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[自信満々な姿に子供らしさを感じて、
自然と笑みが浮かんでしまいました。]
ふふっ。
では、マナーは大丈夫ですね。
簡単な読み書きが出来れば大丈夫でしょうが、
······綺麗に字を書くのって、結構大変ですよね。
[厳しく教育された幼少期を思い出し、苦笑したでしょう。]
あなたの頼みなら断れませんね。
仕事柄、読むのは専門内ですが、
······ただ、誰かに教えたことはないので、お手やわらかにお願いします。
[その時は、紅茶と甘さ控えめのお菓子も用意しましょう。
お店の中では味わえなかった色んな種類のものを並べて、
たまに話しながら過ごすせば、
堅苦しい勉学の時間も、心地よいものへと変わっていくでしょう。
·····楽しすぎて勉強が疎かになりそうですが、
それはそれ、これはこれ、ということでお目こぼしください。]
[様がついてない、素のままの名で呼ばれたのは初めてのこと。
関係性が変わったことを沁々と実感し、
満たされてゆく幸福感、今日はよく眠れそうです。]
··········おやすみ、ロイエ。
[明日が来るのが楽しみなのは、君のお陰。
心の中で感謝を告げると、愛する人を腕の中に抱いたまま、瞼を閉じました。]**
【人】 蝋燭職人 フェルゼ
(18) rururu_966 2024/03/02(Sat) 08時半頃 |
【人】 蝋燭職人 フェルゼ
(20) rururu_966 2024/03/02(Sat) 09時頃 |
[己の髪に顔を埋める様子は、なんだか大きな子供みたい。
可愛いなぁと、背を撫でる。
びっくり、の後はどんな気持ちなのかしら。
聞いたら貴方は動揺しながら慌てそうで
そんな想像すら、楽しいものだ。
わぁ、流石煙さんですね。
まあ私の知り合いといえば割合逸般人多いので
多分受け入れてもらえそうです。
[他人の喧騒はどうでもいい性格な私にとって
気にするのは養父や友人らの反応くらいしかない。
説得を任せろという頼もしい私の従者に、
お願いねと思いを込めてなでなでと更に背を撫でるのであった。]
[ちょっと落ち着いたのかしら。
――全力土下座かましていた時よりかは
しっかりと自分の意思を伝えることに
躊躇いなどを感じていないように思える。
君の中での私の評価って、どれくらい?
それをこれから探って、知っていくのも楽しそう。
憧れを恋という字に置き換えて
それが更に深まればどんな風になるのかしらね。
綺麗で、美しい人の中に見つけた
可愛らしさと性急さ、男らしさ。
そういったものを1つ1つ暴いて知っていくなんて
とても、素敵なことだわ。私にとって。]
[カコが何気なく持ち出した煙の話。
ジャーディンから外出の機会を問われて、頷いた。]
ええ、商品の買付や、お客様のお宅に伺うときにも、
男手は必要だから。
貴方に一緒に来てもらうこともあるでしょうね。
[買い手に購入品を届けるにも、商品をお披露目するにも、
男手は欠かせない。
パルテールからカコの邸宅はそう遠くはないから、
何時か引き取られたドール達に、ジャーディンと共に
街中で出くわすこともあるかも知れない。]*
[ジャーディンの従順な返答に、カコはただ微笑む。
けれど、素肌を露わにしたまま、服を着る素振りも
見せないジャーディンを前にして。
つい、笑み崩れた。]
ふふ。…何を想像したか、当てましょうか?
[敢えて意味深な仕草をとったから、
彼が思い至ったであろうことは、想像に易かった。
どうぞ服を着て、と付け足して]
あのね? ジャーディン。
私は、その他大勢のお客と同じに
成り下がるなんて、まっぴらなの。
当面伽を命じる予定はないから、
安心して頂戴?
