するしかないんだが。
僕だけならともかく。 コウやみんなが死ぬなんてーーそれでいいわけないだろッ
何とかしなきゃいけないんだよ。
[縁士は表情から感情や考えが読みにくい。
彼だって決して現状を良しとするわけでないのだろうが、まるで諦めたように聞こえてしまったから、僕はもどかしくて堪らない。]*
(132) 2023/08/15(Tue) 16時頃
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ーーちょい過去/三角公園(珊瑚)ーー
そうなのか。お仕事忙しいのかな。
じゃあ、家まで送っていくから、家で食べる? 勿論ここで食べてもいいけど。 >>128
[珊瑚の父が医者であることは知っていた。そして彼が、あの時現地に人助けの為に向かって来ていた事も聞いている。
ただ、康生と病院で偶然逢ったことまでは把握していなかった。
医者という職業が忙しいのは当然だから、別の理由で不在がちであるとまで僕は想像出来なかった。]
(136) 2023/08/15(Tue) 16時頃
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[お弁当は折角持ってきてくれたんだから公園で食べるべきなんだろうか。
しかし、青空ピクニックならまだしも、暗い公園で弁当を。 うーん。珊瑚の意思を尊重しよう。]
……。
[『柊木くんも』意味深に止まった物言いが、また僕の心を締め付ける。>>129
彼氏だから?
僕らはどこまでもすれ違う。]
ーー来年。>>129
(137) 2023/08/15(Tue) 16時頃
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[線香花火がバチバチと爆ぜる。しゃがんでそれを楽しむ彼女を見つめながら、僕は康生と交わしたLINEを思い出す。
契約したパイロット六人は、勝っても順々に死んでいく。
つまり、もしそうなるなら来年はない。]
ねえ、珊瑚。 珊瑚はさーー好きな人、いるよね。
[僕は康生をおもい浮かべながら問う。二人が恋人なら、珊瑚の好きな人は康生である。
彼からの愛情がこもった(と、僕は思っている)プレゼントを貰うのは彼女だ。]
その人がもし、死んじゃうとしたら。 そう考えたら…
堪えられる?*
(138) 2023/08/15(Tue) 16時頃
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ーーLINE/康生ーー
なんでパンダ?🐼 なんで?
[思わず突っ込んだ。彼はパンダが好きなんだろうか。
そして、LINEの内容は深刻さを増していく。]
この宇宙じゃないところにいる存在が、征服ではなく滅亡を目的としている。
そうだよね。だって六人で終わるなら、地球も宇宙も救われるわけだが、ハロの話では次のグループが闘う事になるらしいから。
いつから続いているのかわからないが、そんな風にしていて、誰も負けない?
いつか、負けるよね。 そして宇宙が滅ぶ。 つまり、延命みたいなものだよな。
(144) 2023/08/15(Tue) 17時頃
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疑問としては、それだけの高位な存在は、僕らがいる宇宙なんて片手で、一瞬で捻り潰せそうなのに、なんでそんな時間かかることしてるの?だけど。
僕らが苦しむのをニヤニヤ見ているのだろうか? 足掻く様を。
[デスゲーム系にはよくあるシチュエーションだ。問題はこれがお話しではない、という点だが。
そしてここまでやり取りをした後に間が空いた。
検温、と聞いてホッとする。具合が悪くなったかと心配したから。
彼は質問を投げてきた。 僕は考えてーー答える。]
(145) 2023/08/15(Tue) 17時頃
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一般的な定義は省いていい? 君が知らないはずはないし。
僕が考える、だよね。
……おばあちゃんが亡くなった時にさ。 お葬式で父さんは言ったよ。
『おばあちゃんは、記憶として、思い出として、恵一の心の中に生き続けるよ』
それは、わかる。 とても温かい言葉で励まされた。
おばあちゃんが僕の心に存在する。
だけど…僕は寂しかった。 おばあちゃんと話せなくなって。
(146) 2023/08/15(Tue) 17時頃
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おばあちゃんと話すの凄く楽しかったから。
話してくれた思い出は増えないから。
ーーだから。僕は。
人が死ぬって事は、その人と話せなくなること、と思うよ。
その人特有の考えや、思いを聞けなくなること。 僕とやり取りを出来なくなること。
(147) 2023/08/15(Tue) 17時頃
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例えばもし、おばあちゃんが幽霊になって。 肉体がなくなり、僕の頭を撫でられなくてもさ。
枕元で話相手になってくれたら、僕にとってはおばあちゃんは生きているかも。
……僕はそう思うよ。*
(148) 2023/08/15(Tue) 17時頃
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ーー三角公園/珊瑚ーー
ありがと。 じゃあ、お邪魔させて貰うね。
[そうだ。トイレは深刻な問題だ。男の僕ですら、夜の公園のトイレは避けたいから。]
[僕の問いに珊瑚はわかりやすい反応を示す。
恋する女の子、と言った所だ。その想い人が僕と同じでないなら、手放しに祝福出来たのに。
線香花火は、無情に火種を地面に落とした。]
(149) 2023/08/15(Tue) 17時頃
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いつから…最近だよ。 でも前から仲良しだったでしょ。
彼はちょっと世話を焼きたくなるとこあるから… 珊瑚が惹かれるのはわかる。
[天文部の部室で、珊瑚と康生はいつも愉しそうに話していた。
そして康生は迂闊である。去年の花火の失態などは、世話好きな珊瑚の保護欲を刺激したはず。]
(150) 2023/08/15(Tue) 17時頃
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[質問に対して、珊瑚は静かに答えた。それはとてもしっかりした意思の込められた言葉で。
そして彼女は。
"彼"の名を口にした。]
……そう。
[暗がりで、きっと僕の顔は見えなかっただろう。
僕は立ち上がると、無言で花火の片付けを始めた。 まだ大して遊んでいないのだが。]
……お腹すいちゃった。 もう珊瑚の家、行っていい?
