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「大和くん…んうっ…?」
>>132唇が重ねられて、一瞬それが何かわからなかったけど。 すぐにキスされたんだと気付いて体の力が抜けた。ぎゅっと目を閉じて、まだひく、ひく、としゃくりあげてしまってるけど、溢れる涙は一筋だけ。 両手を伸ばす。恐る恐る大和くんに手を添えて引き寄せた。
「好きにして…、大和くんが私を好きなら。 私も大和くんが好きだから 大和くんに好きにして貰いたい。
私を大和くんのにして…っ。」
もう大和くんの事しか考えなくて済むように。 ──それでも、私はこの後に柊木くんに連絡を入れたりしてみんなのことも結局心配してしまうのだけど。 でも、それでも私は心も体も何もかも、大和くんのものになりたかった。そうありたかった。 もう直ぐやってくるどちらかの、或いは両方の死の為に。
(138) 2023/11/16(Thu) 07時半頃
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だって。私、まだ戦えるかわからない。 私が先に戦うのなら。
一緒に死んで欲しくて、戦えなくなるかも──ね?**
(139) 2023/11/16(Thu) 07時半頃
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──if・大和くんと──
>>156泣き出したわけじゃなかった。ただ、溢れる思いが涙となってこぼれ落ちただけ。 だって、好きだったのに。好き同士だったのに。 ここから先が何もないだなんて悲しすぎる。
「大和くん…っ、好き、好きなの…! あっ、ん…、大和、くん…。」
シャツを脱がされると、まだ着替えてもない下着姿が晒されて。 白い下着が胸を覆っていたけれど両手を縛めなくても良いのにと泣き笑いだった。 抵抗したりなんてしないのに。 でも、大和くんに強く求められている気もして喜びすら感じてしまう。 恥ずかしいけれど、でもそれでも良い。 私たちには時間がない。その先も。
(160) 2023/11/16(Thu) 16時頃
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「あっ、汗臭かったらごめん…ん、んんう…っ。 あ…、あっ、ああああっ!!!」
行為が多少乱暴でも、私はそれを望んでしまう。 幸せな痛みも、繰り返されるキスも、求められることが嬉しくて──悲しくて苦しくて、でも幸せだった。 私たちは子供を授かる時間すらない、きっと。 私たちに続く未来はない。だから。
(161) 2023/11/16(Thu) 16時頃
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私たちはそれから、買い物以外で外に出ることはなかったかもしれない。 特に学校には行かなくなった。もともと夏休み中だったし、登校日ですら姿を現さなかったかもしれない。 家の中の生活は保っていたけれど、私は毎日大和くんを求めた。大和くんに求められるとなお幸せだった。
もしかしたら部室に集合するように言われて、それだけは参加したかもしれないけど。 二人手を繋いで、私は大和くんから離れようとしなかったし、七尾ちゃんとの戦いでは流石に七尾ちゃんに寄り添ったけれど──。
ああ。本当に。私たちは死んでしまうのね。
それを知ってしまって。 私は。私は──。
(162) 2023/11/16(Thu) 16時頃
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より一層大和くんに溺れて行くことになる。 彼を求めて。彼に求められると嬉しくて。 でも。 私は大和くんに一つ宣言をしていた。
大和くんが少しでも長く生きて欲しいと願ってくれるなら、大和くんの後私の番までは生きるけど。 私が先だったら大和くんに一緒に消えて欲しい。ひとりにしないで欲しい。 負けることになっても自分から消えることになっても。 ただ、私が他のパイロットに選ばれた子の選択肢を奪う事だけは、ダメだと思うから。 だから、私が先の時は──。 そんな約束を持ちかけたバチが当たったんだろう。
(163) 2023/11/16(Thu) 16時頃
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「大和くん…やだ、やだよぉ…!」
大和くんが先にパイロットに選ばれたと知った時。 きっと彼より私の方が取り乱して、泣き崩れてしまっていた。**
(164) 2023/11/16(Thu) 16時頃
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──if・柊木くんと──
『恵一くんや七尾ちゃん。 確かにすごくテンパってたよね。 分かった。できることは少ないけどね、』
