28 僕等(ぼくら)の
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― 加賀先生の契約後 ―
[恥ずかしい>>@52と言う加賀先生を見上げ。 申し訳ないけれども、横を向いて小さく噴き出してしまった。]
[敵の数は、永のチームよりも、本郷さんのチームよりも多い7体だそうだ。>>@53 小さく、頷いて。]
あ、先生が名乗る名前も考えておいて下さいね。 永のチームのサポート役は、 『コエムシ』って名乗ってましたよ。
[私の前のサポート役の名を伝えていなかった事を思い出して、今更ながら伝えておいた。**]
(@57) 2023/08/24(Thu) 01時半頃
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[そうして、本郷さん>>85に小さく頷くと、次の地球へ。**]
(@58) 2023/08/24(Thu) 01時半頃
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七星拳 ナツミは、メモを貼った。
2023/08/24(Thu) 01時半頃
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―その後―
[次の地球は、私達の住んでいた地球にとてもよく似ていた。最近枝分かれしたばかりなのだろうか。だから、私達の住んでいた町らしき場所もすぐに見つけられた。 当然だけれど、街も学校も、元のままだった。 ただ、学校の名前や立地、設備は色々と違っていた。
新しい契約者を探すのは、もちろん前のハロがそうしたように加賀先生…今は何て名乗っていたかな……に知恵を借りて、色々な細工を施して…だったけれど、天道君と夏水さんの力も当然大いに借りた。
(86) 2023/08/24(Thu) 01時半頃
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最終的には、七星君がそうしていたのと似た方法を選んだ。 つまり、星がとても綺麗なある田舎の村へ合宿に来ていた天文部の高校生達をターゲットにした。
私は彼らの案内役兼合宿所の管理者の娘として村の案内を務めた。 天道君と夏水さんも、それぞれ違う役割を持っていたと思う。
私が前の地球でその村にとてもよく似た場所に住んでいたことがあったのは、とても好都合だった。 ゲームが得意なのも、随分彼らの心を掴む助けになった。
何より、好きが高じて自分でゲームを作っていると言って、 離れのコテージを契約の場として用意しても、誰も疑いもしなかった。 契約した彼らの顔も名前も、私はよく覚えた。
(87) 2023/08/24(Thu) 01時半頃
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何から何まであの時とよく似ていた。 ただ、いくつか違う事もあった。
一つに、新しい契約者の彼や彼女達は、 元の地球のみんなとは全然似ても似つかなかった。 つまりは全くの別人だった。
もう一つ、私が再び彼らの下に姿を現した… つまり、敵が現れたのは、彼らが合宿から帰った後… 彼らの町でのことだった。
(88) 2023/08/24(Thu) 01時半頃
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―コックピット―
……来たね。いらっしゃい。
[彼らは見ただろう。転送された先の、ただ広がっているだけで、ほとんど何も無い空間。
あるのは病院のベッド、 黒の肘掛け付き書斎椅子、 暖色系の大きなビーズクッション、 ライムグリーンのyogibo、 タイヤの無い自転車のような形状のフレーム。 そして、中央にゲーミングチェア。
中央の椅子がくるりと回転して、彼らは私を見た。
私が着ているのは洗いたての制服。ネクタイも校章ももちろん今はきっちりつけている。制服は学生の正装、ロイヤルファミリーの前にも出ていい姿。だったら、私が今着るべきは、この一張羅以外になかった。]
(89) 2023/08/24(Thu) 01時半頃
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[彼らはとてもすごく混乱しているだろう。私達の時のように。でも私は、何と言われようと務めを果たさなければならない。]
久しぶり。 ここが、前にみんなに登録してもらった ロボットのコックピット。
ゲームのテストプレイ、って言ったけど本当は現実の事。
合わせて7体の敵を、1人づつ順番に、 パイロットになって倒してもらう事になる。
[ここまでは七星君も言った。でも、それでは足りない。 彼らに混乱を招くとしても、話さなければならない。]
(90) 2023/08/24(Thu) 01時半頃
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もう一回言うよ。 これはゲームじゃない。 負けてしまったらあなた達の地球は消えてしまう。 そして、このロボットは搭乗者の生命で動く。 勝っても負けても、あなた達は死んでしまう。
