人狼議事


29 constellation

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「パイロットがコックピットにいないなら、向こうはロボットを操縦出来ないじゃないか。

こんなの珊瑚が勝ちでいいだろッ!不戦勝にしろ!」

理不尽だ。しかしそんな風に叫んでも事態は何も変わらない。

珊瑚が嘔吐している。
流石にじっとしていられず僕は駆け寄りハンカチを差し出すが、彼女が受け取るかはわからない。

「大丈夫?珊瑚……まだ時間はある。敵は動いてないし、まだーー」

しかしどうやって勝つんだろう、こんな闘いに。
彼女は大和の名を呼んだ。
僕も彼に生き返り助けて欲しいと切に願った。*


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/17(Fri) 17時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/17(Fri) 22時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

──コックピット/僕の闘い──

好きな人を瞳に映すだけで、こんなにも胸が熱くなるものなのか。

今ならハッキリと言える。
僕は雨竜先輩に1ミリも恋などしていなかった。
こんなに胸が騒がしくなったりなど、まるでなかったのだから。

離れ離れになっていた間ずっと彼の事を考えていた。
ただひたすらに、真っ直ぐに想いを燃やして。

恋は焦がれる。
狂おしく身を焼かれるように僕はずっと思慕を募らせた。

逢いたくて話したくて触れたくて。
抱きたくて愛しくて堪らなくて。
愛しさの極みがこの手で殺してしまう事だった。

それが叶わなかった事により僕の気持ちは更に強く強くなっている。

(33) 2023/11/17(Fri) 23時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

世界なんて見えない。
僕は彼だけを映した。
たった1つとなった瞳に。

彼は僕を見て綻んだが、やはり眼帯については心配されてしまう。僕は目線を泳がせて。

「ちょっと怪我しただけだよ、大丈夫。片目でもちゃんと見えるし。

……コウこそ大丈夫?熱があるんじゃ……」

抱き締めた彼の体温が高い。セックスの時の熱い肌とはまた違う。僕は彼が心配になった。
殺そうとした相手の身体を慮るのをどうか笑わないで欲しいが。

今はただ彼に浸りたい。僕はそんな想いでいっぱいだ。
彼のお願いならなんだって聞く。
するとーー差し出されたのは指輪だった。もう血は付着していない。彼は大切に大切にしっかりそれを握っていたようで、掌が汗ばんでいる。

