27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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[ 突如、何かが弾けるような音がして、 大きな揺れが起こったときのように その場に立っていられないほど、 世界がぐにゃりと歪んだような おぼろげな記憶がある。>>#0 ]
(18) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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―― 黒い翼の男との会話 ――
[ 目を覚ますとそこは美術館だった。 傍らにあるのは、先ほどまで見ていた絵画。>>0:355
さっきまで床に倒れてたのだから きっと意識を失っていたのだろうけど、 手を握ったり開いたりすれば、 たしかに生きているという感触はある。
だけど、さっきまでいた美術館の客や 職員はこの場のどこにもいなくて、>>#1 何が起こったのだろうと俺は混乱していた。
そのタイミングで、 その黒い翼を広げた男性が現れたんだ。>>1 ]
(19) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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死んだ、かもしれない……
[ 男性の言葉を復唱しつつも、>>1 実感はまるで湧かない。 ただ、この場所は何か変だというのは 理屈じゃなくて感情で理解していた。 ]
みなさまって……? まさか、研究室のみんな?
[ 男性の話しぶりから、 死んだのは“みなさま”の中の1人。>>2>>3 不特定多数が一緒に夢を見ている可能性もあるが、 これが“慈悲”というのなら、 死んだ人と関わり合いがある人物が 選ばれている可能性が高いように思う。 ]
(20) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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…………。
[ 急に男性の口調が変わったことに、>>5 俺があっけに取られている間に、男性は消えた。>>6
俺の混乱した頭は、これはドッキリとか 質の悪い金持ちに実験道具として拉致されたとか 色々と考えたんだけど、 どれもこれもコスパに見合わない気がして しっくりと来ない。
だから、きっと死んだのだろう。 俺か、俺ではない誰かが。 ]*
(21) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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―― 現在:美術館 ――
[ とりあえず、頭が混乱している状況では、 ここで誰かに会っても うまく接することができない気がするから、 神々とキューピッドの絵画の前で立ち止まって、>>0:355 俺はこれからどうしよっかって考えていた。
でも、そのとき、ふと思ったんだ。 ]
(22) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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[ もし俺が死んだとしたら、 俺の人生の幸不幸って プラスマイナスゼロだったのかな。>>0:5 ]
(23) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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[ 俺の母方のお爺ちゃんは貿易会社の社長で 母さんはお爺ちゃん夫婦の一人娘。 入り婿だった父さんは身寄りのない人だったけれど、 貿易会社の優秀な社員だったから、 母さんと結婚して後継者として育てられたとのこと。
俺は生まれながらにして 貿易会社の跡を継ぐことが決まっていたから、 それなりの英才教育を施されていた。
特に外国語は習得しておいた方がいいと 英語、中国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語 と、複数の言語を習わされた。>>0:354
そんなこんなで、学校の勉強以外にも 色々とやらなければならないことが多かったから、 友達付き合いの悪い幼少期を過ごしたものだった。>>0:48 ]
(24) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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[ 家族から大事に育てられたという思いはある。 毎日組まれたスケジュールをこなすのは 大変ではあったけれど、 俺が無理して倒れたときには、 心配して看病してくれたし、 誕生日とかの記念日もちゃんと祝ってくれた。
俺も父さんのように立派で優秀な 格好いい大人になるんだと漠然と思いながら、 あんなことが起こるまで、俺は家族に囲まれながら 幸せな日々を過ごしていたんだ。 ]
(25) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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[ 状況が一変したのは5年前のこと。 警察から電話が来て、 父さんが死んだことを知らされた。
どうやら父さんは俺たちに隠れて 不倫していたようで、 不倫相手のマンションで練炭自殺をしたとのこと。
手を繋いで横たわった2人の周りには 999本の薔薇が所狭しと飾られていて、>>0:304 2人が書いた遺書も見つかった。
父さんの書いた遺書には、 入り婿で肩身が狭かったこと、 母さんを愛していなかったこと、 お爺ちゃんの要望に応えるのが辛かったこと、 そんな家族への恨み辛みが 何文にも連なって書かれていたらしい。 ]
(26) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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[ でも、遺書には俺のことは 何一つ書かれてなかったんだって。 つまり、父さんにとっての俺って、 憎むにもあたらないような ただの“無”だったんだろうな、きっと―― ]
(27) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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[ 父さんの自殺後、母さんは荒れに荒れた。 自分が愛されていなかったことへの衝撃と、 不倫されて裏切られたショックが大きすぎたんだ。
そして、父さんにそっくりな姿に育った俺を見ては、>>0:305 般若のような形相で睨みつけてきては、 物をこっちに投げてきたり、殴りかかったり、 それはもう手が付けられないほどだった。
