14 冷たい校舎村10
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── 屋上 ──
[着ぐるみの下、何とも言えない顔になる。>>100 委員長、副委員長、揃ってひとを買いかぶりすぎだ。
でも、もし兄にはなれない俺でも。 ここに集まったメンバーにとって、必要なら。]
…………。
[着いた屋上は、暗かった。>>74 校舎の中と違い、星も見えない空が広がっていて 分厚い着ぐるみのおかげで風は感じなかった。
雪はいつの間にやんでいたんだろう。 そんな、他愛もないことを考えながら。 飛び出して行った古香の背を、追った先。]
(109) 2021/11/13(Sat) 22時半頃
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[居たのは、河合と真梛。>>79 朝会話した時とは違う。>>3:155>>94 いつもの真梛の口ぶりにホッとしながら 突き離すような河合の返答に、軽く目を見開いた。
古香の声が闇を裂くように響く。>>104 悲痛なそれが、暗い空に消えるのを待って。]
……このまま壊れて、 かえりたくない理由があるなら、聞くけど。
[俺も、ここに居ることを告げる。*]
(110) 2021/11/13(Sat) 22時半頃
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[それから少しだけ声を張り上げる]
そういうことだよ古香ちゃん。 帰るわけにはいかないんだ、私は。 そうしないと、これが最後にならないんだから。
[顔は見てないけど声で分かった。>>104 そうとう切羽詰まってるって。 どうしたものか。今からでも、なんて言われても、]
もう遅いんだよ。 ……たとえ一応は丸く収まったとしても、 一度やっちゃったことは取り返せない。
(111) 2021/11/13(Sat) 22時半頃
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[聞こえてきた声はもうひとつ。>>110 荒木くんの声だ。 まさか着ぐるみを着ているとはこの目で確認してないから、 声が……何か違った感じがするのは、 風のせいかもしれないと思い込んでいる。 墨鳥くんらしき声はない。 ここにいないってことは、かえったのかも。 石頭くんと彼でふたり、って考えれば数は合う。
かえりたくない理由があるなら聞くという。 そうだね、話せばきっとわかってくれるに違いない。 そしてまた、過去を思い返せば、 ココロの奥に隙間風が吹く]
(112) 2021/11/13(Sat) 23時頃
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知ってるよね。特に荒木くんは。 私の妹のこと。
[猫の着ぐるみと女の子の微笑ましい光景はたくさん見たし、 八歳であることや、似てない理由に起因する、家の事情はちょっとだけ話した。>>3:236 父の再婚相手の連れ子なのだと。
でもそんなこと和歌奈には関係なかった。 「いいお姉ちゃんになりたいんだ」と言って、 ただ笑っていた。朗らかに]
(113) 2021/11/13(Sat) 23時頃
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……私はあの子に、ひどいことをしちゃったんだ。*
(114) 2021/11/13(Sat) 23時頃
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[ 風の中でもよく通る声。 この声でクラスの意見をまとめてくれた。 我らが委員長。>>104
君さえいれば大丈夫だ。 安心感を与えてくれた穏やかな声が 今、和歌奈を思ってゆとりなく張り詰めている。
そしてその隣には、 隣、には?? ── 猫??? …… 春満か、愛らしいな。>>110 ]
(115) 2021/11/13(Sat) 23時頃
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ふむ。見解の相違だな。 君の思考を私に寄せようとは思わない。
[ 優しくないと、君は否定する。>>108 頑なな拒絶に心が詰まる。
なんだろうなぁ。 どうして優しい人ばかり、>>0:494
その言葉に対して、首を横に振るんだろう? ]
(116) 2021/11/13(Sat) 23時頃
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[ 車椅子を一歩、進め、声を張る。 ]
大変すまないが、 私には君の家庭の事情はわからない! 君の妹と会った事もないからな!
君が自分の事が嫌になったのは残念だと思うが。 仕方ない事だとも思う。 だが君の家族のことは知らなくても。 君の事は少し、知っているんだ。
…… たとえ最後だとしても、 何かを壊したらきっと君は傷付くのだろう。
君達ときたら、他者にばかり優しくて、 どうにも自分に優しくする事は不得手のようだから。
(117) 2021/11/13(Sat) 23時頃
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[ 困った物だと、顰めた眉と共に息を吐き。
更に車椅子を動かした。 距離は縮まり、重なって。
そのまま止まらないまま擦れ違えば、 フェンスに近い場所へ。 中心を反転した状態で、先程と同じ距離が生じる。 ]
和歌奈。
(118) 2021/11/13(Sat) 23時頃
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[ 今度は私が君に背中を向ける番。 振り向かないまま、名を呼べば。 口元に咲かせるのは、挑むような笑み。 ]
私は君の考えを否定しない。 君と私は別の人間だから。
─── が、
(119) 2021/11/13(Sat) 23時頃
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君が優しくない人間だと言うのなら。 どうか、私の邪魔をしてくれるなよ?
