4 【突発R18】痴☆電車
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─ 回想・黒絵 ─
[やめての声が男にはまるで別の言葉に聞こえていた。
甘い声にも体の反応にも不快感は浮かんでいない。
怒りも不愉快さも、戸惑いはあるが、それだけ。]
切ないのにやめてほしいのか?
本当に?
[不慣れなように見えて感度がいい。
あっという間に熱を帯びる女の体。
乳首を引っ張るように摘んでやる。]
本当はもっと気持ちよくなりたいんじゃないか?
[片手が乳房から離れると、先ほどとは逆の経路で下に降りていく。鳩尾を通ってお腹を摩って、おへそ、それから男の手はジーンズの中へ。]
[窮屈ながらも男の指先は布の上から割れ目に触れる。
熱い指先が布の上から割れ目に沿ってなぞり、ときおりキュっと沈み込ませるようにして、女の中へ入り込もうとする。
ショーツのシミを広げるように丹念に。]
こんなに切ないまま。
本当にやめてしまっていいのか?
[男は指を添えたまま動きを止める。
じわりと男の指先の熱は伝わるが、それだけ。
さっきまでのような刺激はそれで止んでしまう。]*
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─ 今 ─
[どこかぼうっとしていたのかもしれない。 気がつけば女がすぐそばにいた。 揺れる電車。 ぶつかる女の体を正面から受け止める。 女が抱えていた荷物で胸がこちらに当たることはなかったが、気付くのに遅れたせいで抱き止めるような形になっていた。]
すいません……大丈夫?
[自然と女の背中に回った腕。 不自然に摩った手にあるべき感触がない事に気づいた。 それに、その顔には見覚えがあって、少し記憶を辿れば、朝の被害者と思い出す。]*
(21) 2021/01/24(Sun) 16時頃
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あっ、すいません………大丈夫です。
[誰かの荷物に突き飛ばされる様な形になって、男の人にぶつかってしまっていた。>>21 こちらを労ってくれる言葉に優しさを感じながら愛想笑いを浮かべる。 抱き止められる姿勢に申し訳なさを覚えて身じろぎするものの、うまく動けずに距離が開くことはなかった。 背中に相手の手がある。 けれど、まさかそれだけで気付くとは思っていない。このまま素知らぬふりをしていたなら、多分気付かれないと思うのだ。 胸元も、荷物をずらせば乳嘴がわかってしまうけれど隠している。旨を小さく見せる下着をつけていないから、普段よりもふんわりとした胸そのものだって。 だからわたしは軽く頭を下げた後素知らぬ顔をすることにした。 あまり意識しなくて済む様に視線を伏せながら。]*
(22) 2021/01/24(Sun) 16時頃
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[ふと違和感を覚える。 今朝のことは覚えている、だというのに男は女をそうだと認識するのが遅れた。 そう、雰囲気が違う。 たしかに今朝とは雰囲気が変わっている。 それがロストバージンのせいとまでは流石にわからなかったが。]
おっと。
[電車が揺れる、小さな揺れも人混みでは大きな波となって押されてしまうから、男は背中に回した手で女を支えた。それと同時に片方の手が女のお尻に添えられる、というより掴むようになってしまった。 いや、もちろんわざと掴んだのだが。]
(23) 2021/01/24(Sun) 16時半頃
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[確かめたいことは確かめたので、すぐにお尻から手を離すと、ハッキリと確信する。下着をつけていないと。]
ごめん。 でも、何かに捕まっていた方がいい。
[紳士を装って女を気遣う言葉をかけが、近くに手すりもつり革もない。当然それもわかってのことだ。 わざとらしく捕まるものがないと気づいたフリをして、背中に回した手に少しだけ突からを込めて抱き寄せる。]
嫌だったら言って。
[我ながら、見ず知らずの男が何を言っているのかと自嘲の笑みが浮かびそうになった。]*
(24) 2021/01/24(Sun) 16時半頃
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(…あの人、さっきも居たな。)
[今朝座席に座っていたのを見た人>>19が居ることに気付く。 途中経過は見えなかったが、途中で誰かとふらふらと下車していったのでそういうことなのだろう。 それなのにまた乗っているのはご愁傷様と思う。]
(やることは変わらんが。)
[可哀想だが狙わせてはもらう。 自然に間合いを詰めると指先で尻を掠める]*
(25) 2021/01/24(Sun) 16時半頃
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きゃ…………っ!?