[彼らの反応は…きっと、困惑だっただろう。 だって、この時点では意味が分からないはずなのだ]
今いるあいつは、私が倒す。 もちろん、動かした私もここで死ぬ。 その後は、あなた達が何とかしないといけない。
(91) 2023/08/24(Thu) 01時半頃
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何を言っているのかわからないと思うけど… すぐに分かるよ。
[そうして、目の前の光景を見つめた。 私の住んでいた町に少しだけ似ている…明らかに違う街。 そして、その中に現れた私の戦うべき相手。
最後の敵。]
(92) 2023/08/24(Thu) 02時頃
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[それは、まるで白い巨大な牛乳瓶に手足をつけて作った皇帝ペンギンのようだった。
他に特徴と言えば顔の部分で、丸い小さな目が二つと嘴のついた金色の凹型の丸い仮面が取り付けられている。
嘴は微かに開いて、喜んでいるような、不気味なほど張り付いたアルカイックスマイルを描いている。
頭頂部には王冠のようなものが取り付けられて実際皇帝っぽくなっており、腹部にはなぜかもう一つ顔のような文様が描かれていた。]
(93) 2023/08/24(Thu) 02時頃
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それじゃ……説明はおいおいするとして、いきましょうか。
サポートお願いします。先生… みんな。
[私はそう言って、椅子を戻し目の前の相手と対峙した**]
(94) 2023/08/24(Thu) 02時頃
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[アストロの右腕を真正面に突き出し、さらに手のひらに当たる部分を垂直に立ち上げる。どうやら、最初の課題の動かす分には問題なさそう。 ペンギンのようにも見える敵性体は、コックピットから見るとアストロの手のひらの全長より少し短い範囲に納まった。]
前に測った通り、アストロの右腕の長さが…… で、掌の長さの8割が………。 こちらの体高と大体同じとみていいってことは 500m………だから…
……ん、間違いない。距離12000mぐらい。
なら…ここからでもレーザーは 十分届くよね… よしっ。
(95) 2023/08/24(Thu) 07時半頃
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[様子見に、右腕を突き出したまま、照準を固定するために左腕を下から添え、この体勢でレーザーを頭に向けて数条撃ち込む。
と、敵の右手がレーザーを防ぐように頭の前を覆う。敵の体高半分ほどを覆えるような巨大な丸い光輝く盾のようなものが出現し、レーザーは輝く盾に吸い込まれるように防がれた。]
…なるほどね。部長の時みたいなバリアってやつか。 ならやっぱりある程度近づかないと難しいかな
………きゃっ!?
[光り輝く盾が消えた刹那、今度は金色の仮面と腹部の顔についた四つの目が光った。]
…………っ!? ……まずい!!!
[瞬く間もなく極太のビームが一直線に放たれる。何とかアストロで反射的に跳んで横方向に避けはしたが、光の奔流が直線状のビルも家屋も全て光に飲み込み、無差別に破壊していく。そのまま十数キロ先の山に命中し、山肌が大きく削れて火の手が上がった*]
(96) 2023/08/24(Thu) 07時半頃
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──転送前・花火大会>>@54──
[聞こえていない前提で言った事だったけど、しっかり耳に届いてしまっていたらしく。 花火の音に紛れて聞こえて来た返事に思わず、えっ?と言う顔で夏水の顔を見る。 以前の僕だったら正気か?とか軽口で返したかもしれないけど、今はそんなことを吐けないメンタルになっていた。もう、フォローしてくれる縁牙も永もいないのだ。 人は、いともあっさり居なくなる。 宇宙からすれば一瞬で終わる僕等の命。まさに今見ている、花火のような…… 約束ね、という言葉には何も返さなかったけど、大き目の花火が夜空に弾けて轟音が鳴り響いた時、隣の夏水の手をぎゅっと握った。しばらくそのままで花火の終わりを見ていた。]*
(97) 2023/08/24(Thu) 11時半頃
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──その後。──
[花火大会からほどなくして、その日が来た。>>#2 この数か月、ずっと見てきた謎生物。今は、中身が加賀先生だった。本郷さんが"かわいくなっちゃいましたね"と言うのに、申し訳ないけど笑いを堪える。笑ってはいけない、と我慢してたのに横にいる夏水は噴き出していた。そういうとこだぞ。]
……7体か。パイロットも最低7人……。 うん、大丈夫。行こう。