[彼女は嫌とは言わないだろう。僕らは揃って、彼女の家に向かうーー。]*
(151) 2023/08/15(Tue) 17時頃
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ーー大和ーー
[大和はぶっきらぼうだ。態度は一見人を拒んでいるかのようで、とっつきにくい。
顔立ちはイケメンであるが、太い眉をキッと引き締めているような印象、気が強そうにも見える。
僕は合宿まではあまり彼と交流がなかった。
しかし、話をしてみたら彼は別に鋼鉄みたいに頑ななわけでもなく、人を拒んでいるわけでもなかった。]
(155) 2023/08/15(Tue) 17時半頃
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[僕は彼が嫌いじゃない。 いやむしろ、物事をハッキリ語る様などは好きだ。 カッコいいな、と思う。
彼はワゴンで送って行くというと、僕と両親に丁寧に礼を述べた。>>143
車の中で話せたらと思ったが、すぐにすやすや寝息を立てた。 いきなり寝れる豪胆さに笑ったけど、疲れてたんだろう。
そして、その寝顔は。 存外に可愛らしい少年そのものであった。
僕はその寝顔をそっとスマホで撮影した。
さて、誰かに送ろうか。 いやでも流石に怒られるかな?
そんなで、彼の寝顔盗撮写真を僕はフォルダに保持しているーー。]*
(157) 2023/08/15(Tue) 17時半頃
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ーー珊瑚のマンション/珊瑚ーー
[珊瑚の家を訪れるのは初めてだ。>>156 彼女は家族と僕の実家レストランに来たりはしていたが。
マンションを見上げる。僕の自宅はレストランの隣にある二階建て木造家屋だから、ビルというだけでちょっと洒落てる、なんて思う。]
お邪魔します。
(162) 2023/08/15(Tue) 17時半頃
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[先に上がった彼女に続いて靴を脱ぐ。クーラーをつけてくれているようだ。
確かに、室温は少し蒸し暑い。僕は羽織っていた薄手パーカーを脱ぎ、半袖シャツ姿になる。]
先にこれ、渡しておく。 コウから預かったんだ。 珊瑚に渡して、と。
[部屋の角に積まれた段ボールはなんだろう?]
引っ越しでもするの?
[そんな風に言いながらサコッシュからギディちゃんが入っているプレゼントの包みを取り出して、テーブルに置いた。]*
(163) 2023/08/15(Tue) 17時半頃
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ーー現在/ミーティング(縁士)ーー
[Aはゲームのモニターだと"僕らを騙して"契約させたのだ>>166
それによって僕らが死ぬ運命にあるのを知った上で、彼はそうしたのだが。
僕は縁士の言葉を聞きながらそう思ったが、彼とAが友情を育んでいたのも知っているから。]
話し合いをする時間もかぎられているから、Aの話は真実前提の会議を先するのは良いと思う。>>172
僕はただ、七尾さんの意見は特に丁寧に扱いたいと考えているから、ああ言ったに過ぎない。
Aを悪くいいたかったわけじゃないんだよ。
余裕があれば、可能性は色々探っていこう。
縁士、まとめてくれてありがとう。>>173
[黒板の文字はわかりやすい。僕は素直に感謝を述べた。]*
(181) 2023/08/15(Tue) 18時半頃
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ーー珊瑚のマンションーー
[珊瑚が康生からのプレゼントを抱き締める様を僕は仄暗い表情にて見つめる。
とても、とても珊瑚は幸せそうだ。
そりゃあ、彼からそんなに愛されたら幸せだろう。]
一人暮らし?そうなんだ…
(189) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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[繰り返すが、珊瑚の事情を僕は知らない。明るい未来を見据えた独り立ちなんだろうと思い込んだ。
まさか追い出されそうになってるなんて思わない。
キッチンに向かう彼女を僕はゆっくり追い掛ける。 シンクの前で止まったろうか。
彼女の綺麗な項が見える。 僕は彼女の真後ろに立った。
お味噌汁飲む?という言葉には答えず、右手を壁につく。
つまり、彼女の背後から壁ドン的な姿勢だ。
このまま彼女に乱暴して、壊してしまおうか。 そうしたら、彼女は康生と別れるだろうか。
ーー僕は。]
(190) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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……珊瑚。
僕は、コウが好きだ。 よくよく考えて、僕は彼に恋をしているよ。
ーーでも。 君とコウが付き合っているのなら、僕は諦める。 だって君たちは二人とも、僕の大切な友達なんだからーー。
[結局僕は、好きな人の幸せを願う。
珊瑚を壊すなんて、とんでもない。
ーー壊れるべきは、こんな薄汚れた僕なんだ。]*
(191) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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ーーミーティング(真弓、縁士)ーー
別に僕もハロに悪意があるとは考えていない。>>183>>188
しかし、ただ純粋に僕らを助けるためにいるとも、思わない。
そうしなければならない事情があるのかもしれない。
仕事、役割。
[僕は真弓と縁士に意見を述べた。]
地球が消えたらコウが消えてしまう。それは困る。>>187
[もう僕の顔には『コウがすきだ!』と書いてあるも同然だ。