きっと母さんは 俺と父さんの区別が付けられないほど 精神が参っていて、 父さんに対する鬱憤が 全て俺に向かってたんだと思う。 ]
(28) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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[ 母さんがそんな状況になったものだから、 緊急の家族会議が開かれて、 俺は家から出ることになった。
母さんは俺の姿を見なければ、 比較的状態が安定していたみたいで、 俺と母さんが共に暮らすのは得策ではないと お爺ちゃんが判断したからだ。
家を出るにあたり、 養育費としては十分すぎるくらいの資産を 俺はお爺ちゃんから生前贈与された。 その代わり、今後は母さんと会わないようにするため 実家には一切関わらないと約束させられた。
俺も母さんが暴れ回る姿を見たくなかったし、 それでいいって思ったんだ。 ]
(29) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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[ 保護者が必要な場面とか、緊急時の連絡先とか、 最低限関わりが必要な場面では、 お爺ちゃんやお婆ちゃんが協力してくれたし、 疎まれていたとは思わないけど、
ふとしたタイミングで、たとえば ワンルームマンションで体調を崩したとき、>>0:44 もう俺には頼れる人がいないんだなって 泣きたくなったし、 家族から捨てられたように感じて気持ちが沈んだ。
みじめでみっともない気持ちになるから、 高校の頃から一人暮らしをしている事情を聞かれたら、 なんやかんや言って誤魔化してたんだ。>>0:9>>0:45>>0:113>>0:298 ]
(30) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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[ 中学まで通った名門私立学校には、 お爺ちゃんの会社のことを知っている生徒もいて、 父さんのスキャンダルはあっという間に広まった。
だから、喧騒を逃れるように 俺は公立の高校を受験したんだけど、>>0:48 高校には俺や家族のことを知ってる人がいなくて、 すごく過ごしやすかったんだ。
キャラも父さんとは似つかわしくないような 明るく元気でちょっと軽い印象を与えるものに変えて、 交友関係も広がったから、友達も増えた。
実家にいたら実現しなかったであろうことを 体験できて、その点においては俺は幸せだなって思う。 ]
(31) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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[ とまあ、こんな風に振り返ってみたけれど、 結局プラスかマイナスかは分からない。
中学生までの家族に愛された幸福と、 家庭事情に縛られて交友関係を狭めた不幸。
高校生からの、 努力の結果得られた交友関係の広さは幸福と言えるし、 努力実らずに家族から結果捨てられたのは 不幸だと思える。
ただ、もし俺が死んでるのなら、 色々なことを誤魔化して、 表面上穏やかな時間を過ごすんじゃなくて 少しは本音でぶつかり合えたら 今までは不幸だって思ってたことも 違った見え方があったかもしれない、 なんて思えたから。 ]
(32) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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とりあえず、これが本当に慈悲ってことなら、 しっかりと有効活用しないとな。
[ この夢の世界で何をすればいいかは分からないけど、 何となくの方針は固まった。 これで誰かと会っても、うまく対応できる、はず!
でも、考えることで頭が疲れたから、 この場に座って休もうかなと思って、 もう一度絵画を見上げてみた。>>0:355 ]
でも、どうせ迎えに来るのなら、 こんな神々しい神様や天使の方が良かったな。
[ なんて、ちょっと失礼なことを零しつつ。 ]**
(33) 2023/07/27(Thu) 02時頃
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―― 現在:カフェへ移動中 ――
[ いい加減、床に座ってるのも ケツが痛くなるなあと思って、>>33 そろそろ移動したくなってきた頃。
そういえば、高祈先輩と カフェに行く約束をしていたと思い出して、>>0:363 ここよりは断然座り心地は良さそうだと、 俺は立ち上がって移動しようとする。
随分とこの絵画の前にいた気がするから、 もしかしたら先輩から心配の連絡が来てたかも、と 何となくスマホを覗いてみたんだけど。 ]
(66) 2023/07/27(Thu) 10時半頃
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ん?
[ いつの間にかLINEの通知があったようで、 開いてみると、西門研究室のグループLINEで、 ただ一言、『みんな無事か?』というメッセージを 西門教授が送ったようだった。 ]
LINEが使えるってことは、ネットも使える?
[ 思ったら即行動、ということで、 ブラウザアプリを開いてみたが、 通信エラーとなって、検索もニュースを見ることも できそうにない。
電話はどうかと思って119番とか、 色んな場所に掛けてみたけど、 何度試してもツーツーという無機質の音が その場を支配しただけだった。
どうやら大きな災害について調べるのは無理らしい。>>3 ]
(67) 2023/07/27(Thu) 11時頃
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[ また、研究室以外の友人に LINEを送ることも試したけど、 こちらも通信エラーとなって送ることはできなかった。
もしかしたら、研究室のメンバーには 個別LINEや電話はできるのかもしれないけど、 どちらにしろ、このスマホの役割は、 写真を撮ったり保存したりをする以外は、 研究室の人と連絡を取ること専用になりそうだ。 ]
ってことは、やっぱりみなさまって、 研究室のみんなってことなのかな……。>>20
[ 外部情報をシャットアウトしているっぽいのに、 研究室メンバーだけ忖度されているようなのは、 この夢の外部の人間ではないからではないだろうかと。
謎の納得感はあったけど、 死んだのが研究室の誰かである可能性が高まって やはり俺は気が重くなった。 ]
(68) 2023/07/27(Thu) 11時頃
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まあ、とりあえずLINE送るか。
[ 俺は再び研究室のグループLINEを開くと、
『福原無事です』 『俺のスマホじゃネット検索できません』 『外部に連絡もできませんでした』 『俺はとりあえずカフェに向かいます』
