27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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―― 夢の中 ――
[ 式の進行を見守りながら、 改めて式の出席者を見渡す。
上品なワンピース姿の銀先輩、>>5:+95 大人っぽい雰囲気の仁科ちゃん、>>5:+96>>5:+97 仕事の出来そうな雰囲気が バリバリ出ていそうな高祈先輩、>>5:+101 フレッシュなスーツ姿の柊くん、>>5:+105 慌ててこの世界に連れてこられたような 骨谷先輩の姿を目にとめつつも、>>5:+114
つつがなく進む式は、本当にいい式だなって思うのに、 どうしてこの2人が揃った未来が この先に続くことがないんだろうって、 やっぱり俺は悲しくなった。 ]
(6) JITA 2023/08/06(Sun) 03時頃
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[ 回谷先輩の絵葉書が届いたのは、>>5:201>>5:206 どれくらいだったかな。
葉書に書かれた内容を読みながら、 今までは人間関係では 家事と違って全然力を抜けなったから、 これからはちゃんと気を抜きますよって、 俺はこくりと頷きながら、 ]
回谷先輩、ありがとう。
[ そう一言漏らした俺は、 新郎新婦の2人にそっと拍手を送りつつ、 瞳から一筋の涙を零しながら、小さく笑った。 ]**
(7) JITA 2023/08/06(Sun) 03時頃
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―― 病院・病室203号室 ――
[ 病室のベッドの上で、あの夢の世界と同じように 一筋の涙を垂らしながら、俺は目を覚ました。>>7
悲しい気持ちはずしんと心に残ってるけど、 予想を超えて盛大に回谷先輩を送り出せたから、 そこまで沈み込まなくて済んだと思う。
そう、既読スルーのメッセージに>>5:+11 いい加減返信しないとな、と頭が回るくらいには 回復はしていたんだけど、
『連絡遅くなってごめん』 『怪我は大したことないけど ちょっとメンタルに来てるから、 元気になったらまた連絡する』 ]
(31) JITA 2023/08/06(Sun) 13時頃
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[ やっぱり、明るく元気な振りができるほどは、 俺の精神は図太くなかったようで。
お見舞いに来られても困るなって思って 俺はスマホを操作して返信した。 頑張り過ぎないって約束したしね。>>5:201>>7
これでしばらくそっとしてくれるはず。 だって俺の友達は空気を読める人ばかりだから。 ]
(32) JITA 2023/08/06(Sun) 13時頃
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大藤先輩と田端先輩は大丈夫かな。
[ 病室でぽつりと呟いた。 大藤先輩は言わずもがなだし、 田端先輩も最期まで立ち会うのって しんどくなかったかなって思ってしまって。
直接顔を合わせるには勇気が足りなかったから、 とりあえずメッセージを送ろうと、 俺は再びスマホを操作する。 ]
(33) JITA 2023/08/06(Sun) 13時頃
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[ まずは、田端先輩にメッセージを。
『回谷先輩の結婚式、素敵でしたね。 本当にお疲れ様でした。
あと、先輩がお米よりパンが好きってこと、 初めて知りました。>>4:156 俺はいつも安い食パンしか買わないのですが、 たまには他の食パンも試してみたいです。
サンドイッチパーティ、先輩が卒業するまでには 開催したいですね。 たまごサンドも絶対作ります!』
これ、労りになってるか? と内心疑問に思いながらも、とりあえず送信を。 ]
(34) JITA 2023/08/06(Sun) 13時頃
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[ 続いて、大藤先輩にもメッセージ。
『お疲れ様です。
大藤先輩は疲れたときは ちゃんと休める人だとは思いますが、>>0:127 本当に辛いってなったときは、 俺でよければ力になりますからね。』
大藤先輩がこの後どうしようと思っているのか 俺は全く想像していなかったから、 ただ心配しているという意味を込めての 言葉だったけど。
ちゃんと届くか分からない気持ちを込めて、 俺は送信ボタンをタップした。 ]
(35) JITA 2023/08/06(Sun) 13時頃
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[ メッセージを送った後は、スマホを枕元に置きつつ、 俺は窓から夏の空を眺めている。
夢の世界から日常生活に戻って来たけど、 それは回谷先輩が欠けたもの。
決して戻らないあの世界のことを思い出しながら、 きっと俺はすっかり変わってしまった日常生活に どこか寂しさを感じながらも これからもずっと歩いていく。 ]**
(36) JITA 2023/08/06(Sun) 13時頃
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―― 病院・病室203号室 ――
[ スマホには、いつの間にか田端先輩から メッセージが届いていた。>>41>>42
『俺は頭から出血したみたいですが、 縫合も終わってますし、経過も良好です。 こちらこそ、一緒に祝福できる場を用意してくれて ありがとうございました。』
『パンを焼くというのは小麦粉から焼くんですかね? ナンとカレーもいいですね!カレー作りたいです。 いえいえ、夢では俺が勝手に作っただけなので、 全然大丈夫ですよ。
なるほど。たしかに毎年集まって 今日の日を偲ぶのもいいかもしれませんね。』 ]
(67) JITA 2023/08/06(Sun) 20時半頃
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[ 回谷先輩を偲ぶ、とは文字にしてもやっぱり辛くて、 はっきりとは打てなかったけど、 きっとそういう意味合いでの提案だと思うから、 先輩にも伝わるはずと思って、 俺は返信メッセージを送信した。 ]
(68) JITA 2023/08/06(Sun) 20時半頃
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……本当にいい奴で優しい人って こういうときどうするんですかね?
[ 大藤先輩からのメッセージに>>64>>65 俺は小さく独り言ちる。
無事とか大丈夫とか言われても、 嘘だろって俺は思うけど、 かといって、それを指摘するような勇気もなく。 嘘と誤魔化しで作り上げた福原徳人は ただただ返信もせずに途方に暮れている。
かといって、もし仮に今後、 取り返しのつかないことが起こっても、 きっと俺は身勝手に怒るだけだから始末に負えない。 ]
(69) JITA 2023/08/06(Sun) 20時半頃
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[ もし、大藤先輩の 「自分が特筆して辛いわけではない。」 という内心が分かったのなら、>>65
俺は「少なくとも俺は あなたより辛いと思っていない気がします」って 面と向かって言えたかもしれない。 それが先輩にどういう影響を与えるかは ともかくとして。
でも、結局スマホの文面だけしか分からない俺は、
『分かりました。それなら一安心です。 でも、大丈夫じゃないときは言ってくださいね。』
って送って、きっとこのやり取りを終えるんだ。 ]**
(70) JITA 2023/08/06(Sun) 20時半頃
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―― 病院・病室203号室 ――
結婚祝い――その発想はなかったな。
[ さすが田端先輩は天才だ!>>71 っと、感嘆のため息を零しながら、
『すごいですね! 俺、パン作りとかお菓子作りとか 難しそうでやったことないんですよ。 もしよかったら、小麦粉からの作り方 教えてもらえたら嬉しいです!