>>65私に出来ること。できれば七尾ちゃんや恵一くんの支えになれればとは思うけれど…、私はその後さらに大和くんに溺れて行くことになる。 救いを求めるんじゃない。絶望に沈むでもない。ただただ、私には大和くんがいれば良いと思うようになっていたんだ。 それでもこの言葉があったから、七尾ちゃんが戦う時には側に寄り添っていたし、その前にもお菓子を一緒につくろうだとか声をかけていたと思う。 恵一くんは…、恵一くんにはあまり声はかけなかった。 大和くんからも"彼がいる"と聞かされ、実際柊木くんとキスした話も聞いたから、たぶん柊木くんが居たならそれが1番なんだと思う。 だから、恋バナはしてたかな。 その中で私は大和くんが大好きって話だとか今一緒にいるという話もしたかもしれないけど、支えるというよりは恵一くんの話の聞き役になってるだけだったかもしれない。
でも。気にするなよって。 …気にしちゃうよ。 気にしてもどうしようもなくても気にしてしまう。 だからね。
(173) 2023/11/16(Thu) 18時半頃
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『私は七星くんは許せないしハロに心も許せない。 でも、自分にそう思うことは難しくても 私も柊木くんを責める気は無いよ。 寧ろ縁士くんの方があの時渋る私を かなり後押ししてたからね。 …その割に縁士くん、私や柊木くんみたいな 取り乱し方してなかったから 私は縁士くんも、今は信じられない。』
それともどこかで後悔しているのかな? でも知らない。知らないし──。
『もし、私が最後のパイロットになったら 多分、頑張れないと思うの。 怒らないで欲しいな。 その代わり、最後のパイロットじゃなかったら 最後の人の選択肢を狭めないためだけに 頑張って、戦うね。』
(174) 2023/11/16(Thu) 18時半頃
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最後の最後に、何が待っているのか。 私たち以外の平穏な日常なんだろう。 それを最後の人が願えるかどうか。 私は願えないけれど、それだけは伝えておこう。
──突然義務だけ押し付けられて。 世界のためには戦えない。 せめて、好きな人が、自分の子供が、生き続けられる世界だったなら違ったのにね。
違ったはずなのにねと呪わずにいられないから。**
(175) 2023/11/16(Thu) 18時半頃
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──if・大和くんと──
泣いても泣いても順番が変わる訳じゃ無い。
早く死にたい訳じゃない。他の誰かに死んで欲しい訳でも無い!
でも、1番死んでほしく無い人の死が確定して狼狽えないのは私には無理だった。
キスされて。キスされて。肌を重ねて温もりを分かち合っても悲しみは拭いきれはしない。
それでも何とか泣き止んで、布団の海に二人で沈む。
その時に渡された薬は私の心を支えてくれた。
大和くんが自分の希望を考えてもなお渡してくれた優しさだ。
私は後日、大和くんが戦うその横でずっと抱きついていた。邪魔だったかもしれないけど、自分の椅子に座って見守るだけなんてできなかったから。
汗だくになりながらペダルを漕いで──大和くんの戦闘が、終わる。
私は、大和くんを抱きしめてその微笑みを涙ながらに見つめてキスをした。
「私、なるべく頑張って生きるから。
見守っててね、──愛してる。
いつまでも大好きだよ、大和くん…。」
はらはらと涙をこぼしながら、私は初めてハロにお願い事をした。
大和くんにもらった薬を握りしめながら。
「離れるのは辛いけど、
今だけは我慢するから──。
私が死んだら、大和くんと同じ場所に
眠らせてね、お願い。」
こればかりは、ハロを信じて託すしかなかったから。
そして大和くんのことは父さんに相談して、親族が見つからないからと私たちで火葬してもらう事にした。
小さいけれどお葬式を出させてもらったのは私の我儘だ。
好きな人だった。この世で1番大好きな人だった。
だから無縁塚に託すなんてとんでも無い。
泣き続ける私に父さんは途方に暮れた顔をしていたけれど──忙しいからかまた、仕事に戻って。
私は大和くんと二人きり。
ううん、母さんも入れたら三人で暮らし始めた。
「今日は良い天気だね、星がよく見えそう!」
「今日はお肉が特売だったんだ〜!
ふふふ、角煮作るのも良いね?」
「戦いが終わったら遊園地行きたいな。
大和くんはジェットコースターとか平気そう?」
「学校やだな。行きたく無いな。
…加賀先生絶対補習させるもん…。」
私は相変わらず学校には行かなかった。
お店と部屋を行き来して、一人分のご飯を作り、大和くんに出してたくさんお話ししてから私がそれをひっそり食べる。
そんな毎日が42日続いて。
コクピットに現れた私は、大和くんの入った壺と一緒だった。
それを胸に抱きながら。
何とかその日まで生き続けた。**
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