「何度だってプレゼントするよ。
僕が指輪を贈る人は君しかいない。
君だけなんだから……。」

(34) 2023/11/17(Fri) 23時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

みんなが見ているが構いはしない。恥ずかしいなんて全く思わなかった。

彼の掌を下から支え。指先に愛の証である指輪を嵌める。
キラリ、と光るその輝きに僕は目尻を緩めて微笑んだ。

彼も僕に溢れる愛と決意を語ってくれる。順番は最早重要ではない、と感じた。

潤んだ目尻に唇を充てる。涙の一滴すら溢すのは惜しい。
彼の体液のすべてを飲み干したい。なんなら噴き出す血ですらも。

幾度も求め、重なり合う。
唇と唇で交わす想い。伝わる、確かなもの。

(35) 2023/11/17(Fri) 23時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

真面目な彼は熱がある状態でちゃんとアドバイス出来るかなんて心配している。

そんなのは杞憂だ。
彼はきっと的確に状況を見抜くと僕は信じているから。
たとえ間違えたとて、二人で考えたらきっとリカバリーは可能だ。

「大丈夫。君を信じているから。

ーー誰よりも、何よりも。」

心からの言葉を送った。

敵は目の前にいるが、何の恐怖もない。
僕は独りじゃないんだ。

(36) 2023/11/17(Fri) 23時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

僕は康生の椅子である病院ベッドに並んで座る。不安定なyogiboに座るのではなく膝に載せる。彼との手はしっかりと繋いで。

そして目の前に広がるスクリーンを見据えた。

今までの千映戦、大和戦と同じように敵ロボットは僕らの学校近くに出現した。

学校は休校が続いており生徒はいないはずだ。近隣にも避難勧告が出ている為、辺りは無人に近い。

それでも、下手な戦いをしたら学校や周囲の建物は倒壊するだろう。

まず僕もパイロットになったみんながそうしてきたのに習い、敵ロボットの形状を確認する事にした。

全体像からの印象を簡単に述べるなら火星人……よく漫画に出てくるタコみたいなアレを連想させる。

頭かと思われる部分は半円形で、その周りを帽子のつばのようなものが囲う。

(37) 2023/11/17(Fri) 23時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

つばからはまっすぐにカーテン状の覆いが下に延びていて、一見マントというか服を纏っているかのようであった。

ちなみに色は頭もカーテン部分も真っ黒だ。

戦闘の勝利条件は”コアの破壊”である。
あれがアストロと同じように人型と考えるなら、一見頭部っぽい頂上の半円がコアのようにも思えるが。

「コウ、あの形状から敵の攻撃方法や武器を予想出来る?
コアはどこだろう?」

彼は今までの戦闘にて溢れる知識と臨機応変な判断を披露して戦闘を助けてきた。

その知恵を借りたい。

ちなみに僕らのロボット名であるが、千映が提案したアストロという名前が浸透している。

僕は”コウ大好きラブラブ号”といううっとりするほど格好いい名前を提案したが賛同を得られず。

大和は「乾戦の時だけその名前にしたらいい」みたいな優しい意見を言ってくれていた記憶がある。

(38) 2023/11/17(Fri) 23時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

だから、僕はその名前でロボットを呼んでもいいわけだが、きっと康生が恥ずかしがると思って黙っていた。

でも心の中では呼んでおこう。

行くよ、コウ大好きラブラブ号!

僕と康生が敵についてなどを話し合っている間、向こうのロボットもじっと動かず静かにしている。

僕は密かに”コアはコックピットであり、向こうのコアに敵のパイロットが乗っているのでは”と予想を立てている。

戦闘に勝利する事はすなわち、そのパイロットを殺すに同義だと。

以前の僕なら人を殺めるという事に強く抵抗を示した。
だが、今の僕は康生の為に闘うという目的がある。

彼のためなら僕は人を躊躇いなく殺せる。
何人だろうと。どんな残虐な方法でも。

(39) 2023/11/17(Fri) 23時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

命の価値は等しいとよく人は言う。だが本当にそうだろうか?
僕の価値なんて、大和はそんな事ないと慰めてくれたがごみ屑同然だし。

康生より尊いものなんてこの世に存在しない。

その命を一度奪う決意をした僕にはもう怖いものも、躊躇いもないのだ。

暫く睨み合いのような状態が続く。

僕は気付いた。そも、アストロは僕の思い通りに動くのか。
大和戦の時は最初アストロは全く動かなかったりした。

試して見た方がいいかも。

「一歩、踏み出せ……」

声に出してハッキリ命令した方がいいのも履修済だ。
そして僕は脳内にアストロが細い脚を踏み出す様をイメージする。

(40) 2023/11/17(Fri) 23時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

コックピットに振動が走る。
画面を見るとアストロが一歩脚を踏み出している。

「動いた……動いたッ!」

まだ戦闘は何も始まっていないが僕はそれだけで歓喜の声を上げる。
コウは何か言うだろうか。

しかしそんな喜びも束の間だった。アストロの一歩を攻撃開始と認識したのか、敵も動き出したからだ。

正直カーテンの中がどうなっているのか、カーテンが硬いのかすら全くわからなかったのだが、敵の移動で1つ判明した事がある。
カーテンの下、地表との隙間に脚の爪先らしいものが見えたのだ。
敵はそれを踏み出し、アストロとの距離を詰めた。つまり双方が一歩ずつ近付いた訳である。

「何をしてくる気だ……?
よし、攻撃してみる!
アストロ、右手の爪を伸ばせ!敵の真ん中あたりを狙え!」

(41) 2023/11/17(Fri) 23時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

あれが人型ならば胴体あたりを指示した事になるか。

アストロは僕の言う通りに腕を伸ばした。先端は爪と言うよりは細長い鎌のような。
それをカーテンに突き刺そうという行動だ。

敵は避けるか?いや、移動はしない。その代わりーー

「なッ」

ただ垂れ下がっていただけのカーテンが、いきなり高速回転を始めたのだ。ギューンという凄い音がする。カーテンの裾は広がり敵ロボットの二本のスネらしきものが見えた。

ぐるぐる回転するカーテンは爪を弾き返す。キィン!と金属と金属がぶつかるような甲高い音。

「腕を戻せ、下がれ!」

攻撃が失敗したら隙が出来る。アストロに後退を指示した。
すると敵ロボットのカーテンは回転を止め、また元の形状に。

(42) 2023/11/17(Fri) 23時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「あのカーテンは装甲と言うか、覆いみたいなもの?
コウ、どう思う?
あれをまず破る必要があるのかなーー」