なるほど。結婚何周年かを祝うんですね。 それなら豪勢なもの用意したいですね。 サンドイッチパーティですし、 洋食メニューにしましょうか』
と、入力していたら、追加メッセージが届く。>>72 ]
(88) JITA 2023/08/06(Sun) 21時半頃
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[ 普通に当たり障りのない返信をするのは簡単だけど、 どこか切迫感のある問い掛けに見えたから、>>72 俺は真剣に悩んで、 できるだけ誠実に答えたいなと思ったんだ。
『仮に結婚式をしなかったとしても、 きっと大藤先輩は回谷先輩と過ごす時間を 大切にしたでしょうし、 結婚式をしたことで、 回谷先輩への執着が強まったなんてことは 無いと思います。
回谷先輩にとっては、ただ看取られるよりも 結婚式をした方が幸せだったはずなので、 田端先輩がしたことは 間違いなく良いことだったと思います。』 ]
(89) JITA 2023/08/06(Sun) 21時半頃
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[ 『俺が大藤先輩の立場でも生きはしますが、 それは死にたくないからという理由だけで、 前を向けるかと言われると難しいと思います。
俺なら、生きてさえいて周りの支えがあれば、 きっといつかは前を向く日が来るとは思いますが』 ]
……でも、大藤先輩の気持ちは分からないからなあ。
[ 呟いた言葉はスマホの上で形にはせず、
メッセージをまとめて田端先輩に返信しつつも、 これで先輩の不安を解消できる気は 俺はあんまりしていなかった。
だって、俺が自死に対して嫌悪感があるってだけで、 大藤先輩が生きたいと思える保障なんて どこにもなくて―― ]
(90) JITA 2023/08/06(Sun) 21時半頃
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[ 大藤先輩を心配をしている気持ちは本当だけど、 そもそも死にたいと思うこと自体を 俺は否定はしていないから。>>2:173
結局、死んじゃう人って 生きていてほしい人の言葉が届かない領域に すでに足を突っ込んでしまっているから、 何言ったところで意味がない気がするんだよなあ、 なんて思ってしまう俺は、相変わらずなドライで。 ]
結婚周年パーティ、普通にお祝いできるといいけどなあ。
[ 一抹どころじゃない不安を抱えながら、 俺はベッドに寝転がる。 ]*
(91) JITA 2023/08/06(Sun) 21時半頃
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―― 病院・病室203号室 ――
うわあ、田端先輩、めっちゃ怒ってる。
[ 脱線内容に思わずくすりと小さく笑いながら、>>106
俺は結婚について、あまりいいイメージが無いし、 気持ちなんていつかは移ろうものだから、 式を挙げたところで責任を感じることはないし、 ただ、そのとき愛した人を喜ばせることができて 良かったなあって思うだけだけど。
大藤先輩は誠実なイメージがあるから、 責任を重く感じることはありそうだなと。 ]
(118) JITA 2023/08/06(Sun) 23時半頃
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[ 『大藤先輩なら責任を感じている 可能性はありそうですが、 それは結婚式を挙げなくても 一緒だと思うんですよね。 好きになった時点で変わらないといいますか。
そうですねえ。大藤先輩の思い詰めそうな原因を 1つ1つ確認するしかないのかなあって思いますね。
大藤先輩って顔には出ないですけど、 嘘は言わないと思うんですよね。 だから、「こんな風に思い詰めてないか不安」って 質問して確かめるしかないのかなあって。
いえいえ、一人だけで考えていると 悶々としてしまいますよね。 先輩のお役に立ててるといいのですが』
と書いてメッセージを送信っと。 ]
(119) JITA 2023/08/06(Sun) 23時半頃
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[ 誠実でない俺には、 大藤先輩が思い詰める原因については 思い当たる節が全くなかったから、 ろくなこと書けなかったんだけど。
俺が心配していたのは、 単に回谷先輩のいないこの世界に未練はないって 大藤先輩が思わないかなあって思ったくらいで。
まあ、仮に先輩がそう思って死にたがったとしても、 先輩がそう思い込んでいる時点で、 俺が何言っても無駄ではないかという気もするから、>>91 なるようになれ、という諦観の気持ちである。 ]*
(120) JITA 2023/08/06(Sun) 23時半頃
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── ダイニングバーで高祈先輩と ──
あははー、先輩と一緒にいられるなら どんな場所でも嬉しいですけど、 ここは素敵な場所だから、なおさら嬉しいですね。
[ 落ち着いた雰囲気の店内で、>>115 柔らかなソファーに体を預けると たしかに居心地はいいのだけれど、
「2人きりでの話」というのと 個室で2人きりという状況に、 俺は笑顔を浮かべながらも、 大事な話があるんだろうなって、すごく緊張していた。
俺はそこまでお酒は強くないから、 もしビールがあれば注文したと思うけど、 無ければあまりアルコールの高くないお酒を 頼んだかもしれない。 ]
(133) JITA 2023/08/07(Mon) 00時半頃
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そうですね。 あの美術館へ行く前とは、すっかりと変わってしまって――
[ 実際どれくらい過ぎたかはともかく、 あの夏の日が遠い日のことのように思えて、 先輩の弱弱しい微笑みにつられて、>>116 俺も力なく微笑んだ。
でも、過去を振り返って俺の沈み込んでいた気持ちは 続く先輩の言葉で騒めき立って、俺は目を見開く。 ]
俺の気持ちや言動に そこまでの大きな意味があったなんて驚きです。
夢の中で言ったことはただの俺の我儘だったんですよ。 このまま伝えられない可能性があるのなら、 せめて先輩に俺の気持ちを知っていてほしくて。
その我儘が、先輩を救えたのかなって思うと、 俺もまた救われた気持ちになります。
(134) JITA 2023/08/07(Mon) 00時半頃
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はい、何となく。 あの事故の後、病院で先輩と話したときの、 先輩がいつか俺に話したいと言ってたことと、 俺がまだ先輩に話していないことについて、 だと思っていたのですが。
[ 先輩の問いにこくりと頷きつつも、>>117 すでに緊張していた俺は、さらに緊張が増して 先輩の眼差しに僅かに宿った緊張の色は分からずに。
店内に流れるジャズのメロディを背景に 俺は笑みを外して、表情を少し固まらせながらも 真剣な気持ちで先輩と向き合った。 ]*
(135) JITA 2023/08/07(Mon) 00時半頃
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―― ダイニングバー ――
へえ、それは楽しみっす!
[ ビールが美味しいと聞けば元気に返事するけど、>>160 緊張で何が食べたいか分からなかった俺は、 食べ物については先輩におまかせした。 ]
たしかに、みんなを遠ざけていたら、 みんなとする会話は 当たり障りのないものになっちゃいますよね。
[ 嘘や誤魔化しで流していた俺だから、>>0:9 貴重という話は分かる気がした。>>161
ただ、よほど空気を読めない人だっていただろうし、 それでも俺のことを先輩が肯定的に捉えてくれたなら、 もしかして特別視されてたのかなって、 嬉しい気持ちになる。 ]
(179) JITA 2023/08/07(Mon) 13時半頃
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あのときは、なんとなくですけど、 先輩は本意じゃないけど死ぬべきって考えているのかな、 と思ってました。
先輩の死は自身の本意だったんですね。
[ 先輩の気持ちが“生きるべきじゃない”ではなく、 “死にたい”だったことは、 俺に少なくない衝撃を与えたけど、>>161 ]
でも、今は違うんですね。 生きることに意味を見いだせて、 ちゃんと先輩の意思で生きていけるのなら、 俺にとってこれほど嬉しいことはありません。
(180) JITA 2023/08/07(Mon) 13時半頃
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「これからやりたいこと」とも迷ったんですが、 他の人に聞かれたくないことだとしたら、 もう少し内密な話かと思いまして。
[ ワイングラスを傾けて、>>162 まだ平気な顔して話せるわけではなさそうな先輩に 「無理しなくても大丈夫ですよ」と零しかける喉に 唾を押し込んで無理やり言葉を飲み込む。
先輩のここまでの決意を無下にしないように、 俺はこくりと頷くだけ。
それから、俺は先輩の話を黙って聞いていた。>>163>>164>>165 たしかに、ショッキングな内容はある。 ありはするけど―― ]
(181) JITA 2023/08/07(Mon) 13時半頃
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まず前提として、子供の価値観って 物心つく前からの周囲の大人の言動に 影響されるらしいんです。
だから、普通じゃない思考だと思っていても、 それは先天性でなく、物心つく前に 刷り込まれたものの可能性も大きいんですよ。
先輩の家庭環境を考えると、 その可能性は尚更高いと俺は思います。
[ まずは、気休めにもならないかもしれないけど、 先輩自身が異常とは思わないですよ、という 意思表示を示して、>>164 ]
(182) JITA 2023/08/07(Mon) 13時半頃
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俺は使用人はお金を貰って仕事をしているのだし、 雇用主の子供が怪我したら当然だと思いますし、
世話をサボることがあった子が 金魚が死んだ途端に泣いたのなら、 「お前のせいで死んだんだよ、 泣く前にまずは金魚に詫びろよ」って思います。
俺も子供の頃は家族に不自由を強いられることがあって、 何かと俺に気に掛けてくれたことが分かったから、 俺は家族を愛することができました。
でも、そういうのが分からずに、 ただただ窮屈な生活を押し付けられているとしか 感じられなかったら、 きっと俺は家族を恨んだと思いますし、 お葬式で悲しむことなんてできないでしょう。
(183) JITA 2023/08/07(Mon) 13時半頃
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婚約者さんの死については…… どこか俺の母さんと父さんを重ねてしまうので、 さすがに同意は出来ませんが。
でも、愛してもいない婚約者と過ごすのは 気苦労が絶えないという気持ちも分かりますから、 別に先輩を非難しようとも思いません。
[ 先輩のエピソードの一つ一つに、 丁寧に俺の冷めた本音を語っていく。 でも、死にたいと思った経緯に話が移れば、>>4:2 ]
今は、ちゃんと自分の存在に価値があるって 思ってくれていますよね?
[ どうしても確かめたくなって、 俺が必要としている先輩のことを、 先輩自身に否定されたくなくて、 俺は必死になって問いかけたんだ。 ]
(184) JITA 2023/08/07(Mon) 13時半頃
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まあ、たしかにイメージは変わりましたね。
[ こんな淡白な人だったんだ、とは思った。>>166 けど―― ]
でも、そんなこと言ったら、俺もじゃないですか? 俺の話聞いて「コイツめちゃくちゃ冷めてるなあ」って 先輩思いませんでした?
