26 卒業試験の共存試験【R18ペア】
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2023/07/18(Tue) 21時半頃
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さあ、ここからが最後のテストだ。
無事にクリアして卒業してくれたまえ。
失敗したら、その時は──
(#0) 2023/07/18(Tue) 21時半頃
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− 試験の始まり −
[ ある日、あなたのところへ情報がもたらされる。
いわく、とある場所で闇オークションが行われると。 会場はいくつものヴィラからなるリゾート島。 出品されるものは、王侯貴族に由来する歴史的逸品であったり、呪われていると噂されるアンティークであったり、生きた芸術品などもあるとか。
ごく少数の選ばれた者だけが参加できるオークションだが、 あなたが伝手を駆使すれば、チケットを手に入れることも可能だろう。
── そのように仕組まれているのだから。 ]
(1) 2023/07/18(Tue) 22時頃
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− 《サンシール》施設内廊下 −
[ 教官に呼ばれて立ち止まったところに、奇襲があった。 潜んでいる気配は察知していたから、肩越しに闇の槍を繰り出す。
貫通の手応え。あがった苦鳴は赤の8のものだろう。 だいぶ追い詰められていたようだから、次はないかもしれない。 だが、今は構いはしなかった。]
承ります。
[ 冷静な対応に満足したように教官が頷く。 今の奇襲も教官の指示によるものだろうが、互いにそんなことは問題にしない。]
(2) 2023/07/18(Tue) 22時頃
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[ 告げられたのは、短い一言だった。
「卒業試験の実施が決定した」
それだけだ。 日時や場所は伝えられなかった。 どのみち、紫の5に選択肢はない。 ]
承りました。
[ 簡潔かつ従順に答える。 それ以外の反応は求められていない。 この《サンシール》では。]
(3) 2023/07/18(Tue) 22時頃
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[ 《サンシール》は、一般人にはおろか、同胞たる吸血鬼に対しても秘匿された機関であった。 何故ならそこは、吸血鬼を対象とした暗殺者養成機関であったから。
過去に教会やハンター達も同様の退魔組織を運営していたことがある。 けれど、《サンシール》は、同族殺しを禁忌としない、吸血鬼による吸血鬼の殺戮者養成機関という点で類がなかった。
吸血鬼の政界抗争の一環として行われる暗殺は、用意周到に行われる。 ただ一人を暗殺するために数多の若い吸血鬼が育成され、ただ一人だけがその遂行を任されるのだ。]
(4) 2023/07/18(Tue) 22時頃
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[ 辞去を許された紫の5はシャワールームに行き、冷水の雨を浴びた。 ここでなら、多少、顔を歪めたり震えたりしても感情を気取られることはない。]
── ようやく、
[ 《サンシール》で第二の人生が始まって十余年。 強化チームに選抜されたのは7年前だ。 同胞と競い合い、標的の力量を研究し、技を磨いてきた。 何人もの同胞が脱落し、消えた。 最終選考に通った紫の5は──
とうとう”彼”に会える。
教官に告げられた卒業試験の決定は、紫の5にとって、婚礼の日取りにも似て、待ちかねていた知らせであった。]
(5) 2023/07/18(Tue) 22時頃
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[ 標的について知るための講義で、遠見鏡に収められた”彼”の容姿を見たのはいつだったか。 隠し撮りであったにも関わらず、”彼”がこちらを見て、視線が合ったと思った。
おいでと誘われた気がした。
それ以来、”彼”と会う日── ”彼”をこの手で殺す日のために鍛錬を続けてきた。 同胞を殺し、隙あらば自分が殺される訓練の中で自我を失わずにいられたのは、揺るぎない望みがあったおかげだろう。**]
(6) 2023/07/18(Tue) 22時頃
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[峻険な山々に抱かれた緑滴るその森を、人々は神仙の住む地と称して近づくことを憚っていた。 実際そこに棲んでいるのは神ではなく魔であったが、いずれにせよ人間を攫うものには違いない。 人を喰らい血を啜る鬼。 中でもとびきり旧い血統の長が、その森に居を構えていた。
世紀を二桁重ねたほどの時の中で血族は数を増やし、今や吸血鬼の社会のみならず人間の世界にも密やかなる影響力を及ぼしている。 そんなひとつの勢力を束ねる長はといえば、ただいま大変退屈していた。]