しかし全くもって真剣な面持ちで真弓に答えた。]*
(196) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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ケイイチは、エニシ死刑囚をパイロットにしたら…(鬼)
2023/08/15(Tue) 19時頃
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ーーミーティング/千映ーー
もし他の大人を頼らない、この場だけで結論を出すと言うなら、七尾さんに希望を述べて貰い、加賀先生に判断して貰うしかないかと。
[真弓の『他者には信じて貰えないだろう』との言葉を受けて僕はこう言った。
すると。]
七尾、さん……。
[まるで覚悟を決めたような彼女の言葉に愕然とする。 >>194>>195]
七尾さんッ…!>>199
[勝ったって死ぬんだ、死ぬんだッ…
だけどもう、僕は声が出ない。
彼女がそう決意したのなら。]
(234) 2023/08/15(Tue) 20時頃
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……そんな、事言うな。
ーーそんな独りで闘うみたいに、独りで死ぬみたいに、言うなッ>>203
[だけど僕の叫びはもう、ただ虚しく響くだけだ。
ミーティング後、僕は彼女を呼び止めて声を掛けようとした。 しかし、何を言えばいいんだろう。
去っていく彼女の背中を見送りながら思い出す。
ーー彼女はとても軽かった。
そんな彼女が闘いに行くのに、僕はーー何も出来なかった。]**
(235) 2023/08/15(Tue) 20時頃
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ーーLINE/康生ーー
[僕はさほどスタンプを使いこなす方ではない。 あると便利だから、好きなゲームキャラのスタンプぐらいは持っているが。
多彩なスタンプを使いこなす珊瑚や康生はこういう部分も陽キャである。]
Aが負けても僕らの地球と宇宙は関係なかったんだ。
Aは、彼の属する地球と宇宙に属し、それを護るために闘うグループのしんがりだったんだよ。
つまり、グループは最後のメンバーが次のグループの所へ出向き、勧誘、説明をして勝つことで、やっと所属する地球と宇宙を護りきれる、という事らしい。
(244) 2023/08/15(Tue) 20時半頃
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ハロは宿泊施設に遺体を送ってきた時に来たよ。 僕は話さなかったが。 ハロは僕たちのグループの案内役だから、呼び出せばどこにでも転移してくるらしいよ。
[僕は知っている事を彼に伝えた。彼がグループLINEで質問したら得られる情報だし。]
知っている事と言っても、僕もまだみんなと話してないからね。
近く天文部でミーティングを開くとは思うけれど。
[この段階だと僕の知る情報もさほど多くはない。
また、千映が選ばれたこともまだ知らないから(ミーティングにて知る)。]
(245) 2023/08/15(Tue) 20時半頃
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定義で言えば、病気や事故で臥せり、話せなくなった人も生きているよ。
この世から影も形もなくなるよりは、話せなくとも生きている方がいいよ。
だけど。もしコウが目を閉じて。ずっと眠っていて目覚めなかったら。
僕は凄く寂しいーーという話だよ。
AIをその人と認定するかは人権問題も絡むし難しいけど…。
わかるよ、コウ。
そういう意味では、たとえ君が物理的に、定義的に死んでしまったとしても。
それでも、君は生き続ける。 君が死ぬことはない。
だって、君は僕の中にいるからね。 想い出がたくさんあるからね。
(246) 2023/08/15(Tue) 20時半頃
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でもーー嫌だ。 君を失いたくないんだ。 失いたくないんだよ。
[文字でなければ、叫んだ。 でもLINEに、君が好きだと書いてもきっと伝わらないんだ。
僕の想いは。]
沢山話しちゃった、ごめん。 ミーティングの日、コウがもしもう少し回復していたら、電話で話したいな。
今日は無理させてごめん。 ありがとう。 ゆっくり休んで。
(248) 2023/08/15(Tue) 20時半頃
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[この日の連絡は、これで一旦終わりとした。
僕はスマホを胸に抱き締める。
コウに想いを寄せながら。 強くーー強く。]**
(249) 2023/08/15(Tue) 20時半頃
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ーー珊瑚のマンション/LINE(珊瑚と康生)ーー
[冷蔵庫もまさかこんなNTRまがいのシチュに巻き込まれるとは思わなかったろう。
冷蔵庫にドン!ふざけている場合ではない。
女の子には怖い距離だったはず。息遣いが届くぐらいだったから。
ーー僕は踏み止まった。
そう考えると、康生の時のあの強い衝動と勢いは、元々彼に対しての想いが強すぎたと言えるのかもしれない。]
(273) 2023/08/15(Tue) 21時頃
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[珊瑚に想いを打ち明けた。 二人を祝福するのなら、黙っていた方が良かったかもだが。
僕はこの時、康生も僕もパイロットに選ばれ死ぬことは忘れていた。 普通、そんなことをずっとなんて考えていられないしね。
彼女と康生の結婚式には呼んで貰おうとまで思い詰めていた。
そんな僕の鳩尾に。 強烈な一撃が炸裂する!