俺は先輩のこと異常だなんて思いませんし、 罰を受けるべき人とも思いません。
俺のことを必死になって助けてくれた ずっと側にいたい 俺の大事な人だって気持ちは変わりません。
[ 先輩に手を伸ばして、もし叶うなら、 その手をぎゅっと握れたら、 先輩も笑顔を浮かべてくれるかなって思ったんだけど。 ]*
(185) JITA 2023/08/07(Mon) 13時半頃
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―― 回谷先輩のお葬式 ――
[ お葬式のお知らせが届いたら、>>186 俺は葬儀場へと足を向けた。
回谷先輩に手を合わせながら、 俺はカードに書かれた文面を思い出して、>>5:201 『もしいつか、また会うことがあれば、 きっと話しましょうね』 と心の中で呼び掛ける。
この時俺が着ていたのは、 夢の中の結婚式での格好を>>5:+108 ネクタイを黒いものに変えたくらいの変化しかなくて、
もしかしたら、あの夢の中で会った人には、 見覚えがあって気まずく思われたかもしれないけど。 ]
(222) JITA 2023/08/07(Mon) 20時頃
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[ それはどのタイミングだったか、 回谷先輩の妹さんと話す機会があった。>>187
訥々と語られる話に頷きながらも、 あまりうまくいっていなかっただろう家庭環境に、 ふいに、いつかの会話が思い出された。>>0:63>>0:154>>0:155
気楽で自由生活を満喫できる一人暮らし。 あのとき、俺が心にしまった言葉を話していたら、>>0:110 もしかして、こんなことが起こっても 後悔しなくて済んだのかなって思ったその時、>>5:+7
「もっとちゃんと話しておけばよかった」なんて>>188 俺の心を読んだみたいなことを言うものだから、 ]
(223) JITA 2023/08/07(Mon) 20時頃
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……そうですね。きっとお姉さんも同じように ご家族と話したかったこと たくさんあったと思いますよ。
[ 少しだけ言葉に詰まりながらも、 俺は何とか同意の言葉を紡ぎだす。
あの夢の中で、回谷先輩が家族と話したいと 言っている場面は、少なくとも俺は見ていないけど、 とりあえず、俺は話を合わせるように頷いて、 ]
当たり前じゃないですか。 ご家族にも俺たちにもこんなに愛されていたんです。 きっとお姉さんにも神様のご加護があって 苦しまずに天国に向かったと思いますよ。
[ 人当たりのいい柔和な顔を作って、 俺は妹さんの問い掛けに、また頷いた。>>189 ]
(224) JITA 2023/08/07(Mon) 20時頃
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[ 実際のところ、俺が夢の世界で見たのは 結婚式の終わり際までで、 その後、どのようにして、 どこへ向かったのかまでは知らなくて。
それでも、余計なことまで話す必要性も感じずに、 ただ、聞き心地の良さそうなことを零して、 俺はその場を辞した。
事故に巻き込まれ、慈悲の世界を見せられるという 非現実的な体験をしようとも そんなに早く俺は変わることはないのだ、と 実感する出来事だった。 ]**
(225) JITA 2023/08/07(Mon) 20時頃
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── ダイニングバー ──
まあ、究極的に見れば 利他的も「他人が喜ぶと自分が嬉しい」ってことで 利己的に含まれるとも言いますからね。
人間きっとみんな利己的なんですよ。
[ 一瞬声が小さくなった理由は、>>235 このときの俺は思いつかなかったけれど、 最終的な大雑把な結論を言えば、 少しは先輩の懸念も少なくなるかなと思って。 ]
俺にも先輩と出会えていなければできなかったことが たくさんありますよ。 ぜひ俺のこと頼ってください。 その分、俺も先輩に頼りますから。
(259) JITA 2023/08/08(Tue) 01時半頃
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俺もそこまで詳しくはないのですが、 たとえば愛着障害とかって、 1歳くらいまでに愛着の形成がされないと 大人になっても自己肯定感が低くなるとかって 言うじゃないですか。
だから、そういうのの一種なんじゃないかなって 俺は思ったんです。 [ 実際のところ正解かは分からないけど、 やっぱり俺には先輩が異常だって思えなかったから、 先輩が安心できるのなら、 可能性の話はどんどん出していきたいと思いながら、>>236 ]
(260) JITA 2023/08/08(Tue) 01時半頃
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そうなんですね。
[ 自分のことが好きじゃないという話には、>>238 なんとなくそんな気はしたから、 特に驚きはなくて、 ]
俺も自分のことそんなに好きじゃなかったんですけど、 高祈先輩が、俺のこと頑張ってるって褒めてくれるから、 最近は自分のこと好きだなって思えるんです。
ちなみに俺の高祈先輩の好きなところは、 俺を気に掛けてくれるところと、 大事なところの価値観が合う気がするところと、
あとは、今日知ったことですけど、 先輩も父親の期待に応えるために 頑張ってきたんだなって分かったし、 きっと大学でも気を張ってたんだなあって思うので、 頑張り屋なところが好きです。
(261) JITA 2023/08/08(Tue) 01時半頃
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そんな風に俺が大好きな先輩なんですよ。 存在価値が無いわけないじゃないですか。
もちろん、俺といつまでも一緒にいたいって 思ってもらえることも嬉しいですし、 俺にとって価値あることですよ。
[ 俺が先輩の好きなところを言ったら、 少しは自信を持ってもらえるかなって思ったけど、 どうだったかな。>>238
先輩の不格好な笑顔が崩れてしまわないように、>>239 俺は絡められた指に、ぎゅって軽く力を込める。 先輩に勇気を与えられたらいいなって。 ]
(262) JITA 2023/08/08(Tue) 01時半頃
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そうですよ。先輩は人間であって道具じゃありません。 だから、これからも色々と話し合って、 たまには意見が食い違うこともあるかもしれませんが、 そのときは妥協し合いましょう。
[ そんな日々を過ごしていく中で、 先輩の価値観も変わればいい。>>239
誰かが近づく足音とが聞こえると 繋がっていた手が離れ、 一瞬の冷気が手のひらを覆う。>>240
一抹の寂しさを感じながらも、 ビールと白ワインで乾杯していたら、 今度は俺が話す番が来たようで、 ]
分かりました。 そうですよね、俺のこと冷静すぎるって思いますよね。
(263) JITA 2023/08/08(Tue) 01時半頃
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[ 問い掛けには、どこから話したものかと思いながらも、>>241 届いたばかりのビールを一口飲んでから、 ]
そうですね。 まず、俺の実家は、母方のお爺ちゃんが立ち上げた 貿易会社をやっていて、 お爺ちゃんが社長で、入り婿の父さんはそこの重役で、 俺はいずれ跡を継ぐって言われてました。
あ、社長っていっても、 高祈ホールディングスと比べたら、 全然大きなところじゃないですよ。
でも、結構な教育熱心な家庭で、>>0:112>>1:24 特に外国語は必要だって言われて 複数言語を習っていたので、 子供の頃は遊ぶ暇なんて無かったんですよね。
(264) JITA 2023/08/08(Tue) 01時半頃
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俺があまり感情的にならないのは、 これが先天的なものかどうかは分かりませんが、 子供の頃からだったと思います。 これは父さん似だって、よく言われてたんですよ。
小さい頃は、勉強のし過ぎで遊べないのが嫌で 泣いたこともあったらしいですが、 両親も祖父母も懇々と諭してくれたので、 それからは泣かなくなったようです。
生きる為に諦めるということは、 無意識のうちに子供の頃からしていたと思います。
勉強ばかりの毎日で、付き合いも悪かったので 同級生からは煙たがられていることは 子供心に分かっていたのですが、 立場が違うから仕方ないかと諦めるような子供で。
(265) JITA 2023/08/08(Tue) 01時半頃
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でも、家族から愛されているというのは 子供ながら分かってたんです。 だから、不自由なことは多かったですが、 特に辛いなんて思わなかったんですよね。
[ と、いつかの思い出話も付け加えつつ、>>1:25 ]
まあ、そんな日々が続いてたんですが、 5年前に父さんの不倫事件が起きたんです。
[ あらましについては、夢の中でも説明したけど、>>124>>125 遺書のことや>>1:26>>1:27 責任感の無さの考察についても新たに話して、>>146 ]
父さんから愛されていないと知った母さんは、 心を病んでしまって、 一緒に住んでいられなくなって、 高校1年生になったら、俺だけ一人暮らしを始めました。
(266) JITA 2023/08/08(Tue) 01時半頃
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[ 母さんが俺を仇敵でも見るような態度になったこと、>>1:28 家を出るにあたって 生前贈与を受けたことを話しながらも、>>1:29>>1:30 ]
高校からは俺の実家のこと知ってる人がいなくて、 それから父さんとは全く違うような 明るくて元気な福原徳人を演じて 頑張ってはいたんですけど、
でも、ほぼ家族から捨てられたようなものって言うの すごく惨めじゃないですか。
だから、テキトーにそれっぽいことを言って 誤魔化してたんです。
そうしたら、友達付き合いは増えたのに、 いつの間にかあまり深い話ができなくなって、 当たり障りのない会話で終わらせることに 慣れてしまったんですよね。
(267) JITA 2023/08/08(Tue) 01時半頃
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それに、その場をうまく収めるために、 嘘を吐くことが増えました。 共感した振りをして誤魔化したり、 何かを隠すために、それっぽい嘘を言ったり。
[ あの夢の中でもあったなあ、と>>1:370>>2:328 思い出しつつ言葉にしてみた。 ]
俺、嘘つくことに対して、 あんまり罪悪感なかったんです。 キャラを作っているのと似たような気分でした。 それに、嘘がバレて友達を失っても 別にいいやって諦めてたんです。
(268) JITA 2023/08/08(Tue) 01時半頃
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でも、先輩から俺が今まで頑張ってきたって言われて、 その先輩の言葉を無下にしないように、 少しでも誠実に生きたいなって今は思っています。
俺が今日先輩に話したことに、嘘は一つもないですよ。
あとは……そうだ。 お婆ちゃんと和解した話は病院でしたと思うんですけど、 お爺ちゃんとも今は、会う約束をすれば 普通に会えるようになりました。
母さんは今では精神は落ち着いたと聞いています。 俺はまだ会うのが怖くて、 本人から直接話を聞けてはないんですけどね。
と、俺から話せることはこれくらいかなと思いますが、 他に何か話した方がいいことありますかね?