と短文メッセージをいくらか送って カフェに向けて足を動かすことにした。 ]*
(69) 2023/07/27(Thu) 11時頃
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―― 現在:カフェまでの道中 ――
そっか。田端先輩と高祈先輩も、か。
[ LINEの通知が来て、>>73>>80 俺は一旦進めていた足を止めた。
2人の先輩もまた この夢の世界にやってきたらしい。
やはり、この夢の中にいるのは、 研究室のみんなだという可能性がまた高まった。
気落ちしながらもメッセージ内容を読むと、 田端先輩は入口を調べてくれるらしく、 高祈先輩のものは細やかな指示と、 一階の窓を確認してくれるとこが書かれている。 ]
(93) 2023/07/27(Thu) 12時半頃
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[ 俺はカフェで休もうかと思っていたけれど、 さすがに先輩方が動いてくれる中で ゆっくりするのは気が引ける。
けど、何をしたらいいのか すぐには思いつかなかったから、 俺はとりあえずグループLINEを送ることにした。
『田端先輩 高祈先輩 お疲れ様です』 『2人ともお気をつけて』 『動けないとかで迎えが必要な人いたら俺行きます』 『他に何か手伝えることあれば言ってください』
ひとまず、思いついた分だけメッセージを送ると、 俺は再びカフェを目指して歩みを進めた。 ]*
(94) 2023/07/27(Thu) 12時半頃
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―― 田端先輩とLINE ――
[ カフェに向かう道中、 田端先輩から個別LINEが届いた。>>95>>96 ]
温かい飲み物かあ。 インスタントコーヒーとかティーバックとかなら 俺でも作れそうだけど……。
[ こういうところのカフェって、 もっと本格的な豆とか茶葉とか使ってそうだなあと 思いつつ。
『了解です』 『とりあえずキッチン使って何か用意します』 『飲み物は味噌汁とかでもいいっすかね?』
とお返事しておいた。 ちなみに俺は、夢の世界とほぼ断定しているから、 勝手に色々使うことにさして罪悪感も抱いてない。 ]*
(105) 2023/07/27(Thu) 14時半頃
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―― カフェ ――
[ カフェまで着くと、 緊張してゆっくりになりながらも 店内へと足を進めた。
店内に入ると、西門教授がいるのが見えて、>>#4 改めて自分が無事であることを告げる。
他にも誰かいれば挨拶をして、 一通りの会話が終われば、 キッチンで作業をすること旨を伝えて 移動しただろう。 ]*
(106) 2023/07/27(Thu) 14時半頃
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―― 現在:カフェ・キッチン ――
とりあえず、冷蔵庫に食材はあるし、 水は出て、火も使えるっと。
[ 冷蔵庫には肉・魚・卵・野菜・水・ジュースなど 食材や飲み物が豊富に入っていて、 冷凍庫にはアイスクリームが詰まった スチール製の容器も入っていた。
とりあえず味噌汁を作ろうかと、 俺は冷蔵庫から昆布や鰹節、 味噌や豆腐、長葱を取り出した。
鍋に水を入れるときに、 水道から水が出ることを確認し、 鍋に火をかけるときに、 ガスレンジから火が出ることも分かった。 ]
(107) 2023/07/27(Thu) 14時半頃
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[ もしかしたら、探せばめんつゆとかだしの素とか 見つかったのかもしれないけど、 とりあえずキッチン状況の確認を優先することにして。
昆布と鰹節で合わせ出汁を取り、 出汁を布で濾した後、 豆腐はさいの目切りに、長葱は小口切りにする。
こんな異常事態の中、 包丁なんて持って大丈夫かなんて思ったけど、 料理中は意外と無心になるからか、 怪我をすることなく具材を切り終えた。
その後、作っただし汁を鍋に入れて、 具材を鍋に投入し、沸騰するのを待つ。 一旦火を止めて、お玉に取った味噌を溶かしいれると 食欲をかき立てるいい匂いが辺りに広がった。 ]
(108) 2023/07/27(Thu) 14時半頃
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炊飯器も大丈夫そう。
[ そんなこんなで、味噌汁が出来上がると おにぎりでも作ろうかなと、 キッチン内にある炊飯器に触れてみた。
スイッチも入るし、 おそらく使用に問題ないと判断しつつ、 俺は米を研ぐためにざるを用意して、 米をざるに入れると、 水道の水を出しっぱなしにして、 ひたすら米を研ぎ続けた。
冷たい水の感触と、米が指先に触れる刺激が 「俺、こんな呑気なことしてて大丈夫か?」と 思考を一気に冷静にさせたけれど、 まあ、ここまで準備したら最後までやり遂げようと 俺は自分を無理やり納得させた。 ]
(109) 2023/07/27(Thu) 14時半頃
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[ 研いだ米を炊飯器に入れてセットしたタイミングで、 俺はグループLINEを開く。
大藤先輩がこの時点で カフェにいたかいなかったかに関わらず、 俺が大藤先輩のLINEに>>98 初めて気づいたのはこのときだった。
メッセージを読んだ後、 俺もグループにメッセージを送るが、それは、
『カフェに着きました』 『カフェのキッチンは問題なく使えそうです』 『食材や飲み物も豊富にあります』 『味噌汁とおにぎりの準備してます』
という、やはり呑気なものだった。 ]**
(110) 2023/07/27(Thu) 14時半頃
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―― 現在:カフェ・キッチン ――
たまごサンド……。
[ そのメッセージに気付いたのは、>>114 出汁を取るのに使った鰹節に味付けをして、>>108 おかかを作ったタイミングだった。
鰹節をフライパンで炒めて、 醤油や砂糖、料理酒、みりんで風味付けした いかにも和風って感じの匂いが、 少し前の平和な日常で食べたおにぎりの 鶏そぼろの匂いと重なって、>>0:7 少しだけ作ったことを後悔したのだけれど、 ]
(172) 2023/07/27(Thu) 21時頃
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たまごサンドって、絶対に味噌汁とは合わないよな。
[ とはいっても、色々と動いてくれている田端先輩に お返しはしたいと思ったから、 「了解」という看板を持った犬のスタンプを送って 沸騰したお湯に少しだけ酢と塩を加えた鍋に 冷蔵庫から取り出したいくらかの卵を入れた。
それから、何か別のスープでも作ろうかと、 冷蔵庫を漁っていたら、 ]
あれ、さっきはこんなのあったっけ?