あーれー!]
(274) 2023/08/15(Tue) 21時頃
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ぐふッ…
[僕は息を詰まらせて後ずさる。彼女の叫びが部屋に木霊したのはその直後。]
ーーは?
[真っ赤になりながら彼女が必死に訴える内容に、え?え?と混乱しながら。
バターン!!
扉の閉まる音だ。僕は弁当と共に外に放り出された。]
いてて…な、なんだこれ。 どゆことだ…。
(275) 2023/08/15(Tue) 21時頃
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[兎も角、珊瑚と康生は恋人ではなかった。
康生がフリーなのかとか、彼が僕を好きなのかは別として。
彼はーー。
僕は投げられた弁当を拾い上げて帰路に着く。]
しかし、大和か…。
[そういやあの野性児、たまに部室で珊瑚のお菓子を貪り食っていたな。
僕はLINEを開いて、二通送信する。]
(276) 2023/08/15(Tue) 21時頃
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(LINE@) 珊瑚、さっきはごめん。 大和が好きなんだ? じゃあお詫びにこれあげる。
[添付したのは大和の寝顔を盗撮したものだ。
もう一通はーー。]
(LINE)
……打ち明けたいことがある。 逢うのはまだ無理だろうから、電話がいいな。
[送信したら帰宅して、自室にて珊瑚の弁当を食べた。
ーーとても美味しかった。]**
(277) 2023/08/15(Tue) 21時頃
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ーーミーティング/大和ーー
[真弓の問いに大和が
『僕はそれはよくわからない。 でも同時に世界なんかのために僕は死にたくない。』
と答えた時。
みんなは『大切な人はいないの?』と問うた。
それは至極自然な流れだったし、僕も康生がいるからわかるのだが…。]
別にさ。大和がそう考えるの、おかしいと思わないよ。
むしろ世界だ地球だなんて単位だと僕もピンとこない。
もし彼がパイロットに選ばれ、そういう理由で拒否するなら世界は終わる。
(291) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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僕もコウもみんな死ぬから困るけど。
自分が大事って言えるの、意志が強くてむしろ羨ましい。
僕は自分は大事ではないから。*
(292) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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ーーLINE/康生ーー
[ハロについては康生が好きにしたらいいだろう。
僕はまだ、どうしてもAやハロを手放しに受け入れられないから、返事は返さない。]
パイロットが自分の属する地球?のために闘うのは、共通ルールだと思うよ。
[多分、なんだけど。]
(304) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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縁士がAと仲が良いからあまり言えないが、実際騙して契約をさせるというのは詐欺だよ。
もしも死ぬとわかっていたら、それこそ僕はあの場で契約の機械、あの板を叩き壊していたから。絶対に阻止した。
君をもっと、ちゃんと止めたから。
[彼が先陣を切ったことを後悔しているように、不審を感じながら止めきれなかった自分を僕は悔いている。
彼のお休みスタンプは変だった。
僕はスマホを胸に抱き締めて。彼の温もりを求めた。
そして、ミーティングの日に舞台は移る。]
(306) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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ーーミーティングの日/電話/康生ーー
[LINEでまず大丈夫か確認してから、僕は彼に電話を掛けた。
ミーティング内容からかなり落ち込んでいたが、呼び出し音の間彼を思うとときめきが胸を締めた。]
ーーあ、コウ。 僕だよ。
……えっと、ミーティングが終わった。
加賀先生も参加して行ったよ。
ーー何から話せばいいのか。 いや、真弓が言ってた。 戦闘になったら僕ら全員がコックピットに飛ばされると。
だから、どうせわかることなんだ。
パイロット、選ばれたんだ。
(307) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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頭の中に声が響くらしいよ。
ーー七尾さん、だった。
[僕は言葉を切る。彼の声を聴けて嬉しいが、やはりミーティングを思い出すと沈痛な面持ちに。]
色々わかったことがある。 パイロットの変更は出来ない。 だから、七尾さんの代わりを誰かがすることは出来ない。
パイロット契約は上限があるから、ーー減らない限り、追加は出来ない。
さっき話したけど、パイロット以外もコックピットに転送される。
(308) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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……僕はなんとか戦闘自体を回避する方法を模索したく、みんなで色々話したけど、
その道を見つける事は出来なかった。
七尾さんは覚悟を決めて、みんなは生きてと言ったけど。
……僕は。
僕は、七尾さんがロボットに乗り闘い、死ぬなんてーー嫌だ。
[最後は嗚咽に消える。
死について、僕らは前回LINEにて話し合った。
僕はどうしても、まだ死を受け入れる事は出来ていない。]*
(309) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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ーーたった1つだけの質問/ハローー
[ミーティングの後独りになったタイミングで、僕はハロを呼び出した。
僕はずっとAやハロに不信を露にしてきたから、来ないかもしれないけど。
もしもハロが来たなら、僕はにこりともせずに聞く。]
たった1つだけ、単刀直入に聞くけど。
(314) 2023/08/15(Tue) 22時半頃
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パイロットって志願できるの?*
(315) 2023/08/15(Tue) 22時半頃
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コウ大好きラブラブ号はどうかな。 >>322
……と思ったが、これは僕が乗る時でいい。 ステラで良いよ。
[と、黒板の近くにいる縁士に言った。]**
(325) 2023/08/15(Tue) 23時頃
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ーー縁士からの挑戦ーー
[僕のハイセンスな素晴らしいネーミング提案>>325は、どうやら縁士の心をガッツリ掴んでしまったようだ。
彼は黒板に僕が口にしたうっとりするロボット名を書いた。
チョークを打ち鳴らす姿は先生みたいである。
これ、もし多数決取ったら僕案が通るのでは?]