[小さく悲鳴を上げたのは、さらにガタンと揺れて足元がおぼつかなくなったからだった。 しかし抱き寄せられ、片手はスカート越しに臀部を掴まれて>>23硬直すると同時に赤面する。 流石にバレてしまっただろうか。 こんなところでそんなことがバレるのは良くない、とフリーズしていたが、どうやらバレなかったらしい。 ほ、と安堵の息を吐く。]
(26) 2021/01/24(Sun) 16時半頃
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いえ、此方こそすいません。 ……………えっ、あっ?
[けれど抱き寄せられて目を丸く見開いた。 男性と近づくのはこの路線では痴漢行為のそれくらいで、総合的に見ても異性とはそんな触れ合い方しか経験してきていない。 だからこそ彼のそれが紳士的なそれなのか、痴漢としてのそれなのか分かりかねる。 だから困り顔で彼を見上げた後、何かを言いかける様に唇を開いたが、真っ赤な顔のまま小さく「すいません」と言葉にしてそのまま離れることはなかった。 周囲には他の男たちもいる。 此方を虎視眈々と狙う輩もいたかもしれないが、今の私はそれにすら気付かないで「良い人でよかった」「気付かれなくてよかった」と呑気に構えていた。 恥ずかしさはあったけれど。]*
(27) 2021/01/24(Sun) 16時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/01/24(Sun) 16時半頃
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[ぞわっ、と背筋に悪寒が走った。 何かがヒップに触れている。>>25 咄嗟に振り返りたい衝動に駆られるが、何せ混雑している電車だ。自由に動くのは難しい。 だからせめてと吊革を持つのとは逆の荷物を持つ手を後ろに回した。 鞄でヒップを隠す。 蓋も片手で押さえたから、盗難の心配もないだろう。]
(全く………気のせいだと良いんだけど。)
[どき、と心臓が跳ねたのは事実だけども。 今もどきどきと胸が高鳴っているけれども。
罅がはいった理性を、大丈夫だと言い聞かせているだけだけれども。]*
(28) 2021/01/24(Sun) 16時半頃
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[心の内で己の猿芝居を自嘲しながらも、思考はどうやって女に悪戯をしようかということ。 女との間には女の荷物。 これをどかすのかがもっかの課題だが。
シチュエーションとしては悪くない。 それに少し興味があった。 いつもは女の官能を拓いていくのが好みだが、他の痴漢、この場合は痴女だったが、他人に開かれた官能がどのようなものかと。
わざと足の踏ん張りを抜く。 そうして後ろから押された男は女を押しそうになって女との間には挟まった荷物を押しつぶしてしまう。それに踏み込んだ足が、女の足と足の合間に入り込んでしまった。
もちろん狙ってやっているが。]
(29) 2021/01/24(Sun) 17時頃
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[さっきよりも密着する体。 一度空いたスペースは人の波に押しつぶされる。つまり男の体勢は元には戻らない。 顔もさっきよりずっと近い。]
……大丈夫?
[白々しく尋ねるが、全てわざとだ。 男の膝上がグイっと女の股に当たる。 だが、男は身動きが取れない。それは演技ではなく本当に人混みに呑まれているからだったが、その方が都合がいいのも確かだった。]*
(30) 2021/01/24(Sun) 17時頃
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…………!
[支えてくれると油断したのがいけなかった。 それでも人の波の動きは激しく、此方に今度は押されてきて息を呑む。 ましてや膝の合間に相手の膝が入ってしまった。それは、スカートが半ば捲られてしまっているのに等しい。 つまりスカート越しにではなく、男の膝上が直接私の足の付け根を押し上げてきているのだ。 荷物を持っていた手がそれぞれ離れ、咄嗟に口とスカートとを抑える。 斜めにかけていた荷物の紐が胸の谷間に食い込んで私の胸を強調してしまっていたけれど仕方がない。 捲れて見えてしまったら困る。 声を上げてしまっても困る。 大丈夫かと労う声にこくこくと頷く私の顔は赤い。]
(31) 2021/01/24(Sun) 17時半頃
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…………っ、………………っ。
[じ、わ…………と。 滲んだ蜜も尖った乳嘴も、バレなければ良い。 そんなの無理かもしれないけれど、わたしはひたすら身を硬くして神に祈った。]*
(32) 2021/01/24(Sun) 17時半頃
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[そんなものはとっくにバレているのだから、涙ぐましい女の努力も無駄というわけだ。 それをわざわざ教えてやるつもりは男にはない。
男の足が女の足の付け根をぐりぐりと押し付ける。 もちろんわざとだが、男は素知らぬふり。 それに、荷物がなくなり、強調された谷間も電車と人の揺れに合わせて男が抱き寄せるたびに、男の胸で何度も潰れることになるが男は表情ひとつ変えないし、それどころか。]
顔が真っ赤だけど……気分悪い?