ゆっくり話す時間はないだろうが、僕は康生の意見を求めた。*

(43) 2023/11/17(Fri) 23時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/17(Fri) 23時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/17(Fri) 23時頃


─IF 瑠璃川珊瑚からの連絡─

[康生の頼みを、瑠璃川珊瑚は引き受けてくれた。実際に、七尾千映は彼女の存在に助けられた事だろう。私達がそれを確かめる時間は、残念ながら殆ど無かったが。彼女は瑠璃川珊瑚へ「大丈夫」と答えたし、両親が生きる世界を守る為に立派に戦い抜いた。]

[康生は、瑠璃川珊瑚と乾恵一が自分を含む恋愛話をしてるだなんて想像もしてないだろう。自分の存在が乾恵一にとって其処まで大きいものだと、この時点では自覚していなかったのだから当然だ。]

『や。縁士だってきっと、内心では悔やんでるよ』
『俺がぶっ倒れちまったりしたから、表に出し損ねちまったとかじゃねーかな?』
『縁士は、元々誘われた側ってのもあるかもだし』
『本郷もだけど、しっかりしてるけど実は……ってパターンもあるかなって、俺は思ってる』

[彼女が疑惑を溢した時点では、これが康生の本音だった。私も、本郷真弓と天道縁士は天文部の部員だった訳ではないから、誘われたという意識の方が強いのではないかと考えていた。そうでなくとも、心の内を秘めるタイプの子だからではないかと。 ──椅子を見るまでは。]



『怒らねーよ』
『瑠璃川が最後になった時、戦えないかもってんならさ』
『それまでに俺、なんとかならないか試してみる』

[そう返した康生が胸に手を当てていた事を、彼女は知らないだろう。何処かでそうだったのよりも少し早く、康生はこの段階で補充パイロットについて考え始めていたのだ。私達は、自死すれば交代出来るという情報を既に得ていたのだから。]


─IF 大和命戦とその後─

[大和命が瑠璃川珊瑚の為に戦ったのは、明白だった。最期に口付けを交わしていたのだから、恋愛事に鈍い康生でも察せた筈だ。]

[私達のものではない地球の知らない街で、彼は命を落とした。にも拘わらず周囲に被害を出さない様にしていたのだから、立派なものだ。元より人間が余程出来ているのか、或いは瑠璃川珊瑚がそれだけ彼の支えになっていたのだろうか。確かめる術は、もう無い。康生は静かに、乾恵一の手を握り返した。参列出来る物であれば、葬式に足を運んだりもしたかも知れない。“家族”葬であれば、お邪魔する様な無粋はしないが。]

[それから一ヶ月と少し。初戦以外に校舎へのダメージも無かったから、日暈学園は授業を再開していた。だが、瑠璃川珊瑚は姿を見せなかった。]

『瑠璃川、調子どう?』

[偶に、そんなLINEを瑠璃川珊瑚へ送っていた。「心配ですにゃ……」と書かれた猫のスタンプを添えて。返信が有ろうと無かろうと、どうしているのか気に掛け続けただろう。そういう子だから。]


─IF 瑠璃川珊瑚戦─

[そしてとうとう、瑠璃川珊瑚が戦う日が来た。彼女の座る椅子は私にとっても見慣れた物で、だからこそ疑問に思った。彼女は、どうしてそれを“自分の椅子”と定めたのだろう──と。]

[康生がずっと入院していたから、手続その他で、似た椅子に腰掛けた時間は相応にあるつもりだ。だが、座り心地も悪く落ち着く訳もない其処は、自分の居場所とは到底思えなかった。瑠璃川海星が医師だとは知っているが、それでも違和感は残った。それ程までに、彼女にとって父親の存在は大きいのだろうか。或いは、別の理由が在るのか?]

[大和命と同じく、彼女はアウェイで戦う事となった。大和命で“アウェイ”を知った康生はハロに追加で幾つか質問を行い、私達が戦う相手が同じ人間だと確信を得るに至った。相変わらずの説明下手気質と、士気を下げるべきではないとの判断から、やはり誰にもそれを伝えなかったが。]



ッ、……!

[判断が裏目に出たのは、言うまでも無い。彼女はこの土壇場で、敵が何なのかを知ってしまった。真っ白な顔で、骨壺を抱いたまま蹲る。身体的事情のせいで、嘔吐する者に康生は近付けない。ベッドに座ったまま康生は呟いた。]

……焦らなくていい。まだ時間はあるから。
48時間以内に決着が付けばいい。そうだろ?