[ 話し過ぎたと、喉をビールで潤しながら、 先輩に何か質問がないか尋ねてみる。 ]*
(269) JITA 2023/08/08(Tue) 01時半頃
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―― 大藤先輩との最後の挨拶 ――
そうなんすね。
[ 大藤先輩が大学を辞めた旨を話したとき、>>138>>139 俺が言葉にしたのはその一言だけだった。
別に嘘とは思わなかった。 大学を辞めたのも明日から来ないのも本当だろうし、 見たい遠くの景色だって、地球上のものとは限らない。
選別を渡して去っていた田端先輩は、>>152 回谷先輩の願いを聞けたのか、 それとも、結局ビンタすることになったのか、>>132 なんて考えつつも、人の波が落ち着くまで 俺は一旦その場から離れることにした。 ]
(270) JITA 2023/08/08(Tue) 02時頃
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大藤先輩。
[ それから、おそらくは そんなに時間は経っていないと思うけど、 大藤先輩と2人きりで話せそうになれば、 俺は先輩に近寄って話しかける。 ]
前に食堂で話したこと覚えてます? 疲れるけど楽しいって俺が言ってたやつなんですけど。
[ から揚げ定食と焼きさば定食を食べながら 先輩と話したことを思い出しながら、>>0:47 ]
本当はね、俺、楽しくなかろうが疲れようが、 明るく元気に振る舞っていた面もあるんですよ。 だって、そうすれば誰かから必要とされるから。
暗くて覇気のない俺は、 誰からも必要とされなさそうで、 そんなこと、俺には耐えられそうになかったので……。
(271) JITA 2023/08/08(Tue) 02時頃
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大藤先輩は遠くに行っちゃうってことは、 俺のこと必要じゃないってことですよね。 まあ、それ自体は別に構わないんですけど。
ただ、やっぱり傷ついたので、 今後の俺の大藤先輩に対する評価って、 先輩にとっては 不本意なところに落ち着く可能性が高いんですよね。
だから、もし先輩が納得いかないってことがあるなら、 直接口で反論してもらえないと、 俺が自分で評価変えるつもりはないってこと、 一応先輩に知っておいてほしいなって思って 呼び止めたんです。
[ それから、何か会話があったかもしれないけど、 どちらにせよ、俺が「お疲れ様でしたー!」と 元気な福原徳人の挨拶をしたのが、 きっと俺が大藤先輩と話した 最後だったんじゃないかなと思う。 ]
(272) JITA 2023/08/08(Tue) 02時頃
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[ 別に反論なんて求めてなくて、 ただ、恨まれる覚悟があるか確かめたかっただけ。>>2:173
ちゃんと覚悟があるのなら、 先輩がどこへいこうと俺は否定するつもりはないし、
この世の中の“正しさ”なんて所詮、 生きる人間の最大公約数のマジョリティが “正しくないと反論しない・できないもの”だって 俺は思っていて、>>2:173
世間に“正しい”と思われなくてもいいのなら、 それが犯罪行為で迷惑をかけないのであれば 勝手に好きに動けばいいと思っていたから。 ]
(273) JITA 2023/08/08(Tue) 02時頃
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[ でも、大藤先輩がいなくなったら、 きっと俺は父さんの時のように、>>1:378 また身勝手に怒りをぶつけるんだろうなって そう思ってたんだけど―― ]*
(274) JITA 2023/08/08(Tue) 02時頃
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―― ある秋の日 ――
[ 入院中に田端先輩とメッセージのやり取りをして、 早い間に覚悟ができていたからか、 それとも、あのときのように>>1:29>>1:30 独りぼっちじゃなかったからか、
大藤先輩が音信不通となったことには 思いのほか心は波打たなかった。 ちなみに海外に行ったなんて話は、 俺は全く信じていない。>>144
すっかり涼しくなった夕暮れの中、 大学の構内を歩いていると、 道端に夏を象徴する虫が転がっているのが見えた。 触ってみたけど、既に亡くなってしまっているようで。
夏の日々に縋りつくような季節外れの虫の亡骸は、 あの非現実的なことに巻き込まれた夏の日のことを 俺に思い起こさせた。 ]
(275) JITA 2023/08/08(Tue) 02時頃
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俺が回谷先輩の死を悲しいと思ったのは、 生きたがっている人が死んでしまったから。 このひと夏を越すことすら叶わない虫たちもそう。
ですが、死にたい人が死んだのなら、 それは俺にとって悲劇でもなんでもないようです。
[ 虫の亡骸を眺めながら、俺はぽつりと呟いた。
父さんのように怒りが湧かないのは、 心が進化したのか、それとも退化したのか、 あるいは、この出来事を2人の物語として見て 当事者意識が欠けたのか、 いつものように「仕方ない」と諦めてしまったのか、
そのどれもが正解で、 どれもが不正解な気もするけど。 ]
(276) JITA 2023/08/08(Tue) 02時頃
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こんな出来事、早々忘れられませんよ。
[ さして悲しいとも思えない俺は、 あの日に届いたメッセージを思い出しつつ、>>4:16 小さく苦笑を零しながら、
そっと虫の亡骸を抱えて、 近くの木の下の土を少しだけ掘り起こして、 亡骸を横たえた後、再び土を被せていく。 ]
さようなら。
[ 手を合わせてから目を閉じる。 俺の瞳からはもう涙は零れなかった。 ]**
(277) JITA 2023/08/08(Tue) 02時頃
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―― 教授をはげます会 ――
お疲れ様です! 乾杯!
[ 田端先輩の開始の挨拶の後、>>292 お酒が注がれた教授のグラスに、 俺はグラスを両手で持って重ねた。
ちなみに俺が飲んでいるのは烏龍茶。 教授をはげます会なのに、 俺が酔っ払ってしまっては 逆に迷惑を掛けてしまうから、 俺は細心の注意を払っていた。 ]
(302) JITA 2023/08/08(Tue) 20時頃
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そういえば教授、チキン南蛮好きでしたよね。 注文しましょうか? それともお酒に合わせるなら、別のものがいいですかね?
[ 田端先輩セレクトの居酒屋は、>>292 ご飯もののメニューも豊富で、 俺はいつかの食堂でのやり取りを思い出しながら、>>0:46 メニューを開いて、 追加で何か注文しようか提案しつつ、 ]
大丈夫ですよ。 俺は卒業するまで、教授のところで学びますから。
[ なんて言いながら、 学生の希望者が減り続けることを>>#4 嘆く教授を俺は励ましていた。 ]**
(303) JITA 2023/08/08(Tue) 20時頃
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―― ダイニングバー ――
はは、魔法じゃないですけど、 そう思ってもらえるのは嬉しいですね。
[ 俺の誉め言葉が拒絶されないのが嬉しいし、>>308 きっと先輩の内心でも 否定されていないんだろうなって なんとなく分かるから、それも嬉しい。
こうして先輩と過ごしていたら、 嬉しいが増えていくのかなって思うと、 これから先の日々がどんどん楽しみになる。>>263 ]
(334) JITA 2023/08/08(Tue) 23時頃
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あはは、この5年間は割と庶民的にしてたのに 生い立ちもなんとなく分かってましたか。 地方も違うので、高祈ホールディングスとは 関わりはなかったんでしょうねえ。
[ 俺の長い打ち明け話の後、 先輩が静かに語り掛けたことに、>>309 俺は相槌を打ちながら、 ]
そうですね。大人になったら諦めることも 色々あるとは思うんですけど、 せめて子供の間は、我儘が言える環境で育ってたら、 少しは違う性格だった可能性もありますよね。
[ 夢の世界で骨谷先輩と話したことを思い出しながら、>>1:276>>1:306 あんな人間らしい性格になれたかもしれない 人生の分かれ道に思いを馳せて。>>310 ]
(335) JITA 2023/08/08(Tue) 23時頃
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たしかに。 特に俺は中学生までは友達も少なかったし、 俺の世界は家族で全て出来上がっているといっても 過言ではなかったんですよね。 だから、やっぱり独りになったときは悲しかった。
[ 子供にとって家庭は世界だという話に>>310 同調しつつ、 ]
そうですね。 同じではないですけど、やっぱり俺たち似てますよね。
はい。あの大学の中庭での件は、本当に助かりました。 言い方がキツかったとか、そんなことはないですよ。 俺、本当に嬉しかったんです。
[ どこか似た境遇の先輩の言葉に頷きながら、>>311 高祈先輩のことを 初めて格好いいと意識した記憶が蘇る。>>0:253 ]
(336) JITA 2023/08/08(Tue) 23時頃
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そうですね。まだ、完全に気を抜くのは 先輩の前くらいではありますが。
[ 誇らしいと言われれば、>>311 照れ笑いを浮かべながら頭を掻いて、 ]
たしかに、社会人になれば 噓も方便になる場面も多そうですね。
好ましい、ですか。 そう言われると、過去の俺も救われます。
辛い経験をするのも、一人で頑張るのも、 なかなかに大変な経験でしたが、 その結果、先輩に出会えたのなら、 それも悪くない経験だったなと思います。
[ 先輩と出会えてよかった、と>>312 心が晴れやかとなって、俺の顔は自然と緩んだ。 ]
(337) JITA 2023/08/08(Tue) 23時頃
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あはは、誰かの役に立てればいいんですけど。
[ 共に生きたい人は今のところ先輩しかいないし、>>313 他の誰かというのは思い付きはしないけど。 ]
はい。先輩が側にいてくれたら、 俺も前向きに変わっていけますから。 ぜひ楽しみにしててくださいね。
こちらこそ、話を聞いてくれてありがとうございます。 そうですね。母さんと会うのは、 折を見てという感じになりそうです。
[ それから、俺は少しだけ口籠りながら、 ]
……先輩のご家族も、 どこかで折り合いをつけられたらいいんですけど。
[ ぽつりと零しつつ、 勧められるまま俺はチーズに手を伸ばした。 ]*
(338) JITA 2023/08/08(Tue) 23時頃
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―― ダイニングバー ――
あー、たしかに翻訳のバイトできるぐらいには 他国の言語に詳しいのって、 一般家庭ではなかなか見られないですよね。
あはは、先輩が俺の事情を探ってこなかったことと、 深く考えるような人が俺の周りにもいなかったことに ちょっと安心しています。
おかげで、裕福かもしれないって 目を付けられずに済みましたから。
[ バイトの話は 他の人に話すのは控えようかなと思いつつも、 先輩の可愛い後輩として過ごせたことを>>342 幸運だと噛みしめながら、 ]
