6 【突発RP】バレンタインの敗者たち【R18】
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そわなことは…
[自分には瑠璃さんと高田さんの事はよく分からないから、迂闊に口は挟めない。ただ、あまり卑下してほしくはないな、と思っただけ。
何も言わずに、瑠璃さんの中に向けて腰を押し進める]
瑠璃さん、入って、るっ…?
[直には自分の股間が見えないから、熱いのが興奮のせいか、瑠璃さんの中に包まれているからかわからない。
それでも瑠璃さんの声と音と、熱いだけではないぬめったものに包まれる感じで、中に分けいっているのがようやくわかる]
好きに動くっていっても、ここ…狭いから…
[瑠璃さんの中が、ではなくネットカフェの個室が。うまく動けず、瑠璃さんに密着したままクッションに体を押し付けさせるようにして体にしがみつく。二度、三度腰を動かしても最初はうまく動けているのかわからず、気持ちいいのかどうかよくわからない。
ただ、確かに熱くて湿った中に包まれているのはわかった。そんな中]
キス…ですか?あ、はいっ!
えっと…すみません、キスとかも始めてなんです…こう?
[瑠璃さんに答えて恐る恐る、顔を近づけ、目を閉じて唇を触れあわせる。
舌を絡めるとかそんな余裕のない、触れあうだけの稚拙なファーストキスをようやくかわした*]
[こちら側はかなりキツく感じていた。
相手のものがより大きく感じられていたし、さほど経験もない。何より濡れているとは言えほぐしても拓いてもいなかったから、受け入れることは微かな苦痛を伴う程だった。
けれど、彼は違うらしい。
入れた事も疑問を感じてしまうくらいに。
嗚呼、自分が"そう"思っているだけで、彼には心地よさをあげられないのか。
緩い、と思われているのだろうか。
そんな不安がじわりと心の内側を蝕んでくる。
それを癒しくれるのが、キスだった。
触れ合うだけでも。
だから私はそっとキスを受け入れて目を閉じた。]*
[気持ちいいとか、そういう事を感じる余裕はなくて、彼女との行為を無駄にしたくない気持ちや、上手くやらないとという気負いが先だっているのは本当。
それに、この場は何もかも忘れて行為に没頭するにはあまり向かない。
だからなんとかぎこちなくも腰を動かせるようになって、本当に中に入って、狭い中に締め付けられているという感じが分かるようになってくるには結構時間ぎかかってしまったと思う。
うまく動けて、瑠璃さんに気持ちよくなってもらえてある自信はあまりなくて、ただ]
んっ。ちゅ……んっ。む…
[キスだけは自分のペースで、瑠璃さんの唇に一度、二度、触れあわせる。
触れあうとたまらなくなって、腰を動かすのも時々おろそかになるほどに、ぎゅっと抱き締めて、言葉も発さずにキスを何度も重ね続けていた*]
[気持ち良さよりは圧迫感。
悦よりは不安が強いこの行為。
それでも肌を合わせたくなったのは、自分に反応してくれたから。優しい子だから。そんな、自分勝手な理由から。
だからそこから逃げ出すように不安から目を瞑り、キスの感覚に身を委ねる。
腰がゆらめけばその度にくぐもった声が漏れた。
キスに答えるように唇を押しつけ、薄くそれを開く。
男子がどんなふうに初めてを迎えるかなんて知らなかったから、彼のしたいようにさせてあげたいと今は思っていた。
キスをしてくれた。それで、十分じゃないかと。
むしろ、奪ってしまったことを謝らなければならない。]
ん……。
[それでも、抱きしめてくれるから。キスをしてくれるから。赦された気になってしまう。
腕を伸ばしてギュッと抱きしめ返した。
じわ、と涙が滲んで目尻から一筋落ちていく。
ああ、気を遣わせてるな。
そんなことを、思ってしまった。]*
んっ…ちゅ。はあ…
[唇を押し付けられるのに応えて、何度も押し付ける。一度目は恐る恐るでも、何度も繰り返せばさすがに慣れる。温かさと瑠璃さんの匂いを感じながら、下着越しに肌の柔らかさを抱き締めあって感じる。]
泣いてる…?