[ 目に入ったのは、 よくある市販の固形タイプのコンソメ。
それが急に現れた気がして不思議に思う俺は、 何かしらの意志の力が働いている可能性なんて>>104 全く思い及ばなかったんだ。 ]
(173) 2023/07/27(Thu) 21時頃
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とりあえず、コンソメスープでも作るか。
[ スープの具材の玉ねぎを櫛型切りに、 ベーコンを1cm幅に切ったところで、 ゆで卵ができたみたいだから、 水を張ったボウルへと卵を取り出した。
さて、ゆで卵の殻を剥いて、潰していくかな というタイミングで、俺は気付いてしまった。 ]
あれ、もしかして厚焼き玉子の方だったりする?
[ たしか、地方によって たまごサンドの形が違った気がするが、 田端先輩のリクエストはどっちなのか 聞きそびれていた。でも、 ]
……両方作ればいっか。
[ とまあ、俺は安易に思うだけだったのだけど。 ]
(174) 2023/07/27(Thu) 21時頃
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[ 鍋でコンソメを入れた玉ねぎを煮込んでいる間に ゆで卵をマッシャーで潰して、 マヨネーズと塩胡椒で味を調えて。
鍋の灰汁を取った後に、ベーコンを加えて、 スープを煮込んでいる間に、 ボウルに割入れた卵をよく溶かして、 味噌汁づくりで余っただし汁と、>>108 砂糖と塩を加えてまた混ぜる。
コンソメスープの火を止めたら、 玉子焼き用のフライパンに卵液を流し入れて、 過熱と余熱で卵が固まってきたら、半分に折り返して さらに余熱で卵を固める。
これを繰り返して、 厚焼き玉子を何個か作り上げる頃には、 キッチン内は甘い香りが広がり始めた。 ]
(175) 2023/07/27(Thu) 21時頃
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食パンは……これ?
[ スーパーの食パンをいつも買っている俺は 1斤丸ごとの大きさの食パンは 見たことがなかったけれど、 パン切り包丁で食パンを切るのは、 少しだけ憧れがあったから。
食パンを切り分けると、 さっくりとした音と共に香ばしい香りが 鼻腔を擽る。
たっぷりとバターを塗った食パンを広げては、 たまごサラダを乗せたものと 厚焼き玉子を乗せたものとを用意して、 2種類のたまごサンドが出来上がると、 それを一口大に包丁でカットして たまごサンドが完成した。 ]
(176) 2023/07/27(Thu) 21時頃
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……さすがに、ちょっと疲れたな。
[ ご飯が炊けた音を炊飯器が鳴らしたのは だいぶ前のことだと思うけれど、 おにぎり作りはちょっと休憩させてほしい。
キッチン内の丸椅子に座りつつ、スマホを開く。 グループLINEには、 その後も続々とメッセージが送られていて、>>135>>144>>154>>171
骨谷先輩の保冷材のこととか、 銀先輩の鼻血のこととか、 返事したかったり気になったりしたことは 色々とあるけれど、
少しだけ気が抜けたのか、俺は座ったまま 脱力したように調理台へと顔を突っ伏せた。 ]**
(177) 2023/07/27(Thu) 21時頃
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―― 現在:カフェ・キッチン ――
あ、LINEに返事してなくてすんません! ありがとうございます!
そうっすね。保冷剤は冷やしてた方がいいっすよね。 あと、怪我したときのことを考えると、 館内に医務室とか仮眠室とかみたいな場所が あるといいんすけど。
[ 作業台から顔を上げつつ、 飲み物を冷蔵庫に、保冷剤を冷凍庫に 入れてくれる骨谷先輩に頭を下げつつも、>>180
怪我云々については、 せめて救急箱くらいはほしいなと思う。
まさか、この場所で怪我をしても、 治れと思ったら治るような場所とは 俺は思っていなかったから。>>#3 ]
(186) 2023/07/27(Thu) 22時頃
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あははー、さすがに俺はかわいい女の子じゃないんで 先輩の嫁さんにはなれないっすよー。
[ 嫁に欲しい発言は、笑いながら軽く流して>>181 ]
あ! そろそろおにぎりも作ろうと思うんすけど、 骨谷先輩は具材のリクエストとかあるっすか? おかかだけは用意したんで、他に何かあれば。
[ いつかのおにぎり大会に>>0:242 骨谷先輩は参加してたっけと頭を巡らせつつも、 好みの具材はないかどうかを尋ねてみた。 ]**
(187) 2023/07/27(Thu) 22時頃
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―― 現在:カフェ・キッチン ――
んなの、俺に聞かれても知らねえっすよ。 お料理系サークルに入ってる子とか ミューズ候補にしたらいいんじゃないっすかね?