[至近距離でじっと見つめながら心配する素振りで囁く。 足を微かに濡らす蜜にも、尖った乳頭も、何もわかってない顔で、徐々に行為に及んでいく。]*
(33) 2021/01/24(Sun) 17時半頃
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[警戒心は十分らしく、ベタにブロックされる>>28。]
(ならこっちもベタに…)
[鞄で守っている後ろから手を移動して、横から腿に触れる。 鞄が動いたら反対の手で後ろから、抵抗が無いならそのまま前に回り込ませてスカートの中に侵入する気でいるが果たして。]*
(34) 2021/01/24(Sun) 18時頃
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(ちょ、うそ、冗談でしょ?!)
[女が目を見開いたのは、相手の手を追って鞄でガードを続けていた矢先に別の手が後ろからスカートの中へと侵入してきたからだ。 タイトスカートなのもあって、必然的にスカートがずり上がってしまう。相手の手首を掴み引き剥がそうとするが、同時にスカートを捲れない様に押さえているために引き剥がすには十分な力は出ていない。 1日に痴漢の気配を複数感じ、自分自身も二度も遭うだなんてこれは酷い。 ギロ、と肩越しに相手を睨みつける。 声を上げるのは簡単だ。 だが、痴漢の件数を考えるとここで声を上げるのは得策ではないかも知れないと、それが声を上げるのを迷わせる理由でもあった。]*
(35) 2021/01/24(Sun) 18時頃
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すいません、大丈夫………んんっ………!
[電車の揺れと共に豊かな胸が潰される。 むにゅんと潰されると衣服と擦れて、尖った乳嘴がよりツンとシャツを持ち上げて主張した。 それに、脚の合間を押し上げる相手の脚。 乾いた感覚が擦れて、滲んだ蜜がくちっと鳴ってしまいやしないかと気が気じゃない。 相手の脚から逃げようと腰を引く。 けれど、タイミングを見誤ってより深く脚が入り込んだ時、クリトリスにそこが擦れて体が跳ねた。 なんとか声は抑えたが、口元を抑えて震えるなんて普通じゃない。]
(36) 2021/01/24(Sun) 18時頃
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そ、その、脚……引いて………ください……ンッ…。
[だから小声で囁きかける。 この脚がなければ少しはマシだろうと、そのせいでこんな風になってしまっているのだと。 周囲の視線が痛い。 放っておけば、周りからも手が伸びてくるかもしれないのに、わたしは今この場をどうにか出来ると、見知らぬ彼は気付いて脚をひいてくれるだろうと、信じようとしていた。]*
(37) 2021/01/24(Sun) 18時頃
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やっぱり……調子悪いのかい?
[相も変わらず白々しく惚けてみせる。 あくまでも顔は女を心配している。 女の頼みにも「わかった」と頷くが、いざ足を動かそうとしてかえって押し付けてしまう。
人混みの波に合わせて、少しだけ足を引く。 だが、次の瞬間に男の足が女の股にグイと押し付けられる。 もちろん全てわかってやっていること。
引いては押して、押しては引いて、と繰り返される律動。]
(38) 2021/01/24(Sun) 18時半頃
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[そんな風に女を弄び、そして。]
ねえ……どうして下着を付けてないのかな?
[気づいていることを告げる。 もうほとんど密着した状態で。 ツンと尖った胸は男の胸に押し付けられていて。 男の足が合間に入っているというよりも、もはや女が男な足に跨っていると行ってもいい。]
……そういう趣味?
[耳元で囁く。 触れたりはしない、たが支えると称して抱き寄せている手は女を逃したりもしない。 どのみちこの混雑では離れられはしないのだけど。]*
(39) 2021/01/24(Sun) 18時半頃
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んっく………ふっ!? ん………ふ、ぅぅ………っ。
[足を引いてくれると思ったのに、直ぐに電車の動きと共に押し付けられて全身に電撃が走り抜けた。 それでも声を上げ切らなかっただけ偉いと誰かに褒めてほしい。 けれど、何度も足を引こうとしてくれているのに、どうしても電車の動きがあるからか何度も結局押し付けられる。 それは、愛撫の緩急をつけられている様で、逆にもっと声が漏れそうになって私は完全に俯いていた。 大丈夫、ともう言葉も返せない。 それどころか無意識のうちに腰が揺れてしまう。 とろりと花弁から溢れた蜜は彼の足を湿らせて濡らしていってしまうだろう。 それが恥ずかしくて仕方がないのに、腰が止まらない。]
(40) 2021/01/24(Sun) 19時頃
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[もっと、もっとと求めていたからか、彼の意図的なものだったのか、私の腰は完全に彼の脚の上に乗る形になってしまっていた。 そんな時に囁かれた言葉に弾かれた様に目を見開いて彼を見上げる。 問われた言葉には涙を滲ませながら首を横に振ったけれど。]
ん、ん、んんんん……………ッ!!!!!
