28 僕等(ぼくら)の
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また後で説明するから待てと言ってきた。
[本当に送り届けるだけで帰って来たものだから 役目を果たせていないと彼等に叱られるだろうか。]
今はこっちが優先。
[いいだろ? と、静かに問いかけて。 ゲーミングチェアの隙間に降り立った。*]
(@88) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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[私はみんなに対してずっと、負い目があって。 いつも、命の火が消えかける間際のみんなに、なんて言葉をかけたらいいか分からなかった。]
[私のせいだから。 お疲れ様>>144なんて、言えなくて。
本郷さんの事、ずっと忘れないとか。 一緒に時間を過ごせて楽しかった、 なんて事も言えるわけなくて。
何なら言ってもいいんだろうって、考えて。 一言だけ。
それはきっと、唐突な言葉になってしまうけど。]
……本郷さん。 私、本郷さんの事、友達だと思ってもいいかな?
[友達だと思って、ずっと、忘れないでいていい?*]
(@89) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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あ、センセイ。もういいんですか?
[思ったより大分早く帰ってきたセンセイが椅子の隙間に降り立ったので手を伸ばした。触れられるかな。]
さっき私のこと、かっこいいとか言ってました? …ありがとうございます。なんか嬉しい。
ほんとはかこつけてキス一つぐらい もらってもいいかなとか思ってたんですけど。 …そういうあれじゃなくて、 マリオがクッパ倒したときにしてもらう程度の。 でも、いてくれたら、もう、それで。
(145) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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──本郷 真弓──
僕も、本郷さんは友達だと思ってる。
[彼らの地球は守られた。 僕の、長かった旅もこれで終わった。 誰が死んだ時も涙なんて出なかったんだけど、今、何故か泣きそうになっている。 拳で瞼を拭って、 本郷さんとセンセイの最後を、邪魔しないように後ろを向いた。]
……見てないから。
[誇り高く最後まで戦った彼女の姿は、 もう目に焼き付けた。]
(146) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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[夏水さん>>@89が語りかけてくれたから、首を動かしてそちらを見た。 もう、なんだか一度もたれこむと体を起こすのも億劫になる。] …私の方こそ。 そっか、友達… うん。ありがとう。 友達だってずっと思っててくれたら、うれしい。
[せいいっぱい、笑顔を作って笑ってみせた。]
(147) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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[本郷さんについて最初に思い出せる光景は、 あの夏合宿の日に、永と線香花火対決をしている姿だった。 内容は詳しく聞かなかったけど、直前に僕もやっていたから。あ、永がまた線香花火で戦ってる、なんて。
最後の普通の思い出は、先生と夏水も一緒に4人で花火大会に行った光景だから、僕にとっての本郷さんは、意外にも花火の記憶と結びついている。
これからの一生、花火を見るたびに彼女のことを思い出すのかもしれない。 頼りない手持ち花火で、夜空に轟く打ち上げ花火で。]
(148) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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[本郷さんは最後の、最高のパイロットだった。 みんなの意志を最後まで繋げて。
ずっと夜のままだった僕の心の中、 この戦いで出会ったみんなが星座のように輝いている。]**
(149) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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聞こえてたか。 まあ、天道も言ってるしな。 キ…… いや、何というか そのくらい構わないな、もう。 この姿で良ければ、好きにしてくれていい。
[望む位置に移動して、望む場所で見詰める。 触れても謎生物の質感だろう。 それが、妙に寂しい心地になった。>>145]
最後の大役、 ありがとう。 皆の頑張りを引き継いで走ってくれた。 ……… 恰好よかった。 本当だ。
(@90) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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ありがと。 ……真弓ちゃん。
[友達でいい>>147って言ってくれたので、名前で呼んで。 笑んだ目には、涙が溜まってしまっていただろうけど。]
[最期に残された時間は、先生と2人で過ごしたいだろうか。 縁士君の話が終わったら、私達の地球に帰ろうと思う。]
先生。お願いがあるんですけど。 アストロの隙間に、永の遺体を隠してあるんです。 私達と一緒に、転送してもらえませんか。
[そう言って、最後に。]
……また、ね。
[さよなら、じゃなくて、またね、って。呟いた。]
(@91) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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[天道君も、私のことを友達だって>>146言ってくれた。]
ありがとう。 …なんか不思議な気分。 私にも、友達とか、そういうのいたんだなって。
自分の人生に友達とかあると思わなかったから… うん、ありがと。ほんとに。
[後ろを向いてくれるのは、内心で感謝した。 そうだね、天道君と遊んだのは最後の最後の方だけだったけど… 楽しかった。]
(150) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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そっか。夏水さん達も帰っちゃうんだもんね。 少し寂しいけど、ありがとう。
[私達の全ての原因。でも、]
楽しかった。一緒に居られてよかったって…思う。 …仲良くね。またね。
[二人にはさよならじゃなくて、そう>>@91伝えて。]
(151) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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[一緒にいてくれるだけでいいと言ったけど、 なんだか、構わないらしい。 でも、好きにしていいと言って>>@90見つめるから笑った。]
センセイ。 こういうの、がんばった方がしてもらうんですよ。 …いいですけど。
[手を差し伸べて、唇で触れる。 なんだか不思議な触感だったから、ちょっと笑ってしまった。]
(152) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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センセイ。 ここに来る前、父さんと話しました。
…私、おもうんです。 世の中って…自分の思いどおりにならないことばっかりですよね。
私たちが意識してないだけで、理不尽なことだらけなんですよね。 それで、そういうものの原因はわたしたちよりずっとおおきなもので…
そういうことはだれにでも多かれすくなかれあって… わたしたちのばあいは、その理不尽が…アストロっていう すごくおおきくてわかりやすいかたちだっただけなのかなって。
(153) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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私も、楽しかった。 ……ありがと。
[瞼に涙をためたまま、笑んだ。>>151**]
(@92) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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え? もう、帰るのか? 七星の遺体は、勿論一緒に送り届けるけれど。
[天道や七星だって、最後まで見送りたいのではないか。 気を回されたことには気付かずに、別れを惜しむ。>>@91]
色々あったけれど、二人とも、ありがとう。 こんな時になってだが、会えなくなるのが寂しいよ。 天道。お前は、別の地球から来たのだとしても 俺の教え子の一人だと思っている。 七星は、なんだ……『先輩』かな? サポート役の。 ふたりとも、元気で。
[きっと彼らの望むタイミングで ふたりとひとりを送り出す。*]
(@93) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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うん、でも… それはもういいか。
ありがとうございました。
[格好良かった>>@90ともう一度言ってくれたから、
私は笑って、
そのまま目を閉じた**]
(154) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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