(7) 2023/07/19(Wed) 14時半頃
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[可愛い盛りの幼仔は手元におらず、吸血鬼の権力闘争も人間の世界も大して面白い動きはしていない。 仕事は山積みだが好きでもないのでのらりくらりとしているところへ、タイミング良く(良すぎるほどに)、楽しそうな情報>>1が舞い込んできた。
部下たちは(また仕事をしなくなるからと)長の耳に入れないように苦心していたらしいが、知ったことではない。]
是非いこう。
[その一言ですべてが動き出す。]
(8) 2023/07/19(Wed) 14時半頃
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[かくしてあらゆる伝手を使ってチケットを入手し、闇の主はオークションの会場へと降り立った。 人間の前に出るときの常として偽の姿と名を用意し、吸血鬼の『凝視』を自他共に遮る硝子を眼鏡に嵌め、手にした煙管から自身の気配を薄れさせる軽い眩惑の煙を吐き出して、好事家の商人という仮面を被る。
供も護衛も連れてきてはいなかった。 手に入ったチケットは一枚だったし、密やかに護衛を潜り込ませるには、オークションの警備が厳しすぎる。 何より、当人がひとりを望んでいた。
予感があったのだ。 ここに、心躍る出会いがあると。 そういう勘は良く当たるのだ。**]
(9) 2023/07/19(Wed) 14時半頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/07/19(Wed) 14時半頃
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[ ロッカールームに戻ると、新しい衣類と共に作戦概要のファイルが置かれていた。 標的のいる場所、現地に乗り込む際の偽装身分、その他もろもろ予め仕組まれている。
紫の5が独創性を発揮できる箇所といえば、どうやって標的に接触し、油断を誘って、その首を狩るかという点に尽きる。 遠くからの狙撃などでは倒せないのだ。]
── 俺の手で、
[ 直接会って殺す以外の方法がないという相手。 なんとそそられることだろう。]
(10) 2023/07/19(Wed) 23時半頃
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[ 会場は、闇オークションが開催されるリゾートホテル。 島だというから都会ほど不確定要素は多くない。 人間に紛れる稽古も十分に積んでいる。
加えて、《サンシール》の訓練生らは首に噛み跡がないから、吸血鬼だとバレる可能性は低い。
一般に、吸血鬼は吸い殺した相手に自分の血を与えることで蘇らせ、下僕にするのだという。 ゆえに首筋の牙の跡は家紋のようなものだ。
だが、《サンシール》の訓練生は暗殺が失敗しても出自が知られないよう親の牙の跡を持たない。 おそらくは培養した血を投与した、ある種の量産型なのだろう。 そこに疑念や不満はもたないよう教育されている。]
(11) 2023/07/19(Wed) 23時半頃
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俺の名は、ナルミ
[ ファイルに記されていた名を読み上げる。 その名が出たら自然に反応するくらいまで刷り込まないとならない。
職業は、某資産家のボディガード。 武器の扱いに慣れていても不自然ではないようにという計算だろう。 標的はおそらくは夜しか出歩かないから、ナルミの勤務時間は昼で、夜はフリーという設定である。 その間に標的に接触するのだ。]
(12) 2023/07/19(Wed) 23時半頃
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[ そうして、数週間かけて最後の調整を終えた紫の5ことナルミは、オークション会場のリゾート島へと降り立った。
雇い主名義で押さえてあるコテージの一室に荷物を置き、たとえば標的をこの部屋に連れ込むことになっても不自然でないよう生活感を演出した後、オークション会場へと向かう。
さあ、いよいよだ。**]
(13) 2023/07/19(Wed) 23時半頃
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[闇オークションは数日にわたって開催される大規模なものだったので、会場となっているホテルに部屋を取っていた。 メインはもちろん最終日のオークションだったが、それ以外にも日々小さなオークションやショー、パーティーなどが開催されている。 闇の世界にも社交界は存在するのだ。
日中は部屋でカタログなど眺め、時にはホテル内に足を伸ばして情報収集を行い、夜になればメイン会場のみならずリゾート島内の各所で行われているイベントに顔を出す。 十分に楽しんでいたし、既にいくつかの品物や価値ある情報を手に入れていた。 だが未だ琴線に触れるような特別な出会いはない。]
(14) 2023/07/20(Thu) 10時半頃