(353) JITA 2023/08/09(Wed) 01時半頃
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自分らしさというのは、 まだちょっと分からないんですけど、 先輩の前だと何でも話せるので、
昔の自分とも、 明るく振る舞ってた自分とも違う気がして、 すごく楽だなあって思えるんですよ。
俺も、先輩が本来の先輩らしく過ごせるのだとしたら 話をたくさん聞きますし、何だってできますよ。
[ すっかりと空気が明るくなった頃、>>343>>344 先輩の家族について聞いてみたんだけど、
何やら不穏な感じがする返事か返ってきて、 ワインを飲み干す先輩を眺めた後、 ]
(354) JITA 2023/08/09(Wed) 01時半頃
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なるほど。 まあ、それが先輩のお父さんの子育ての結果ですから、 父親なら甘んじて受け入れるべきとは思いますが。
[ 先輩の話を聞きつつ、>>345>>346 俺の言葉尻が少し濁るのは、 先輩の身が危険ではないのか、と思ったから。
でも、形ばかりの継承の末の斬首刑>>346 と言われれば、俺はあの夢の中で見た絵画を思い出す。>>4:+75 あれは、周囲に乗せられるまま王位を継承し、 好き勝手に動く周囲の暴走を止められず、 最終的に処刑された元女王の絵画と 似ているようだと俺は思った。 ]
俺は先輩が危ないことにならないかが不安です。 ただ、高祈の城を壊さなくても 破滅する可能性があるのなら、 ――俺は先輩のやりたいことを指示します。
(355) JITA 2023/08/09(Wed) 01時半頃
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俺に出来ることがあれば、何でも協力しますよ。
[ 俺は実家の力は使えないと思うし、 せいぜい、卒業後に仕事を手伝うくらいしか できないと思っていたけれど。
先輩の囁きは、俺の言葉に対する問いだったのか、 俺はこくりと一つ頷いて、 ]
(356) JITA 2023/08/09(Wed) 01時半頃
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[ たとえ先輩のお父さんの支配から逃れるために 様々な困難があろうと、 たとえ誰に恨まれることがあろうと、 ずっと側にいたいと思った。
激動の中へと足を進める先輩を ずっと支えたいと思った。
だから俺は、苦い笑みを浮かべる先輩を>>347 安心させるように、 もう一度頷いて、にっこりと笑ったんだ。 ]*
(357) JITA 2023/08/09(Wed) 01時半頃
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―― ダイニングバー ――
[ あの夢の世界で、 卒業後に先輩の地元へ行きたいと言ったとき、>>3:184>>372
高祈ホールディングスの お世話になるつもりがないと内心で思っていたのは、 先輩のコネ目当てで近づいていると 思われたくなかったからで、
もし先輩が求めてくれるのなら、 上司部下の関係でも俺は良かった。>>5:+69
まあ、俺が仕事で役に立てるとしたら、 語学力を活かしたことくらいしか 今は思い付きはしなかったんだけど。 ]
(380) JITA 2023/08/09(Wed) 13時半頃
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どういたしまして。 俺は多少の失敗くらいじゃ泣かないので、 お互いに誠心誠意努力すれば、 どんなことでも乗り越えられる気がするんです。
[ 先輩の笑顔から苦さが消えると、>>374 俺は安心して、気の抜けた笑顔になる。
それから、チーズを摘まみながら、>>377
好きな食べ物はから揚げだけど、 自分で揚げるのは大変だから、 市販の総菜や冷凍食品をよく買うこと、
休日は友人と遊ぶ予定がなければ、 料理や掃除をしたり、 翻訳のバイトをする時間に充てたりすること、
お酒はあまり強くないこと、なんかを話して、 実に大学生らしい会話を満喫したと思う。 ]
(381) JITA 2023/08/09(Wed) 13時半頃
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[ 翌日。大学構内を歩いていると 先輩から声を掛けられた。>>379 ]
あ、はい! そこまで飲まなかったので大丈夫っすよー。
こちらこそ、ありがとうございました! えっと……成海先輩。
[ 急に下の名前で呼ばれたものだから、 俺は戸惑いながらも、 笑顔で通り過ぎる先輩に 初めて下の名前で呼び掛けたんだ。 ]**
(382) JITA 2023/08/09(Wed) 13時半頃
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―― 教授をはげます会 ――
[ それは飲み会が始まって どれくらい経った頃だったかな。
烏龍茶しか飲んでいない俺は、>>302 当然、酔っ払うことはなかったけど、
いつの間にか、そこかしこで出来上がってて、 西門教授が柊くんに何やらボソボソと言った後、 柊くんがワカメ酒を注文し、>>349 それを慌てて高祈先輩が誤魔化していた。>>352
ちなみに俺は、交友関係はそれなりに広い方で、 お下品な知識を披露する友人もいるから、 ワカメ酒というものが、 お酒にワカメを突っ込むという>>361 そんなモヒートのようなものでないことも知っている。 ]
(388) JITA 2023/08/09(Wed) 14時半頃
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[ おい、教授……という思いはありつつも、 きっと相当な心労で、アホなことでも言わないと やってられないんだろうなって、 俺は呆れながらも、苦笑を零したんだけど、 ]
……?!
[ 田端先輩はオレンジジュースを飲んでると思ったのに、>>292 いつの間にか酔っ払っていた。>>364 実はスクリュードライバーとかの カクテルを飲んでたのかな、と思っていたら、
銀先輩が猛突進していた。>>376>>378 銀先輩の必死さを見れば、 おっと、そういう関係だったのかな、なんて邪推する。 ]
(389) JITA 2023/08/09(Wed) 14時半頃
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[ 田端先輩と銀先輩 (と突き飛ばされたらしい骨谷先輩)が その後どうなったかは特に凝視することなく 俺も何か食べようかなとテーブルを眺めていたら、 今度は隣に座る西門教授が 「俺もちゅーしたい」とか言い出した。 ]
ちゅーは無理なので、 今日のところは、俺のお酌で我慢してください。
[ と言いつつ、瓶ビールを持って 教授の空いたグラスに注いだけど、 それでも教授は不満そうな顔をしていたから、 ]
じゃあ、俺が元気が出る とっておきの魔法をかけてあげますから、 それで満足してくださいね。
[ なんて言いつつ、教授と向かい合うと、 ]
(390) JITA 2023/08/09(Wed) 14時半頃
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元気になぁれ♡ 萌え萌えキュン♡
[ 69(0..100)x1点のぶりっ子声を出しながら、 顔の前で人差し指と中指でハートマークを作ると、 俺は教授に向かって、ばちこーんっとウインクした。
ちなみに、先ほども言ったが、 俺は烏龍茶しか飲んでいないので酔っ払っていない。 つまり、これはシラフの行動である。
教授はこれで元気が出て満足したのか、 はたまた気持ち悪くなって 欲求を満たしたいどころではなくなったのかは 分からないけど、
とりあえず、これ以降は「ちゅーしたい」なんて 言わなくなったから、 これで良しと思うことにしよう。 ]**
(391) JITA 2023/08/09(Wed) 14時半頃
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―― 退院後:10月のとある日 ――
[ それは美術館での事故から数十日後。 すでに大学の夏休みも終わった頃のこと。
俺は病院から退院後、 頭の傷も抜糸処置が無事に終わり、 お爺ちゃんとお婆ちゃんに会える回数も 徐々に増えていたんだけど、
俺がそこそこ家事をしていると知った2人が、 突然、俺の作ったご飯を食べたいと言ってきた。
庶民的なものしか作れないから、 普段からいいものを食べている2人の口には 絶対に合わないって言ったんだけど、 押し切られるように、 俺の住むワンルームマンションに来る約束を 取り付けさせられてしまったんだ……。 ]
(431) JITA 2023/08/09(Wed) 23時半頃
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[ そして、約束の日。 手土産のお菓子を持って、ワンルームマンションに お爺ちゃんとお婆ちゃんがやってきた。
いつもこまめに掃除しているから、 部屋は散らかってなかったんだけど、 自分で掃除していることを伝えたら、 2人共からひどく驚かれた。
そういえば実家の家事はいつも外注してたなあと、 思い出しつつ、俺はキッチンで作業を進める。
俺が2人のために作ったのは、 電気圧力鍋で作ったサバの味噌煮とだし巻き玉子、 ポテトサラダと人参と蓮根のきんぴら。
必要に応じて、顆粒だしや市販のつゆやタレ、 電子レンジを駆使したから、 そんなに手間でもなかったんだけど。 ]
(432) JITA 2023/08/09(Wed) 23時半頃
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[ 「一人でこんなに作れるものなのね」と お婆ちゃんがぽつりと零したから、 「今は便利なものが色々あるんだよ」って 返しておいた。
2人掛けのテーブル上に、俺が作った料理と 炊飯器で炊いた白米、 手土産の栗のパウンドケーキが並ぶ。 お爺ちゃんもお婆ちゃんも美味しい美味しいと 食べてくれたんだけど、 ]
……ご飯作り過ぎたな。
[ 正直、老人の胃の小ささを舐めていた。 残ったご飯と、そして、そもそもとして 一人暮らしの人に対する手土産としては多すぎる パウンドケーキを眺めながら、 俺はどう消費しようかと思案した。 ]
(433) JITA 2023/08/09(Wed) 23時半頃
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おにぎりとかホットサンドにしたら、 みんな食べてくれるかな。
[ とりあえず、研究室のグループLINEに メッセージを送ることにした。
『ちょっとおかずの残り物が多すぎて、 明日おにぎりやホットサンドにして 研究室に持っていこうと思うのですが、 量が多くなりそうなので もしよろしければ誰か食べるのを 手伝ってくれると助かります。』
『作るのは、以下の5つです。 ・ネギ味噌おにぎり、 ・明太子とだし巻き玉子のおにぎり、 ・だし巻き玉子とチーズのホットサンド、 ・ポテトサラダのホットサンド、 ・人参と蓮根のきんぴらとチーズのホットサンド』 ]
(434) JITA 2023/08/09(Wed) 23時半頃
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[ 『あと、頂き物の栗のパウンドケーキも余ってるので 貰っていただけると助かります。』
メッセージを送った後は、 何かしら返信があったかもしれないけど、 とりあえず、急いでおにぎりとホットサンドを作って、 パウンドケーキを1切ずつ切り分け、 それぞれを丁寧にラップに包んで、 明日研究室に持っていく準備をしたのだった。 ]**
(435) JITA 2023/08/09(Wed) 23時半頃
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―― 教授をはげます会 ――
……?
