4 【突発R18】痴☆電車
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[食事を終え、陽子を連れてきたのはレストランと同じホテルの一室。 スイートとはならないが、そこそこいい部屋で、窓からの景色もなかなかのもの。
部屋に入れば、陽子を抱き寄せて唇を重ねた。 甘い口付け、緩やかな触れ合い。 まるでる恋人のように。
だが、恋人ごっこもそこまで。 陽子に触れ始めればそれはいつもの指さき、いつもの手つき。恋人の交わりなど知る由もない。 だから、あとはいつものように陽子を昂らせていくだけ。]
(45) 飛行機雲 2021/01/29(Fri) 23時半頃
|
|
[キスをしたまま、両手で陽子の首筋をなぞる。 そらから肩と腕を撫でて、ゆっくりと降りていく手がお尻に触れる。
陽子の反応はどうか。
お尻を撫で、太ももを摩る指、服の上から胸を弄る手。陽子の体に触れる手が、早々に衣服を脱がしにかかる。]*
(-147) 飛行機雲 2021/01/29(Fri) 23時半頃
|
|
[それは、きっと初めてのことだった。 こうして関係を持ってから陽子が館本を、快楽を拒んだのは。 陽子の中で何かが変わりつつある。 そんな気配を感じてはいたが。
見つめる目の奥に何かがある。 陽子にとって館本の与える快楽よりも大事な何かが。
衣服を脱がせようとしていた手が陽子から離れる。]
(47) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 08時頃
|
|
わかった。 ……やめておこう。
[自分でも驚くぐらい冷えた声。 舞い上がっていたのは自分の方か。恋人の真似事なんて慣れないことをしたせいか、どうやららしくないことになっていた。
陽子から離れるとソファに座り、テーブルに置かれたシャンパンをグラスに注ぐ。]
今日は……楽しかったか?
[なぜそんなことを聞いたのか。 わからないまま、呷るようにして喉を潤した。]*
(48) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 08時頃
|
|
/* おはようございます。 案の定寝落ちしてました。 休日出勤なんて滅んで仕舞えばいいのに。
(-150) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 08時頃
|
|
[普通のデート。 何を勘違いしていたのか。 男にできることは女に快感を与え、その身を堕とすことだけ。洋子と出会った日、あの夜の女の子を思い出す。誰かに壊され堕とされた女。 やってることは同じ。
陽子はいい意味で普通だった。 快楽に溺れても、堕ちてさえいても普通のまま。 求める先はやはりそちらなのだ。
傲慢さ。 男は自分の傲慢さに自省する。]
(51) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 09時頃
|
|
今度……か。
[意図せず漏れた呟き。 歪んだ男が求めるものは普通ではない。今日のことも求めたのは普通のデートではなくらその先にあるもののはずだ。
陽子の内心を知らず、体の変化を知らず。 男はただ一人、己の歪みの中に沈んでいく。
思えばこの夜、すでに陽子は新たな命を宿していたのだ。 自分ではない、他の男の子を。]**
(52) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 09時頃
|
|
─ その日 ─
[土曜、男は混雑した電車に揺られていた。 気に入った女を見つけ、近づき行為に及んだ。 いつもの様に手技を披露し、何度も女をイカせ、締めに挿入というところで、男は躊躇した。 躊躇してしまった。
どうしたのかと問う女に、男は眉を顰めた。 気分が乗らない、そんなことは初めてだった。]
悪いがセックスは無しだ。
[散々痴漢し、散々イカせておいて、何を言うのかと自分でも馬鹿馬鹿しく思う。思うが。]
……好きな女がいるんだ。
(*15) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 11時頃
|
|
[小さく呟いた言葉。 その言葉がストンと腑に落ちた。 そうして電車を降りて街に降り立つ。 雑踏、人の流れのその中で、館本はスマートフォンを取り出した。]
『陽子か、俺だ。』
(58) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 11時頃
|
|
[所詮、恋人ごっこ。 寄せられた陽子の身体を抱き寄せて、ただそれだけで何もせず。
『好きです。』
その言葉が酷く虚しく思えた。 今更、普通など手に入るはずもない。 自分の歪みも欠陥も痛いほど理解している。
こうして恋人のような真似事をしていても、明日には他の女を痴漢しているのだ。 自身がそういう人間だということを男は理解している。]
(59) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 11時頃
|
|
[誘われた映画は観に行った。 暗がりで隣に座る陽子の身体を弄る。 感度のいい陽子の身体、だけど前とは違う。快感に身を震わせても、どこかブレーキをかけている。陽子は快楽に身を任せようとはしない。