うちの大学にそんなサークルがあったかは 俺はよく知らないっすけど。
[ 真顔で言い放たれても困るから、>>190 俺は小さく苦笑を零して。 ]
そうっすね。 また落ち着いたら館内散策しましょっか。
(216) 2023/07/27(Thu) 23時頃
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塩むすびもいいっすけど、 味のバリエーションが多いと楽しいかなって。
なるほど、ツナマヨ、高菜、明太子。
[ ぶつぶつといった呟きはしっかり拾いつつ、>>191 ]
あー、酢昆布はちょっと避けたいっすかねえ。 まあ、色々と考えてみます。 ありがとうございます!
[ 塩昆布おにぎりだったら美味いのになあと 俺は苦笑してみせた。>>191 ]
(217) 2023/07/27(Thu) 23時頃
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[ それから骨谷先輩との会話が終われば、 ラップを広げて軽く塩を振ると、 炊飯器からご飯をよそい、 具材を乗せて、ふんわりと包み込んだ。
具材は色々と悩んだ結果、 おかかと>>172、ツナマヨ、高菜、 明太子とベーコンチーズに決めた。
ツナマヨは水っぽくならないように 鰹節を加えながらツナとマヨネーズを混ぜて、 ベーコンは厚切りのものを軽く炒めて 角切りにしたクリームチーズと混ぜてみた。 高菜と明太子はおそらく市販品っぽいものが 冷蔵庫に入っていた。
ラップごと握って、おにぎりを綺麗な三角形にすると、 中の具が分かりやすいように、ラップの上から、 サインペンでそれぞれの具材の名前を書いておく。 ]
(218) 2023/07/27(Thu) 23時頃
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さてと、これで完成っと。
[ 味噌汁>>107>>108とコンソメスープ>>174>>175は また温めるかもしれないからコンロの上に、 たまごサンド>>176とおにぎり>>218は 空いたテーブルに並べておいて。
カフェにいる面々に食べますかーと 勧めようかと。 ]*
(219) 2023/07/27(Thu) 23時頃
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―― 現在:カフェ ――
あ、そっちの鍋はコンソメスープっす。
[ 味噌汁をよそう骨谷先輩に答えつつ、>>223 ]
いや、今回はたまたま出汁から取っただけで、 いつもはこんなに手間かけて 味噌汁作りませんからね、俺。 市販のだしの素とか使ってますし。
あ、たしかに逆転の発想っすね。 まずは骨谷先輩が胃袋を掴んでおくと、 多少のいざこざがあっても、 大した喧嘩にならないかもしれないっすし。
[ アヤシイ方向に進んだ話は、>>225 とりあえず俺に大した被害がないなら そのまま走らせておこう。 ]
(254) 2023/07/28(Fri) 00時頃
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……そう、っすね。 俺か骨谷先輩が死んでる可能性もあるっすけど。
[ どんなに真面目に生きていようと 人生は急転直下で変わるものだということを 経験したことがある身だから、>>26 今回のことも、 俺は「仕方ない」で済ませられる範囲内で。
別に俺は、この夢の中で 味噌汁の作り方を教えたって良かったんだけど、
骨谷先輩や他の人が どう思っているかは分からないから、 俺はただ相槌を打つだけに止めて、 ]
(255) 2023/07/28(Fri) 00時頃
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段々と現実に戻るというのは、 この世界の耐久性の話かもしれないっすね。 時間が経つごとに、 この世界に止めておける人数の上限が少なくなるとか。
[ 俺自身は柊くんのLINEが来たことを 確認していなかったけれど、>>249 このとき既に連絡はあったのかどうか。>>230 ]
まあ、この世界の事情とか仕組みとかは 俺には分かんないっすけど、 やっぱり西門研究室の誰かが亡くなってたら、 それが誰でも俺は悲しいっすし、 もっとこういうことやってたら良かったって この先に後悔すると思うんすよねえ。
[ どんなにこの出来事を割り切れても、 悲しくなるというのは本当で、 でも、自分の意思ではどうしようもないのだから、 「仕方ない」に落ち着く堂々巡り。 ]*
(256) 2023/07/28(Fri) 00時頃
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―― 現在:カフェ ――
まあ、実際のところは分からないっすけど、 こんな大きな空間を作り上げるために リソース割くのも大変でしょうし、 あまり多くの人を抱え込んでおけない、のかも?