[ 田端先輩と銀先輩のキスの様子は、>>397>>401 そのとき俺は、萌え萌えキュン♡で忙しかったから、>>391 全く見ていなかったんだけど、
仮に見たとしても、「こういう人もいるよね」と 過去にいた恋人を思い出しただけで、>>0:356 きっと驚くこともなかったと思う。 ]
この居酒屋は貸切っているみたいっすし、 キスしかしていないなら、ギリオーケーじゃないすかね。
[ 身内と店員さんの前だけだし、と、 田端先輩の申告をそのまま信じた俺は、>>423 そうポツリと零しつつ、 慌てふためいているように見える高祈先輩を>>422 小首を傾げて眺めた。 ]
(443) JITA 2023/08/10(Thu) 00時半頃
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[ 続いて、田端先輩の盛大な暴露には、>>424 「やっぱりそうかあ」という感想しか出なかったけど、>>389 ]
あ、銀先輩が帰るんすか? 宴もたけなわっすけど、 そろそろお開きにする感じっすかね?
[ 幹事(?)の田端先輩が銀先輩を送るなら、>>424 そろそろ解散の流れになるのか確認してみたけど、 別に飲み会が続くなら、 それはそれで構わなかった。
タクシーの送り先についても、 2人で一緒に帰るのかな、という感想を 抱いたくらいで。 ]**
(444) JITA 2023/08/10(Thu) 00時半頃
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―― 10月のある日 ――
[ おにぎり作りとホットサンド作りが終わった後、>>435 スマホを見ると、メッセージが届いていた。>>450>>477 もしかしたら、他にもメッセージが 届いてたかもしれないし、 メッセージ内容によっては、 別のものを作ったかもしれないけど。
『良かったです。どうやって消費しようか 困ってたので助かります!』
と返信して、粗熱の取れたおにぎりと ホットサンドもラップで包むと、 パウンドケーキと一緒に冷蔵庫で保管する。
それから、少しだけ俺は思案した後、 ]
(487) JITA 2023/08/10(Thu) 16時半頃
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[ 翌日、100均に売ってる使い捨てのランチボックスに おにぎりとホットサンド、 栗のパウンドケーキを詰めて、>>434>>435 俺は大学の研究室に向かった。
夢の世界と同様に、おにぎりとホットサンドの具材は>>1:218 ラップの上にサインペンで名前を書いたから、 来てくれたみんなにスムーズに渡せたと思う。 ]
はい! どうぞ! あははー、じゃあ何かあったら、 遠慮なく頼らせてもらうっすよー。
[ 返信メッセージにあったように、>>477 人参と蓮根のきんぴらとチーズのホットサンドと 他に希望があればそれも、銀先輩に渡しつつ、>>478>>479 ]
(488) JITA 2023/08/10(Thu) 16時半頃
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[ もし、銀先輩から量が多すぎる疑問を口にされたら、>>477 「昨日、爺ちゃんと婆ちゃんが遊びに来て、 ご飯作ったんすけど、 量が多すぎてお年寄りには食べきれないって 怒られちゃいましたー」なんて、 俺は笑いながら愚痴ったかもしれない。
俺の家庭の事情は全てを語れる人は少ないけど、 相手によってはある程度のことを話せるくらいには 俺も変わっていったんだと思う。 ]**
(489) JITA 2023/08/10(Thu) 16時半頃
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―― 教授をはげます会 ――
まあ、たしかに 褒められた行動ではないかもしれないっすね。
[ 高祈先輩の言葉に同意はしつつも、>>446 俺の中での褒められなさとしては、 ワカメをビールに突っ込むという>>361 飲食物を粗末にしたことと同程度だった。
それから、お開きの流れになったのか どうなのかはともかくとして、 あり得ないのが 主賓の教授がいつの間にか帰っていたこと。>>455
ろくな挨拶もなく出て行ったぞ、あの教授。 友達の誕生日飲み会だって、 〆の挨拶まで勝手に帰る奴なんかいなかったっての と、内心悪態を吐きながら。 ]
(497) JITA 2023/08/10(Thu) 20時半頃
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教授からして自由人なんすよね、うちの研究室。
[ ふんわりとオブラートに包んだ言い方をしながら、 帰るという仁科ちゃんと柊くんを手を振って見送る。>>452>>455 あ、勿論ちゃんと声を掛けて帰った2人のことは、 自由人とは思ってない。 ]
あ、高祈先輩が残るなら俺も残ります。 でも他がみんな酔い潰れてたら、 その人を起こして帰りましょうか。
[ 顔を覆って落ち着かない感じの先輩を見て、>>448 「人前でキスするのは駄目ってタイプなのかな」と 内心で勝手に納得しながらも、
俺も残ると言ったのは、 この飲み会で高祈先輩と話せてなかったし、 どう考えてもシラフなのは高祈先輩だけなのに、 こんなカオスな空間に一人だけで放っておくのは、 さすがに気が引けたのもある。 ]
(498) JITA 2023/08/10(Thu) 20時半頃
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[ こういう飲み会では、 飲み放題コースとかで定額だったら、 参加費は事前徴収するから、 最後の人が立て替えることはないものだけど、 この飲み会ではどうだったかな。
とりあえず、 立て替えの必要があるかどうかを考えつつも、 教授の席に放置されたワカメ in ビールジョッキは>>361>>414>>436 さすがにお店の人に謝らないとなあ、と思いながら 俺は内心ため息を吐いていた。 ]**
(499) JITA 2023/08/10(Thu) 20時半頃
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―― スケッチブック鑑賞 ――
[ 仁科ちゃんの絵ができたと聞いたのは、 本人からだったか、 それとも研究室の誰かからだったか。>>491
いずれにせよ、俺がそのことを知ったのは、 大藤先輩がいなくなる前だったと思う。
グループメッセージの件は入院中に聞いていたから、>>304 どんな絵が仕上がるのか俺は楽しみにしていたんだ。 ]
回谷先輩も大藤先輩も綺麗だったし、 やっぱり黒留袖姿の田端先輩、格好いいっすよね。 アリババさんの神父姿も不思議と似合ってますし、 ああ、そういえば夢の世界でこんな格好で参列したなあ。
[ なんて、スケッチブックを眺めながら、 近くに人がいれば、そんなことを言ったかもしれない。 ]
(508) JITA 2023/08/10(Thu) 22時頃
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[ スケッチブックの中に彩られた式の様子が、 記憶を鮮明に蘇らせて、目頭を熱くさせる。>>6
あんな事故さえなければ、 ほんの些細なことで喜び合える日常や、 縁側で日向ぼっこしながら笑い合う老後だって もしかしたら2人にはあったかもしれないのに――
ツンとした鼻先をすすりつつ、俺は上を向いて、 じんとする目をつぶった後、 ]
いい式だったっすよね。
[ せっかく描いてくれた絵の前で あまりしんみりするのも良くないかなって、 涙を堪えながら、俺は祝福の言葉を零して、 幸福な場面しか思い出さないように記憶に靄をかけた。 ]**
(509) JITA 2023/08/10(Thu) 22時頃
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―― 教授をはげます会 ――
了解しました。 お疲れ様です!