[>>85本郷さんの、"私達なら、なんとかできます"にしっかり頷いて。 僕等は旅立った。]*
(98) 2023/08/24(Thu) 11時半頃
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[新しい地球では、僕は前と同じように、パイロット候補の生徒たちと同じ高校に入って。 加賀先生──今はこう呼んでおく、の能力で、適当な記憶改竄をしてもらって、天文部に入った。 今回は最初から天文部だ。
僕は、さも昔から天文部に居たかのように、星に詳しかった。
前回よりも日数はかからず、秋休み中の合宿の日となる。合宿先では、案内役の少女として、本郷さんと再会することになるだろう──。]*
(99) 2023/08/24(Thu) 12時頃
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──コックピット──
[転送先では、とても懐かしい光景を目の当たりにすることになる。 何も無い空間に並ぶ、よく知った椅子──。
最後まで残されるみんなを気に掛けてくれた、康生の病院ベッド。 僕等と一緒に戦ってくれた、そして僕に席を貸してくれた、達見さんの書斎椅子。 自分の信じるままに生き切った乾のyogibo。 珊瑚さんとの存在の証、星座を描いていった大和の自転車フレーム。 1年生なのに初戦を戦い抜いてくれた、七尾さんのビーズクッション。 最後の最後に契約して戦った、部長の木の椅子。 そして。
──引継ぎ戦に出撃する、中央のゲーミングチェア。本郷さん。
僕にはこれが、最後に目にする戦いとなるだろう。自分の地球から数えて半年以上にも渡った、長い長い戦いの、実質的な最終戦。]
(100) 2023/08/24(Thu) 12時頃
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[本郷さんが部員たちに静かに話しかける。この戦いの説明。 ──僕にとってこの光景は、3回目。 1回目は、前の地球のココペリが。 2回目は、永が。 そして3回目。本郷さん──。
彼女は、とても毅然として彼らに語り掛けていた。 こんなことはとても彼女には言えないのだけれど、 僕は、本郷さんが引継ぎ戦でよかった、と思っていた。
引継ぎパイロットは、戦うだけでなく、現地の地球人を騙して契約させる役割も持つ。その負担は計り知れない。 だけど仕方がないことだ。そうしなければ自分の地球が消滅する。これまでの戦いも無に帰してしまうのだから。
僕は、永を思い出していた。
そして今、その役割を担った本郷さんが、僕等にとって最後の敵と対峙する。]*
(101) 2023/08/24(Thu) 12時頃
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チュピイィーーーーーーーーーーン..............
チュウゥゥゥゥーーーーーーーン..........
[敵機はそのまま首をぐるりと回し、数呼吸ほど置いて、アストロの跳んだ先に向けて、さらに目からのビームで追撃してくる。慌てて避けて駆けだすと、命中した先のビルが爆発炎上した。 そのまま円を描きながら敵機に迫ろうとするこちらを目で追いかけ、さらに正確にこちらを360度、とぎれとぎれに目からのビームで追撃してくる。当然町中は、ものの数分で瓦礫と火の海と化した。
体自体の動きは遅く、腹部の方のビームを避けて回りこむことはできるけれど、顔の方はかなり素早く回転し、こちらを的確に狙ってくる。立ち止まる余裕はなく、円を描きながら逃げ続ける。全速力でダッシュするみたいにはいかない。ギリギリでかわして逃げる。
円を描いて逃げると言っても、実際には渦巻状。回りながら、時々レーザーで牽制しつつ、少しずつ距離を詰めていく。きっちり当たらなくてもいい、目的は距離を詰める方。]
(102) 2023/08/24(Thu) 12時半頃
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お互いアウェーだからって無茶苦茶やってくるっ… これ、当たったら死ねるな……
でも、距離は随分詰めてる。 首は回るけど動きは鈍重、 体全体はぐるっと回れない。 見た感じ前はお腹のビームで手が出せないけど 後ろはがら空き。手が届くようにも見えない。
このまま距離を詰めて背後から爪で頭を飛ばせば…
[もう町中の被害を気にする余裕はない。回りながら正面に。あと一回り半もすれば爪が届く程度の距離まで近づく。ビームが途切れるタイミングなら正面直撃もない。 これならいける…と思った最中、片腕が前に向かって突き出される。
――腕がこちらに向かってまっすぐ倍ほど伸びた。
伸びた腕から丸い、光り輝くバリアが生じてアストロの左腕を軽くはたいたと思う間もなく、アストロの左腕の肩関節から先が跡形もなく消滅していた。]
(103) 2023/08/24(Thu) 12時半頃
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どういう…こと…!?