(331) 2023/08/15(Tue) 23時半頃
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[『いけッ!コウ大好きラブラブ号ッ!』 うーん凄く気合いが入る!
は…待て。
しかしこんなに気に入るという事は、まさか縁士も康生の事を。
駄目だッ!
僕は急いで黒板に近寄り『コウ大好きラブラブ号』の文字を消した。]
…いや。これは僕専用で。*
(332) 2023/08/15(Tue) 23時半頃
|
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ーーハロへの質問ーー
[ミーティング後とは、話し合いが一段落した意味であった。ハロは姿を現し、一言答えたら消えた。 僕も微笑みもしなかったから問題ない。]
……ふう。
[僕が考えていたのは当然自分が志願する事である。 そうすれば少なくともその回、僕はコウを護れる。
ただ、出来ると言われても、僕はすぐ志願するつもりはなかった。
6回戦闘が必要なら、僕、大和、コウ、縁士、真弓、千映は順番は兎も角全員死ぬ。ならば、コウの順番が後ろにずれるだけである。
それはあまり意味がないだろう。やはり、戦闘自体を中段させるしか、確実にコウを生かす方法はない。
考え直すことにした。
僕はまだ1ミリも諦めていない。 諦める理由がなかった。]**
(339) 2023/08/16(Wed) 00時頃
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だとしたら、毎回パイロットが名前を決めたらいいかもね。>>336
とはいえ、一定の名前がないと不便だから、ステラでいいんじゃないか。反対がなければ。
[個々の名前は心の中で叫べばいいのだ。]*
(341) 2023/08/16(Wed) 00時頃
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ーー転送/コックピットーー
[僕らはロボットの名前について会議を続けていた。
僕がコウへの愛情いっぱいの名前を考えたり、 千映自身も案に感想を述べたり。>>344>>345
少しだけ空気が弛緩していた。 僕はなんとなく、ミーティングはこのまま終わり、ロボットは後日来るんじゃないかと思っていたんだ。
あんなに話をしながら、まだ現実感がなかったんだ。
しかし、ハロの一言で。>>343 僕らは再び転送を経験したーー。]
(349) 2023/08/16(Wed) 00時半頃
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ーーコックピット/康生ーー
[Aの闘うコックピットに転送されたのまだ5日前だ。
だが日常に戻ってたった数日でも、その空間はまた異質と化した。
現実感のない、広い空間。 円を描く椅子たち。
Aの時とは種類が異なる。
しかしそれらより僕が一番に目にしたのはーー]
コウッ!
[彼は入院着姿で立っている。駆け寄るが、点滴を持つそんな姿では抱き着く事は憚られた。
そうでなくとも持病のある彼だし、僕は駆け寄りはしたが、寸で止まる。]
(355) 2023/08/16(Wed) 00時半頃
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……馬鹿。君が元気な姿を見せてくれただけで、僕は。 >>348
[涙ぐみながらそう答える。彼は変な顔をしてからベッドを指差した。]
えっと、これと言うのは? 誰がどれに座るか決まってるのか…
[1つ1つを眺めると、見覚えあるyogiboが。
いや、ここのメンバーは全員が見たことがあるはず。なぜならそれは合宿宿泊施設のラウンジにあったものだから。
ただ、僕にとっては特別なものだ。今となっては嫌な思い出なんだが……。]
僕にこれに座れと。
[深いため息が溢れた。]*
(356) 2023/08/16(Wed) 00時半頃
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ーーコックピット/千映ーー
[パイロットである彼女は、まずビーズクッションを見て驚いた。>>351]
それが七尾さんの椅子?