[ 先ほどまで酔っ払っていたと思われる田端先輩が しっかりとした口調で話すものだから、>>506>>507 実は場を盛り上げていただけなのかな、 なんて思いつつも、
俺が声を上げる前に、 ワカメ in ビールを田端先輩が召し上がる姿に、 相変わらず格好いいなと思って、
銀先輩と2人で店から出る姿を見送った。 ]
(523) JITA 2023/08/11(Fri) 00時頃
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[ 高祈先輩の困惑したような声と表情に>>515 俺は苦笑を零しつつ、 ]
そうですね。帰りましょうか。
[ 骨谷先輩に呼び掛ける高祈先輩に倣って、>>516 もし骨谷先輩が睡魔に敗北しているようなら、 俺も肩を軽く揺すって起こそうとしたかもしれない。
居酒屋の代金は支払い済みらしいから、>>506 もしお金関係のことで何かあれば、 また連絡が来るとは思うけど、
もし骨谷先輩がタクシー代を払えなさそうなら、 高祈先輩が代わりに支払ってくれたのかもしれない。 ]
(524) JITA 2023/08/11(Fri) 00時頃
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あはは。もう少ししんみりするかと思いましたが、 予想外の盛り上がりでしたね。 教授も意外と元気そうで、ちょっと安心しました。
[ 高祈先輩の言葉に頷いて同意しつつも、>>517 ]
そうですよね。一緒になって騒いでいると 収拾がつきませんし。 高祈先輩もお疲れ様です。
[ 先輩に労りの言葉を掛けつつも、 提案には俺は笑顔になって、>>518 ]
はい、もちろん! 先輩のおすすめの店に連れて行ってほしいです!
[ と深く意味も考えずに二つ返事で了承した。 2人きりで話すことについて意識したのは、 それからまた少し先のお話。>>133 ]**
(525) JITA 2023/08/11(Fri) 00時頃
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―― 10月のある日 ――
ほうほう。
[ 自室のベッドに寝転びながら、 成海先輩からの個別メッセージを眺めて、>>-778 俺は破顔する。
先輩のメッセージの砕けた口調に なんだか特別感があるようで、 むずがゆさを感じながらも、 おにぎり1個ずつという なかなか食欲のありそうな希望を見て、 心境の変化でもあったのかなと考えた。
それから、ベッドの上に俺は起き上がって ]
(528) JITA 2023/08/11(Fri) 01時半頃
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|
[ その後、早速作ったおにぎりの数を確認して、 たしか米派は仁科ちゃんだけだったかなと 思い出しつつ、きっと確保してても 問題ないくらいのおにぎりがあるなと判断した。
そして安心して、 俺はまたベッドに体を預けることになる。 ]
(529) JITA 2023/08/11(Fri) 01時半頃
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[ 翌日、すぐにネギ味噌おにぎりに齧りつく成海先輩に>>522 俺はやっぱり頬が緩んで、 ]
あははー、口に合ったようで良かったっす!
[ その後、もう一つの明太子玉子おにぎりも 先輩の口の中へと消えていき、 夢の中で覗き見たときとは別人だなあって>>4:+74 その変化が俺には嬉しくて、
いっぱいリクエストを聞いて、>>-748>>-778 たくさん食べさせたいなって。 そんなことを俺は思い浮かべていた。 ]**
(530) JITA 2023/08/11(Fri) 01時半頃
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―― 大学卒業の日 ――
ありがとうございます! すぐにそちらに向かいますね。
[ 同級生たちと行った卒業祝いの飲み会は 早々に切り上げた俺は、 成海さんとの通話に心を弾ませていた。>>533
成海さんとも話し合った結果、 俺の就職先は、高祈ホールディングスの 不動産開発の子会社となる。>>534
就職希望先が決まってから、 語学検定試験においては申し分ない成績の俺は 翻訳のバイトの際、現地の流行りや情勢、法律などを きちんと理解することを意識するようになった。
そうした努力あってか、はたまた成海さんの口添えが もしかしてあったのか、俺は無事に内定をもらった。 ]
(559) JITA 2023/08/11(Fri) 15時半頃
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[ 就職先に近い部屋に住む契約は既に済んでいて、 高校時代から住んでいたワンルームマンションは 今はもうすっかりもぬけの殻。
このマンションの部屋も生前贈与されたもので、>>1:29 副業がOKな職場なら、現地の不動産管理会社任せで 家賃収入を得たと思うし、 無理だったら、お爺ちゃんに返したと思う。
今は大学にほど近い場所にあるホテルにいて、 もし新居探しの時に成海さんと会えなかったら、 この通話は久しぶりに成海さんの声を聞く機会に なったのかもしれない。
話したいことはいっぱいあったけど、 社会人を長電話で拘束するのは気が引けたので、 名残惜しかったけど、キリのいいところで 通話は終わったんじゃないかな。 ]
(560) JITA 2023/08/11(Fri) 15時半頃
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[ 卒業式から今まで着ていたスーツを脱いで、 一旦、ホテルのクローゼットに掛ける。 身に着けていたネクタイとネクタイピンは、 ホワイトデーに成海さんから貰ったもの。>>532
このネクタイとネクタイピンは 大事な場面で身に着けると俺は決めていて、 採用試験のときもしっかりと結んでいた。
ところで、成海さんは男にネクタイやネクタイピンを 贈ることの意味を知っていたのかな。 成海さんも俺に首ったけなら嬉しいなって、 ハンガーに掛けたネクタイに俺は口付けを落とす。
ちなみに、俺の呼び方が成海先輩から 成海さんに変わったのは、成海さんが大学を卒業して 少し経った後のことである。 ]*
(561) JITA 2023/08/11(Fri) 15時半頃
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―― 社会人時代 ――
[ 社会人一年目の頃は、 当然一人でやれることは少なかったから、 上司の手を借りながら 何とか仕事をこなしていたけれど、 そのうちに海外の担当とのやり取りも 一人でこなせるようになったと思う。
自分の仕事で精いっぱいだった俺が、 成海さんが行ったクーデターのために>>536 やれることなんて、ほぼほぼ無かったと思うけれど、
いずれ、マスコミを騒がせることになれば、>>537 俺の存在を変に勘繰られると、 成海さんの迷惑になるかもしれないと思って、
俺は成海さんとは、少なくとも人前では 上司と部下の関係以上に見られないように>>534 うまく振る舞っていたと思う。 ]
(562) JITA 2023/08/11(Fri) 15時半頃
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まあ、こういうのって、上げて落とすものだよな。
[ 俺は自宅でコーヒーを飲みながら新聞を読んで、 メディアの変遷に苦笑を零した。>>537>>538>>539
こういう場合は、逮捕までいったのなら、 成海さんを持ち上げる方が自然に思うけれど、 どうやらメディアは賛否両論にする方が エンタメ性があると判断したらしい。
今回の件は、高祈ホールディングスの関係者のような 直接的に利益を得ていた人々だけでなく、 例えば、子会社や事業所の近く飲食店のような 間接的に利益を得ていた人々だって 被害に遭ったのだから、
成海さんを恨んでいる人が多くても それは仕方ないとは思う。 ]
(563) JITA 2023/08/11(Fri) 15時半頃
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[ それでも、成海さんがどれだけ恨まれていようとも、 成海さんの側にいたいという 俺の気持ちは変わらなかった。
家族から「こっちに戻ってきたら?」という 俺を気遣って心配する連絡があっても、 俺の気持ちが揺さぶられることはなかった。
こうして、社会や身近な人が定めた“正しさ”から 逸脱してエゴを通そうと思ったとき、 初めて俺は、不倫の果てに自殺した父さんや、 あの事故以来消息不明となった大藤先輩の気持ちを 理解できたのかもしれない。
頑なに父さんと不倫相手、 そして大藤先輩と回谷先輩のあの世での幸せを 心の底では願えなかった俺の心が解れていく。 ]
(564) JITA 2023/08/11(Fri) 15時半頃
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[ ――だって、俺は成海さんと一緒に 幸せになりたいんだ。 たとえ、辿り着く先がどんな場所だったとしても。
俺が過去にあなた達に抱いていた感情に対して、 謝ることはできません。 それでも、どうか幸せでいてほしいと 今の俺は心から願えます。 ]
(565) JITA 2023/08/11(Fri) 15時半頃
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[ 俺が働いていた子会社が潰れることがなければ、>>540 俺は継続して同じ場所で働いていたかもしれないし、 そうでなければ高祈ホールディングスの別の子会社か、 はたまた全く別の会社に転職していたかもしれない。
いずれにせよ、俺が暮らしていたのは、 社会人になって初めて契約した部屋のままで、 成海さんと会おうと思えば いつでも会える距離なのは変わらない。
俺は自室の窓辺から差し込む 穏やかな初夏の日差しに目を細めながら、 ソファーに体を沈み込ませていたら、 成海さんから着信があった。>>542>>543 ]
(566) JITA 2023/08/11(Fri) 15時半頃
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お久しぶりです。成海さん。 はは。心配のし過ぎで、ニュースで流れた 高祈ホールディングス関連の記事、 全部そらで言えるようになりましたよ。
俺も会いたいと思っていました。
[ それから、引っ越し先の詳しい場所を聞いて、>>543 他にも色々と話したかもしれないけれど、 会話が終われば、俺はスーパーに買い出しに出る。
社会人になって料理をする機会はかなり減ったが、 特に予定がなければ、今も週1回は自炊している。
そして、成海さんと会う日までに、きっと俺は―― ]
(567) JITA 2023/08/11(Fri) 15時半頃
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[ 成海さんと会うと約束した日。
俺は薄手のスーツに 成海さんから貰ったネクタイとネクタイピンを>>532 合わせて、手作りのスイートポテトを 手土産にと持参していた。