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[やはり最終日のメインオークションだろうか。 詳細は明かされていないが、国家の至宝レベルの品物が登場する最終日には、芸術品に仕立てられた、あるいは存在自体が芸術品と呼ぶべき人間も出品されるという噂だ。
むしろ出品物として参加した方が面白いのではないか、という興味は部下たちに全力で阻止されたけれど買う側として参加するのも十分満足できるはずだ。
出会いの予感は今も胸を高鳴らせているのだから。]
(15) 2023/07/20(Thu) 10時半頃
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[この夜は、出品が予定されている古美術の展示を眺めてそぞろ歩いていた。 かつて廃棄したはずの茶器の一式と思わぬ再会を果たしたりして、小さなサプライズはあったけれども、いまのところ欲しいと思うようなものは無い。
そろそろ別の会場に移ろうかと出口に向かいかけたところで、誰かと袖が触れあった。]
失礼――、
[形式的な謝罪の言葉が一瞬途切れる。]
(16) 2023/07/20(Thu) 10時半頃
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……どこかでお目にかかりませんでしたかな。
[目の前の人物に見覚えが――否、どこか知っている気配を感じた気がして、そんな問いを発していた。**]
(17) 2023/07/20(Thu) 10時半頃
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[ 作戦はまだ動き出したばかり。 いきなり標的に突撃したりするような性急さは禁物だ。
当日は視界の端で”彼”到着を確認するに留め、しばらくはボディガードらしく各所の非常口をチェックしたり、警備員と話をして過ごす。
それでいて、”彼”と同じエリアにいるという喜びは常に感じていた。 飢えで判断を損なわないよう事前に与えられた血液パックに高揚剤か何か混ぜられていたのかもしれないが、”彼”の存在を認識するだけで、薬など使わなくても充分に士気は高い。]
(18) 2023/07/20(Thu) 21時半頃
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[ その日は、足馴らしがてら無関係の人間を尾行していた。 わかりやすく宝石好きな女性で、どこで足を止めるか先読みするのも容易い。 とはいえ、さすがにトイレにまで同行するわけにはいかず、ふと方向転換した時だった。
ふわ、と香を焚き込めた袖が傍で翻る。]
(19) 2023/07/20(Thu) 21時半頃
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[ “彼”だ──
認識した瞬間に破顔するのは回避できたが、投げかけられた言葉に声が漏れるのは仕方なかった。]
え ?
[ 格式ばった物言いで、どこかで会っているかと問われた。 単なる勘違いか、こちらの存在を怪しんでの挑発か、あるいは真っ当なナンパだろうか。]
(20) 2023/07/20(Thu) 21時半頃
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[ 知遇を得る絶好のチャンスであるが、嬉々として飛びついたのでは如何にも狙っていたと告白するに等しいと思い、やや鼻白んだ気色を隠さずに相手の顔を見つめる。]
どちら様でしょう ?
[ ああ、鏡越しに見るよりも圧倒的な存在感よ。*]
(21) 2023/07/20(Thu) 21時半頃
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皆さん、お揃いでしょうか ? そろそろ着席してください。
(22) 2023/07/20(Thu) 21時半頃
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[問いに返ったのは怪訝な声だった。 不審者を見る眼差しなのは致し方あるまい。まあ事実だ。]
ああ、驚かせたなら済まない。 知人に似ていたものでね。
私は煙というものだよ。 少々商いをしている。 よければそちらの名を伺っても?
[勘違いかと思えども、やはり胸のざわつきは消えない。 あるいはこれが運命だろうか。 柔和な声と仕草で相手の問いに答え、ついでに名を問う。]
(23) 2023/07/20(Thu) 22時頃
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[対話の一方で、身振りを意図的に大きくしていた。 途中でうっかり指先が相手の肌を掠めてもおかしくない程度に。 そして鋭い爪が彼の肌を傷つけても仕方ないように。
舌先に乗せる程度の血でもあれば、彼の事を思い出せるような気がしていた。**]
(24) 2023/07/20(Thu) 22時頃
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