[ 面白いと言われて、にへらっと笑いながらも。>>260
慈悲と言ったところで、 死んだ人にとっては、研究室メンバー以上の 強い縁を持った人だっているはずで、 その人をここに呼び込めない時点で、 きっとあの黒翼さんや神様の能力には 限界はあるのだろうと俺は思っていて、 ]
(275) 2023/07/28(Fri) 02時頃
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ああ、やったっすね。 昔というか、子供の頃はやりたいことが多くて、 それができるようになるまで、 今の世界がずっと続けばいいって思ってました。
[ 娯楽面では色々と不自由した幼少期。>>24 やり残したことなんて、>>264 明日1日だけで終わる訳がないって 本気で思っていたのに。 ]
でも、今はその質問されても、 俺はきっと困ってしまうだろうな。 別に死にたいとは思ってないですけど、 みんなが俺の死を惜しんでくれるなら、 それだけで満足して逝けてしまいそう、なんて。
[ あははー、と冗談めかして笑ってみるけれど、 仮に遺言を誰かに託すことになっても、>>261 きっと「今までありがとう」くらいしか 言うことがなさそうだなとも。 ]
(276) 2023/07/28(Fri) 02時頃
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たしかに、できることは限られてるっすよねー。 俺みたいに料理したり、 お土産屋さんに絵具とか売ってるなら 絵を描いたりとかはできそうっすけど。
他に出来ることだと、 研究室の皆で交流を深めたりとかくらいっすかねえ。
嫌なんすか? 俺の飯が最後の晩餐になるの。 まあ、どうせなら可愛い女の子の手料理の方が テンション上がるっすよねえ。
でも、もしこの世界が先輩にとって不本意なところなら、 亡くなったのは先輩じゃないのかもしれないっすよね。 だって、明らかに黒翼さんが言ってた “慈悲”の世界って感じじゃなさそうですし。
[ おにぎりを食べながら、どことなく沈んだような 骨谷先輩に、最後に小さな気休めを加えて。 ]
(277) 2023/07/28(Fri) 02時頃
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階段が長い……ですか?
[ 骨谷先輩の話に、>>253 どういうことだろうと眉根を寄せて。 ]
俺は特に長いとは感じなかったんすよね。
もしかして何かの意思が働いたのかも、ですね? あの黒翼さんとか、この世界とか、 もしくは骨谷先輩自身の望み、だったり?
[ この世界の仕組みが分からないことには、 何を話したところで ただの仮定でしかないんだけど。
もし骨谷先輩自身に思い当たることがあったのなら、 何かこの世界の謎を紐解くきっかけにでも ならないかなあとも。 ]**
(278) 2023/07/28(Fri) 02時頃
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―― カフェ ――
あっ、大藤先輩!
[ カフェにやってきた大藤先輩は、>>279 言葉数の少ないLINEの文章と同様に>>98 この世界に来る前と同じような 不愛想で自分のペースを守ったような雰囲気で 特に混乱なんかはしてなさそうだなあと 俺は思っていたけれど、 ]
意志の力……。 あ、じゃあ、もしかして、あれもそうだったんすかね。 さっき、キッチンの冷蔵庫の中を漁ってたんすけど、 急に中身が変わったような気がしたんすよねえ。
なんか欲しいと思ったものが、 急に冷蔵庫に現れたっていうか……。
(297) 2023/07/28(Fri) 12時頃
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[ 珍しく口数の多い先輩の話に、>>280 こちらも思い当たることがあると思って 俺も話し始めて、 ]
なるほど。逆に見たくないものとか 起こってほしくないことも この場に現れるかもしれないってことっすね。
[ 了解っす! と言いつつも、 結構な量のおにぎりを平らげる姿には、>>282 作りがいがあるなあと、俺は小さく笑った。 ]
(298) 2023/07/28(Fri) 12時頃
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[ もし銀先輩と回谷先輩もカフェまで来ていたら、>>295 挨拶や会話をしたと思うけれど。
会話が一段落したタイミングで、 俺はスマホを開いて、グループLINEを眺めた。
あ、柊くんから連絡来てる、と思いつつ、>>249 メッセージを読んでいくと、 ]
は?
[ 素手でガラスを割ったって、>>203 ガラスは元に戻ったところで、 手は怪我するでしょうよ。
救急箱という単語も何だか不穏で、>>267 じっとりと嫌な汗が背中を伝う。 ]
(299) 2023/07/28(Fri) 12時頃
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[ 『救急箱はたぶん誰も見てません』 『俺が探してきます』 『持っていく必要あるなら場所教えて』
俺はグループLINEにメッセージを送りつつ、 ]
ちょっと、救急箱を探してくるっす。 なんか、仁科ちゃんが欲しがってるっぽくて。
[ と言いつつ、俺はカフェを後にした。 ]*
(300) 2023/07/28(Fri) 12時頃
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―― 1階・救護室 ――
お。あった。
[ 1階のトイレに近いスペースに救護室を見つけて、 俺は足早に室内へ入る。
室内は学校の保健室のような空間で、 戸棚には消毒液やらガーゼやらが並んでいて、 カーテン付きの簡易なベッドが4台あった。 ]
救急箱も発見っと。
[ この時点で、仁科ちゃんから 救急箱が必要かどうかの返事は来てたかな。 返事が来てないなら、 一応仁科ちゃんに電話を掛けて確認しただろうけど。 ]
(301) 2023/07/28(Fri) 12時頃
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[ もし仁科ちゃんから救急箱が必要ないと言われたら、 これはカフェに持っていこうかな。 幸い、救急箱のなかにあるものは全て 救護室の戸棚の中にもあったし。