後に理解する。 陽子はすでに他の男のものなのだと。
徐々に大きくなる陽子のお腹。 産休の申請に渋る部長に『問題になりますよ』と苦言を呈したりもした。
それぐらいはしてもいいだろうと思ったから。]
(60) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 11時頃
|
|
[そんなある日の夜。 妊婦とわかってからは出来るだけ残業する様なことにはならない様にしてきたが、どうしても陽子にお願いしなければならない仕事があった。
こうして二人で残業をするのも久しぶりのこと。
もちろん手を出すことはない。 二人の関係はすでに終わったもの。
だから、陽子が自分を呼ぶその呼び方が変わったことにすら気が付かなかった。
男はただ顔を上げ、笑わぬ係長の顔で陽子の方に視線を向けた。]*
(61) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 11時頃
|
|
……ありえない。
[そう、そんなことはありえない。 普通の人の一万分の一、医者からは自然妊娠はできないと言われた。それでもいい、普通の家庭を築くなんて不可能だと思っていた。 だから、出来るはずがない。]
ありえないんだ。 俺には……精子かほとんど存在しない。
[無精子、正しくは乏精子症と言うらしいが。 確かに全くのゼロということではないが、その確率は奇跡と呼ぶしかない。]
(66) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 13時半頃
|
|
[他の男の子、他の男に抱かれたのかと、そう問いただそうとして言葉が喉に詰まった。
信じられない、信じたい、そんな奇跡など起こらない、ここに奇跡が起きた。 様々な思いが男の顔に浮かぶ。 もはや自分がどんな顔をしているのかわからない。]
…………本当なのか?
[気づく。 頭をよぎる可能性や感情に、陽子を疑うものがふくまれていないことに。 疑ってない。 陽子が嘘をついているなんてことは欠片も疑っていなかった。]
(67) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 13時半頃
|
|
[椅背もたりに背を預け、ギシリと椅子が音を立てる。 なぜ、もっと早く言い出さなかったのか。]
……言わせなかったのは……俺か。
[歪んだ人間、痴漢という犯罪者。 父親という存在からはあまりにも程遠い、陽子の子の父親になれる様な人間ではない。 だからか。 陽子が父親を不要としたのは。]
(68) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 13時半頃
|
|
……必要なものは全て用意する。
[机に両肘をつき俯く顔を手で覆った。]
認知が必要なら認知もする。 養育にかかる費用も。 全て、何もかも……。
[ここまでの人生の中で、これほどに自分が真人間でないことを恨めしく思ったことはなかった。]*
(69) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 13時半頃
|
|
[ほうと大きくため息を吐いた。 何度目だろうか、陽子が自分のことを好きだと言ったのは。 痴漢とその被害者、それを普通のことに置き換えようとしているのだと、ずっとそう思っていた。思おうとしていた。 普通ではない自分が、普通の男女のようにはなれないと、普通ではないなのだからとそう思っていた様に。]
……部長への説明が難しいな。
[顔を上げて困った様に力なく笑った。]
(76) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 15時頃
|
|
[席を立って陽子の側へ向かう。 いつもの無表情でも、薄ら笑いでもなく、照れたような困ったような顔。]
陽子のご両親に挨拶もしないとな。 籍だけ入れて、式は落ち着いてからにしようか。 やることがいっぱいだな。
[溢れる涙を指で拭う。 こんな風に、陽子に触れたのは初めてだろうか。]
触ってもいいか? 俺の……俺と陽子の子に。
[思いもしない奇跡がここにあった。]*
(77) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 15時頃
|
|
/* この村って痴漢する村でしたっけ?(とぼける
(-152) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 15時頃
|
|
[お腹の内側から力強い衝撃。 びくっと手を引いてしまう。だけど、陽子が嬉しそうにしているから、恐る恐るもう一度触れる。]
わかる……のかな。
[父親が触れていると。 それとも母親を取られまいと威嚇しているのか。]
きっと、男の子だな。
[そう予想して、今まで陽子に見せたことない様な、穏やかな笑顔を向けた。]*
(80) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 18時半頃
|
|
さぁ……どうだろうな。
[答えをはぐらかして唇を塞いだ。 濃厚なキス、くちゅくちゅと互いの唾液が混ざり合う水音。]
……どうだと思う?