[次に康生に声をかけて>>352、スクリーンに映る光景を眺めている。
僕も一緒に風景を眺める。]>>353
ーーなんて事だ。
[さっきまで僕らがいた校舎がそこに。そして、蜘蛛みたいな姿の敵ロボットの姿も。]*
(357) 2023/08/16(Wed) 00時半頃
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ーーコックピットーー
[康生との再会は嬉しい。嬉しさでいっぱいになる。 だが、今はそれどころではないのを僕も理解している。>>365
ここで戦おうと叫ぶ縁士>>363どうやら早速スクリーンを見て状況判断をしているらしい。
実に冷静だ。正直、冷静すぎると僕は感じた。
この場で千映の力になれるのは、彼のような存在なんだろうけど。>>370
大和は珊瑚の心配をしているようだ。大切な人はいないと言っていた大和が。 彼には共感できる。とてもエゴイスティックだけど、地球を護る!なんて浮いた言葉より生だ>>393]
(401) 2023/08/16(Wed) 05時半頃
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[ハロの言が無慈悲に響く>>372
みんなを避難させたいという千映の気持ちはとてもよくわかり、それに対する答えとして内容はわかるのだが、僕は顔をしかめざるを得ない。>>372
康生の判断を耳にしながら>>375、僕はみんなとはまるで違うことをしようと考える。
ーー僕は、スクリーンの敵でもなく、状況でもなく。
"彼女"を見ていた。]
(402) 2023/08/16(Wed) 05時半頃
|
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[勿論それは、千映だ。 まだ高校一年生、とても平凡な女の子。
本来なら恋をしたり、スイーツを食べたりお洒落したり、そんなのを楽しむ歳の。
そんな彼女は本来、地球の命運を背負わねばならない理由など、何もない。
ただ誰かの理不尽で、身勝手で闘わねばならなくなったーー
文句を言ったり怒ったり泣いたり。そうして良かった。 そうするのが普通だ。
今だってそう。 震えて怯えておかしくない。
なのに彼女は必死だ。
クッションを確かめながら座り>>376、アドバイスに耳を傾け、スクリーンから目を逸らさなかった。]
(403) 2023/08/16(Wed) 06時頃
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[僕は後悔する。
もっと彼女を知りたかった。 もっと彼女と話したかった。
なんでそうしなかったんだ、出来たじゃないか。
ーー僕は、叫んだ。
それは縁士や康生みたいな、有益なアドバイスではない。むしろ役立たずな、どうしようもなく身勝手な内容。
でも、想いと魂を込める。]
(404) 2023/08/16(Wed) 06時頃
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七尾さんッ!
僕はーー納得出来ない。 こんなのおかしい。 こんなのおかしいッ!
……僕は。僕は君が好きだ。 大好きだッ! 優しくて、可愛い後輩だ。
こんなことしなきゃいけない理由なんかないよ。
君ともっと話したい、君を知りたい、君にーー君にいなくならないで欲しいッ!
(405) 2023/08/16(Wed) 06時頃
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君はーー君は。 もっと君自身の事を、考えていいんだ。
怖いと言っていい。 嫌だと言っていい。
……強くなくて、いいんだ。
君がしないというなら、こんな状況に追い込まれても、身を犠牲にし他人の事ばかり考える というならーー
僕が君の事を考える。
負けたっていい。 ーーそんなの君の責任じゃないからな。
(406) 2023/08/16(Wed) 06時頃
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僕は君が死ぬことで生き残りたくなんかない。 健気な君を見ていて思った。
地球?宇宙?そんなものより君が大事だッ!
僕が死んだって。 みんなが死んだって。 コウがーー…死んだって。
君が死ぬなら本来公平じゃないか。
……君だけが死ぬなんて、おかしい。
(407) 2023/08/16(Wed) 06時頃
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……君を、見ている。 どうなろうと、何が起きようと。
僕は君を見ている。
[これが僕の、精一杯。 心の限りを叫ぶと、僕はyogiboに腰を下ろして。
画面など一切見ず、彼女に視線を注いだ。
死に逝く彼女に。]*
(408) 2023/08/16(Wed) 06時頃
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絶対勝って僕らを護れ。ただしお前は死ぬけどな。
……こんなことを突きつける方が人でなしでは?>>455
(461) 2023/08/16(Wed) 10時頃
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僕は別に『負けろ、闘うな』とは言ってない。
勝手に押し付けられたことでも。 それでも七尾さんがやると、彼女自身が決めるなら、 それはそれで彼女の意志となるからだ。
しかし、一生懸命闘おうが絶対勝つとはかぎらない。 野球だって何だってそうだよ。 僕は、彼女がやりたいよう精一杯やった結果負けてしまい、みんな死ぬなら仕方ない、と言っている。*
(463) 2023/08/16(Wed) 10時頃
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それは考え方の違いじゃないの?