(120) 2021/11/13(Sat) 23時頃
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[ 笑いながら、念を押すように言い放てば、 さてどうしよう?
そうだな、手始めに。 真っ直ぐ車椅子を進めて、 フェンスの破れているところを手で押し広げて、 普段は行けないと向こう側に身体を出せば。 そこから先の事は、君が誰よりも知っている。 ]*
(121) 2021/11/13(Sat) 23時頃
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[まだ、秋だった。 冬の足音を遠くに聞きつつある時節。
私は考えた。 妹の大切にしている猫のぬいぐるみについて。 平塚ちゃん協力のもと、服は新しくなったけど、 本体のくたびれ加減はどうしようもない。
だから修理しようと決めたんだ。 妹がぬいぐるみをお留守番させて外に出ている間にこっそりと。 裁縫の腕は38点でも、私はだれにも頼らずひとりでやろうとした]
(122) 2021/11/14(Sun) 00時頃
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[思えば何もかも間が悪かった。 ぬいぐるみの、リボンのついた方の片耳を引っ張ったら、 思いがけず布が裂けて片耳のパーツがごっそり取れてしまったことも。 たまたま帰ってきたばかりの妹がそれを見てしまったことも。
気まずい沈黙はすぐに破られた。 妹は荒れた。大粒の涙を流して、 私がぬいぐるみを壊したのだと叫んだ。 違うんだと私は叫びたかった。 なのに口は動かないし頭も回らなかった。 ちゃんとやるための方法は導き出せないくせに、 妹に一番刺さる言葉だけはすぐに浮かんできた]
(123) 2021/11/14(Sun) 00時頃
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[泣き声のトーンが上がる。 たまらず首を横に振って私は告げた]
しょうがないじゃん、もう結構古いんだから! 新しいものを買ってもらえばいいじゃん!
[これが一番刺さる言葉。 あの子にとってこのぬいぐるみは唯一なんだって、 よーくわかってたのに。
私の言葉に妹は動きを止めて、 それから、駆け出した。 外だった。茜色が射していた]
(124) 2021/11/14(Sun) 00時頃
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[喧嘩に気付いたレイナさん――つまりは現在の母と慌てて探し回った。 あの子は意外と俊足だったようで、 大通り近くまで来ていて、飛び出したところを車に轢かれかけてた。
ちょっと擦りむいたくらいの傷にまた泣くあの子と、 ほっとして思わずあの子を抱きしめるレイナさんと、 ふたりを呆然と見やる私。 ココロに隙間が空いてびゅうびゅうと風が漏れていた。 感情の表し方がわからなかった。
わかるのは、そう。 どう考えても私が悪者だってこと。 私は取り返しのつかないことをしかけた。 あんなにいいお姉ちゃんでいようと思っていたのに、 失敗してしまった。
それにやっぱり――どっか壊れてるじゃないか、私のココロ]
(125) 2021/11/14(Sun) 00時頃
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[だけど父もレイナさんも私を責めなかった。 ふたりとも大人で、妹の気持ちも汲みつつ。 大人的には私の言ったことは間違いでもないんだって。
その後誤解は解けて、ぬいぐるみもレイナさんの手で修理されて、 それから洗われて綺麗になった。 めでたしめでたし――とは私には到底思えなかった。
あのぬいぐるみを見るたびに、一度の過ちをしたことを怖れ、 カレンダーがめくられ冬へと向かうにつれ、 私の中に焦りがこみあげた。 いつか取り返しのつかない過ちを犯す前に、 消えなくちゃならないってさ]
(126) 2021/11/14(Sun) 00時頃
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[――そうして私は死のうと決めた。 妹の誕生日が来る前に*]
(127) 2021/11/14(Sun) 00時頃
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[私が生きてるといずれ誰かがとっても困るかもしれないから。 そうなる前に死んだ方がいい。
これくらい言わないと分かりにくかったかな]
(128) 2021/11/14(Sun) 01時頃
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[――――そう思っちゃうくらいには、 見解の相違がある。>>116 あるいは平行線。 とにかく不知火真梛が何を言おうと、 和歌奈は己が認識している事実を曲げることはない。
彼女も彼女で固い意思を持っているようで。 和歌奈の家族のことを知らないのは仕方ないとして、 いったい河合和歌奈の何を知っているというんだ。>>117]
それは違う。 傷つかないよ、私は。
[確かめたことは勿論ないけどさ。 もし、自分のせいで誰かが死んだ時、 あるいは目の前で誰かが死ぬのを止められなかった時に、 悲しむことができるのか。 確信をもってそうと言えないから、何年も自分が怖かった。 それが妹の件でようやく、やばいなって思うに至ったわけ]
(129) 2021/11/14(Sun) 01時頃
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[ため息をつきたいのはこっちの方だ。>>118 これ以上壊れたやつに付き合う義理はないと、 どうすればわかってもらえるんだろう。
その時だ。 不知火真梛がさらに動いたのは。
車椅子は和歌奈の立つ位置を過ぎてもなお進む。 ようやく止まった時和歌奈には彼女の背中がよく見えた。 見た目以上に遠い。 そうして彼女は「和歌奈」と名前を呼ぶ。 音の響きだけがいつも通りだった。 それ以外のすべては、和歌奈の知らない君だった]
(130) 2021/11/14(Sun) 01時頃
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[かつて和歌奈が歩いたコースを真っ直ぐ辿って、 屋上から飛び降りるのはどんな気持ちか、>>37 確かめようとしてるみたいな君だった。
かけられた言葉>>119>>120がぐるぐると渦巻いている。 呪縛じみていた。 だけどそれを振り払って、]
っ、不知火ちゃん! わかってないのはどっちさ!