[機体を動かせなかった場合も、コックピットから逃げた場合も、勝利条件は変わらない筈だ。だが、48時間というのはあまりに短い。彼女を落ち着かせる事は出来たとしても、数十億の中から一人のパイロットを見つけ出して殺すにはあまりにも────]

探す必要なんて、ないしな。

全員……殺せばいい。
俺らが勝てば、どの道死ぬ人達なんだから。

[……康生らしからぬ発言だと、聞いた誰もが思っただろう。だが康生にとって、これは“自分が告げなければならない事”だった。天道縁士が未契約者だと知っているから。瑠璃川珊瑚が、天道縁士に不審を抱いたのを知っていたから。天道縁士がその案を口にしてしまう前に、自分が提案しなければならないと判断したのだ。]



……けど、瑠璃川がしなくてもいいんだ。
すげえ酷い話になるけど……。
死んだら、パイロットは交代できる。

[感情を無理矢理押し殺した、静かな声で康生は語る。]

──瑠璃川に限らず、さ。
「んなことするなら死んだ方がマシ」だってんなら
文字通り、そうやって逃げてくれていいんだ。

[逃げたい者が全員死という形で逃げ出せば、いずれは私か康生の番が来る。そうなれば自分がするからと、そう言ったに等しい。二席分を占めているのだから、当たる確率が相応に高いというのも計算の内だろう。]

[柊木康生は大和命ではないから、そんな道しか示せなかった。*]


【人】 学園特警 ケイイチ

──コックピット/僕の闘い──

「痛くないよ、大丈夫。」

処置が早かったからかもしれない。失明は当然免れなかったが。たまに奥が疼くように感じもしたがそんなの、彼が乗り越えていた痛みや苦しみに比べたら。

僕はもっと苦しんで然るべきだ。彼をあんなにも至り傷付けたのだから。

そうか……彼もまた、こういう気持ちだったのか?

漸くこの時僕は、彼が何故僕の自宅ですべてを受け入れたのかを知る。

(51) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

僕の”共に生きたいと願って欲しい”という望みを叶えられず、僕を深く傷付けたと考えた彼はーー罰が欲しかったんだ。

もし彼が僕の事なんかどうとも思っていなかったらそんな風には考えない。

つまり彼は、僕を……。

僕の片目も、ある意味の彼への贖罪である。
僕は「熱は慣れっこ」みたいに強がる彼の額を軽くコツン死。無理するなよと言い添えた。

僕は彼の死を望んだ。
しかし、もし僕が戦闘中に彼が体調を崩すなり倒れるなりしたら闘ってなどいられなくなる。

僕の性格をよく把握し尚且つ聡明である彼はそれをよくわかって入るのだろう。

きっと彼はどんな高熱に犯されても歯を食い縛る。
僕に脚を折られた時のように。

彼は強い。僕はーー弱い。
でも僕らは1つだから。

(52) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

きっと、負けはしない。

(53) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「平安時代の女の人?ああなんか、編笠みたいの被っているやつか。薄いヴェールがついてるよな。

下は着物だけど旅支度みたいな感じの。」

水戸黄門だののドラマで見たことがある。とはいえ、その姿にどういう意味があるかはまだ不明だ。

「そうだね。まるで隠すみたいにしてるもの。

あ!マジックでさ、助手の女の人が身体をすっぽり覆うマントを着てたりするよな。
あれっぽくもある。

下はセクシーな下着みたいな格好で。」

ロボットがセクシーな格好を?
ちょっと想像つかない。
セクシーコマンドーの使い手だろうか……すごいよマサルさん。

「布の下か……見えたら手の内がばれちゃうもんな。
頭っぽいけどそこがコアとは限らない、僕もそう思うよ。
わかった、ありがとう、……愛してる。」

(54) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

愛してるは必要ない局面だか、息を吐くように言った。

恐らくみんなは呆れ果てて既に僕たちに話しかけるのを諦めたろう。
そも、僕は敵ロボットと康生しか見てないし声も聞こえないからそれでいい。

愛してるなんて言ったから?
彼は僕らのロボット名について訊ねる。

「……ッ!……」

ドキリ。あの時彼は入院中でミーティングにいなかった。
だから知らないんだ、あの神々しいまでに素晴らしい、もし世間に広がるなら今年の流行語大賞ノミネート間違いなしの感動的な名前を。

大和は何故彼にそれを告げたのだろう。気遣い?