[何が起こったのかわからない。慌てて、腕が絶対届かないと思われるくらいまで後ろに後退して距離を取り、右腕だけのままもう一度構える。] 両腕のエネルギーバリア…だと思うけど… 多分、あれに触れた部分が完全に分解されちゃうんだ。 でも…やけに背後ががら空きだと思ったけど、 腕があんな伸びるとは思わなかった。 あれなら確かに後ろもカバーできる。
まいったな…ほとんど動きこそしないけど 近づかないと倒せなくて、 不用意に近づいたら腕のバリアで消し飛んで終わり。 しかもまあまあ広くカバーできる。 離れても飛んでくるビームはこっちより数段強力…
(104) 2023/08/24(Thu) 13時頃
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……そう言えば、すっかり次のみんなへの チュートリアル気分だったけど。 そもそもこれが、私達の地球にとっての 最後の戦いだったんだっけ。
みんなの相手が弱かったとは思わないけど…
それでもラスボスが強いのは、当たり前、か…
[あえて軽口をたたくけれど、表情は硬く、頬を冷や汗が伝った*]
(105) 2023/08/24(Thu) 13時頃
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―― 回想:契約直前 ――
[契約の直前、七星から少し時間をと言われた。]
ああ、そのことは―――うん。 柊木の時に、露出した互いのコアを見た時に覚悟した。 七星はあまりはっきり言わなかったけど 分岐した世界同士戦わされてるなら
自然淘汰……強い世界が生き残るように 『剪定』されてるんだろう、と。
[誰に、というのは最早考えない。 ハロは自然現象と言っていたは、納得は行かないまでも そういう類の物事として捉えねばならないのだろう。 言わなかったのは彼女なりの気遣いだったらしい。 次のパイロットたちに言うかは契約者次第だ。 七星と同じように、最初は伏せておくかもしれない。]
(@59) 2023/08/24(Thu) 13時半頃
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[2つめには]
敵側の地球に行くこともあるのか? ああ、まあそうか。相手も同じ立場なんだったら… それなら余程今回はイレギュラーだったんだな。
教えておいてくれてありがとう。 心に留めておく。 *
(@60) 2023/08/24(Thu) 13時半頃
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―― 回想:契約直後 ――
[この有様をかわいいと言われても全く嬉しくはない。 七星の時はかわいいと表現しても納得は行くけれど 今の中身は俺だぞ。良く見ろ。
大層微妙な表情になってしまっているのだが この器は表情が殆どないから、誰にも伝わらないだろう。 >>@57噴き出している奴や笑い堪えている奴>>98に 抗議するようにぶんぶん飛んだ。]
名前?代々ハロなのかと思ってた。 名前、 名前なあ…………
[何でもだが、名づけは苦手だ。 伸べられた手>>84に着地して静止したまま 思案すること暫し。]
(@61) 2023/08/24(Thu) 13時半頃
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ああ、じゃあ。 いっそ『センセイ』でいい。 ハロ先生じゃなく、普通にセンセイ。ハロは七星だしな。 こんな姿だし、キャラクターとしてギリありじゃないか?
――― もう教師ではないけど。 俺は最後までお前たちの“先生”で在りたいよ。
*
(@62) 2023/08/24(Thu) 13時半頃
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―― その後 ――
[新しい地球で、天道、七星の助力も得ながら 本郷とともに次のパイロットを探して契約に漕ぎつけた。 元の星では生徒たちの契約に立ち会っていなかったから やり方は彼らの方が詳しく、謎生命体として サポートできる範囲外のことは任せていた。 何も知らずに契約をする高校生たちを 姿を消したまま本郷の傍で眺めながら、胸中は複雑だ。 抗えない運命に巻き込まれながら 同じ苦難を強いるのはどれほどの葛藤を抱くことか。
時折頭の傍にふよふよと漂い、短い手で よしよしという仕草だけしていたかもしれない。]
(@63) 2023/08/24(Thu) 13時半頃
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[そして、時がきた。 敵味方のロボットが姿を見せたタイミングで ハロがしていたように、契約者全員の前へ姿を現し コックピットへと転送し―― 後は本郷が口を開くだろう。>>89]
―― コックピット ―→
[今日必要な大事なことは本郷が解説してくれている。 サポート役は、未だよく状況が呑み込めていない 高校生パイロットたちから飛び出す疑問や困惑を 応えられる範囲でフォローし
彼らにとってはチュートリアル、 己らにとっては最後の戦闘に
集中して臨めるよう努めることだけを考えよう。]
(@64) 2023/08/24(Thu) 13時半頃
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よく見ておけよ。 次からは、コレを動かすのはお前らだからな。
[契約者たちへと言い置くと 本郷、天道、七星を順に見て。 空を横切るようにしてパイロット席の横へ。 ひじ掛け用のアームがあるならそこへ着地したし 無いなら椅子のすぐ近くに浮いているだろう。
戦いを見守る為に。*]
(@65) 2023/08/24(Thu) 14時頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2023/08/24(Thu) 14時頃
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──コックピット──
[敵機の形状はこれまた斬新だった。皇帝ペンギンってこと? 本郷さんは色々と計算しながら迎え撃とうとしていた。アストロの腕の長さなんて把握してたんだ、と普通に驚くとともに感心してしまう。]
多少は揺れるから、みんな下がって見てて。 そして、これはゲームじゃないから。 本郷さんの邪魔は絶対しないで!
──話すのが遅れてごめん、僕は、本郷さんの仲間。 だから契約はしてないけど──、全力でサポートしていく。
[今回の僕は、契約者のみんなにはすぐに正体を明かすと決めていた。前回を踏まえると、それが一番シンプルで良いと思ったし、心置きなく補助に徹する事が出来るから。 それに、この契約に至るまでの責任を分散させたいと考えていた。 永には、すべて背負わせてしまっていたから。]
(106) 2023/08/24(Thu) 15時半頃
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