[何とか両手で口を押さえて、高らかに嬌声を上げることだけは何とか防いだ。 けれど、隠していたものを暴かれてしまったこと。気付かれてしまったこと。周りからの視線。耳元に囁きかける吐息。ぐり、と電車の揺れと共にまた擦れた花弁。 そんなものが一気に私の緊張の糸を切って襲いかかってきて、わたしは喉をそらしながら達していた。 びくん、びくん、と体を震わせて、それが落ち着いた頃に顔を伏せる。]
(41) 2021/01/24(Sun) 19時頃
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う、ううっ………。
[そうしてあまりの恥ずかしさに、涙を滲ませた。]*
(42) 2021/01/24(Sun) 19時頃
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[スカートの中に入れた手を阻止される>>35。 睨んできているのは見なければいい。]
(でも…)
[軽くぶつかりながら掴まれた手を手前に引く。 吊革と掴んでいる手と鞄による防御。 果たしてどれを選ぶか。]*
(43) 2021/01/24(Sun) 19時半頃
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[男は嗤っていた。 弄ばれるままに達してしまった女を。]
どうかしたのかい? そんな顔をして。
[優しげな声、それだけ見ればまだ女を気遣うようにも見えるかもしれない。 だが、混雑の中で男な足が再び女を刺激し始める。電子の揺れだけではない、膝の律動を加えた複雑な動きで、指も手も使わずに女のあそこを器用に刺激する。
たが、先程のように達したりはさせない。 熱が上がり切る前にスッと足を引いて、僅かに間を外すと、再び律動を再開する。]
(44) 2021/01/24(Sun) 19時半頃
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[そうしながら男の手が女の二の腕を撫でた。 それから背中をから腰、それからお腹を経て胸の近くまで。だが、その膨らみに触れようとはしない。]
人の足で勝手にイクなんて悪い子だ。
[見透かすような瞳。 男の目がものを言う、全てわかっていると。 手は胸の合間を通って、指先が首筋を撫で顎に掛かる。それから頬に掌を当てると、コツンとおでこを合わせた。]
どうして欲しい?
[男は薄笑いを浮かべていた。]*
(45) 2021/01/24(Sun) 19時半頃
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― 回想・館本と ―
ひ、ぅ、んんんっ……!
[ぐいっと乳首を引っ張られて、
また小さく呻き声をあげる。
頭がぽーっとして、自分でも
何をどうしてほしいのかよくわからない。
ただ、このどうしようもない感覚を何とかしたかった]
気持ちよく………
[譫言のように男の言葉を繰り返すと、
自然と己の意識に馴染んでいく気がした。
ぼうっとしている間に男の手は下へ。
その掌が胸から外れ、括れたへそをなぞり、
ジーンズのホックが外れ、指先が秘部に辿り着いても
彼の動きを黒絵が止めることはない]
ふぅっ、…… っ
[男が触れた場所は、酷く熱を持って潤んでいた。
擦られるとぷくりと蜜が膨らんで垂れ、
クロッチ部分に更なる染みを広げる。
濡れたショーツがべったりと割れ目に張り付いて
気持ち悪いのに、もっと擦ってほしくて。
ひく、ひく、とそこを開閉させ男を誘う]
……ぇ、あっ………
[ふいに男の手が止まる。
唐突に刺激がなくなったことに戸惑って。
なんで、どうして、疑問が頭の中を占める。
はしたなくこちらから腰を揺らして、
淫芽を小刻みに指に擦り付けてしまう]
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― 夜 ―
[シャワーでさっぱりした身体で電車に乗る。張り切ったおかげで体には倦怠感が残る。それでも欲望が突き動かして帰宅ラッシュの電車に乗り込む。周りを見渡すと手頃な被害者を探して。]
(46) 2021/01/24(Sun) 20時頃
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