[彼がいつか、“私がいいと思ってくれる相手”と
なる日が来れば、話は別だが。
そうでないなら、無理強いをするのは癪だった。]
もし眠れない夜があれば、私が寝つくまで、
貴方は傍で話相手を務めるなり、
文字の練習をするなりしてくれれば良い。
そのうち字が読めるようになれば、寝物語に
本を読んでもらうのもいいわね。
[彼に触れてみたいという欲求がない訳でもないから、
気まぐれに、添い寝位は請う夜もあるかも知れない。]
[そろそろ部屋に案内しましょう、と
カコも立ち上がる。]
まずは一通り、割り振られる仕事を
こなして頂戴。
今いる人員で回しているとはいえ、
仕事はいくらでもあるの。
あ、でも。
園丁に付いて、庭の手入れの
勉強もして頂戴ね。
手を動かして何かが形になるって、
なかなかいいものよ。
[地に足を着け土に触れ、何かを育むことは、
それだけで気を落ち着けてくれると知っている。]
一度ベッドに入れば、夢も見ず
朝までぐっすり眠れるくらいには
疲れが溜まるでしょうけど。
[とはいえ、休息は充分に与えるつもりだ。
彼を放り出す予定も、使い潰す予定もないから。]
貴方、若くて健康そうだから。
何とかなるでしょう。
[何時か告げたように、それは
お金でも買えない資産だ。
誰しもが、水を吸い上げるように
物事を吸収できる、限られた時。]**
ずっと「言葉」で仕事してきたからね。
受け入れられそうなら、良かった。
お義父さまにはまず何から言うべきかしら……
[『甘言』を用いて相手を籠絡するのは生きる手段であった。故に説得には自信がある。
まあ、あの義父なら相手が奴隷従者であろうと関係なく「義娘に恋人ができた」事を喜んでくれはするだろう。……恋人になる前に性交渉をした事は流石に看過されなそうなので、黙っておくが。]
[撫でられる心地よさに目を細めつつ。知りたがりの貴女には、己がどう映っているのだろう。
似非だろう気にせず『魔道士』を続けていたのは、その神秘とロマンに惹かれていた部分はきっとある。……ロマンチストという評は、あながち間違いでもないのだ。
探求者として、美しくある貴女。
そんな貴女が己を見出して選んでくれた事実を光栄に思う。
羨望はきっとこちらにもあったのだ。いつでも深く遠くを見据えた輝く眼差しは、己には持ち得ないものだったから。]
[その後どうしたか、はさておき。
養父が戻り次第、彼へ「義娘さんの事でお話があります」と説得(あいさつ)へ向かった事だけは確かである。]**
なるほど、荷物持ちですか。
あまり自信はありませんが……
頑張ってみます。
[ジャーディンは肉体労働の経験が薄い。
荷物持ちとしてどれだけ役に立つかは不明だが
人手が増えればいいだけであれば貢献するだろう]*
[何を想像したかと言われると、
ジャーディンは表情を歪めてうなだれた。
不適切なことを思い浮かべたのかもしれないと思い、
それを責められたように感じたのだ。
服を着ていいと言われ、急いでズボンを上げる。
補足とばかりに彼女の言葉は続き
……その他大勢の客。
[誰にとってのその他大勢であろう、と
ぼんやりと考える。
伽とは性的な意味で夜を共にすることだろうかとも]
眠れないとき、傍にいるのが
僕でいいのですか……?