僕は『負けてもいい、精一杯頑張れ』と言って貰った方がプレッシャーから解放されて頑張れるし、勝てる。
七尾さんの事をどういう形で応援するも、僕の自由だ。 僕は別に縁士のやり方も勿論否定しないというか、 縁士のアドバイスは七尾さんの役に立ってると思うよ。
だから君のやり方を否定もしないし邪魔もしない。
人はそれぞれ異なる。そして、自分の主は自分だ。 誰かになにかを強いられるのは、僕は断じて違うと考える。
僕の主は僕だ。だから、申し訳ないが君の言うことは聞けない。>>465
(467) 2023/08/16(Wed) 10時半頃
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[珊瑚が転送されたり、攻撃を受けたりなど状況は刻々変化している。
しかし、僕は縁士や康生みたいに聡明ではないから、的確な戦闘アドバイスは難しいだろう。 その役割は二人が適任と考えている。二人ともそうしたいようだし。
矮小な僕がしたいことは、千映の応援だ。
彼女が頑張った末に負けてしまうならーー共に死ぬことを受け入れて。
縁士は馬鹿ではないから、僕と縁士が言い争いをする方が千映の邪魔になるのは気付くだろう。 だから言い返してこないとは予想するが、もし言ってきたら『戦闘が終わったら話そう』と答える。]**
(468) 2023/08/16(Wed) 10時半頃
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ーーコックピットーー
価値は同じではないが、それにより何を望むかするかで僕基準の人でなしにはなる。>>470
自分の大切な人を護る為なら他者を殺めても良い、お前はシネというのは人でなしだと思うよ。
まあ強要全般が僕の価値観でNGだ。
諦めるわけではない。むしろ諦めていない。僕は、僕の努力範疇で大切な人を全力護る。
が、それを他者に強要はしない。それだけだよ。
[とても穏やかに答えた。ハロはその後七尾さんの腕に収まった。]**
(475) 2023/08/16(Wed) 12時頃
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[僕は真弓に黙って感謝を捧げた。>>473]
(476) 2023/08/16(Wed) 12時頃
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[僕は静観するつもりだった。アドバイスは縁士や康生の方が得意だ。しかし、今千映がピンチだ。僕はーー。]
追い詰められている、と考えるから、追い詰められているように余計に感じるんだよ。
距離は最終的には詰める必要がある。 じゃないとトドメはさせないからだ。
引き寄せられるなら近づくんだから、悪くもない。 短期決戦に持ち込める。
向こうも狙ってくるかもだが、 やられていると見せ掛けて、 フェイントかけて隙をついたらどうだろうか。
……野球でもフェイントは大事だよ。
(485) 2023/08/16(Wed) 13時半頃
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[>>487ハロが千映にアドバイスをしている。
僕とは意見が異なるが、千映が良いと思う方法を取ればいいと考えるので、特に口を出すことはない。
先程、僕が千映に対して言った事にハロが反応してきた。前に呼び出した時もサッと消えた様子から、僕はハロに嫌われているらしい、
全く構わない。僕は、僕らを騙したAとハロに最初から好感を抱いていないから。お互い様…とはまた違うけど。
さっきの絡みは子供が噛みついてきたようにも感じた。 ハロを生物だと大和は言った。僕は、遠隔操作のロボットと考えている。操縦者が音声を送っているのだ。 あのでかいロボット技術を考えたらハロ規模は簡単に作れるはずである。
ちなみに僕はハロの中身がAと双子であることや、女の子であるのを知らない。]
(489) 2023/08/16(Wed) 13時半頃
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[もう1つ考えているのは、ハロは何故僕らに協力しているか、である。
ハロはそも、Aと同じ地球に属するのか、または、Aグループや僕たちにこんな酷いことをさせる側に属するのか、ハッキリしていない。
前者と仮定するなら、ハロが協力する理由は仮定としてこうなる。Aが死ぬだけでは、A所属地球はまだ救われていなくて、ハロが僕らを勝たせるのまでが、救われる条件なのでは。
後者の場合は、よくいる黒幕の手下である。 僕らを闘わせ、そのショーを黒幕、つまり高位の存在に見せたいなら、協力姿勢も頷けるのだ。]**
(490) 2023/08/16(Wed) 14時頃
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[親友は随分静かだった。>>507
しかし、僕は僕でまた、別の考えに沈んでいた。
みんなはハロを信用しきっている。 僕も、ハロに悪意があるとまでは考えていない。
しかし、先程考えたように、ハロが自己都合に基づいて行動しているならば。
自分に都合が悪い情報を伝えない可能性はあるのでは。
Aとハロは僕らを騙した。それは悪意ではない。 何故本当の事を言わなかったか。 言ったら誰も闘わないから。
契約させ闘わせる、がやはりハロたちの"都合"なのだ。
ハロの大切なAは死んだのだし、そうじゃないなら僕らに協力などしないでふよふよ何処かに行けばいい。
つまり。ハロは、自分の都合を邪魔しない範疇なら、僕らに親切にしたりもするが、それは決して僕らのためではないと結論がでる。]
(517) 2023/08/16(Wed) 18時頃
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[とすると、だ。
先程ハロが僕につっかかってきたのは、僕の態度や発言になんらか、ハロに都合が悪いことが含まれていたのではないか。
『負けてもいい』は真弓解釈の通りでしかない。 積極的に負けろであるはずがない。
なんでハロはそう解釈したのか?