[一度に何でもかんでも飛び越えるのは難しい。 伝えられた奇跡を受け入れることで今夜は精一杯。 いつか普通の恋人の様に、いつか普通の夫婦の様に、愛を口にする日がくるかもしれないが、きっとまだそれは先のこと。]
(83) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 20時頃
|
|
[部長にはネチネチと責められた。 部下に手を出したこととか、孕ませておいて今の今まで認知してなかったのかとか、余りにも煩かったので『産休とりますよ』と脅しておいた。
陽子の両親には思い切り白い目で見られた。 お叱りは主に陽子の方へと向かったが、終始ニコニコと営業スマイルを貼り付けて見守った。 なお、その場での痴漢行為はやめておいた、もしも陽子のお腹が大きくなければ……という妄想だけにしておいて。
逆にうちの両親のことを聞かれれば。 『とうの昔に縁を切った』とだけ。]
(84) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 20時頃
|
|
[それから、痴漢はすっぱりとやめた。 いや、とうにやめていた。 陽子のことが好きだと自覚したあの時から、電車に乗っていても、女に視線をやることは無くなり、その手が他の誰かに触れることはなくなっていた。
未だ自身の歪みは強い。 だが、それも少しずつ普通になりつつある。 大切な妻と子が、真人間へと変えてくれる。
ふと、駅で見上げた智閑線の案内。 かつての居場所に二度と戻ることはないだろう。 そこは、洋子と出会った場所としてだけ記憶に残される。
ただ、それだけ────]**
(85) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 20時頃
|
|
/* 大事なところで名前の変換ミス。 すまないすまない。
(-157) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 20時頃
|
|
[慌てなくても大丈夫と言われて慌てずに済むのなら、世の中から慌てて失敗するような人間はいなくなる。 その知らせを受け、それでも務めて冷静に抱えている仕事を引き継ぐと、大慌てで病院へと向かった。
陽子は無事だろうか。 お腹の子は。 病院へ向かう間、悪いことばかりが頭をよぎる。
これまで真っ当に生きてきたとは言い難い。 その報いが、陽子や子に行くのではないかと。
そんな漠然とした不安ばかりが募っていく。 病院へ辿りついたとき、陽子の様子はどうだったのだろうか。]*
(89) 飛行機雲 2021/01/31(Sun) 09時半頃
|
|
/* お待たせしました。 疲れてバタンキューしてました。
(-159) 飛行機雲 2021/01/31(Sun) 09時半頃
|
|
[陽子の手を握りしめた。 かつてはあれ程に自信があった自慢のこの手も、今はこうしてただ握りしめることしかできない。
漏れそうになる本音を噛み殺す。 頑張らなくていい、子はまた作ればいい。 それがたとえ奇跡のような確率でも、陽子を失うことに比べれば。 子ができたから陽子との関係を変えたのではない、陽子への想いが変わったから父親に寝ることを決めたのだ。普通になることを決めた。
だけど、自分の無力感も、その不安感も全て押し殺して言葉を絞り出す。]
……頑張れ……
[祈るように、縋るように。 誕生の瞬間まで陽子の側に居続けた。]*
(91) 飛行機雲 2021/01/31(Sun) 11時頃
|
|
[我が子が腕の中にいる。 想像できないような確率を超えて生まれてきてくれた小さな命。 頬を触ろうとしたらキュと指を掴まれた。]
……陽子……見ろよ、指を掴まれた。
[今自分はどんな顔をしている? はっきりとわかることは、今まで一番幸せな顔をしているだろう。]*
(94) 飛行機雲 2021/01/31(Sun) 14時半頃
|
|
ああ……好きだ、陽子。
[いつからかそう素直に言えた。 何よりも誰よりも大切な二人。 いつまでも守り続けると胸に誓って、最愛の妻に口付けた。]**
(97) 飛行機雲 2021/01/31(Sun) 15時半頃
|
|
/* こちらこそずっと相手してくれてありがとう陽子さん。 逮捕されたり事故に遭ったりも考えましたが普通に幸せにりました。
(-163) 飛行機雲 2021/01/31(Sun) 15時半頃
|
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る