[さして話がうまいわけでもない、
というのがジャーディンの自己認識だ。
何がそんなに彼女の気に召したのかもわからない。
もし添い寝を求められたなら、
ただ隣で眠るだけの行為に困惑するだろうが
何度も繰り返せば良さを理解することもあるだろう]
[ここで過ごすこれからの日々のことを
彼女に告げられたが、ジャーディンにとっては
あまりにも漠然としすぎていた。
明日から始まる新たな日々には
その度に驚き、不安を感じながらも、
少しずつ喜びを見出していくだろう。
奴隷の身でありながら学びを許可されることに
感謝の念を抱く日もそう遠くはないだろう]
夜はぐっすりと眠りたいですね。
眠れない夜はあってほしくないです……。
[それがどれほど不安で孤独なものか、
ジャーディンも経験したことはある。
パルテールでは無かったとはいえ
他の場所ではそういう時間を過ごしたことがあった。
身体の痛みに耐えかねて眠れずにいる間
辛い思い出ばかりが頭の中を巡っていたことが。
それが無いだけでもパルテールは幸せな場所だったし
この先もずっとそうであればいいと思う]
[だが、これから彼女の元で新しい生活を送り始めれば
まだ見ぬ幸せの形をたくさん知ることになるだろう。
そして己の知っていた世界の
なんと狭く薄っぺらいことかを知るだろう。
その頃には自由も恐ろしいものでは
なくなっているかもしれないし、
逐一不安に苛まれることもなくなるかもしれない。
まだ訪れない日々で何が起きるかは未知数だ]
[立ち上がった彼女の後に付き従いながら
ジャーディンは屋敷の中あちこちを見回す。
室内、廊下、どこを見ても目新しい。
これからここで暮らし続けるのだと、
実感はまだ湧いていなかった。
寝て覚めたら別の場所にいるのではないか。
そんな気さえするのだった]**
話術、ってやつですよね。凄い。
うーん、何から。というとまずは
関係性の許可、からとか……?
[流石に私も初めての経験である。
養父にどう説明していいやら。というか
親への紹介とかどうやるんだろう。
どちらも経験不足なので得意そうな煙さんに任せたい。
流石にこうなる前に一線超えたことは
養父には黙っていよう。
そこはお互い考えが、一致した。
互いに、自分が相手にどう映っているか
気にするところは似た者同士ね。
ロマンチスト上等。可愛いわ。
触れて、交わって知る貴方の一面は
私の中の探求心を疼かせるのに十分で。]
[彩雲のようなあなた。長い曇りを映した髪が、
近づいたときに肌に触れる感覚が心地よい。
こうして言葉を重ねてくれる
丁寧なところも。細やかなところも。
渡しにはない、貴方の良いところ。
そんなあなたが好む姿が。今まで通りに
興味あることにのめりこむ私の姿なら。
これまでと変わった関係性も。
傍目からはあまり変わらぬように見えるのだろう。
メタ・モルフォーゼ
……友人曰く、一度経験すればおもいきり変化があるとは、いうけれど。
貴方の変化には陶酔するくらい惹かれるけれど。
私はどうかしら。
誰かに選んでもらうのではなく
自分の欲をきちんと伝えてくれるようになったあなた
[その後の話。
彼が養父と話している間。
私は自室で爆睡していた。
養父が、彼氏できたっていうのに
挨拶任せて部屋で爆睡しているなんて……。
うちの娘がなんかすまん。と逆に恐縮していたが
睡眠に勝てなかった理由は今後日の目を見ることはない
……はずだ、きっと。**]
お義父さまの許可は必要よねえ。
あと、婚姻関係を結ぶにあたって必要なもの……元奴隷だったけど今は違うから、大丈夫なのかしら。今度確認しに行きましょ。
[相槌を打ちながら今後について提案を出してくれるのはありがたい。お互いに初めての事だらけだから、一緒に先へ歩んでいける事。
それがこんなに嬉しいだなんて、知らなかった。
『今日』ではなく『明日』を考えて生きる事は、貴女から沢山学ばせてもらおう。
「魔道とは探求なり」と教えてくれたのは『師』であった。これからも、探究の道は形を変えながら続くだろう。]
[その麦穂の色も、透き通った瞳も、知識に貪欲な性格も、全部。己を通して、彼女が自身の魅力に気がついていってくれると良いなと思う。
……だけど、魅力的になりすぎちゃったら。周りの人間が放っておかなくなっちゃうかも。
まあいいか。最初に彼女の魅力を見出して、磨き上げる一助になったのは俺だし。周囲がリッキィを素敵な女の子だと気づいた時には、隣で微笑んでやればいい。
「あたしの恋人、素敵でしょう?」
って。
あなたたちの知らない場所で、美しく咲くようになったのよ。他でもないあたしの手でねって、誇ってしまえ。]
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