もし持ってきてほしいと言われて、 その場に着いたとき、高祈先輩がいたなら、 何があったのか問いただしたい衝動には 駆られただろうけど、
俺と高祈先輩はお互いに干渉し過ぎないことで 今まで上手く関係を保ってきたものだから、
仁科ちゃんや高祈先輩から 何か言葉を掛けられなければ、 俺は救急箱を渡した後、 「終わったらカフェに持って行ってください」 とだけ言って、その場を立ち去ったと思う。 ]
(302) 2023/07/28(Fri) 12時頃
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[ いずれにせよ、やり取りがひと段落した後に 俺はグループLINEを開いて、
『救護室ありました』 『場所は1階トイレのそばです』 『学校の保健室みたいな部屋です』
とメッセージを送った後、 パンフレットの館内地図に 大体の場所に印を付けたものをスマホで撮って 写真を添付しておいた。 ]**
(303) 2023/07/28(Fri) 12時頃
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―― カフェ ――
あはは、たしかに吊り橋の先は 作れなかった説はありそうっすね。 吊り橋の端も全部作り上げなきゃならないなら、 最悪、地球もう一つ分の世界の創造が 必要になりそうっすから。
まあ、たしかにあの黒翼さん 言葉足りなそうなところあったっすけど、 そこは生きていたら元の世界に戻れるって 信じた方が精神安定的にいいかなあとか。
[ この世界のことが記憶に残るかは分からないけど、>>304 たとえ無意識化であっても、少しでもここでの経験が 脳や身体に刻まれていてほしいなというのは 俺の希望的観測。 ]
(368) 2023/07/28(Fri) 21時頃
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そうですね。すみません。 たぶん、俺まだ自分が死ぬって実感が 湧いていないのかもしれません。
もう少し時間が経ったら、 やりたいこと出てくるかもしれないですし、 他に死にたい人がいるなら、 なにも自分が死ななくてもって 神様を恨むこともあるかもしれません。
でも、俺の今の気持ちがどうであれ、 軽はずみな発言だったと思います。ごめんなさい。
[ まあ、これは嘘だけど。 仮に生きててやりたいことがあろうが、 他に死を望む人がいようが、 きっと俺は何が起こっても「仕方ない」って諦める。
聖人君主なんじゃなく、>>306 何事にもただただドライなだけ。 ]
(370) 2023/07/28(Fri) 21時頃
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[ 「オマエが死ねば良かったのに」と言われたところで>>306 「俺もそう思います。 でもそんな願望を言ったところで、 結果は変わらないですよね」って思うし、 別に恨まれたって、 俺はそれも含めて「仕方ない」って思うはずで――
それでもこの場を嘘で取り繕おうとしたのは、 この優しくて繊細な先輩は、 恨んだことすら後悔しそうと思ったから。
万が一、骨谷先輩が亡くなっていたとしても、 できるだけ平穏な気持ちで過ごしてほしいから。 ]
(372) 2023/07/28(Fri) 21時頃
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[ 本音でぶつかり合うには、 この慈悲の時間はきっとあまりにも短い。>>32 ]
(374) 2023/07/28(Fri) 21時頃
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なるほど。そういうことでしたか。
[ 力ない笑みに、>>309 俺は顎に拳を当てて、少しだけ考え込んで。 ]
俺、恋愛って相性だと思うんです。 だから、振られたからといって 骨谷先輩が悪いってわけじゃなくて、 勿論、お相手の方も悪いとは思いません。
ただ、合わなかっただけなんですよ。 どうしても曲げられない部分を 無理して相手に合わせる必要なんてないでしょう?
世界には35億の女性がいるんすから、 そういう曲げられないところも お互いに妥協できる人だってきっといるはずっすよ。
[ 最後にちょっと茶化したけど、これは本音。 少しでも先輩が元気になればいいなと思って。 ]
(375) 2023/07/28(Fri) 21時頃
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遠慮なく食べてくださいねー! もしリクエストがあれば、また何か作るっすよー。
[ 救護室に向かう前。
カフェに来た回谷先輩と銀先輩に>>313>>340 声を掛けつつ、 銀先輩がもし顔を冷やしたそうなら、 冷凍庫に入れた保冷剤を渡したと思う。>>180 ]*
(376) 2023/07/28(Fri) 21時頃
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―― 館内散策 ――
[ いずれかの理由で救急箱を手放したタイミング。>>302 俺はカフェにいる気になれなくて、 一人で美術館内を歩き回っていた。
グループLINE情報によると、 窓ガラスを素手で割った高祈先輩は、>>203 案の定、大怪我をしたらしい。>>331
――ああ、なんだか無性に腹が立つ。
もちろん、それが俺が納得できるものかはともかく、 そうするための何かしらの理由は あったのは分かる。分かるけど。 ]
(377) 2023/07/28(Fri) 21時頃
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[ 何の相談もなく、 勝手に考えて、勝手に行動して、勝手に怪我をして――
その身勝手さが、父さんと重なった。>>26>>27 ]
(378) 2023/07/28(Fri) 21時頃
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[ 別にそこまで高祈先輩と距離が近いとは思わないし、 むしろ踏み込んでいない分、 先輩のいる場所はどこまでも遠いはずで。
まだまだ感情的な子供である俺が、>>0:265 先輩の相談にも乗れるはずがないのだ。
と、自分の未熟さや頼りなさに 自己嫌悪になっていたところに個別LINEが届く。>>336
――お礼や謝罪を言ったところで、 きっと先輩はまた同じようなことをして、 またその距離の遠さを見せつけられそうだ。
