18 星間回遊オテル・デカダン
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― 昨晩・ジェルマンの客室 ―
ぬしが悪いのじゃよ。搭乗員を護り、エフ殿を追い詰めるから。
[商人だったものを見下ろし、吐き捨てるようにつぶやく。
女には人間らしい良心も罪悪感もない。エフの追放は、自らがしてきた行いに対する報いだという気持ちはない。
"食事"もそこそこに、通気口をくぐって抜ける。エフが遺したマップデータは非常に役に立った。]
― 翌朝・廊下 ―
[女は廊下から、同胞が乗った冷凍ポッドが出ていくのを見届けた。昨日と同じだった。
昨日と違うのは、自分も同じ運命を辿るだろうというのが分かっているということ。]
すまぬな、エフ殿。未来で待っておると言うたが、それは叶いそうもない。
じゃが、もう一つの約束は守ったぞ。
[今日一日はPJを襲わない。その頼みは実行した。その結果、自分の寿命を縮めることになったが。
それでも何故か、後悔していないのはなぜだろうか。]
……のう、アルクビエレ殿。エフ殿。
ぬしらは、"楽に"死ねたのかのう。
[自室から、届かぬ念話を送る。意味のない行為だとわかっていながら。
以前、アルクビエレが「楽に死ねる生き物が羨ましい」と言っていたのを思い出したから。]
我はあの時、楽も何もないといった意味のことを言うたが。
今になって、ぬしらが痛みも苦しみもなく死ねたなら、と思うよ。
……ぬしらの人間くさいところが、移ったのかもしれぬな。
[まずは支度をしよう。女は、これまで何度も死地に赴いてきた。こういう時、何をすべきかは良く知っている。
もう二度と戻れないと分かっていながら旅立つのは初めてのことだが。]
[軽く荷物を片付け、白紙のファイルを開く。自分の死後、率いてきた部隊をどう振り分け、誰に任せるか。必要なことを書きつけていく。
それから、部隊の兵士たちにあてた手紙も。アメーバではなく軍人として、ほんの僅かに残った精神が必要だと訴えかけてくるから。
先にいってしまった同胞……アルクビエレやエフへの手紙も用意しよう。]
……案外忙しいのう。まあ良いが。余計なことを考えずに済む。
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