普段はお菓子作りをしなかった頃と比べて、>>3:47 幾分か作業に慣れた俺は、 この頃には特にスイートポテトは、 手際よく作れるようになっていた。
高級そうなマンションの 厳重なセキュリティを抜けて、辿り着いた先、>>544 成海さんと久しぶりに顔を合わせたことも もちろん嬉しかったけれど、
テーブルにたくさんのから揚げが並ぶ光景に、 昔した会話を覚えていたのか、と俺は嬉しくなる。 ]
(568) JITA 2023/08/11(Fri) 15時半頃
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[ あの時と違って、俺はもう 普段からピアスを着けることはないし、 帽子を被ることもない。
今のスーツ姿だって、どちらかといえば、 夢の中の結婚式やお葬式のときの格好と>>5:+108>>222 近かったと思う。
成海さんだって、あのときと髪型も変わり、>>537 随分と社会人が板についている。
けれど、昔に返ったようなテーブルの姿が 成海さんとなかなか会えなかった時間の隙間を、 あのいつでも会えた大学生時代の記憶が埋めていく。
久々の会話だったのに、俺たちの会話は 滞ることなく進んでいく。 2人の距離が変わっていないことに俺は嬉しくなって 成海さんの幸せそうな顔につられて、>>545 俺の顔にも何の屈託もない笑顔が溢れた。 ]
(569) JITA 2023/08/11(Fri) 15時半頃
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[ アラサーの胃にたくさんのから揚げは 正直きつかったけれど、 俺が持参したスイートポテトは はたして食べる余裕があっただろうか。 なければ、きっと成海さんは冷蔵庫に 保管してくれたとは思うけれど。
テーブルがすっかり片付いて、>>546 俺は席に座って、一人大きな窓の外を眺めながら、 成海さんが来るのを待っていた。
夏の海は太陽の光を反射して、水面が輝いている。 いつまで俺たちは この煌めきを眺めていられるのだろうかと、 俺が感傷に浸っていたところに、
成海さんがやって来た。 彼の照れたような微笑みと抱えていたもの、 そして、告げられた言葉に俺は目を見開いた。>>-790 ]
(570) JITA 2023/08/11(Fri) 16時頃
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[ 俺が付き合ったことがあるのは女性だけ。>>547 そして、あの美術館の事故以来、 俺は誰とも付き合うことはなかった。
男性だから成海さんを好きになったのではなく、 成海さんだから俺は好きになった。
成海さん以上に愛せる人はいないと思っていたし、 それ故に、どこまでも成海さんに ついていこうと決めた。
成海さんを父さんと重ねることなんてなかったし、 愛していると言われて嬉しくないわけがない。
懸念があるとすれば、俺と成海さんの関係を 誰かに嗅ぎつけられた時、 マスコミが面白おかしく書き立てないかということ。
彼に迷惑は掛けたくはなかった。 だから、俺から告白する気はなかった。けれど―― ]
(571) JITA 2023/08/11(Fri) 16時頃
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[ 懸念点は正直に言いながらも、 俺たちは何も間違っていないと証明するために、 この先何があっても 世間に後ろ指を指されることはしたくないと 俺の希望を言いながら、
俺は成海さんからひまわりの花束を受け取った。>>-790 大自然の中で咲き誇るような小ぶりのひまわり。 父さんの件以降、花言葉自体が苦手だったけれど、 社会人になったら苦手と言っている場合ではなく、 贈り物などで意識せざるを得なかった。
ひまわりの花言葉は、「憧れ」「情熱」 「あなただけを見つめる」 ああ、本当に成海さんは俺に首ったけだったんだって、 俺はホッと気が抜けて、顔を綻ばせて笑う。 ]
(572) JITA 2023/08/11(Fri) 16時頃
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付き合ったのは俺の意思ですから、 それは構わないのですが。
[ 愛していると言われたのが、つい先ほどなのに、 指輪とは一体……。>>548 話しぶりからすると、恋人たちがするような ペアリングではなさそうで、 俺は口籠りながら少しだけ困惑したのだけれど、 ]
まあ、いまさら恋人同士のお付き合いというのも 何か違う気もしますしね。 婚約、ということでいいのでしょうか。
はい、もちろん。 これからのことは、2人で相談して決めていきましょう。
[ こくりと頷けば、抱きしめられると思って、 俺は花束をテーブルに置いた後、 微笑みながら成海さんがやってくるのを受け止めた。 ]
(573) JITA 2023/08/11(Fri) 16時頃
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[ 抱き締められつつ、成海さんの温もりを感じながら、 俺は見上げて、少し俺よりも高い成海さんの顔を 両手で優しく包み込む。
いつかの田端先輩と銀先輩がキスしたときの 反応は覚えていたから、>>446 拒絶されるかもしれないとは思いつつも、
ここにいるのは2人きりだし きっと大丈夫だろう思って、>>498 俺は少しだけ背伸びして、顔をゆっくり近づけた。 ]**
(574) JITA 2023/08/11(Fri) 16時頃
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―― 春の近づく気配 ――
[ あれこれしている間に季節はめぐっていき、 あの痛ましい事故から月日は経過していた。
季節の変化と共に、俺たちも徐々に変化していき、 いつの間にか田端先輩と銀先輩は付き合っていたし、 仁科ちゃんとは普通にタメ口で話せるようになったし、>>579>>580 身だしなみを整えて、外見も可愛らしくなった。>>557
この頃、ボーンチャイナは製作中だったか、 既に製作が終わっていたかは分からないけど、 骨谷先輩も最後のミューズに出会えたかもしれないし、
いちごのお菓子を交換し合う仲になったかもしれない つぶつぶイチゴブラザーズの弟、柊くんも 研究室のメンバーに慣れてきたのか どんどん素が出てきたようで、 本人はマネージャーと言っていたけど、 仁科ちゃんともいい感じの仲になったかもしれない。 ]
(581) JITA 2023/08/11(Fri) 19時半頃
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俺だっていつも元気なわけじゃないですよ。 少しくらい休みたいときだってあります。
[ 俺はというと、少しは明るく元気な振りをしなくても 平気な場所ができて、>>5:201
この日も研究室の机に伏せってダラけていたら、 頭皮的な意味でも悲劇度が変化した西門教授に 心配されてしまったものだから、 俺は体を起こして苦笑を浮かべた。
今はまだ、この研究室のメンバー以外には、 元気じゃない姿を見せられる気がしないけど、 少しずつ俺も変われたらいいなって思う。 ]
(582) JITA 2023/08/11(Fri) 19時半頃
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[ そして、成海先輩は、 ]
ハッピーバレンタインデーです!
[ ねだられたお菓子を渡しながら俺は思う。>>532 いつも微笑んでいた表情は、>>0:4 だんだんと感情が表に出やすくなったし、>>447 我儘も言ってくれるようになった。
前は少食だと言ってたけど、>>0:64 最近はよく食べる姿を見かける気がする。>>-778
この日も手作りスイートポテトだけじゃ もしかしたら足りないかもしれないから、 市販品ではあるけど、フルーツフレーバーの チョコレートキャンディを一緒に入れて 先輩に手渡したんだった。 ]
(583) JITA 2023/08/11(Fri) 19時半頃
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[ こうして変わっていく景色に思いを馳せながらも、 ふとした瞬間に、回谷先輩と大藤先輩の 変わらぬ姿を思い浮かべては、心が軋んだ。
もし、2人がまだここにいたら、 と思っては、あの事故のことを恨んだりもしたけど、 もう過ぎたことだから仕方ないと諦めよう。
そういえば、 2人の結婚何周年かを祝うサンドイッチパーティは、>>71 来年度以降に開くことになったのだったか、 それとも、今年度にも開催されたのか。
いずれにしろ、俺の胸に残った屈託は、 いつかの結婚記念パーティでは解消できてたらなあと、 俺もまだまだ変わりたいと思いつつ。>>564>>565 ]
(584) JITA 2023/08/11(Fri) 19時半頃
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[ 冷たい冬の空気にさらされながらも、 この寒さが続くのは、きっとあともう少し。
希薄で淡く、でも存在感のある陽射しへと 俺はまっすぐに手を伸ばした。 ]
(585) JITA 2023/08/11(Fri) 19時半頃
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[ ――うん、しっかりと温かいし、眩しい。 だからきっと、大丈夫。 ]
(586) JITA 2023/08/11(Fri) 19時半頃
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[ 俺たちの未来はちゃんと明るい。 ]**
(587) JITA 2023/08/11(Fri) 19時半頃
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―― 10月のある日 ――
仁科ちゃん、やっほー!
[ 俺のお助けをメッセージに 情熱的なメッセージを返信してくれた>>579 仁科ちゃんに手を振りつつ、
おにぎり2つと、もし欲しがるようなら 人参と蓮根のきんぴらとチーズのホットサンドと 栗のパウンドケーキも手渡して、 ]
なんか、あの夢の中のこと思い出すよねえ。 仁科ちゃんのラッキーに貢献できたようで何より!
[ ご機嫌そうに おにぎりにかぶりつく仁科ちゃんを眺めながら、>>580 楽しそうな姿に俺も自然と顔が綻ぶ。 ]
(588) JITA 2023/08/11(Fri) 20時半頃
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[ 仁科ちゃんの話し方が変わったなあってことは>>579 もちろん気付いていたんだけど、 気を許してもらえるようになったのかな と思っただけで、 特に指摘することはなかった。
和やかで賑やかなお昼時。 少しだけ、でも確実に距離が縮まった気配を感じて、>>578 俺もいい加減変わらないとな、 と自分を振り返るのだった。>>582 ]**
(589) JITA 2023/08/11(Fri) 20時半頃
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