「いやあの、そんな恥ずかしいとかじゃないよ?

みんなの士気を高める名前を僕なり考えた結果だよ!
恐らくみんなだって聞いた瞬間感動にうち震えたはずだ!
みんな黙りこくったし。」呆れただけである。

(55) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「コウ……コウ大好きラブラブ号。

これは別に僕だけの想いじゃない、珊瑚も大和もみんな、君が大好きなんだから……!」

今の彼は僕にぞっこんだけど、この名前には引くのだろうか。
それとも照れるのか、喜ぶのか。わからない。

敵ロボットが動かないのは空気を読んだ結果か。いやそんな馬鹿なことはないが、兎に角戦闘はすぐには始まらなかった。

僕がアストロを一歩動かすと彼が褒めてくれた。
そんな些細が何よりも嬉しい。
野球だって、兄や両親が褒めてくれたから始めたんだ。
そんな事をふと思い出す。

敵ロボットに脚があることが判明し、アストロの攻撃は跳ね返されたが少し情報が得られた。

「確かに回転中は、カーテン以外の部分は無防備かもだね。

うん、わかった、やってみる!」

(56) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

防御と攻撃は同時に不可能。ならばこちらが攻撃し防御回転をさせ、すぐにまた攻撃したらいいと僕は考えた。

幸いアストロも人型。腕らしきものは二つあるから、左→右と動かせばいけるか。

左はわざと一撃目同様カーテン狙いで、右の二撃目は頭部を狙う。コアは頭部ではないだろうが、脚よりは当たりやすいと思うし攻撃が当たれば何かしらの突破口が開けるはずーー

「アストロッ!左で胴体、右で頭だッ!」

僕の命令をアストロは瞬時に理解し動く。
先程弾かれたのと同じ動きを繰り返すのは判断しているわけではなく、機械だな、という感じだが。

(57) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

向こうは回転を始め爪を弾く。だがここからが違う。
アストロは右手を振り上げてーー

傾いた。

「わあッ!」

ぐらりと右側に肩が落ち、アストロは片膝をつく。
ドシンッ!地震のような揺れ。

僕は咄嗟にコウを抱き締める。
正直ベッドの手摺に掴まった方が安全な気がするが。

「大丈夫か?!」

アストロより彼を心配する。
しかし勿論、ゆっくりいちゃつく暇はない。

敵が動いたからだ。

(58) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

追撃がなく、アストロが体勢を崩してチャンスが出来たと見られたか。

無防備なアストロに何が向かってくるのかーー 

麦わら帽子のようにこんもりとした半円形の頭が、二つに割れて開く。
プラネタリウムの展望台の頂上みたい、と思う暇があったのは、そこからすぐに攻撃が来なかったからだ。

「え?」

拍子抜け。頭が割れてそこにあったのは……

スピーカー?拡声器?
勿論ロボットの大きさから考えると戦車ぐらいの大きさか。

(59) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

そこからミサイルが出てくるという形状にも見えない。

「あれは?!」

コウだって何が起こるかわからないだろうが僕は無意識頼る。そして僕は肝心なすべき事を忘れている。

立ち上がる、という事を。

アストロは勝手に闘ってはくれない。僕がしっかりしなくては。

もしコウが指示してくれるなら建て直せるかもだが。

どちらにしろ僕らはもたついた。
そして敵はーー

それは外にいたなら、生身の人間には騒音と呼ぶレベルなのかもしれない。

(60) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

たとえるなら調べ。
軽やかで美しい音楽。

クラシックだろうか。
オーケストラ?ピアノ?

僕は音楽に詳しくないが荘厳でありながら穏やかな音色が耳に入る。

「なんだこれッ……コウ、聴こえる?なんだ、曲か?」

彼がクラシックや讃美歌に知識があれば『主よ人の望みの喜びよ』という曲であるのがわかるかもしれない。

戦闘に似つかわしくない雰囲気に戸惑う。音が流れたところでなんのダメージもないからアストロは立ち上がった。

(61) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

     ーー、……恵一。

「……?誰?」

名を呼ばれた、確かに。僕はキョロキョロする。しかし康生は僕の言った意味がわからないような顔をした。

     恵一……駄目よ、危ないって言ったでしょ。

「危ないって?お前は誰だッ」

声は女性だ。何処か懐かしい響き。

     ……貴方はどうしてそうなの?
     お兄ちゃんが作業している時に、
     傍にいたら駄目って言ったでしょ……?

(62) 2023/11/18(Sat) 11時頃

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