32 Zug Zwang
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[この仮初めの命が終わりを迎えれば、
青年はまた永き眠りに落ちる。
その間には夢を見ることもあるだろう。
現実と見紛うようなリアルな夢も、
明らかに夢とわかるような夢らしい夢も、
到底実現しないような不可思議な夢も。
そして目覚めることの無い永久の眠りは
どんな夢も幻と掻き消し、
我に返る時間を与えてはくれない]
チェス?
ぼくは駒の動かし方ぐらいしか知りませんよ、
あなたの相手になるとは思えませんが……。
[そう言って気の進まぬ様子を見せながら
彼とチェスに興じ、数戦繰り返して、
負け続けながらも上達を讃えられた夢は、
もう見た後か、それともこれから見る夢だったか。
そんな風に彼の信頼を得ることなど
ありえないと嘆く隙間は与えられず、
青年の記憶に留まることもなく流れて消える、幻]**
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クゥーン…
(4) キイチ 2023/12/23(Sat) 23時頃
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[たくさん鳴きました。 たくさん吠えました。 たくさん引っ張りました。 たくさんたくさん、跳びました。
それでも飼い主は褒めてくれませんでした。 褒めてくれないまま、眠ってしまいました。
いつの時にか近付いて、 その耳元で呼びかけます。 こう鳴くと必ず撫でてくれますから。
飼い主、起きて?早くぼくを撫でてよう。]**
(5) キイチ 2023/12/23(Sat) 23時頃
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[実際の所勝敗なんて関係なかった。
負けるのは確かに悔しいが、研究しがいがある。
此処でこの手を打てば、それならばこう打ってと
再度盤を眺めて議論をするのも楽しいから。
それだって、あんたなら付き合ってくれるだろう?
嫌々かもしれないが。
流石に飽きさせるのは得では無いから
俺だってたまに手も抜いたかもしれない。
偶然の勝利に、あんたはどんな顔するんだろうな。
必然
そう、ただ
あんたとそうして遊んでみたかったんだよ。]
[いつかの幻と消えた夢で
あるいはこれから見る泡沫で──
青年が彼とチェスで遊ぶことがあって
もし勝ちかけていることに目前で気付けば
手を抜いたのではないかと彼を責めるだろう。
そして不機嫌さを露にやり直しを要求するだろう。
青年にとって、負け続きは飽きに繋がりはしない。
どうすれば勝ち得たか、対局を振り返って
語り合うことにはなったろうが。
奇しくも彼と同じ楽しみ方だと知ってしまえば、
似た者同士という言葉が過って
複雑そうに表情を歪めもしただろう。
丁寧な反省を踏まえて次の試合を始めれば
青年の腕前も目に見えて向上していくだろう]
[夢の中の出来事であるがゆえ、
青年が抱く彼への嫌悪も軽蔑心も鳴りを潜めて、
何度も対局とその後の反省会を繰り返すうちに
旧くからの友人のような気さえし始めていく。
合間に飲み物や軽食を共に楽しむことも
あったのかもしれない。
だが、夢は夢。
脈絡なく終わりを迎え、
あるいは歪み、狂い、
別の夢へと切り替わる。
そして霧のように消え去り
青年の記憶には残らない。
もし同じ夢を見ていたなら、彼の記憶には? ]
俺の手がわかる様になったのか?
成長したな、ルーカス。
[弱い手を見抜かれたならそう言って、
責め立てられているというのに笑うのだろう。
幾度も盤を重ね合って
幾度も互いの手を研究し合って
いつか本当に勝たれる日が来たかもしれない。
その時だって笑うんだろう。
今度こそあんたの実力だって散々褒めて。
不貞腐れた顔でもされたら、それも揶揄って。]
[囚われた駒は閉ざされた盤の上で
留まり、彷徨い、佇み、踊る。
終わらないゲームを繰り返し、繰り返し。
いつか盤の主が飽いて捨てるまで]**
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