ハロを紐解く必要があるのは、情報が秘匿されていると考えているからだ。
そしてもう1つ。僕は今とても大きな引っ掛かりを抱えている。 それは、Aの戦闘の際に僕が最後のトドメを見ていなかったせいで疑問となっている。
相手のコアにトドメを刺す。 ーーコア、とは。]
(522) 2023/08/16(Wed) 18時頃
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[こんな事を考えながら、僕は千映を見つめていた。 彼女は距離感近いと言うが、彼女はもうすぐ死ぬ。 勝っても負けても、だ。
ふと康生の死生観について考える。結局、僕と彼はその部分考えを共有出来ていないが、千映が亡くなった時、彼は何て言うのだろう。
千映の死は、彼の死の定義に当てはまるんだろうか。
僕の定義では、僕はもう彼女と話せなくなるから、どんなに思い出があろうと寂しい=死だ。
当然だが、僕は彼女に恋愛感情はない。
しかし、星が好きでもないのに天文部にいたり、色々な考え方が被るぐらい似ていて。親近感を覚えていた。
好きだ。]
(523) 2023/08/16(Wed) 18時半頃
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[僕はこの戦闘が終わり生きていたら、色々すみやかに、したいことがある。
全力で、僕の努力範囲の大切な人を救わねばならないから。大和のようにエゴイスティックでも良いと考える。他人の生命を奪うなどしない限り。
だが、彼女の死を目の当たりにしてそれが出来るのだろうか。 いくら想像しても、今必死に闘っている彼女が、いきなり動かなくなる光景に現実味がない。]
(524) 2023/08/16(Wed) 18時半頃
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[僕は戦闘の行く末よりも、死が確定している彼女を、生きている彼女をほんの少しでも多く焼き付けようとした。]**
(525) 2023/08/16(Wed) 18時半頃
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ーー七尾千映ーー
[失われる命。
みんなは被害を心配するけど、それなら目の前にいる、確定で死ぬ彼女はどうなるの?
死んだか生きたかわからない他人より。
死に逝く友達が気になる僕は異常だろうか。
彼女の事を思い出す。]
(557) 2023/08/16(Wed) 20時頃
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[混乱してしゃがみこむ姿は、女の子としての当たり前の弱さだった。>>1:112
先生に抱き付いたと食堂で僕は聞いたが、怖かったり不安なら、そういうの、普通だと思う。>>1:139>>1:292
彼女はまるでそれを失態のように語っまが、そんな弱さを誰が笑うだろう。
もし僕が抱き付かれたら、可愛いって思っただろうな。
きっと、今だって泣きつきたいはずなんだ。>>1:301 彼女はそんな強くない。]
(558) 2023/08/16(Wed) 20時頃
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[ハロを抱き寄せたのも、何かに触れたかったからでは? 彼女は不安だと、温もりを求めるんだ、きっと。>>1:401 女の子ってそうだから。>>332
何かにすがり、安心したいはずなのに。>>1:398
落ち着かなきゃと自分を叱咤して。>>1:399
辛くても怖くてもへらりと笑う。 笑顔を見せる。>>1:400
みんなに心配をかけないために。
溢れるような笑顔を、もう見れなくなるなんて。>>0:179
目の前のスクリーンで繰り広げられる戦闘が酷く空虚に思えた。]**
(559) 2023/08/16(Wed) 20時頃
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>>615
死ぬ方を、僕は認めない。 こんな事態に僕らを追い込んだ存在を絶対許さない。
心配はする。 僕は君が好きだ。
別にどう取られてもいい。 君は可愛くて魅力的な女の子だと、伝えたい…
(622) 2023/08/16(Wed) 22時半頃
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[コアが潰された瞬間。
僕は身を引き裂かれるような悲鳴を聞いた気がした。
それは千映のものではない、きっと。
この闘いの終わりは喜ぶべきことなんだろうか。 まだ後5体の敵が現れるのに。 そして、勝とうが次々僕らは死んでいくなら。
僕にはわからない。]
(627) 2023/08/16(Wed) 23時頃
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[今真弓があの質問をしたら。
僕は酷く矛盾した答えを言うだろう。
『世界も地球も宇宙もどうでも良くはないが
仲間の命を犠牲に、何かを護るなんてやっぱり間違っている。』]
(629) 2023/08/16(Wed) 23時頃
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[七尾千映の身体は
抱き上げた時とても軽かった。
でもその命が、地球や宇宙や彼女以外全員の命より軽いなんて事はないんだ。
彼女はこの世にたった独りしかいないのだから。]
(630) 2023/08/16(Wed) 23時頃
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違う好きだよ。 でもライクがラブより低い訳じゃないんだ。
君は、本当に可愛い。
僕が気が多いでも浮気性たらしでも構わないから。
君は男からそう言われるだけの魅力ある存在であるのを知ってほしいんだ…これは、大事なことだから。
>>632
(636) 2023/08/16(Wed) 23時頃
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[名前について、僕は何も言わなかった。 アストロで問題ないが。
僕の心境は今、危篤状態の人の前で墓の話をしているような気分だった。
大和にだけはちょっと微笑んだ。>>637
(640) 2023/08/16(Wed) 23時半頃
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[みんなと同じように戦闘を直視出来なかった。
みんなと同じように役に立てなかった。
みんなと同じように地球や宇宙を大切に思えない。
みんなと同じようにAやハロに同情出来ない。
みんなと同じようにありがとうが言えなかった。
僕は、僕でしかなかった。]
(643) 2023/08/16(Wed) 23時半頃
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[彼女はぐらり、と。 まるで糸が切れた人形みたいに力を失い。 その場にーー事切れた。
ただ倒れたのではないのは、 誰の目にも明らかだった。 真弓が確認した後>>654
僕は黙って大股に近寄る。 彼女の小さくて軽い亡骸をーー姫抱きにした。
あの時と同じように。
そんな権利が僕にある?ないだろう。
それでも。
転送まで抱いていたいと願う。 彼女を本当のお姫様のように。]
(656) 2023/08/16(Wed) 23時半頃
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