[痛いのか、それとも気持ちの問題なのかわからない。
ただ目尻から落ちる涙に舌を差し向けてすくい取った。
そうしてまたキスに戻る。唇を開いて、軽く舌で触れ合ってもみた]
あ…なんか、擦れて、気持ちいい、かも…
[自分でしごくのとは勝手が違っていたけれど、何度も抜き差しすれば、少しずつ行為で感じる事がわかってくる気がする。温かく包まれて、動けば中が絡み付いてくるのもなんだかわかる。
だから突き込む腰は少しずつこなれてリズミカルになって、始めての行為に真剣になっていた*]
ん……、悲しくって、じゃ、ない……んっ。
[涙を舌先で拭われて、びくっと体がすくんでしまう。
けれど唇が開き、舌先同士を触れ合わせると背筋がゾクゾクと震えた。
部屋に響くのはキスを交わす小さな音と、荒い吐息。次第に抽送を繰り返す淫らな水音も立ってきただろうか。]
んんっ……ンッ、ぁ、よか……んっ!
ふっ、……んんっ、ぁ……。
[気持ちいいかも、でも。
感じてくれたことに安堵して微笑んだ。
役立たずのまま終わらなくて良かったと、奪うばかりで終わるんじゃ役で良かったと。
脚を彼の腰に絡める。
突き入れられる度に声が漏れて、内側を擦られることに此方も心地よさがじわじわと感じられてきた。
ひくく、と襞が震えて彼を締め付けるのがその証拠。
身を捩らせ、足先を跳ねさせる。
自分より、彼が気持ち良い初めてを迎えられたなら嬉しかった。]*
あ、はっ…瑠璃、さんっ…
[涙をこぼす様を見ているとなんとなくいたたまれなくなって、体を抱く腕に力がこもる。
舌先を触れあわせながら、お互いに息が吹きかかるほど近くで目を閉じて、何度も何度も唇をかわす]
ん、なんか、少しずつ気持ちよくなってきた、かな…
瑠璃さんっ……どう、かなっ…できてる?
[抜けないように気を付けつつも、少しずつ気持ちよさが分かれば足を絡められて密着したままなおも突いて、腰を振って。
気持ちよくなりたい、できれば気持ちよくなってほしい。
その気持ちだけで汗をにじませながらがむしゃらに。
パンパンと、リズミカルな音を立てて高みに昇っていくため、一心不乱に突いて、突き続けた*]
んっ、んうっ、ん……っ!
ぁ、渡く……っ!
[気持ち良くなるのは、達するまでいくのはきっと難しい。そこまで慣れていないのだ。
前戯で高められたわけでもないのだから当然だとは思う。それは仕方がない。今の行為で声は漏れるけれども、それと心地よさとはまた少し違う理由があるのだから。晒した胸だって触れられてはいない。彼は彼で夢中なのだろうし、控えめな胸に魅力が欠けるのだとしたら仕方のない話だけれども。
肌と肌が打ち合う音がするほど激しくがむしゃらに突き入れられて、その度に声が漏れて悩ましげに眉が撓む。
問いかけにこくこくと頷いて、少しずつでも気持ち良くなってくれていることに、最初から気持ち良くさせてあげられなかった申し訳なさを感じてキュッと内側に力を入れるよう試みる。
自分にとってはきついし、大きい。そうすればより苦しくなるけれど、彼に「そんなに気持ち良く無かった」と思われる方が嫌だった。
それは私のプライドでもあったし、彼に対する誠意でもあったと思う。]
瑠璃、さんっ…はあっ、……
[もっと時間をかけて触れ合いたい気持ちはあっても、この場では難しいと思う。服は着たままだし、人目や音を気にしながら。それでもがむしゃらなほどに腰を打ち付ければ、動くのにも慣れて、じわじわと快感は沸いて、吐精に近づいていく。
内側をきゅっと締め上げられて、少しきつく感じるようになった中が、一層強く竿に絡み付いてくる。
声が漏れるのを時々唇で塞ぎながら、どれくらい経ったかわからないくらい夢中で腰を振り続け、ようやく出していいと言われたら]
[一生懸命動いてくれる彼がなんだか愛おしい。
気持ち良くなってくれているんだとホッとする。
だからギュッと抱きしめ、彼がそれまでの動きと違う動きを見せたときにも離さなかった。
自分の奥底、満たされる熱。
その瞬間ぎゅっと目を閉じて彼を感じていた。
はあ、はあ、と呼吸がどうしても荒くなる。
吐精が少し落ち着いたように思えた頃、そっと彼に唇を寄せた。]
は……、ん、……ありがと、渡くん。
……もっと上手に、誘いたかったんだけど……。
[何というか不器用で、がむしゃらで、カッコ悪かったと思う。
普通にデートもしたかったし、でも、だけど。]
……これから、どうしよ?
[まだ繋がったまま、そんなことを尋ねた。
それはこの事後のことでもあったし、
この日のデートのことでもあったし、
これから先の自分達の関係のこと、でもあった。]*
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