[これは言葉足らずだ。 不知火真梛とて彼女自身のことをわかってないじゃないか、と言いたかった]
他人にばっかり優しくて、自分に優しくするのが不得手って言ってたけど、 その言葉、不知火ちゃんにそのまま返してあげようか?
(131) 2021/11/14(Sun) 01時頃
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[答えを待たずにまっすぐ駆け出した。 古香路子も荒木春満もとっくに動き出していたのかもしれないが、構わなかった。 これは自分の手で止めなきゃって。
走って、屋上と虚空を隔てるフェンスに近付いて、 その向こう側に、手を伸ばした。 和歌奈と同じことをしようとしている君をただ、引き戻したくて**]
(132) 2021/11/14(Sun) 01時頃
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[ 風が吹いている。>>74 簡単に煽られた髪があちこちに振れて、 その一部が頬に張り付いていた。
これで最後にするのだと君は言う。 背後からも声が聞こえて、>>110 わたしはまだその背中を見ていた。
なにか叫び返しそうになる自分を、 辛うじて押しとどめているような気持ちで。]
(133) 2021/11/14(Sun) 01時半頃
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[ それは一瞬の出来事に思えた。 不意にまなちが動いた。>>121
和歌奈ちゃんのところへ行くのかと思えば、 彼女がまっすぐに向かったのは屋上の端だ。
ひゅっと息を呑む音が聞こえた。 ほかならぬわたしの喉から。
とっさに駆けだそうとしたわたしの脚は、 和歌奈ちゃんの動きを見て、はたと止まる。>>132 それから再び動く。二人の方へと。]
(134) 2021/11/14(Sun) 01時半頃
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──取り返せなくたって、だからって。
過去は変えられないよ。 でも、それで終わりにしちゃったら、
和歌奈ちゃんの最後は、 嫌になっちゃった自分のままなんだよ。
そんなふうに言うほど、 君がなにをしたっていうの。
[ 一歩一歩を踏みしめながら、 風に負けじとわたしは声を張り上げる。 同じ屋上に立っているはずなのに、 君の背中が果てしなく遠くに思える。 その距離を一歩ずつ詰めていく。]
(135) 2021/11/14(Sun) 01時半頃
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[ 知ってる。 これがどんなに勝手で残酷な行為か。
終わりにしたいというのは、 君の明確な意思であるはずだった。
そうなんだねえと物分かりよく頷けば、 それは君にとって良い結末だったんだろうか。
文化祭をもう一度。 みんなと一緒に少しの間過ごして。
そんな考えが過ぎらなかったわけではなくて、 それでもわたし、言わずにはいられなかった。]
(136) 2021/11/14(Sun) 01時半頃
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──それに、 わたしは和歌奈ちゃんが好き。
たとえ、君自身が自分を嫌っても、 わたしは、わたしの目に映る君が好きだよ。
わたしの好きな人を勝手に殺さないで。
(137) 2021/11/14(Sun) 01時半頃
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[ 触れられるくらいの距離まで近づいて、 わたしはその腕に手を伸ばした。
いつか──遠い過去に思える最近。 教室まで駆けだそうと掴んだときと、 今と、どちらのほうが強引だっただろう。
少なくともわたしは明確に、 君の腕を捕まえる意思を持ってそうした。
わたしの友だちを救おうと手を伸ばす、 これまたわたしの友だちである君に。]
(138) 2021/11/14(Sun) 01時半頃
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