なんて、ネガティブな思考に陥りかけたから、 俺は頭を振って、気持ちを引き締める。 ]
(379) 2023/07/28(Fri) 21時頃
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[ 『すみません。今はちょっと忙しいです』 『埋め合わせしてくれるなら、 1時間後より後ならいつでも大丈夫です』
高祈先輩に個別LINEを送って、 俺は館内散策を続けることにした。
別に忙しいわけじゃなかったけれど、 頭を冷やさないと先輩を困らせることを 口走ってしまいそうだったから、 少し時間を空けたかった。 ]*
(380) 2023/07/28(Fri) 21時頃
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―― 現在:特別展 ――
お。柊くん。
[ 高祈先輩のことを考えていたからか、 いつの間にか辿り着いていたのは、 先輩が執心だったっぽい特別展。
先客の姿が見えたら、>>292 俺はよおっと手を挙げて。 ]
そっか。快適かあ。 たしかに人が少なくて見やすくはあるけど、 こんな広い空間にこの人数だけしかいねえと、 なんか寂しい気もするなあ。
[ なんて、俺は苦笑を零した。 ]*
(382) 2023/07/28(Fri) 21時半頃
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―― 現在:特別展 ――
おお、我が弟よ。会いたかったぞー。
[ 館内を歩き回っている間に、>>380 多少は頭は冷えて。
もしかしたら、ぎこちなく思われたかもしれないけど、 冗談には冗談で返す余裕はあった。>>388 ]
あははー。俺なんかにずっと付き合ってていいのー? まあ、俺は寂しくても平気だから、 柊くんが行きたいところに行くといいよ。
まあ、柊くんが寂しいって言うなら 俺が一緒にいてあげてもいいけど。
[ 最後に意趣返しを混ぜつつも、 気を使わなくてもいいよの意を込めて。 ]
(390) 2023/07/28(Fri) 22時頃
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ああ、なるほどな。 まあ、ご飯は無くなってたらまた作るし、 別に今食わなくてもいいぞー。
[ 空腹じゃないのは、 異常事態に巻き込まれて食欲がないから、 とかじゃないのか。
1学年年下の柊くんは、 随分と落ち着いてるんだなあと思いつつ、 つぶつぶイチゴブラザーズで大分懐かれたのかなって 俺はキャラが変わったとまでは思っていなかった。 ]
そうだなあ。俺はここを回るよりも、 少しでも多くの誰かと話しておけたらなあって思う。 だって、確実に1人とはいずれ話せなくなるんだし。
[ この世界には来たくて来たんじゃねえよって、 俺は苦笑してみたけど、 柊くんが回りたいと言うなら止めはしない。 ]*
(391) 2023/07/28(Fri) 22時頃
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[ いつ生きるか死ぬかも分からないなんて、 現実世界にいたって分かり切ってたことで、 そこに恐怖が混じるなんて思えない。
いつ誰が何をして何が起ころうと、 俺の意思で変えられることなんて無いんだし、>>0:251 起こった結末は「仕方ない」って、 いつだって諦めてきたんだ。>>255>>370>>372
せめて父さんへの憤りが、>>378 「あいつより絶対幸せに生きてやる!」って 闘志に変わっていたのなら、 その感覚に共感できたかもしれないのに。 ]
(410) 2023/07/28(Fri) 23時半頃
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―― 現在:特別展 ――
まあ、お兄ちゃんだし、このくらいはな。
[ 俺は柊くんに変に思われなかったと信じ切って、>>395 ホッと安心しながら親指を立てて。 ]
あ、そうなのか。 そりゃ、寂しかっただろうなあ。
おっと、そう来るか。 じゃあ、かわいい柊くんのために しばらくは一緒にいてあげましょうかね。
[ そう言うと、俺は手を伸ばして 少しだけ目線が上にある柊くんの頭を 撫でようかなと思ったけれど、届いたかな。 ]
(411) 2023/07/28(Fri) 23時半頃
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料理は嫌いじゃないって程度だけど、 他にやることも特にないから やってもいいかなーって。
得意料理は肉じゃが。 っといっても、電気圧力鍋を使った料理だから、 俺は切って調味料入れるだけだけど。
[ もしリクエストされたら、>>397 状況によってはガスコンロを使うとは思うけれど、 ]
今なら他の人はカフェにいると思うけど、 回りながら探したいってこと?
(412) 2023/07/28(Fri) 23時半頃
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いや、言いたいことは分かってたけど、 俺にはあの美術館とこの世界が同じものって 思えないんだよな。
[ 首を振る姿には、補足して加えつつ、>>398 ]
現実の美術館とこの世界とで 全く同じ展示がされてるとも限らねえしなー。 まあ、それはもう現実の美術館でも似たようなもんか。 災害に遭ったって言ってたし、 色々と壊れてる箇所があるかも。
……ああ、そういえばそうだったか。
[ どこか不安がっていた銀先輩の様子を思い出しつつも、 ほんの少し前のことなのに、 今では随分と遠くのことのように思えて、 ]
(413) 2023/07/28(Fri) 23時半頃
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銀先輩は軽い怪我はしてたようだけど、 無事っぽかったなあ。
あ、俺は現実世界で結構回ったから、 柊くんの行きたいところ合わせるよ。
中国っぽいエリアとか、ヨーロッパっぽいエリアとか 色んなエリアがあったんだよなあ。
[ とか、色々と話しつつも、 俺はあの薔薇の絵があるところ以外なら、>>0:301>>0:302 どこに行ってもいいなあとか。 ]*
(414) 2023/07/28(Fri) 23時半頃
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